JP6126347B2 - ガス栓 - Google Patents

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本発明は、回転軸周りの回動によりガス流路を開閉する栓体を栓体収容部に収容する本体と、回転伝導手段を介して前記栓体に接続されるハンドルとを備え、当該ハンドルの回転操作により前記栓体を回転軸周りに回動させてガス流路を開閉するガス栓に関する。
従来のガス栓として、例えば下記の特許文献1には、本体内部のガス流路に栓体収容部を有し、この栓体収容部に栓体が回動可能に収められ、その栓体の上部に回転伝導手段が接続されて、回転伝導手段の上部にハンドルが連結されているガス栓が開示されている。このガス栓は、ハンドルの下部の内周面と本体の栓体収容部の外周面との間に、シール部材を介装する状態で、ハンドルが本体に対して回転可能に備えられ、このハンドルの回転操作によって、回転伝導手段を介して栓体を回転させてガス流路を開閉可能に構成されている。
特開2005−195055号公報
上述の如く、特許文献1に開示されるガス栓は、ハンドルが本体に回転可能に備えられているので、ハンドルの回転操作が容易となる位置にガス栓を設置することが望まれる。よって、例えば、ガス栓の本体と接続する既設のガス配管の位置と、ハンドルの回転操作を容易に行なうことができる本体の設置位置とが離間している場合、既設のガス配管を、ハンドル操作を容易となる本体の設置位置にまで延長することが必要であった。
また、ガス栓の本体と接続する既設のガス配管の周囲に障害物等が存在し、ガス栓のハンドルの回転操作が、その障害物によって困難になる場合にも、既設のガス配管を周囲に障害物等が存在しない設置位置にまで延長することが必要になるという問題がある。
さらに、ガス栓が設置された後に、そのガス栓の周囲において、ハンドルの回転操作が困難となる障害物が設置された場合には、ハンドルの回転操作が可能となる位置にガス栓の本体を移設することが必要となるという問題がある。
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、本体の設置位置にかかわらずハンドルの回転操作を可能にするガス栓を提供することにある。
この目的を達成するための本発明に係るガス栓は、
回転軸周りの回動によりガス流路を開閉する栓体を栓体収容部に収容する本体と、
回転伝導手段を介して前記栓体に接続されるハンドルとを備え、当該ハンドルの回転操作により前記栓体を回転軸周りに回動させて前記ガス流路を開閉するガス栓であって、
その特徴構成は、前記回転伝導手段が、
一端が前記ハンドルと一体回転可能に連結され、他端の回転により、前記栓体を回動させる可撓性の回転伝導部材と、
一端が前記ハンドル側に位置され、他端が前記栓体収容部に連結される連結部を備え、前記回転伝導部材を内部に収納する保持部材とを備え、
前記保持部材が、ガス栓周辺の障害物を避けた形状で保形されており、
前記回転伝導部材と前記本体との間、或いは、前記回転伝導部材と前記保持部材との間
に、前記栓体がガス流路を閉止する閉止姿勢において、両者間における相対回転を阻止す
る回転阻止機構を備え、
前記回転阻止機構が作動して前記両者間の相対回転が阻止される閉止保持姿勢と、
前記回転阻止機構の作動が解除されて、前記両者間の相対回転が許容される回転許容姿
勢との間で、姿勢選択可能に構成されており、
前記保持部材を前記栓体収容部に連結した状態で、前記回転伝導部材の一端を前記栓体
から回転軸の長手方向に離間付勢する付勢部材を備え、
前記付勢部材により前記回転伝導部材が離間された姿勢が前記閉止保持姿勢であり、
前記付勢部材の付勢力に抗する前記ハンドルの押し操作により、前記回転伝導部材の一
端が前記栓体に近接された姿勢が前記回転許容姿勢であり、
前記回転伝導部材の一端が前記ハンドルと一体に連結され、
前記ハンドルと前記保持部材との間に、前記ハンドルを前記保持部材の一端部から離間
する方向に付勢するバネを備える点にある。
上記特徴構成によれば、回転伝導部材の一端がハンドルと一体回転可能に連結されているので、ハンドルの回転によって他端が回転して、他端と接続されている栓体を回動させることができ、本体とハンドルとを離間させた状態で、ハンドルの回転操作により栓体を回転させて、ガス流路を開閉することができる。
