JP6131425B2 - 床被覆材の継目施工法及び継目構造 - Google Patents

床被覆材の継目施工法及び継目構造 Download PDF

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本発明は、床被覆材の継目施工法及びこれに用いる接続部材並びに継目構造に関し、更に詳しくは、施工性が良好で、接続強度が強く、長期に亘り十分な止水性を確保することのできる床被覆材の継目施工法及びこれに用いる接続部材並びに継目構造に関するものである。
従来より、集合住宅の共通廊下、ベランダ、バルコニーなどの床下地に貼着される床被覆材の端部同士を接続する際は、次のような工法で行われることが多い。
即ち、床被覆材の端部と端部の継目に、
(1)合成樹脂製溶接棒を加熱、溶融して充填する熱溶接による接続(例えば特許文献1)。
(2)床被覆材の合成樹脂を溶解する溶剤、又は、予め合成樹脂を溶解した溶剤を注入塗布する溶剤溶着による接続。
(3)接着剤、粘着剤、シーリング材等による接続。
これら工法においては、床被覆材の接続強度や防水性を確保するため、互いに隣接する床被覆材の継目にV字溝用カッターでV字溝又はU字溝(以下、これらをまとめてV字溝という。)を形成し、そのV字溝に溶接棒や溶剤や接着剤などを充填することが多い。
また、継目の防水性を高める為に、互いに隣接する高分子系シート(床被覆材)の目地部の下地上に、ガラス繊維の織布ないし不織布の上面に合成樹脂層を設けて成るアンダーシートを貼着する防水工法も知られている(特許文献2)。
特開昭63−193824号公報 特開平01−094145号公報
しかしながら、上記(1)〜(3)の工法において、互いに隣接する床被覆材の継目に沿ってV字溝を形成するのは容易ではなく、特に、床被覆材がクッション性や柔軟性(以下、クッション性等という。)を有する場合や、床被覆材の下方にクッション性等を有する別のアンダーシートを積層するような場合には、V字溝用カッターを床被覆材の継目に押し付けたときの押圧力が、クッション性等によって分散、吸収されるため、容易にV字溝を形成できないという問題があった。
また、熱溶接する上記(1)の工法では、樹脂溶接棒を加熱しながらV字溝に押付けるようにしてV字溝内に溶融した溶接棒を充填することが必要になるが、上記と同様の理由で充分に充填できず、接続強度が不足するという不具合も発生した。
更に、床被覆材の継目の下方に別のアンダーシートを設ける場合は、V字溝を形成するときにアンダーシートを傷付けたり、熱風溶接する際にアンダーシートが融解したり焦げたり気泡体が脱泡したりする恐れもあった。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたもので、その解決しようとする課題は、特段V字溝を形成する必要がなく、施工性・止水性共に良好で、特にクッション性等を有する床被覆材の継目施工に適した継目施工法及びこれに用いる接続部材並びに継目構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る床被覆材の継目施工法は、底部と立ち上がり部を備える接続部材を用いて、隣接する合成樹脂製の床被覆材の端部同士を接続する継目施工法であって、上記接続部材を床下地に設けると共に、その立ち上がり部を左右から挟むように、床被覆材の端部を接続部材の底部に載置して、床被覆材の端部と接続部材の立ち上がり部との間隙に溶融した合成樹脂製溶接棒を充填して床被覆材の端部と接続部材の立ち上がり部を熱溶接により溶接一体化するか、又は、床被覆材の端部と接続部材の立ち上がり部を熱溶融させて床被覆材の端部と接続部材の立ち上がり部を溶融一体化するか、又は、床被覆材の端部と接続部材の立ち上がり部との間隙に合成樹脂を溶解させる溶剤を注入して床被覆材の端部と接続部材の立ち上がり部を溶着一体化するか、又は、床被覆材の端部と接続部材の立ち上がり部との間隙に接着剤を塗布して床被覆材の端部と接続部材の立ち上がり部を接着することにより、床被覆材の端部同士を接続することを特徴とするものである。
