JP6131134B2 - フィーダの制御プログラムの更新方法、補給案内の処理方法及び実装機 - Google Patents

フィーダの制御プログラムの更新方法、補給案内の処理方法及び実装機 Download PDF

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本発明は、フィーダの制御プログラムの更新方法、フィーダが保有する部品の補給案内の処理方法及びフィーダの制御プログラムを更新する実装機に関するものである。
従来、部品実装装置などの実装機が搭載する制御するプログラムは、装置が稼動した後においてもデバッグや動作速度の改善などの目的で更新が行われる。実装機は、制御プログラムをバージョンアップする処理が実施される間、該当する機器や機能の一部が使用できなくなるため、製造ラインが一時停止し生産効率が低下する。このため、実装機には、制御プログラムの更新処理によって製造ラインが停止する時間を短くするために、制御プログラムを記憶するメモリに複数の記憶領域が確保されものがある(例えば、特許文献1など)。特許文献1に開示される実装機は、制御プログラムの記憶領域として稼働領域とバックアップ領域との2つの領域を備えている。実装機は、稼働領域に記憶された制御プログラムを読み出して実装作業を実施するとともに、実装作業には使用されないバックアップ領域に新しい制御プログラムを書き込む処理を並列に実行する。実装機は、所定のタイミングで稼働領域とバックアップ領域とを切り替えて制御プログラムを変更することによって更新後の制御プログラムで処理を実施する。
特開2008−205075号公報
ところで、実装機は、回路基板に実装する電子部品等を供給するフィーダ(例えば、テープフィーダ)にも動作を制御する制御プログラムが搭載されており、動作速度、具体的には部品を供給するテープを送り出すスプロケットの回転速度の改善などにともなって当該制御プログラムが更新される。一方で、実装機の作業者は、同一あるいは異なる種類の部品に対応するテープフィーダを多数保有しておき、テープフィーダの交換作業による生産効率の低下を可能な限り防止する対策が図られるのが一般的である。
しかしながら、上記特許文献1に開示される技術をこれら複数のテープフィーダに適用した場合には、保有するすべてのフィーダに稼働領域とバックアップ領域との二つの領域が確保されたメモリを備える必要がある。また、フィーダには、稼働領域からの制御プログラムの読み出しと、バックアップ領域への新しい制御プログラムの書き込み処理とを並列に実行するために高機能な処理回路等を搭載する必要がある。結果として、フィーダ自体の製造コストが増大し、ひいては当該テープフィーダを搭載した実装機が稼働する生産ラインの製造コストの増大に繋がることが問題となる。
また、フィーダは、例えば実装機に接続して実装機側から制御プログラムを受信して更新を実施する。その一方で、フィーダは、部品の補給、あるいは生産ラインの回路基板の種類が変更される”段取り替え”などの際に他のフィーダに交換されるため、実装機が稼働中において常に実装機に接続されているわけではない。従って、たとえ稼働領域及びバックアップ領域が確保されたメモリを備え制御プログラムに対する処理を並列的に実行できたとしても、制御プログラムの更新中にフィーダを交換する処理が生じた場合に、更新の処理が完了するまで生産ラインが停止する虞がある。
本発明は、上記した課題を鑑みてなされたものであり、フィーダの高機能化を図ることなく、実装機の運用上のタイミングに合わせてフィーダの制御プログラムを更新することによって製造コストの低減と生産効率の向上が図れる制御プログラムの更新方法、補給案内の処理方法及び実装機を提供することを目的とする。
上記課題を鑑みてなされた本願に開示される技術に係るフィーダの制御プログラムの更新方法は、実装機に部品を供給するフィーダが有する制御プログラムの更新方法であって、実装機に部品を補給する旨の補給案内の処理において、補給するフィーダの使用を開始するまでの猶予時間が、部品を準備して補給する補給時間と、補給するフィーダの制御プログラムを更新する処理に必要な更新時間との2つの時間を合計した補給更新時間に比べて長い時間であるか否かを判定する第1判定工程と、第1判定工程において、猶予時間が補給更新時間に比べて長い時間であると判定された場合に、制御プログラムが未更新のフィーダを補給する旨の補給案内を案内する第1案内工程と、補給されたフィーダの制御プログラムを更新する第1更新工程と、を有することを特徴とする。
また、本願に開示される技術に係る補給案内の処理方法は、実装機に部品を補給する旨の補給案内の処理方法であって、部品を準備して補給する補給時間と、補給する部品を供給するフィーダが有する制御プログラムを更新する処理に必要な更新時間との2つの時間を合計した補給更新時間を演算し、補給後の部品の使用を開始する開始時間に先立ち、少なくとも補給更新時間だけ前の時間に補給案内を案内することを特徴とする。
