JP6130699B2 - 開閉部材制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、開閉部材制御装置に係り、特に、車両に複数設けられた開閉部材の各々に対して個別に異物の挟み込みの有無を判定することが可能な開閉部材制御装置に関する。
パワーウィンドウ装置などの車両用の開閉部材制御装置の中には、ウィンドウガラス等の開閉部材が移動中に異物を挟み込んだときに当該異物の挟み込みを検出する機構を備えているものが存在する(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、開閉部材(特許文献1では開閉体)の挟み込み判定制御方法の一例として、開閉体をモータにより駆動して閉じる際の異物等の挟み込みの有無を判定するべく、モータの角速度変化量を算出し、角速度変化量と閾値とを比較して挟み込みを判定する方法が開示されている。かかる方法により、経年劣化による速度低下や挟み込み対象物の硬さに違いがある場合であっても確実に挟み込みの有無を判定することが可能となる。
特開2002−295127号公報
ところで、ウィンドウガラス等の開閉部材が車両に複数設けられている構成では、開閉部材毎に開閉頻度が異なることから、挟み込みの発生頻度も開閉部材毎に異なる可能性がある。例えば、車両内に複数配置された座席の各々の脇位置にはウィンドウガラスが設置されており、各座席において乗員は最寄りのウィンドウガラスを開閉させることが可能である。ここで、複数の座席のうち、運転席に最も近いウィンドウガラスについては、開閉頻度が比較的高くなっている。このように開閉頻度が高いウィンドウガラスについては、その駆動機構も経年劣化し易くなっているため、通常の挟み込みの判定基準を採用してしまうと、挟み込みが発生していないにもかかわらず挟み込み有りと誤判定してしまう虞がある。
また、後部座席については、幼児や子供が着座する可能性が高いため、後部座席に最も近いウィンドウガラスに指や腕が挟み込まれてしまうことが考えられる。このようなことを考慮すると、後部座席に最も近いウィンドウガラスについては、安全面から挟み込みを速やかに検知する必要がある。
以上のように、開閉頻度や安全面での要求事項が開閉部材間で異なることを考慮し、各開閉部材による異物の挟み込みの有無を適切に判定する必要がある。
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、開閉頻度や安全面での要求事項が開閉部材間で異なることを考慮して、各開閉部材による異物の挟み込みの有無を適切に判定することが可能な開閉部材制御装置を提供することにある。
前記課題は、本発明の開閉部材制御装置によれば、車両に複数設けられた開閉部材の各々に対して個別に設けられた開閉部材駆動機構と、前記開閉部材が開閉している期間中における前記開閉部材駆動機構の動作状態の変化を検知して前記開閉部材による異物の挟み込みの有無を前記開閉部材別に判定する判定装置と、を備え、複数の前記開閉部材の各々は、前記車両に複数配置された座席のうち、互いに異なる前記座席と隣り合う位置に設けられており、前記開閉部材駆動機構は、前記開閉部材を開閉するために回転するモータを有し、前記判定装置は、前記異物の挟み込みの有無に関して予め設定された判定基準としての閾値を前記開閉部材別に記憶しており前記モータの回転速度が変化した際には当該モータの回転力によって開閉される前記開閉部材に対応する前記閾値と変化後の前記回転速度とを比較して前記異物の挟み込みの有無を判定すると共に、車両ECUと通信することにより、前記車両のハンドルの位置を示すハンドル位置情報を取得し、前記閾値は、前記判定装置が取得した前記ハンドル位置情報に応じて前記開閉部材別に設定され、前記開閉部材別に設定された前記閾値のうち、複数の前記座席の一つである運転席と隣り合う位置に設けられた前記開閉部材による前記異物の挟み込みの有無を判定する際に適用される前記閾値は、他の前記閾値よりも挟み込みが有ると判定され難くなるように設定されていることにより解決される。
