JP6128521B2 - 化粧用コンパクトケース - Google Patents

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Description

本発明は、化粧用コンパクトケースに関する。
ファンデーション、チーク、アイシャドウ等の化粧料を収容する化粧用コンパクトケースとして、化粧料を収容する化粧料収容部を有するケース本体と、該ケース本体に開閉可能に取り付けられる蓋体とを備え、化粧料が蓋体、特に蓋体の裏面に設けられた鏡に付着することを防止するために、化粧料収容部と蓋体との間に保護シートが配置されたものが知られている(特許文献1参照)。このような化粧用コンパクトケースのケース本体には、化粧料の塗布具を収容する塗布具収容部が形成されることも多い。
保護シートの配置は、化粧料と蓋体との間に個別の保護シートを配置する場合や、保護シートの紛失や落下を防止するため保護シートを化粧用コンパクトケース内に固定している場合がある。保護シートを固定している化粧用コンパクトケースにおいては、化粧料収容部を覆っていた保護シートを開き、化粧料収容部に収容されていた化粧料を、例えば、塗布具収容部から取り出した塗布具に付着させて肌面等に塗布する。
特開2004−255061号公報
しかし、従来の保護シートは、開いた際に、開いた状態で安定せず、化粧料を塗布する際に使いにくいことがあった。また、保護シートを大きく開く際には、コンパクトを把持した手で保護シートを押さえつける等していたが、保護シートを、180度以上回動させて展開させた場合には、ケース本体の外周部に当接したシートに応力がかかり、プラスティック製の保護シートがヒンジ部以外の箇所で部分的に白化したり、白化しない場合においても、保護シートの耐久性の問題があった。
したがって本発明の課題は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る、化粧用コンパクトケースを提供することにある。
本発明は、化粧料収容部を有するケース本体と、蓋体と、該ケース本体に取り付けられ化粧料が蓋体に付着するのを防止する保護シートとを具備する化粧用コンパクトケースであって、前記保護シートは、前記ケース本体の厚み方向に沿って配された鉛直部と、前記化粧料収容部を被覆する本体部分とを有し、前記鉛直部より前記本体部分側に、第1ヒンジ部及び第2ヒンジ部を有している、化粧用コンパクトケースを提供するものである。
本発明の化粧用コンパクトケースによれば、保護シートにおける化粧料収容部を被覆していた部分を、ケース本体の外方において水平となる位置を超えるまで回動させることが可能で、保護シートを大きく展開させることができるとともに、その展開状態を維持しやすい。
本発明の一実施形態に係る化粧用コンパクトケースの、保護シートを取り付ける前の状態を示す斜視図である。 図1に示す化粧用コンパクトケースの、保護シートを取り付けた後の状態を示す斜視図である。 図1に示す化粧用コンパクトケースに用いた保護シートを、折り返された部分を延ばした状態として示す平面図である。 図3に示す保護シートを、先端部を折り返した状態として、シート挿入孔に挿入する様子を示す平面図である。 図5(a)及び図5(b)は、図2のII−II線に沿う断面の部分拡大図であり、図5(a)は、閉蓋時に保護シートにより化粧料収容部が覆われた状態を示す図、図5(b)は、保護シートを展開して、保護シートをケース本体の外方に配置した状態を示す図である。 図6は、図5(b)の一部拡大図である。 本発明に係る保護シートの他の例を示す図である。 本発明に係る保護シートの更に他の例を示す図である。 図2に示す化粧用コンパクトケースの、一対のシート挿通孔を通る位置における、ケース本体の幅方向に沿う断面を示す拡大断面図である。 本発明の他の実施形態を示す図である。 本発明の更に他の実施形態を示す斜視図である。
以下本発明をその好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の一実施形態である化粧用コンパクトケース1は、図1及び図2に示すように、化粧料レフィル31を収容する化粧料収容部3を有するケース本体2と、蓋体5と、ケース本体2に取り付けられ化粧料が蓋体5に付着するのを防止する保護シート6とを具備する。ケース本体2は、更に化粧料の塗布具41を収容する塗布具収容部4を有する。
化粧料レフィル31は、例えばファンデーションである化粧料32が、上面が開口した深さの浅い薄型の容器33に収容されたものであり、化粧料収容部3に収容して該化粧料収容部3内に固定された状態として使用される。化粧料レフィル31の外周部には、化粧料収容部3内に固定するための係合凹部34が設けられており、係合凹部34が、化粧料収容部3の内周面の対応する位置に設けられた係合突起35,36と係合することによって、化粧料収容部3内に収容された状態が安定に維持される。
