JP6127915B2 - コネクタの誤挿入防止機構及びコネクタ - Google Patents

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Description

本出願はコネクタの誤挿入防止機構及びコネクタに関する。
従来、2つの部材間で信号をやり取りする場合には、信号数に対応する電極を備えた雌雄のコネクタが用いられている。一方、1つの装置に複数のコネクタが備えられている場合、正しいコネクタ同士を接続しないと信号伝達が正しく行われない。そこで、一方のコネクタの端子部分の1箇所または複数箇所にキーピンを設け、他方のコネクタにはキーピンを挿入する穴を設けて、キーピン位置と穴の位置が一致しない場合にはコネクタの嵌合ができないようにした誤嵌合防止コネクタがある。このような誤嵌合防止コネクタでは、キーピンがコネクタの空ピン位置に設けられるため、正しく嵌合できるコネクタの種類に限りがあった。また、機械的な嵌合であるために、誤ったコネクタを挿入した場合には、キーピンを破損する虞があった。
これに対して、キーピンを使用せず、コネクタの外形を利用して嵌め込む構造を採用したコネクタがある。ところが、この方式のコネクタは、物理的な形状の違いを利用するため、コネクタの組み合わせが限られ、数種の違いにしか対応できない。また、コネクタの形状を異ならせるために製造費が高くつくという問題もあった。
そこで、コネクタソケット及びコネクタプラグの対応する位置に磁石が設けられ、正しいコネクタでは対応する磁石が吸引してコネクタが接続されるようにしたコネクタが特許文献1に開示されている。また、特許文献2には、コネクタピンそのものが磁石になっており、対応する7箇所の磁石の極性が全て反対になると結合するコネクタが開示されている。
特開2009−231114号公報
特開2004−247387号公報
ところが、特許文献1に開示のコネクタでは、磁石が小さく、誤ったコネクタの挿入時に対応する磁石が反発しても反発力が弱いので、無理やり挿入される場合があった。また、特許文献2に開示のコネクタでは、使用する磁石数が多く、形状も複雑でコストが高いという課題がある。このため、多数のコネクタを識別して誤挿入防止を図ることが可能であり、コネクタ形状は同じであり、無理やり入れても、コネクタピンが壊れない構造のコネクタの誤挿入防止機構及びコネクタが望まれている。
1つの側面では、本出願は、複数の磁石を利用し、多数のコネクタ識別を同じ構造のコネクタで対応でき、コネクタピンの破損もなくすことができるコネクタの誤挿入防止機構及びコネクタの提供を目的とするものである。
実施形態の一観点によれば、第1コネクタに嵌合する第2コネクタの内部に形成された空間への第1コネクタの誤挿入を防止するコネクタの誤挿入防止機構であって、第1コネクタは、第2コネクタへの挿入端側の上面、下面、または側面に、S極及びN極の何れか一方が位置する少なくとも1つの第1永久磁石を備え、第2コネクタは、回転軸で回転可能に軸支され、空間の入口を開閉するシャッタと、シャッタの回転軸に平行な支持軸で回転可能に軸支され、シャッタの開方向への回転を阻止するシャッタ回転阻止部材とを備え、シャッタ回転阻止部材は、閉状態のシャッタの回転端に対向し、シャッタの開方向への移動を妨げる少なくとも1つの係合部材と、第1永久磁石の磁界と作用し、シャッタ回転阻止部材の回転を制御するように磁界が設定された少なくとも1つの第2永久磁石とを備えるコネクタの誤挿入防止機構が提供される。
実施形態の他の観点によれば、第1コネクタに嵌合する第2コネクタの内部に形成された空間への第1コネクタの誤挿入を防止するコネクタの誤挿入防止機構が設けられたコネクタであって、コネクタの誤挿入防止機構は、第1コネクタが、第2コネクタへの挿入端側の上面、下面、または側面に、S極及びN極の何れか一方が位置する少なくとも1つの第1永久磁石を備え、第2コネクタが、回転軸で回転可能に軸支され、空間の入口を開閉するシャッタと、シャッタの回転軸に平行な支持軸で回転可能に軸支され、シャッタの開方向への回転を阻止するシャッタ回転阻止部材とを備え、シャッタ回転阻止部材が、閉状態のシャッタの回転端に対向し、シャッタの開方向への移動を妨げる少なくとも1つの係合部材と、第1永久磁石の磁界と作用し、シャッタ回転阻止部材の回転を制御するように磁界が設定された少なくとも1つの第2永久磁石とを備えるコネクタが提供される。