以上の構成よれば、異物の挟み込みの有無を判定する際に適用される判定基準、換言すると、異物の挟み込みの検出感度が、開閉部材の車両における設置位置に応じて異なっている。このように開閉部材の車両における設置位置に応じた感度にて異物の挟み込みを検出することができるようになる結果、各開閉部材における開閉頻度や安全面での要求事項を考慮して適切に異物の挟み込みの有無を判定することが可能となる。特に、運転席側の開閉部材について、異物の挟み込みの誤判定を回避することが可能となる。すなわち、運転席側の開閉部材については、前述したように、開閉頻度が高いので、当該開閉部材を開閉するための駆動機構の経年劣化が比較的早期に進行する。このため、運転席側の開閉部材については、上記の経年劣化による影響を考慮し、挟み込み検出感度を低くし、以て、異物の挟み込みの誤判定を回避することが可能となる。
また、上記の開閉部材制御装置において、記開閉部材別に設定された前記閾値のうち、複数の前記座席の一つである後部座席と隣り合う位置に設けられた前記開閉部材による前記異物の挟み込みの有無を判定する際に適用される前記閾値は、前記運転席と隣り合う位置に設けられた前記開閉部材による前記異物の挟み込みの有無を判定する際に適用される前記閾値よりも前記異物の挟み込みが有ると判定され易くなるように設定されていることとしてもよい。
以上の構成であれば、後部座席について、異物の挟み込みを速やかに検出することが可能となる。すなわち、後部座席については、前述したように、幼児や子供が着座する可能性が高く、開閉部材に指や腕を挟み込んでしまう虞がある。このため、後部座席側の開閉部材については、安全面を重視して挟み込み検出感度を高くし、以て、異物の挟み込みを速やかに検出して安全性を向上させることが可能となる。
また、上記の開閉部材制御装置において、前記回転速度に応じた信号を出力する信号出力器と、前記開閉部材駆動機構の取り付け位置を示す取り付け位置情報を記憶したメモリと、が前記開閉部材別に設けられており、前記判定装置は、前記信号出力器から出力された前記信号から前記回転速度の変化を検知するともに、前記メモリから取得した前記取り付け位置情報に基づいて、前記回転速度が変化した前記開閉部材駆動機構の前記取り付け位置を特定することとしてもよい。
以上の構成であれば、開閉部材駆動機構の動作状態の変化、及び、動作状態が変化した開閉部材制御機構の取り付け位置、換言すると、異物の挟み込みの有無が判定される開閉部材の設置位置を容易に特定することが可能となる。
さらに、上記の開閉部材制御装置において、前記ハンドル位置情報を記憶した第2のメモリが設けられており、前記判定装置は、前記メモリから取得した前記取り付け位置情報に基づいて、前記回転速度が変化した前記回転部材駆動機構の前記取り付け位置を特定するともに、前記車両ECUと通信することにより前記第2のメモリから取得した前記ハンドル位置情報に基づいて、特定した前記取り付け位置に取り付けられた前記開閉部材駆動機構が前記運転席と隣り合う位置に設けられた前記開閉部材を開閉させるための前記開閉部材駆動機構であるか否かを特定し、特定結果に応じて前記閾値を前記開閉部材別に設定することとしてもよい。
以上の構成であれば、異物の挟み込みの有無が判定される開閉部材の設置位置を特定する際に、当該開閉部材が運転席側の開閉部材であるか否かを容易に特定することが可能となる。
本発明の開閉部材制御装置によれば、車両における各開閉部材の設置位置に応じた検出感度にて当該各開閉部材による異物の挟み込みを検出することができるようになる結果、各開閉部材における開閉頻度や安全面での要求事項を考慮して適切に異物の挟み込みの有無を判定することが可能となる。特に、運転席側の開閉部材について、異物の挟み込みの誤判定を回避することが可能となる。すなわち、運転席側の開閉部材については、前述したように、開閉頻度が高いので、当該開閉部材を開閉するための駆動機構の経年劣化が比較的早期に進行する。このため、運転席側の開閉部材については、上記の経年劣化による影響を考慮し、挟み込み検出感度を低くし、以て、異物の挟み込みの誤判定を回避することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る開閉部材制御装置の構成を示す図である。 開閉部材駆動機構の一例を示す模式図である。 異物の挟み込みの有無に関する判定基準を示す図である。 開閉部材制御機構の位置等を特定する流れを示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る開閉部材制御装置について、図1乃至4を参照しながら説明する。
