JP6132760B2 - 接続管離脱防止構造及びそれに用いられる離脱阻止具 - Google Patents

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本発明は、受口管部とこれに接続された挿口管部とを押輪により密封状態で締付け固定してある接続管離脱防止構造及びそれに用いられる離脱阻止具に関する。
この種の接続管離脱防止構造では、挿口管部に外装された状態で受口管部に締付け固定される押輪の一つとして、挿口管部の外周面に対して管径方向外方側から押圧する押込み操作可能な抜止め手段を装備した押輪が用いられている。
この押輪に装備される抜止め手段の代表的なものとしては、押輪の周方向の複数個所に、挿口管部の外周面に喰い込み可能な押圧ボルトを、それの操作部である六角頭部が押輪の外面側に管径方向に沿って突出する状態で装着してある抜止め手段、或いは、押輪の周方向の複数個所に、挿口管部の外周面に喰い込み可能な抜止め爪と、この抜止め爪を管径方向内方に向かって喰い込み移動させる押圧ボルトとを、押圧ボルトの操作部である六角頭部が押輪の外面側に管径方向に沿って突出する状態で装備してある抜止め手段が存在する。
この抜止め手段を備えた押輪では、管内での水圧や水流による動圧によって管路の屈曲部側に位置する受口管部と挿口管部とが離間移動することを、抜止め手段による挿口管部の外周面への押圧作用によって抑制することができるものの、地震等による大きな外力による受口管部と挿口管部との離脱移動を阻止するまでの耐震性能は有していない。
そこで、接続管離脱防止構造の耐震化を図る手段として、挿口管部の外周面に対して管径方向外方から脱着操作可能な状態で締付け固定される分割構造の環状締付け装着体と、当該環状締付け装着体の周方向複数個所から押輪に装備されている抜止め手段の操作部の管径方向外方側を通して延設され、且つ、受口管部の被係合部である連結フランジに対して管径方向外方から係合可能な係合体とを備えた離脱阻止具を装着することが提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開平11−311379号公報 特開2007−292268号公報 特開2013−68311号公報
従来の接続管離脱防止構造では、押輪と離脱阻止具との協働による離脱阻止作用によって受口管部と挿口管部との管接続部における耐震性能を高めることができるものの、離脱阻止具の係合体が、押輪の外面側に突出する抜止め手段の操作部に対して管径方向外方側を迂回する状態で受口管部の連結フランジ側に延出する必要があるため、離脱阻止具が管径方向外方側に張り出して大型化し、受口管部と挿口管部との管接続部の近傍に他物が存在する場合には使用することができなくなる可能性がある。
また、離脱阻止具の小型化を図る手法として、例えば、特許文献3に示すように、離脱阻止具の環状締付け装着体と複数の係合体とをボルト連結可能な状態で分割構成し、分割された各係合体に、抜止め手段の操作部が管径方向から入り込み可能な貫通孔を形成し、分割された各係合体を、それの貫通孔内に抜止め手段の操作部が入り込む重合位置で環状締付け装着体にボルトで締付け固定する方法が提案されている。
しかし、この方法では、離脱阻止具の小型化を図ることができるものの、離脱阻止具を装着する場合、挿口管部の外周面に締付け固定された環状締付け装着体に、分割された各係合体をそれの貫通孔内に抜止め手段の操作部が管径方向から入り込む重合位置に保持した状態でボルトにて締付け固定する必要があるため、離脱阻止具の装着に多大の手間を要する不都合がある。
しかも、環状締付け装着体と複数の係合体との分割構成によって構造の複雑化、製造コストの高騰化を招来するばかりでなく、離脱阻止具の離脱阻止性能の低下を招く不都合がある。
本発明は、受口管部と挿口管部との管接続部の近傍に他物が存在する場合でも、他物が存在するのは一般に管接続部の全周の一部であり、離脱阻止具全体を小型化しなくても他物を回避することが可能であることに着目して為されたものであって、その主たる課題は、離脱阻止具の構造の簡素化、製造コストの低廉化を図りながら、高い離脱阻止性能を維持した状態で離脱阻止具を合理的に小型化して、接続部の全周の一部に存在する他物を容易に回避し得る状態で離脱阻止具を簡便に装着することのできる接続管離脱防止構造及びそれに用いられる離脱阻止具を提供する点にある。
本発明による第1の特徴構成は、受口管部とこれに接続された挿口管部とを密封状態で締付け固定する押輪に、前記挿口管部の外周面に対して管径方向外方側から押圧する押込み操作可能な抜止め手段が装備されているとともに、前記挿口管部の外周面に対して管径方向外方側から脱着操作可能な状態で締付け固定される分割構造の環状締付け装着体と、当該環状締付け装着体の周方向複数個所から押輪の外側を通して一体形成状態で延設され、且つ、前記受口管部の被係合部に対して管径方向外方から係合可能な係合体とを備えた離脱阻止具が設けられている接続管離脱防止構造であって、前記離脱阻止具には、前記抜止め手段の操作部が入り込む貫通孔又は凹部が形成されており、前記被係合部が、前記押輪が管軸芯方向から締結手段で締付け連結される前記受口管部の連結フランジであり、当該連結フランジに係合する前記係合体の先端係合部のうち、前記締結手段に対して相対向する部位には切欠き部が形成されている点にある。
