JP6127817B2 - 非水電解質二次電池用電極及びそれを用いた非水電解質二次電池 - Google Patents
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Description
近年、非水電解質二次電池は電気自動車の電源として用いられるようになり、電気自動車の航続距離向上のために、高容量化が求められている。
また、「被覆炭素量が導電性酸化珪素粉末に対し5〜70重量%であることを特徴とする導電性酸化珪素粉末。」(請求項5)、「導電性酸化珪素粉末と導電剤の混合物であって、混合物中の導電剤が1〜60重量%であり、かつ混合物中の全炭素量が25〜90重量% である混合物を用いた非水電解質二次電池用負極材。」(請求項8)とすることが記載されている。
とを特徴とする非水電解質二次電池用負極材。」(請求項1)をリチウムイオン二次電池用負極活物質として用いることで、初回充放電効率に優れたリチウムイオン二次電池を得ることができるという技術が開示されている。また、実施例において、鱗片状黒鉛粉を、鱗片状黒鉛の炭素と非水電解質二次電池用負極材の被覆炭素が合計42質量%となるように加えた混合物を含む負極をリチウムイオン二次電池に用いることが記載されている。
また、一般式SiOx(0<x≦2)で表されるケイ素酸化物がカーボンで被覆された活物質を使用することにより、充放電に伴うケイ素酸化物粒子の体積変化に伴う粒子とカーボンとの乖離を抑制することができるため、良好な充放電特性を得ることができる。
非水電解質二次電池用電極の放電容量を大きくするために、p/(p+q)の比率を39質量%以上とする。また、鱗片状黒鉛による充放電サイクル特性維持効果を十分に得るために、p/(p+q)の比率を51質量%以下とする。より大きな効果を得るには44質量%以下であることが好ましい。つまり、p/(p+q)の比率は39〜51質量%であり、44〜51質量%がより好ましい。
さらに、前記ケイ素酸化物が、フッ酸、硫酸などの酸で洗浄されているものや水素で還元されているものも使用することが可能である。
鱗片状黒鉛以外の炭素材料としては、カーボンナノチューブ、非結晶性炭素、天然黒鉛、人造黒鉛、カーボンブラック、アセチレンブラック、ケッチェンブラック、カーボンウイスカー等が挙げられる。また、炭素材料自身あるいは非水電解質二次電池の特性向上を目的として、ホウ素等の異種元素が添加されていてもよい。
なお、非水電解質二次電池用電極の体積変化を抑制する観点から、前記炭素材料に含まれる鱗片状黒鉛の含有量(q/Q)は60〜100質量%とする。
また、他の結着剤も適宜使用することができる。他の結着剤としては、ポリフッ化ビニリデン、カルボキシ変成ポリフッ化ビニリデン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン− ヘキサフルオロエチレン共重合体、テトラフルオロエチレン− ヘキサフルオロプロピレン共重合体フッ化ビニリデン− クロロトリフルオロエチレン共重合体等が挙げられる。
結着剤の含有量は、電極の総質量に対して1〜50質量%が好ましく、特に2〜30質量%が好ましい。
ケイ素酸化物がカーボンで被覆された活物質として、カーボンで被覆された酸化ケイ素(カーボン含有率5.9質量%、D50=4.5μm)、炭素材料として、流動法窒素ガス吸着法により測定されたBET比表面積が7.7m2/gであり、粒径(D50)が10μmの鱗片状黒鉛(TIMCAL Ltd. 製、SFG−15)を使用した。
非水電解質二次電池用電極を作製する工程において、炭素材料として、鱗片状黒鉛、人造黒鉛の一種であるメソカーボンマイクロビーズ及び天然黒鉛を質量比8:1:1となるように混合した混合物を使用したことを除いては、実施例1と同様にして実施例2の非水電解質二次電池を作製した。
非水電解質二次電池用電極を作製する工程において、炭素材料として、鱗片状黒鉛、メソカーボンマイクロビーズ及び天然黒鉛を質量比3:1:1となるように混合した混合物を使用したことを除いては、実施例1と同様にして実施例3の非水電解質二次電池を作製した。
非水電解質二次電池用電極を作製する工程において、炭素材料を使用しなかったことを除いては、実施例1と同様にして比較例1の非水電解質二次電池を作製した。
非水電解質二次電池用電極を作製する工程において、炭素材料として、鱗片状黒鉛、メソカーボンマイクロビーズ及び天然黒鉛を質量比4:3:3となるように混合した混合物を使用したことを除いては、実施例1と同様にして比較例2の非水電解質二次電池を作製した。
