JP6129595B2 - 亜酸化窒素処理触媒及び排ガスの浄化方法 - Google Patents

亜酸化窒素処理触媒及び排ガスの浄化方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えば流動層処理設備から排出される排ガス中の亜酸化窒素(N2O)を分解処理する亜酸化窒素処理触媒及び亜酸化窒素処理触媒を用いた排ガスの浄化方法に関するものである。
気候変動に関する政府間パネル(IPCC:Intergovernmental Panel on Climate Change)の第二次評価報告書(1995)において、温室効果ガス(Greenhouse Gas:GHG)として、二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、亜酸化窒素(N2O)、ハイドロフルオロカーボン、パーフルオロカーボン、六フッ化硫黄が指定され、近年の法規制強化から温室効果ガスの削減が急務となっている。
この温室効果ガス(GHG)において、特に亜酸化窒素(N2O)の温暖化係数は、二酸化炭素(CO2)の310倍とされており、その発生量の低減が切望されている。
そこで、従来において、循環流動層ボイラでのフリーボード部での温度を850〜950℃と高温に維持して温室効果ガスであるN2Oの低減を図ることが提案されている(特許文献1)。
また、以前から高濃度の亜酸化窒素(N2O)を分解する方法も提案されている(特許文献2、3)。
特開2002−130641号公報 特開2006−272239号公報 特開2006−272240号公報
ところで、特許文献1の流動層設備において、高温(850℃以上)で運転する場合には、亜酸化窒素(N2O)の発生量は低減されるものの、高温燃焼により排ガス中の飛灰の溶融や、灰付着の問題が後流側の対流伝熱部で発生する。よって、循環流動層ボイラにおいては、900℃を超えての高温燃焼を行うことは装置面および運転面で制約が多い、という問題がある。
そこで、流動層処理設備における安定運転温度の800〜900℃での運転を行いつつ、排ガス中の亜酸化窒素(N2O)の低減を図る亜酸化窒素処理触媒の出現が切望されている。
また、前述した特許文献2及び3の触媒は、ゼオライト等を担体とし、例えばロジウム等の触媒金属を担持するものであるが、触媒金属のロジウムは排ガス中に含まれる硫黄(S)分には極めて弱く、被毒しやすいので、例えばバイオマス燃料や、石炭燃料等の硫黄(S)分が多い排ガス中の亜酸化窒素の分解処理用の触媒として適さない、という問題がある。
本発明は、前記問題に鑑み、例えばバイオマス燃料や、石炭燃料等の硫黄(S)分が多い排ガス中の亜酸化窒素を分解処理することができる亜酸化窒素処理触媒及び亜酸化窒素処理触媒を用いた排ガスの浄化方法を提供することを課題とする。
上述した課題を解決するための本発明の第1の発明は、硫黄(S)分を含む排ガス中の亜酸化窒素を、アンモニアとプロピレンとの間で還元剤を前記排ガス中のNOxの発生量が所定の閾値以下の場合にプロピレンとし、前記排ガス中のNOxの発生量が所定の閾値を超えた場合にアンモニアとして切替えて用いる還元処理で分解する亜酸化窒素処理触媒であって、シリカ及びアルミナを含む担体に、鉄を活性金属として担持してなり、前記亜酸化窒素処理触媒の酸性質は、ピリジンの昇温脱離法により450℃以上で脱離する強酸の割合が、当該強酸と450℃未満で脱離する弱酸との合計量に対して多いことを特徴とする亜酸化窒素処理触媒にある。
の発明は、第1の発明において、前記鉄が3価状態であることを特徴とする亜酸化窒素処理触媒にある。
第3の発明は、第1又は2の発明において、前記還元剤は、更に、メタノール及びイソプロピルアルコールの少なくとも1種を含むことを特徴とする亜酸化窒素処理触媒にある。
