JP6127177B1 - 折れ戸用把手 - Google Patents

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Abstract

【課題】建物に作り付けの収納空間や、家具の収納空間を開閉する折れ戸の開閉操作用として活用出来る折れ戸用把手を提供する。【解決手段】少なくとも片側の折れ戸単体4Aには、その内側辺の傾斜面9dから当該折れ戸単体4Aの表面9cにわたって連続する開口を備えた把手埋設用の切欠き凹部が設けられ、把手11は、この切欠き凹部内に嵌合固定され、当該把手11には、指先差込み用凹入空間18が設けられ、この指先差込み用凹入空間18は、前記折れ戸単体4Aの傾斜面9dから当該折れ戸単体4Aの表面9cにまたがる開口から当該折れ戸単体4Aの内部に向かって入り込む構成。【選択図】図3

Description

本発明は、ヒンジにより折り畳み展開自在に連結された2枚の折れ戸単体から成る折れ戸に使用される把手に関するものである。
ヒンジにより折り畳み展開自在に連結された2枚の折れ戸単体を備えた折れ戸は、2枚の折れ戸単体を、その背面が互いに対面するように折り畳んだ折り畳み状態から、当該2枚の折れ戸単体が1つの垂直平面に沿う展開状態に切り換えて、開閉対象の収納空間などを閉じるとき、手の指先などが2枚の折れ戸単体の互いに隣接する内側辺間に挟まれることが無いように、前記展開状態にある2枚の折れ戸単体の互いに隣接する内側辺間に、外側に開いた横断面V字形の凹溝部が形成されるように、当該2枚の折れ戸単体の前記内側辺に傾斜面が形成されている。このような折れ戸を、前記展開状態(閉じ状態)から折り畳み状態(開き状態)に切り換える操作は、片側の折れ戸の前記内側辺に近い箇所を手前に引き出すように操作して、2枚の折れ戸単体を折り畳むことになる。このような操作を行うために、この種の折れ戸では、少なくとも片側の折れ戸単体の内側辺の近くの表面に把手が取り付けられるが、この把手が折れ戸単体の表面にネジ止めするタイプのものでは、傍を通行する人の身体や衣服が把手に引っ掛かって邪魔になるので、特許文献を示すことは出来ないが、折れ戸表面に形成した凹部内に嵌め込んで固定するタイプの把手も知られていた。
上記のような従来の折れ戸用把手を使用するためには、折れ戸表面に、周囲が折れ戸単体の素材によって囲まれた把手埋め込み用の凹部を形成しなければならない。従って、把手の埋設位置が、折れ戸単体の前記内側辺から離れることになり、この把手を利用して片側の折れ戸単体を手前に引き出す操作を行うときに必要な操作力が大きくなる。
本発明は、上記のような従来の問題点を解消することのできる折れ戸用把手を提案するものであって、第一発明に係る折れ戸用把手は、後述する実施例との関係を理解し易くするために、当該実施例の説明において使用した参照符号を括弧付きで付して示すと、ヒンジ(3)により折り畳み展開自在に連結された2枚の折れ戸単体(4A,4B)を備え、当該2枚の折れ戸単体(4A,4B)が1つの垂直平面に沿う展開状態にあるときに、当該2枚の折れ戸単体(4A,4B)の互いに隣接する内側辺間に、外側に開いた横断面V字形の凹溝部(10)が形成されるように、当該2枚の折れ戸単体(4A,4B)の前記内側辺に傾斜面(9d)が形成されている折れ戸(2)において、少なくとも片側の折れ戸単体(4A)には、前記内側辺の傾斜面(9d)から当該折れ戸単体(4A)の表面(9c)にわたって連続する開口を備えた把手埋設用の切欠き凹部(12)が設けられ、把手(11)は、この切欠き凹部(12)内に嵌合固定され、当該把手(11)には、指先差込み用凹入空間(18)が設けられ、この指先差込み用凹入空間(18)は、前記折れ戸単体(4A)の傾斜面(9d)から当該折れ戸単体(4A)の表面(9c)にまたがる開口から当該折れ戸単体(4A)の内部に向かって入り込む構成になっている。