よって、例えば、既設のガス管と接続される本体を、障害物などが存在してハンドルの回転操作が不可能な位置に配設した場合でも、本体から離間したハンドルを、障害物などが存在しない位置であって、回転操作が可能な位置に配設することで、本体の設置位置にかかわらずハンドルの回転操作を可能にすることができる。
また、可撓性を有する回転伝導部材を内部に収納し、一端をハンドル側に位置するとともに、他端を栓体収容部に連結した保持部材を備えるので、保持部材の形状を、例えば、本体の周囲に存在する障害物を避ける形状に保形して形状形成することで、可撓性を有する回転伝導部材は保持部材の形状に合わせて変形して、保持部材とともに障害物を避ける状態でハンドルと栓体とを接続することができ、ハンドルの回転操作により栓体を回転させて、ガス流路を開閉することが可能となる。
また、回転阻止機構を備えるので、栓体がガス流路を閉止する閉止姿勢において、回転伝導部材と前記本体との間、或いは、回転伝導部材と保持部材との間の相対回転を阻止する閉止保持姿勢と、それらの相対回転が許容される回転許容姿勢との間で、姿勢選択を行うことができる。そして、閉止保持姿勢を選択することで、ガス流路を閉止する閉止姿勢で相対回転が阻止されるので、ガス漏れに対する安全面を向上することができつつ、回転許容姿勢を選択することで、ガス流路を開通することができる。
さらに、付勢部材により回転伝導部材が栓体から離間された姿勢が閉止保持姿勢とされるので、人手によってハンドルの押し操作を行なわない限りは、閉止保持姿勢とされて、栓体がガス流路を閉止する閉止姿勢が維持されることとなり、ガス漏れに対する安全性を向上することができる。一方、閉止保持姿勢から回転許容姿勢への姿勢変更は、ハンドルの押し操作という簡単な操作によって行なうことができる。また、その押し操作に引き続いてハンドルを回転操作して栓体を回転させることで、ガス流路を開通する状態とすることができる。
本発明に係るガス栓の更なる特徴構成は、
前記回転伝導部材の表面に、回転量に従って表示状態が変わる回転表示部を備え、
前記保持部材に、前記回転表示部が確認できる確認用開口部が設けられた点にある。
上記特徴構成によれば、回転伝導部材の表面に、ハンドルの回転操作による回転伝導部材の回転量に従って表示状態が変わる回転表示部が設けられ、その回転伝導部材を保持する保持部材に、その回転表示部が確認できる確認用開口部が設けられているので、確認用開口部によって回転表示部の表示状態を確認することで、ハンドルの回転操作による回転伝導部材の回転量を確認することができる。これにより、回転伝導部材と接続する栓体の回転を把握して、ガス流路の開閉状態を確認することができる。
第1参考例に係るガス栓の閉状態の断面斜視図 第1参考例に係るガス栓の閉状態にある回転阻止機構を示す縦断面図(a)と横断面図(b) 第1参考例に係るガス栓のハンドル側の分解斜視図(a)及び本体側の分解斜視図(b) 第1参考例に係るガス栓の回転阻止機構の動作を示す斜視図 第1参考例に係るガス栓の開状態の断面斜視図 栓体の開状態及び閉状態において、確認用開口部から確認できる回転表示部を示す図。 第2参考例に係るガス栓の閉状態の断面斜視図 第2参考例に係るガス栓のハンドル側の分解斜視図(a)及び本体側の分解斜視図(b)
〔第1参考例
以下、本発明の参考例について図面に基づいて説明する。
図1に示すように、第1参考例に係るガス栓は、回転軸P周りの回動によりガス流路Wを開閉する栓体1を栓体収容部11に収容する本体10と、回転伝導手段2を介して栓体1に接続されるハンドル3とを備え、当該ハンドル3の回転操作により栓体1を回転軸P周りに回動させてガス流路Wを開閉する。
図1及び図2に示すように、本体10には、上方に開放すると共に逆円錐台形状の栓体1を回動自在に収容する収容部10aと、その収容部10aの上方開放端に接続される筒状部10bとで構成される栓体収容部11が形成されている。
そして、栓体収容部11の筒状部10bの外周面にはネジ部が形成されて、保持部材5の保持部材他端部5bの内周ネジ部5d(連結部の一例)と螺合して、本体10と保持部材5とが固定されている。