(a)は本出願の第1の実施例のコネクタの誤挿入防止機構が設けられた雌雄のコネクタの嵌合前の状態を示す断面図、(b)は(a)に示した雌コネクタの底面図、(c)は(a)のC‐C線における断面図、(d)は(a)に示したシャッタ単体の斜視図、(e)は(a)に示したシャッタ回転阻止部材とこれに取り付けられた永久磁石を示す斜視図である。 (a)は図1(a)に示した雄コネクタのシャッタに雌コネクタが当接した状態を示す断面図、(b)は(a)に示した状態からシャッタ回転阻止部材が移動して雄コネクタの空間内に雌コネクタが挿入された状態を示す断面図、(c)は(b)に示した状態から雌コネクタが更に挿入されて雌雄のコネクタが嵌合した状態を示す断面図である。 雌雄のコネクタに夫々2つずつ永久磁石が取り付けられている場合のコネクタの種類と嵌合できるコネクタの組み合わせを示す説明図である。 (a)は本出願の第2の実施例のコネクタの誤挿入防止機構が設けられた雌雄のコネクタの側面図、(b)は(a)に示したシャッタの回転端と係合部材の先端部の部分拡大図である。 (a)は本出願の第3の実施例のコネクタの誤挿入防止機構が設けられた雌コネクタの平面図、(b)は(a)に示した雌コネクタの側面図、(c)は(a)に示した雌コネクタの背面図である。 (a)は図5(a)に示した雌コネクタに対応する雄コネクタの平面図、(b)は(a)のA−A線における断面図、(c)は(b)のB−B線における断面図である。 (a)は図5(a)に示した雌コネクタが図6(a)に示した雄コネクタに嵌合された状態を示す平面図、(b)は(a)のA’‐A’線における断面図、(c)は(a)に示した雌雄のコネクタの背面図である。 (a)は雌コネクタの底面に取り付ける永久磁石の平面図、(b)は永久磁石の正面図、(c)は永久磁石の側面図である。 (a)は雄コネクタに設けられる係合部材と永久磁石の平面図、(b)は係合部材と永久磁石の正面図、(c)は係合部材と永久磁石の側面図である。 (a)は本出願の第4の実施例のコネクタの誤挿入防止機構が設けられた雌雄のコネクタの嵌合状態の平面図、(b)は(a)に示した雌コネクタの側面図、(c)は(a)に示した雌コネクタの背面図である。 本出願の第5の実施例のコネクタの誤挿入防止機構が設けられた雌雄のコネクタの側面図である。 本出願の第6の実施例のコネクタの誤挿入防止機構が設けられたユニット用シェルフとこれに実装される電源ユニットとHDDユニットを示す斜視図である。
以下、添付図面を用いて本出願のコネクタの誤挿入防止機構及び誤挿入防止機構が設けられたコネクタの実施の形態を、具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。なお、本出願のコネクタの誤挿入防止機構は、雌コネクタと雄コネクタの両方に設けられているものであり、どちらか一方のコネクタのみに設けられているものではない。
図1(a)は、本出願の第1の実施例のコネクタの誤挿入防止機構が設けられた雌コネクタ1(第1コネクタ)と雄コネクタ2(第2コネクタ)の、嵌合前の状態を示すものである。雌コネクタ1は、雄コネクタ2の空間21に挿入されて雄コネクタ2に結合される。コネクタの誤挿入防止機構は、雌コネクタ1に設けられた永久磁石15と、雄コネクタ2に設けられたシャッタ23、係合部材24、永久磁石25及びバネ26を備えている。
まず、雌コネクタ1の構造について、図1(a)と(b)を用いて説明する。雌コネクタ1はそのハウジングの前面に、雄コネクタ側に設けられたピンを受け入れる複数のソケット12が設けられている。そして、背面16にはこれらソケット12に接続するケーブル14が設けられている。更に、底面13には、この実施例では2つの永久磁石15が取り付けられている。永久磁石15は棒状の形状をしており、一方の端部がN極になっていて、他方の端部がS極になっている。従って、永久磁石15の数が2個の場合は、永久磁石15のN極とS極のどちらを前面側に位置させるかによって、4種類の雌コネクタ1を作ることができる。
次に、雄コネクタ2の構造について、図1(a)、(c)、(d)及び(e)を用いて説明する。雄コネクタ2のハウジング20には空間21が設けられており、空間21の最奥部に、雌コネクタ1のソケット12に挿入される複数のピン22が設けられている。なお、図1(a)にはピン22に接続して信号をハウジング20の外部に伝達する端子の図示は省略してある。空間21の入口には空間21の入口を開閉するシャッタ23が設けられている。シャッタ23は空間21の上部に設けられた回転軸23Aに軸支されて空間21の入口を塞ぎ、押されると回転して入口を開く。シャッタ23が回転して空間21内に移動した時に、シャッタ23の回転端23Eはピン22に当接することはない。
一方、ハウジング20の空間21の入口20Aには、雌コネクタ1を雄コネクタ2の空間21内に導くガイド部20Gが設けられている。雌コネクタ1はこのガイド部20Gの上をスライドしてシャッタ23に当接し、シャッタ23を押し開けて空間21内に進入する。そして、空間21内のガイド部20Gの頂面よりも下位にある部分(底面)には、シャッタ23の空間21内への回転を阻止するシャッタ回転阻止部材28が設けられている。シャッタ回転阻止部材28は、係合部材24、永久磁石25及びバネ26を備えている。
係合部材24はシャッタ23の回転軸23Aに平行にハウジング20の底面側に設けられた回転軸23Aによって回転できるようになっており、永久磁石25は係合部材24の下面に取り付けられている。また、バネ26はハウジング20の底面にあり、係合部材24の一端がシャッタ23の回転端23Eの背面に位置するように永久磁石25を支持している。