また、本発明の接続部材は、上記の本発明の床被覆材の継目施工法に用いられて、隣接する合成樹脂製の床被覆材の端部同士接続する合成樹脂製の長尺の接続部材であって、床被覆材の端部が載置される底部と、その底部の略真ん中から上方へ立設され床被覆材の端部と一体化される立ち上がり部を備える断面形状が逆T字型であることを特徴とするものである。
また、本発明の床被覆材の継目構造は、底部と立ち上がり部を備える接続部材を用いて、隣接する合成樹脂製の床被覆材の端部同士を接続した継目構造であって、接続部材の底部に床被覆材の端部が載置されており、床被覆材の端部間に位置する接続部材の立ち上がり部両側の床被覆材の端部との間隙に溶融した合成樹脂製溶接棒が充填されて熱溶接により接続部材の立ち上がり部と床被覆材の端部が溶接一体化されているか、又は、接続部材の立ち上がり部と床被覆材の端部が熱溶融して接続部材の立ち上がり部と床被覆材の端部が溶融一体化されているか、又は、接続部材の立ち上がり部と床被覆材の端部との間隙に合成樹脂を溶解させる溶剤が注入されて接続部材の立ち上がり部と床被覆材の端部が溶着一体化されていることで、接続部材の立ち上がり部と床被覆材の端部が接合一体化されていることを特徴とする。
そして、本発明のもう一つの床被覆材の継目構造は、底部と立ち上がり部を備える接続部材を用いて、隣接する合成樹脂製の床被覆材の端部同士を接続した継目構造であって、接続部材の底部に床被覆材の端部が載置されており、床被覆材の端部間に位置する接続部材の立ち上がり部と両側の床被覆材の端部との間隙に塗布された接着剤によって、接続部材の立ち上がり部と床被覆材の端部が接着されていることを特徴とする。
本発明の床被覆材の継目施工法は、床下地に設けた接続部材の底部に、床被覆材の端部を載置し、接続部材の立ち上がり部と床被覆材の端部を溶接、溶着、又は、接着して床被覆材の端部同士を接続するので、隣接する床被覆材の端部にV字溝を形成する必要がなくなる。従って、V字溝を形成する施工時間や手間が軽減され、V字溝を形成する際の不具合も解消されるので、継目の仕上がりがきれいで、接続強度・止水性共に良好となり、特に、V字溝を形成するのが困難であるクッション性等を有する床被覆材同士の接続に適している。
また、上記継目施工法に用いる本発明の接続部材は、底部から立ち上がる立ち上がり部を備えることで、床被覆材同士を接続するに際し、上記の継目施工法を実施すると、床被覆材の端部にV字溝を形成する必要がなくなり、施工時間や手間が大幅に軽減されるばかりか、継目の仕上がりもきれいとなり、接続強度・止水性共に良好な継目構造を構築することができる。このように、この接続部材はV字溝を形成する必要がないので、クッション性等を有する床被覆材同士の接続に特に適している。しかも、形状が複雑でないため、押出成形で容易且つ安価に製造することができ、コストの増加も最小限に抑えることができる。
本発明の床被覆材の継目構造は、上記のように、立ち上がり部を備える接続部材を用いて床被覆材同士を接続するので、継目の仕上がりがきれいで、継目からの水の侵入もなく、接続強度・止水性共に良好であるため、特に、集合住宅の共通廊下、ベランダ、バルコニーなどの床下地に、クッション性等を有する床被覆材を貼着するのに最適な継目構造である。
尚、接続部材の立ち上がり部と両側の床被覆材の端部とを、溶接又は溶着により接合一体化するか、接着剤により接着するかは、床被覆材の材質等を考慮して、適宜変更すればよい。
本発明に係る床被覆材の継目施工法の一実施形態を工程順に説明する説明図である。 同施工法に用いる本発明の一実施形態に係る接続部材の斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る床被覆材の継目施工法を示す断面図である。 本発明に係る床被覆材の継目施工法の更に他の実施形態を工程順に説明する説明図である。 本発明の一実施形態に係る床被覆材の継目構造を示す平面図である。
以下、図面を参照して本発明の具体的な実施形態を詳述する。