化粧料の塗布具41は、化粧料の種類に応じて適切なものが用いられ、化粧料が、ファンデーションである場合には、図1に示すような、パフと呼ばれるスポンジ状の塗布具が好ましく用いられる。塗布具収容部4は、塗布具41を収容可能な大きさの凹部として形成されている。蓋体5は、蝶番部52を介してケース本体2に対して回動自在に連結されており、ケース本体2の上面を開閉自在である。蓋体5は、閉蓋時に、塗布具収容部4側を向く内面に鏡51が設けられている。
化粧用コンパクトケース1を用いて化粧を行うには、蓋体5を開いて、保護シート6を化粧料32上から離間するべく開くとともに、塗布具収容部4から塗布具41を取り出し、該塗布具41で、化粧料レフィル31内の化粧料32を擦り取り、擦り取った化粧料を、蓋体5に設けられた鏡51を見ながら、肌面に塗布する。化粧料レフィル31内の化粧料32を使い切った場合には、化粧料レフィル31ごと取り出し、新しい化粧料レフィルに交換する。
保護シート6は、図3に示すように、蓋体5の閉蓋時に化粧料レフィル31の上面(化粧料収容部3の上方の開口部)を覆う本体部分61と、本体部分61から突出する一対の取り付け片62,62とを有している。また、保護シート6は、本体部分61から突出する操作用突出部61aを、取り付け片62,62とは逆の位置に有している。
取り付け片62は、保護シート6を、ケース本体2に取り付けるための部分であり、保護シート6は、図4に示すように、取り付け片62における第1ヒンジ64よりも先端縁66側に位置する部分を、ケース本体2に設けられた一対のシート挿入孔7,7に挿入することによって、該ケース本体2に、容易には外れないように固定されている。
なお、本発明において、保護シートを「ケース本体に取り付ける」とは、保護シートをケース本体に固定する形態や、保護シートを化粧料レフィル等の化粧料を収容した容器と化粧料収容部の底部との間に挟んで固定する形態等だけでなく、例えば、保護シートを化粧料を収容した容器に固定することでケース本体に取り付けられ、直接にはケース本体には固定していない形態も包含する。
本実施形態における保護シート6について、より具体的に説明すると、保護シート6は、図3に示すように、取り付け片62の突出方向の先端側から順に、先端縁66、折り返し部63,第1ヒンジ部64及び第2ヒンジ部65を有している。取り付け片62を、先端縁66と折り返し部63との間の先端部67、折り返し部63と第1ヒンジ部64との間の中間部68、及び第1ヒンジ部64と第2ヒンジ部65との間の基端部69に区分すると、ケース本体2に取り付けられた状態の取り付け片62は、先端部67が、取り付け片62の先端縁66から2〜5mm程度離れた位置にある折り返し部63において折り返されており、図5及び図6に示すように、その折り返された先端部67が、取り付け片62の折り返された部分となっている。折り返された先端部67と折り返されていない中間部68との間は、60度以下、好ましくは45度以下の鋭角をなすように屈曲している。折り返された先端部67は、折り返されていない中間部68に密着するように折り返されていても良い。
ケース本体2に取り付けられた状態において、第1ヒンジ部64は、第2ヒンジ部65よりもケース本体2に取り付けられる側に形成されており、第2ヒンジ部65は、第1ヒンジ部64に対して本体部分61側に形成されている。
本実施形態における第1ヒンジ部64及び第2ヒンジ部65は、保護シート6を、ケース本体2の長手方向Xにおける化粧料収容部3側の該化粧料収容部より外側に位置する外周部G付近において、折れ曲がり易くするものであり、図5(b)及び図6に示すように、第1ヒンジ部64及び第2ヒンジ部65の存在により、化粧料収容部3を被覆していた本体部分61を、ケース本体の外方において水平となる位置S’を超えるまで回動させることが容易となる。
保護シート6の本体部分61を回動させ、ケース本体2の外方に位置するように展開する方向は、蓋体5の回動軸と平行な方向Xである。なお、本実施形態においては、ケース本体2の長手方向Xが、蓋体5の回動軸と平行な方向Xである。
本実施形態においては、第1ヒンジ部64及び第2ヒンジ部65として、保護シート6を構成する合成樹脂製のシートに、ケース本体2の幅方向Yに延びる直線状の凹部からなる押し罫(罫線)を形成してある。また、その押し罫(罫線)は、例えば、通常の金属押し刃での冷間押し、または加熱押しによって形成することができる。
押し罫(罫線)は一直線に連続したものでよいが、部分的に押し罫がない部分があってもよい。また、部分的には貫通した箇所が存在してもよい。また、押し罫(罫線)は、保護シートの何れの面に押し刃を押し当てて形成したものであっても良い。
また、第1ヒンジ部64及び第2ヒンジ部65は、それぞれ、合成樹脂製のシートに形成したミシン目であっても良いし、合成樹脂製のシートに形成した該シートを貫通しない切れ目等であっても良い。