また、筒状部10bと収容部10aとの境界部分には、段部10dが形成されている。この段部10dによって、付勢部材8の付勢力に反するハンドル3の押し下げ動作に伴う回転伝導部材他端部4bの下方への押し下げ位置が規制されている。そして、図2及び図3に示すように、筒状部10bの内周部の上方には、内周溝10cが設けられ、その内周溝10cに回転規制板9が設けられている。
図1から図3に示すように、栓体1は、栓体収容部11の収容部10aに摺動回転可能に収容される。この栓体1にはガスを流通させる連通孔1aが貫通されて形成されている。この連通孔1aの直径は、ガス流路Wの直径と略同等とされ、栓体収容部11に栓体1が収容された状態で、連通孔1aとガス流路Wの軸の高さ方向(図1中上下方向)の位置が略同じ位置となるように形成されている。
また、栓体1の上面には、後述する回転伝導部材4に相対回転阻止状態に連結させるための略直方体状の凸部1cが設けられており、その凸部1cを囲むように、付勢部材8を受けるための環状溝部1dが形成されている。
そして、環状溝部1dに設けられる付勢部材8は、回転伝導部材4の一端を栓体1から回転軸Pの長手方向に離間付勢するように構成されている。
そして、本体10とハンドル3との間に設けられた回転伝導手段2は、回転伝導手段2は、回転伝導部材一端部4a(一端に相当)がハンドル3と一体回転可能に連結され、回転伝導部材他端部4b(他端に相当)の回転により、栓体1を回動させる可撓性の回転伝導部材4と、保持部材一端部5a(一端に相当)がハンドル3側に位置され、保持部材他端部5b(他端に相当)が栓体収容部11に連結される内周ネジ部5d(連結部の一例)を備え、回転伝導部材4を内部に収納する保持部材5とを備えて構成されている。
回転伝導部材4は、回転伝導部材一端部4aと回転伝導部材他端部4bとの間に延長軸部4cが設けられており、この延長軸部4cは、例えば、強度及び耐久性を有する硬鋼線を右巻、左巻交互に数層巻いて構成されるフレキシブルシャフト等で形成されて屈曲自在に構成されて、回転伝導部材一端部4aに接続されるハンドル3に与えられた回転伝導部材4の軸方向の押圧力を回転伝導部材他端部4bに伝えることができるとともに、ハンドル3に与えられた回転力を、回転伝導部材他端部4bに接続された栓体1に伝達可能に構成されている。
つまり、付勢部材8によって、回転伝導部材4はハンドル3側に付勢されているが、この付勢部材8の付勢力に抗するハンドル3の押し操作による押圧力により、回転伝導部材4の回転伝導部材他端部4bを栓体1に近接させることができる。また、ハンドル3の回転操作により回転伝導部材他端部4bに接続された栓体1を回転させることができる。
そして、回転伝導部材4のハンドル3側の外周表面には、ハンドル3による回転伝導部材4の回転量に従って表示状態が変わる回転表示部4eが備えられている(図6(c)参照)。
保持部材5は、回転伝導部材4の外周を覆う状態で設けられ、回転伝導部材4を内部に回転可能に収容している。そして、保持部材一端部5aと保持部材他端部5bとの間に、回転伝導部材4の延長軸部4cを収容し、延長軸部4cの変形とともに変形可能な可撓性長尺部5cを備えて構成されている。
また、保持部材5に、回転表示部4eが確認できる確認用開口部5eが設けられ、回転伝導部材4の表面の回転表示部4eを確認することができる。これにより、回転伝導部材4の回転の状態、つまり、回転伝導部材4に接続されている栓体1の回転状態を把握して、ガス流路Wの開閉状態を確認することができる。
保持部材一端部5aに設けられた円筒部5fは、ハンドル3の内周部よりも若干小さい直径に形成されて、ハンドル3を回転可能に支持するように構成されており、これによって、ハンドル3の回転操作をスムーズに行なうことができる。
円筒部5fとハンドル3との間に設けられたバネ5gは、ハンドル3を保持部材一端部5aから離間する方向に付勢して、ハンドル3と保持部材一端部5aとが離間する状態に維持している。
そして、図1に示すように、円筒部5fは、例えば、ガス栓が設けられるコンロなどを載置するキッチンなどの部屋の壁12に固定し、ハンドル3を安定させた状態として使用することができる。その際、確認用開口部5eの視認性を確保するため、円筒部5fと壁12との間にスペーサ12aを設けてもよい。