図1(d)にはシャッタ23の構造が示されており、図1(e)には係合部材24の下面に取り付けられた永久磁石25が示されている。係合部材24の中央の両端には回転軸23Aが設けられており、係合部材24の下面に取り付けられた永久磁石25の全長は係合部材24の全長よりも長く、この実施例では係合部材24の両端から突出する永久磁石25の長さは等しい。従って、図1(a)に示すように、バネ26で永久磁石25の下面が支持され、係合部材24の一端がシャッタ23の回転端23Eの背面に位置した状態では、永久磁石25の先端部は、シャッタ23の回転端23Eの外側を通ってシャッタ23の外に露出する。
シャッタ23の外に露出した永久磁石25の先端部の位置は、雌コネクタ1がシャッタ23に当接する位置まで近づいて来た時に、ほぼ同じ位置になる位置である。また、雌コネクタ側の永久磁石15と雄コネクタ側の永久磁石25は、相手側コネクタの永久磁石の相対する磁石以外の影響を受けなくするために距離を取り、幅方向の寸法差を両コネクタの最接近時の上下寸法よりも大きくして、影響を受けないようにしている。
シャッタ回転阻止部材28の数は、雌コネクタ1に設けられた永久磁石15の数と同数である。また、シャッタ回転阻止部材28にある永久磁石25の横幅は、雌コネクタ1にある永久磁石15の横幅に等しい。更に、シャッタ23の外に露出する永久磁石25の先端部の位置は、雌コネクタ1が雄コネクタ2に近づいた時の、雌コネクタ1の下面に設けられた永久磁石15の位置に対応している。そして、シャッタ23の外に露出する永久磁石15の磁極はN極またはS極である。
そして、雌コネクタ1の雄コネクタ2への挿入時に、雌コネクタ1に設けられた永久磁石15と雄コネクタ2に設けられた永久磁石25の極性が一致した場合は、永久磁石15と永久磁石25の間に作用する反発力よりバネ26に付勢力が作用する。バネ26は、この付勢力により撓む程度の付勢力を備えている。従って、永久磁石15と永久磁石25の極性が一致した場合は、その反発力により永久磁石25がハウジング20の底面側に移動し、係合部材24をその回転軸24Aの回りに回転させる。この結果、係合部材24の一端がシャッタ23の回転端23Eの背面位置から移動する。
ここで、図1(a)から図1(e)のような構造を備えた雌コネクタ1を雄コネクタ2に挿入する場合に、雄コネクタに対して雌コネクタが正しいものではない(一致していない)場合の、コネクタの誤挿入防止機構のコネクタ識別動作をまず説明する。雌コネクタと雄コネクタが一致していない場合は、雌コネクタ1に設けられた永久磁石15の極性が、雄コネクタ2のシャッタ23の外に露出する永久磁石25の極性と一致しない場合である。
図2(a)は、雄コネクタ2に挿入しようとした雌コネクタ1が正しくない場合を示すものである。この場合は、雌コネクタ1に設けられた永久磁石15と雄コネクタに設けられた永久磁石25の極性が一致していない。例えば、雌コネクタ1に設けられた2つの永久磁石15のハウジング10の前面側の極性が共にN極で、シャッタ23の外側に露出する永久磁石25の極性が共にS極である場合、雌コネクタ1を雄コネクタ2に近づけると、永久磁石15と永久磁石25は引き合う。雌コネクタ1に設けられた2つの永久磁石15のハウジング10の前面側の磁極の極性が共にS極であり、シャッタ23の外側に露出する永久磁石25の極性が共にNであった場合も同様である。
この結果、永久磁石25はこれまでの位置を保持するので、係合部材24の一端がシャッタ23の回転端23Eの背面に位置したままである。この状態では、雄コネクタ2に雌コネクタ1を挿入しようとして、雌コネクタ1の前面11でシャッタ23が押されても、シャッタ23の回転端23Eの裏面側が係合部材24の一端に当接するので、シャッタ23が開かない。従って、雌コネクタ1を雄コネクタ2に挿入することができず、誤挿入が防止される。
以上説明した例は、雌コネクタ1に設けられた2つの永久磁石15のハウジング10の前面側の磁極の極性が共にN極(またはS極)であり、シャッタ23の外側に露出する永久磁石25の極性が共にS極(またはN極)であった場合である。一方、雌コネクタ1に設けられた2つの永久磁石15のハウジング10の前面側の磁極の極性の一方がN極で他方がS極であり、シャッタ23の外側に露出する永久磁石25の極性の一方がS極で他方がN極であった場合がある。この場合、雌コネクタ1を雄コネクタ2に近づけた時に、対向する永久磁石15と永久磁石25の極性の組み合わせは、(A)極性が共に異なる場合、(B)極性が一方だけ異なる場合及び(C)極性が共に一致する場合の3通りある。
(A)の場合は2つの永久磁石15,25が共に引き合うので、永久磁石25はこれまでの位置を保持し、係合部材24の一端がシャッタ23の回転端23Eの背面に位置したままである。よって、雌コネクタ1の前面11でシャッタ23が押されても、シャッタ23が開かず、雌コネクタ1を雄コネクタ2に挿入することができず誤挿入が防止される。