また、本願に開示される技術に係る実装機は、制御プログラムを有するフィーダから部品が供給される実装機であって、部品を補給する旨の補給案内の処理において、補給するフィーダの使用を開始するまでの猶予時間が、部品を準備して補給する補給時間と、補給するフィーダの制御プログラムを更新する処理に必要な更新時間との2つの時間を合計した補給更新時間に比べて長い時間であるか否かを判定する第1判定手段と、第1判定手段により、猶予時間が補給更新時間に比べて長い時間であると判定された場合に、制御プログラムが未更新のフィーダを補給する旨の補給案内を案内する第1案内手段と、補給されたフィーダの制御プログラムを更新する更新手段と、を有することを特徴とする。
本願に開示される技術によれば、フィーダの高機能化を図ることなく、実装機の運用上のタイミングに合わせてフィーダの制御プログラムを更新することによって製造コストの低減と生産効率の向上が図れる制御プログラムの更新方法、補給案内の処理方法及び実装機を提供できる。
本発明の実施例である実装機を含む電子部品実装システムの電子回路生産ラインを示す模式図。 図1に示す実装機を上方からの視点において示す図。 図1に示す電子部品実装システムのブロック図。 統括制御装置がフィーダのファームウェアを管理する管理情報を示す図。 補給案内の時間と補給後のフィーダの使用を開始する開始時間との時系列を示す図。 管理手段が補給案内を送信する処理を説明するためのフローチャート。 管理手段が補給案内を送信する処理を説明するためのフローチャート。
図1に、本発明の実施例の電子部品実装システム(以下、「実装システム」と略す場合がある)10を示す。実装システム10は、複数の実装機12と、図示しない印刷装置、リフロー炉、検査装置などが相互に駆動連結された電子回路生産ラインを備える。実装機12の各々は個別制御装置14を備える。実装システム10は、各実装機12の個別制御装置14と、それら個別制御装置14を統括して制御する統括制御装置16とを含む制御システムにより制御される。実装機12の各々は、個別制御装置14が通信ケーブル20を介して統括制御装置16に接続されており、統括制御装置16との間で情報、指令等(後述する制御信号SI,補給案内GSを含む)を送受信可能とされている。
実装機12の各々は、生産ラインに搬送される回路基板22に対して電子部品の実装作業を行う。図2に示すように、実装機12は、搬送装置24と、作業ヘッド26と、移動装置28と、1対の供給装置30,32とを備えている。搬送装置24は、ベース33上に平行に並んで設けられた1対のガイドレール34を有しており、それら1対のガイドレール34の側方に張架されたコンベアベルト(図示略)を周回させることでガイドレール34に支持される回路基板22を搬送する構造とされている。また、搬送装置24は、所定の位置に設けられた昇降台39を駆動することによって回路基板22を固定する構造とされている。なお、本実施例では、搬送装置24による回路基板22の搬送方向(図2における左右方向)をX軸方向とし、搬送される回路基板22の基板平面に平行でX軸方向に直角な方向をY軸方向と称し説明を行う。
作業ヘッド26は、搬送装置24によって保持された回路基板22に対して電子部品を実装するものであり、下面に電子部品を吸着する吸着ノズル40を有する。移動装置28は、作業ヘッド26をX軸方向に移動させるためのX軸方向スライド機構50と、作業ヘッド26をY軸方向に移動させるためのY軸方向スライド機構52とを備えている。作業ヘッド26は、Y軸方向スライド機構52の側面に取り付けられることで、移動装置28によってベース33上の任意の位置に移動可能とされている。
供給装置30,32は、ベース33のY軸方向における両側部に搬送装置24を挟むようにして接続されている。供給装置30は、テープフィーダ型の供給装置であり、テーピング化された電子部品を1つずつ送り出すテープフィーダ70を複数有しており、作業ヘッド26への供給位置に電子部品を供給する構造とされている。テープフィーダ70は、Y軸方向の一端側(図2の上側)が実装機12本体のベース33に設けられたスロット33Aに接続され、Y軸方向の他端側に部品供給リールがセットされる。部品供給リールは、例えば電子部品が所定ピッチで配置されカバーテープで覆われたキャリアテープが巻回されている。テープフィーダ70には、ベース33のスロット33Aに電気的に接続可能なコネクタ(図示略)及びテープフィーダ70の動作を制御するファームウェアが記憶されるメモリ(図示略)が設けられている。ベース33は、複数のスロット33Aが設けられ、複数のテープフィーダ70がX軸方向に並設された状態で各スロット33Aに着脱可能となるように構成されている。供給装置32は、トレイフィーダ型の供給装置であり、Y軸方向に沿って設けられた一対のガイドレール72に嵌合されたスライダ(図示略)により支持板74が着脱可能に支持され、その支持板74により複数の部品トレイ76を支持する構造とされている。
また、実装機12は、マークカメラ80及びパーツカメラ82が設けられている。マークカメラ80は、作業ヘッド26の下面に下方を向いた状態で固定されており、移動装置28によって移動させられることで、回路基板22の表面を任意の位置において撮像することが可能となっている。一方、パーツカメラ82は、ベース33上に上を向いた状態で設けられており、作業ヘッド26が有する吸着ノズル40によって吸着保持された電子部品を撮像することが可能となっている。
