JP6128956B2 - 制御棒操作監視装置 - Google Patents
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Description
制御棒の操作は、制御棒統括制御部が出力する操作指令によって行われる。この操作指令は、制御棒駆動制御部を経て制御棒個別制御部に入力される。そして、操作指令に基づいて制御棒個別制御部が出力した駆動指令がブレーキ制御部と電動機制御部に出力される。ブレーキ制御部は、制御棒個別制御部から駆動指令を受け取ると制御棒駆動部の保持ブレーキを解除し、制御棒を移動可能とする。また、電動機制御部は、制御棒個別制御部から受け取った駆動指令から読み出したパルス信号に基づいてステップモータを回転させる。制御棒個別制御部は、位置検出器から入力される電圧(位置信号)により制御棒の現在位置を検出し、制御棒が目標位置の手前に至ると電動機制御部に周波数の低いパルス信号を出力させ、ステップモータの回転数を下げて制御棒の駆動速度を低下させる。そして、ブレーキ制御部はステップモータが停止した後にブレーキを動作させる。
二重化された制御棒統括制御部は、原子炉内の制御棒の状態を入出力機器に出力し、入出力機器から入力される制御棒操作に基づいて、制御棒を挿入し又は引抜くための操作指令を出力して、制御棒を挿入し又は引抜く制御棒駆動部の制御を統括する。
二重化された制御棒駆動制御部の一方から入力される操作指令、及び制御棒駆動部が有する制御棒位置検出器によって検出される制御棒の位置を含む制御棒の状態に基づいて、駆動指令を出力する。この駆動指令は、個別に制御棒の挿入又は引抜きを制御するものであり、制御棒個別制御部は、駆動指令に対する制御結果、及び制御棒の状態を、制御棒駆動制御部を介して制御棒統括制御部に出力する。
ブレーキ制御部は、二重化された制御棒個別制御部からそれぞれ入力される駆動指令が一致する場合に、制御棒駆動部が有する制御棒の保持ブレーキを駆動した制御結果を制御棒個別制御部に渡す。
電動機制御部は、二重化された制御棒個別制御部からそれぞれ入力される駆動指令が一致する場合に、制御棒駆動部が有し、制御棒を移動させる電動機を駆動した制御結果を制御棒個別制御部に渡す。
そして、制御棒個別制御部は、ブレーキ制御部又は電動機制御部から受け取った制御結果に基づいて、ブレーキ制御部又は電動機制御部に生じた異常の有無を判定する。さらに、自己診断を行って自系の制御棒個別制御部に関連する異常の有無を判定した判定結果を、制御棒駆動制御部を介して制御棒統括制御部に出力する。
[制御棒操作監視装置の内部構成例]
図1は、制御棒操作監視装置25の内部構成例を示すブロック図である。
この電動機制御部12は、主回路制御部13と主回路14を備える。例えば、電動駆動源としてステップモータを用いた場合、主回路14はインバータ、主回路制御部13はインバータ制御部で構成される。他方、電動駆動源として誘導電動機を用いた場合、主回路14はトランジスタやサイリスタ等の半導体スイッチング素子、主回路制御部13は半導体スイッチング素子のオンオフ制御部で構成される。
次に、ケーブルの断線、ドリフト、スティック等の異常を診断するための処理について図2を参照して説明する。
図2は、制御棒個別制御部18の駆動指令判定部19が行うブレーキ制御部9及び電動機制御部12の異常診断方法の処理例を示すフローチャートである。
次に、図2のステップS1〜S4における保持ブレーキ6のブレーキを解除する処理の詳細な内容を、図3を参照して説明する。
図3は、保持ブレーキ6の解除処理の例を示すシーケンス図である。
次に、図2のステップS5〜S8における電動機7を駆動する処理の詳細な内容を、図4を参照して説明する。
図4は、電動機7の駆動処理の例を示すシーケンス図である。