(B)の場合は、2つの永久磁石15,25の組の内の、極性が異なる方が引き合い、極性が同じ方が反発し合う。このため、永久磁石15と極性が異なる方の永久磁石25はこれまでの位置を保持するが、永久磁石15と極性が同じ方の永久磁石25は移動し、係合部材24の一端がシャッタ23の回転端23Eの背面から退避した位置に移動する。しかし、永久磁石15と極性が異なる方の永久磁石25は移動せず、係合部材24の一端がシャッタ23の回転端23Eの背面に位置したままであるので、雌コネクタ1の前面11でシャッタ23が押されてもシャッタ23が開かない。よって、雌コネクタ1を雄コネクタ2に挿入することができず誤挿入が防止される。(C)の場合は後述する。
次に、図1(a)から図1(e)のような構造を備えた雌コネクタ1を雄コネクタ2に挿入する場合に、雄コネクタに対して雌コネクタが正しいものである(一致している)場合の、コネクタの誤挿入防止機構のコネクタ識別動作を説明する。雌コネクタと雄コネクタが一致している場合は、雌コネクタ1に設けられた永久磁石15の極性が、雄コネクタ2のシャッタ23の外に露出する永久磁石25の極性と一致している場合である。
図2(b)は、雄コネクタ2に挿入しようとした雌コネクタ1が正しい場合を示すものである。この場合は、雌コネクタ1に設けられた永久磁石15と雄コネクタに設けられた永久磁石25の極性が一致している。例えば、雌コネクタ1に設けられた2つの永久磁石15のハウジング10の前面側の極性が共にN極で、シャッタ23の外側に露出する永久磁石25の極性が共にN極の場合、雌コネクタ1を雄コネクタ2に近づけると、永久磁石15と永久磁石25は反発し合う。雌コネクタ1に設けられた2つの永久磁石15のハウジング10の前面側の磁極の極性が共にS極であり、シャッタ23の外側に露出する永久磁石25の極性が共にNであった場合も同様である。
この結果、永久磁石25はこれまでの位置から移動し、係合部材24の一端がシャッタ23の回転端23Eの背面に対向しない位置まで移動する。この状態では、雄コネクタ2に雌コネクタ1を挿入しようとして、雌コネクタ1の前面11でシャッタ23が押されると、シャッタ23の回転端23Eの裏面側が係合部材24の一端に当接しないので、シャッタ23が開く。従って、雌コネクタ1はシャッタ23を回転させながら雄コネクタ2の空間21内に入ることができる。雌コネクタ1を雄コネクタ2をそのまま挿入させると、図2(b)に示すように、雄コネクタ2のピン22が雌コネクタ1のソケット12に挿入されるので、雌コネクタ1と雄コネクタ2が嵌合する。
以上説明した例は、雌コネクタ1に設けられた2つの永久磁石15のハウジング10の前面側の磁極の極性が共にN極(またはS極)であり、シャッタ23の外側に露出する永久磁石25の極性が共にN極(またはS極)であった場合である。一方、雌コネクタ1に設けられた2つの永久磁石15のハウジング10の前面側の磁極の極性の一方がN極で他方がS極であり、シャッタ23の外側に露出する永久磁石25の極性の一方がS極で他方がN極であった場合は、前述の3通りの組み合わせがある。(A)と(B)の場合は既に説明したので、(C)の場合について説明する。
(C)の場合は2つの永久磁石15,25が共に反発し合うので、永久磁石25はこれまでの位置から移動し、係合部材24の一端がシャッタ23の回転端23Eの背面に対向しない位置まで移動する。この状態では、雄コネクタ2に雌コネクタ1を挿入しようとして、雌コネクタ1の前面11でシャッタ23が押されると、シャッタ23の回転端23Eの裏面側が係合部材24の一端に当接せず、シャッタ23が開く。従って、雌コネクタ1はシャッタ23を回転させながら雄コネクタ2の空間21内に入ることができる。雌コネクタ1を雄コネクタ2をそのまま挿入させると、図2(b)に示すように、雄コネクタ2のピン22が雌コネクタ1のソケット12に挿入されるので、雌コネクタ1と雄コネクタ2が嵌合する。
図3は、雌コネクタ1に2つの永久磁石15が取り付けられ、雄コネクタ2にも2つの永久磁石25が取り付けられている場合の、コネクタの種類と嵌合できるコネクタの組み合わせを示す説明図である。雌コネクタ1に2つの永久磁石15が取り付けられている場合、永久磁石15の磁極の組み合わせにより、4種類の雌コネクタ1A,1B,1C及び1Dが存在する。同様に、雄コネクタ2に2つの永久磁石25が取り付けられている場合は、永久磁石25の磁極の組み合わせにより、4種類の雄コネクタ2A,2B,2C及び2Dが存在する。雄コネクタ2A,2B,2C及び2Dは、この実施例では基板3の上に実装されている。
前述のように、雌コネクタ1が雄コネクタ2に嵌合できる組み合わせは、雌コネクタ1に取り付けられた永久磁石15の極性と雄コネクタ2に取り付けられた永久磁石25の極性が全て一致する場合である。このため、雌コネクタ1Aは雄コネクタ2Bにしか嵌合させることができない。同様に、雌コネクタ1Bは雄コネクタ2Aに、雌コネクタ1Cは雄コネクタ2Dに、雌コネクタ1Dは雄コネクタ2Cにしか嵌合させることができない。このように、雌コネクタ1と雄コネクタ2に夫々2つずつ永久磁石を取り付けた場合は、4種類のコネクタを識別し、誤挿入を防止することができる。