非水電解質二次電池用電極を作製する工程において、炭素材料として、鱗片状黒鉛、メソカーボンマイクロビーズ及び天然黒鉛を質量比1:2:2となるように混合した混合物を使用したことを除いては、実施例1と同様にして比較例3の非水電解質二次電池を作製した。
非水電解質二次電池用電極を作製する工程において、炭素材料として、メソカーボンマイクロビーズと天然黒鉛を質量比1:1となるように混合した混合物を使用したことを除いては、実施例1と同様にして比較例4の非水電解質二次電池を作製した。
上記活物質と炭素材料とを質量比が、活物質:炭素材料=8:2となるように混合したことを除いては、実施例1と同様にして比較例5の非水電解質二次電池を作製した。
上記活物質と炭素材料とを質量比が、活物質:炭素材料=6:4となるように混合したことを除いては、実施例1と同様にして比較例6の非水電解質二次電池を作製した。
上記活物質と炭素材料とを質量比が、活物質:炭素材料=2:8となるように混合したことを除いては、実施例1と同様にして比較例7の非水電解質二次電池を作製した。
上記活物質と炭素材料とを質量比が、活物質:炭素材料=1:9となるように混合したことを除いては、実施例1と同様にして比較例8の非水電解質二次電池を作製した。
(初期活性化工程)
上記のようにして作製された非水電解質二次電池を、25℃に設定した恒温槽に移し、以下の初期活性化工程に供した。充電条件は、電流値0.1CmA、電位0.02Vの定電流定電圧充電とした。充電時間は通電開始から16時間とした。放電条件は、電流0.1CmA、終止電圧2.0Vの定電流放電とした。充電後及び放電後に30分の休止時間を設定した。
この初期活性化工程の充電電気量および放電電気量を、それぞれ「充電容量(mAh/g)」及び「放電容量(mAh/g)」として表1に示す。
初期活性化工程後の、各非水電解質二次電池に対して、3サイクルの容量確認試験を実施した。充電条件は、電流値0.2CmA、電位0.02Vの定電流定電圧充電とした。充電時間は通電開始から8時間とした。放電条件は、電流0.2CmA、終止電圧2.0Vの定電流放電とした。全てのサイクルにおいて、充電後及び放電後に30分の休止時間を設定した。
容量確認試験後の各非水電解質二次電池を、30サイクルの充放電サイクル試験に供した。充電条件は、電流値1CmA、電位0.02Vの定電流定電圧充電とした。充電時間は通電開始から3時間とした。放電条件は、電流1CmA、終止電圧2.0Vの定電流放電とした。全てのサイクルにおいて、充電後及び放電後に30分の休止時間を設定した。
充放電サイクル試験後の、各非水電解質二次電池に対して、容量確認試験を実施した。充電条件は、電流値0.2CmA、電位0.02Vの定電流定電圧充電とした。充電時間は通電開始から8時間とした。放電条件は、電流0.2CmA、終止電圧2.0Vの定電流放電とした。充電後及び放電後に30分の休止時間を設定した。
前記充放電サイクル前容量確認試験の1サイクル目の放電電気量に対する、この充放電サイクル後容量確認試験の放電電気量の割合を、「放電容量維持率(%)」として表1に示す。
このことから、ケイ素酸化物の質量(p)と鱗片状黒鉛の質量(q)との合計量(p+q)に対する前記ケイ素酸化物の質量(p)の比率(p/(p+q)は、39〜51質量%とすることが、放電容量が大きく、充放電サイクル特性に優れる非水電解質二次電池用電極を得るために重要であると考えられる。
Claims (4)
- 一般式SiOx(0<x≦2)で表されるケイ素酸化物の平均粒径5μm以下の粒子がカーボンで被覆されてなる活物質と、炭素材料とを備え、前記炭素材料は、50%粒子径(D50)が7〜15μmの鱗片状黒鉛を該炭素材料中に60〜100質量%含み、
前記活物質の質量(P)と前記炭素材料の質量(Q)との合計量(P+Q)に対する前記鱗片状黒鉛の質量(q)の比率(q/(P+Q))が36〜60質量%であり、
前記ケイ素酸化物の質量(p)と前記鱗片状黒鉛の質量(q)との合計量(p+q)に対する前記ケイ素酸化物の質量(p)の比率(p/(p+q))が、39〜51質量%である非水電解質二次電池用電極。 - 前記活物質と、前記炭素材料と、2〜30質量%の結着剤と、からなる、請求項1記載の非水電解質二次電池用電極。
- 前記活物質と前記炭素材料との質量比率が、活物質:炭素材料=4:6である、請求項1又は2に記載の非水電解質二次電池用電極。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の非水電解質二次電池用電極を備えた非水電解質二次電池。
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