上記構成によれば、離脱阻止具を構成するにあたって、挿口管部の外周面に締付け固定される分割構造の環状締付け装着体の周方向複数個所に、受口管部の被係合部に対して管径方向外方から係合可能な係合体を一体形成状態で延設することにより、離脱阻止具の構造の簡素化、製造コストの低廉化を図ることができるとともに、高い離脱阻止性能に維持することができる。
しかも、離脱阻止具には、抜止め手段の操作部が入り込む貫通孔又は凹部が形成されているから、離脱阻止具の装着対象の管接続部の全周の一部に他物が存在する場合でも、この他物に対向する部位に貫通孔又は凹部を配置することにより、他物と干渉することなく離脱阻止具を管接続部に確実、容易に装着することができる。
さらに、受口管部の連結フランジに対して離脱阻止具の係合体の先端係合部を管径方向外方から係合する際、係合体の先端係合部が、受口管部の連結フランジと押輪とを管軸芯方向から締付け固定する締結手段と干渉することを切欠き部で回避することができ、離脱阻止具の装着作業を確実、容易に行うことができる。
したがって、受口管部と挿口管部との管接続部の近傍に他物が存在する場合でも、他物が存在するのは管接続部の全周の一部であり、離脱阻止具全体を小型化しなくても他物を回避することが可能であることに着目した上述の改造により、離脱阻止具の構造の簡素化、製造コストの低廉化を図りながら、高い離脱阻止性能を維持した状態で離脱阻止具を合理的に小型化して、管接続部の全周の一部に存在する他物を容易に回避し得る状態で離脱阻止具を簡便に装着することができる。
本発明による第2の特徴構成は、前記離脱阻止具の前記係合体のうち、前記環状締付け装着体の各分割締付け装着部の周方向中央側部位に位置する係合体のみが、それの中間部位を前記抜止め手段の操作部と管径方向で重合させた位置に配置され、この重合配置される係合体の中間部位には、前記抜止め手段の操作部が入り込む貫通孔又は凹部が形成されている点にある。
上記構成によれば、環状締付け装着体の各分割締付け装着部の周方向中央側部位に位置する係合体のみ、それの中間部位を抜止め手段の操作部と管径方向で重合する分だけ管径方向内方に入り込み配置することができるから、離脱阻止具の装着対象の管接続部の全周の一部に他物が存在する場合でも、この他物に対向する部位に分割締付け装着部の周方向中央側部位の係合体を配置することにより、他物と干渉することなく離脱阻止具を管接続部に確実、容易に装着することができる。さらに、挿口管部の外周面に対する環状締付け装着体の各分割締付け装着部の装着操作方向と、各分割締付け装着部の周方向中央側部位の係合体の中間部位に形成されている貫通孔又は凹部に対する抜止め手段の操作部の入り込み方向とが同一又は略同一であるから、貫通孔又は凹部を簡素な形状に構成することができるとともに、環状締付け装着体の各分割締付け装着部を従来と同様な手順で簡単に装着することができる。
本発明による第3の特徴構成は、前記環状締付け装着体の各分割締付け装着部における少なくとも周方向中央側部位と周方向端側部位には、前記係合体が一体形成されているとともに、前記各分割締付け装着部の周方向端側部位に位置する係合体の中間部位が、前記抜止め手段の操作部よりも管径方向外方位置に配置されている点にある。
上記構成によれば、各分割締付け装着部の周方向端側部位に位置する係合体の中間部位が管径方向外方に張り出すものの、例えば、この周方向端側部位に位置する係合体の中間部位に抜止め手段の操作部が分割締付け装着部の脱着操作方向から入り込む歪な貫通孔又は凹部を形成する場合に比して、離脱阻止具の所定の離脱阻止性能を確保しながら当該離脱阻止具の脱着操作を確実、容易に行うことができる。
本発明による第4の特徴構成は、前記分割締付け装着部の周方向中央側部位に位置する前記係合体の中間部位の幅が、前記分割締付け装着部の周方向端側部位に位置する前記係合体の中間部位の幅よりも大に構成されている点にある。
上記構成によれば、分割締付け装着部の中央側部位の係合体の中間部位に、抜止め手段の操作部が入り込む貫通孔又は凹部を形成しながらも、複数の係合体の中間部位の隣接間には、係合体の先端係合部側に比して制約を受けない空間が存在し、この空間を利用して周方向中央側部位の係合体の中間部位の幅を大に構成することにより、離脱阻止具の離脱阻止性能を向上することができる。