図3に示すように、実装機12の個別制御装置14は、コントローラ86と、複数の駆動回路88とを備えている。駆動回路88の各々は、搬送装置24、移動装置28、作業ヘッド26、供給装置30のテープフィーダ70、供給装置32の各々に対応する。コントローラ86は、CPU等を備えたコンピュータを主体として構成され、各駆動回路88を介して搬送装置24等の動作を制御することが可能とされている。また、コントローラ86は、マークカメラ80によって得られた画像データを処理して回路基板22に関する情報を検出する。また、コントローラ86は、パーツカメラ82によって得られた画像データを処理して吸着ノズル40による電子部品の保持位置の誤差の検出等を実施する。コントローラ86は、統括制御装置16に接続されており、統括制御装置16との間で検出結果や指令等が送受信される。また、実装機12は、タッチパネル等の表示装置89を備えており、コントローラ86により各種情報を表示して作業者が確認することが可能とされている。
上記した実装機12を含む実装システム10(図1参照)は、様々な仕様の回路基板22が生産可能であり、各生産ジョブのスケジュールを統括制御装置16が管理する。図3に示すように、統括制御装置16は、管理手段90と、案内手段92と、記憶手段93とを備えている。管理手段90は、生産ジョブのスケジュールに応じて実装機12を含む各装置及びその装置の作業者に対し次に実施すべき作業を管理する。案内手段92は、管理手段90の制御に基づいて各装置に制御信号SIを送信する。例えば、管理手段90は、生産ラインの稼働中に生産する回路基板22の種類が切り替わる毎に各装置の生産プログラムを切り替えるなどの”段取り替え”を管理する。管理手段90は、回路基板22の種類や生産枚数を管理しており、装置毎に同一の基板種の生産が終了した時点を検出する。案内手段92は、管理手段90の制御に基づいて”段取り替え”を実施する旨の制御信号SIを出力して、次に生産する基板種の生産プログラムを起動するなどの指令をする。
また、管理手段90は、生産ジョブのスケジュール管理の他に、供給装置30,32が保有する電子部品の個数あるいは印刷装置のスキージの使用回数などの生産ラインで消費される部品等を管理する。記憶手段93には、図4示すテープフィーダ70の管理情報100が記憶されている。管理情報100には、フィーダID毎に、接続状態、接続中の実装機12、接続されたスロット33A、ファームウェアのバージョン、搭載された部品の部品種、電子部品の残り個数及び保管場所に関する情報が記憶されている。なお、図4に示す管理情報100は一例であり、データの種類、数値、項目数等は生産ラインの変更等に応じて適宜変更される。管理手段90は、記憶手段93の管理情報100を読み出して各テープフィーダ70が保有する部品残数が規定値よりも少なくなった場合に、部品を補給する旨の制御信号SIを案内手段92に送信させる。なお、以下の説明では、案内手段92が送信する部品の補給を指示する旨の制御信号SIを他の制御信号SIと区別するために、補給案内GS(図1及び図3参照)と称し説明する。各実装機12は、案内手段92から受信した補給案内GSに基づいて表示装置89に補給すべきテープフィーダ70に関する情報を表示する。作業者は、表示装置89に表示される情報に従ってテープフィーダ70の補給作業を実施する。
また、管理手段90は、管理情報100により各テープフィーダ70のファームウェアの更新状態を管理する。管理手段90は、ベンダーから新しいファームウェアが提供等されバージョンアップをする必要が生じた場合に、作業者が部品補給にともなってテープフィーダ70を準備する時間と、ファームウェアを更新するのに必要な時間とを判定し、判定結果に応じた内容の補給案内GSを送信することで各テープフィーダ70のファームウェアを適切に更新する。図5は、補給案内GSを送信する処理における時系列の一例を示す。図5に示す開始時間T1は、作業者が実装機12に補給したテープフィーダ70が駆動して部品の供給が開始される時間である。補給時間T2は、作業者が生産ラインの近傍に設けられた保管棚や倉庫などの保管場所(図4の「保管場所」参照)から補給する部品(部品供給リール)及びテープフィーダ70を持ち出し、実装機12のスロット33Aに接続するまでの作業に必要と想定される時間である。更新時間T3は、補給されたテープフィーダ70がスロット33Aに接続されてからファームウェアの更新処理が完了するまでに必要な処理時間である。なお、開始時間T1、補給時間T2及び更新時間T3は、例えば予め設定された時間(値)が記憶手段93に記憶されている。また、開始時間T1は、例えば、補給案内GSを案内する際の電子部品の残数、生産する基板種においてその電子部品が使用される頻度、生産効率などに応じて予測した時間が予め設定される。補給時間T2は、例えば生産ラインの規模(ライン数や作業者数)などに応じて設定される。更新時間T3は、例えばファームウェアのデータ量や更新が必要なプログラムの行数などに応じて設定される。
