JP6131808B2 - スキャン装置、およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、外部装置と通信可能なスキャン装置、および、スキャン装置のコンピュータが読み取り可能なプログラムに関する。
近年、スキャン装置によって原稿の読み取りを行って、原稿の読み取りにより生成された画像データを含むファイルである画像ファイルを、ネットワークを介して、外部装置に送信するための技術が提案されている。下記特許文献には、そのような技術の一例が記載されている。
特開2002−232639号公報
しかしながら、上記特許文献に記載の技術には次のような問題があった。詳しくは、スキャン装置によって、クレジットカード,免許証,名刺,会員証等の個人情報が多く記載された原稿がスキャンされる場合に、そのような個人情報が多く記載された原稿の画像ファイルが、ユーザが意図しない外部装置に誤送信されると、個人情報が漏えいする虞がある。本発明は、そのような事情に鑑みてなされたものであり、画像ファイルが誤送信された場合の個人情報流出のリスクを低減する技術を提供する。
上記課題を解決するために、本発明のスキャン装置は、原稿に記された画像の一部を読み取り、読み取り信号を出力する読取装置と、外部装置と通信可能な通信部と、前記外部装置を識別するための識別情報を記憶する記憶部と、ユーザ操作に応じた信号を出力する操作部と、制御装置と、を備えたスキャン装置であって、前記制御装置は、前記読取装置から受信した前記読み取り信号から画像データを含むファイルである画像ファイルを生成する画像ファイル生成手段と、前記画像ファイル生成手段によって生成された画像ファイルを前記通信部を介して外部装置へ送信する画像ファイル送信手段と、前記読取装置によって読み取られる画像の記された原稿の寸法が、予め設定された設定寸法以下であるか否かを判断する原稿寸法判断手段と、を有し、前記操作部からスキャン指令に対応する信号を受信すると、前記画像ファイル生成手段は、前記原稿寸法判断手段によって原稿の寸法が前記設定寸法以下であると判断された場合は、前記読取装置が出力した前記読み取り信号から、パスワードが付与された画像ファイルを生成し、前記画像ファイル送信手段は、前記記憶部に記憶された識別情報によって識別される外部装置に前記画像ファイル生成手段によって生成された画像ファイルを送信することを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明のスキャン装置は、原稿に記された画像の一部を読み取り、読み取り信号を出力する読取装置と、外部装置と通信可能な通信部と、前記外部装置を識別するための識別情報を記憶する記憶部と、ユーザ操作に応じた信号を出力する操作部と、制御装置と、を備えたスキャン装置であって、前記制御装置は、前記読取装置から受信した前記読み取り信号から画像データを含むファイルである画像ファイルを生成する画像ファイル生成手段と、前記画像ファイル生成手段によって生成された画像ファイルを前記通信部を介して外部装置へ送信する画像ファイル送信手段と、前記読取装置によって読み取られる画像の記された原稿の寸法が、予め設定された設定寸法以下であるか否かを判断する原稿寸法判断手段と、を有し、前記操作部からスキャン指令に対応する信号を受信すると、前記画像ファイル生成手段は、前記原稿寸法判断手段によって原稿の寸法が前記設定寸法以下であると判断された場合は、予め設定された設定条件を満たさない限り、前記読取装置が出力した前記読み取り信号から、パスワードが付与された画像ファイルを生成し、前記画像ファイル送信手段は、前記記憶部に記憶された識別情報によって識別される外部装置に前記画像ファイル生成手段によって生成された画像ファイルを送信することを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明のプログラムは、原稿に記された画像の一部を読み取り、読み取り信号を出力する読取装置と、外部装置と通信可能な通信部と、前記外部装置を識別するための識別情報を記憶する記憶部と、ユーザ操作に応じた信号を出力する操作部と、を備えたスキャン装置のコンピュータが読み取り可能なプログラムであって、前記読取装置から受信した前記読み取り信号から画像データを含むファイルである画像ファイルを生成する画像ファイル生成手段と、前記画像ファイル生成手段によって生成された画像ファイルを前記通信部を介して外部装置へ送信する画像ファイル送信手段と、前記読取装置によって読み取られる画像の記された原稿の寸法が、予め設定された設定寸法以下であるか否かを判断する原稿寸法判断手段と、して前記コンピュータを機能させ、前記コンピュータが、前記操作部からスキャン指令に対応する信号を受信すると、前記画像ファイル生成手段は、前記原稿寸法判断手段によって原稿の寸法が前記設定寸法以下であると判断された場合は、前記読取装置が出力した前記読み取り信号から、パスワードが付与された画像ファイルを生成し、前記画像ファイル送信手段は、前記記憶部に記憶された識別情報によって識別される外部装置に前記画像ファイル生成手段によって生成された画像ファイルを送信することを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明のプログラムは、原稿に記された画像の一部を読み取り、読み取り信号を出力する読取装置と、外部装置と通信可能な通信部と、前記外部装置を識別するための識別情報を記憶する記憶部と、ユーザ操作に応じた信号を出力する操作部と、を備えたスキャン装置のコンピュータが読み取り可能なプログラムであって、前記読取装置から受信した前記読み取り信号から画像データを含むファイルである画像ファイルを生成する画像ファイル生成手段と、前記画像ファイル生成手段によって生成された画像ファイルを前記通信部を介して外部装置へ送信する画像ファイル送信手段と、前記読取装置によって読み取られる画像の記された原稿の寸法が、予め設定された設定寸法以下であるか否かを判断する原稿寸法判断手段と、して前記コンピュータを機能させ、前記コンピュータが、前記操作部からスキャン指令に対応する信号を受信すると、前記画像ファイル生成手段は、前記原稿寸法判断手段によって原稿の寸法が前記設定寸法以下であると判断された場合は、予め設定された設定条件を満たさない限り、前記読取装置が出力した前記読み取り信号から、パスワードが付与された画像ファイルを生成し、前記画像ファイル送信手段は、前記記憶部に記憶された識別情報によって識別される外部装置に前記画像ファイル生成手段によって生成された画像ファイルを送信することを特徴とする。