以下に説明する開閉部材制御装置は、車両用のパワーウィンドウ装置1であり、車両に設けられた開閉部材としてのウィンドウガラスWDの開閉移動を制御するものである。より具体的に説明すると、本実施形態に係るパワーウィンドウ装置1は、車両に複数設けられたウィンドウガラスWDの各々の開閉移動を制御する。ここで、各ウィンドウガラスWDは、車両内に複数設けられた座席のうち、互いに異なる座席と異なる位置に設けられている。
分かり易く説明すると、車両の前方部(以下、フロントともいう)及び後方部(以下、リアともいう)には、それぞれ2個の座席が配置されており、フロント座席の一方は、運転席であり、他方は、補助席である。また、リア座席の2つ(リア右側席及びリア左側席)は、後部座席として利用され、例えば車両に乗車した幼児や子供が着座するために用いられる。そして、各座席から見て車外側には当該座席用のウィンドウガラスWDが配置されている。なお、以下の説明中、座席と隣り合う位置に設けられたウィンドウガラスWD、つまり、座席から見て最寄りのウィンドウガラスWDのことを当該座席用のウィンドウガラスWDと呼ぶこととし、例えば、運転席と隣り合う位置に設けられたウィンドウガラスWDについては、運転席用のウィンドウガラスWDと呼ぶ。
パワーウィンドウ装置1は、図1に示すように、各ウィンドウガラスWDに対して個別に設けられた駆動ユニット10を備えている。すなわち、本実施形態に係るパワーウィンドウ装置1は、ウィンドウガラスWDとこれを開閉移動させる駆動ユニット10を座席と同じ個数(より具体的には、4個)備えている。
駆動ユニット10は、対応するウィンドウガラスWDの開閉を制御するものであり、図1に示すように、レギュレータ11と、モータユニット12と、P/Wスイッチ13とを備える。なお、駆動ユニット10の構成はユニット間で同様であるため、以下では、一つの駆動ユニット10の構成例のみについて説明することとする。
レギュレータ11は、モータユニット12が有するモータ14とともに開閉部材駆動機構を構成し、当該モータ14の回転力を利用して対応するウィンドウガラスWDを上下移動、すなわち、開閉移動させるものである。図2を参照しながらレギュレータ11について詳しく説明すると、レギュレータ11は、モータ14の出力軸に連結されたプーリ11aと、2つの従動ローラ11b、11cと、無端状に配置されたワイヤ11dと、を有して構成されている。プーリ11aは、モータ14の回転力が伝達されることで回転子、2つの従動ローラ11b、11cと協働してワイヤ11dを回転駆動させるものである。一方、ワイヤ11dは、従動ローラ11b、11cの間に位置する部分にて、ウィンドウガラスWDに備えらえた係止部材11eに係止されている。これにより、ウィンドウガラスWDとワイヤ11dとが一体的に動作し、ワイヤ11dが回転すると、これに連動するようにウィンドウガラスWDが上下移動するようになる。
モータユニット12は、図1に示すように、モータ14と、モータECU15と、信号出力器としてのパルスセンサ16とを備えている。モータ14は、前述したようにレギュレータ11を駆動させるために回転するものであり、換言すると、ウィンドウガラスWDを開閉するために回転する。
モータECU15は、モータ14の回転を制御するためのプログラムが実装された制御回路である。このモータECU15は、P/Wスイッチ13が乗員によって操作された際にP/Wスイッチ13から出力される開閉信号を受信し、同信号に従ってモータ14を制御する。かかる制御により、上記の開閉信号に応じた向きへウィンドウガラスWDが移動するようにモータ14が回転するようになる。