第1ヒンジ部64及び第2ヒンジ部65は、耐久性の観点から、単純に曲げを施したものでなく押し罫であることが好ましい。
本実施形態においては、図4及び図6に示すように、保護シート6の一端部を固定するためのシート挿入孔7,7が、ケース本体2の長手方向Xにおける化粧料収容部3側の該化粧料収容部3より外側に位置する部分Gに形成されている。また、図5に示すように、保護シート6は、そのシート挿入孔7,7に、該保護シート6に設けられた取り付け片62,62における第1ヒンジ64よりも先端縁66側に位置する部分が挿入され、該取り付け片62,62が、該シート挿入孔7の入り口より幅が拡大した空間71内に、折り返された部分67を有することによって、ケース本体2に固定されている。
この折り返された部分67は、取り付け片62における先端縁66から折り返し部63までの範囲の、折り返された先端部67である。
シート挿入孔7の入り口より幅が拡大した空間71は、ケース本体2の長手方向Xにおける寸法W2が、同方向Xにおける入り口の寸法W1よりも大きい空間71であり、このような空間内に、取り付け片62の折り返された部分67が存在することにより、取り付け片62を引き抜く力が加わったときに、該折り返された部分67、好ましくはその先端縁66が、シート挿入孔7の入り口付近に生じた段差部や出っ張り72に当接して、取り付け片62が引き抜かれることが阻止される。また、出っ張り72には、図6に示すように、突起72aを形成することにより、取り付け片62が引き抜かれることが一層防止することができる。
本実施形態においては、シート挿入孔7に挿入され、該シート挿入孔7内の鉛直面75に沿って配されている前記中間部68が、保護シート6における、ケース本体2の厚み方向Zに沿って配された鉛直部68となっている。本実施形態においては、シート挿入孔7内の鉛直面75が、「ケース本体の鉛直面」である。保護シート6の鉛直部68は、それ自体が、ケース本体2に融着、接着等により直接固着されていても良いが、本実施形態におけるように、鉛直部68の先に設けられた折り返された部分67が、ケース本体2に係合することによって、ケース本体2から抜けないように固定されているものであっても良い。
そして、本実施形態においては、図5(b)及び図6に示すように、保護シート6における、化粧料収容部3の上方の開口部を被覆していた本体部分61を、該ケース本体2の外方において水平となる位置S’を超えるまで回動させた状態において、第1ヒンジ部64は、ケース本体2の外周面22と、鉛直部68に沿う鉛直面75との間の中間位置Cより鉛直面側Ciに位置し、第2ヒンジ部65は、該中間位置Cより外周面側Coに位置している。
ここでいう「化粧料収容部を被覆していた本体部分を、該ケース本体の外方において水平となる位置を超えるまで回動させた状態」は、好ましくは、図5(b)に示すように、ケース本体の外方に位置させた保護シートの先端部を、化粧料コンパクトケースを載置した水平面Sに接触させた状態である。
保護シート6が、鉛直部68より本体部分61側に、第1ヒンジ部64及び第2ヒンジ部65という複数のヒンジ部を有することで、折れ曲がり性の自由度が向上し、本体部分61を、図5(a)に示す右向きに延びた状態から180度以上回動させて、該本体部分61を、ケース本体2の外方において水平となる位置S'を超える位置まで展開させることが容易となり、その展開状態も維持されやすい。鉛直部68より本体部分61側という表現には、ヒンジ部が鉛直部68と本体部分61との間にある場合の他、ヒンジ部が本体部分61内に存在する場合も含まれる。
本体部分61を水平となる位置S'を超える位置まで展開でき、その状態に保持できると、化粧料を、塗布具41で掻き取りないし拭き取りする操作の作業性が向上する。
また、第1ヒンジ64及び第2ヒンジ65を形成することで、保護シート6が、ヒンジ部以外で折れ曲がりにくくなり、合成樹脂製である場合に生じやすいシートの白化も効果的に防止することもできる。また、ポリエチレンテレフタレートやポリプロピレン等の合成樹脂からなるシートは、繰り返し折り曲げられると切れやすくなるが、保護シート6に2つのヒンジ部64,65を設けることによって、各ヒンジに加わる折り応力が分散して低下し、各ヒンジ部分でのシートの破断も生じにくくなる。なお、本実施形態における第1ヒンジ部64と第2ヒンジ部65は、何れも、シート挿入孔7の入り口より外に形成されているが、該入り口からの距離は相互に異なっている。
しかも、本実施形態においては、第1ヒンジ64及び第2ヒンジ65を、前記中間位置Cの内外側に形成してあるため、本体部分61を、ケース本体2の外方において水平となる位置S'を超える位置まで展開させることが一層容易となり、その展開状態も一層安定に維持される。また、保護シート6の白化を一層効果的に防止することもできる。