本発明による第5の特徴構成は、受口管部とこれに接続された挿口管部とを密封状態で締付け固定する押輪に、前記挿口管部の外周面に対して管径方向外方側から押圧する押込み操作可能な抜止め手段が装備されているとともに、前記挿口管部の外周面に対して管径方向外方から脱着操作可能な状態で締付け固定される分割構造の環状締付け装着体と、当該環状締付け装着体の周方向複数個所から押輪の外側を通して一体形成状態で延設され、且つ、前記受口管部の被係合部に対して管径方向外方から係合可能な係合体とを備えた離脱阻止具が設けられている接続管離脱防止構造であって、前記離脱阻止具には、前記抜止め手段の操作部が入り込む貫通孔又は凹部が形成されており、前記環状締付け装着体の各分割締付け装着部の内側面には、前記係合体の基端部に連続して管軸芯側に延びる補強部が一体的に隆起形成されている点にある。
上記構成によれば、係合体の基端部に連続して分割締付け装着部の内側面の管軸芯側に延びる状態で一体的に隆起形成される補強部により、離脱阻止具の離脱阻止性能を一層向上することができる。
本発明による第6の特徴構成は、前記環状締付け装着体の各分割締付け装着部には、前記受口管部と前記挿口管部との相対離脱移動に伴って当該挿口管部の外周面に喰い込み移動する第2抜止め部材が設けられている点にある。
上記構成によれば、挿口管部とこれの外周面に管径方向から締付け固定される離脱阻止具の環状締付け装着体との相対移動を、各分割締付け装着部に設けた第2抜止め部材による挿口管部の外周面への喰い込み移動によって一層効果的に抑制することができ、受口管部と挿口管部との相対離脱移動を阻止する離脱阻止具の離脱阻止性能を一層向上することができる。
本発明による第7の特徴構成は、前記環状締付け装着体が、管軸芯を通る管径方向の分割面で二分割された一対の分割締付け装着部から構成され、前記両分割締付け装着部の周方向中央位置には、前記貫通孔又は凹部を備えた前記係合体が一体形成されている点にある。
上記構成によれば、第1の特徴構成で述べた作用・効果に加えて、挿口管部の外周面に対する環状締付け装着体の両分割締付け装着部の装着操作方向と、両分割締付け装着部の周方向中央位置の係合体の中間部位に形成されている貫通孔又は凹部に対する抜止め手段の操作部の入り込み方向とが同一であるから、貫通孔又は凹部を簡素な形状に構成することができるとともに、環状締付け装着体の各分割締付け装着部を従来と同様な手順で簡単に装着することができる。
本発明による第8の特徴構成は、受口管部とこれに接続された挿口管部とを密封状態で締付け固定する押輪に、前記挿口管部の外周面に対して管径方向外方側から押圧する押込み操作可能な抜止め手段が装備されているとともに、前記挿口管部の外周面に対して管径方向外方から脱着操作可能な状態で締付け固定される分割構造の環状締付け装着体と、当該環状締付け装着体の周方向複数個所から押輪の外側を通して一体形成状態で延設され、且つ、前記受口管部の被係合部に対して管径方向外方から係合可能な係合体とを備えた離脱阻止具が設けられている接続管離脱防止構造であって、前記離脱阻止具には、前記抜止め手段の操作部が入り込む貫通孔又は凹部が形成されており、前記挿口管部の外周面に対する前記環状締付け装着体の装着面のうち、前記係合体の延設側とは反対側となる管軸芯方向の一端部側の装着面部分が、管軸芯方向の他端部側の装着面部分よりも大径に形成されている点にある。
上記構成によれば、例えば、挿口管部がエルボ管の一端側管部である場合において、環状締付け装着体の装着面のうち、管軸芯方向の一端部側に形成された大径の装着面部分の分だけエルボ管の屈曲管部の屈曲開始位置を受口管部側に寄せることが可能で、屈曲形状の異なる各種のエルボ管の挿口管部に対しても有効に適用することができる。
本発明による第9の特徴構成は、上述の第1〜第8の特徴構成のいずれか一つに記載の接続管離脱防止構造に用いられる前記離脱阻止具である点にある。
上記構成によれば、受口管部と挿口管部との管接続部の近傍に他物が存在する場合でも、他物が存在するのは管接続部の全周の一部であり、離脱阻止具全体を小型化しなくても他物を回避することが可能であることに着目した離脱阻止具の合理的な小型化の改造により、構造の簡素化、製造コストの低廉化を図りながら、高い離脱阻止性能を維持することができ、しかも、管接続部の全周の一部に存在する他物を容易に回避し得る状態で簡便に装着することのできる離脱阻止具を市場に提供することができる。
本発明の第1実施形態の接続管離脱防止構造を示す斜視図 第1実施形態の接続管離脱防止構造の平面図 第1実施形態の接続管離脱防止構造の横断面図 図3におけるIV-IV線断面図 第1実施形態の接続管離脱防止構造の分解側面図 第1実施形態の接続管離脱防止構造の分解断面図 本発明の第1実施形態の離脱阻止具の分割締付け装着部及び係合体を示す斜視図 本発明の第2実施形態の接続管離脱防止構造を示す斜視図 第2実施形態の接続管離脱防止構造の平面図 第2実施形態の接続管離脱防止構造の横断面図 図10におけるXI-XI線断面図 本発明の第2実施形態の離脱阻止具の分割締付け装着部及び係合体を示す斜視図
〔第1実施形態〕