図4(a)は、本出願の第2の実施例のコネクタの誤挿入防止機構が設けられた雌雄のコネクタの嵌合直前の状態を示すものである。第2の実施例のコネクタの誤挿入防止機構の説明では、第1の実施例のコネクタの誤挿入防止機構と同じ構成部材には同じ符号を付してその説明を省略する。第2の実施例のコネクタの誤挿入防止機構では、シャッタ23の回転端23Eに係止突起23Pが設けられていると共に、シャッタ回転阻止部材28の係合部材24の先端部にも係止突起24Pが設けられている。図4(b)は図4(a)に示したシャッタ23の回転端23Eと係合部材24の先端部の部分拡大図である。シャッタ23の回転端23Eに係止突起23Pが設けられ、係合部材24の先端部に係止突起24Pが設けられていると、係合部材24の非移動状態でシャッタ23が回転した時に、係止突起24Pに係止突起23Pが係止されるので、確実に回転を阻止できる。
図9(a)は、第2の実施例のコネクタの誤挿入防止機構の雄コネクタ2に設けられる係合部材24と永久磁石25の平面図であり、図9(b)は係合部材24と永久磁石25の正面図であり、図9(c)は係合部材24と永久磁石25の側面図である。係合部材24と永久磁石25は接合されており、永久磁石25は棒状で係合部材24より長い。係合部材24と永久磁石25の接合方法は特に限定されない。また、回転軸24Aから係合部材24の両方の端部までの長さと、回転軸24Aから永久磁石25の両方の端部までの長さは同じである。そして、係合部材24の両方の端部には係止突起24Pが設けられている。従って、永久磁石25のN極側とS極側のどちらをシャッタ23側にする場合でも、図9に示した係合部材24と永久磁石25の積層対は共通に使用することができる。
なお、第2の実施例のコネクタの誤挿入防止機構には、シャッタ23の回転軸23Aに取り付けられたコイルバネ27が図示されている。コイルバネ27はシャッタ23を空間21の入口に固定するものであり、係合部材24が移動状態でシャッタ23が外から押されると、シャッタ23と共に回転してシャッタ23に元の位置に戻す付勢力を与える。コイルバネ27は、図1、図2で説明した第1の実施例のコネクタの誤挿入防止機構にも設けられているものである。
また、図4(a)に示す実施例では、永久磁石15が取付突起15Pによって雌コネクタ1のハウジング10の底面13に嵌め込まれている。取付突起15Pが設けられた永久磁石15の平面図、側面図及び正面図が図8(a)から(c)に示される。この実施例の永久磁石15は両端部の取付面側に面取りが施されている。取付突起15Pは樹脂で形成することができ、永久磁石15に埋め込めば良い。また、平坦な永久磁石15を接着剤によって雌コネクタ1のハウジング10の底面13に貼り付けても良く、更に、永久磁石15の回りを樹脂製のカバーで覆い、カバーに取付突起15Pを一体的に形成しても良い。
図5(a)は本出願の第3の実施例のコネクタの誤挿入防止機構が設けられた雌コネクタ1の平面図、図5(b)は図5(a)に示した雌コネクタ1の側面図、図5(c)は図5(a)に示した雌コネクタ1の背面図である。また、図6(a)は、図5(a)に示した雌コネクタ1に対応する雄コネクタ2の平面図、図6(b)は図6(a)のA−A線における断面図、図6(c)は図6(b)のB−B線における断面図である。第3の実施例のコネクタの誤挿入防止機構の説明でも、第1及び第2の実施例のコネクタの誤挿入防止機構と同じ構成部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
第3の実施例のコネクタの誤挿入防止機構では、雌コネクタ1のハウジング10が前面11側の嵌合部10Aと、背面16側の取り外し部10Bに分かれている。嵌合部10Aの前面11にはソケット12が設けられており、底面13には2つの永久磁石15が設けられている。取り外し部10Bには、一方の側面に設けられた取り外しアーム17があり、取り外しアーム17の途中には係合突起17Pが設けられている。取り外し部10Bの背面16側の側面には、取り外しアーム17が移動できる切欠き部10Rが設けられている。取り外しアーム17は樹脂製のハウジング10に一体的に形成することができる。なお、図5(c)にはケーブル14の図示は省略してある。
また、雄コネクタ2のハウジング20の入口20Aの近傍には、雌コネクタ1に設けられた取り外しアーム17の係合突起17Pを受け入れるための係止凹部20Rが設けられている。雄コネクタ2のハウジング20の内部にある空間21に設けられたシャッタ23及びシャッタ23のシャッタ回転阻止部材28の構造は、図1、図2で説明した第1の実施例のコネクタの誤挿入防止機構と同じである。