図1、図2及び図3(b)に示すように、筒状部10bの内周部の上方には、内周溝10cが設けられ、その内周溝10cに回転規制板9が配設されている。回転規制板9は内側に被係合孔9aを有する円盤状の部材である。被係合孔9aは被係合部9b及び回転規制部9cを有している。回転規制板9の外周端には、張出部9dが形成されている。この張出部9dは、回転規制板9の本体10への配置状態において、本体10の切欠き10eに係合する。これらが係合することで、回転規制板9が本体10に対して回り止めされる。また、回転規制板9の上面には、回転規制板9とともに、本体10の内周溝10cに入り込んで、回転規制板9を上側から押さえている止め部材14が配置されている。
そして、回転規制板9の下面に、付勢部材8によって付勢された回転伝導部材4の回転伝導部材他端部4bが当接するように構成されている。
図1及び図3(a)に示すように、回転伝導部材4の回転伝導部材一端部4aには、回転伝導部材4と一体回転可能に連結されたプラスチック製等のハンドル3が取り付けられている。このハンドル3の中心には、貫通孔が形成されている。この貫通孔は、内側下面の係合孔部3aと、上端の大孔部3bと、これらの間の連通孔部3cとからなる。ハンドル3の貫通孔の係合孔部3aは、回転伝導部材4の回転伝導部材一端部4aと係合している。そして、ハンドル3の貫通孔内にはネジ3dが挿通されており、このネジ3dは係合孔部3aに係合する回転伝導部材一端部4aのネジ孔4fに止められている。これにより、ハンドル3の回転操作によって回転伝導部材4を回転させることができる。
図2及び図4に示すように、栓体1がガス流路Wを閉止する閉止姿勢において、両者間における相対回転を阻止する回転阻止機構Vが、回転伝導部材4と本体10との間に備えられている。この回転阻止機構Vは、回転伝導部材他端部4bの係合部4dと回転規制板9の被係合部9bとで構成されている。
この回転阻止機構Vが作動して両者間の相対回転が阻止される閉止保持姿勢と、回転阻止機構Vの作動が解除されて、回転伝導部材4と本体10との間の相対回転が許容される回転許容姿勢との間で、姿勢選択が可能に構成されている。
ここで、回転阻止機構Vが作動している状態とは、回転伝導部材他端部4bの係合部4dが回転規制板9の被係合部9bに係合している状態(相対回転が阻止される状態)のことである。また、回転阻止機構Vの作動が解除された状態とは、付勢部材8の付勢力に抗するハンドル3の押し操作により、回転伝導部材他端部4bの係合部4dと回転規制板9の被係合部9bとの係合が解除された状態(相対回転が許容される状態)である。
つまり、図4(a)に示すように、付勢部材8の付勢力を受けて回転伝導部材4が上がり、回転規制板9の被係合部9bに回転伝導部材4の係合部4dが係合する状態(回転阻止機構Vが作動した状態)が閉止保持姿勢であり、この姿勢において回転伝導部材4は回転不能となる。この状態で栓体1が閉状態(本体10内のガス流路Wと栓体1の連通孔1aとの軸の方向が合っていない状態:図1の状態)となり、ガス流路Wにおいてガスが流通されない状態となる。
一方、図4(b)〜(d)に示すように、付勢部材8の付勢力に抗して回転伝導部材4が下がり、回転規制板9の被係合部9bと回転伝導部材4の係合部4dとの係合が解除されて、回転規制板9の被係合孔9a内で回転伝導部材4が回転可能となる状態(回転阻止機構Vの作動が解除された状態)が回転許容姿勢である。閉止保持姿勢からハンドル3の押し操作により係合部4dと回転規制板9の被係合部9bとの係合が解除された状態(図4(d)参照)から、ハンドル3の押し回し操作により、回転規制板9の被係合孔9a内で回転規制部9cに回転伝導部材他端部4bの係合部4dを構成する凸部が当接する状態(図4(d)参照)となるまで90°回転可能であり、それ以上の回転は不能となる。この状態で栓体1が開状態(本体10内のガス流路Wと栓体1の連通孔1aとの軸の方向が合った状態:図5の状態) となり、ガス流路Wにおいてガスが流通する状態となる。