又、第二発明に係る折れ戸用把手は、ヒンジ(3)により折り畳み展開自在に連結された2枚の折れ戸単体(4A,4B)を備え、当該2枚の折れ戸単体(4A,4B)が1つの垂直平面に沿う展開状態にあるときに、当該2枚の折れ戸単体(4A,4B)の互いに隣接する内側辺間に、外側に開いた横断面V字形の凹溝部(10)が形成されるように、当該2枚の折れ戸単体(4A,4B)の前記内側辺に傾斜面(9d)が形成されている折れ戸(2)において、少なくとも片側の折れ戸単体(4A)には、前記内側辺の傾斜面(9d)から当該折れ戸単体(4A)の表面にわたって連続する開口を備えた把手埋設用の切欠き凹部(26)が設けられ、把手(25)は、この切欠き凹部(26)内に嵌合固定され、当該把手(25)には、前記内側辺の傾斜面(9d)と連続する傾斜側板部(28a)と、この傾斜側板部(28a)から前記折れ戸単体(4A)の表面(9c)側へ延出する表面板部(28e)とが設けられ、この表面板部(28e)に隣接するように把手(25)に形成された開口部(29)から、前記表面板部(28e)と傾斜側板部(28a)の内側に入り込む、指先差込み用の凹入空間(30)が形成される構成になっている。
上記本発明の構成によれば、周囲が折れ戸単体の素材によって囲まれた把手埋め込み用の凹部を折れ戸表面に形成すると共に、この把手埋め込み用の凹部に把手の全体を嵌め込んで固定する従来の構成と比較して、把手は、折れ戸単体の内側辺の傾斜面の一部を形成する状態で埋設されるので、その埋設位置は、折れ戸単体の内側辺に接した位置になり、この把手を利用して片側の折れ戸単体を手前に引き出す操作を行うときに必要な操作力が小さくて済むことになる。又、周囲が折れ戸単体の素材によって囲まれた把手埋め込み用の凹部を折れ戸表面に形成しなければならない場合と比較して、折れ戸単体の内側辺に開放された切欠き凹部を形成すれば良いので、折れ戸単体に対する加工も容易になる。
上記第一発明を実施する場合、前記指先差込み用凹入空間(18)の開口周縁の内、折れ戸単体(4A)の前記内側辺の傾斜面(9d)と前記表面(9c)とに隣接するコ字形周縁部には、折れ戸単体(4A)の前記内側辺の傾斜面(9d)と前記表面(9c)とに被さる張出し部(15f)を形成して、折れ戸単体側の把手埋設用の切欠き凹部と把手との間の隙間が折れ戸単体の表面側から見えるのを防ぐのが望ましい。又、折れ戸単体(4A)の前記内側辺に切欠き形成される把手埋設用の切欠き凹部(12)は、折れ戸単体(4A)の背面(9a)側にも開放されたものとし、把手は、前記切欠き凹部(12)内に、折れ戸単体(4A)の背面(9a)と略面一に嵌合固定することが出来る。この構成によれば、比較的厚さの薄い折れ戸単体であっても、その厚さを最大限利用して、必要な深さの指先差込み用の凹入空間を形成することが出来る。又、折れ戸単体に対する把手埋設用の切欠き凹部の加工も一層容易に行える。