また、モータECU15は、図1に示すように、制御素子としてのメモリ15aを備えている。このメモリ15aには、モータECU15を含む駆動ユニット10の取り付け位置を示すユニット情報が記憶されている。つまり、ユニット情報とは、モータECU15の制御対象であるモータ14及び当該モータ14の回転力によって作動するレギュレータ11の取り付け位置を示す取り付け情報に相当する。モータECU15は、自身が保有するメモリ15aからユニット情報を読み出して取得すると、同情報に基づいて、自身を含む駆動ユニット10の取り付け位置を特定する。
具体的に説明すると、例えば、リア右側席付近に取り付けられた駆動ユニット10では、モータECU15がメモリ15aからユニット情報を取得することにより、上記の駆動ユニット10がリア右側席付近に取り付けられていること、換言すると、自身が制御するモータ14及び当該モータ14の回転力により作動するレギュレータ11がリア右側席用のウィンドウガラスWDを開閉させるものであることを認識する。
また、モータECU15は、LINバス3を介して車両ECU2と通信可能に接続されている。車両ECU2は、不図示のエンジンスイッチのスイッチ状態に応じて車両各部にバッテリBの電力を供給するものである。さらに、車両ECU2は、第2のメモリであるハンドル情報用メモリ4と通信可能に接続されており、同メモリ4からハンドル情報を読み出す。ここで、ハンドル情報とは、車両のハンドル(不図示)の配置位置を示すハンドル位置情報のことである。なお、ハンドル情報用メモリ4は、例えば、車両のインストルメントパネル内に設けられた基板中に設けられている。
そして、モータECU15は、車両ECU2と通信することにより、車両ECU2を介してハンドル情報用メモリ4からハンドル情報を取得する。これにより、モータECU15は、自身が制御するモータ14及び当該モータ14の回転力により作動するレギュレータ11が運転席用のウィンドウガラスWDを開閉させるものであるか否かを特定する。具体的に説明すると、フロント右側席付近に取り付けられた駆動ユニット10において、モータECU15が「ハンドルの配置位置がフロント右側であること」を示すハンドル情報を取得すると、自身が制御するモータ14及び当該モータ14の回転力により作動するレギュレータ11が運転席用のウィンドウガラスWDを開閉させるものであることを認識する。
さらに、モータECU15は、本発明の判定装置として機能し、対応するウィンドウガラスWDによる異物の挟み込みの有無を判定する。ここで、モータECU15と対応するウィンドウガラスWDとは、当該モータECU15が制御するモータ14及び当該モータ14の回転力により作動するレギュレータ11によって開閉するウィンドウガラスWDのことである。
本実施形態において、モータECU15は、対応するウィンドウガラスWDが開閉している期間中において、自身が制御するモータ14の動作状態が変化した際に、当該動作状態の変化を検知して上記ウィンドウガラスWDによる異物の挟み込みの有無を判定する。なお、各モータECU15は、対応するウィンドウガラスWDのみについて異物の挟み込みの有無を判定するものであり、換言すると、本実施形態では、ウィンドウガラスWDによる異物の挟み込みの有無をウィンドウガラスWD別に判定することとなる。
異物の挟み込みの有無についての判定方法について説明すると、モータECU15は、自身が制御するモータ14の動作状態として、同モータ14が回転している間(換言すると、対応するウィンドウガラスWDが開閉している期間)の回転状況を監視している。具体的に説明すると、各モータ14に対してパルスセンサ16が設けられている。このパルスセンサ16は、例えば、ホール素子、ロータリーエンコーダ、レゾルバ等により構成されており、モータ14の回転速度(より正確には角速度)及び回転方向を検知して、信号の一例であるパルス信号を一定の回転角度毎に出力する。出力されたパルス信号は、モータECU15に入力される。