図1に示す本発明の床被覆材の継目施工法は、図2に示す底部3aと立ち上がり部3bを備えた接続部材3を用いて、隣接する合成樹脂製の床被覆材2,2の端部2a,2aを接続する施工法であり、次にその工程を順に説明する。
即ち、まず、図1の(a)に示すように、集合住宅の共通廊下、ベランダ、バルコニーなどのコンクリート製の床下地1に床用接着剤6を塗布する。この床用接着剤6は、図1、図5に示すように、櫛目ごて(不図示)によって多数の凸条が間隔を開けて形成されるように床下地1に塗布される。このように床用接着剤6を塗布すると、万が一、床被覆材2,2の継目4から水が侵入しても、凸条である床用接着剤6が堰の役割を果たして、床下地1全体に水が広がってしまうのを防止することができる。
尚、床下地1は、上記のようなコンクリート製の床下地に限定されるものではなく、モルタル製・木製・金属製の床下地など、建築物に採用される一般的な床下地であれば本発明を実施することができる。また、床下地1に塗布する床用接着剤6は、ウレタン系、エポキシ系、アクリル系、変成シリコーン系などの硬化型の床用接着剤やゴム系の床用接着剤等が使用され、この中でも、耐水性に優れたウレタン系やエポキシ系(2液混合型でも水分硬化型等の1液型でもよい)が特に好ましい。
上記のように、床下地1に床用接着剤6を塗布すると、次に、図1の(b)に示すように、床下地1の上に接続すべき双方の床被覆材2,2と接続部材3を貼着する。この接続部材3は、図2に示すように、床被覆材2の端部2aの裏面が載置される底部3aと、その底部3aの略真ん中から上方へ立設された立ち上がり部3bを備える断面形状が逆T字型の合成樹脂製の長尺帯状体で、床被覆材2,2の端部2aと端部2aの継目4に、その立ち上がり部3bが床被覆材2,2の端部2a,2aに左右から挟まれる(近接しているが接触はしていない)ように床下地1の上に設けられている。
上記継目4の間隙距離、即ち、隣接する床被覆材2,2の端部2aと端部2aの離隔距離は、間に挟む立ち上がり部3bの厚みt2、接続強度、止水性、仕上がりの美観等を考慮すると3〜10mm程度であることが好ましく、接続部材3の立ち上がり部3bと床被覆材2の端部(端面)2aとの間隙距離は、床被覆材2の端部2aと立ち上がり部3bの接合一体化を考慮して0.1〜0.5mmであることが好ましい(熱溶接や接着剤で一体化する場合は0.1〜0.5mmが好ましく、溶剤溶着で一体化する場合は0.1〜0.3mmが好ましい)。
上記床下地1に貼着される床被覆材2としては、バルコニー、ベランダ、廊下などに敷設される外装用の軟質や半硬質、硬質の塩化ビニル系樹脂、オレフィン系樹脂などの熱可塑性樹脂により製造される床被覆材が好適に用いられる。かかる床被覆材2は長尺シート状のものでも、タイル状のものでも、床被覆材2,2間に継目4を形成するものであればどのようなものでもよく、クッション性等を有する床被覆材も好適に使用される。クッション性等を有する床被覆材としては、下層が発泡体や不織布で形成されたものが代表的で、通常の床被覆材2の下方に、上記と同様の下層が発泡体や不織布で形成された別シートを積層することで、クッション性等を付与してもよい。
また、上記床被覆材2,2の継目4に設けられる接続部材3は、その幅W(低部3aの幅W)が10〜50mm程度、底部3aの厚みt1が0.1〜0.5mm程度、立ち上がり部3bの高さHが2〜6mm程度、立ち上がり部3bの厚みt2が3〜10mm程度、その長さが床被覆材2,2の継目4の全長と略等しいものが好適に使用される。このように、接続部材3の底部3aの厚みt1を極薄に形成することで、その上に載置する床被覆材2の端部2aの盛り上がりが最小限に抑えられ、床被覆材2,2同士を接続したとしても、床被覆材2,2の継目4が盛り上がって周囲の美観を損ねたり、歩行時に躓いてしまう心配はない。また、立ち上がり部3bの高さHは、様々な床被覆材2の接続に使用可能とし、後述する熱風溶接や溶剤溶着などのことも考慮して、一般的な床被覆材2の厚み(1〜5mm程度)よりも高く形成されている。