管理手段90は、補給するテープフィーダ70に応じた補給時間T2及び更新時間T3を記憶手段93から読み出し、2つの時間を合計した補給更新時間T4を演算する。管理手段90は、補給後の部品の開始時間T1に先立ち、補給更新時間T4だけ前の時間に補給案内GSを案内する。例えば、管理手段90は、図4に示すフィーダID「002」のテープフィーダ70の部品残数が規定値(例えば100個)以下となった場合に、同一の部品種(この場合、部品種b)が供給可能なテープフィーダ70のうち、ファームウェアが未更新(この場合、バージョンがVer.1)のフィーダを管理情報100から検索する。管理手段90は、フィーダID「006」のテープフィーダ70が該当すると判定し、当該テープフィーダ70を補給する旨の補給案内GSを案内手段92に送信させる。案内手段92は、開始時間T1から補給更新時間T4だけ前の時間に到達すると、フィーダID「006」及び保管場所(生産ラインA(棚001))や接続するスロット33Aの番号(空いているスロットの番号)等の情報を含む補給案内GSを実装機12に送信する。実装機12の表示装置89(図3参照)には、補給すべきテープフィーダ70に関する情報(保管場所、フィーダIDなど)が表示される。作業者は、表示装置89の表示に従ってファームウェアが未更新のテープフィーダ70(フィーダID「006」のもの)を補給する。このような構成の実装システム10では、作業者に対して予め補給時間T2と更新時間T3を見越した補給更新時間T4で補給案内GSを案内するため、ファームウェアの更新中にテープフィーダ70が使用、挿抜等される可能性がほぼなくなり、部品の補給作業に応じて各テープフィーダ70のファームウェアを適切に更新することができる。また、作業者は、補給案内GSの指示に従ってテープフィーダ70を補給するだけで生産ラインの稼働中に保有する複数のテープフィーダ70が適宜更新される。このため、ファームウェアを更新するためだけに生産ラインを一時停止させるような非効率的な状態が生じない。結果として、実装機12の運用上のタイミングに合わせてテープフィーダ70のファームウェアを更新することによって生産効率の向上が図れる。なお、管理手段90及び案内手段92は、開始時間T1に先立ち、少なくとも補給更新時間T4だけ前の時間に補給案内GSを案内すればよく、補給更新時間T4よりもさらに前に補給案内GSを送信する設定でもよい。
ここで、管理手段90は、開始時間T1に先立ち補給更新時間T4を見越して補給案内GSを送信するが、実際には補給案内GSを送信できない場合が想定される。例えば、作業者は、管理手段90から生産ジョブのスケジュールに従って様々な指令が発せられ、各作業を順番に実施する。この場合、管理手段90は、作業者の作業の完了状況に応じて補給案内GSを送信する設定が好ましい。管理手段90は、例えば、1つの作業が完了した後に次の作業の指令を出す設定であれば、補給案内GSを送信する際に作業者が補給作業よりも前の作業を完了している状態が検出される必要がある。このような補給案内GSを送信するタイミングの制限は、作業員の数が少ない生産ラインにおいて、補給作業のみを担当する専属の作業員が確保できないなどの理由によって、より制限されることとなる。従って、管理手段90は、予めファームウェアの更新時間T3を見越して補給案内GSを出すスケジュールを管理したとしても実際には補給案内GSが予定通りに送信できない、あるいは仮に予定通りに補給案内GSを送信したとしても開始時間T1までにファームウェアの更新が完了しない場合がある。そこで、本実施例の管理手段90は、各実装機12に対して補給案内GSを送信する際に、実際にファームウェアを更新する時間が残っているか否かを判定した上で、補給すべきテープフィーダ70を加味した補給案内GSを送信する。
(補給案内の送信内容の判定)
次に、管理手段90が補給案内GSを送信し、補給案内GSに応じて実装機12がファームウェアを更新する処理について、図6のフローチャートに従って説明する。なお、以下の説明では、図4に示す管理情報100のフィーダID「002」のテープフィーダ70に対応するフィーダを補給する場合について説明する。
まず、図6に示すステップS1において、管理手段90は、作業者の作業状況に応じて補給案内GSを送信する条件が成立した場合に、図4の管理情報100から補給可能なテープフィーダ70のうち、ファームウェアが未更新のフィーダを管理情報100から検索する。
なお、管理手段90は、例えば、作業者が実装機12の表示装置89(タッチパネルなど)により前の作業を完了した旨を入力した場合に、次の作業指示として補給案内GSが送信可能であると判定する。また、管理手段90は、予め管理情報100に対する補給用のテープフィーダ70の検索を実施しておき、作業者からの作業完了の入力を待つ設定でもよい。また、管理手段90は、ステップS1において未更新のテープフィーダ70が検知されない場合、即ち、保有するすべてのテープフィーダ70のファームウェアが既に更新済みである場合には、補給時間T2及び更新時間T3を合計する演算をせずに、少なくとも開始時間T1から補給時間T2だけ前の時間に補給案内GSを送信する。これにより、ファームウェアの更新の必要性に応じた適切なタイミングで作業者に対して補給案内GSを送信できる。