又、前記指先差込み用凹入空間(18)を形成する把手周壁部の内、折れ戸単体(4A)の前記内側辺から当該折れ戸単体(4A)内に最も深く入り込んだ板部(上下方向側板部(15a))に、折れ戸単体(4A)に形成された把手埋設用の切欠き凹部(12)に対する固定手段を設けるのが望ましい。この構成によれば、前記固定手段としてネジを利用する場合でも、当該ネジに対する捻じ込み操作を、折れ戸単体の内側辺の傾斜面のある側から容易に行えるにも拘らず、折れ戸単体の表面側からは、そのネジの頭部などは見えない。又、把手を利用して折れ戸単体を折り畳み方向に引き出すときの操作力は、把手の表面側に被さっている折れ戸単体の表面部材によって受け止められ、固定手段には直接作用しないので、小さなネジを固定手段として利用しても、固定状態を確実に維持し得る。
前記2枚の折れ戸単体(4A,4B)の内側辺それぞれに前記把手(11)を、2枚の折れ戸単体(4A,4B)が前記展開状態にあるとき、各把手(11)の指先差込み用凹入空間(18)の開口端が互いに隣接して、折れ戸単体(4A,4B)の表面側から見て1つの巾広開口部となるように、同一高さに設けるのが望ましい。この構成によれば、折れ戸を展開状態から折り畳み状態に切り換えるときは、外側辺が定位置で開閉自在に軸支されている一方の折れ戸単体の把手を利用し、逆に折り畳み状態の折れ戸単体を展開状態に切り換えるときは、ガイドレールに摺動自在に支持されたスライダーに外側辺が開閉自在に軸支されている他方の折れ戸単体の把手を利用することにより、把手に加える操作力を効果的に働かせて、折れ戸の開閉を容易に行える。又、各折れ戸単体に埋設する把手の巾を狭めて小型化しても、折れ戸を展開状態から折り畳み状態に切り換えるとき、両折れ戸単体に取り付けられている把手の開口部が互いに隣接して一体化し、巾広の開口部を形成しているので、指先を何れか片側の把手の指先差込み用凹入空間内へ差し入れる操作が容易に行える。
上記第二発明を実施する場合、前記表面板部(28e)の、前記内側辺の長さ方向と平行な側縁を、内側に突曲面状に膨出する肉厚側縁部(29a)とすることにより、指先の当りが軟らかくなるだけでなく、指先を当該肉厚側縁部に引っ掛けて、折れ戸単体を確実且つ容易に手前に引き出すことが出来る。更に、把手(25)に形成された前記開口部(29)の、前記表面板部(28e)の側縁と平行な開口縁(奥端板部(28b)の遊側縁)と前記指先差込み用の凹入空間(30)の底面とをつなぐ内側面(湾曲板部(33))を、前記凹入空間(30)の底面に近づくほど当該凹入空間(30)の奥側に入り込むように湾曲した凹曲面とすることにより、把手内の指先差込み用の凹入空間への指先の挿入が無理なく円滑に行える。
図1Aは、第一実施例に係る把手が取り付けられた折れ戸を示す概略平面図、図1Bは、同正面図、図1Cは、同折れ戸の一部切欠き拡大平面図である。 図2は、同折れ戸の把手取付け部分の拡大図である。 図3Aは、同折れ戸の把手取付け部分の横断平面図、図3Bは、同折れ戸の把手取付け部分の一部切欠き縦断正面図である。 図4は、片側の折れ戸内側辺の把手取付け部分の側面図である。 図5Aは、第一実施例に係る把手の平面図、図5Bは、同把手の正面図、図5Cは、同把手の左側面図、図5Dは、同把手の右側面図である。 図6Aは、同把手の背面図、図6Bは、同把手の背面板取付け位置での横断平面図、図6Cは、同把手の取付け用ダボ位置での横断平面図、図6Dは、同把手が取り付けられる折れ戸の切欠き凹部を示す斜視図である。 図7は、第二実施例に係る把手を取り付けた片側の折れ戸の把手取付け部分の縦断正面図である。 図8Aは、第二実施例に係る把手の他の取付け方法を説明する分解横断平面図、図8Bは、その把手取付け後を示す横断平面図である。 図9は、第三実施例に係る把手が取り付けられた折れ戸の要部を示す正面図である。 図10Aは、同折れ戸の把手取付け部分の横断平面図、図10Bは、同折れ戸の把手取付け部分の縦断正面図である。 図11Aは、第三実施例に係る把手の平面図、図11Bは、同把手の正面図、図11Cは、同把手の背面図、図11Dは、同把手の縦断左側面図である。 図12Aは、同把手の拡大横断平面図、図12Bは、同把手が取り付けられる折れ戸の切欠き凹部を示す斜視図である。