図7(a)は、図5(a)に示した雌コネクタ1が、図6(a)に示した雄コネクタ2に嵌合された状態を示す平面図である。また、図7(b)は図7(a)のA’‐A’線における断面図であり、図7(c)は図7(a)に示した雌雄のコネクタ1,2の嵌合状態の背面図である。雌コネクタ1が雄コネクタ2に嵌合している状態では、取り外しアーム17に設けられた係合突起17Pが、ハウジング20の入口20Aの近傍に設けられた係止凹部20Rの中に収容されているので、雌コネクタ1が雄コネクタ2から外れなくなる。雌コネクタ1と雄コネクタ2の嵌合状態では、シャッタ23はハウジング20の天井部の位置にあり、永久磁石25はバネ26を付勢した状態で雌コネクタ1に設けられた永久磁石15に対向している。
雌コネクタ1を雄コネクタ2から外す場合は、図7(a)に矢印F−Fで示す部分を指で掴み、取り外しアーム17の自由端部をハウジング10の切欠き部10R内に移動させる。すると、係合突起17Pがハウジング20の係止凹部20Rから脱出するので、その状態で雌コネクタ1を雄コネクタ2から引き抜くことができる。雌コネクタ1が雄コネクタ2から外されると、シャッタ23が図示しないコイルバネによって入口20Aを塞ぐ位置まで戻り、シャッタ回転阻止部材28の永久磁石25がバネ26に付勢され、係合部材24の端部がシャッタ23の回転を阻止する位置まで戻る。
図10(a)は、本出願の第4の実施例のコネクタの誤挿入防止機構が設けられた雌コネクタ1と雄コネクタ2の嵌合状態の平面図である。また、図10(b)は図10(a)に示した雌コネクタ1と雄コネクタ2の嵌合状態の側面図であり、図10(c)は図10(a)に示した雌コネクタ1と雄コネクタ2の嵌合状態の背面図である。第4の実施例のコネクタの誤挿入防止機構が設けられた雌コネクタ1と雄コネクタ2の構造は、基本的には図5から図7で説明した第3の実施例のコネクタの誤挿入防止機構が設けられた雌コネクタ1と雄コネクタ2の構造と同じである。従って、図10(a)が図7(a)に対応し、図10(b)が図7(b)に対応し、図10(c)が図7(c)に対応する。
第4の実施例のコネクタの誤挿入防止機構が設けられた雌コネクタ1と雄コネクタ2が、第3の実施例のコネクタの誤挿入防止機構が設けられた雌コネクタ1と雄コネクタ2と相違する点は、雌コネクタ1と雄コネクタ2に設けられた永久磁石15,25の数である。第3の実施例のコネクタの誤挿入防止機構では、雌コネクタ1と雄コネクタ2に設けられる永久磁石15,25の数は、それぞれ2つずつであった。一方、第4の実施例のコネクタの誤挿入防止機構では、雌コネクタ1のハウジング10の底面に4つ永久磁石15が設けられている。そして、雄コネクタ2のハウジング20の空間21の下部には、雌コネクタ1に設けられた4つの永久磁石15にそれぞれ対応する位置に、4つの永久磁石25が設けられる。
このように、雌コネクタ1のハウジング10の底面に4つ永久磁石15が設けられ、雄コネクタ2のハウジング20の空間21の下部に4つの永久磁石25が設けられると、雌コネクタ1と雄コネクタ2の種類は16種類になる。第4の実施例のコネクタの誤挿入防止機構が設けられた雌コネクタ1と雄コネクタ2が嵌合するためには、4つの永久磁石15の極性と、4つの永久磁石25の極性が全て一致しなければならない。
図11は、本出願の第5の実施例のコネクタの誤挿入防止機構が設けられた雌コネクタ1と雄コネクタ2の嵌合状態の側面図である。第1から第4の実施例のコネクタの誤挿入防止機構では、雄コネクタ2のハウジング20の内部にある空間21の、上部にシャッタ23の回転軸23Aが設けられており、下部にシャッタ回転阻止部材28が設けられていた。一方、第5の実施例のコネクタの誤挿入防止機構がこれまでの実施例と異なる点は、雄コネクタ2のハウジング20の内部にある空間21の、下部にシャッタ23の回転軸23Aが設けられ、上部にシャッタ回転阻止部材28が設けられている点である。このため、雌コネクタ1では、ハウジング10の上面に永久磁石15が設けられている。
第5の実施例のコネクタの誤挿入防止機構における雄コネクタ2側のシャッタ23の構造、シャッタ回転阻止部材28の構造及び雌コネクタ1側の永久磁石15の構造は第1から第4の実施例と同じであるので、同じ部材には同じ符号を付してその説明を省略する。このように、本出願のコネクタの誤挿入防止機構では、雄コネクタ2側のシャッタ23とシャッタ回転阻止部材28は対向面に設けられていれば良く、空間21のどの面に設けられていても良い。
図12は、本出願の第6の実施例のコネクタの誤挿入防止機構が設けられたユニット用シェルフ4とこれに実装される2つの電源ユニットP1,P2と、2つのHDDユニットH1,H2を示すものである。ユニット用シェルフ4に4つのスロットS1,S2,S3,S4があり、スロットS1には電源ユニットP1が、スロットS2にはHDDユニットH1が、スロットS3にはHDDユニットH2が、スロットS4には電源ユニットP2が実装されるとする。電源ユニットP1,P2と、HDDユニットH1,H2に本出願のコネクタの誤挿入防止機構が設けられたコネクタを使用すれば、電源ユニットP1,P2と、HDDユニットH1,H2はコネクタの極性が一致したコネクタでなければ嵌合できない。よって、ユニット用シェルフ4に2つの電源ユニットP1,P2と、2つのHDDユニットH1,H2が誤挿入の虞なく実装される。