第4の発明は、第1乃至3の発明のいずれか一つの亜酸化窒素処理触媒を用いた排ガスの浄化方法であって、前記プロピレンと前記アンモニアとの間で前記還元剤を前記排ガス中のNOxの発生量が所定の閾値以下の場合にプロピレンとし、前記排ガス中のNOxの発生量が所定の閾値を超えた場合にアンモニアとして切替えながら前記亜酸化窒素を分解処理する工程を含むことを特徴とする排ガスの浄化方法にある。
の発明は、第の発明において、前記排ガスが、循環流動層ボイラから排出された後の熱交換器の間又は前記熱交換器の後流側のものであることを特徴とする排ガスの浄化方法にある。
の発明は、第の発明において、前記排ガスが、循環流動層ボイラから排出された後の除塵手段の後流側のものであることを特徴とする排ガスの浄化方法にある。
の発明は、第の発明において、前記排ガスが、循環流動層ボイラから排出された後の除塵手段の後流側のものであると共に、除塵された排ガスを熱交換器により再度加熱したものであることを特徴とする排ガスの浄化方法にある。
本発明によれば、例えばバイオマス燃料や、石炭燃料等の硫黄(S)分が多い排ガス中の亜酸化窒素の分解処理に用いて好適である。
図1は、本発明に係る試験品と比較品とのピリジンの昇温脱離法(TPD)によるプロファイルを示す図である。 図2は、FeゼオライトのXPS(X線光電子分光法)スペクトルを示す図である。 図3は、試験品及び比較品の触媒温度とN2O除去率との結果を示す図である。 図4は、実施例2に係る第1の形態の流動層処理システムの概略図である。 図5は、実施例2に係る第2の形態の流動層処理システムの概略図である。 図6は、実施例2に係る第3の形態の流動層処理システムの概略図である。 図7は、アンモニアとプロピレンを用いたN2O及びNOx除去率の関係図である。 図8は、炉内供給触媒の供給量とN2O及びNOxの濃度との関係図である。
以下に添付図面を参照して、本発明の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではなく、また、実施例が複数ある場合には、各実施例を組み合わせて構成するものも含むものである。
本発明に係る亜酸化窒素処理触媒及び亜酸化窒素処理触媒を用いた排ガスの浄化方法について、以下説明する。
本亜酸化窒素処理触媒は、硫黄(S)分が多い排ガス中の亜酸化窒素を分解する亜酸化窒素処理触媒であって、シリカ及びアルミナ担体に、鉄を活性金属として担持してなると共に、触媒の酸性質である強酸の割合が、強酸と弱酸との合計量に対して多いものである。
特に強酸の割合が50%以上、より好ましくは80%以上とするのが好ましい。
また、担持される金属触媒は鉄であると共に、3価状態であることが、亜酸化窒素の分解処理に良好であるので、特に好ましい。金属触媒として鉄を用いるのは、排ガス成分中に含まれる硫黄(S)分による被毒による影響が、例えばロジウム等に較べて小さいからである。
また、亜酸化窒素の分解処理に際して、還元剤として、アンモニア、尿素などの窒素系還元剤、メタン、エタン、プロパン、プロピレン、メタノール、ジメチルエーテル等の炭化水素系還元剤、水素、CO等を挙げることができる。特に、アンモニア、メタノール、イソプロピルアルコールを用いることが好ましい。
ここで、触媒の酸性質の「強酸」及び「弱酸」の割合は、ピリジン吸着法により求め、450℃以上で脱離するピリジン量の割合を強酸量としている。
ピリジン吸着法による強酸及び弱酸は、ピリジンの昇温脱離法(TPD)の結果より求めている。
ピリジンの昇温脱離法(TPD)について、以下説明する。
先ず、反応管に所定量の触媒を充填し、最初にヘリウム(He)流通下でピリジンをパルス状態で導入し、その反応管の出口側から漏れ出るピリジン量が一定となるまでこの操作を行う。
そして、反応管の出口側から漏れ出るピリジン量が一定になったことを確認した後、触媒の昇温を開始する。そして、触媒より脱離するピリジンをガスクロマトグラフィーの水素炎イオン検出器(FID)で計り、温度と脱離量とをプロットして、ピリジンの昇温脱離法(TPD)によるプロファイルを求める。
