JP6128566B2 - 材料層を互いに接合する方法および生じるデバイス - Google Patents

材料層を互いに接合する方法および生じるデバイス Download PDF

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Description

関連出願の説明
本出願は、その内容が引用されその全体が参照することにより本書に組み込まれる、2012年2月29日に出願された米国仮特許出願第61/604747号の優先権の利益を米国特許法第119条の下で主張するものである。
本書で開示される特徴、態様、および実施形態は、デバイスパッケージング用途などにおいて1つの材料層を別の層に結合させるデバイスの製造に関し、改善された方法および装置をもたらす。
ウエハ接合技術は数十年もの間、半導体パッケージングシステムにシールを生成するために採用されてきた。いくつかの公知のウエハ接合技術は、2つの材料層間に中間層を含み得、またUV硬化型有機エポキシ接着剤などの有機接着剤接合を採用するものとして特徴付けることができる。この接合技術は当技術においてハーメチックシールを提供するものと説明されていたが、実際には密封性の程度は技術によって、またシールが曝される環境に応じて変化する。その結果、特に長期間湿気に曝される特定の用途では、満足できるものではない。
スクリーンプリントプロセスを採用してガラスおよび/またはセラミックのフリットペーストまたは金属半田ペーストを層状材料構造の1以上の表面に適用し、続いて加熱ステップで1以上の層を一緒に接合することで、ハーメチックシールが得られることが見出された。
例として、微小電気機械システム(MEMS)構造の形成中に得られる接合特性および密封性の改善が必要である。
こういったMEMSの1つは、マイクロディスプレイの投影素子であって制御信号に従って光を生成することができる、デジタルライトプロセッサ(DLP(商標))である。ユーザに画像投影能力を提供するために、例えばデジタルプロジェクタに複数のDLPがパッケージされ得る。DLP素子はガラス要素(カバーガラス)を含み、ガラスの背後に位置する繊細なMEMS構造を保護する。特に、DLP素子は半導体チップ(通常シリコン)上に小さいミラーのアレイを採用し、投影用ランプからの光を反射して画像を形成する。カバーガラスはこれらの構造を保護する。カバーガラスは2つの層状ガラス、すなわち前面ガラス層(その厚さは約0.3〜1.1mm程度とし得る)と、ガラスの介在(interposer)層とを含む。パターン化されたブラックマトリクスコーティング(例えば、Cr積層)が前面ガラスの片面に堆積され、DLPプロジェクタ素子の窓アパーチャを画成する。均一な反射防止(AR)コーティング膜積層が、前面ガラスの両面に設けられる。介在層は典型的には裸ガラスである。
既存のプロセスでは、比較的大型の前面ガラスシート(例えば、個々のDLP素子よりも大幅に大きい、直径200mmのガラスウエハ)が、比較的大型の介在層のガラスのパターンシート(例えば、同様に直径約200mm程度のウエハ)に接合される。パターン化された介在シートは、これを貫通する複数のアパーチャを含み、各アパーチャは個々のDLP素子のMEMS構造と最終的に位置合わせされる。パターン化された介在シートにおいて貫通するアパーチャを得る典型的な製造プロセスは、機械加工および/またはエッチングを採用し得る。前面ガラスシートは、紫外線(UV)硬化型有機エポキシによって介在層ガラスシートに接合される。この中間ガラス構造は、複数のMEMS構造を備えている半導体ウエハ(例えば、直径200mmのシリコンウエハ)に対して、介在層ガラスシートを貫通しているアパーチャの夫々の1つと各MEMS構造とが位置合わせされるようにして接合される。言い換えると、中間ガラス構造は半導体ウエハレベルで中間MEMS構造に接合される。より具体的には、このガラス構造も紫外線(UV)硬化型有機エポキシを用いて半導体ウエハに接合される。この時点で、個々のMEMS構造夫々に対する電気的ダイパッドの夫々の組は、中間ガラス構造の介在シートの下に位置する。
ウエハレベルのMEMS構造への接合の後、最終的なDLPプロジェクタチップ内にパッケージングするための複数の個々のDLP素子を(電気的ダイパッドの夫々の組を露出させて)得るために、スタック全体をダイシングする。典型的な用途において、このDLP素子はダイシング後に約80から600個程度生成され得る。