次に、ステップS2において、管理手段90は、補給案内GSが送信可能であると判定した時間から補給後のテープフィーダ70の開始時間T1までの時間(以下、「猶予時間」という)が補給更新時間T4よりも長い時間である否かを判定する。例えば、図5に示すケースC1では、猶予時間TC1が補給更新時間T4に比べて長い時間であるため、ファームウェアの更新が実施可能となる。一方、ケースC2では、猶予時間TC2が補給更新時間T4に比べて短い時間であるためファームウェアの更新が実施できない。従って、管理手段90は、ケースC2の場合(ステップS2:NO)には、管理情報100のフィーダID「002」と交換可能でファームウェアが「更新済み」のテープフィーダ70(例えば、フィーダID「007」)を補給すべきフィーダとする内容の補給案内GSを送信する(ステップS3)。実装機12は、作業者が補給案内GSに従ってテープフィーダ70をスロット33Aに接続すると、接続されたテープフィーダ70のフィーダIDを確認した上で接続された旨の情報を管理手段90に送信する(ステップS4)。管理手段90は、実装機12に接続されるテープフィーダ70が変更された情報を管理情報100に反映する(ステップS6)。管理手段90は、例えば、次に同じ部品種(部品種b)の補給が必要となり補給案内GSが送信可能な条件となった場合に、ステップS1,S2の判断を実施して開始時間T1までにファームウェアが更新可能な場合のみ、未更新のテープフィーダ70を補給する内容の補給案内GSを送信する。これにより、ファームウェアの更新中に補給したテープフィーダ70の開始時間T1となることがなく、生産ラインを停止せずにファームウェアの更新が実施可能となる。
また、管理手段90は、ステップS2において、猶予時間が補給更新時間T4よりも長い時間、即ち、図5に示すケースC1の場合(ステップS2:YES)には、フィーダID「002」と同種の部品が供給可能でファームウェアが未更新のテープフィーダ70(例えば、図4のフィーダID「006」)を補給すべきフィーダとする内容の補給案内GSを送信する(ステップS11)。なお、管理手段90は、ケースC1の時間から補給更新時間T4より前の時間までに補給案内GSを送信してもよく、あるいは補給更新時間T4まで時間の経過を待って補給案内GSを送信してもよい。
実装機12は、作業者が補給案内GSに従ってテープフィーダ70をスロット33Aに接続すると、接続されたテープフィーダ70のフィーダIDを確認した上で接続された旨の情報を管理手段90に送信する(ステップS12)。次に、管理手段90は、ステップS13において、接続されたテープフィーダ70が「更新済み」である場合、例えば作業者が表示装置89の表示を誤って認識したなどの理由により更新済みのテープフィーダ70が接続された場合(ステップS13:NO)には、管理情報100を更新(ステップS6)した上で、更新済みのテープフィーダ70を用いて実装機12に実装作業を実施させる。これにより、ファームウェアの更新作業に対して生産ラインの停止時間の短縮を優先することによって、生産効率が向上できる。
また、管理手段90は、接続されたテープフィーダ70が未更新である場合(ステップS13:YES)には、接続が確認された時間から開始時間T1までの猶予時間の残りの時間(以下、「猶予残時間」という)が、更新時間T3に比べて長い時間であるか否かを判定する(図7のステップS14)。例えば、作業者は、管理手段90から補給更新時間T4を見越して補給案内GSが送信されたとしても、補給指示の確認の遅延やテープフィーダ70の補給作業の遅延などによって、実際に補給すべきテープフィーダ70を接続する時間が遅れる場合が想定される。例えば、図5に示すケースC3では、猶予残時間TC3が更新時間T3よりも短い時間となっており、この場合には接続後にファームウェアの更新を実施しても開始時間T1までに処理が完了しない。結果として、生産ラインの停止が生じる虞がある。その一方で、開始時間T1以降の生産効率を考慮した場合に、補給されたテープフィーダ70をファームウェアが未更新のまま使用した作業効率に比べて、更新済み、即ち動作スピード等が改善されたテープフィーダ70を使用した作業効率の方がより生産効率が向上される場合がある。この場合、可能な限り更新済みのテープフィーダ70を使用することが好ましい。従って、管理手段90は、猶予残時間と更新時間T3とを比較して、更新済みで交換可能なテープフィーダ70がある場合(ステップS14:NO)には、再度テープフィーダ70の交換を指示する。
補給作業の遅延等の問題がなければ予め設定された補給時間T2内に補給作業が完了しているので、管理手段90は、猶予残時間が更新時間T3に比べて長い時間である場合(ステップS14:YES)には、実装機12に対し接続されたテープフィーダ70の更新を実施する旨の制御信号SI(図3参照)を送信する(ステップS15)。管理手段90は、実装機12からファームウェアの更新が完了した旨の通知を受けると管理情報100にその情報を反映する(図6のステップS6)。
一方、管理手段90は、猶予残時間が更新時間T3に比べて短い時間である場合(ステップS14:NO)には、交換可能でファームウェアが更新済みのテープフィーダ70があるか否かを判定する(ステップS21)。管理手段90は、更新済みのものがあれば(ステップS21:YES)、補給した接続中のテープフィーダ70に替えて更新済みのテープフィーダ70(例えば、図4のフィーダID「007」)を補給する内容の補給案内GSを再度送信する(ステップS22)。そして、管理手段90は、作業者がテープフィーダ70を実装機12に接続するのに応じて図6に示すステップS12からの処理を再度行う。