図1は、本発明に係る試験品と比較品とのピリジンの昇温脱離法(TPD)によるプロファイルを示す図である。
測定条件の一例を以下に示す。
反応管:石英管(5×3×200mm)
計測器:ガスクロマトグラフィー、水素炎イオン検出器(FID)
キャリアガス:He(10cc/分) カラム温度:150℃
触媒量:触媒(6.3mg)、石英粉末(25.0mg)
ピリジン:0.3μl注入/1回パルス
試験温度:吸着温度(150℃)
脱離温度(150〜800℃(昇温速度:26℃/分))
試験品の触媒は、SiO2/Al23比が28.9、比表面積が300m2/g以上、鉄(Fe23)担持量が2.8wt%とした。
比較品の触媒は、SiO2/Al23比が23.5、比表面積が500m2/g以上、鉄(Fe23)担持量が3.5wt%とした。
この結果を図1及び表1に示す。
図1及び表1において、ピークαは温度280℃、ピークβは温度365℃で弱酸点を示し、ピークγは温度490℃、ピークδは温度650℃で強酸点を示しており、このピークにおいて、弱酸及び強酸の割合を求めた。
Figure 0006129595
図1に示すように、試験品の触媒のプロファイル(実線)は、強酸の割合が多い(1023/1255=0.815)ものである。
これに対し、比較品の触媒のプロファイル(破線)は、強酸の割合が小さい(450/890=0.506)ものである。
また、担持している鉄が2価の状態であるか、3価の状態であるかを、FeゼオライトのXPS(X線光電子分光法)スペクトルから求めた。
この結果を図2に示す。
図2は、FeゼオライトのXPS(X線光電子分光法)スペクトルを示す図である。図2に示すように、試験品のほうが、比較品に較べて、3価の状態を示すピークが大きいものであった。これにより、3価の鉄の状態が、触媒機能が発揮される。
この触媒を用いて、亜酸化窒素を含む模擬ガスを用いて、亜酸化窒素の除去率の性能を比較した。試験条件及びガス組成を表2に示す。この際、還元剤としてはアンモニアを用いた。
試験品と比較品のSiO2/Al23比、Fe23量、N2O分解性能、弱酸、強酸、弱酸と強酸の総量を各々表3に示す。
Figure 0006129595
Figure 0006129595
図3は、試験品及び比較品の触媒温度とN2O除去率との結果を示す図である。図3の結果より、試験品の500℃での除去率を1とすると、比較品は、約半分の0.5程度と、亜酸化窒素の分解力が小さいものであった。
以上より、硫黄(S)分が多い排ガス中に含まれる亜酸化窒素を分解する場合、シリカ及びアルミナ担体に、鉄を活性金属として担持してなると共に、強酸の割合が、強酸と弱酸との合計量に対して多い触媒を用いることが良いことが判明した。また、強酸の割合が50%以上、より好ましくは80%以上とするのが好ましいものである。
さらに、金属触媒としては、鉄を用いると共に、3価状態であることが、亜酸化窒素の分解処理に好ましいものとなる。
また、鉄の担持量は、2〜5重量%好適には、2〜3重量%とするのが好ましい。
次に、本発明の亜酸化窒素処理触媒を用い、亜酸化窒素を含む排ガスの浄化方法について説明する。
本発明に係る亜酸化窒素を含む排ガスの浄化方法は、亜酸化窒素を含む排ガスを亜酸化窒素分解触媒と接触させて、排ガスに含まれる亜酸化窒素を分解するものである。
前記亜酸化窒素を含む排ガスとしては、例えば流動層ボイラ、循環流動層ボイラからのガス中に硫黄(S)分の濃度が多い排出ガスを挙げることができる。
また、循環流動層ボイラから排出された後の熱交換器群の間又はその後流側に、亜酸化窒素処理触媒を有する触媒部を設置し、ボイラ排ガス中の亜酸化窒素を分解処理するようにしている。
また、循環流動層ボイラから排出された後の除塵手段の後流側に、亜酸化窒素処理触媒を有する触媒部を設置し、ボイラ排ガス中の亜酸化窒素を分解処理するようにしている。
また、循環流動層ボイラから排出された後の除塵手段の後流側であると共に、除塵された排ガスを熱交換器により再度加熱した後流側に、亜酸化窒素処理触媒を有する触媒部を設置し、ボイラ排ガス中の亜酸化窒素を分解処理するようにしている。