本発明のスキャン装置、および、プログラムでは、読取対象の原稿寸法が、設定寸法以下である場合に、パスワードが付与された画像ファイルが生成され、その画像ファイルが、外部装置に送信される。クレジットカード,免許証,名刺,会員証等の個人情報が多く記載された原稿の多くは、カードサイズであるため、設定寸法をカードサイズに設定すれば、クレジットカード,免許証等の画像ファイルに、パスワードが設定される。これにより、クレジットカード,免許証等の画像ファイルが誤送信された場合であっても、個人情報流出のリスクを低減することが可能となる。
また、予め設定された条件を満たした場合には、パスワード無しの画像ファイルを生成することが可能である。詳しくは、信頼性の高い外部装置、例えば、複数回、画像ファイルを送信したことのある外部装置等へ画像ファイルを送信する際には、読取対象の原稿寸法が、設定寸法以下であっても、パスワード無しの画像ファイルが生成される。これにより、信頼性の高い外部装置では、パスワードを用いることなく、画像ファイルが含む画像データに基づく画像を閲覧することが可能となり、便利である。
通信システム1のブロック図である。 スキャナ50の斜視図である。 スキャナ50の選択ボタンの送信先を設定する際のシーケンス図である。 ログイン画面100を示す図である。 宛先設定画面102を示す図である。 プッシュスキャン処理を実行する際のシーケンス図である。 プルスキャン処理を実行する際のシーケンス図である。 スキャナ50の動作フローチャートを示す図である。 スキャナ50の動作フローチャートを示す図である。
<通信システムの構成>
図1に、本願に係る実施形態として例示される通信システム1のブロック図を示す。通信システム1は、PC(Personal computerの略)(本発明の外部装置の一例)10、PC(本発明の外部装置の一例)11、スキャナ(本発明のスキャン装置の一例)50を備える。PC10、11、および、スキャナ50は、既知の無線LAN端末装置としての機能を備える。
PC10とPC11とは、同じ構成であるため、PC10の構成を代表して説明する。PC10は、CPU(Central Processing Unitの略)12、記憶部14、無線LANI/F16、パネル18、ボタン入力部20を主に備えている。これらの構成要素は、入出力ポート30を介して互いに通信可能とされている。
無線LANI/F16は、無線LAN方式のインフラストラクチャーモード(複数の無線LAN端末装置が、アクセスポイントを介してデータ通信するモード)に準拠する無線通信(電波を用いたデータ通信)40を行うことが可能とされている。すなわち、PC10は、スキャナ50が備えるアクセスポイントへアクセスし、無線LAN方式の無線通信40を行える状態になれば、スキャナ50と直接、データ通信することが可能になる。
CPU12は、記憶部14内の制御プログラム32に従って処理を実行する。制御プログラム32は、スキャナ50とデータ通信を行うためのプログラムである。なお、記憶部14は、RAM(Random Access Memoryの略)、ROM(Read Only Memoryの略)、フラッシュメモリー、HDD(ハードディスクの略)、CPU12が備えるバッファなどが組み合わされて構成されている。また、記憶部14は、データ記憶領域34を備える。データ記憶領域34は、画像ファイルなどを記憶する領域である。
ボタン入力部24は、キーボードにより構成されており、ユーザによるボタン操作を受け付ける。パネル18は、データ通信等を利用して取得した画像、ボタン入力部24により入力された文字等を表示する。
スキャナ50は、図2に示すように、スキャナ本体52とカバー54とによって構成されており、カバー54は、スキャナ本体52の上面に開閉可能に設けられている。図2は、カバー54が開けられた状態のスキャナ50を示す斜視図である。
スキャナ50は、原稿を読み取り、スキャンデータを作成する装置である。スキャナ50には、スキャナ本体52の上面に原稿台56が設けられており、原稿台56は、カバー54を開けた状態で露出する。その原稿台56にセットされた原稿は、第1挿入口(本発明の第1搬送経路の一例)58からスキャナ本体52内に挿入され、画像が読み取られることで、スキャンデータが作成される。なお、第1挿入口58から挿入される原稿の読取可能な最大サイズは、A4サイズとされている。
また、スキャナ50には、第1挿入口58とは異なる第2挿入口(本発明の第2搬送経路の一例)60が設けられている。第2挿入口60は、スキャナ本体52の背面側に設けられており、カバー54が閉じられた状態で、第2挿入口60に原稿を挿入することが可能となっている。なお、第2挿入口60から挿入される原稿の読取可能な最大サイズは、名刺サイズとされている。つまり、名刺サイズ以下の原稿であれば、第2挿入口60から挿入することで、読取可能とされている。また、第2挿入口60から挿入される原稿は、比較的硬い材質の原稿であっても読取可能とされている。具体的には、プラスチック等により成形されたクレジットカード,免許証等を読取可能とされている。
スキャナ50は、図1に示すように、CPU(本発明の制御装置およびコンピュータの一例)62、記憶部(本発明の記憶部の一例)64、ボタン入力部(本発明の操作部の一例)66、読取装置(本発明の読取装置の一例)68、原稿検出センサ70、USBホストI/F72、USBファンクションI/F74、無線LANI/F(本発明の通信部の一例)76を主に備えている。これらの構成要素は、入出力ポート78を介して互いに通信可能とされている。