なお、本実施形態においては、図5(b)に示すように、ケース本体2の外周部に形成された化粧料、特に粉体の漏出防止のために設けた外周壁21の外側において、該外周壁21よりも低い位置まで下降するように傾斜した状態とすることも可能である。
第1ヒンジ部64は、保護シート6を、鉛直面75の位置において屈曲させ、第2ヒンジ部65は、保護シート6を、ケース本体11の外周面22の位置又はそれより外方において屈曲させることが、保護シートを水平以上に開きやすく、開いたときにヒンジ部以外に応力がかかりにくい点から好ましい。なお、ここでいう、鉛直面75及び外周面22の位置は、保護シート6を展開させる方向における位置であり、本実施形態においては、ケース本体の長手方向X(蓋体5の回動軸と平行な方向)における位置である。従って、鉛直面75及び外周面22の位置には、鉛直面75及び外周面22をそれぞれの面方向に延長させた部分も含む。「鉛直面の位置」には、X方向における該鉛直面からの離間距離が3mm以内(好ましくは2mm以内)の範囲も含まれる。また、「外周面の位置」には、X方向における該外周面からの離間距離が3mm以内(好ましくは2mm以内)の範囲も含まれる。
第2ヒンジ部65を、ケース本体11の外周面22の位置より外方に位置させる場合を含めて、外周面22から第2ヒンジ部65までの距離は、好ましくは12mm以下、より好ましくは8mm以下である。
また、第1ヒンジ部64と第2ヒンジ部65との間の距離d2は、ケース本体の外周面22と前記鉛直面75との間の距離dの、好ましくは50%以上、より好ましくは80%以上であり、特に好ましくは100%以上であり、また、好ましくは200%以下、より好ましくは180%以下であり、特に150%以下であり、また、好ましくは50%以上200%以下、より好ましくは80%以上180%以下であり、特に好ましくは100%以上150%以下である。
また、本実施形態における第2ヒンジ部65は、保護シート6を、外周面22の上端に位置する角部23に沿って屈曲させるものである。これにより、シートを水平以上に開くことが一層容易であり、一層使い勝手が良い。
保護シート6にヒンジ部を設ける場合、そのヒンジ部は、例えば、図7(a)〜図7(c)に示すヒンジ部64のように、ヒンジ部64によって形成される折線64Aが延びる方向である折線方向(ヒンジ部64が延びる方向)とは異なる方向に延びる切り込み81を有することが好ましい。また、切り込みは、図7(a)〜図7(c)に示す切り込み81のように、平面視して線状のものであっても良いし、図8(a)〜図8(c)に示すように、三角形状等の非線状のものであっても良い。なお、図8(a)に示す切り込み81のように、先端が鋭角な三角形状であっても良いし、図8(b)や図8(c)に示す切り込み81のように、加工の際の刃の耐久性を考慮して、先端を丸めた三角形状等であっても良い。
保護シートの長期間の使用によりヒンジ部が弱くなると、該ヒンジ部が切れやすくなる恐れがあるが、ヒンジ部の折線に沿って進行する切れを、折線から離す方向に導くことで、その切れの進行を阻止することができる。これにより、保護シートの一層長期に亘る使用が可能となる。
また、保護シート6に複数のヒンジ部を設ける場合、その総てのヒンジ部に、上記の切り込み81等を設けてもよいし、複数のヒンジ部のうちの一部のヒンジ部のみに、切り込み81を設けても良い。また、上記の切り込み81は、取り付け片62における、ケース本体の幅方向Yの外方側の縁部62s又はその近傍に設けることが好ましい。例えば、上述した切り込み81は、取り付け片62の外方側の縁部62sに始端を有することが好ましく、上述した切り込み81は、取り付け片62の外方側の縁部からの距離が、好ましくは4mm以下であり、更に好ましくは3mm以下であり、また、好ましくは0.5mm以上、更に好ましくは1mm以上である。
本実施形態の化粧用コンパクトケース1においては、図1及び図5に示すように、化粧料収容部3の内周面に、化粧料レフィル31の係合凹部34と係合する2種類の係合突起35,36が形成されている。
2種類の係合突起35,36のうちの一方は、シート挿入孔7側に空間71を形成して前後に変位可能とした可撓片37に設けられた係合突起35であり、他方は、化粧料収容部3の内周面に変位不能に形成された係合突起36である。
そして、前述した保護シート6の取り付け片62は、図5に示すように、係合突起35が設けられた可撓片37の外側の空間71内に、前述した折り返された部分(先端部)67を有している。
本実施形態の化粧用コンパクトケース1においては、図9に示すように、一対の取り付け片62,62のそれぞれにおける前記折り返された部分(先端部)67の一部67aが、折り返されていない部分68の一側縁68aから突出して、該取り付け片62の片側に、ケース本体2の幅方向Yに向かって張り出すアンカー部67aが形成されている。