また、管理手段90は、交換可能な更新済みのテープフィーダ70がない場合(ステップS21:NO)には、接続中の未更新のテープフィーダ70のファームウェアを更新せずにそのまま実装機12に使用させる。これにより、ファームウェアの更新作業に対して生産ラインの停止時間の短縮を優先することによって、生産効率が向上できる。管理手段90は、テープフィーダ70が変更された情報を管理情報100に反映する(図6のステップS6)。このようにして、管理手段90は、テープフィーダ70の部品補給に応じて補給すべきフィーダを判定して補給案内GSを送信しながら、各テープフィーダ70のファームウェアの更新を適切なタイミングで実施させる。
以上、上記した本実施例によれば以下の効果を奏する。
<効果1>統括制御装置16の管理手段90は、生産ラインの実装機12にテープフィーダ70(部品)の補給を指示する補給案内GSを送信する処理において、補給後のテープフィーダ70の使用を開始する開始時間T1までの猶予時間TC1,TC2が、フィーダを準備、補給する補給時間T2とフィーダのファームウェアを更新する更新時間T3との2つの時間を合計した補給更新時間T4に比べて長い時間であるか判定する(図6のステップS2)。そして、管理手段90は、猶予時間TC1,TC2が補給更新時間T4に比べて長い時間である場合に、ファームウェアが未更新のテープフィーダ70を補給する内容の補給案内GSを各実装機12に送信する(ステップS11)。各実装機12は、作業者が補給案内GSに従って補給したテープフィーダ70のファームウェアを更新する(ステップS15)。このような構成では、作業者に対して予め補給時間T2と更新時間T3を見越した補給更新時間T4で補給案内GSを案内するため、ファームウェアの更新中にテープフィーダ70が使用、挿抜等される可能性がほぼなくなり、部品の補給作業に応じて各テープフィーダ70のファームウェアを適切に更新することができる。また、テープフィーダ70は、ファームウェアの更新にあたり特別な機能を追加する必要がなく、生産ラインの運用上の適切なタイミングで補給案内GSを案内するだけでファームウェアが更新されることとなる。その結果、テープフィーダ70の高機能化を図ることなく、実装システム10(実装機12)の運用上のタイミングに合わせてファームウェアを更新することによって製造コストの低減と生産効率の向上が図れる。
<効果2>管理手段90は、猶予時間TC2(図5参照)が補給更新時間T4に比べて短い時間である場合(ステップS2:NO、図5のケースC2)に、ファームウェアが更新済みのテープフィーダ70を補給する内容の補給案内GSを送信する(ステップS3)。管理手段90は、次の補給案内GSの送信時を待ってファームウェアが更新可能な場合のみ、未更新のテープフィーダ70を補給する内容の補給案内GSを送信する。これにより、ファームウェアの更新中に補給したテープフィーダ70の開始時間T1となることがなく、生産ラインを停止せずにファームウェアの更新が実施可能となる。結果、生産効率の向上が図れる。
<効果3>管理手段90は、未更新のテープフィーダ70を補給する補給案内GSを送信した後に、補給したテープフィーダ70が実装機12のスロット33Aに接続されたことが確認できた場合に、接続後の猶予残時間TC3(図5参照)が更新時間T3に比べて長い時間であるか判定する(ステップS14)。管理手段90は、猶予残時間TC3が更新時間T3に比べて長い時間である場合に、実装機12に対し補給されたテープフィーダ70のファームウェアを更新させる(ステップS15)。これにより、管理手段90は、補給後の時間が確実に更新時間T3以上ある場合のみ更新作業の開始を指示するため、より確実に生産ラインを停止せずにファームウェアの更新が実施可能となる。
<効果4>管理手段90は、猶予残時間TC3が更新時間T3に比べて短い時間である場合(ステップS14:NO)に、実装機12に接続されていない、且つファームウェアが更新済みのテープフィーダ70があるか判定する(ステップS21)。管理手段90は、未接続で更新済のテープフィーダ70がある場合(ステップS21:YES)に、補給した接続中のテープフィーダ70に替えて更新済みのテープフィーダ70を補給する内容の補給案内GSを再度送信する(ステップS22)。これにより、ファームウェアの更新作業に対して生産ラインの停止時間の短縮を優先することによって、生産効率が向上できる。
<効果5>案内手段92は、管理手段90の制御に基づいて開始時間T1に先立ち、少なくとも補給更新時間T4だけ前の時間に補給案内GSを送信する。これにより、テープフィーダ70の高機能化を図ることなく、実装システム10の運用上のタイミングに合わせてファームウェアを更新することによって製造コストの低減と生産効率の向上が図れる。