読取装置68は、イメージセンサ(本発明の読取素子の一例)79を有している。第1挿入口58から挿入された原稿、及び、第2挿入口60から挿入された原稿は、イメージセンサ79の対向領域を経由して搬送される。イメージセンサ79は対向領域の画像を読み取り、アナログ形式の読取り信号を出力する。アナログ形式の読取り信号は読取り装置は図示しないADコンバータにより、デジタル形式に変換され、画像データとなる。なお、CPU62は、画像データを適宜変換、及びヘッダ領域を付与することで、その画像データを含む画像ファイルを作成する。また、原稿検出センサ70は、第2挿入口60に設けられており、第2挿入口60に原稿が挿入されたか否かを検出する。
USBホストI/F72及びUSBファンクションI/F74は、共にUSB規格のインターフェースである。USBホストI/F72には、USBメモリ80が着脱可能となっている。すなわち、USBホストI/F72にUSBメモリ80が装着されることで、作成された画像ファイルをUSBメモリ80に記憶させることができる。なお、USB規格のインターフェースを有していればハードディスクなど他の記録媒体でも利用可能となっている。USBファンクションI/F74は、USBケーブル82を介して、PC11に接続されている。これにより、スキャナ50は、USBケーブル82を介して、PC11との間でデータ通信を行うことができる。無線LANI/F68は、無線LAN方式のインフラストラクチャーモードに準拠する無線通信40を、PC10及びPC11との間で行う。これにより、スキャナ50は、無線通信40を介して、PC10及びPC11との間でデータ通信を行うことができる。
ボタン入力部66は、スキャナ50を操作するためのものであり、図2に示すように、主電源スイッチ84と、3個の選択ボタン(本発明の操作ボタンの一例)86,88,90を有している。主電源スイッチ84は、スキャナ50の電源のON/OFFを切り換えるためのスイッチである。3個の選択ボタン86,88,90は、画像ファイルの送信先を選択するためのボタンである。
CPU62は、記憶部64内の制御プログラム(本発明のプログラムの一例)96に従って処理を実行する。制御プログラム96は、スキャン処理を実行するためのプログラムである。なお、記憶部64は、RAM、ROM、フラッシュメモリー、HDD、CPU52が備えるバッファなどが組み合わされて構成されている。また、記憶部64は、データ記憶領域98を備える。データ記憶領域98は、読取装置68が出力した画像データ、その画像データを元に作成される画像ファイル、制御プログラム96の実行に必要なデータなどを記憶する領域である。
<スキャナによるスキャン処理>
通信システム1では、スキャナ50の選択ボタン86,88,90の操作により送信される画像ファイルの送信先が、PC10によって設定される。以下に、選択ボタン86,88,90の送信先をPC10によって設定する手法について、図3に示すシーケンス図を用いて、詳しく説明する。
まず、PC10は、スキャナ50にログインするために必要な情報を入力するための画面(以下、「ログイン画面」と記載する場合がある)の画面データを、PC10に送る旨の要求をスキャナ50に無線通信40を介して送信する(M100)。スキャナ50は、ログイン画面の画面データの送信要求に対する返信として、PC10にログイン画面の画面データを、無線通信40を介して送信する(M102)。
PC10は、ログイン画面の画面データを受信すると、その画面データに基づく画像、具体的には、図4に示すログイン画面100を、パネル18に表示する。ログイン画面100がパネル18に表示されると、ユーザは、ログイン情報、具体的には、ユーザ名及び、パスワードを入力する(M104)。ログイン情報が入力されると、PC10は、ログイン情報をスキャナ50に、無線通信40を介して送信するとともに、選択ボタン86,88,90の操作により送信される画像ファイルの送信先を設定するための画面(以下、「宛先設定画面」と記載する場合がある)の画面データを、PC10に送る旨の要求をスキャナ50に無線通信40を介して送信する(M106)。
スキャナ50は、宛先設定画面の画面データの送信要求に対する返信として、PC10に宛先設定画面の画面データを、無線通信40を介して送信する(M108)。PC10は、宛先設定画面の画面データを受信すると、その画面データに基づく画面、具体的には、図5に示す宛先設定画面102を、パネル18に表示する。宛先設定画面102には、選択ボタン86,88,90の各々に対応して、「動作分類」、「宛先」、「ユーザ名」、「パスワード」の入力欄が表示される。なお、宛先設定画面102でのボタンAは選択ボタン86を、ボタンBは選択ボタン88を、ボタンCは、選択ボタン90を、それぞれ、示している。
「動作分類」の入力欄には、「push scan」若しくは、「usb」が入力される。「動作分類」の入力欄に「push scan」が入力された場合には、選択ボタンが操作されたことを条件として、操作された選択ボタンに対応して設定されているPC10等の外部装置に、画像ファイルを送信するスキャン処理(以下、「プッシュスキャン処理」と記載する場合が)が実行される。つまり、選択ボタン86、若しくは、選択ボタン88が操作された場合には、プッシュスキャン処理が実行される。また、「動作分類」の入力欄に「usb」が入力された場合には、選択ボタンが操作されたことを条件として、USBメモリ80、若しくは、USBケーブル82に接続されている外部装置、つまり、PC11に画像ファイルを送信するスキャン処理(以下、「USBスキャン処理」と記載する場合が)が実行される。つまり、選択ボタン90が操作された場合には、USBスキャン処理が実行される。
「宛先」の入力欄には、プッシュスキャン処理時の画像ファイルの送信先を識別するための情報、具体的には、IPアドレス(本発明の識別情報の一例)が入力される。なお、ボタンAに対応する「宛先」の入力欄には、PC10のIPアドレスが入力され、ボタンBに対応する「宛先」の入力欄には、PC11のIPアドレスが入力されている。つまり、選択ボタン86が操作された場合には、プッシュスキャン処理の実行により、画像ファイルがPC10に送信され、選択ボタン88が操作された場合には、プッシュスキャン処理の実行により、画像ファイルがPC11に送信される。また、ボタンCは、USBスキャン処理を実行するための選択ボタン90であるため、ボタンCに対応する「宛先」の入力欄は、空欄となっている。