図1〜図7は、鋳鉄製等の水道管(流体管)Pの受口管部1と他の水道管(流体管)Pの挿口管部2とを管軸芯方向から水密状態(密封状態)で接続してある水道配管経路における接続管離脱防止構造を示す。
この接続管離脱防止構造において、水道管Pの挿口管部2には、これの外周面2aと受口管部1の内周面1aとの間を密封可能なゴム製の弾性シール材3と、この弾性シール材3を管軸芯方向から押圧して密封状態(水密状態)にまで圧縮可能な鋳鉄製の押輪4とが外装されている。
そして、押輪4の外周面の周方向複数箇所に突出形成された半円筒形状の連結部4Aと、受口管部1の外周面の端部に突出形成された被係合部である円環状の連結フランジ1Aとにわたって、押輪4と受口管部1とを管軸芯方向から相対的に引き寄せながら締付け固定する締結手段5が設けられているとともに、押輪4には、挿口管部2の外周面2aに対して管径方向外方側から押圧する押込み操作可能な抜止め手段Aが装備されている。
さらに、本発明の第1実施形態に係る接続管離脱防止構造には、図1〜図7に示すように、受口管部1と挿口管部2との離脱移動を阻止すべく、挿口管部2の外周面2aに対して管径方向外方から脱着操作可能な状態で締付け固定される分割構造の環状締付け装着体10と、当該環状締付け装着体10の周方向複数個所から押輪4の外側を通して受口管部1側に一体形成状態で延設され、且つ、受口管部1の連結フランジ1Aにおける押輪4の存在側とは反対側の背面1cに対して管径方向外方から係合可能な係合体11とを備えた鋳鉄製の耐震用の離脱阻止具Bが装備されている。
締結手段5は、図1、図5、図6に示すように、受口管部1の連結フランジ1Aの周方向複数箇所に貫通形成されたボルト挿通孔1bと、押輪4の周方向複数箇所に位置する連結部4Aのボルト挿通孔4aとのうち、管軸芯方向で相対向するボルト挿通孔1b、4aに亘って挿入されるT字状のボルト5Aと、当該ボルト5Aのネジ部に螺合されるナット5Bとから構成されている。
そして、前記ボルト5A・ナット5Bの締付け操作に伴う押輪4と受口管部1の連結フランジ1Aとの管軸芯方向での相対近接移動により、押輪4の管軸芯方向の一側面に形成されたシール押圧部4Bで弾性シール材3を圧縮変形させ、受口管部1の内周面1aと挿口管部2の外周面2aとの間を密封する。
抜止め手段Aは、図2、図5、図6に示すように、押輪4における連結部4Aの各隣接間の周方向中央位置に、管径方向で貫通するネジ孔4bを備えた取付けネジ部4Cを形成し、各取付けネジ部4Cのネジ孔4bに、挿口管部2の外周面2aに対して管径方向外方側から押圧状態で喰い込み可能な先端喰い込み部を有する押圧ボルト6を管径方向外方側から螺合して構成されている。
次に、受口管部1と挿口管部2との離脱移動を阻止する耐震用の離脱阻止具Bについて説明する。
この離脱阻止具Bの環状締付け装着体10は、図1〜図3に示すように、管軸芯を通る平面で二分割された一対の半円環状の分割締付け装着部10Aとから構成され、各分割締付け装着部10Aの周方向両端部には、挿口管部2の外周面2aに対する脱着操作方向で相対面する連結板部10Bが一体形成されている。
各分割締付け装着部10Aの連結板部10Bには、図5、図7に示すように、管径方向外方に突出した位置において脱着操作方向に貫通する第1ボルト挿通孔12と、受口管部1の存在側とは反対側に突出した位置において脱着操作方向に貫通する第2ボルト挿通孔13とが形成されている。
挿口管部2の外周面2aに対して管径方向外方から外装された両分割締付け装着部10Aの相対面する連結板部10B同士を、第1ボルト挿通孔12及び第2ボルト挿通孔13に挿通されたボルト14Aとナット14Bとからなる第2締結手段14で締付け固定する。
各分割締付け装着部10Aの内周面には、図4、図6に示すように、径方向内方に向かって開口し、かつ、挿口管部2の外周面2aに対して径方向外方から喰い込み移動自在な複数個(当該実施形態では3個)の金属製の第2抜止め部材15をそれらの隣接端部同士が重合する状態で周方向に沿って収納配置可能な半周溝状の凹部16が形成されている。
第2抜止め部材15の管軸芯方向の両側面における特定部位には、この第2抜止め部材15を分割締付け装着部10Aの凹部16内に装着保持する機能及び第2抜止め部材15の径方向内方への喰い込み量を設定喰い込み量に規制する機能を備えたゴム層15Aがライニング形成されている。
この凹部16内の天井壁面16a又はこれと第2抜止め部材15の外側面15aとが、受口管部1と挿口管部2との相対離脱移動に伴って第2抜止め部材15を管径方向内方側に向かって喰い込み移動させるべく、受口管部1から遠ざかる側ほど小径となる喰い込み誘導用の傾斜面に形成されている。
そして、挿口管部2の外周面2aに外装された両分割締付け装着部10Aが第2締結手段14で締付け固定された状態では、凹部16内の第2抜止め部材15の喰い込み爪が挿口管部2の外周面2aに対して径方向外方から少し喰い込んだ状態にあり、この喰い込み状態で受口管部1と挿口管部2とが相対離脱移動すると、挿口管部2と一体的に移動する第2抜止め部材15の外側面15aと離脱阻止具Bの環状締付け装着体10における凹部16内の傾斜の天井壁面16aとの摺動に伴って第2抜止め部材15が径方向内方に喰込み移動され、受口管部1と挿口管部2との相対離脱移動が強力に阻止される。