以上のように、本出願では、構造が同じでも多数の嵌合できない構造のコネクタを作ることができて、コネクタ端子部に負担をかけないで誤挿入防止機構が構築できる。また、永久磁石の磁力を利用することで誤挿入防止機構の構造が簡易になり、設定も簡単にできるため、組み換え等が発生しても対応が可能である。
以上、本出願を特にその好ましい実施の形態を参照して詳細に説明した。本出願の容易な理解のために、本出願の具体的な形態を以下に付記する。
(付記1) 第1コネクタに嵌合する第2コネクタの内部に形成された空間への前記第1コネクタの誤挿入を防止するコネクタの誤挿入防止機構であって、
前記第1コネクタは、前記第2コネクタへの挿入端側の上面、下面、または側面に、S極及びN極の何れか一方が位置する少なくとも1つの第1永久磁石を備え、
前記第2コネクタは、
回転軸で回転可能に軸支され、前記空間の入口を開閉するシャッタと、
前記シャッタの回転軸に平行な支持軸で回転可能に軸支され、前記シャッタの開方向への回転を阻止するシャッタ回転阻止部材とを備え、
前記シャッタ回転阻止部材は、
閉状態の前記シャッタの回転端に対向し、前記シャッタの開方向への移動を妨げる少なくとも1つの係合部材と、
前記第1永久磁石の磁界と作用し、前記シャッタ回転阻止部材の回転を制御するように磁界が設定された少なくとも1つの第2永久磁石とを備えるコネクタの誤挿入防止機構。
(付記2)
前記係合部材は、前記シャッタの回転軸に平行な支持軸で回転可能に軸支され、付勢部材によって付勢されて閉状態の前記シャッタの回転端に対向する位置に位置決めされており、
前記第2永久磁石は、その先端部が閉状態の前記シャッタの回転端を越えて前記空間の外側に突出する付記1に記載のコネクタの誤挿入防止機構。
(付記3)
前記付勢部材の付勢力は、前記第1コネクタの前記第2コネクタへの挿入時に、前記第1と第2永久磁石の極性が一致した場合の前記第1と第2永久磁石の反発力より小さく設定されている付記2に記載のコネクタの誤挿入防止機構。
(付記4) 前記第1永久磁石が前記第1コネクタの下面に設けられており、
前記シャッタの回転軸が前記入口の天井面側に設けられており、
前記シャッタ回転阻止部材が前記入口の底面側に設けられており、
前記第2永久磁石が前記係合部材よりも長く、前記第2永久磁石の上に前記係合部材が搭載されている付記1から3の何れかに記載のコネクタの誤挿入防止機構。
(付記5) 前記第1永久磁石が前記第1コネクタの上面に設けられており、
前記シャッタの回転軸が前記入口の底面側に設けられており、
前記シャッタ回転阻止部材が前記入口の天井面側に設けられており、
前記第2永久磁石が前記係合部材よりも長く、前記第2永久磁石の下に前記係合部材が搭載されている付記1から3の何れかに記載のコネクタの誤挿入防止機構。
(付記6) 前記第1と第2永久磁石は、両端部にS極とN極を備える棒状の永久磁石である付記1から5の何れかに記載のコネクタの誤挿入防止機構。
(付記7) 前記第2永久磁石は、前記S極とN極の中間位置が前記係合部材の支持軸の位置になるように前記係合部材と一体に設けられている付記1から6の何れかに記載のコネクタの誤挿入防止機構。
(付記8) 前記シャッタの回転軸には、前記シャッタを前記入口を塞ぐ位置に位置決めする付勢部材が設けられている付記5に記載のコネクタの誤挿入防止機構。
(付記9) 前記シャッタの回転端には前記空間側に突出する第1係止突起が突設されており、前記係合部材の先端部には前記係止突起に係合する第2係止突起が突設されている付記1から8の何れかに記載のコネクタの誤挿入防止機構。
(付記10) 前記入口にはロック溝が設けられており、前記第1コネクタには前記第2コネクタとの嵌合時に前記ロック溝に没入するロック突起、及び前記ロック突起の前記ロック溝との係合を解除するレバーが設けられている付記1から9の何れかに記載のコネクタの誤挿入防止機構。
(付記11) 前記第1永久磁石の前記第1コネクタの挿入端側の磁極は、前記第1コネクタの挿入端が前記シャッタに当接する前に、前記第2永久磁石の突出部に対向する位置にある付記2又は3に記載のコネクタの誤挿入防止機構。
(付記12) 前記シャッタは、前記第1永久磁石の極性と前記第2永久磁石の極性が全て一致しないと回転しない付記1から11の何れかに記載のコネクタの誤挿入防止機構。
(付記13) 第1コネクタに嵌合する第2コネクタの内部に形成された空間への前記第1コネクタの誤挿入を防止するコネクタの誤挿入防止機構が設けられたコネクタであって、前記コネクタの誤挿入防止機構は、
前記第1コネクタが、前記第2コネクタへの挿入端側の上面、下面、または側面に、S極及びN極の何れか一方が位置する少なくとも1つの第1永久磁石を備え、