尚、断面形状がL字型の帯状体を、左右対称に背中合わせに組み合わせてT字型にした接続部材を、上記の接続部材3の代わりに用いてもよく、このようなL字型の帯状体を組み合わせた接続部材は、熱風溶接性や溶剤溶解性に優れるという利点を持つ。
上記接続部材3は、本実施形態では、コストを抑えるために同系統の熱可塑性樹脂により押出成形されたものが用いられているが、少なくとも立ち上がり部3bが熱可塑性樹脂により形成されていればよく、底部3aは不織布や織布、金属や熱硬化性樹脂の薄板などで形成されていても構わない。また、底部3aと立ち上がり部3bを同系統の熱可塑性樹脂で形成する場合でも、熱溶接や溶剤溶着を考慮して、立ち上がり部3bの材質を、底部3aよりも融解性や溶解性が高いもので形成してもよい。更に、この接続部材3の立ち上がり部3bの厚みt2を、上端を薄く底部3a側を厚く形成すると、融解や溶剤溶着が容易になって施工性が向上するという効果を得ることもできる。
上記のような床被覆材2,2及び接続部材3を床下地1の上に貼着すると、図1の(c)に示すように、床被覆材2の端部2aと接続部材3の立ち上がり部3bの間隙に、溶融した合成樹脂製溶接棒5を充填して、床被覆材2の端部2aと立ち上がり部3aを熱溶接により接合一体化する。そして、図5に示すように、床被覆材2の継目4以外の端部を、シーリング材7によりシーリングし、継目4部分に溶融した余分な樹脂や立ち上がり部3bが残存している場合は、刃物で取り除いて、床被覆材2,2同士の接続が完了する。
尚、ここでいう熱溶接とは、上記の溶融した合成樹脂製溶接棒5を充填して床被覆材2の端部2aと接続部材3の立ち上がり部3bを一体化する樹脂溶接や、図4を参照して以下に説明するように、ヒートガンにより床被覆材2の端部2a及び接続部材3の立ち上がり部3bを溶かして、床被覆材2の端部2aと接続部材3の立ち上がり部3bを一体化する熱風溶接を含む概念である。
図4に示す熱溶接は、予め立ち上がり部3bの高さHが床被覆材2の厚みよりも高い接続部材3を用いて、図4の(a)の矢印に示す如く、上方からヒートガンなどにより熱風をあてて、接続部材3の立ち上がり部3bと床被覆材2の端部2aを融解し、その融解した融解物が間隙を埋めるようにして、床被覆材2の端部2aと接続部材3の立ち上がり部3bを一体化したものである。このような熱溶接を施すと、図4の(b)に示すように、最も熱風に近い接続部材3の立ち上がり部3bの上端部と、床被覆材2の端部2aの表面が最も良く融けると共に、熱風の吹き溜まりとなる接続部材3の立ち上がり部3bの下端部(底部3aの表面を含む)と、床被覆材2端部2aの裏面も良く融けて、床被覆材2の端部2aと接続部材3は断面形状が略横H字型に融解して一体化される。この熱溶接は、立ち上がり部3bと床被覆材2の端部2aだけでなく、接続部材3の底部3aの表面と床被覆材2の端部2aも融解一体化されるため、接続強度が非常に高い。
そして、本発明は、クッション性等を付与するため、床被覆材2の下方にクッション性等を有する別シートを積層した場合(不図示)に上記熱溶接(熱風溶接)を施しても、別シートに熱風があたるのを接続部材3が遮るため、別シートが融解したり、焦げたり、発泡体の気泡が脱泡したりする心配がなくなる。
尚、このように床被覆材2の下方にクッション性等を有する別シートを積層する場合は、上記のように熱風を遮るため、別シートの上に接続部材3を載置するようにする必要があることは言うまでもなく、その際は、止水性を向上させるため、別シートの上に接着剤を塗布し、別シートと床被覆材2及び接続部材3を貼着しておくようにする。
上記のような、熱溶接の他にも、溶剤溶着や接着剤により、床被覆材2の端部2aと接続部材3の立ち上がり部3bを一体化してもよい。ここでいう溶剤溶着とは、床被覆材2の端部2aと接続部材3の立ち上がり部3bの間隙に、合成樹脂を溶解させる溶剤を注入して、床被覆材2の端部2aと接続部材3の立ち上がり部3bを溶解一体化する工法である。この工法では、床被覆材2又は/及び接続部材3と同種の熱可塑性合成樹脂を予め溶解含有させたもの(シーム液)を用いると、間隙を埋めやすくなり接続強度も向上する。また、接着剤による接着とは、床被覆材2の端部2aと接続部材3の立ち上がり部3bの間隙に接着剤を塗布して、床被覆材2の端部2aと接続部材3の立ち上がり部3bを接着する工法である。この際に用いられる接着剤としては、エポキシ系、シリコーン系、ウレタン系の反応型接着剤や溶剤型接着剤が好適に使用され、シリコーン系などのシーリング材や、アクリル系の粘着剤を用いることもできる。