「ユーザ名」及び「パスワード」の入力欄には、プッシュスキャン処理時の画像ファイルの送信先と、データ通信を行う際に必要な情報が入力される。つまり、ボタンAに対応する「ユーザ名」及び「パスワード」の入力欄には、PC10とデータ通信を行う際に必要な情報が入力され、ボタンBに対応する「ユーザ名」及び「パスワード」の入力欄には、PC11とデータ通信を行う際に必要な情報が入力される。なお、ボタンCは、USBスキャン処理を実行するための選択ボタン90であるため、ボタンCに対応する「ユーザ名」及び「パスワード」の入力欄は、空欄となっている。
宛先設定画面102への各種情報の入力が終了すると、PC10は、宛先設定画面102に入力された情報(以下、「宛先情報」と記載する場合がある)をスキャナ50に、無線通信40を介して送信する(M112)。スキャナ50は、宛先情報を受信すると、宛先情報をデータ記憶領域98に記憶する(M114)。さらに、スキャナ50は、PC10のIPアドレスを、データ記憶領域98に記憶されている許可リストに追加する(M116)。なお、許可リストについては、後程、詳しく説明する。
スキャナ50の選択ボタン86,88,90の操作により送信される画像ファイルの送信先が、PC10によって設定され、選択ボタン86,88,90の何れかのボタンがユーザにより操作されると、選択されたボタンに応じたスキャン処理が実行される。詳しくは、何れかの選択ボタン86,88,90が操作されると、原稿が読取装置68によって読み取られ、アナログ形式の読取信号をAD変換して得られたデジタル形式のデータが記憶部64のデータ記憶領域98に記憶される。CPU62は、記憶領域98に記憶されデジタル形式のデータ(すなわち画像データ)に基づきその画像ファイルを生成する。そして、選択ボタン86,88,90に応じた送信先に画像ファイルを送信する。つまり、選択ボタン86が操作された場合には、画像ファイルがPC10に送信され、選択ボタン88が操作された場合には、画像ファイルがPC11に送信され、選択ボタン90が操作された場合には、画像ファイルがUSBメモリ80、若しくは、USBケーブル82を介してPC11に送信される。
このように、スキャナ50では、選択ボタン86,88,90を操作するだけで、原稿の読み取りを行うとともに、原稿の読み取りによって生成された画像ファイルを、任意のPC10、11若しくは、USBメモリ80に送信することが可能となっており、操作性に優れている。ただし、スキャナ50には、パネル等の表示装置がないため、ユーザの意図しない送信先に画像ファイルが送信される虞がある。
例えば、表示装置を有するスキャナであれば、選択ボタン86の操作により、画像ファイルがPC10に送信される等の情報を、表示装置に表示し、ユーザは、その情報を確認し、選択ボタン86,88,90の何れかのボタンを操作することが可能である。しかしながら、スキャナ50には、表示装置がないため、ユーザは、自身の記憶を頼りに、選択ボタン86,88,90の何れかのボタンを操作する。このため、ユーザの記憶違い等により、本来の送信先に対応する選択ボタンと異なる選択ボタンが操作され、意図しない送信先に画像ファイルが送信される虞がある。つまり、例えば、ユーザはPC10に画像ファイルを送信するつもりで、選択ボタン88を操作し、画像ファイルが、PC11に誤送信される虞がある。特に、スキャナ50では、上述したように、クレジットカード,免許証等の画像の読取が可能であるため、画像ファイルの誤送信により、クレジットカード,免許書等の非常に機密性の高い情報が漏えいする虞がある。
このようなことに鑑みて、スキャナ50では、機密性の高い情報が含まれている可能性のある原稿のスキャン処理時には、画像ファイルにパスワードが付与される。ただし、信頼性の高い送信先には、機密性の高い情報が含まれている可能性のある原稿の画像ファイルであっても、パスワードが付与されることなく、送信される。具体的には、第2挿入口60からは、上述したように、名刺サイズ以下の原稿が挿入され、プラスチック製の原稿であっても、読み取り可能である。つまり、第2挿入口60から挿入される原稿に、機密性の高い情報が含まれている可能性が高い。このため、第2挿入口60から挿入された原稿の画像ファイルにパスワードが付与される。なお、第2挿入口60から挿入された原稿であるか否かの判定は、原稿検出センサ70によって行われる。
また、画像ファイルにパスワードを付与とは、画像ファイルを開くこと、及びその画像ファイルが含む画像を印刷する際にパスワードを求めるよう、画像ファイルに設定すること。より具体的には、画像ファイルのヘッダ領域に設定することである。本実施形態では、画像ファイルはPDF形式であり、ファイルを開くとき、及びファイルが含む画像データに基づき印刷するときにはパスワードの入力が要求されるようになっている。パスワードが設定可能であればファイル形式はPDFである必要はない。
ただし、画像ファイルがUSBメモリ80、若しくは、USBケーブル82を介してPC11に送信される場合、つまり、USBスキャン処理時には、ユーザが、USBホストI/F72にUSBメモリ80を装着、若しくは、USBファンクションI/F74に接続されたUSBケーブル82をPC11に接続しており、画像ファイルが、USBメモリ80、若しくは、USBケーブル82を介してPC11に画像ファイルが誤送信されても、機密性の高い情報が、他人に漏洩する虞は殆ど無い。このため、USBスキャン処理時において、第2挿入口60から挿入された原稿の画像ファイルには、パスワードが付与されない。