次に、本発明の亜酸化窒素処理触媒を用いた触媒部として、ボイラ煙道に介装される伝熱部に設置される「第1〜2の静置型触媒部」、バグフィルタ等の除塵手段の後流側に設置される「第3の静置型触媒部」を備えた流動層処理システムについて説明する。
図4は、実施例2に係る第1の形態の流動層処理システムの概略図である。図7は、アンモニアとプロピレンを用いたN2O及びNOx除去率の関係図である。図8は、炉内供給触媒の供給量とN2O及びNOxの濃度との関係図である。
図4に示すように、本実施例に係る流動層処理システム10Aは、供給される燃料(バイオマス燃料F1、石炭燃料F2、石油コークス燃料F3)Fを流動層燃焼処理する循環流動層ボイラ11と、循環流動層ボイラ11から排出される燃焼排ガス12の熱を回収する伝熱部13と、前記伝熱部13の後流側に設けられ、前記循環流動層ボイラ11に供給する空気14を予熱する空気予熱器15と、前記空気予熱器15の後流側に設けられ、燃焼排ガス12中の煤塵を除塵する除塵装置であるバグフィルタ16とを具備すると共に、前記伝熱部13が少なくとも一以上の過熱器(本実施例では2つの過熱器13a1、13a2)と、少なくとも一以上の節炭器(本実施例では2つの節炭器13b1、13b2)とを有し、前記伝熱部13内に、少なくとも一以上の第1の静置型触媒部17を設け、燃焼排ガス12中のN2Oを除去するものである。
図4中、符号18は煙突、L1〜L4は、燃焼排ガスライン、L11〜L13は燃料供給ライン、L14は循環流動層ボイラ11に空気14を供給する空気供給ライン、L15は循環流動層ボイラ11に起動用燃料22を供給する起動用燃料供給ラインを図示する。
本実施例では、伝熱部13の2次過熱器13a2と1次節炭器13b1との間、1次節炭器13b1と2次節炭器13b2との間の2箇所に、各々第1の静置型触媒部17を設けているが、本発明はこれに限定されるものではない。
循環流動層ボイラ11からの灰23は、ベットアッシュクーラ35で冷却されて、別途回収・処理される。
また、バグフィルタ16で回収された灰26は、灰回収ラインL5を介して灰26中の金属を回収する金属回収手段24に送られ、ここで回収金属25を分離した後、別途回収・処理される。
金属回収手段24で回収された回収金属25は、煙道内触媒供給部27により、燃焼排ガスラインL3内に供給しており、煙道内での金属触媒作用を発揮させている。
また、バグフィルタ16の前流側の燃焼排ガスラインL3に、図示しない触媒供給手段から触媒(Fe粉、活性炭等)を噴霧・添加し、排ガス中のN2Oを更に分解するようにしてもよい。
また、本実施例では、伝熱部13の後流側の燃焼排ガスラインL2に第2の静置型触媒部28を更に介装しており、通常は、バイパス排ガスラインL6に燃焼排ガス12を流すようにしている。
そして、必要に応じて、切替弁29を切替て、第2の静置型触媒部28を通過させて、燃焼排ガス12中のN2Oを除去するようにしている。
さらに、本実施例では、循環流動層ボイラ11内に、触媒ラインL7を介して炉内供給触媒31を供給する炉内触媒供給部32を設けており、循環流動層ボイラ11から排出される燃焼排ガス12中のN2Oの除去を行うようにしている。
本実施例における伝熱部13内に設ける第1の静置型触媒部17及び第2の静置型触媒部28で各々用いられるN2Oを還元・除去する触媒としては、前述した実施例1のシリカ及びアルミナ担体に、鉄を活性金属として担持してなると共に、触媒の酸性質である強酸の割合が、強酸と弱酸との合計量に対して多い亜酸化窒素処理触媒を用いている。
この静置型触媒の形状としては、ハニカム型触媒とすることが好ましい。
伝熱部13でも2次過熱器13a2の後流側では、燃焼排ガス12の温度は、500℃以下、1次節炭器13b1の後流側では、350℃程度であるので、鉄系、銅系触媒等が触媒機能を発揮する。