<効果6>管理手段90は、図6に示すステップS1において未更新のテープフィーダ70が検知されない場合、即ち、保有するすべてのテープフィーダ70のファームウェアが既に更新済みである場合には、補給時間T2及び更新時間T3を合計する演算をせずに、少なくとも開始時間T1から補給時間T2だけ前の時間に補給案内GSを送信する。これにより、ファームウェアの更新の必要性に応じた適切なタイミングで作業者に対して補給案内GSを送信できる。
<効果7>管理手段90は、管理情報100から各テープフィーダ70のファームウェアの更新状態を判定して、補給すべきテープフィーダ70をフィーダID等で特定した内容の補給案内GSを送信する。これにより、作業者は、補給案内GSに基づく表示装置89の表示に従って更新済み、あるいは未更新のテープフィーダ70を適切に補給できる。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。
例えば、上記実施例では、統括制御装置16が補給案内GSを実装機12に対して送信する構成としたが、個々の実装機12がテープフィーダ70のファームウェアを管理して補給案内を表示装置89等に表示する構成でもよい。即ち、本願における実装機は、複数の実装機12及び統括制御装置16を含む実装システム10でもよく、あるいは個別に動作する実装機12のみでもよい。
また、管理手段90は、図6に示した猶予時間TC1,TC2を加味した判定処理を実施せずに、単純に、開始時間T1に先だって予め設定された補給更新時間T4だけ前の時間に補給案内GSを送信する設定でもよい。この場合においても、テープフィーダ70の高機能化を図ることなく、実装システム10の運用上のタイミングに合わせてファームウェアを更新することによって製造コストの低減と生産効率の向上が図れる。
また、管理手段90は、図7に示すステップS14において、猶予残時間と更新時間T3とを比較し、更新済みのテープフィーダ70を案内する補給案内GSを再度通知する判定をしたが、判定する条件はこれに限定されず、生産ラインの様々な条件に基づいて適宜変更される。例えば、以下の4つの時間TA〜TDを比較して判定する。
(1)補給した未更新のテープフィーダ70をそのまま動作させた場合に回路基板22を生産するのみ要する総生産時間(=(回路基板22の1枚当たりの生産時間)×(生産基板数))が増加する時間TA
(2)未更新のテープフィーダ70を更新した場合に生産ラインが停止する時間TB
(3)未更新のテープフィーダ70を更新済みのテープフィーダ70へ交換するのに要する時間TC
(4)更新済みのテープフィーダ70を動作させた場合に上記総生産時間が短縮される時間TD
例えば、管理手段90は、時間TA、(時間TB−時間TD)及び(時間TC−時間TD)の3つの時間を演算し、その処理時間が最も短い時間の処理を選択することによって、生産効率の向上が図れる。
また、管理手段90は、実装機12に接続される複数のテープフィーダ70に対し、部品種に対応するフィーダを補給する際にファームウェアの更新を判定したが、テープフィーダ70が補給される他のタイミング、例えば、生産ジョブの変更にともなって基板種が変更される”段取り替え”を実施するタイミングでファームウェアの更新を判定してもよい。例えば、管理手段90は、予め設定された生産スケジュールを参照して、段取り替え後の生産ジョブの基板の生産に必要な部品種を管理する。また、管理手段90は、段取り替え後に必要な部品種に基づいて管理情報100を参照することで、次の生産ジョブで使用可能なテープフィーダ70を判定する。そして、管理手段90は、上記実施例の部品補給時と同様に、段取り替えに先立ち、補給時間T2及び更新時間T3に基づいて補給するテープフィーダ70としてファームウェアが未更新のものを補給案内GSで案内する。これにより、管理手段90は、段取り替えによるテープフィーダ70の補給作業に応じてファームウェアの更新を実装機12に実施させることができる。
また、ファームウェアを更新する対象は、テープフィーダ70に限らず、他のフィーダ(トレイフィーダ型の供給装置など)を対象としてもよい。
また、本願の制御プログラムは、ファームウェアに限らず、オペレーティングシステムなどの他の制御プログラムでもよい。
なお、特許請求の範囲の用語との対応関係は以下の通りである。
実装機12は、実装機の一例として、テープフィーダ70は、フィーダの一例として、管理手段90は、第1判定手段の一例として、案内手段92は、第1案内手段の一例として、ファームウェアは、制御プログラムの一例として、補給案内GSは、補給案内の一例として、開始時間T1は、開始時間の一例として、補給時間T2は、補給時間の一例として、更新時間T3は、更新時間の一例として、補給更新時間T4は、補給更新時間の一例として、猶予時間TC1,TC2は、猶予時間の一例として、猶予残時間TC3は、猶予残時間の一例として、図6のステップS2は、第1判定工程の一例として、ステップS3は、第2案内工程の一例として、ステップS11は、第1案内工程の一例として、ステップS14は、第2判定工程の一例として、ステップS15は、第1及び第2更新工程の一例として、ステップS21は、第3判定工程の一例として、ステップS22は、第3案内工程の一例として挙げられる。