また、スキャナ50の選択ボタン86,88,90の操作により送信される画像ファイルの送信先は、通常、スキャナ50のユーザが設定する。つまり、選択ボタン86,88,90の送信先を設定した外部装置、具体的には、PC10は、スキャナ50のユーザが使用している可能性が高い。このため、例えば、スキャナ50のユーザが、PC11に画像ファイルを送信するつもりで、選択ボタン86を誤操作した場合であっても、画像ファイルは、スキャナ50のユーザが使用するPC10に送信される。つまり、プッシュスキャン処理時に、画像ファイルがPC10に誤送信されても、機密性の高い情報が、他人に漏洩する虞は低い。このため、プッシュスキャン処理時において、画像ファイルの送信先が、選択ボタン86,88,90の送信先を設定した外部装置である場合には、第2挿入口60から挿入された原稿の画像ファイルに、パスワードが付与されない。
なお、プッシュスキャン処理時において、画像ファイルの送信先が、選択ボタン86,88,90の送信先を設定した外部装置であるか否かの判定は、許可リストに基づいて行われる。詳しくは、許可リストは、データ記憶領域98に記憶されており、選択ボタン86,88,90の送信先が設定された際に、上述したように、選択ボタン86,88,90の送信先を設定した外部装置、つまり、PC10のIPアドレスが許可リストに追加されている。このため、第2挿入口60から原稿が挿入され、プッシュスキャン処理が実行される際には、送信先の外部装置のIPアドレスと、許可リストのIPアドレスとが比較される。そして、送信先の外部装置のIPアドレスと、許可リストのIPアドレスとが一致した場合には、画像ファイルの送信先が、選択ボタン86,88,90の送信先を設定した外部装置であると判断され、第2挿入口60から挿入された原稿の画像ファイルに、パスワードは付与されない。
また、スキャン処理時に画像ファイルの送信が複数回行われている外部装置は、スキャナ50のユーザが複数回、使用していると想定されることから、その外部装置に、画像ファイルが誤送信された場合であっても、機密性の高い情報が、他人に漏洩する虞は低いと考えられる。このため、画像ファイルの送信先が、スキャン処理時に画像ファイルの送信が複数回行われている外部装置である場合には、第2挿入口60から挿入された原稿の画像ファイルに、パスワードは付与されない。
具体的には、例えば、PC11は、選択ボタン86,88,90の送信先を設定した外部装置でないため、PC11のIPアドレスは、許可リストにない。このため、選択ボタン88がユーザにより操作され、プッシュスキャン処理の対象が第2挿入口60から挿入された原稿である場合には、その原稿の画像ファイルにパスワードが付与される。しかしながら、選択ボタン88の操作によるプッシュスキャン処理等が行われ、PC11への画像ファイルの送信が設定回数、行われた際には、PC11のIPアドレスが、許可リストに追加される。これにより、画像ファイルの送信先が、スキャン処理時に画像ファイルの送信が複数回行われている外部装置である場合には、第2挿入口60から挿入された原稿の画像ファイルに、パスワードは付与されない。
このようにして、パスワードが付与された画像ファイル若しくは、パスワードが付与されていない画像ファイルが生成される。そして、生成された画像ファイルが、ユーザにより操作された選択ボタンに応じた外部装置に送信される。以下に、機密性の高い情報が含まれている可能性のある原稿のスキャン処理について、図6に示すシーケンス図を用いて、詳しく説明する。
まず、スキャナ50の第2挿入口60に原稿が挿入される(M200)。そして、ユーザにより選択ボタンが操作される(M202)。続いて、第2挿入口60に挿入された原稿が、読取装置68によって読み取られる(M204)。次に、CPU62では、操作された選択ボタンに応じた外部装置のIPアドレスと、許可リストのIPアドレスとが比較される(M206)。
操作された選択ボタンに応じた外部装置のIPアドレスと、許可リストのIPアドレスとが一致する場合、つまり、操作された選択ボタンに応じた外部装置のIPアドレスが許可リストにある場合には、パスワードが付与されていない画像ファイルが生成される(M208)。一方、操作された選択ボタンに応じた外部装置のIPアドレスと、許可リストのIPアドレスとが一致しない場合、つまり、操作された選択ボタンに応じた外部装置のIPアドレスが許可リストに無い場合には、パスワードが付与された画像ファイルが生成される(M208)。
画像ファイルが生成されると、スキャナ50は、画像ファイルをPC10若しくは、PC11に送信してもよいか否かの確認を、PC10若しくは、PC11に無線通信40を介して送信する(M210)。PC10若しくは、PC11は、画像ファイルの送信確認に対する返信として、画像ファイルのPC10若しくは、PC11への送信を許容する旨を、無線通信40を介してスキャナ50に送信する(M212)。そして、スキャナ50は、画像ファイルの送信許容に対する返信として、画像ファイルをPC10若しくは、PC11に、無線通信40を介して送信する(M214)。
また、スキャナ50では、プッシュスキャン処理および、USBスキャン処理と異なるスキャン処理を行うことが可能である。具体的には、PC10等からスキャン処理の指令が、無線通信40を介して送信されたことを条件として、スキャン処理の指令を送信してきたPC10等に、画像ファイルを送信するスキャン処理(以下、「プルスキャン処理」と記載する場合が)が実行される。プルスキャン処理では、スキャナ50でのユーザ操作は無く、画像ファイルの送信先は、スキャン処理指令を送信してきた外部装置である。つまり、プルスキャン処理時において、画像ファイルの誤送信が発生する虞は無いため、第2挿入口60から挿入された原稿の画像ファイルに、パスワードは付与されない。
また、スキャナ50にプルスキャン処理の指令を送信する外部装置は、当然、スキャナ50のユーザが使用する装置である。つまり、スキャナ50にプルスキャン処理の指令を送信した外部装置に、画像ファイルが誤送信された場合であっても、機密性の高い情報が、他人に漏洩する虞は低い。このため、スキャナ50にプルスキャン処理の指令を送信した外部装置のIPアドレスが、プルスキャン処理後に、許可リストに追加される。これにより、画像ファイルの送信先が、スキャナ50にプルスキャン処理の指令を送信したことのある外部装置である場合には、第2挿入口60から挿入された原稿の画像ファイルに、パスワードは付与されない。