前面ガラスを介在層ガラスに接合するプロセス、およびMEMS構造を含む半導体ウエハに中間ガラス構造(具体的には、その介在層ガラス)を接合するプロセスの際に、考慮しかつ満たさなければならない重大な要件がいくつか存在する。これらの要件として、(1)前面ガラスおよび介在層ガラスの材料は、下流の封止プロセスのためにUV透過性であること、(2)前面ガラスおよび介在層ガラスの間の接合が密封であること、(3)接合材(ハーメチックシールを生成する)が、MEMS構造および下流プロセスで使用される材料と化学的に適合すること、(4)中間ガラス構造(すなわち、介在層ガラスに接合された前面ガラス)の平坦度が150μm未満であること、および(5)ウエハレベルのスタック全体(すなわち、MEMS素子を含む半導体ウエハに接合された中間ガラス構造)が、ウエハレベルのダイシングと適合することが挙げられる。
前面ガラスシートを介在ガラスシートに接合するために従来のプロセスで使用されているUV硬化可能なエポキシの接合技術は、特に湿気に応じて、確実にハーメチックシールを提供するものではなく、これがDLPデバイスの不具合に繋がる可能性があることが既に見出されている。実際には、接着性ポリマーの接合の浸透速度は約10-6cc/秒であることが既に分かっている。しかしながら、本書で開示および/または説明される1以上の実施形態によれば、新たな接合プロセスを用いて、前面ガラスと介在ガラスシートとの間でハーメチックシールが得られることが見出された。
これに関連して、1以上の実施形態は、前面ガラス材料層および介在ガラス材料層のうちの一方または両方の、第1表面に配置された、接合材原料を採用してもよく、このとき(i)この配置は、前面ガラス材料層および/または介在ガラス材料層に接合材原料のパターンを生成する、スクリーンプリントを用いて実行され、さらに(ii)接合材原料は、ガラスフリット材料と、セラミックフリット材料と、ガラスセラミックフリット材料と、金属ペーストとのうちの、1つから形成される。その後、パターンが配置された前面ガラス材料層および/または介在ガラス材料層を、存在し得る有機材料を焼き尽くすのに十分な温度(または複数の温度)に加熱する。次に、接合材原料が溶融しかつ前面ガラス材料層および/または介在ガラス材料層に対して滑らかな状態(glazed)になるように、前面ガラス材料層および/または介在ガラス材料層を、接合材原料の溶融温度を超えて加熱する。
次いで、前面ガラス材料層および介在ガラス材料層を一緒に押し付ける。接合材のパターンが、前面ガラス材料層および介在ガラス材料層のいずれか一方のみに配置される場合には、押し付ける直前に、パターンが介在ガラス材料層の各アパーチャの付近および周りに適切に位置合わせされるよう前面ガラス材料層および介在ガラス材料層を慎重に位置付ける。当然のことながら、接合材のパターンが介在ガラス材料層のみに配置される場合には、接合材の位置合わせは、介在ガラス材料層への接合材のスクリーンプリントの際に既に得られていることになる。前面ガラス材料層および介在ガラス材料層の夫々に接合材の夫々のパターンが配置される場合には、押し付ける直前に、各パターンを互いに位置合わせして慎重に並べる。押し付けている間および/または押し付けた後に、前面ガラス材料層および介在ガラス材料層をさらに加熱して接合材を再溶融させ、前面ガラス材料層および介在ガラス材料層を一緒に接合する。
無機フリット材料(ガラスおよび/またはセラミックフリットなど)および金属ペーストの使用は、他の背景ではハーメチックシールの生成に採用されていることに留意されたい。しかしながら、当業者が従来これらの材料を、前述のDLPマイクロディスプレイ投影素子の製造に関連して採用したことがないのには重大な理由がある。理由の1つは、無機フリット材料も金属ペースト材料も、UV透過性(これはDLP製造のプロセスで留意すべき要件の1つであった)ではないことである。さらに、無機フリット材料および金属半田の夫々の熱膨張係数は通常ガラスの熱膨張係数とは全く異なるため、こういった接合材を前面ガラス材料層および/または介在ガラス材料層のいずれかに適用するのに適した、スクリーンプリントパターンは知られていない。実際には、適切な接合パターンの設計に十分な注意が払われなかった場合には、CTEの不一致に起因して、接合が失敗になる可能性があり、および/または得られた接合された中間ガラス構造の平坦度が許容範囲外になる可能性がある。従って、接合パターン(すなわちスクリーン)の設計は、ウエハレベルのパッケージングプロセスにとって極めて重要になる。