これらのアンカー部67aが、図9に示すように、ケース本体2に形成された被係合部73に係合することによって、保護シート6の抜けが一層確実に防止される。
本実施形態における、空間71は、ケース本体2の幅方向Yに沿って延びる細幅の空間であり、一方のシート挿入孔7の下方から他方のシート挿入孔7の下方に亘って連続している。本実施形態においては、アンカー部67aが係合する被係合部73は、ケース本体2の上面と該空間71との間を仕切る板状の天井部における、一対のシート挿入孔7,7間に位置する部分である。
なお、本実施形態における取り付け片62は、図3に示すように、取り付け片62の突出方向において折り返し部63より先端側に位置する先端部67の該突出方向と交差する方向の端部が中間部68の一側縁から同交差方向に突出しており、それにより、図4及び図5に示すように、先端部67を折り返し部63で折り曲げた際に先端部67の一部が中間部68の前記一側縁から突出してアンカー部67aを形成する。
アンカー部67aは、取り付け片62のシート挿入孔7からの抜け防止の観点のみから考えれば、取り付け片62の両側に形成されていることが好ましいが、本実施形態におけるように、取り付け片62の片側のみに形成されていることが、図4に示すように、先端部67を折り返した状態の取り付け片62を、シート挿入孔7に挿入することが容易であるため好ましい。
また、取り付け片62は、図4及び図9に示すように、アンカー部67aとは反対側の角部62aが、円弧状又はテーパー状に加工(カット)されていることが好ましい。角部62aは、取り付け片62の折り返し部63のアンカー部67aとは反対側の端に生じる角部であり、折り返されていない部分(中間部)68に形成されている。
アンカー部67aとは反対側が円弧状又はテーパー状に加工されていると、先端部67を折り返してアンカー部67aを生じさせた状態の取り付け片62を、シート挿入孔7に挿入することが容易となる。テーパー状は、取り付け片62の先端側(折り返し部63側)に向かうに連れて、アンカー部67aが突出する側に近づくように傾斜した形状である。
アンカー部67aが、折り返されていない部分(中間部)68の側縁から突出する長さ(ケース本体2の幅方向Yに沿う長さ)L3は、保護シート6の取り付け片62の抜け防止の観点から、好ましくは1.5mm以上、更に好ましくは2mm以上であり、また、シート挿入孔7への挿入を容易とする観点から、好ましくは5mm以下、更に好ましくは4mm以下である。
また、アンカー部67aとは反対側の角部62aの円弧状又はテーパー状にカットされた部分の、ケース本体2の幅方向Yに沿う長さL4は、前記アンカー部67aの前記長さL3に対する割合が、好ましくは30%以上、更に好ましくは70%以上であり、また、好ましくは150%以下、更に好ましくは110%以下である。
アンカー部67aとは反対側の角部62aが円弧状又はテーパー状に加工されている態様には、円弧状にカットされている場合、テーパー状にカットされている場合、円弧とテーパー状とを繋げた形状にカットされている場合の何れもが含まれる。換言すれば、シート挿入孔7に挿入することが容易となる形態を満たせばよい。
本実施形態における保護シート6は、図4に示すように、一対の取り付け片62,62のそれぞれにおける、互いに向かい合う内方側にアンカー部67aが形成されている。本発明においては、一対の取り付け片62,62のそれぞれにおける、互いに逆方向に向かう外方側にアンカー部67aを形成しても良い。
また、本実施形態の化粧用コンパクトケース1は、前述のように、シート挿入孔7に、保護シートに設けた取り付け片62が挿入され、該取り付け片62が、シート挿入孔7の入り口より奥の空間71内に折り返された部分67を有するため、取り付け片62が、シート挿入孔7から抜けにくく、化粧料レフィルの交換を繰り返して長期間使用しても、保護シート6がケース本体2から外れにくい。
また、保護シート6を上述した態様でケース本体2に取り付けてあるため、化粧料の塗布を行うために、保護シート6の開閉を繰り返し行っても、保護シート6の本体部分61と取り付け片62との境界部付近に疲労(劣化)が生じにくく、保護シート6を長期間使用しても、保護シート6が根元付近からちぎれて取れてしまうといったことも起こりにくい。
また、蓋体5の閉蓋時に、化粧料収容部3内に収容した化粧料レフィル31の上面を保護シート6が覆われるようにしたので、化粧料レフィル31内の粉体等が鏡51に付着することが防止される。
ケース本体及び蓋体の鏡以外の部分は、例えば、それぞれ合成樹脂の成形品である。蓋体の鏡は、その成形品に接着剤等の公知の手段により固定する。
保護シートを形成するシートは、前述したように、合成樹脂製のシートであることが好ましく、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリカーボネート等の樹脂からなるものや、これらの樹脂などで複数層に形成したもの等を用いることができる。また、保護シートは、不透明のものであっても良いが、透明であることが好ましい。