また、ハニカム型触媒の触媒機能を発揮させるために、必要に応じて図示しない加熱手段(間接加熱又は直接加熱)により、触媒活性を高めるようにしている。
また、第1の静置型触媒部17及び第2の静置型触媒部28の触媒形状としては、ハニカム型触媒が好適である。
本実施例では、循環流動層ボイラ11から排出される燃焼排ガス12中の煤塵を除去するための、セラミックフィルタ19を伝熱部13の前流側に設けており、第1の静置型触媒部17及び第2の静置型触媒部28で用いられる触媒被毒の防止を図っている。
このセラミックフィルタ19には、その設置場所が900℃程度の高温環境であるので、高温耐久性を有するアルミナを主成分とする触媒を担持することができる。
これにより、N2Oを効率よく除去することができる。
また、本実施例においては、セラミックフィルタ19の前流側において、燃焼排ガス12中に還元剤20を供給する還元剤供給部21が設けられている。
ここで、還元剤20を供給して伝熱部13に設けた第1の静置型触媒部17での還元処理を促進している。
この還元剤20としては、例えばアンモニア、尿素などの窒素系還元剤、メタン、エタン、プロパン、プロピレン、メタノール、ジメチルエーテル等の炭化水素系還元剤、水素、CO等を挙げることができる。
特に、還元剤20として、プロピレンは、図7に示すように、N2Oの除去率が、アンモニアよりも高いので、N2O除去を図る点で好ましい。
この試験は、触媒が鉄系触媒を用い、燃焼温度は500℃とし、模擬燃焼排ガス中にN2Oを含ませ、還元剤(アンモニア:114ppm、プロピレン:140ppm)の相違によるN2O除去率を求めた。
図7の結果に示すように、アンモニアは脱硝の還元剤としては、有効であるが、N2Oの除去率はやや低い(70%)ものであった。
これに対し、プロピレンは、脱硝機能としては無効であるが、N2Oの除去率は97%と高いものであった。
燃焼排ガス12中のN2O濃度が所定閾値を超えた際、還元剤20の供給量を徐々に増加するようにして、N2Oの除去を効率よく行うようにしている。
なお、還元剤20を供給しない場合においても、静置型触媒部の触媒活性で、N2Oを除去することができる場合には、必要に応じて還元剤20を適宜供給するようにすればよく、必ずしも供給するものではない。
ここで、燃焼排ガス12中に含まれるN2Oの含有量は、N2O計測計(N2Oセンサ)30により求めるようにしており、例えば循環流動層ボイラ11の後流側の燃焼排ガスラインL1、伝熱部13の後流側の燃焼排ガスラインL2、第2の静置型触媒部28の後流側の燃焼排ガスラインL2等の必要箇所に各々設け、N2O濃度を計測するようにしている。
2Oセンサ30としては、例えば非分散形赤外線吸収法(NDIR法)による検出器、ガスクロマトグラフ・電子捕獲型検出器(Electron Capture Detector:ECD)を例示することができるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
そして、燃焼排ガス12中のN2O濃度が高い場合には、循環流動層ボイラ11の燃焼の制御、燃料種の変更、還元剤20の種類の変更等を適宜行い、N2Oの排出量が所定の排出基準を保持するようにしている。
ここで、燃料の制御によるN2Oの排出量の低減を図る手段について説明する。
燃料Fとして、石炭燃料F2等に較べてN2Oの発生量が少ない例えばバイオマス燃料F1のほかに、例えば廃棄タイヤ、産業廃棄物固化物(例えばごみ固形燃料(Refuse Derived Fuel:RDF、Refuse Paper & Plastic Fuel:RPF)等)、汚泥灰燃料等を用いることができる。
先ず、燃料Fとして、例えばバイオマス燃料F1を用いて、循環流動層ボイラ11で燃焼を開始する。燃焼開始温度は、通常循環流動層ボイラ11での好適燃焼温度である800℃から850℃の上限温度である850℃からとする。