本書で開示および/または説明される実施形態は、ウエハレベルでの前面ガラス材料層および介在ガラス材料層間のハーメチックシールを提供し、さらに上に記載した下流の処理のための他の重要な要件を全て満たす。
他の態様、特徴、利点などは、本書の実施形態の説明を添付の図面と併せると当業者には明らかになるであろう。
本書で開示される種々の態様および特徴を説明するために、図面には現時点での好ましい構造を示すが、カバーされる実施形態は図示の正確な配列や手段に限定されないことを理解されたい。
本書で開示される1以上の実施形態によるマイクロディスプレイ投影素子の構造を示したブロック図 図1のデバイスの製造に採用することができる方法および構造を示した図 図1のデバイスの製造に採用することができる方法および構造を示した図 図1のデバイスの製造に採用することができる方法および構造を示した図 図1のデバイスの製造に採用することができる方法および構造を示した図 図1のデバイスの製造に採用することができる方法および構造を示した図 図1のデバイスを製造する際に中間結合構造を形成するプロセスで使用される、適切なスクリーンを示した概略図 図3のスクリーンの一部(A)をより詳細に示した図 図4のスクリーンの一部を用いて表面に配置することができる、接合材のパターンの一部を詳細に示した図
図面では、同様の要素を同様の数字で示す。これらの図面を参照すると、図1には本書で開示される1以上の実施形態による結合構造100が示されている。構造100は正面概略図で示されており、1以上のDLPデバイスの形成など、任意の適切な用途で使用することができる。
構造100は、例えばガラス、ガラスセラミックなどの透明な絶縁体材料から形成された、第1材料層102を含む。DLPデバイス形成の関連では、第1材料層102は前面ガラス材料層102とすることができる。構造100はさらに、ガラス、ガラスセラミックなどの透明な絶縁体材料のパターン化されたシートから形成された、第2材料層104を含む。このパターンは、夫々が夫々の壁(図では壁104Aおよび104Bのみが見られる)で囲まれている1以上のアパーチャ106(1つのみ図示されている)が、この第2材料層を貫通して延在しているようなパターンである。DLPデバイス形成の関連では、第2材料層104は介在ガラス材料層104(その基本構造は上で論じた)とすることができる。アパーチャ106および対応する壁104A、104Bは、各DLPデバイス100のための窓エリアを画成する。前面ガラス材料層102は介在ガラス材料層104に接合材108のパターンによって接合され、この接合材は正面図では、その部分108A、108Bのみが見られる。
構造100は、介在ガラス材料層104に結合されかつアパーチャ106と位置合わせされている、半導体層210をさらに含む。DLPデバイス製造の関連では、半導体層210は微小電気機械システム(MEMS)210とすることができる。介在ガラス材料層104は紫外線(UV)硬化型有機エポキシによってMEMS210に接合され、正面図ではその部分212A、212Bのみが見られる。MEMS210のためのいくつかの電気的ダイパッド(214A、214Bが見られる)が、介在ガラス材料層104の下の、この層とMEMS210との間に位置している。このようにして、光は各MEMS210から、アパーチャ106を通過し、さらに前面ガラス材料層102を通過して導くことができる。MEMS210から第1材料層102を通過する光の透過の光学特性を改善するために、層102の片面または両面をARコーティングで被覆してもよい。
ここで、図1の構造100の製造に採用することができる方法および構造を示した、図2A〜2Eを参照する。特に図2A〜2Bを参照すると、製造プロセスは、第1ガラス材料層302および第2ガラス材料層304の一方または両方の、第1表面への、接合材原料308の配置を含み得る。
前述の構造100(DLP素子など)の形成の関連において、第1ガラス材料層302は、図1の個々の構造100(これも、単一のDLP素子とし得る)の前面ガラス材料層102よりも(厚さではなく表面積で)著しく大きい前面ガラス材料層302とすることができる。例えば前面ガラス材料層302は、直径約200mm程度のものでもよい(但し、他のサイズも採用可能である)。同様に第2ガラス材料層304は、個々の構造100の介在材料層104よりも(厚さではなく表面積で)著しく大きい介在ガラス材料層304とすることができる。例えば介在ガラス材料層304も、直径約200mm程度のものでもよい(この場合も、他のサイズも採用可能である)。