このガス栓の操作は、ガス栓を開く際には、人手でハンドル3の押し操作を行ない、回転伝導部材4を付勢部材8の付勢力に抗して押し下げる。すると、回転規制板9の被係合部9bから回転伝導部材4の係合部4dが外れ、回転阻止機構Vが、回転阻止姿勢から回転許容姿勢となり、ハンドル3の回転操作が可能になる。そして、人手でハンドル3を押したまま回す押し回し操作を行なうと、これと同時にハンドル3と回転伝導部材4を介して接続されている栓体1も本体10の栓体収容部11内で回転し、本体10のガス流路Wと栓体1の連通孔1aとの軸の方向が合って、栓体1を開状態とすることができる。この時、確認用開口部5eにおいて、図5及び図6(b)に示すように、回転表示部4eに表示されている「○」の形状の記号が視認されるように構成されている。
一方、ガス栓を閉じる際には、ハンドル3を栓体1のガス流路Wが閉止される位置に回しきって、栓体1を閉状態としてから人手を離すと、回転伝導部材4が付勢部材8の付勢力を受けて上側に移動し、回転伝導部材4の係合部4dが回転規制板9の被係合部9bに入り込む。これにより、回転阻止機構Vが、回転阻止姿勢となり、回転伝導部材4及び栓体1、ハンドル3が回転不能となる。この時、確認用開口部5eにおいて、図1及び図6(a)に示すように、回転表示部4eに表示されている「−」の形状の記号が視認されるように構成されている。なお、図6(c)に示すように、回転表示部4eは、延長軸部4cの表面上の外周部に設けられている。
〔第2参考例
図7及び図8に示す第2参考例は、回転阻止機構Vとしての、回転伝導部材他端部4bの係合部4d及び回転規制板9の被係合部9bが、回転伝導部材4の回転伝導部材一端部4aと保持部材5の保持部材一端部5aとの間に設けられている点で第1参考例と異なる。この第2参考例においては、止め部材14、回転規制板9は円筒部5fの内周面に設けられた内周溝5iに設けられている。そして、回転規制板9の張出部9dは、円筒部5fの切欠き5j(図8(a)参照)に係合する。これらが係合することで、回転規制板9が保持部材5に対して回り止めされる。
一方、本体10の筒状部10bの内周溝10cには、他端部規制部材13が設けられ、付勢部材8によって上方に付勢されている回転伝導部材一端部4aの上面と当接して、回転伝導部材4の回転伝導部材一端部4aの付勢部材8による付勢方向への移動を規制している(図8(b)参照)。
この回転阻止機構Vが作動して両者間の相対回転が阻止される閉止保持姿勢と、回転阻止機構Vの作動が解除されて、回転伝導部材4と保持部材5との間の相対回転が許容される回転許容姿勢との間で、姿勢選択が可能に構成されている。
ここで、回転阻止機構Vが作動している状態とは、回転伝導部材一端部4aの係合部4dが回転規制板9の被係合部9bに係合している状態のことであり、付勢部材8により回転伝導部材4が栓体1から離間された状態で、回転伝導部材一端部4aの係合部4dが回転規制板9の被係合部9bに係合している姿勢が閉止保持姿勢であり、付勢部材8の付勢力に抗するハンドル3の押し操作により、回転伝導部材一端部4aの係合部4dと回転規制板9の被係合部9bとの係合が解除されて、回転伝導部材4の回転伝導部材他端部4bが栓体1に近接された姿勢が回転許容姿勢である。
上記参考例について補足する。
上記参考例においては、保持部材5において回転伝導部材4の延長軸部4cを保持する可撓性長尺部5cが設けられ、可撓性長尺部5cが延長軸部4cとともに変形可能に構成されている。
この構成によれば、保持部材5が回転伝導部材4とともに変形可能な可撓性長尺部5cを備えるので、保持部材5に保持される可撓性を有する回転伝導部材4とともに、変形自在な回転伝導手段を構成され、本体10の設置位置を固定した状態で回転伝導手段を自在に変形させて、その周囲に存在する障害物等を避ける状態で、この回転伝導手段によって本体10とハンドル3とを接続することができる。その際、ハンドル3の配設位置についても障害物等を避けつつ、所望の位置に配置することができる。
施形態〕
本発明の実施形態では、保持部材5において回転伝導部材4の延長軸部4cを保持する部位が、例えば、ガス栓周辺の障害物を避けることができる形状で保形された保形部材によって構成される。その他の構成は、上述の参考例と同様に構成される
〔別実施形態〕
)上記実施形態においては、保持部材5の円筒部5fを壁12に設置したが、これに限らず、壁12以外の既設物に円筒部5fを設置してもよいし、円筒部5fをどこにも設置しない状態で使用してもよい。