パルス信号が入力されたモータECU15側では、当該モータECU15によって制御すされるモータ14の回転速度が変化すると、予め設定された判定基準に従ってウィンドウガラスWDによる異物の挟み込みの有無が判定されるようになる。より詳しく説明すると、開閉動作中にウィンドウガラスWDが異物を挟み込むと、モータ14の回転速度(角速度)が変化し、これに伴って、パルス信号の出力間隔が変化する。かかる現象に着目し、モータECU15は、パルス信号の出力間隔の変動を検知し、当該変動を検知した際に変化後の回転速度を割り出す。
一方、モータECU15のメモリ15aには、挟み込みの有無の判定基準として設定された閾値が記憶されている。この閾値は、モータECU15別、換言すると、ウィンドウガラスWD別に設定され、各モータECU15にとって固有の値となっている。
そして、モータECU15は、閾値と変化後の回転速度とを比較することで、対応するウィンドウガラスWDによる挟み込みの有無を判定する。すなわち、モータECU15は、異物の挟み込みによるモータ14の回転速度の変化をパルスセンサ16からの出力信号に基づいて検知し、変化後の回転速度が閾値を下回ったときに挟み込み有りと判定する。反対に、モータECU15は、変化後の回転速度が閾値よりも上回っているときには挟み込みなしと判断する。
なお、本実施形態において、モータECU15は、挟み込み有りと判定した場合、モータ14をそれまでに回転していた方向とは逆方向に所定転回転させる挟み込み解除処理を実行する。
また、図3に示すように、起動直後のモータ14の回転速度は、一般に、回転角度の増加に対して不安定な挙動を示す。このため、モータECU15は、モータ14の起動直後に回転速度が不安定となる範囲(図3中、マスク範囲と表記)に対して挟み込み判定を行わないようにマスク処理を実行し、挟み込みの誤判定を回避している。
ところで、発明が解決しようとする課題の項で説明したように、ウィンドウガラスWDが座席別に複数設けられている構成では、開閉頻度や安全面での要求事項がウィンドウガラスWD間で異なることがある。例えば、運転席用のウィンドウガラスWDについては、開閉頻度が比較的高くなっている。このように開閉頻度が高いウィンドウガラスWDについては、レギュレータ11(特に、ワイヤ11d)の劣化が進行し易いため、通常の閾値を適用して挟み込みの有無を判定すると、挟み込みが発生していないにもかかわらず挟み込み有りと誤判定してしまう虞がある。
一方、後部座席については、幼児や子供が着座する可能性が高く、後部座席用のウィンドウガラスWDに幼児や子供の指又は腕が挟み込まれてしまう虞がある。こうした指や腕の挟み込みが発生した場合には、極力早く検出する必要があるので、後部座席用のウィンドウガラスWDによる挟み込みの有無を判定する際に適用する閾値については、安全面から、少なくとも運転席用のウィンドウガラスWDによる挟み込みの有無を判定する際に適用する閾値よりも高く設定する必要がある。
そこで、本実施形態に係るパワーウィンドウ装置1では、各モータECU15がメモリ15aに記憶する挟み込み判定用の閾値が、対応するウィンドウガラスWDの車両における設置位置に応じて異なることとしている。換言すると、本実施形態では、モータECU15が異物挟み込みを検出するときの感度が、対応するウィンドウガラスWDの設置位置に応じて変更可能となるように構成されている。
具体的に説明すると、各モータECU15が記憶した閾値のうち、運転席用のウィンドウガラスWDによる異物の挟み込みの有無を判定する際に適用される閾値については、他の閾値よりも異物の挟み込みが有ると判定され難くなるように設定されている。換言すると、運転席用のウィンドウガラスWDについては、他のウィンドウガラスWDよりも異物の挟み込みの検出感度が低くなるように閾値が設定されている。
また、後部座席用のウィンドウガラスWDによる異物の挟み込みの有無を判定する際に適用される閾値については、運転席用のウィンドウガラスWDによる異物の挟み込みの有無を判定する際に適用される閾値よりも異物の挟み込みが有ると判定され易くなるように設定されている。換言すると、後部座席用のウィンドウガラスWDについては、少なくとも運転席用のウィンドウガラスWDよりも異物の検出感度が高くなるように閾値が設定されている。