以下に、プルスキャン処理について、図7に示すシーケンス図を用いて、詳しく説明する。まず、PC10若しくは、PC11が、プルスキャン処理の指令を、無線通信40を介してスキャナ50に送信する(M300)。スキャナ50は、プルスキャン処理の指令を受信すると、読取装置68によって原稿を読み取る(M302)。そして、パスワードが付与されていない画像ファイルが生成される(M304)。
画像ファイルが生成されると、スキャナ50は、画像ファイルをPC10若しくは、PC11に送信してもよいか否かの確認を、PC10若しくは、PC11に無線通信40を介して送信する(M306)。PC10若しくは、PC11は、画像ファイルの送信確認に対する返信として、画像ファイルのPC10若しくは、PC11への送信を許容する旨を、無線通信40を介してスキャナ50に送信する(M308)。
そして、スキャナ50は、画像ファイルの送信許容に対する返信として、画像ファイルをPC10若しくは、PC11に、無線通信40を介して送信する(M310)。さらに、スキャナ50は、PC10若しくは、PC11のIPアドレスを、データ記憶領域98に記憶されている許可リストに追加する(M312)。
<制御プログラム>
上述したプッシュスキャン処理、プルスキャン処理、USBスキャン処理は、スキャナ50のCPU62において制御プログラム96が実行されることによって行われる。以下に、図8及び図9を用いて、スキャナ50のCPU62で制御プログラム96が実行される際のフローを説明する。
制御プログラム96では、まず、PC10等の外部装置からプルスキャン処理の指令を受信したか否かが、CPU62によって判断される(ステップ(以下、「S」と略す)100)。外部装置からプルスキャン処理の指令を受信していない場合(S100のNO)には、選択ボタン86,88,90が操作されたか否かが、CPU62によって判断される(S102)。選択ボタン86,88,90が操作されていない場合(S102のNO)には、S100に戻る。
一方、選択ボタン86,88,90が操作された場合(S102のYES)には、画像ファイルの送信先が、ローカルケーブルにより接続された機器、若しくは、USBメモリ80であるかが、CPU62によって判断される(S104)。つまり、画像ファイルが、USBメモリ80に送信されるか否か、若しくは、USBケーブル82を介して、PC11に送信されるか否かが、CPU62によって判断される。画像ファイルが、USBメモリ80若しくは、USBケーブル82を介してPC11に送信されない場合(S104のNO)には、第2挿入口60に原稿が挿入されたか否かが、CPU62によって判断される(S106)。つまり、原稿検出センサ70によって原稿が検出されたか否かが、CPU62によって判断される。
第2挿入口60に原稿が挿入されている場合(S106のYES)には、送信先のIPアドレスが許可リストにあるか否かが、CPU62によって判断される(S108)。送信先のIPアドレスが許可リストにない場合(S108のNO)には、原稿が読取装置68によって読み取られ、読取信号に基づいてパスワード付の画像ファイルが生成される(S110)。そして、生成された画像ファイルが、PC10等の外部装置に送信される(S112)。
次に、送信回数Cに1が加算される(S114)。そして、送信回数Cが設定回数A以上であるか否かが、CPU62によって判断される(S116)。送信回数Cが設定回数A以上である場合(S116のYES)には、許可リストに送信先のPCのIPアドレスが登録される(S118)。以上の処理により、制御プログラム96が終了する。一方、送信回数Cが設定回数A未満である場合(S116のNO)には、S118の処理がスキップされ、制御プログラム96が終了する。
また、S100で外部装置からプルスキャン処理の指令を受信している場合(S100のYES)には、プルスキャン処理の指令を送信してきたIPアドレスが、許可リストに登録される(S120)。続いて、原稿が読取装置68によって読み取られ、読取信号に基づいてパスワード無しの画像ファイルが生成される(S122)。そして、S112以降の処理が行われる。
また、S104で画像ファイルが、USBメモリ80若しくは、USBケーブル82を介してPC11に送信される場合(S104のYES)には、原稿が読取装置68によって読み取られ、読取信号に基づいてパスワード無しの画像ファイルが生成される(S122)。そして、S112以降の処理が行われる。
また、S106で第2挿入口60に原稿が挿入されていない場合(S106のNO)、つまり、第1挿入口58に原稿が挿入された場合には、第1挿入口58から挿入された原稿が読取装置68によって読み取られ、読取信号に基づいてパスワード無しの画像ファイルが生成される(S122)。そして、S112以降の処理が行われる。
また、S108で送信先のIPアドレスが許可リストにある場合(S108のYES)には、原稿が読取装置68によって読み取られ、読取信号に基づいてパスワード無しの画像ファイルが生成される(S122)。そして、S112以降の処理が行われる。
<CPUの機能構成>
上述したシーケンス及び制御プログラム96を実行するCPU62は、それの実行処理に鑑みれば、図1に示すような機能構成を有するものと考えることができる。図から解るように、CPU62は、画像ファイル生成手段110と、画像ファイル送信手段112と、原稿寸法判断手段114と、記憶制御手段116と、識別情報受信手段118とを有している。