以下、本発明の第一実施例を図1A〜図6に基づいて説明すると、図1A及び図1Bにおいて、収納空間1の左右両側の壁板1a,1b間の開口部を開閉する折れ戸2は、互いに隣接する内側辺どうしがヒンジ3によって折り畳み展開自在に連結された2枚の折れ戸単体4A,4Bから構成されている。片側の折れ戸単体4Aは、その外側辺がヒンジ5により、片側の壁板1aに軸支され、他方の折れ戸単体4Bは、その外側辺がスライダー6にヒンジ7を介して軸支されている。スライダー6は、左右両側の壁板1a,1b間に水平に配設されたガイドレール8に摺動自在に支持されたもので、前記ガイドレール8は、収納空間1の天井板の下側、床板の上側、又は棚板の下側などの内の少なくとも一箇所に付設されるものである。
2枚の折れ戸単体4A,4Bは、図1Cにも示すように、互いに隣接する内側辺と反対側の外側辺が、背面9aに接続する小巾直角面9bと、この小巾直角面9bと表面9cとを、両者間の挟角が鈍角となるように接続する傾斜面9dとから形成されて、図1A及び図1Bに示すように、2枚の折れ戸単体4A,4Bが平面視において一直線状となる展開状態にあるとき、両折れ戸単体4A,4Bの互いに隣接する内側辺間や両壁板1a,1bとの間に、外側に開いた横断面V字形の凹溝部10が形成されるように構成している。これら凹溝部10は、この折れ戸2を開閉操作する人の指先が、両折れ戸単体4A,4Bの互いに隣接する内側辺間や両壁板1a,1bとの間に挟まれるのを防止するのに役立っている。
本発明の第一実施例に係る把手11は上下対称形のもので、図2〜図4に示すように、同一の2つの把手11を、折れ戸単体4A,4Bの互いに隣接する内側辺に、左右対称形に埋設するために、折れ戸単体4A,4Bの内側辺の把手取付け位置には、図6Dに示す把手埋設用の切欠き凹部12が設けられている。この切欠き凹部12は、折れ戸単体4A,4Bの背面9a側と内側辺(小巾直角面9b及び傾斜面9d)側が開放されたもので、折れ戸単体4A,4Bの表面9c側には、この切欠き凹部12の深さ方向(折れ戸単体4A,4Bの左右巾方向)の半分程度をカバーする張出し表面板部13が残されている。又、この切欠き凹部12の奥端面には、その両端近傍位置から2本のダボ孔14が刻設されている。
把手11は、細長い本体15と、背面板16、及び2つの取付け用ダボ17によって構成され、本体15は、2つの取付け用ダボ17が両端部外側に一体成形により突設された上下方向側板部15a、この上下方向側板部15aから直角に連設された、背面板16と平行で且つ背面板16の半分程度の巾の表面板部15b、この表面板部15bの外側縁から直角前方に連設された立上り板部15c、及び上下方向両端を塞ぐ上下両端板部15dから構成され、この本体15の各板部15a〜15dと背面板16とで囲まれた指先差込み用の凹入空間18が形成されている。背面板16は、そのコ字形に連続する周縁が本体15の上下方向側板部15aと上下両端板部15dとに当接する状態で、本体15の上下方向側板部15aと上下両端板部15dとの間の入隅部に形成された肉厚部15eにネジ19により固定されている。
