JP6126050B2 - 分離槽 - Google Patents

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本発明は、油が比重差によって液体の液面に浮上することで油を液体から分離する分離槽に関する。
従来から、加工対象物を冷却したり、刃具に対する加工対象物の潤滑を良くしたり、加工対象物から切削屑や研削屑を排除したりするために、加工対象物に対してクーラント(水溶性切削液)を供給しつつ切削や研削等の加工を施す加工機が広く知られている。こうした加工機においては、クーラントの使用量及び廃棄量を低減するために、クーラントを使用可能とされる期間を長くすることが望まれている。しかしながら、加工に用いられた使用済みのクーラント中には、加工対象物の微細な切削屑や研削屑、加工機に用いられている潤滑油等の油等が混入していることがある。クーラントに混入されている切削屑や研削屑、油等は、クーラントの腐敗を促進させる。
そこで、近年では、クーラントに混入されている切削屑や研削屑を捕捉したり、クーラントに混入されている油を分離したりして、クーラントを浄化する浄化装置が開発されている。浄化装置は、クーラントに混入されている切削屑や研削屑を捕捉するフィルタ装置と、クーラントから油を分離する分離槽と、加工機の貯留タンク内の使用済みのクーラントをフィルタ装置及び分離槽へと順に送るポンプとを備えている。
フィルタ装置は、切削屑や研削屑を捕捉する濾材を有する。そして、クーラントが濾材を通過する際に、濾材によって切削屑や研削屑が捕捉される。
分離槽としては、例えば、特許文献1に開示されているものが知られている。分離槽内では、比重差によって油がクーラントの液面に浮上する。クーラントの液面に浮上した油は、排出管を介して廃油回収タンクに導かれる。そして、油が分離されて浄化されたクーラントは加工機の貯留タンクに戻されて、加工対象物に対して再び供給される。
特開2004−305847号公報
ところで、クーラントには界面活性剤が含まれているため、クーラントは泡立ち易い性質を持っている。よって、加工機のポンプの循環によって貯留タンクの液面に気泡が発生し易くなる場合がある。また、クーラントの液面に浮上した油を回収するために貯留タンクの液面付近のクーラントを吸い込むときにも空気を吸い込んで分離槽へ送られるため、分離槽内では、クーラントと共に送られた空気が気泡となって、クーラントの液面に浮上した油の液面に浮上してくる場合がある。すると、気泡は、クーラントの液面に浮上した油と共に排出管を介して廃油回収タンクに導かれる。気泡の表面を覆う膜の成分は主にクーラントであることから、気泡が排出管を介して廃油回収タンクに導かれる分だけ、クーラントが無駄に廃油回収タンクに回収されてしまうことになる。すなわち、分離槽での液体からの油の分離効率が低下してしまっている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、液体からの油の分離効率を向上させることができる分離槽を提供することにある。
上記課題を解決する分離槽は、油が混入された液体が供給される本体部を有するとともに、前記本体部内で、油が比重差によって液体の液面に浮上することで油を液体から分離する分離槽であって、前記本体部内には、有蓋筒状の多孔質部材が設けられており、前記本体部は、前記多孔質部材の内部に前記本体部内側の開口が位置するとともに油が混入された液体を前記多孔質部材の内部に供給する供給部と、前記供給部における前記本体部内側の開口よりも重力方向の上側に前記本体部内側の開口が位置するとともに前記多孔質部材を通過して前記本体部内で油が分離された液体を排出する液体排出部と、前記液体排出部における前記本体部内側の開口よりも重力方向の上側に前記本体部内側の開口が位置するとともに液体の液面に浮上した油を排出する油排出部と、を有し、前記多孔質部材の一部が、前記油排出部における前記本体部内側の開口よりも重力方向の上側に位置している。
上記分離槽において、前記多孔質部材は有蓋筒状であるとともに、前記多孔質部材の蓋部とは反対側が開口しており、前記多孔質部材の前記蓋部寄りは、前記油排出部における前記本体部内側の開口よりも重力方向の上側に位置しており、前記供給部における前記本体部内側の開口寄りが前記多孔質部材の開口を介して前記多孔質部材の内部に挿入されており、前記供給部の周りには、前記多孔質部材の開口を閉塞する閉塞部が設けられていることが好ましい。
