JP6126050B2 - 分離槽 - Google Patents
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Description
分離槽としては、例えば、特許文献1に開示されているものが知られている。分離槽内では、比重差によって油がクーラントの液面に浮上する。クーラントの液面に浮上した油は、排出管を介して廃油回収タンクに導かれる。そして、油が分離されて浄化されたクーラントは加工機の貯留タンクに戻されて、加工対象物に対して再び供給される。
例えば、クーラントには界面活性剤が含まれているため、クーラントは泡立ち易い性質を持っている。よって、加工機の加圧ポンプ16の循環によって貯留タンク11の液面に気泡が発生し易くなる場合がある。その場合、ポンプ18によって貯留タンク11の第2領域11bから送られるクーラントは、気泡と共に送られる。そして、第2配管32及び供給部24を介して多孔質部材22の内部に供給されたクーラントに気泡が混入している場合がある。なお、気泡の表面を覆う膜の成分は主にクーラントであり、気泡の膜の表面には油(油滴)が付着している。このような気泡は、多孔質部材22の内部で、比重差によってクーラントの液面に浮上している油の液面に浮上する。そして、油の液面に浮上した気泡は、クーラントの液面に浮上した油よりも重力方向の上側に突出している多孔質部材22の一部に接触することで崩壊し、気泡が崩壊したことにより生じた気体は、多孔質部材22及びガード部材23の各孔を通過して大気へ放出される。
(1)多孔質部材22の一部が、油排出部27における本体部21内側の開口よりも重力方向の上側に位置している。これによれば、油排出部27に合わせて油の液面が形成され、この油の液面に浮上した気泡は、クーラントの液面に浮上した油よりも重力方向の上側に突出している多孔質部材22の一部に接触することで崩壊し、気泡が崩壊したことにより生じた気体は、多孔質部材22を通過して大気へ放出される。そして、気泡が崩壊したことにより生じるクーラント及び油は、多孔質部材22を伝ってクーラントの液面に戻って、比重差によって油のみがクーラントの液面に浮上する。よって、クーラントの液面に浮上した気泡が油と共に油排出部27から排出されてしまうことを抑制することができるため、分離槽20でのクーラントからの油の分離効率を向上させることができる。
・ 図3に示すように、多孔質部材22の蓋部22e及びガード部材23の蓋部23eとは反対側が、油排出部27における本体部21内側の開口よりも重力方向の上側に位置していてもよい。そして、供給部24Aにおける本体部21内側の開口寄りが多孔質部材22の開口を介して多孔質部材22の内部に挿入されており、多孔質部材22の蓋部22e寄りで供給部24Aを折り曲げて、供給部24における本体部21内側の開口が重力方向の上側に向けて開口するようにしてもよい。なお、多孔質部材22の開口は、閉塞部に相当する受け部40によって閉塞されている。これによれば、気泡が多孔質部材22の開口を介して多孔質部材22外に排出されてしまうことを防止することができる。
・ 実施形態において、受け部40は、供給部24に固定されていなくてもよく、本体部21内において、図示しない支持部によって本体部21に対して支持されていてもよい。
・ 実施形態において、例えば、供給部24における本体部21内側の開口が重力方向に対して交差する方向に向けて開口していてもよい。
・ 実施形態において、多孔質部材22の材質は特に限定されるものではなく、例えば、多孔質部材22は、金属製や樹脂製の多孔質性構造のものであってもよい。また、多孔質部材22は、表面濾過性の素材のものであってもよい。要は、気泡が多孔質部材22に接触することで崩壊し、気泡が崩壊したことにより生じた気体が、多孔質部材22を通過して大気へ放出可能であればよい。
・ 実施形態において、分離槽20は、クーラントを浄化する浄化装置10以外の装置に組み込まれていてもよい。要は、油が混入されている液体はクーラントに限らず、油が混入されている液体から油などを比重差によって分離するために分離槽20が用いられるのであれば、分離槽20が組み込まれる装置の対象は特に限定されるものではない。
Claims (4)
- 油が混入された液体が供給される本体部を有するとともに、前記本体部内で、油が比重差によって液体の液面に浮上することで油を液体から分離する分離槽であって、
前記本体部内には、有蓋筒状の多孔質部材が設けられており、
前記本体部は、前記多孔質部材の内部に前記本体部内側の開口が位置するとともに油が混入された液体を前記多孔質部材の内部に供給する供給部と、
前記供給部における前記本体部内側の開口よりも重力方向の上側に前記本体部内側の開口が位置するとともに前記多孔質部材を通過して前記本体部内で油が分離された液体を排出する液体排出部と、
前記液体排出部における前記本体部内側の開口よりも重力方向の上側に前記本体部内側の開口が位置するとともに液体の液面に浮上した油を排出する油排出部と、を有し、
前記多孔質部材の一部が、前記油排出部における前記本体部内側の開口よりも重力方向の上側に位置していることを特徴とする分離槽。 - 前記多孔質部材は有蓋筒状であるとともに、前記多孔質部材の蓋部とは反対側が開口しており、前記多孔質部材の前記蓋部寄りは、前記油排出部における前記本体部内側の開口よりも重力方向の上側に位置しており、前記供給部における前記本体部内側の開口寄りが前記多孔質部材の開口を介して前記多孔質部材の内部に挿入されており、
前記供給部の周りには、前記多孔質部材の開口を閉塞する閉塞部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の分離槽。 - 前記多孔質部材は有蓋筒状であるとともに、前記多孔質部材の蓋部とは反対側が開口しており、前記多孔質部材の前記蓋部とは反対側は、前記油排出部における前記本体部内側の開口よりも重力方向の上側に位置しており、前記供給部における前記本体部内側の開口寄りが前記多孔質部材の開口を介して前記多孔質部材の内部に挿入されており、
前記供給部の周りには、前記多孔質部材の開口を閉塞する閉塞部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の分離槽。 - 前記供給部における前記本体部内側の開口が重力方向の上側に向けて開口していることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の分離槽。
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JP2014141582A JP6126050B2 (ja) | 2014-07-09 | 2014-07-09 | 分離槽 |
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JP2014141582A Active JP6126050B2 (ja) | 2014-07-09 | 2014-07-09 | 分離槽 |
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