)上記実施形態においては、回転阻止機構Vは、回転伝導部材4と本体10との間、或いは、回転伝導部材4と保持部材5との間に設けられたが、これに限らず、ハンドル3と保持部材5との間に設けてもよいし、回転伝導部材4と栓体1との間に設けてもよい。
)上記実施形態においては、回転伝導部材4の延長軸部4cを、強度及び耐久性を有する硬鋼線を右巻、左巻交互に数層巻いて構成されるフレキシブルシャフト等で形成されて屈曲自在に構成されたが、これに限らず、延長軸部4cを樹脂製のフレキシブルシャフトとして構成してもよい。
)上記実施形態においては、回転伝導部材4の回転伝導部材一端部4a、回転伝導部材他端部4b及び延長軸部4cが一体として設けられたが、これに限らず、回転伝導部材一端部4a、回転伝導部材他端部4b及び延長軸部4cが、それぞれ切り離し自在に構成されていてもよい。
(E)上記実施形態においては、回転伝導部材4の回転表示部4eに記号「−」と記号「○」とを付して、確認用開口部5eから確認される、これらの記号により、回転伝導部材4の回転量が表示されるものとしたが、これに限らず、他の記号で回転伝導部材4の回転量が表示されるものとしてもよい。また、回転表示部4eに色彩を付して、色彩の変化により回転伝導部材4の回転量が表示されるものとしてもよい。
〔別参考例〕
上記参考例においては、保持部材5の保持部材一端部5a、保持部材他端部5b及び可撓性長尺部5cが一体として設けられたが、これに限らず、保持部材一端部5a、保持部材他端部5b及び可撓性長尺部5cが、それぞれ切り離し自在に構成されていてもよい。
以上説明したように、本体の設置位置にかかわらずハンドルの回転操作を可能にするガス栓を提供することができる。
1 栓体
2 回転伝導手段
3 ハンドル
4 回転伝導部材
4a 一端(回転伝導部材一端部)
4b 他端(回転伝導部材他端部)
4e 回転表示部
5 保持部材
5a 一端(保持部材一端部)
5b 他端(保持部材他端部)
5c 可撓性長尺部
5d 連結部(内周ネジ部)
5e 確認用開口部
8 付勢部材
10 本体
11 栓体収容部
P 回転軸
V 回転阻止機構
W ガス流路

Claims (2)

  1. 回転軸周りの回動によりガス流路を開閉する栓体を栓体収容部に収容する本体と、
    回転伝導手段を介して前記栓体に接続されるハンドルとを備え、当該ハンドルの回転操作により前記栓体を回転軸周りに回動させて前記ガス流路を開閉するガス栓であって、
    前記回転伝導手段が、
    一端が前記ハンドルと一体回転可能に連結され、他端の回転により、前記栓体を回動させる可撓性の回転伝導部材と、
    一端が前記ハンドル側に位置され、他端が前記栓体収容部に連結される連結部を備え、前記回転伝導部材を内部に収納する保持部材とを備え、
    前記保持部材が、ガス栓周辺の障害物を避けた形状で保形されており、
    前記回転伝導部材と前記本体との間、或いは、前記回転伝導部材と前記保持部材との間に、前記栓体がガス流路を閉止する閉止姿勢において、両者間における相対回転を阻止する回転阻止機構を備え、
    前記回転阻止機構が作動して前記両者間の相対回転が阻止される閉止保持姿勢と、
    前記回転阻止機構の作動が解除されて、前記両者間の相対回転が許容される回転許容姿勢との間で、姿勢選択可能に構成されており、
    前記保持部材を前記栓体収容部に連結した状態で、前記回転伝導部材の一端を前記栓体から回転軸の長手方向に離間付勢する付勢部材を備え、
    前記付勢部材により前記回転伝導部材が離間された姿勢が前記閉止保持姿勢であり、
    前記付勢部材の付勢力に抗する前記ハンドルの押し操作により、前記回転伝導部材の一端が前記栓体に近接された姿勢が前記回転許容姿勢であり、
    前記回転伝導部材の一端が前記ハンドルと一体に連結され、
    前記ハンドルと前記保持部材との間に、前記ハンドルを前記保持部材の一端部から離間する方向に付勢するバネを備えたガス栓。
  2. 前記回転伝導部材の表面に、回転量に従って表示状態が変わる回転表示部を備え、
    前記保持部材に、前記回転表示部が確認できる確認用開口部が設けられた請求項に記載のガス栓。
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