係合体11は、図1〜図3に示すように、各分割締付け装着部10Aにおける両連結板部10B側に片寄った周方向端側部位に一体形成される端側係合体11Aと、各分割締付け装着部10Aにおける周方向中央位置に一体形成される中央側係合体11Bとの三つから構成されている。
端側係合体11Aの先端部及び中央側係合体11Bの先端部には、受口管部1の連結フランジ1Aの背面1cで、且つ、周方向に配設される複数のボルト5Aの頭部5aの隣接間部位に対して管径方向外方から係合可能な先端係合部11aがL字状に一体形成されている。
各分割締付け装着部10Aの中央側係合体11Bのみが、それの中間部位11bを抜止め手段Aの押圧ボルト6の操作部である六角頭部6Aと管径方向で重合させた位置に配置され、この重合配置される中央側係合体11Bの中間部位11bには、押圧ボルト6の六角頭部6Aが管径方向から入り込む貫通孔17が形成されている。
中央側係合体11Bにおける貫通孔17の内周面と押圧ボルト6の六角頭部6Aとの間には、押輪4の種類によって異なる押圧ボルト6の六角頭部6Aの位置ずれを管軸芯方向及び周方向で吸収するための融通空間が形成されている。
各分割締付け装着部10Aの周方向端側部位の両端側係合体11Aは、それの中間部位11bが押圧ボルト6の六角頭部6Aよりも管径方向外方位置を迂回する状態で管径方向外方に張り出して配置されている。
そのため、中央側係合体11Bの中間部位11bの外側面は、分割締付け装着部10Aの外周面と同径又は略同径に構成され、両端側係合体11Aの中間部位11bの外側面は、押圧ボルト6の六角頭部6Aの管径方向外方側を迂回する分だけ中央側係合体11Bの中間部位11bの外側面よりも大径に構成されている。
換言すれば、環状締付け装着体10の各分割締付け装着部10Aの周方向中央側部位に位置する中央側係合体11Bのみが、それの中間部位11bを抜止め手段Aの操作部である押圧ボルト6の六角頭部6Aと管径方向で重合させた分だけ管径方向内方に入り込み配置させることができるから、離脱阻止具Bの装着対象の管接続箇所(受口管部1と挿口管部2との管接続箇所)の全周の一部に他物が存在する場合でも、この他物に対向する部位に分割締付け装着部10Aの周方向中央側部位の中央側係合体11Bを配置することにより、他物と干渉することなく離脱阻止具Bを管接続箇所に確実、容易に装着することができる。
さらに、挿口管部2の外周面2aに対する環状締付け装着体10の各分割締付け装着部10Aの装着操作方向と、各分割締付け装着部10Aの周方向中央側部位の中央側係合体11Bの中間部位11bに形成されている貫通孔17に対する押圧ボルト6の六角頭部6Aの入り込み方向とが同一又は略同一であるから、貫通孔17を簡素な形状に構成することができるとともに、環状締付け装着体10の各分割締付け装着部10Aを従来と同様な手順で簡単に装着することができる。
また、図3に示すように、離脱阻止具Bの両端側係合体11Aの先端係合部11a及び中央側係合体11Bの先端係合部11aのうち、締結手段5のボルト5Aの頭部5aと脱着操作方向で相対向する部位には、ボルト5Aの頭部5aとの干渉を回避する切欠き部11cが形成されている。
そのため、受口管部1の連結フランジ1Aに対して離脱阻止具Bの両端側係合体11Aの先端係合部11a及び中央側係合体11Bの先端係合部11aを管径方向外方から係合する際、各先端係合部11aが締結手段5のボルト5Aの頭部5aと脱着操作方向で干渉することを各切欠き部11cで回避することができ、離脱阻止具Bの脱着操作を確実、容易に行うことができる。
さらに、図1〜図3に示すように、離脱阻止具Bの中央側係合体11Bの中間部位11bの幅W1が、両端側係合体11Aの中間部位11bの幅W2よりも大に構成されているとともに、各分割締付け装着部10Aの内側面には、両端側係合体11A及び中央側係合体11Bの基端部に連続して同幅又は略同幅で管軸芯側に延びる補強部18が一体的に隆起形成されている。
そのため、離脱阻止具Bの中央側係合体11Bの中間部位11bに、締結手段5のボルト5Aの頭部5aが入り込む貫通孔17を形成しながらも、中央側係合体11Bの中間部位11bの幅W1を大に構成し、且つ、両端側係合体11A及び中央側係合体11Bの基端部に連続する同幅又は略同幅の補強部18を各分割締付け装着部10Aの内側面に隆起形成することによって、離脱阻止具B自体の機械的強度を高めて離脱阻止性能を向上することができる。
また、図4に示すように、挿口管部2の外周面2aに対する環状締付け装着体10の装着面のうち、両端側係合体11A及び中央側係合体11Bの延設側とは反対側となる管軸芯方向の一端部側の装着面部分10cが、管軸芯方向の一端側ほど大径となる傾斜面に形成されている。