接合材原料308は、ガラスフリット材料、セラミックフリット材料、ガラスセラミックフリット材料、または金属ペーストから形成することが好ましい。前面ガラス材料層302および介在ガラス材料層304の一方または両方の第1表面ヘの接合材原料308の配置は、接合材原料(接合材原料の個々のトレース308A、308B、308Cなどによって表されている)のパターンを生成するスクリーンプリントプロセスを用いて実行される。上で論じたように、接合材原料308を配置する適切な接合パターンの設計に十分な注意が払われなかった場合には、CTEの不一致に起因して、得られた接合が失敗になる可能性があり、および/または得られた接合された中間ガラス構造の平坦度が許容範囲外になる可能性がある。従って、接合パターン(すなわち接合パターンを適用するためのスクリーン)の設計は、ウエハレベルのパッケージングプロセスにとって極めて重要になる。
ここで、スクリーンおよび接合パターンの種々の態様の説明に関連して、図3、4、および5を参照する。図3は、前面ガラス材料層302および介在ガラス材料層304の一方または両方に接合材原料308を堆積させるのに使用される、適切なスクリーン400を示した概略図である。スクリーン400は前面ガラス材料層302および介在ガラス材料層304と略同じ表面積であることが好ましく、これは直径約200mm程度でもよい。スクリーン400の形成に使用される基本材料は従来のものでもよいが、スクリーン開口部のサイズ、形状、および方向付けの構成は、従来とは全く異なる。従って、スクリーン400の基本構造は、乳剤層を支持するステンレス鋼ワイヤメッシュを含み得る。フォトイメージング技術を用いて乳剤層を形成して、接合材原料308が前面ガラス材料層302および/または介在ガラス材料層304に適用される際に通過する、複数のスクリーン開口部を生成することができる。スクリーン開口部は、完成した製品で望ましい接合特性が得られることが既に分かっている、新規のパターンで配列される。
スクリーン400のスクリーン開口部のパターンは、図3のスクリーン400の一部402のより詳細な図を示した、図4で最も良く見ることができる。一部402はスクリーン開口部の繰返しパターン(すなわちセル)404を含み、このパターンがスクリーン400をできるだけ広くカバーすることが好ましい。
このパターンはセル404のX−Y方向のアレイを含み、各セル404は、連続した長方形外周のスクリーン開口部404Aに特徴付けられる。連続した長方形外周のスクリーン開口部404Aのサイズおよび形状は、介在ガラス材料層304を貫通するアパーチャ306、例えば図2Bの断面に示されているアパーチャ306A、306B、306Cのアレイと相補的であることが好ましい。連続した長方形外周のスクリーン開口部404Aの相補的な特性とは、(i)開口部404Aの内側周辺エッジ404Bが、対応するアパーチャ306の周辺と実質的に同じサイズ、またはこれより若干大きいサイズであること、および(ii)開口部404Aの内側周辺エッジ404Bおよび/または外側周辺エッジ404Cに囲まれている形状が、アパーチャ306の形状(この場合は長方形形状)と実質的に同じであること、のうちの1以上を含み得る。
このパターンは、さらに、または代わりに、X方向に隣接するセル404が少なくとも1つの直線状スクリーン開口部404D(例えば、本書において後に論じるタイバーを形成するための)で分離されるという点で特徴付けることができる。後により詳細に論じるが、X方向に隣接するセル404が少なくとも2つの平行な直線状スクリーン開口部404D、404Eで分離されることを特徴とするパターンが、特に有利であることを発見した。スクリーン開口部のパターン404で、Y方向に隣接するセル404間には直線状スクリーン開口部を1つも含む必要がないこと実験中に発見したが、こういった直線状スクリーン開口部を採用してもよく、また接合プロセスのいくつかの特性の改善に役立つ可能性もあることに留意されたい。