上記の把手11を折れ戸単体4A,4B側の切欠き凹部12内に嵌入させるとき、切欠き凹部12側の前記ダボ孔14に、把手11側の取付け用ダボ17(必要に応じて接着剤を塗布しておく)を圧入させることにより、把手11が折れ戸単体4A,4Bの内側辺に沿って取り付けられる。このようにして折れ戸単体4A,4Bに取り付けられた把手11は、背面板16が折れ戸単体4A,4Bの背面9aと略面一に位置し、本体15の外側面は、切欠き凹部12の内側面に隣接している。本体15の立上り板部15cは、折れ戸単体4A,4B側の張出し板部13の端面に隣接している。そして、本体15の上下両端板部15dの遊側縁は、折れ戸単体4A,4B側の切欠き凹部12の上下両端面における小巾直角面9bの側縁と傾斜面9dの側縁、及びこの傾斜面9dから表面9cに至る円弧状の側縁と一致するように形成されている。従って、この把手11の内部に形成されている指先差込み用の凹入空間18の開口部18aは、本体15の上下両端板部15dの遊側縁と背面板16の遊側縁、及び本体15の立上り板部15cによって囲まれている。更に、本体15の上下両端板部15dの遊側縁の内、折れ戸単体4A,4B側の傾斜面9dの側縁に隣接する傾斜側縁と、本体15の立上り板部15cの側縁とを結ぶコ字形周縁部には、折れ戸単体4A,4B側の傾斜面9dと表面9cとに被さる、コ字形に連続する張出し部15fが一体に連設されている。
上記のように把手11が取り付けられた折れ戸2の両折れ戸単体4A,4Bは、折れ戸単体4A,4Bの表面9cや内側辺の傾斜面9dから、把手周囲の正面視コ字形の張出し部15fが、その板厚分だけ突出しているだけであり、互いに隣接する両把手11の上下方向に細長い開口部18aが互いに隣接して、1つの巾広の開口部を形成することになる。そしてこれら指先差込み用の凹入空間18の開口部18aの巾は、折れ戸単体4A,4Bの内側辺の傾斜面9dを正面側から見たときの巾よりも広くなっており、その周囲が、把手11の張出し部15fによってカバーされている。従って、この展開状態(閉じ状態)の折れ戸2を折り畳み状態に切り換えて、収納空間1を開くときは、両折れ戸単体4A,4Bの互いに隣接する把手11の開口部18aから、好ましくは、ヒンジ3によって固定位置に軸支されている側の折れ戸単体4Aの把手11の指先差込み用の凹入空間18内に指先を差し込み、その指先を本体15の表面板部15bに内側から引っ掛けて、折れ戸単体4Aを手前に引き出して、ヒンジ5の周りに開動させれば良い。。
収納空間1を閉じるときは、スライダー6に軸支されている側の折れ戸単体4Bの把手11を利用して、当該折れ戸単体4Bを展開方向に引くように操作すれば良い。勿論、折り畳み状態の折れ戸2の折れ戸単体4A,4Bを展開状態に切り換える場合は、把手11を利用しないで、折り畳まれて手前にV字状に突出している折れ戸単体4A,4Bの突出端を展開方向に引くように操作しても良い。換言すれば、スライダー6に軸支されている側の折れ戸単体4Bの把手11は、無くすことも可能である。この場合、片側の折れ戸単体4Aのみに取り付けられる把手11の指先差込み用の凹入空間18への指先の挿入を容易にするため、本体15の巾を大きくして、本体15の表面板部15bの巾を確保しながら立上り板部15cの位置を、折れ戸単体4Aの内側辺(小巾直角面9b)から離して、指先差込み用の凹入空間18の開口部18aの巾を広げておくのが望ましい。