より具体的に説明すると、図3に示すように、各モータECU15が記憶した閾値のうち、運転席用のウィンドウガラスWDによる異物の挟み込みの有無を判定する際に適用される閾値は、他の閾値よりも大きく設定されることとなっている。
一方、運転席の位置については、車種(特に、国産車であるか外国車であるか)に応じて変わるため、フロント右側席(あるいは、フロント左側席)が常に運転席となるとは限らない。したがって、モータECU15のメモリ15aに記憶させる閾値については、例えば、車両の製造工程においてモータECU15を含む駆動ユニット10の装着が完了した上で設定されることとなる。
閾値の設定手順について図4を参照しながら詳しく説明すると、閾値を設定するにあたり、先ず、レギュレータ11にモータユニット12をセットし(S001)、モータECU15のメモリ15aにユニット情報を書き込む(S002)。これらのステップS001、002を経た後、組み立て済みの駆動ユニット10が、車両本体として組み立てられた状態(車両状態)にあるサイドドアに装着される(S003)。かかるステップS003において、駆動ユニット10は、その取り付け位置がステップS002において書き込まれたユニット情報が示す位置と同一位置となるように装着される。
なお、以上までに説明した一連のステップS001〜003は、車両内に設けられる駆動ユニット10の台数(具体的には、4台)の分だけ繰り返し実行される。
すべての駆動ユニット10が車両内に設けられた時点で、各駆動ユニット10が備えるモータECU15は、自身が備えるメモリ15aに書き込まれたユニット情報から、自身を含む駆動ユニット10の取り付け位置を特定し、当該取り付け位置を認識するようになる。例えば、フロント右側席付近に取り付けられた駆動ユニット10では、モータECU15が、上記の駆動ユニット10がリア右側席付近に取り付けられていること、換言すると、自身と対応するウィンドウガラスWDがフロント右側席用のウィンドウガラスWDであることを認識する。
一方、車両各部の組み立てが完了した後、各モータECU15は、車両ECU2を介してハンドル情報用メモリ4からハンドル情報を取得する(S004)。そして、当該ハンドル情報に基づき、フロント側のモータECU15は、自身を含む駆動ユニット10が運転席(図4ではD席と表記)用のウィンドウガラスWDと対応するものであるか否かを特定する。
具体的に説明すると、運転席用の製造途中の車両が右ハンドルであることをハンドル情報が示す場合(S005でYes)、フロント右側席のモータECU15は、自身を含む駆動ユニット10が運転席用のウィンドウガラスWDと対応するものであることを特定し、フロント左側席のモータECU15は、自身を含む駆動ユニット10が補助席(図4ではP席と表記)用のウィンドウガラスWDと対応するものであることを特定する(S006)。そして、フロント右側席のモータECU15は、基準となる閾値(図3中、実線にて示す閾値)よりも幾分下がった閾値(図3中、破線にて示す閾値)を設定してメモリ15aに記憶する(S007)。ここで、閾値を下げるとは、異物の挟み込みの検出感度が鈍くなるように閾値を変更することである。一方、他の席のモータECU15は、基準となる閾値をそのまま適用してメモリ15aに記憶する。
他方、運転席用の製造途中の車両が左ハンドルであることをハンドル情報が示す場合(S005でNo)、フロント右側席のモータECU15は、自身を含む駆動ユニット10が補助席用のウィンドウガラスWDと対応するものであることを特定し、フロント左側席のモータECU15は、自身を含む駆動ユニット10が運転席用のウィンドウガラスWDと対応するものであることを特定する(S008)。そして、フロント左側席のモータECU15は、基準となる閾値よりも幾分下がった閾値を設定してメモリ15aに記憶し(S009)、他の席のモータECU15は、基準となる閾値をそのまま適用してメモリ15aに記憶する。