なお、電動機制御不一致異常の要因として制御棒個別制御部18と電動機制御部12の間に敷設されたケーブル断線等が考えられる。そして、制御棒統括制御部21は、図2のステップS20における異常処理を行い(S57)、電動機7の駆動を停止する。
次に、図2のステップS11,S12におけるドリフト異常を判定する処理の詳細な内容を、図5を参照して説明する。
図5は、ドリフト異常の判定処理の例を示すシーケンス図である。
次に、図2のステップS9,S19におけるスティック異常を判定する処理の詳細な内容を、図6を参照して説明する。
図6は、スティック異常の判定処理の例を示すシーケンス図である。
次に、バイパス判定部11,16が行う操作信号の判定処理について、図7と図8を参照して説明する。
図7は、制御棒個別制御部18が自己診断異常信号又は自己診断正常信号を出力する処理の例を示す説明図である。
例えば、図7に示すように、駆動指令判定部19は、(1)〜(3)に示した異常のいずれかが成立している場合には、論理和演算部31を通じて自己診断異常と判定し、自己診断異常信号を出力する。
逆に、B系においては、自系バイパス信号がB系の操作信号の使用可否に用いられ、他系バイパス信号がA系の操作信号の使用可否に用いられる。
A(0,0)かつ、B(1,0)の場合、並びにA(0,0)かつ、B(1,1)の場合も同様に、ブレーキ制御部9と電動機制御部12の駆動を阻止する。
A系からの単一の操作信号によりブレーキ制御部9と電動機制御部12の制御を行うのは、A系の自己診断が正常であり、A(0,1)であり、B系の自己診断が異常であった場合においても同様である。
そして、両系が共に自己診断が異常である場合には、制御棒4の駆動を阻止する。
例えば、上記した実施の形態例は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細且つ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることは可能であり、更にはある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
Claims (7)
- 原子炉内の制御棒の状態を入出力機器に出力し、前記入出力機器から入力される制御棒操作に基づいて、前記制御棒を挿入し又は引抜くための操作指令を出力して、前記制御棒を挿入し又は引抜く制御棒駆動部の制御を統括する二重化された制御棒統括制御部と、
二重化された制御棒駆動制御部の一方から入力される前記操作指令、及び前記制御棒駆動部が有する制御棒位置検出器によって検出される前記制御棒の位置を含む前記制御棒の状態に基づいて、前記制御棒の挿入又は引抜きを制御する駆動指令を前記制御棒毎に個別に出力し、前記駆動指令に対する制御結果、及び前記制御棒の状態を、前記制御棒駆動制御部を介して前記制御棒統括制御部に出力する二重化された制御棒個別制御部と、
二重化された前記制御棒個別制御部からそれぞれ入力される前記駆動指令が一致する場合に、前記制御棒駆動部が有する前記制御棒の保持ブレーキを駆動した制御結果を前記制御棒個別制御部に渡すブレーキ制御部と、
二重化された前記制御棒個別制御部からそれぞれ入力される前記駆動指令が一致する場合に、前記制御棒駆動部が有し、前記制御棒を移動させる電動機を駆動した制御結果を前記制御棒個別制御部に渡す電動機制御部と、を備え、
前記制御棒個別制御部は、前記ブレーキ制御部又は前記電動機制御部から受け取った前記制御結果に基づいて、前記ブレーキ制御部又は前記電動機制御部に生じた異常の有無を判定すると共に、自己診断を行って自系の前記制御棒個別制御部に関連する異常の有無を判定した判定結果を、前記制御棒駆動制御部を介して前記制御棒統括制御部に出力する