例えば、図11に示すように、挿口管部2がエルボ管の一端側管部である場合において、環状締付け装着体10の装着面のうち、管軸芯方向の一端部側に形成された大径の装着面部分10cの分だけエルボ管の屈曲管部の屈曲開始位置を受口管部1側に寄せることが可能で、屈曲形状の異なる各種のエルボ管の挿口管部に対しても有効に適用することができる。
また、図3に示すように、各分割締付け装着部10Aの両連結板部10Bにおける脱着操作方向で相対向する合わせ面の管径方向外側端部には、外端側ほど相手側から離間する傾斜面10aが形成されている。
そして、挿口管部2の外周面2aに離脱阻止具Bの両分割締付け装着部10Aを外装する場合、両分割締付け装着部10Aの一方の連結板部10B同士をボルト14Aとナット14Bで開閉操作可能に仮連結して、この仮連結された両分割締付け装着部10Aを開いて挿口管部2の外周面2aに外装する手法が採られるが、このとき、各分割締付け装着部10Aの両連結板部10Bにおける合わせ面の管径方向外側端部に形成した傾斜面10aの分だけ大きく開き操作することができ、両分割締付け装着部10Aの外装作業の容易化を図ることができる。
〔第2実施形態〕
図8〜図12は、受口管部1と挿口管部2との離脱移動を阻止すべく、挿口管部2の外周面2aに対して管径方向外方から脱着操作可能な状態で締付け固定される分割構造の環状締付け装着体10と、当該環状締付け装着体10の周方向複数個所から押輪4の外側を通して受口管部1側に一体形成状態で延設され、且つ、受口管部1の連結フランジ1Aにおける押輪4の存在側とは反対側の背面1cに対して管径方向外方から係合可能な係合体11とを備えた鋳鉄製等の耐震用の離脱阻止具Bの別実施形態を示す。
この離脱阻止具Bの環状締付け装着体10は、管軸芯を通る平面で二分割された一対の半円環状の分割締付け装着部10Aとから構成され、各分割締付け装着部10Aの周方向両端部には、挿口管部2の外周面2aに対する脱着操作方向で相対面する連結板部10Bが一体形成されている。
各分割締付け装着部10Aの内周面には、図11に示すように、径方向内方に向かって開口し、かつ、挿口管部2の外周面2aに対して径方向外方から喰い込み移動自在な周方向で複数個(当該実施形態では2個)の金属製の第2抜止め部材15をそれらの隣接端部同士が重合する状態で周方向に沿って収納配置可能な半周溝状の凹部16が形成されている。
第2抜止め部材15の管軸芯方向の両側面における特定部位には、この第2抜止め部材15を分割締付け装着部10Aの凹部16内に装着保持する機能及び第2抜止め部材15の径方向内方への喰い込み量を設定喰い込み量に規制する機能を備えたゴム層15Aがライニング形成されている。
この凹部16内の天井壁面16a又はこれと第2抜止め部材15の外側面15aは、第1実施形態と同様に、受口管部1と挿口管部2との相対離脱移動に伴って第2抜止め部材15を管径方向内方側に向かって喰い込み移動させるべく、受口管部1から遠ざかる側ほど小径となる喰い込み誘導用の傾斜面に形成されている。
係合体11は、各分割締付け装着部10Aにおける周方向中央位置に一体形成される幅広の中央側係合体11Bから構成されている。
各分割締付け装着部10Aの中央側係合体11Bは、それの中間部位11bを抜止め手段Aの押圧ボルト6の操作部である六角頭部6Aと管径方向で重合させた位置に配置され、この重合配置される中央側係合体11Bの中間部位11bには、押圧ボルト6の六角頭部6Aが管径方向から入り込む貫通孔17が形成されている。
この第2実施形態においても、環状締付け装着体10の各分割締付け装着部10Aの周方向中央位置に位置する中央側係合体11Bが、それの中間部位11bを抜止め手段Aの操作部である押圧ボルト6の六角頭部6Aと管径方向で重合させた分だけ管径方向内方に入り込み配置させることができるから、離脱阻止具Bの装着対象の管接続箇所(受口管部1と挿口管部2との管接続箇所)の全周の一部に他物が存在する場合でも、この他物に対向する部位に分割締付け装着部10Aの周方向中央位置の中央側係合体11Bを配置することにより、他物と干渉することなく離脱阻止具Bを管接続箇所に確実、容易に装着することができる。
また、この第2実施形態においては、各分割締付け装着部10Aの内周面に形成される凹部16を、各分割締付け装着部10Aにおける押輪4と管軸芯方向で対面する内側面10bよりも押輪4の存在側に張り出し形成するとともに、挿口管部2の外周面2aに対する環状締付け装着体10の装着面のうち、中央側係合体11Bの延設側とは反対側となる管軸芯方向の一端部側の装着面部分10cが、管軸芯方向の一端側ほど大径となる傾斜面に形成されている。
そのため、例えば、図11に示すように、挿口管部2がエルボ管の一端側管部である場合でも、凹部(抜止め装着部)16を押輪4の存在側に張り出し形成し、且つ、環状締付け装着体10の装着面における管軸芯方向の一端部側に形成された傾斜面の装着面部分10cの分だけエルボ管の屈曲管部の屈曲開始位置を受口管部1側により寄せることが可能で、形状屈曲の異なる各種のエルボ管の挿口管部に対しても有効に適用することができる。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