なお、本実施形態では、基準となる閾値、及び、自身が運転席用のウィンドウガラスWDに対応するものである認識した場合の閾値の変化量(下げ幅)が、モータECU15が実装するプログラム中に予め規定されており、当該プログラムに従ってモータECU15が自ら設定することとなっている。
以上の手順により、各モータECU15のメモリ15aに記憶される閾値が設定される。この結果、各モータECU15は、自身を含む駆動ユニット10の設置位置、換言すると、対応するウィンドウガラスWDの位置に応じて適切に異物の挟み込みの有無を判定することが可能となる。すなわち、上記の手順にて閾値が設定されることにより、運転席側のウィンドウガラスWDについては、レギュレータ11の経年劣化による影響を考慮して挟み込み検出感度を低くし、以て、異物の挟み込みの誤判定を回避することが可能となる。また、後部座席については、幼児や子供がウィンドウガラスWDに指や腕を挟み込んでしまうことを想定して、挟み込み検出感度を高くし、以て、異物の挟み込みを速やかに検出して安全性を向上させることが可能となる。このような効果は、ウィンドウガラスWDを閉じる(上昇させる)際に生じた異物の挟み込みを検出する場合に特に有効であるが、ウィンドウガラスWDを開く(下降させる)際に異物が作動中のウィンドウガラスWDに巻き込まれるのを検出する場合にも有効である。
<<その他の実施形態>>
上記の実施形態には、主として本発明の開閉部材制御装置について説明した。しかし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
また、上記の実施形態において、ウィンドウガラスWDを開閉させるために作動するレギュレータ11がワイヤ・プーリ方式でウィンドウガラスWDを上下移動させる機構であることとした。ただし、これに限定されるものではなく、モータ14の回転力を利用してウィンドウガラスWDを開閉できるものであれば制限なく利用可能であり、例えば、Xアーム方式の開閉機構であることとしてもよい。
また、上記の実施形態では、モータ14の回転速度が変化した際に、変化後の回転速度と閾値とを比較して挟み込みの有無を判定することとしたが、これに限定されるものではない。すなわち、モータ14やレギュレータ11の動作状態の変化を検知し、当該動作状態の変化に基づいて挟み込みの有無を判定するものであればよく、回転速度以外の指標、例えば、回転速度の変化量または角速度の変化量を算出し、算出した変化量と閾値とを比較することで挟み込みの有無を判定することとしてもよい。
また、上記の実施形態では、運転席用のウィンドウガラスWDによる異物の挟み込みの有無を判定する際に適用される閾値が、図3に図示した基準閾値よりも小さくなるように設定されていることとした。一方で、上記の実施形態では、運転席以外のウィンドウガラスWDによる異物の挟み込みの有無を判定する際に適用される閾値が、いずれも、図3に図示した基準閾値となるように設定されていることとした。これに限定されるものではなく、運転席以外のウィンドウガラスWDによる異物の挟み込みの有無を判定する際に適用される閾値の中でも大きさが相違することとしてもよい。例えば、補助席用のウィンドウガラスWDによる異物の挟み込みの有無を判定する際に適用される閾値が、基準閾値に設定され、後部座席用のウィンドウガラスWDによる異物の挟み込みの有無を判定する際に適用される閾値が、基準閾値よりも大きくなるように設定されることとしてもよい。
また、上記の実施形態では、異物の挟み込みの有無を判定するモータECU15をウィンドウガラスWD別に設け、各モータECU15は、対応するウィンドウガラスWDについてのみ異物の挟み込みの有無を判定することとした。ただし、これに限定されるものではなく、共通のモータECU15が一つのみ備えられ、当該モータECU15が、車両に複数設けられたウィンドウガラスWDのすべてについて異物の挟み込みの有無を判定することとしてもよい。かかる構成において、モータECU15は、ウィンドウガラスWDの取り付け位置に対応させて閾値を記憶し、各モータ14あるいは各モータ14に取り付けられた記憶素子から上記のユニット情報に相当する情報を取得する。