一般にバイオマス燃料F1の燃焼ではN2Oの発生は少ないとされているが、バイオマス燃料F1の組成や種類の相違等から、この850℃で燃焼を所定時間を継続すると、N2O濃度が所定基準値(例えば10ppm)に達する場合がある。
この所定基準に達した際には、燃焼温度を少し高く(例えば860℃)設定し、高温燃焼によりN2Oの発生量の低減を図る。
これにより、バイオマス燃料F1を用いて、低N2Oの燃焼を維持することができる。
この伝熱部13のN2Oの除去が適正である場合には、後流側の第2の静置型触媒部28及び煙道内触媒供給部27での触媒が不要となる。
よって、この場合には、第2の静置型触媒部28をバイパスするバイパス排ガスラインL6に燃焼排ガス12を通過させていると共に、回収金属25の供給は停止している。
これに対し、伝熱部13の後流側の燃焼排ガスラインL2及び第2の静置型触媒部28の後流側の燃焼排ガスラインL2に設置したN2Oセンサ30で、N2O濃度が所定値(10ppm)を超える場合には、第2の静置型触媒部28を通過するように再加熱部34と第2の静置型触媒部28との間に介装された切替弁29を切替、又は回収金属25の供給を開始して、N2Oの除去をするようにしている。
なお、通常の所定値(N2O:10ppm)以下であっても、これらの触媒を通過及び供給することで、N2Oが除去されるので、煙突18から外部に排出するN2Oの排出濃度を下げることに寄与できる。
そして、燃焼温度上昇によるN2Oの低減措置を図って、例えば900℃に達した場合には、燃料Fを例えばバイオマス燃料F1から石炭燃料F2、石油コークス燃料F3に切替て、流動層燃焼を継続する。
固定炭素が多い石炭燃料F2や石油コークス燃料F3を用いて燃焼する場合には、静置型の触媒によるN2Oの除去に加えて、さらに炉内触媒供給部32から炉内供給触媒31を循環流動層ボイラ11内に徐々に投入して、循環流動状態でN2Oを分解・除去し、循環流動層ボイラ11から排出する燃焼排ガス12のN2O濃度をバイオマス燃料F1の排出量と同等程度までN2Oセンサ30で監視しつつ低下させるようにしている。
これにより、静置型の触媒では、バイオマス燃料F1を用いた場合の燃焼排ガス12中のN2O濃度と同様の第1の静置型触媒部17、第2の静置型触媒部28での処理でN2Oの低減を図ることができる。
ここで、炉内供給触媒31としては、例えば酸化アルミニウム(アルミナ:Al23)、酸化カルシウム(CaO)等を用いることができる。
ここで、循環流動層ボイラ11に供給する炉内供給触媒31の供給量は、流動材と完全に置換する100%としてもよい。なお、この場合は炉内供給触媒31の供給量が多くなるので、ランニングコストが高くなる。
また、図7を用いて前述したように、アンモニアは脱硝の還元剤としては、有効であるが、N2Oの除去率はやや低い(70%)ものである。
これに対し、プロピレンは、脱硝機能としては無効であるが、N2Oの除去率は97%と高いものとなる。
よって、炉内供給触媒31を供給すると共に、還元剤20を用いる場合においては、最初還元剤として、プロピレンを用い、その後、炉内供給触媒31であるアルミナの供給が30wt%を超える場合に、還元剤としてアンモニアに切替ることで、効率的なN2Oの除去を行うことができる。
これは、炉内供給触媒31としてアルミナを供給する場合、その供給当初は、NOxの発生はないので、プロピレンを用いて、N2O除去を行うようにしている。そして、アルミナの供給量が増加して酸化触媒としての作用によりNOxの発生が多くなるアルミナ供給が30wt%を超える際に、プロピレンからアンモニアに還元剤20を切替え、脱硝を効率よく行うようにしている。
この還元剤20をアンモニアに切り替えても、図8に示すように、N2Oの濃度は低下しているので、プロピレンに較べてN2O除去効率がやや低いものであっても、N2O除去は確実に行われることとなる。