制御棒操作監視装置。 - 前記制御棒個別制御部に関連する異常には、前記制御棒個別制御部の異常、前記制御棒個別制御部と前記制御棒駆動制御部との間の通信異常、又は前記制御棒個別制御部と前記制御棒統括制御部との間の通信異常のいずれかが含まれ、
前記制御棒統括制御部は、前記保持ブレーキ又は前記電動機の制御異常を前記入出力機器に出力し、前記入出力機器から入力されるバイパス操作に基づいて、前記駆動指令をバイパスする系を指示するバイパス指令を、それぞれの前記制御棒駆動制御部を介して前記制御棒個別制御部に出力し、前記制御棒個別制御部に前記駆動指令をバイパスする系を前記ブレーキ制御部又は前記電動機制御部に指示させる
請求項1記載の制御棒操作監視装置。 - 前記ブレーキ制御部又は前記電動機制御部は、二重化された前記制御棒個別制御部からそれぞれ入力される前記駆動指令が不一致である場合に、前記制御結果として前記駆動指令が不一致であることを前記制御棒個別制御部に出力し、
前記制御棒個別制御部は、前記ブレーキ制御部又は前記電動機制御部から第1の期間を超えて前記駆動指令が不一致であることが出力され続けた場合に、前記ブレーキ制御部又は前記電動機制御部への前記駆動指令の出力を停止し、前記制御棒駆動制御部を介して前記制御棒統括制御部に前記保持ブレーキ又は前記電動機の制御異常を前記判定結果として出力する
請求項2記載の制御棒操作監視装置。 - 前記制御棒個別制御部は、二重化された前記制御棒個別制御部からそれぞれ入力される前記駆動指令が一致した場合であって、前記ブレーキ制御部又は前記電動機制御部から第2の期間を超えて前記制御結果として前記保持ブレーキを作動したこと、又は前記電動機を駆動したことが出力されない場合に、前記ブレーキ制御部又は前記電動機制御部への前記駆動指令の出力を停止し、前記制御棒駆動制御部を介して前記制御棒統括制御部に前記保持ブレーキ又は前記電動機の制御異常を前記判定結果として出力する
請求項3記載の制御棒操作監視装置。 - 前記制御棒個別制御部は、前記電動機制御部から前記電動機を駆動したことが出力されず、前記制御棒の位置が変化する場合に、前記制御棒のドリフト異常と判定し、前記駆動指令の出力を停止し、前記電動機に電力を供給する主回路の動力源を遮断すると共に、前記制御棒駆動制御部を介して前記制御棒統括制御部に前記制御棒のドリフト異常を前記判定結果として出力する
請求項4記載の制御棒操作監視装置。 - 前記制御棒個別制御部は、前記電動機制御部から前記電動機を駆動したことが出力され、前記制御棒の位置が変化しない場合に、前記制御棒のスティック異常と判定し、前記駆動指令の出力を停止し、前記電動機に電力を供給する主回路の動力源を遮断し、前記ブレーキ制御部に前記保持ブレーキを作動させ、前記制御棒駆動制御部を介して前記制御棒統括制御部に前記制御棒のスティック異常を前記判定結果として出力する
請求項4記載の制御棒操作監視装置。 - 二重化された前記制御棒個別制御部は、二重化された前記制御棒統括制御部の一方から入力される前記バイパス指令に基づいて生成した、自系バイパス信号及び他系バイパス信号を前記ブレーキ制御部又は前記電動機制御部に出力すると共に、前記制御棒個別制御部に関連する異常が有る場合に自己診断異常信号を出力し、前記制御棒個別制御部に関連する異常が無い場合に自己診断を正常とする自己診断正常信号を前記ブレーキ制御部又は前記電動機制御部に出力し、
前記ブレーキ制御部又は前記電動機制御部は、前記制御棒個別制御部から入力される前記自系バイパス信号及び他系バイパス信号、並びに前記自己診断異常信号又は前記自己診断正常信号の組み合わせに基づいて、両系若しくは片系による前記保持ブレーキの作動若しくは前記電動機の駆動、又は前記保持ブレーキ若しくは前記電動機の停止のいずれかを選択する
請求項2〜6のいずれか1項に記載の制御棒操作監視装置。
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