スクリーン400のメッシュスクリーン開口部は、接合材原料308をスクリーン400の全てのスクリーン開口部に押して通すことができるよう、さらに材料の、好適には10μmの厚さ均一性を実現できるよう、接合材原料308(ガラスおよび/またはセラミックフリット材料など)の粒子サイズに適合するように設計される。ガラスおよび/またはセラミックフリット材料の粘度が比較的高いことに起因して、開口面積が少なくとも40%、好適には少なくとも50%、あるいはさらに好適には少なくとも60%のスクリーン400が使用される。接合材原料308(特にガラスおよび/またはセラミックフリット材料)を所望の均一なやり方でプリントするために、このような開口面積特性を微細なワイヤ直径と併せて用いて、スクリーン400のメッシュを生成することが好ましい。例えば約40μm以下、好適には約30μm以下、さらに好適には約20μm以下のワイヤ直径が、スクリーン400のメッシュの生成に用いられるべきである。さらにスクリーン400の生成に使用される材料は、スクリーン400をスクリーンプリントのために適切な張力に延ばすことに関連して、低伸び材料(約8%以下、好適には約5%以下)であるべきである。
図5は、スクリーン400を用いた結果、具体的には図4に示したスクリーン400の一部402を用いた結果生じる、接合材原料308の接合パターン502の一部の詳細図である。メッシュ400の生成において、上記考慮すべき事項の1以上に配慮すると、接合材原料308の得られるパターンの厚さ均一性は約10μm以下になるはずである。予想され得ることであるが、セル404のスクリーン開口部の幾何学的性質が与えられると、接合材原料308のパターンも、夫々がスクリーン400のセル404と同様の特徴を有する、セル504のX−Y方向のアレイによって特徴付けられる。
例えば、接合材原料308のパターンの各セル504は、接合材原料308の連続した長方形外周504Aを含み得る。接合材原料308の連続した長方形外周504Aのサイズおよび形状は、介在ガラス材料層304を貫通するアパーチャ306のアレイと相補的であることが好ましい。例えば接合材原料308を、前面ガラス材料層302の表面にスクリーンプリントしてもよい(図2A)。プリントされた接合材原料308を、図5の線2A−2Aを通る断面で見ると(図2Aに示した図に対応する)、連続した長方形外周504Aを構成している接合材原料308の夫々のセグメント(例えば、セグメント308Aおよび308B)は、関連するアパーチャ306(例えば、図2Bの断面に示されているアパーチャ306A)と相補的である。
さらに、または代わりに、接合材原料308を介在ガラス材料層304の表面にスクリーンプリントしてもよい(図2B)。プリントされた接合材原料308を、図5の線2B−2Bを通る断面で見ると(図2Bに示した図に対応する)、連続した長方形外周504Aを構成している接合材原料308の夫々のセグメント(例えば、セグメント308Aおよび308B)も同様に、関連するアパーチャ306Aと相補的である。
より一般的に、連続した長方形外周504Aの相補的な特性とは、(i)接合材原料308の内側周辺エッジ504Bが、対応するアパーチャ306周辺と実質的に同じサイズ、またはこれより若干大きいサイズであること、および(ii)接合材原料308の内側周辺エッジ504Bおよび/または外側周辺エッジ504Cに囲まれている形状が、アパーチャ306の形状(この場合は長方形形状)と実質的に同じであること、のうちの1以上を含み得る。パターンのセル504とアパーチャ306との1以上の上記相補的な特性の結果、好適には、各アパーチャ306付近への接合材原料308の連続した長方形外周504Aの位置合わせが、現時点で、または後にもたらされる。
このパターンは、さらに、または代わりに、接合材原料308のX方向に隣接するセル504が少なくとも1つの接合材原料308の直線状タイバー504Dで分離されるという点で特徴付けることができる。後により詳細に論じるが、X方向に隣接するセル504が少なくとも2つの平行な直線状タイバー504D、504Eで分離されることを特徴とするパターンが、特に有利であることを発見した。Y方向に隣接するセル504のパターンではタイバーも1つも含む必要がないこと実験中に発見したが、所望であればこういったタイバーを採用してもよい。
上述の接合材原料パターン502の生成に、分注技術(スクリーンプリントではなく)を変更して採用し得ることにも留意されたい。
再び図2Aおよび2Bに戻るが、接合材原料308を前面ガラス材料層302および/または介在ガラス材料層304の一方または両方に配置(例えば、スクリーンプリント)した後、1以上のこの層を、存在し得る有機材料を焼き尽くすのに十分な温度(または複数の温度)に加熱する。次に、接合材原料308が溶融して第1ガラス材料層および/または第2ガラス材料層に対して滑らかな状態になるように、1以上のこの層を、接合材原料308の溶融温度を超えてさらに加熱する。