画像ファイル生成手段110は、上記制御プログラム96のS110、S122の処理を実行する機能部である。画像ファイル送信手段112は、上記制御プログラム96のS112の処理を実行する機能部である。原稿寸法判断手段114は、上記制御プログラム96のS106の処理を実行する機能部である。記憶制御手段116は、上記シーケンスのM116の処理を実行する機能部である。識別情報受信手段118は、上記シーケンスのM100の処理を実行する機能部である。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。具体的には、例えば、上記実施形態では、名刺サイズ以下の原稿のみが挿入可能な第2挿入口60に原稿検出センサ70が設けられ、原稿検出センサ70によって原稿が検出された場合に、その原稿のサイズが名刺サイズ以下であると判断されているが、種々の手法により、原稿のサイズを判断することが可能である。例えば、フラットベットに載置された原稿を読み取り、読取信号から画像データを生成し、その画像データに基づいて、原稿のサイズを判断することが可能である。
また、上記実施形態では、パネル等の表示装置を備えていないスキャナ50に、本発明が適用されているが、表示装置を備えたスキャナに、本発明を適用することが可能である。これは、表示装置がある場合であっても、ユーザのボタンの押し間違い等により、画像ファイルの誤送信が発生するためである。
また、上記実施形態では、イメージセンサ79が、第1挿入口58から挿入された原稿の搬送経路、及び、第2挿入口60から挿入された原稿の搬送経路に配設されているが、第1挿入口58から挿入された原稿の搬送経路と、第2挿入口60から挿入された原稿の搬送経路との各々に、イメージセンサを配設することが可能である。つまり、第1挿入口58から挿入された原稿の搬送経路用のイメージセンサと、第2挿入口60から挿入された原稿の搬送経路用のイメージセンサとを配設することが可能である。
また、上記実施形態では、CPU62によって図8及び図9に示す処理が実行される例を説明したが、これら処理は、CPU62に限らず、ASICや他の論理集積回路により実行されてもよいし、これら処理が、CPU62やASIC、他の論理集積回路が協働することにより実行されてもよい。
10:PC(外部装置)
11:PC(外部装置)
50:スキャナ(スキャン装置)
58:第1挿入口(第1搬送経路)
60:第2挿入口(第2搬送経路)
62:CPU(制御装置)(コンピュータ)
66:ボタン入力部(操作部)
68:読取装置
76:無線LANI/F(通信部)
79:イメージセンサ(読取素子)
86:選択ボタン(操作ボタン)
88:選択ボタン(操作ボタン)
90:選択ボタン(操作ボタン)
96:制御プログラム(プログラム)
98:データ記憶領域(記憶部)
110:画像ファイル生成手段
112:画像ファイル送信手段
114:原稿寸法判断手段
116:記憶制御手段
118:識別情報受信手段

Claims (9)

  1. 原稿に記された画像の一部を読み取り、読み取り信号を出力する読取装置と、
    外部装置と通信可能な通信部と、
    前記通信部を介した外部装置との通信において外部装置を識別するための識別情報を記憶する記憶部と、
    ユーザ操作に応じた信号を出力する操作部と、
    制御装置と、
    を備えたスキャン装置であって、
    前記制御装置は、
    前記読取装置から受信した前記読み取り信号から画像データを含むファイルである画像ファイルを生成する画像ファイル生成手段と、
    前記画像ファイル生成手段によって生成された画像ファイルを前記通信部を介して外部装置へ送信する画像ファイル送信手段と、
    前記読取装置によって読み取られる画像の記された原稿の寸法が、予め設定された設定寸法以下であるか否かを判断する原稿寸法判断手段と、
    前記通信部を介して外部装置から任意の外部装置に係る識別情報を受信する、識別情報受信手段と、
    前記識別情報受信手段により受信した識別情報を前記記憶部に記憶させる記憶制御手段と、
    を有し、
    前記操作部からスキャン指令に対応する信号を受信すると、
    前記画像ファイル生成手段は、前記原稿寸法判断手段によって原稿の寸法が前記設定寸法以下であると判断された場合は、予め設定された設定条件を満たさない限り、前記読取装置が出力した前記読み取り信号から、パスワードが付与された画像ファイルを生成し、
    前記画像ファイル送信手段は、前記記憶部に記憶された識別情報によって識別される外部装置に前記画像ファイル生成手段によって生成された画像ファイルを送信し、
    前記設定条件は、前記画像ファイル送信手段により送信予定の外部装置に係る識別情報が、前記識別情報受信手段により、当該識別情報により識別される外部装置から受信された識別情報であることを含むことを特徴とするスキャン装置。
  2. 原稿に記された画像の一部を読み取り、読み取り信号を出力する読取装置と、
    外部装置と通信可能な通信部と、
    前記外部装置を識別するための識別情報を記憶する記憶部と、
    ユーザ操作に応じた信号を出力する操作部と、
    制御装置と、
    を備えたスキャン装置であって、
    前記制御装置は、
    前記読取装置から受信した前記読み取り信号から画像データを含むファイルである画像ファイルを生成する画像ファイル生成手段と、
    前記画像ファイル生成手段によって生成された画像ファイルを前記通信部を介して外部装置へ送信する画像ファイル送信手段と、
    前記読取装置によって読み取られる画像の記された原稿の寸法が、予め設定された設定寸法以下であるか否かを判断する原稿寸法判断手段と、
    を有し、
    前記操作部からスキャン指令に対応する信号を受信すると、
    前記画像ファイル生成手段は、前記原稿寸法判断手段によって原稿の寸法が前記設定寸法以下であると判断された場合は、予め設定された設定条件を満たさない限り、前記読取装置が出力した前記読み取り信号から、パスワードが付与された画像ファイルを生成し、
    前記画像ファイル送信手段は、前記記憶部に記憶された識別情報によって識別される外部装置に前記画像ファイル生成手段によって生成された画像ファイルを送信し、
    前記通信部を介して前記外部装置からのスキャン指令を受信した場合は、
    前記画像ファイル生成手段は、
