JP7303085B2 - メカニカルシール装置 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献3に記載されたリップシールは、回転軸を有する回転軸側部材およびハウジングを有するハウジング側部材のいずれか一方に固定されて、他方に接触可能に配置される。このリップシールは、軸封装置の構造に応じて、軸封装置よりもシール流体の漏れ方向の上流側又は下流側に配置される。
また、回転軸が貫通するスタッフィングボックス(ボックス)内に装着される軸封装置には、スタッフィングボックスにフラッシング流体(シール流体やエクスターナル流体)を注入してメカニカルシール側からポンプケーシング等の取付機器内へフラッシング流体を送出するフラッシングを行うものが知られている。そこで、上述した特許文献3に記載の軸封装置において、軸封装置の近傍に設けられたリップシールが、軸封装置よりもシール流体の漏れ方向の上流側に配置される場合には、軸封装置側からフラッシング流体を多量に流すと、リップシールが外れてしまい、耐久性が低下する可能性がある。
(1) 回転軸が貫通するボックス内に装着されるとともに、前記回転軸と前記ボックスとの間の流体をシールするメカニカルシールと、
前記メカニカルシールの機内側に配置され、基端部から機内側に向かって突出するリップ部を有するリップシールと、を備えることを特徴とするメカニカルシール装置。
また、リップシールとメカニカルシールとは、別体構造となっている。そのため、リップシールは、どんな構造のメカニカルシールとも組み合わせてボックスに取り付けることができる。また、リップシールは、メカニカルシールの摺動面やスプリングから離して取り付けることができ、流体中の異物が摺動面などに侵入する可能性が低い。
また、取付部材としては、1箇所割りのカラーとテーパプラグを用いることで、ボックスに対する取付け部寸法の自由度を高めることができる。
ことができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るメカニカルシール装置10の概略断面図である。
本実施形態に係るメカニカルシール装置10は、図1に示すように、例えばポンプのポンプハウジング5に形成されたスタッフィングボックス(ボックス)4内に装着され、スタッフィングボックス4を貫通して回転羽根(図示せず)を駆動させる回転軸1の軸周をシールする軸封装置に好適に用いられる。
メカニカルシール30は、回転軸1のモータ側(機外側)における外周面とスタッフィングボックス4の内周面であるポンプハウジング5の内壁5aとの間の隙間をシールする。リップシール40は、メカニカルシール30の機内側に配置され、回転軸1のポンプ側(機内側)における外周面とスタッフィングボックス4の内周面であるポンプハウジング5の内壁5aとの間の隙間をシールする。
そして、スリーブ20は、回転軸1がスリーブ20のモータ側を入口として小径側を先頭に挿通されることにより、回転軸1の外周に嵌着される。また、突出部25の内周面には、キー溝27が形成されており、対応する回転軸1の外周にもキー溝3(図2参照)が形成されている。そこで、これらキー溝27及びキー溝3にキー60を挿入することで、スリーブ20は回転軸1に対して相対回転不能に固定され、回転軸1と一体に回転する。突出部25の外端面と回転軸1の段部1aとの間には、ガスケット55が介装され、スリーブ20と回転軸1との間の隙間がシールされている。
リップシール40の配置位置よりもスタッフィングボックス4内に導入されるフラッシング流体の流れ方向下流側(リップシール40の機内側)の配置位置であるポンプハウジング5の軸孔6と回転軸1に嵌装されたスリーブ20との間には、機内側からリップシール40へ流れる流体であるシール流体の流路を絞るブッシュ50が配置される。
ブッシュ50は、例えば、カーボンなどの超硬質材料で形成されており、スリーブ20との接触を避ける必要がある。そのために、ブッシュ50とスリーブ20との間の隙間は、リップシール40のリップ部41とスリーブ20との間の隙間よりも広く設定される。
本実施形態に係るメカニカルシール装置10によれば、メカニカルシール30が装着されたスタッフィングボックス4内に導入されたフラッシング流体は、図3の(a)に示すように、リップシール40に対して機外側から機内側へ送出される矢印A方向(シール流体の漏れ方向と逆方向)にフラッシング流体が流れる際にはリップ部41が開く方向に弾性変形するリップシール40を介して、フラッシング流体がリップシール40の機内側に送出される。
また、取付部材42としては、1箇所割りのカラー43とテーパプラグ44を用いることで、スタッフィングボックス4に対する取付け部寸法の自由度を高めることができる。
4…スタッフィングボックス(ボックス)
10…メカニカルシール装置
16…固定環
18…回転環
20…スリーブ
30…メカニカルシール
40…リップシール
41…リップ部
42…取付部材
50…ブッシュ
Claims (1)
- 回転軸が貫通するボックス内に装着されるとともに、前記回転軸と前記ボックスとの間の流体をシールし、前記ボックス内のシールされる領域に導入されるフラッシング流体の流れ方向上流側に配置されるメカニカルシールと、
前記メカニカルシールの機内側であり且つ前記フラッシング流体の流れ方向下流側に配置され、基端部から機内側に向かって突出するリップ部を有するリップシールと、
前記リップシールの機内側に配置されるブッシュと、
前記リップシールを前記ブッシュとの間に挟む取付部材と、を備え、
前記取付部材は、
環状の形状を有するとともに周方向の1箇所において隙間をあけて分割された形状を有するカラーと、前記隙間に挿入されて前記カラーを拡径させるテーパプラグと、を有することを特徴とするメカニカルシール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019184715A JP7303085B2 (ja) | 2019-10-07 | 2019-10-07 | メカニカルシール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019184715A JP7303085B2 (ja) | 2019-10-07 | 2019-10-07 | メカニカルシール装置 |
Publications (2)
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JP2021060079A JP2021060079A (ja) | 2021-04-15 |
JP7303085B2 true JP7303085B2 (ja) | 2023-07-04 |
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ID=75379889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019184715A Active JP7303085B2 (ja) | 2019-10-07 | 2019-10-07 | メカニカルシール装置 |
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