図2Cを参照すると、その後、前面ガラス材料層302および介在ガラス材料層304を、滑らかな状態の接合材のパターン(または複数のパターン)がそれらの間に配置されるようにして互いに位置合わせさせる。例えば接合材原料308が、前面ガラス材料層302の表面のみにスクリーンプリントされて、次いで滑らかな状態にされた場合には、前面ガラス材料層302および介在ガラス材料層304の位置合わせは、各セル504の滑らかな状態の接合材(前面ガラス材料層302のみに設けられている)の連続した長方形外周504Aを、介在ガラス材料層304の対応するアパーチャ306と確実に位置合わせするものである。
接合材原料308が介在ガラス材料層304の表面のみにスクリーンプリントされて、次いで滑らかな状態にされる場合には、各セル504の滑らかな状態の接合材の連続した長方形外周504Aは、既に介在ガラス材料層304の対応するアパーチャ306と位置合わせされた状態にあるはずである。従って、前面ガラス材料層302および介在ガラス材料層304の位置合わせは、これらの層を巨視的な意味で確実に並べるものである。
しかしながら接合材原料308が、前面ガラス材料層302と介在ガラス材料層304との両方にスクリーンプリントされて、次いで滑らかな状態にされる場合には、その位置合わせでは、滑らかな状態の接合材の夫々のパターン(両方のガラス層302、304に配置される)を、確実に互いに並べかつ位置合わせされた状態にするべきである。
上述の位置合わせが達成されると、前面ガラス材料層302および介在ガラス材料層304を一緒に押し付ける(図2C)。次に前面ガラス材料層302および介在ガラス材料層304を、好適には押し付ける動作を維持しながらさらに加熱して、滑らかな状態の接合材を再溶融させ、前面ガラス材料層302および介在ガラス材料層304を一緒に接合する。特に、得られる図2Cの中間ガラス構造の特性として、密封特性(すなわち、層302、304間の接合において)と、1mm当たり約0.75μm以下の平坦度、好適には1mm当たり約0.4μm以下の平坦度が挙げられる。このような平坦度は、接合材308のタイバー504D、504Eを用いることによって、接合材308の厚さの均一性を利用することによって、および/またはスクリーンプリントプロセスで生じる接合材原料308のトレースに適切な幅を用いることによって、少なくともある程度達成される。
いくつかの実施形態を実施する際には必要とされないが、プロセスはさらに、中間ガラス構造(図2C)を半導体ウエハ310などの別の構造に接合することによる、ウエハレベルの構造の生成を含み得る(図2D)。半導体ウエハ310は、その上に画成された多くの半導体ダイを含み得る。構造100(DLPデバイスなど)を生成する例に従うと、半導体ウエハ310は多くのMEMSデバイス(ダイ)を含むシリコンウエハ310でもよく、また図1に示されている個々の構造100の半導体MEMS層210よりも(厚さではなく表面積で)著しく大きいものでもよい。例えば、MEMS層310は直径約200mm程度でもよい(但し、この場合も他のサイズも採用可能である)。
より具体的には、介在ガラス材料層304の、第1表面とは反対側の第2表面は、MEMS層310に接合され得る。接合機構は、紫外線(UV)硬化型有機エポキシ312を用いて得ることができる。具体的な接合技術に拘わりなく、介在ガラス材料層304の各アパーチャ306は、半導体ダイの夫々の1つ、例えば夫々のMEMSの上に位置合わせされるべきである。
その後、ウエハレベルの(スタックされた)構造を複数のダイにダイシングし、各ダイは、半導体ダイ(例えば、MEMSダイ)の夫々の1つと、介在ガラス材料層の夫々の一部とこれを貫通する夫々のアパーチャと、前面ガラス材料層(これがアパーチャを覆うカバーガラスを形成する)の夫々の一部とを含む、層状構造を有する。
ダイシングの際、ウエハレベルの(スタックされた)構造を、この構造を薄板金属フレーム上に保持する粘着性の裏当てを備えたダイシングテープ上に置いてもよい。実際のダイシングプロセスは、スクライブ・アンド・ブレーク、(通常ダイシングソーと呼ばれる機械での)機械的ソー切断、またはレーザ切断によって達成することができる。ウエハ構造がダイシングされると、ダイシングテープ上に残された片は、ダイまたはダイスと称される。ダイは、後のエレクトロニクスアセンブリプロセスでダイボンダまたはダイソータなどのダイハンドリング設備によって取り外されるまで、ダイシングテープ上に留まり得る。