    前記原稿寸法判断手段によって原稿の寸法が前記設定寸法以下であると判断され、かつ、前記設定条件を満たさないときであっても、前記読取装置が出力した前記読み取り信号から、パスワードが付与されていない画像ファイルを生成することを特徴とするスキャン装置。
  3. 前記設定条件は、前記制御装置が前記画像ファイル送信手段による送信予定の外部装置から、過去に前記スキャン指令を前記通信部介して受信したことであることを含む請求項2に記載のスキャン装置。
  4. 前記設定条件は、
    前記画像ファイル送信手段により送信予定の外部装置が、前記画像ファイル送信手段によって設定回数以上、画像ファイルが送信された外部装置であることを含む請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のスキャン装置。
  5. 前記スキャン装置は、
    前記設定寸法より大きな原稿を、前記読取装置が備える読取素子の対向領域を経由するよう搬送するための第1搬送経路と、
    前記設定寸法以下の原稿を前記読取素子の対向領域を経由するよう搬送するための第2搬送経路と、
    を備え、
    前記原稿寸法判断手段は、
    原稿が前記第2搬送経路を搬送された場合に、原稿の寸法が前記設定寸法以下であると判断することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のスキャン装置。
  6. 前記操作部は、
    入力媒体の接近若しくは接触の検出を示す検出信号を出力する複数の操作ボタンを有し、
    前記記憶部は、
    複数の前記外部装置の各々を識別するための複数の識別情報を記憶するとともに、前記複数の操作ボタンと前記複数の識別情報とを対応付けて記憶し、
    前記制御装置が、
    前記複数の操作ボタンの1つから前記検出信号を受信すると、
    前記画像ファイル送信手段は、
    前記制御装置が受信した検出信号の出力元である操作ボタンに対応する識別情報によって識別される外部装置に、画像ファイルを送信することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載のスキャン装置。
  7. 前記スキャン装置は、
    表示装置を有していないことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載のスキャン装置。
  8. 原稿に記された画像の一部を読み取り、読み取り信号を出力する読取装置と、外部装置と通信可能な通信部と、前記通信部を介した外部装置との通信において外部装置を識別するための識別情報を記憶する記憶部と、ユーザ操作に応じた信号を出力する操作部と、を備えたスキャン装置のコンピュータが読み取り可能なプログラムであって、
    前記読取装置から受信した前記読み取り信号から画像データを含むファイルである画像ファイルを生成する画像ファイル生成手段と、
    前記画像ファイル生成手段によって生成された画像ファイルを前記通信部を介して外部装置へ送信する画像ファイル送信手段と、
    前記読取装置によって読み取られる画像の記された原稿の寸法が、予め設定された設定寸法以下であるか否かを判断する原稿寸法判断手段と、
    前記通信部を介して外部装置から任意の外部装置に係る識別情報を受信する、識別情報受信手段と、
    前記識別情報受信手段により受信した識別情報を前記記憶部に記憶させる記憶制御手段と、
    して前記コンピュータを機能させ、
    前記コンピュータが、前記操作部からスキャン指令に対応する信号を受信すると、
    前記画像ファイル生成手段は、前記原稿寸法判断手段によって原稿の寸法が前記設定寸法以下であると判断された場合は、予め設定された設定条件を満たさない限り、前記読取装置が出力した前記読み取り信号から、パスワードが付与された画像ファイルを生成し、
    前記画像ファイル送信手段は、前記記憶部に記憶された識別情報によって識別される外部装置に前記画像ファイル生成手段によって生成された画像ファイルを送信し、
    前記設定条件は、前記画像ファイル送信手段により送信予定の外部装置に係る識別情報が、前記識別情報受信手段により、当該識別情報により識別される外部装置から受信された識別情報であることを含むことを特徴とするプログラム。
  9. 原稿に記された画像の一部を読み取り、読み取り信号を出力する読取装置と、外部装置と通信可能な通信部と、前記外部装置を識別するための識別情報を記憶する記憶部と、ユーザ操作に応じた信号を出力する操作部と、を備えたスキャン装置のコンピュータが読み取り可能なプログラムであって、
    前記読取装置から受信した前記読み取り信号から画像データを含むファイルである画像ファイルを生成する画像ファイル生成手段と、
    前記画像ファイル生成手段によって生成された画像ファイルを前記通信部を介して外部装置へ送信する画像ファイル送信手段と、
    前記読取装置によって読み取られる画像の記された原稿の寸法が、予め設定された設定寸法以下であるか否かを判断する原稿寸法判断手段と、
    して前記コンピュータを機能させ、
    前記コンピュータが、前記操作部からスキャン指令に対応する信号を受信すると、
    前記画像ファイル生成手段は、前記原稿寸法判断手段によって原稿の寸法が前記設定寸法以下であると判断された場合は、予め設定された設定条件を満たさない限り、前記読取装置が出力した前記読み取り信号から、パスワードが付与された画像ファイルを生成し、
    前記画像ファイル送信手段は、前記記憶部に記憶された識別情報によって識別される外部装置に前記画像ファイル生成手段によって生成された画像ファイルを送信し、
    前記通信部を介して前記外部装置からのスキャン指令を受信した場合は、前記原稿寸法判断手段によって原稿の寸法が前記設定寸法以下であると判断され、かつ、前記設定条件を満たさないときであっても、前記読取装置が出力した前記読み取り信号から、パスワードが付与されていない画像ファイルを生成することを特徴とするプログラム。
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