このようにして、バイオマス燃料F1から石炭燃料F2、石油コークス燃料F3に順次切り替えて、循環流動層ボイラ11で燃焼させた結果、N2Oセンサ30で、所定基準値を超えるような場合には、もはやこれ以上運転を継続すると、基準値以上のN2Oが燃焼排ガス12と共に外部に放出されるので、現状の燃料状態(例えば石油コークス燃料F3)から、N2Oの排出が少ないバイオマス燃料F1に切替、850℃での燃焼から再スタートする。
これにより、N2Oの排出の少ないバイオマス燃料F1を用いて、運転を継続することができる。
以上、実施例と共に説明したように、本発明によれば、種類の異なる燃料を用いて流動層ボイラで燃焼する場合において、燃焼排ガス中のN2Oの除去を効率的に行うことができる。これにより温暖化係数が二酸化炭素(CO2)の310倍と高いN2Oの排出の少ない流動層ボイラ燃焼を行うことができる。
なお、炉内供給触媒を用いて、循環流動層ボイラ11内での炉内混合型触媒方法による、N2Oの分解処理には、投入触媒の消費量がそのままランニングコストになるため、定常的に運用するのは困難な場合もある。
しかしながら、燃料種が多種多様でしかも工場操業等の負荷変動に追従しなければならない場合に、ランニングコストが低い静置型触媒部17、28によるN2Oの分解処理との併用型とすることにより、N2Oの排出の少ない流動層ボイラ燃焼を行うことができる。
また、本実施例では、流動層ボイラとして循環型の循環流動層ボイラを用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば気泡型の流動層ボイラにも適用することができる。
図5は、実施例2に係る第2の形態の流動層処理システムの概略図である。実施例2の第1の形態の流動層処理システム10Aの構成と同一部材については、同一符号を付してその説明は省略する。
図5に示すように、本実施例に係る流動層処理システム10Bは、バグフィルタ16の後流側の燃焼排ガスラインL4から排ガスを分岐した後、循環流動層ボイラ11側へ戻る分岐・循環ラインL8を設け、この分岐・循環ラインL8に熱交換器36及び第3の静置型触媒部37を介装している。
循環流動層ボイラ11での燃料Fによっては、燃料排ガス12中の煤塵量が多いものが存在する。このような燃焼排ガス12を処理する場合には、バグフィルタ16で煤塵を除塵した後、熱交換器36で排ガスを再加熱し、その後第3の静置型触媒部37を通して、N2Oを分解・除去するようにすることができる。
第3の静置型触媒部37で用いられるN2Oを還元・除去する触媒としては、前述した実施例1のシリカ及びアルミナ担体に、鉄を活性金属として担持してなると共に、触媒の酸性質である強酸の割合が、強酸と弱酸との合計量に対して多い亜酸化窒素処理触媒を用いている。この静置型触媒の形状としては、ハニカム型触媒とすることが好ましい。
なお、燃焼排ガス12の再加熱は間接加熱又は直接加熱のどちらでもよく、例えば間接加熱の場合は、図5に示すように、循環流動層ボイラ11の流動層内管の熱交換器36にて熱交換して、例えば300〜400℃程度まで上昇させ、その後第3の静置型触媒部37に加熱した排ガスを通気して、排ガス中のN2Oを分解・除去する。
なお、セラミックフィルタ19、伝熱部13内の第1の静置型触媒部17、17をバイパスするバイパスラインL20、L21、L22を設け、燃焼排ガス12中の煤塵濃度が高い場合には、切替弁29を切替て、第1の静置型触媒部17、及び第2の静置型触媒部28を通過させて、バグフィルタ16で除塵した後、切替弁33を切替て、燃焼排ガス12を分岐・循環ラインL8へ導入し、熱交換器36で加熱した後、第3の静置型触媒部37に通気して排ガスを加温し、排ガス中のN2Oを分解・除去するようにしている。
この結果、煤塵量が多い燃焼排ガス12の場合には、セラミックフィルタ19、第1の静置型触媒部17、17及び第2の静置型触媒部28をバイパスさせて、これらの触媒の被毒を回避すると共に、バグフィルタ16で除塵した後、切替弁33を切替て、燃焼排ガス12を分岐・循環ラインL8へ導入し、熱交換器36で加熱した後、第3の静置型触媒部37に通気して、燃焼排ガス12中のN2Oを分解・除去することができる。