図2Eを参照すると、ダイシングプロセスは、前面ガラス材料層302を貫通するが介在ガラス材料層304またはMEMS層310を通らない、各線352A、352B、352C、352Dなどに沿ったソー切断を含み得る。これらの最初のソー切断の線は、ソー切断がどのタイバーも通ることのないように、タイバー504D、504Eの夫々と、これに隣接する接合材の長方形外周504Aの一部との間であることが好ましい。その後ダイシングプロセスは、前面ガラス材料層302を貫通するが介在ガラス材料層304またはEMS層310を貫通しない、隣接するタイバー504D、504Eの各対の間の線354A、354Bなどに沿ったソー切断を含む(但し、タイバーのいずれかを通るソー切断は含まれない)。最後に、介在ガラス材料層304を貫通し、さらにMEMS層310を貫通する、線354に沿った切断によって、ダイは単体化される。得られるダイは、図1に示した構造のものである。
本書において開示される態様、特徴、および実施形態を、特定の詳細を参照して説明したが、これらの詳細は広範な原理および用途の単なる実例であることを理解されたい。従って、多くの改変が実例の実施形態に対して作製可能であること、そして添付の請求項の精神および範囲から逸脱せずに他の配置を考案し得ることを理解されたい。
100 結合構造
102、302 前面ガラス材料層
104A、104B 介在ガラス材料層
106 アパーチャ
108A、108B 接合材
210 半導体層
214A、214B ダイパッド
304 介在ガラス材料層
306A、306B、306C アパーチャ
308A、308B、308C、308D 接合材原料
310 半導体ウエハ
400 スクリーン
404、504 セル
404A、404D、404E スクリーン開口部
504A 接合材の連続した長方形外周
504D、504E タイバー

Claims (9)

  1. 方法において、
    第1ガラス材料層および第2ガラス材料層のうちの一方または両方の、第1表面に、接合材原料を配置するステップであって、(i)前記配置が、前記第1ガラス材料層および/または前記第2ガラス材料層に前記接合材原料のパターンを生成する、スクリーンプリントを用いて実行され、さらに(ii)前記接合材原料が、ガラスフリット材料と、セラミックフリット材料と、ガラスセラミックフリット材料と、金属ペーストとのうちの、1つから形成されたものであるステップ、
    前記パターンが配置された前記第1ガラス材料層および/または前記第2ガラス材料層を、存在し得る有機材料を焼き尽くすのに十分な温度まで加熱するステップ、
    前記接合材原料が溶融しかつ前記第1ガラス材料層および/または前記第2ガラス材料層に対して滑らかな状態になるように、前記第1ガラス材料層および/または前記第2ガラス材料層を、前記接合材原料の溶融温度を超えてさらに加熱するステップ、
    前記第1ガラス材料層および前記第2ガラス材料層を一緒に押し付けるステップであって、このとき(i)1以上の前記パターンの接合材が、前記第1ガラス材料層および前記第2ガラス材料層の間に配置されるようにし、また(ii)前記第1ガラス材料層および前記第2ガラス材料層に、溶融した前記接合材の夫々の前記パターンが配置されるときには、溶融した前記接合材の夫々の前記パターンを、該押し付けるステップの前に互いに位置合わせして並べる、ステップ、および、
    押し付ける動作を維持しながら、前記第1ガラス材料層および前記第2ガラス材料層をさらに加熱して前記接合材を再溶融させ、前記第1ガラス材料層および前記第2ガラス材料層を一緒に接合するステップ、
    を含み、
    前記パターンが、前記接合材原料の連続した長方形外周によって夫々が特徴付けられるセルの、X−Y方向アレイを含み、
    X方向に隣接する前記セルが前記接合材原料の少なくとも1つの線(タイバー)によって分離されていることを特徴とする方法。
  2. 前記接合材原料の前記パターンが、約10μm以下の厚さ均一性を有する、
    接合された前記第1ガラス材料層および前記第2ガラス材料層の得られた平坦度が、(i)1mm当たり約0.75μm以下、および(ii)1mm当たり約0.4μm以下、のうちの1つである、および、
    前記第1ガラス材料層および前記第2ガラス材料層の間の前記接合が密封である、
    のうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 記第2ガラス材料層が、該第2ガラス材料層を貫通するアパーチャのアレイを含み、