上記分離槽において、前記多孔質部材は有蓋筒状であるとともに、前記多孔質部材の蓋部とは反対側が開口しており、前記多孔質部材の前記蓋部とは反対側は、前記油排出部における前記本体部内側の開口よりも重力方向の上側に位置しており、前記供給部における前記本体部内側の開口寄りが前記多孔質部材の開口を介して前記多孔質部材の内部に挿入されており、前記供給部の周りには、前記多孔質部材の開口を閉塞する閉塞部が設けられていることが好ましい。
上記分離槽において、前記供給部における前記本体部内側の開口が重力方向の上側に向けて開口していることが好ましい。
この発明によれば、液体からの油の分離効率を向上させることができる。
実施形態における浄化装置を示す模式図。 分離槽を模式的に示す断面図。 別の実施形態における分離槽を模式的に示す断面図。
以下、分離槽を具体化した一実施形態を図1及び図2にしたがって説明する。本実施形態の分離槽は、浄化装置に組み込まれている。浄化装置は、加工機による加工対象物への切削や研削等の加工の際に、加工対象物を冷却するために用いられた液体であるクーラントを浄化するものである。
図1に示すように、浄化装置10は、クーラントに混入されている切削屑や研削屑を捕捉するフィルタ装置12と、クーラントに混入される油をクーラントから分離する分離槽20と、分離槽20でクーラントから分離された油を回収する廃油回収タンク13とを有する。
加工機の貯留タンク11内は、クーラントを貯留する領域が金網等のフィルタ11kによって第1領域11aと第2領域11bとに仕切られている。第1領域11aは、供給路14を介して加工機本体15に接続されている。供給路14には、加圧ポンプ16が設けられている。そして、第1領域11aに貯留されているクーラントは、加圧ポンプ16の駆動によって供給路14を介して加工機本体15に供給される。これにより、加工機本体15による加工対象物への切削や研削等の加工の際に加工対象物がクーラントによって冷却される。
加工機本体15において用いられた使用済みのクーラントは排出路17を介して第2領域11bに排出される。この場合、使用済みのクーラントには、加工対象物の切削屑や研削屑、加工機本体15に用いられている潤滑油等の油が混入している。したがって、第2領域11bに貯留されるクーラントは、加工対象物の切削屑や研削屑、油が混入された状態になっている。
貯留タンク11の第2領域11bは、第1配管31を介してフィルタ装置12に接続されている。フィルタ装置12は、第2配管32を介して分離槽20に接続されている。分離槽20は、第3配管33を介して貯留タンク11の第1領域11aに接続されている。また、分離槽20は、第4配管34を介して廃油回収タンク13に接続されている。
第2配管32にはポンプ18が設けられている。そして、ポンプ18が駆動することにより、貯留タンク11の第2領域11b内のクーラントが、第1配管31を介してフィルタ装置12を通過するとともに、第2配管32を介して分離槽20に送られる。
フィルタ装置12は、濾材12aを有する。そして、クーラントが濾材12aを通過する際に、濾材12aによって、クーラントに混入されている切削屑や研削屑が捕捉される。
図2に示すように、分離槽20は、油が混入されたクーラントが供給される本体部21を有する。本体部21内には、有蓋円筒状の多孔質部材22が設けられている。多孔質部材22は、例えば、ポリエステルフェルト等の親油性の低い深層濾過性の素材により形成されている。多孔質部材22の蓋部22eとは反対側は開口している。多孔質部材22は、複数の孔が形成されたパンチングメタルよりなる有蓋円筒状のガード部材23の内周面に密着した状態で設けられている。ガード部材23の蓋部23eとは反対側は開口している。多孔質部材22は、ガード部材23に対して、多孔質部材22の蓋部22eとガード部材23の蓋部23eとが接触するように配置されている。
ガード部材23における蓋部23eとは反対側の端部の外周面には雄ねじ23aが形成されている。また、多孔質部材22における蓋部22eとは反対側の端部の外周面からは、円環状のフランジ部22fが突出形成されている。フランジ部22fにおける多孔質部材22の蓋部22e側の端面は、ガード部材23における蓋部23eとは反対側の端面に接触している。
本体部21は、多孔質部材22の内部における重力方向の下側に本体部21内側の開口が位置する管状の供給部24を有する。供給部24は、本体部21の底部から多孔質部材22の内部に向けて直線状に延びている。そして、供給部24における本体部21外側の開口は第2配管32に接続されるとともに、供給部24における本体部21内側の開口寄りが多孔質部材22の開口を介して多孔質部材22の内部に挿入されている。そして、供給部24における本体部21内側の開口は、多孔質部材22の内部で、重力方向の上側に向けて開口している。