〔その他の実施形態〕(1)上述の第1実施形態では、係合体11として、各分割締付け装着部10Aにおける両連結板部10B側に片寄った周方向端側部位に一体形成される端側係合体11Aと、各分割締付け装着部10Aにおける周方向中央位置に一体形成される中央側係合体11Bとの三つから構成したが、各分割締付け装着部10Aにおける両連結板部10B側に片寄った周方向端側部位に一体形成される端側係合体11Aと、各分割締付け装着部10Aにおける周方向中央位置寄りの二か所に一体形成される中央側係合体11Bとの四つから構成してもよい。
この場合、各分割締付け装着部10Aの周方向中央側部位に位置する二つの中央側係合体11Bのみが、それの中間部位11bを抜止め手段Aの押圧ボルト6の操作部である六角頭部6Aと管径方向で重合させた位置に配置され、この重合配置される各中央側係合体11Bの中間部位11bには、押圧ボルト6の六角頭部6Aが管径方向から入り込む貫通孔17が形成されることになる。
さらに、各分割締付け装着部10Aに5本以上の係合体11を形成してある離脱阻止具Bであっても、各分割締付け装着部10Aにおける周方向中央側に位置する複数の中央側係合体11Bのみが、それの中間部位11bを抜止め手段Aの押圧ボルト6の操作部である六角頭部6Aと管径方向で重合させた位置に配置され、この重合配置される各中央側係合体11Bの中間部位11bには、押圧ボルト6の六角頭部6Aが管径方向から入り込む貫通孔17が形成されることになる。
(2)上述の各実施形態では、中央側係合体11Bに脱着操作方向に貫通する貫通孔17を形成したが、この貫通孔17に変えて、押圧ボルト6の六角頭部6Aが管径方向から入り込む凹部を形成してもよい。
(3)上述の各実施形態では、離脱阻止具Bの環状締付け装着体10を、管軸芯を通る平面で二分割したが、この環状締付け装着体10を三つ以上に分割して構成してもよい。
(4)上述の各実施形態では、押輪4に装備される抜止め手段Aとして、押輪4の周方向の複数個所に、挿口管部2の外周面2aに喰い込み可能な押圧ボルト6を、それの六角頭部6Aが押輪4の外面側に管径方向に沿って突出する状態で装着してある抜止め手段を例に挙げて説明したが、この構成に限定されるものではなく、例えば、押輪4の周方向の複数個所に、挿口管部2の外周面2aに喰い込み可能な抜止め爪と、この抜止め爪を管径方向内方に向かって喰い込み移動させる押圧ボルトとを、押圧ボルトの六角頭部である操作部が押輪4の外面側に管径方向に沿って突出する状態で装備してある抜止め手段を用いてもよい。
抜止め手段Aを備えた押輪4としては従来から種々の形態が多数存在し、それらの何れの形態の押輪4を採用してもよい。
(5)上述の各実施形態では、受口管部1の被係合部を連結フランジ1Aから構成したが、これに限定されるものではなく、受口管部1の被係合部としては、受口管部1の外周面の端部に形成される環状凸部や外径の変化によって形成される段差部等であってもよい。
(6)上述の各実施形態では、挿口管部2の外周面2aに対する環状締付け装着体10の装着面のうち、両端側係合体11A及び中央側係合体11Bの延設側とは反対側となる管軸芯方向の一端部側の装着面部分10cが、管軸芯方向の一端側ほど大径となる傾斜面に形成したが、この一端部側の装着面部分10cを、他端部側の装着面部分よりも大径のストレート状、又は、内径が複数段階で大きくなる階段状に形成してもよい。
(7)上述の各実施形態では、環状締付け装着体10の各分割締付け装着部10Aにおける凹部16内の天井壁面16a及びこの凹部16内に配備される第2抜止め部材15の外側面15aを、受口管部1から遠ざかる側ほど小径となる傾斜面に形成して、受口管部1と挿口管部2との相対離脱移動に伴って第2抜止め部材15を管径方向内方側に向かって喰い込み移動させるように構成したが、この第2抜止め部材15を喰い込み移動させる方法としては、押輪4の抜止め手段Aと同じ種類の多数の抜止め方法が存在し、それらの何れの形態の抜止め手段を離脱阻止具Bの環状締付け装着体10に採用してもよい。
(8)離脱阻止具Bの環状締付け装着体10としては、第2抜止め部材15を設けない形態で挿口管部2の外周面2aに対して管径方向外方から脱着操作可能な状態で締付け固定されるものであってもよい。
以上説明したように、離脱阻止具の構造の簡素化、製造コストの低廉化を図りながら、高い離脱阻止性能を維持した状態で離脱阻止具を合理的に小型化して、接続部の全周の一部に存在する他物を容易に回避し得る状態で離脱阻止具を簡便に装着することのできる接続管離脱防止構造を提供することができる。
A 抜止め手段
B 離脱阻止具
1 受口管部
1A 被係合部(連結フランジ)
2 挿口管部
2a 外周面
4 押輪
6 押圧ボルト