    (i)前記第1ガラス材料層および前記第2ガラス材料層が一緒に押し付けられるとき、および(ii)前記接合材原料がスクリーンプリントを用いて前記第2ガラス材料層に配置されるとき、のうちの少なくとも1つで、前記セル夫々の前記接合材原料の前記連続した長方形外周が、前記第2ガラス材料層の前記アパーチャの夫々の1つと位置合わせされ、
    記パターンが、各隣接する前記セル間に、2つの平行な前記接合材原料のタイバーを含み、さらに、
    前記パターンが、Y方向に隣接する前記セル間には、前記接合材原料のタイバーを1つも含んでいないことを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 前記第2ガラス材料層の前記第1表面とは反対側の第2表面を、半導体ダイのアレイを含む半導体ウエハに、前記第2ガラス材料層の前記アパーチャの夫々が前記半導体ダイの夫々の1つの上に位置合わせされるようにして接合させることによって、ウエハレベル構造を生成するステップ、および、
    前記ウエハレベル構造を複数のダイにダイシングするステップであって、該ダイの夫々が、前記半導体ダイの夫々の1つと、介在層を形成する、前記第2ガラス材料層の夫々の一部と該第2ガラス材料層を貫通する夫々の前記アパーチャと、さらに前記第2ガラス材料層の前記アパーチャを覆うカバーガラスを形成する、前記第1ガラス材料層の夫々の一部とを有する、層状構造を含む、ステップ、
    をさらに含むことを特徴とする請求項3記載の方法。
  5. 前記ダイシングするステップが、
    (a)前記第1ガラス材料層を通るが前記第2ガラス材料層または前記半導体ウエハを通らずに、前記タイバー夫々と隣接する前記接合材の長方形外周の一部との間の線に沿って、タイバーを1つも切断することのないようにソー切断するステップ、
    (b)ステップ(a)の後に、前記第1ガラス材料層を通るが前記第2ガラス材料層または前記半導体ウエハを通らずに、隣接する前記タイバーの対夫々の間の線に沿って、該タイバーを1つもソー切断することなくソー切断するステップ、および、
    前記第2ガラス材料層を通りかつ前記半導体ウエハを通って切断することによって、各ダイを単体化するステップ、
    を含むことを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. 装置であって、
    第1ガラス材料層と、さらに、
    前記第1ガラス材料層に接合材を介して接合された第2ガラス材料層と、
    を備え、前記接合材が、溶融しかつ硬化された、ガラスフリット材料、セラミックフリット材料、ガラスセラミックフリット材料、および金属ペースト、のうちの1つから形成されたものであり、
    前記第2ガラス材料層が、該第2ガラス材料層を貫通するアパーチャのアレイを含み、
    前記接合材が、前記第2ガラス材料層の前記アパーチャの夫々の周りに連続した外周を形成する、パターン化されたものであり、
    前記接合材の前記パターンと前記アパーチャの夫々とがセルのX−Y方向アレイを形成し、該セルの夫々が、前記接合材の連続した外周の夫々の1つに包囲された、前記アパーチャの1つを含み、
    X方向に隣接する前記セルが、該セル間に、少なくとも1つの前記接合材の線(タイバー)を含むことを特徴とする装置。
  7. 接合された前記第1ガラス材料層および前記第2ガラス材料層の平坦度が、(i)1mm当たり約0.75μm以下、および(ii)1mm当たり約0.4μm以下、のうちの1つである、および、
    前記第1ガラス材料層および前記第2ガラス材料層の間の前記接合が密封である、
    のうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項6記載の装置。
  8. X方向に隣接する前記セルが、該セル間に、少なくとも2つの前記接合材の平行な線(タイバー)を含み、
    Y方向に隣接する前記セルが、該セル間に、前記接合材の線(タイバー)を1つも含んでいないことを特徴とする請求項6または7記載の装置。
  9. 前記アパーチャの夫々の1つと位置合わせされて夫々が配置された、複数のMEMS構造をさらに備えていることを特徴とする請求項6から8いずれか1項記載の装置。
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