尚、本体15にネジ止めされる背面板16は、把手11の成形方法によっては、本体15に一体に成形することにより、無くすことも可能である。又、折れ戸単体4A,4B側の把手埋設用の切欠き凹部12内に嵌合させた把手11を、折れ戸単体4A,4Bに固定する固定手段として、把手11と一体の取付け用ダボ17と、折れ戸単体4A,4B側のダボ孔14とで構成したが、この構成に限定されない。例えば、図7に示すように、本体15の上下方向側板部15aを、折れ戸単体4A,4B側の把手埋設用の切欠き凹部12の内側面に、ネジ20により固定することも出来る。このようにネジを使用する場合、図8A及び図8Bに示すように、折れ戸単体4A,4B側の把手埋設用の切欠き凹部12の内側面に刻設したダボ孔21に、ネジ孔22aが設けられたダボ22を予め圧入固定しておき、このダボ22のネジ孔22aにねじ込み可能なネジ23を利用して、切欠き凹部12内に嵌合した本体15(上下方向側板部15a)を折れ戸単体4A,4Bに固定するように構成することも可能である。
次に本発明の第二実施例を、図9〜図12Bに基づいて説明すると、把手25が取り付けられる片側の折れ戸単体4Aには、図12Bに示すように、他方の折れ戸単体4Bと隣接する内側辺から切欠き凹部26が設けられ、この切欠き凹部26内に把手25が嵌合固定される。この図示例では、切欠き凹部26の深さは、その底面26aが折れ戸単体4Aの内側辺の小巾直角面9bと傾斜面9dとの境界と一致する深さであり、この切欠き凹部26の底面26aの上下両端角部の内側に、この折れ戸単体4Aの背面9aに貫通する取付け用貫通孔27が穿設されている。把手25は、切欠き凹部26内に丁度嵌合する大きさと形状の輪郭を有するものであって、切欠き凹部26の上下両側の折れ戸単体4Aの内側辺の傾斜面9dどうしをつなぐ傾斜側板部28a、切欠き凹部26の上下両側面に隣接する上下両側板部28b、切欠き凹部26の奥端面に隣接する奥端板部28c、及び底板部28dから成る、縦長の細長い容器状のものである。
前記傾斜側板部28aは、その外側辺から折れ戸単体4Aの表面9cと平行に奥端板部28cの方向に延出して、短い表面板部28eが一体に形成されている。この把手25を切欠き凹部26内に嵌合させたとき、当該切欠き凹部26の周囲の、折れ戸単体4Aの表面9cと内側辺の傾斜面9dに被さるように、傾斜側板部28aの上下両側辺、短い表面板部28eの上下両側辺、上下両側板部28bの外側辺、及び奥端板部28cの外側辺から、正面視でコ字形に連続した張出し部28fが一体に形成されている。而して、短い表面板部28eの遊側辺、上下両側板部28bの遊側辺、及び奥端板部28cの遊側辺で囲まれた、正面視で矩形状の開口部29が形成されており、この開口部29から、上下両側板部28b間の底板部28d上を、短い表面板部28eと傾斜側板部28aの内側に入り込む指先差込み用の凹入空間30が形成されている。尚、短い表面板部28eの、前記開口部29の一側縁となる上下方向内側縁は、内側に突曲面状に膨出する肉厚側縁部29aとなっている。
把手25の指先差込み用の凹入空間30の底面を構成する底板部28dは、別部材から成る底板32と湾曲板部33とで構成されている。この湾曲板部33は、一端が奥端板部28cの外側辺につながり、この奥端板部28cの外側辺から離れるに従って傾斜側板部28aのある側へ近づくように湾曲し、上下両側辺は、上下両側板部28bの内側面と一体につながっている。換言すれば、前記開口部29の、短い表面板部28eの側縁と平行な開口縁(奥端板部28cの遊側辺)と前記指先差込み用の凹入空間30の底面とをつなぐ内側面(湾曲板部33の表面)が、前記凹入空間30の底面に近づくほど当該凹入空間30の奥側(傾斜側板部28aのある側)に入り込むように湾曲した凹曲面となっている。