図6は、実施例2に係る第3の形態の流動層処理システムの概略図である。実施例1及び2の流動層処理システムの構成と同一部材については、同一符号を付してその説明は省略する。
図6に示すように、本実施例に係る流動層処理システム10Cは、バグフィルタ16の後流側の燃焼排ガスラインL4から分岐する分岐・循環ラインL8を設け、この分岐・循環ラインL8に熱交換器36及び第3の静置型触媒部37を介装している。
本実施例では、循環流動層ボイラ11から排出される灰23を冷却するベットアッシュクーラ35に熱交換器36を設置して、排ガスを熱交換して例えば300〜400℃程度まで上昇させ、その後第3の静置型触媒部37に通気して、排ガス中のN2Oを分解・除去する。
ここで、本実施例では、セラミックフィルタ19、第1の静置型触媒部17、17及び第2の静置型触媒部28を設置した流動層処理システムに第3の静置型触媒部37を追加したものを例示し、併用型としているが、本発明は、これに限定されず、セラミックフィルタ19、第1の静置型触媒部17、17及び第2の静置型触媒部28を設置していない処理システムにおいて、分岐・循環ラインL8に、熱交換器36及び第3の静置型触媒部37を設け、バグフィルタ16で煤塵を除塵した後、熱交換器36で排ガスを再加熱し、その後第3の静置型触媒部37を通して、煤塵濃度が高い燃焼排ガス12中のN2Oを分解・除去するようにしてもよい。
10A〜10C 流動層処理システム
11 循環流動層ボイラ
12 燃焼排ガス
13 伝熱部
14 空気
15 空気予熱器
16 バグフィルタ
17 第1の静置型触媒部
20 還元剤
21 還元剤供給部
28 第2の静置型触媒部
31 炉内供給触媒
36 熱交換器
37 第3の静置型触媒部
1 バイオマス燃料
2 石炭燃料
3 石油コークス燃料

Claims (7)

  1. 硫黄(S)分を含む排ガス中の亜酸化窒素を、アンモニアとプロピレンとの間で還元剤を前記排ガス中のNOxの発生量が所定の閾値以下の場合にプロピレンとし、前記排ガス中のNOxの発生量が所定の閾値を超えた場合にアンモニアとして切替えて用いる還元処理で分解する亜酸化窒素処理触媒であって、
    シリカ及びアルミナを含む担体に、鉄を活性金属として担持してなり、
    前記亜酸化窒素処理触媒の酸性質は、ピリジンの昇温脱離法により450℃以上で脱離する強酸の割合が、当該強酸と450℃未満で脱離する弱酸との合計量に対して多いことを特徴とする亜酸化窒素処理触媒。
  2. 前記鉄が3価状態であることを特徴とする請求項1に記載の亜酸化窒素処理触媒。
  3. 前記還元剤は、更に、メタノール及びイソプロピルアルコールの少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の亜酸化窒素処理触媒。
  4. 請求項1から請求項3のいずれ1項に記載の亜酸化窒素処理触媒を用いた排ガスの浄化方法であって
    記プロピレンと前記アンモニアとの間で前記還元剤を前記排ガス中のNOxの発生量が所定の閾値以下の場合にプロピレンとし、前記排ガス中のNOxの発生量が所定の閾値を超えた場合にアンモニアとして切替えながら前記亜酸化窒素を分解処理する工程を含むことを特徴とする排ガスの浄化方法。
  5. 前記排ガスが、循環流動層ボイラから排出された後の熱交換器の間又は前記熱交換器の後流側のものであることを特徴とする請求項4に記載の排ガスの浄化方法。
  6. 前記排ガスが、循環流動層ボイラから排出された後の除塵手段の後流側のものであることを特徴とする請求項4に記載の排ガスの浄化方法。
  7. 前記排ガスが、循環流動層ボイラから排出された後の除塵手段の後流側のものであると共に、除塵された排ガスを熱交換器により再度加熱したものであることを特徴とする請求項4に記載の排ガスの浄化方法。
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