6A 操作部(六角頭部)
10 環状締付け装着体
10A 分割締付け装着部
10c 装着面部分
11 係合体
11b 中間部位
17 貫通孔

Claims (9)

  1. 受口管部とこれに接続された挿口管部とを密封状態で締付け固定する押輪に、前記挿口管部の外周面に対して管径方向外方側から押圧する押込み操作可能な抜止め手段が装備されているとともに、前記挿口管部の外周面に対して管径方向外方から脱着操作可能な状態で締付け固定される分割構造の環状締付け装着体と、当該環状締付け装着体の周方向複数個所から押輪の外側を通して一体形成状態で延設され、且つ、前記受口管部の被係合部に対して管径方向外方から係合可能な係合体とを備えた離脱阻止具が設けられている接続管離脱防止構造であって、
    前記離脱阻止具には、前記抜止め手段の操作部が入り込む貫通孔又は凹部が形成されており、
    前記被係合部が、前記押輪が管軸芯方向から締結手段で締付け連結される前記受口管部の連結フランジであり、当該連結フランジに係合する前記係合体の先端係合部のうち、前記締結手段に対して相対向する部位には切欠き部が形成されている接続管離脱防止構造。
  2. 受口管部とこれに接続された挿口管部とを密封状態で締付け固定する押輪に、前記挿口管部の外周面に対して管径方向外方側から押圧する押込み操作可能な抜止め手段が装備されているとともに、前記挿口管部の外周面に対して管径方向外方から脱着操作可能な状態で締付け固定される分割構造の環状締付け装着体と、当該環状締付け装着体の周方向複数個所から押輪の外側を通して一体形成状態で延設され、且つ、前記受口管部の被係合部に対して管径方向外方から係合可能な係合体とを備えた離脱阻止具が設けられている接続管離脱防止構造であって、
    前記離脱阻止具には、前記抜止め手段の操作部が入り込む貫通孔又は凹部が形成されており、
    前記環状締付け装着体の各分割締付け装着部の内側面には、前記係合体の基端部に連続して管軸芯側に延びる補強部が一体的に隆起形成されている接続管離脱防止構造。
  3. 受口管部とこれに接続された挿口管部とを密封状態で締付け固定する押輪に、前記挿口管部の外周面に対して管径方向外方側から押圧する押込み操作可能な抜止め手段が装備されているとともに、前記挿口管部の外周面に対して管径方向外方から脱着操作可能な状態で締付け固定される分割構造の環状締付け装着体と、当該環状締付け装着体の周方向複数個所から押輪の外側を通して一体形成状態で延設され、且つ、前記受口管部の被係合部に対して管径方向外方から係合可能な係合体とを備えた離脱阻止具が設けられている接続管離脱防止構造であって、
    前記離脱阻止具には、前記抜止め手段の操作部が入り込む貫通孔又は凹部が形成されており、
    前記挿口管部の外周面に対する前記環状締付け装着体の装着面のうち、前記係合体の延設側とは反対側となる管軸芯方向の一端部側の装着面部分が、管軸芯方向の他端部側の装着面部分よりも大径に形成されている接続管離脱防止構造。
  4. 前記離脱阻止具の前記係合体のうち、前記環状締付け装着体の各分割締付け装着部の周方向中央側部位に位置する係合体のみが、それの中間部位を前記抜止め手段の操作部と管径方向で重合させた位置に配置され、この重合配置される係合体の中間部位には、前記抜止め手段の操作部が入り込む貫通孔又は凹部が形成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の接続管離脱防止構造。
  5. 前記環状締付け装着体の各分割締付け装着部における少なくとも周方向中央側部位と周方向端側部位には、前記係合体が一体形成されているとともに、前記各分割締付け装着部の周方向端側部位に位置する前記係合体の中間部位が、前記抜止め手段の操作部よりも管径方向外方位置に配置されている請求項記載の接続管離脱防止構造。
  6. 前記分割締付け装着部の周方向中央側部位に位置する前記係合体の中間部位の幅が、前記分割締付け装着部の周方向端側部位に位置する前記係合体の中間部位の幅よりも大に構成されている請求項記載の接続管離脱防止構造。
  7. 前記環状締付け装着体の各分割締付け装着部には、前記受口管部と前記挿口管部との相対離脱移動に伴って当該挿口管部の外周面に喰い込み移動する第2抜止め部材が設けられている請求項1〜のいずれか1項に記載の接続管離脱防止構造。
  8. 前記環状締付け装着体が、管軸芯を通る管径方向の分割面で二分割された一対の分割締付け装着部から構成され、前記両分割締付け装着部の周方向中央位置には、前記貫通孔又は凹部を備えた前記係合体が一体形成されている請求項1〜7のいずれか1項に記載の接続管離脱防止構造。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の接続管離脱防止構造に用いられる前記離脱阻止具。
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