底板32は、短い表面板部28eと傾斜側板部28aの内側に入り込む指先差込み用の凹入空間30を成形するときに必要な内型(短い表面板部28eと傾斜側板部28aの内面を成形する内型)を成形後に抜くために、底板部28dに設けられる開口を閉じるものであって、湾曲板部33の側辺に対しては凹凸嵌合構造となっており、傾斜側板部28aに対しては、当該傾斜側板部28aの底面側の側辺に形成された段部に嵌合させることにより、底板32の位置が決まるようになっている。従って、底板32を把手25の底面に位置決めした状態で、この把手25を折れ戸単体4Aの切欠き凹部26内に嵌合して固定すれば、底板32が外れる恐れはないが、底板32を把手25の底面に前以て固定するときは、少なくとも、傾斜側板部28aの底面側の段部とこれに嵌合させた底板32の側辺とを接着剤で固定しておけば良い。
把手25の上下両側板部28bと奥端板部28cとの間の入隅部は肉厚部34に形成されており、把手25を折れ戸単体4Aの切欠き凹部26内に嵌合させたとき、この切欠き凹部26の底面26aに設けられている前記取付け用貫通孔27と連通するように、前記肉厚部34に底面側から取付け用孔35(ネジ孔としても良い)が設けられている。従って、把手25を折れ戸単体4Aの切欠き凹部26内に嵌合させた状態で、折れ戸単体4Aの背面9a側から、取付け用貫通孔27に差し込んだネジ36を、把手25側の取付け用孔35にねじ込んで、把手25を折れ戸単体4Aの切欠き凹部26内に固定することが出来る。
以上のようにして折れ戸単体4Aの、他方の折れ戸単体4Bに隣接する内側辺に取り付けることにより、図9〜図10Bに示すように、両折れ戸単体4A,4Bが展開状態になって、図1に示す収納空間1が閉じられているとき、把手25は、折れ戸単体4Aの表面9cや内側辺の傾斜面9dから、傾斜側板部28aと短い表面板部28e、及び周囲の張出し部28fが、その板厚分だけ突出しているだけであり、矩形の開口部29が折れ戸単体4Aの傾斜面9dに沿って開口する状態にある。従って、折れ戸2を開くときは、把手25の開口部29から指先を、傾斜側板部28aと短い表面板部28eの内側に延びている指先差込み用の凹入空間30内に差し入れ、指先を短い表面板部28eの内側に引っ掛けて手前に引き出すように操作すれば、折れ戸単体4Aをヒンジ5の周りに手前に開動させ、これに伴わせて他方の折れ戸単体4Bを、スライダー6の滑動を伴って、折れ戸単体4Aの内側に重なるように開動させ、折れ戸単体4A,4Bを互いに重なる折り畳み状態に切り換えて、収納空間1を開くことが出来る。開いた収納空間1を閉じるときは、把手25の開口部29から指先差込み用の凹入空間30内に上記と同じように指先を差し入れた状態で、当該折れ戸単体4Aをヒンジ5の周りに閉動させれば良い。
本発明の折れ戸用把手は、建物に作り付けの収納空間や、家具の収納空間を開閉する折れ戸の開閉操作用として活用出来る。
1 収納空間
2 折れ戸
3,5,7 ヒンジ
4A,4B 折れ戸単体
6 スライダー
8 ガイドレール
9b 折れ戸の小巾直角面
9d 折れ戸の傾斜面
10 折れ戸内側辺間の凹溝部
11,25 把手
12,26 把手埋設用の切欠き凹部
13 折れ戸の張出し表面板部
14,21 ダボ孔
15 本体
15a 上下方向側板部
15b 表面板部
15c 立上り板部
15d 上下両端板部
15e 肉厚部
15f 張出し部
16 背面板
17,22 ダボ
18,30 指先差込み用の凹入空間
18a,29 開口部
19,20,23,36 ネジ
22a ネジ孔
27 取付け用貫通孔
28a 傾斜側板部
28b 上下両側板部
28c 奥端板部
28d 底板部
28e 短い表面板部
