JP6128600B2 - メカニカルシール装置 - Google Patents
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Description
ハウジングに設けられた軸孔と該軸孔に挿通された回転軸との間を密封して前記ハウジング内の流体を外部に対してシールするメカニカルシール装置であって、
第1外周面と、該第1外周面よりも小径で前記第1外周面よりも軸方向外部側に設けられる第2外周面と、を有する前記回転軸の外周に取り付けられる筒状のスリーブであって、前記第1外周面に対向する第1内周面と、該第1内周面よりも小径で前記1内周面よりも軸方向外部側に設けられ、前記第2外周面に対向する第2内周面と、有し、前記第1内周面側を入口として前記回転軸が前記第2外周面側を先頭にして挿通されるスリーブと、
前記スリーブの外周に取り付けられる第1環状部材と、
前記ハウジングに取り付けられ、前記第1環状部材に摺動自在に接触して環状のシール面を形成する第2環状部材と、
前記第1外周面と前記第1内周面との間の隙間に装着され、該隙間をシールするシール部材と、
前記第2外周面と前記第2内周面との間の隙間に装着され、前記回転軸に対して前記スリーブを支持する支持部材と、
を備え、
前記支持部材は、環状の弾性部材であり、前記スリーブと前記回転軸との間で径方向に圧縮されて装着されると共に、
前記スリーブと前記回転軸との間の隙間における前記シール部材と前記支持部材との間の領域と、前記外部とが連通されていることを特徴とする。
により、上記空間にエアが溜まって、熱等によるエアの膨張によってスリーブが移動する等の不具合が生じるのを防止することができる。
図1〜図3を参照して、本発明の実施例に係るメカニカルシール装置について説明する。図1は、本実施例に係るメカニカルシール装置の構成を示す模式的半断面図である。図2は、本発明の実施例におけるスリーブの模式的半断面図である。図3は、図2のA矢視断面図(軸方向に見た断面図)である。
図1に示すように、本実施例に係るメカニカルシール装置1は、ポンプのケーシング等であるハウジング200と、該ハウジング200の軸孔201内に挿通される金属または樹脂製の回転軸300と間に取り付けられる。メカニカルシール装置によって、機内であるハウジング200内部Aは、機外である外部(大気側)Bに対して密封される。
第1シールカバー21は、軸方向に延びる不図示の固定溝を複数有しており、該固定溝に不図示のボルトが嵌め込まれることにより、ハウジング200の外面(軸孔開口部外周の端面)に取り付けられる。第1シールカバー21は、複数のフラッシング通路24を有している。第2シールカバー22は、ボルト23により第1シールカバー21の端面に取り付けられる。第1シールカバー21と第2シールカバー22との間には、Oリング25が装着されており、両者の間の隙間をシールしている。なお、第1シールカバー21もボルト23によってハウジング200に固定される構成でもよい。すなわち、第1シールカバー21と第2シールカバー22にそれぞれ貫通孔を設け、それら貫通孔にボルト23を通して、両者をハウジング200に対して固定する構成でもよい。
スリーブ3は、外部B側の端部外周面にスリーブカラー30が取り付けられている。スリーブ3は、スリーブカラー30とともにセットスクリュー31、32によって回転軸300に固定され、回転軸300とともに回転する。スリーブ3の内周面と回転軸300の外周面との間にはOリング28が取り付けられ、両者の間の隙間がシールされている。スリーブ3は、外周面の内部A側に環状保持部6、コンプレッションリング7、カラー9が嵌合されている。
を有している。すなわち、第1外周面301に対向する第1内周面33と、該第1内周面33よりも小径で、第2外周面302に対向する第2内周面34と、有する。そして、スリーブ3は、回転軸300がスリーブ3の第1内周面33側を入口として第2外周面302側を先頭にして挿通されることにより、回転軸300の外周に嵌着される。
固定環4は、第2シールカバー22の内周面に取り付けられている。固定環4の外周面と第2シールカバー22の内周面との間にはOリング26が径方向に圧縮されて装着されている。また、固定環4の外部B側の端面と第2シールカバー22の端面との間にはOリング27が軸方向に圧縮されて装着されている。固定環4には超硬質材料が用いられ、例えば、シリコンカーバイド、タングステンカーバイト、カーボン、その他のセラミックスなどが挙げられるが、これらに限定されない。
環状の凸部40を有する。この凸部40の先端が環状の摺動面41となっており、回転環5の環状の摺動面51と接触することにより、環状のシール面が形成される。固定環4は、第2ハウジング22に対して固定されており、回転軸300の回転によって回転する回転環5の摺動面51に対し、摺動面41が摺動する。