尚、上記溶剤溶着や接着剤により床被覆材2,2の端部2a,2aを接続しても、十分に接続強度が確保されるので、継目4から水が侵入する心配は殆どないが、より確実な接続強度と止水性を担保するため、図3に示すように、床被覆材2の裏面と接続部材3の底部3aの表面を接着剤8(溶剤若しくはシーム液も可)により接着してもよい。このように、床被覆材2の裏面と接続部材3の底部3aの表面を一体化することで、上記の図4に示す熱溶接と同様に、接続強度がより一層向上すると共に、継目4からの水の侵入を確実に防止することができる。
以上の説明から明らかなように、本発明の床被覆材の継目施工法は、継目4に沿って床被覆材2の両端部2a,2aにV字溝を形成する必要がないので、施工が容易で工期も短時間ですみ、継目4の仕上がりがきれいで、十分な接続強度と止水性を有する継目構造を構築することができる。従って、上記工程で施工された本発明の床被覆材の継目構造は、集合住宅の共通廊下、ベランダ、バルコニーなどに最適な継目構造体である。
1 床下地
2 床被覆材
3 接続部材
3a 底部
3b 立ち上がり部
W 接続部材の幅
H 立ち上がり部の高さ
t1 底部の厚み
t2 立ち上がり部の厚み
4 継目
5 合成樹脂製溶接棒
6 床用接着剤
7 シーリング材
8 接着剤

Claims (3)

  1. 底部と立ち上がり部を備える接続部材を用いて、隣接する合成樹脂製の床被覆材の端部同士を接続する継目施工法であって、
    上記接続部材を床下地に設けると共に、その立ち上がり部を左右から挟むように、床被覆材の端部を接続部材の底部に載置して、
    床被覆材の端部と接続部材の立ち上がり部との間隙に溶融した合成樹脂製溶接棒を充填して床被覆材の端部と接続部材の立ち上がり部を熱溶接により溶接一体化するか、又は、床被覆材の端部と接続部材の立ち上がり部を熱溶融させて床被覆材の端部と接続部材の立ち上がり部を溶融一体化するか、又は、床被覆材の端部と接続部材の立ち上がり部との間隙に合成樹脂を溶解させる溶剤を注入して床被覆材の端部と接続部材の立ち上がり部を溶着一体化するか、又は、床被覆材の端部と接続部材の立ち上がり部との間隙に接着剤を塗布して床被覆材の端部と接続部材の立ち上がり部を接着することにより、床被覆材の端部同士を接続することを特徴とする床被覆材の継目施工法。
  2. 底部と立ち上がり部を備える接続部材を用いて、隣接する合成樹脂製の床被覆材の端部同士を接続した継目構造であって、接続部材の底部に床被覆材の端部が載置されており、床被覆材の端部間に位置する接続部材の立ち上がり部両側の床被覆材の端部との間隙に溶融した合成樹脂製溶接棒が充填されて熱溶接により接続部材の立ち上がり部と床被覆材の端部が溶接一体化されているか、又は、接続部材の立ち上がり部と床被覆材の端部が熱溶融して接続部材の立ち上がり部と床被覆材の端部が溶融一体化されているか、又は、接続部材の立ち上がり部と床被覆材の端部との間隙に合成樹脂を溶解させる溶剤が注入されて接続部材の立ち上がり部と床被覆材の端部が溶着一体化されていることで、接続部材の立ち上がり部と床被覆材の端部が接合一体化されていることを特徴とする床被覆材の継目構造。
  3. 底部と立ち上がり部を備える接続部材を用いて、隣接する合成樹脂製の床被覆材の端部同士を接続した継目構造であって、接続部材の底部に床被覆材の端部が載置されており、床被覆材の端部間に位置する接続部材の立ち上がり部と両側の床被覆材の端部との間隙に塗布された接着剤によって、接続部材の立ち上がり部と床被覆材の端部が接着されていることを特徴とする床被覆材の継目構造。
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