28f 張出し部
29a 肉厚側縁部
32 底板
33 湾曲板部
34 肉厚部
35 取付け用孔

Claims (8)

  1. ヒンジにより折り畳み展開自在に連結された2枚の折れ戸単体を備え、当該2枚の折れ戸単体が1つの垂直平面に沿う展開状態にあるときに、当該2枚の折れ戸単体の互いに隣接する内側辺間に、外側に開いた横断面V字形の凹溝部が形成されるように、当該2枚の折れ戸単体の前記内側辺に傾斜面が形成されている折れ戸において、少なくとも片側の折れ戸単体には、前記内側辺の傾斜面から当該折れ戸単体の表面にわたって連続する開口を備えた把手埋設用の切欠き凹部が設けられ、把手は、この切欠き凹部内に嵌合固定され、当該把手には、指先差込み用凹入空間が設けられ、この指先差込み用凹入空間は、前記折れ戸単体の傾斜面から当該折れ戸単体の表面にまたがる開口から当該折れ戸単体の内部に向かって入り込むように構成されている、折れ戸用把手。
  2. 前記指先差込み用凹入空間の開口周縁の内、折れ戸単体の前記内側辺の傾斜面と前記表面とに隣接するコ字形周縁部には、折れ戸単体の前記内側辺の傾斜面と前記表面とに被さる張出し部が形成されている、請求項1に記載の折れ戸用把手。
  3. 折れ戸単体の前記内側辺に切欠き形成される把手埋設用の切欠き凹部は、折れ戸単体の背面側にも開放されたもので、把手は、前記切欠き凹部内に、折れ戸単体の背面と略面一に嵌合固定されている、請求項1又は2に記載の折れ戸用把手。
  4. 前記指先差込み用凹入空間を形成する把手周壁部の内、折れ戸単体の前記内側辺から当該折れ戸単体内に最も深く入り込んだ奥板部に、折れ戸単体に形成された把手埋設用の切欠き凹部に対する固定手段が設けられている、請求項1〜3の何れか1項に記載の折れ戸用把手。
  5. 前記2枚の折れ戸単体の内側辺それぞれに前記把手が、2枚の折れ戸単体が前記展開状態にあるとき、各把手の指先差込み用凹入空間の開口端が互いに隣接して、折れ戸単体の表面側から見て1つの巾広開口部となるように、同一高さに設けられている、請求項1〜4の何れか1項に記載の折れ戸用把手。
  6. ヒンジにより折り畳み展開自在に連結された2枚の折れ戸単体を備え、当該2枚の折れ戸単体が1つの垂直平面に沿う展開状態にあるときに、当該2枚の折れ戸単体の互いに隣接する内側辺間に、外側に開いた横断面V字形の凹溝部が形成されるように、当該2枚の折れ戸単体の前記内側辺に傾斜面が形成されている折れ戸において、少なくとも片側の折れ戸単体には、前記内側辺の傾斜面から当該折れ戸単体の表面にわたって連続する屈曲開口を備えた把手埋設用の切欠き凹部が設けられ、把手は、この切欠き凹部内に嵌合固定され、当該把手には、前記内側辺の傾斜面と連続する傾斜側板部と、この傾斜側板部から前記折れ戸単体の表面側へ延出する表面板部とが設けられ、この表面板部に隣接するように把手に形成された開口部から、前記表面板部と傾斜側板部の内側に入り込む、指先差込み用の凹入空間が形成されている、折れ戸用把手。
  7. 前記表面板部の、前記内側辺の長さ方向と平行な側縁が、内側に突曲面状に膨出する肉厚側縁部となっている、請求項6に記載の折れ戸用把手。
  8. 把手に形成された前記開口部の、前記表面板部の側縁と平行な開口縁と前記指先差込み用の凹入空間の底面とをつなぐ内側面が、前記凹入空間の底面に近づくほど当該凹入空間の奥側に入り込むように湾曲した凹曲面となっている、請求項6又は7に記載の折れ戸用把手。
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