12 実装機、70 テープフィーダ、90 管理手段、92 案内手段、GS 猶予時間、T1 開始時間、T2 補給時間、T3 更新時間、T4 補給更新時間、 補給案内、TC1,TC2、TC3 猶予残時間。

Claims (9)

  1. 実装機に部品を供給するフィーダが有する制御プログラムの更新方法であって、
    前記実装機に前記部品を補給する旨の補給案内の処理において、補給する前記フィーダの使用を開始するまでの猶予時間が、前記部品を準備して補給する補給時間と、補給する前記フィーダの前記制御プログラムを更新する処理に必要な更新時間との2つの時間を合計した補給更新時間に比べて長い時間であるか否かを判定する第1判定工程と、
    前記第1判定工程において、前記猶予時間が前記補給更新時間に比べて長い時間であると判定された場合に、前記制御プログラムが未更新の前記フィーダを補給する旨の前記補給案内を案内する第1案内工程と、
    補給された前記フィーダの制御プログラムを更新する第1更新工程と、
    を有することを特徴とするフィーダの制御プログラムの更新方法。
  2. 前記第1判定工程において、前記猶予時間が前記補給更新時間に比べて短い時間であると判定された場合に、前記制御プログラムが更新済みの前記フィーダを補給する旨の前記補給案内を案内する第2案内工程、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のフィーダの制御プログラムの更新方法。
  3. 前記第1案内工程において前記補給案内を案内した後に、補給する前記フィーダが前記実装機に接続された場合に、接続後の前記猶予時間の残りの猶予残時間が前記更新時間に比べて長い時間であるか否かを判定する第2判定工程と、
    前記第2判定工程において、前記猶予残時間が前記更新時間に比べて長い時間であると判定された場合に、接続した前記フィーダの制御プログラムを更新する第2更新工程と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれかに記載のフィーダの制御プログラムの更新方法。
  4. 前記第2判定工程において、前記猶予残時間が前記更新時間に比べて短い時間であると判定された場合に、前記実装機に接続されていない前記フィーダのうち前記制御プログラムが更新済みの未接続更新済フィーダがあるか否かを判定する第3判定工程と、
    前記第3判定工程において、前記未接続更新済フィーダがあると判定された場合に、接続中の前記フィーダと、前記未接続更新済フィーダとを交換する旨の前記補給案内を案内する第3案内工程と、
    を有することを特徴とする請求項3に記載のフィーダの制御プログラムの更新方法。
  5. 実装機に部品を補給する旨の補給案内の処理方法であって、
    前記部品を準備して補給する補給時間と、補給する前記部品を供給するフィーダが有する制御プログラムを更新する処理に必要な更新時間との2つの時間を合計した補給更新時間を演算し、補給後の前記部品の使用を開始する開始時間に先立ち、少なくとも前記補給更新時間だけ前の時間に前記補給案内を案内することを特徴とする補給案内の処理方法。
  6. 前記実装機に接続されていない前記フィーダのうち前記制御プログラムが未更新の前記フィーダがあるか否かを判定し、未更新の前記フィーダがある場合に、前記開始時間に先立ち、少なくとも前記補給更新時間だけ前の時間に前記補給案内を案内することを特徴とする請求項5に記載の補給案内の処理方法。
  7. 前記補給案内は、前記制御プログラムが未更新の前記フィーダを補給する旨の案内を含むことを特徴とする請求項5又は請求項6のいずれかに記載の補給案内の処理方法。
  8. 実装機に部品を補給する旨の補給案内の処理方法であって、
    補給する前記部品を供給するフィーダの使用を開始するまでの猶予時間が、前記部品を準備して補給する補給時間と、補給する前記フィーダが有する制御プログラムを更新する処理に必要な更新時間との2つの時間を合計した補給更新時間に比べて長い時間であるか否かを判定する第1判定工程と、
    前記第1判定工程において、前記猶予時間が前記補給更新時間に比べて長い時間であると判定された場合に、前記制御プログラムが未更新の前記フィーダを補給する旨の前記補給案内を案内する第1案内工程と、
    を有することを特徴とする補給案内の処理方法。
  9. 制御プログラムを有するフィーダから部品が供給される実装機であって、
    前記部品を補給する旨の補給案内の処理において、補給する前記フィーダの使用を開始するまでの猶予時間が、前記部品を準備して補給する補給時間と、補給する前記フィーダの前記制御プログラムを更新する処理に必要な更新時間との2つの時間を合計した補給更新時間に比べて長い時間であるか否かを判定する第1判定手段と、
    前記第1判定手段により、前記猶予時間が前記補給更新時間に比べて長い時間であると判定された場合に、前記制御プログラムが未更新の前記フィーダを補給する旨の前記補給案内を案内する第1案内手段と、
    補給された前記フィーダの制御プログラムを更新する更新手段と、
    を有することを特徴とする実装機。
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