また、上記の実施形態では、ウィンドウガラスWDの開閉を制御するパワーウィンドウ装置1を本発明の開閉部材制御装置の一例として説明したが、これに限らず、本発明は、車両の両側に設けられたドアを自動開閉するスライドドア開閉装置等、車両に複数設けられた他の開閉部材を開閉駆動する装置に対して適用することが可能である。
1 パワーウィンドウ装置、2 車両ECU
3 LINバス、4 ハンドル情報用メモリ
10 駆動ユニット、11 レギュレータ
11a プーリ
11b,11c 従動ローラ
11d ワイヤ、11e 係止部材
12 モータユニット、13 P/Wスイッチ
14 モータ、15 モータECU
15a メモリ、16 パルスセンサ
B バッテリ、WD ウィンドウガラス

Claims (4)

  1. 車両に複数設けられた開閉部材の各々に対して個別に設けられた開閉部材駆動機構と、
    前記開閉部材が開閉している期間中における前記開閉部材駆動機構の動作状態の変化を検知して前記開閉部材による異物の挟み込みの有無を前記開閉部材別に判定する判定装置と、を備え、
    複数の前記開閉部材の各々は、前記車両に複数配置された座席のうち、互いに異なる前記座席と隣り合う位置に設けられており、
    前記開閉部材駆動機構は、前記開閉部材を開閉するために回転するモータを有し、
    前記判定装置は、前記異物の挟み込みの有無に関して予め設定された判定基準としての閾値を前記開閉部材別に記憶しており前記モータの回転速度が変化した際には当該モータの回転力によって開閉される前記開閉部材に対応する前記閾値と変化後の前記回転速度とを比較して前記異物の挟み込みの有無を判定すると共に、車両ECUと通信することにより、前記車両のハンドルの位置を示すハンドル位置情報を取得し、
    前記閾値は、前記判定装置が取得した前記ハンドル位置情報に応じて前記開閉部材別に設定され、
    前記開閉部材別に設定された前記閾値のうち、複数の前記座席の一つである運転席と隣り合う位置に設けられた前記開閉部材による前記異物の挟み込みの有無を判定する際に適用される前記閾値は、他の前記閾値よりも挟み込みが有ると判定され難くなるように設定されていることを特徴とする開閉部材制御装置。
  2. 記開閉部材別に設定された前記閾値のうち、複数の前記座席の一つである後部座席と隣り合う位置に設けられた前記開閉部材による前記異物の挟み込みの有無を判定する際に適用される前記閾値は、前記運転席と隣り合う位置に設けられた前記開閉部材による前記異物の挟み込みの有無を判定する際に適用される前記閾値よりも前記異物の挟み込みが有ると判定され易くなるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の開閉部材制御装置。
  3. 前記回転速度に応じた信号を出力する信号出力器と、前記開閉部材駆動機構の取り付け位置を示す取り付け位置情報を記憶したメモリと、が前記開閉部材別に設けられており、
    前記判定装置は、前記信号出力器から出力された前記信号から前記回転速度の変化を検知するともに、前記メモリから取得した前記取り付け位置情報に基づいて、前記回転速度が変化した前記開閉部材駆動機構の前記取り付け位置を特定することを特徴とする請求項に記載の開閉部材制御装置。
  4. 記ハンドル位置情報を記憶した第2のメモリが設けられており、
    前記判定装置は、前記メモリから取得した前記取り付け位置情報に基づいて、前記回転速度が変化した前記回転部材駆動機構の前記取り付け位置を特定するともに、前記車両ECUと通信することにより前記第2のメモリから取得した前記ハンドル位置情報に基づいて、特定した前記取り付け位置に取り付けられた前記開閉部材駆動機構が前記運転席と隣り合う位置に設けられた前記開閉部材を開閉させるための前記開閉部材駆動機構であるか否かを特定し、特定結果に応じて前記閾値を前記開閉部材別に設定することを特徴とする請求項に記載の開閉部材制御装置。
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