回転環5は、環状保持部6の内周に設けられた凹部に内嵌されており、回転軸300とともに回転する。回転環5の軸方向機外B側の側面は、摺動面51となっており、上述したように、固定環4の摺動面41に密着するとともに回転軸300の回転により摺動面41に対して摺動する。回転環5には超硬質材料が用いられ、例えば、シリコンカーバイド、タングステンカーバイト、カーボン、その他のセラミックスなどが挙げられる。ただし、これらに限定されない。
本実施例におけるスリーブ3は、段差形状における大径領域に、スリーブ3内周と軸300外周が略同径となるインロー部Cを有するとともに、該インロー部Cにシール部材としてOリング28が取り付けられている。Oリング28は、スリーブ3の第1内周面33に形成された環状の装着溝35に装着される。Oリング28は、装着溝35の溝底と、回転軸300の第1外周面301との間で径方向に圧縮される。これにより、Oリング28は、スリーブ3と回転軸300との間の環状隙間を封止するシール性を発揮するとともに、スリーブ3と回転軸300に対して、それぞれの中心軸を互いに一致させるような径方向の付勢力を付与し、スリーブ3の回転軸300に対する装着姿勢を安定させる。
、装着溝37の溝底と、回転軸300の第2外周面302との間で径方向に圧縮される。これにより、Oリング36は、スリーブ3と回転軸300に対して、それぞれの中心軸を互いに一致させるような径方向の付勢力を付与し、スリーブ3の回転軸300に対する装着姿勢を安定させる。
。
Oリング25〜29、36の材料としては、例えば、ニトリルゴム、EPDM、FKM、FFKMが挙げられる。ただし、これらに限定されるわけではない。
200 ハウジング
300 回転軸
301 第1外周面
302 第2外周面
28 Oリング(シール部材)
3 スリーブ
33 第1内周面
34 第2内周面
36 Oリング(支持部材)
37 装着溝
38 連通溝
4 固定環
5 回転環
Claims (6)
- ハウジングに設けられた軸孔と該軸孔に挿通された回転軸との間を密封して前記ハウジング内の流体を外部に対してシールするメカニカルシール装置であって、
第1外周面と、該第1外周面よりも小径で前記第1外周面よりも軸方向外部側に設けられる第2外周面と、を有する前記回転軸の外周に取り付けられる筒状のスリーブであって、前記第1外周面に対向する第1内周面と、該第1内周面よりも小径で前記1内周面よりも軸方向外部側に設けられ、前記第2外周面に対向する第2内周面と、有し、前記第1内周面側を入口として前記回転軸が前記第2外周面側を先頭にして挿通されるスリーブと、
前記スリーブの外周に取り付けられる第1環状部材と、
前記ハウジングに取り付けられ、前記第1環状部材に摺動自在に接触して環状のシール面を形成する第2環状部材と、
前記第1外周面と前記第1内周面との間の隙間に装着され、該隙間をシールするシール部材と、
前記第2外周面と前記第2内周面との間の隙間に装着され、前記回転軸に対して前記スリーブを支持する支持部材と、
を備え、
前記支持部材は、環状の弾性部材であり、前記スリーブと前記回転軸との間で径方向に圧縮されて装着されると共に、
前記スリーブと前記回転軸との間の隙間における前記シール部材と前記支持部材との間の領域と、前記外部とが連通されていることを特徴とするメカニカルシール装置。 - 前記スリーブは、前記回転軸との間の隙間における前記シール部材と前記支持部材との間の領域と、前記外部とを連通する連通路を有することを特徴とする請求項1に記載のメカニカルシール装置。
- 前記連通路は、前記スリーブの内周面に前記支持部材との接触領域を横断するように形成された溝であることを特徴とする請求項2に記載のメカニカルシール装置。
- 前記支持部材は、Oリングであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のメカニカルシール装置。
- 前記スリーブは、前記第2外周面と前記第2内周面との間の隙間の径方向の幅が、前記第1外周面と前記第1内周面との間の隙間の径方向の幅よりも広いことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のメカニカルシール装置。
- 前記スリーブは、前記第1内周面に前記第1外周面と略同径となる嵌め合わせ部を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のメカニカルシール装置。
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