保護シートを形成するシートの厚みは、特に制限されず、構成樹脂に応じて適宜の厚みとすることができる。
例えば、構成樹脂が、ポリエチレンテレフタレートやポリプロピレンである場合、保護シートを形成するシートの厚みは、取り付け片に、ある程度の剛性を持たせて、保護シートの抜け防止機能が確実に発現されるようにする観点から、好ましくは0.1mm以上、更に好ましくは0.2mm以上であり、また、肌に当たったときの感触や、シートの開閉力を良好とする観点等から、好ましくは0.4mm以下、更に好ましくは0.3mm以下である。
以上、本発明をその好ましい実施形態を示して説明したが、本発明は、上記の実施形態に制限されることなく種々変更可能である。
例えば、保護シート6に設ける取り付け片を一つとし、それに対応してケース本体に設けるシート挿入孔も一つのみであっても良い。また、取り付け片62の先端部67(取り付け片62の折り返された部分)の折り返し方向は、図6に示すように、先端部67が中間部68よりも内側(化粧料収容部側)に位置するように折り返しても良いが、先端部67が中間部68よりも外側に位置するように折り返してもよい。また、保護シート6のヒンジ部は、上記の実施形態のように2本設けることが好ましいが、それに代えて、3本又はそれ以上設けることもできる。例えば、第3ヒンジ部を、第2ヒンジ部65より本体部分61側(つまり外側)に設けることができる。また、図6のように、第2ヒンジ部65が、保護シート6を外周面22の位置又はそれより外方において屈曲させる形態において、第1ヒンジ部64と第2ヒンジ部65の間に、更に第3ヒンジ部を設けることもできる。また、図3に示す保護シート6の操作用突出部61aは無くても良い。
また、上述した実施形態においては、第2ヒンジ部65を、本体部分61と、そこから突出する一対の取り付け片との境界部に設けたが、第2ヒンジ部65を、本体部分61に設けることもできる。
また、上述した実施形態においては、化粧料収容部3から脱着可能な化粧料レフィル31(交換可能な容器)に代えて、化粧料収容部3に脱着不可能に固定される容器であってもよい。また、化粧料収容部3に直接、化粧料を充填したものでもよい。
また、保護シート6は、特許文献1のように、化粧料レフィル31と化粧料収容部3の底部との間に挟んで固定することで取り付けられるものであっても良い。その場合、保護シート6は、化粧料収容部3を被覆する本体部分と、化粧料レフィル31(化粧料を収容した容器)と化粧料収容部3の底部との間に挟まれる部分と、本体部分と挟まれる部分とを連結する連結部を有する。化粧料収容部3の内面に沿って立ち上がる連結部が、保護シートの鉛直部である。
また、図10(a)に示すように、化粧料収容部3は、化粧料を収容した容器38(化粧料レフィル)を、接着剤や融着等の固定手段39により脱着不可能に固定する部分であっても良い。
図10(a)に示す実施形態における保護シートとしては、例えば、図10(b)又は図10(c)に示す形態のものが挙げられる。
図10(b)及び図10(c)に示す保護シート6は、容器38の下に配される部分67’を有し、該部分67’の中央部に、容器38を、化粧料収容部3の底部に接着剤等の固定手段69により直接固定するための貫通孔69が形成されている。保護シート6は、容器38と化粧料収容部3の底部との間に挟んで固定することで取り付けられる。図10に示す実施形態においては、化粧料を収容した容器38を収容する化粧料収容部3の内壁面75’が、ケース本体2の厚み方向に沿うケース本体2の鉛直面であり、符号68’で示す部分が、ケース本体2の鉛直面に沿って配される鉛直部である。
図10に示す実施形態においても、保護シート6の本体部分61を、ケース本体2の外方において水平となる位置を超えるまで回動させた状態において、第1ヒンジ部64は、ケース本体の外周面22と鉛直部に沿うケース本体の鉛直面75’との間の中間位置より該鉛直面75’側に位置し、第2ヒンジ部65は、該中間位置より外周面22側に位置する。また、上述した実施形態における構成(好ましい構成)は、図10に示す実施形態にも同様に適用することができる。
また、第1ヒンジ部64の位置は、化粧料を収容した容器38の上端部の高さ位置と同じか、それより僅かに上、例えば0mm超2mm以下程度上方に位置することが好ましい。また、図10(b)及び図10(c)に示す保護シート6においては、鉛直部68’と、容器38の下に配される部分67’との間にも、押し罫等からなるヒンジ部69’を設けることが好ましい。
図10に示す実施形態においては、鉛直部68’と容器38の下に配される部分67’とが、図3に示す保護シートの取り付け片62と同様に、保護シート6をケース本体2に固定する機能を有する。