前記第2コネクタが、
回転軸で回転可能に軸支され、前記空間の入口を開閉するシャッタと、
前記シャッタの回転軸に平行な支持軸で回転可能に軸支され、前記シャッタの開方向への回転を阻止するシャッタ回転阻止部材とを備え、
前記シャッタ回転阻止部材が、
閉状態の前記シャッタの回転端に対向し、前記シャッタの開方向への移動を妨げる少なくとも1つの係合部材と、
前記第1永久磁石の磁界と作用し、前記シャッタ回転阻止部材の回転を制御するように磁界が設定された少なくとも1つの第2永久磁石とを備えるコネクタ。
(付記14) 前記係合部材は、前記シャッタの回転軸に平行な支持軸で回転可能に軸支され、付勢部材によって付勢されて閉状態の前記シャッタの回転端に対向する位置に位置決めされており、
前記第2永久磁石は、その先端部が閉状態の前記シャッタの回転端を越えて前記空間の外側に突出する付記13に記載のコネクタ。
(付記15) 前記付勢部材の付勢力は、前記第1コネクタの前記第2コネクタへの挿入時に、前記第1と第2永久磁石の極性が一致した場合の前記第1と第2永久磁石の反発力より小さく設定されている付記14に記載のコネクタ。
(付記16) 前記第1永久磁石が前記第1コネクタの下面に設けられており、
前記シャッタの回転軸が前記入口の天井面側に設けられており、
前記シャッタ回転阻止部材が前記入口の底面側に設けられており、
前記第2永久磁石が前記係合部材よりも長く、前記第2永久磁石の上に前記係合部材が搭載されている付記13から15の何れかに記載のコネクタ。
1 雌コネクタ
2 雄コネクタ
3 基板
10、20 ハウジング
12 ソケット
15、25 永久磁石
17 取り外しアーム
21 空間
22 ピン
23 シャッタ
24 係合部材
26,27 バネ
28 シャッタ回転阻止部材

Claims (5)

  1. 第1コネクタに嵌合する第2コネクタの内部に形成された空間への前記第1コネクタの誤挿入を防止するコネクタの誤挿入防止機構であって、
    前記第1コネクタは、前記第2コネクタへの挿入端側の上面、下面、または側面に、S極及びN極の何れか一方が位置する少なくとも1つの第1永久磁石を備え、
    前記第2コネクタは、
    回転軸で回転可能に軸支され、前記空間の入口を開閉するシャッタと、
    前記シャッタの回転軸に平行な支持軸で回転可能に軸支され、前記シャッタの開方向への回転を阻止するシャッタ回転阻止部材とを備え、
    前記シャッタ回転阻止部材は、
    閉状態の前記シャッタの回転端に対向し、前記シャッタの開方向への移動を妨げる少なくとも1つの係合部材と、
    前記第1永久磁石の磁界と作用し、前記シャッタ回転阻止部材の回転を制御するように磁界が設定された少なくとも1つの第2永久磁石とを備えるコネクタの誤挿入防止機構。
  2. 前記係合部材は、前記シャッタの回転軸に平行な支持軸で回転可能に軸支され、付勢部材によって付勢されて閉状態の前記シャッタの回転端に対向する位置に位置決めされており、
    前記第2永久磁石は、その先端部が閉状態の前記シャッタの回転端を越えて前記空間の外側に突出する請求項1に記載のコネクタの誤挿入防止機構。
  3. 前記付勢部材の付勢力は、前記第1コネクタの前記第2コネクタへの挿入時に、前記第1と第2永久磁石の極性が一致した場合の前記第1と第2永久磁石の反発力より小さく設定されている請求項2に記載のコネクタの誤挿入防止機構。
  4. 前記第1永久磁石が前記第1コネクタの下面に設けられており、
    前記シャッタの回転軸が前記入口の天井面側に設けられており、
    前記シャッタ回転阻止部材が前記入口の底面側に設けられており、
    前記第2永久磁石が前記係合部材よりも長く、前記第2永久磁石の上に前記係合部材が搭載されている請求項1から3の何れか1項に記載のコネクタの誤挿入防止機構。
  5. 第1コネクタに嵌合する第2コネクタの内部に形成された空間への前記第1コネクタの誤挿入を防止するコネクタの誤挿入防止機構が設けられたコネクタであって、前記コネクタの誤挿入防止機構は、
    前記第1コネクタが、前記第2コネクタへの挿入端側の上面、下面、または側面に、S極及びN極の何れか一方が位置する少なくとも1つの第1永久磁石を備え、
    前記第2コネクタが、
    回転軸で回転可能に軸支され、前記空間の入口を開閉するシャッタと、
    前記シャッタの回転軸に平行な支持軸で回転可能に軸支され、前記シャッタの開方向への回転を阻止するシャッタ回転阻止部材とを備え、
    前記シャッタ回転阻止部材が、
    閉状態の前記シャッタの回転端に対向し、前記シャッタの開方向への移動を妨げる少なくとも1つの係合部材と、
    前記第1永久磁石の磁界と作用し、前記シャッタ回転阻止部材の回転を制御するように磁界が設定された少なくとも1つの第2永久磁石とを備えるコネクタ。
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