また、保護シートは、図10に示す保護シートの符号68’で示す部分を、ケース本体2に形成した爪等の係止部に固定してケース本体に取り付けるものであっても良い。
また、保護シートを、ケース本体の鉛直面や化粧料収容部3の底部等に、保護シートに直接塗布した固定用の接着剤を介して接合しても良い。
また、化粧料収容部3に入れる化粧料入り容器38は、化粧料収容部3から脱着可能な化粧料レフィル(交換可能な容器)に代えて、化粧料収容部3に脱着不可能に固定される容器であってもよい。また、保護シート6には、化粧料入り容器38固定用の貫通孔69を形成せず、化粧料収容部3の底部に接着剤を塗布して保護シート6を固定し、保護シート上に化粧料入り容器38固定用の接着剤を塗布してもよい。
また、本発明の化粧用コンパクトケースは、図11に示すように、蓋体5の開閉方向Yの前後に化粧料収容部3と塗布具収容部4とが配置されているものであっても良い。
また、ケース本体は、平面視形状が、正方形や円形等であっても良い。また、本発明の化粧用コンパクトケースは、保護シートが、鏡を有しない蓋体側に開くものや、蓋体側とは反対側の手前に開くもの等であっても良い。
上述した一の実施形態における説明省略部分及び一の実施形態のみが有する要件は、それぞれ他の実施形態に適宜適用することができ、また、各実施形態における要件は、適宜、実施形態間で相互に置換可能である。
前述した本発明の実施形態に関し、更に以下の付記(化粧用コンパクトケース)を開示する。
<1>
化粧料収容部を有するケース本体と、蓋体と、該ケース本体に取り付けられ化粧料が蓋体に付着するのを防止する保護シートとを具備する化粧用コンパクトケースであって、
前記保護シートは、前記ケース本体の厚み方向に沿って配された鉛直部と、前記化粧料収容部を被覆する本体部分とを有し、前記鉛直部より前記本体部分側に、第1ヒンジ部及び第2ヒンジ部を有している、化粧用コンパクトケース。
<2>
前記保護シートにおける前記化粧料収容部を被覆していた本体部分を、前記ケース本体の外方において水平となる位置を超えるまで回動させた状態において、第1ヒンジ部は、前記ケース本体の外周面と前記鉛直部に沿う前記ケース本体の鉛直面との間の中間位置より該鉛直面側に位置し、第2ヒンジ部は、該中間位置より前記外周面側に位置する、前記<1>に記載の化粧用コンパクトケース。
<3>
第1ヒンジ部は、前記保護シートを前記鉛直面の位置において屈曲させる、前記<1>又は<2>に記載の化粧用コンパクトケース。
<4>
第2ヒンジ部は、前記保護シートを、前記外周面の位置又はそれより外方において屈曲させる、前記<1>〜<3>の何れか1に記載の化粧用コンパクトケース。
<5>
第1ヒンジ部と第2ヒンジ部との間の距離が、前記ケース本体の外周面と前記鉛直面との間の距離の50%以上200%以下である、前記<1>〜<4>の何れか1に記載の化粧用コンパクトケース。
<6>
第1ヒンジ部と第2ヒンジ部との間の距離が、前記ケース本体の外周面と前記鉛直面との間の距離の、好ましくは50%以上、より好ましくは80%以上であり、特に好ましくは100%以上であり、また、好ましくは200%以下、より好ましくは180%以下であり、特に150%以下であり、また、好ましくは50%以上200%以下、より好ましくは80%以上180%以下であり、特に好ましくは100%以上150%以下である、前記<1>〜<4>の何れか1に記載の化粧用コンパクトケース。
<7>
第2ヒンジ部は、前記保護シートを、前記外周面の上端に位置する角部に沿って屈曲させるものである、前記<1>〜<6>の何れか1に記載の化粧用コンパクトケース。
<8>
前記保護シートは、第1ヒンジ部が延びる方向とは異なる方向に延びる切込みを有している、前記<1>〜<7>の何れか1に記載の化粧用コンパクトケース。
<9>
前記切り込みは、平面視して線状のもの、三角形状の非線状のもの、先端が鋭角な三角形状、又は先端を丸めた三角形状である、前記<8>に記載の化粧用コンパクトケース。
<10>
前記切り込みは、前記保護シートの縁部又はその近傍に設ける、前記<8>又は<9>に記載の化粧用コンパクトケース。
<11>
前記化粧料収容部は、化粧料が収容された容器を収容する収容部であり、前記保護シートの鉛直部が、該化粧料収容部の内壁面に沿って配されている、前記<1>〜<10>の何れか1に記載の化粧用コンパクトケース。
<12>
前記ケース本体は、更に化粧料の塗布具を収容する塗布具収容部を有する、前記<1>〜<11>の何れか1に記載の化粧用コンパクトケース。
<13>
前記保護シートは、前記蓋体の閉蓋時に前記化粧料収容部を被覆する前記本体部分と、該本体部分から突出する一対の取り付け片とを有している、前記<1>〜<12>の何れか1に記載の化粧用コンパクトケース。
<14>
前記取り付け片は、突出方向の先端側から順に、先端縁、折り返し部,第1ヒンジ部及び第2ヒンジ部を有し、該取り付け片は、該先端縁と該折り返し部との間の先端部、該折り返し部と該第1ヒンジ部との間の中間部、及び該第1ヒンジ部と該第2ヒンジ部との間の基端部に区分される、前記<13>に記載の化粧用コンパクトケース。
<15>
前記取り付け片は、折り返された前記先端部の一部が、折り返されていない部分の一側縁から突出して、アンカー部が形成されている、前記<14>に記載の化粧用コンパクトケース。
<16>
前記ケース本体は、前記保護シートの一端部を固定するための一対のシート挿入孔を有する、前記<1>〜<15>の何れか1に記載の化粧用コンパクトケース。
<17>
前記保護シートは、前記化粧料収容部を被覆する本体部分と、化粧料を収容した容器と該化粧料収容部の底部との間に挟まれる部分と、該本体部分と挟まれる部分とを連結する連結部とを有する、前記<1>〜<12>の何れか1に記載の化粧用コンパクトケース。
<18>
前記保護シートは、化粧料を収容した容器と前記化粧料収容部の底部との間に挟んで固定することで取り付けられる、前記<17>に記載の化粧用コンパクトケース。
<19>
前記ケース本体に取り付けられた状態において、前記第1ヒンジ部は、前記第2ヒンジ部よりも前記ケース本体に取り付けられる側に形成されており、前記第2ヒンジ部は、前記第1ヒンジ部に対して前記本体部分側に形成されている、前記<1>〜<18>の何れか1に記載の化粧用コンパクトケース。
<20>
前記第1ヒンジ部及び前記第2ヒンジ部は、前記保護シートを構成する合成樹脂製のシートに、押し罫、ミシン目又は該シートを貫通しない切れ目で形成される、前記<1>〜<19>の何れか1に記載の化粧用コンパクトケース。
<21>
第3ヒンジ部を、前記第2ヒンジ部より前記本体部分側、又は前記第1ヒンジ部と前記第2ヒンジ部の間に設ける、前記<1>〜<20>の何れか1に記載の化粧用コンパクトケース。
<22>
前記保護シートを形成するシートは、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、又はポリカーボネートの合成樹脂製のシートである、前記<1>〜<21>の何れか1に記載の化粧用コンパクトケース。
<23>
前記保護シートを形成するシートの厚みは、好ましくは0.1mm以上、更に好ましくは0.2mm以上であり、また、好ましくは0.4mm以下、更に好ましくは0.3mm以下である、前記<1>〜<22>の何れか1に記載の化粧用コンパクトケース。
<24>
前記第2ヒンジ部を、前記本体部分に設ける、前記<1>〜<23>の何れか1に記載の化粧用コンパクトケース。
1 化粧用コンパクトケース
2 ケース本体
22 外周面
75 鉛直面
3 化粧料収容部
4 塗布具収容部
41 塗布具
5 蓋体
51 鏡
6 保護シート
61 本体部分
62 取り付け片
64 第1ヒンジ部
65 第2ヒンジ部
7 シート挿入孔

Claims (7)

  1. 化粧料収容部を有するケース本体と、蓋体と、該ケース本体に取り付けられ化粧料が蓋体に付着するのを防止する保護シートとを具備する化粧用コンパクトケースであって、
    前記保護シートは、前記ケース本体の厚み方向に沿って配された鉛直部と、前記化粧料収容部を被覆する本体部分とを有し、前記鉛直部より前記本体部分側に、第1ヒンジ部及び第2ヒンジ部を有し
    前記保護シートにおける前記化粧料収容部を被覆していた本体部分を、前記ケース本体の外方において水平となる位置を超えるまで回動させた状態において、第1ヒンジ部は、前記ケース本体の外周面と前記鉛直部に沿う前記ケース本体の鉛直面との間の中間位置より該鉛直面側に位置し、第2ヒンジ部は、該中間位置より前記外周面側に位置する、化粧用コンパクトケース。
  2. 第1ヒンジ部は、前記保護シートを前記鉛直面の位置において屈曲させる、請求項に記載の化粧用コンパクトケース。
  3. 第2ヒンジ部は、前記保護シートを、前記外周面の位置又はそれより外方において屈曲させる、請求項1又は2に記載の化粧用コンパクトケース。
  4. 第1ヒンジ部と第2ヒンジ部との間の距離が、前記ケース本体の外周面と前記鉛直面との間の距離の50%以上200%以下である、請求項1〜3の何れか1項に記載の化粧用コンパクトケース。
  5. 第2ヒンジ部は、前記保護シートを、前記外周面の上端に位置する角部に沿って屈曲させるものである、請求項1〜4の何れか1項記載の化粧用コンパクトケース。
  6. 前記保護シートは、第1ヒンジ部が延びる方向とは異なる方向に延びる切込みを有している請求項1〜5の何れか1項記載の化粧用コンパクトケース。
  7. 前記化粧料収容部は、化粧料が収容された容器を収容する収容部であり、前記保護シートの鉛直部が、該化粧料収容部の内壁面に沿って配されている、請求項1〜6の何れか1項記載の化粧用コンパクトケース。
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