供給部24の外周面には、有底円筒状の受け部40が設けられている。受け部40は、供給部24の周りに設けられるとともに供給部24に固定される円板状の平板部41と、平板部41の外周縁全周から突出する筒部42とから形成されている。筒部42の内周面には雌ねじ42aが形成されている。そして、ガード部材23の内側に多孔質部材22を配置した状態で、ガード部材23の雄ねじ23aを筒部42の雌ねじ42aにねじ込むことで、ガード部材23が受け部40に取り付けられている。これにより、多孔質部材22の開口が受け部40によって閉塞される。よって、受け部40は、多孔質部材22の開口を閉塞する閉塞部として機能する。そして、フランジ部22fが、ガード部材23における蓋部23eとは反対側の端面と受け部40の平板部41とに挟持されることにより、多孔質部材22がガード部材23の内側で位置決めされている。本実施形態では、多孔質部材22及びガード部材23の蓋部22e,23eが重力方向の上側に位置している。
また、本体部21は、供給部24における本体部21内側の開口よりも重力方向の上側に本体部21内側の開口が位置する管状の液体排出部25を有する。液体排出部25は、供給部24における本体部21内側の開口よりも重力方向の上側から本体部21の底部に向けて直線状に延びている。液体排出部25における本体部21外側の開口は、第3配管33に接続されている。
本体部21の底部には、液体排出部25を外側から覆う筒状の区画壁26が設けられている。区画壁26と液体排出部25との間には環状の空間26aが形成されている。さらに、区画壁26における本体部21の底部寄りには、本体部21内における区画壁26よりも外側と空間26aとを連通する連通部26bが形成されている。
本体部21は、液体排出部25における本体部21内側の開口よりも重力方向の上側に本体部21内側の開口が位置する孔状の油排出部27を有する。油排出部27は、本体部21の側部に貫通形成されている。油排出部27における本体部21外側の開口は、第4配管34に接続されている。区画壁26における本体部21の底部とは反対寄りは、油排出部27における本体部21内側の開口よりも重力方向の上側に突出している。
第2配管32及び供給部24を介して多孔質部材22の内部に供給されたクーラントは、多孔質部材22及びガード部材23の各孔を通過して本体部21の内部に収容される。クーラントに混入されている油は、図2においてドットハンチングで示すように、比重差によってクーラントの液面に浮上する。これにより、油がクーラントから分離される。そして、重力方向においてクーラントの液面が液体排出部25における本体部21内側の開口を越えると、本体部21内で油が分離されたクーラントが、連通部26b及び空間26aを介して液体排出部25から第3配管33に排出される。第3配管33に排出されたクーラントは、第3配管33を通過して貯留タンク11の第1領域11aに戻されて、第1領域11aに貯留される。
重力方向においてクーラントの液面に浮上した油が油排出部27に達すると、油が油排出部27から第4配管34に排出される。すなわち、油の液面は、油排出部27に合わせて形成される。第4配管34に排出された油は、第4配管34を通過して廃油回収タンク13に排出され、廃油回収タンク13に回収される。
多孔質部材22及びガード部材23の一部である蓋部22e,23e寄りは、油排出部27における本体部21内側の開口よりも重力方向の上側に位置している。したがって、多孔質部材22及びガード部材23の蓋部22e,23e寄りは、クーラントの液面に浮上した油よりも重力方向の上側に突出している。
次に、本実施形態の作用について説明する。
例えば、クーラントには界面活性剤が含まれているため、クーラントは泡立ち易い性質を持っている。よって、加工機の加圧ポンプ16の循環によって貯留タンク11の液面に気泡が発生し易くなる場合がある。その場合、ポンプ18によって貯留タンク11の第2領域11bから送られるクーラントは、気泡と共に送られる。そして、第2配管32及び供給部24を介して多孔質部材22の内部に供給されたクーラントに気泡が混入している場合がある。なお、気泡の表面を覆う膜の成分は主にクーラントであり、気泡の膜の表面には油(油滴)が付着している。このような気泡は、多孔質部材22の内部で、比重差によってクーラントの液面に浮上している油の液面に浮上する。そして、油の液面に浮上した気泡は、クーラントの液面に浮上した油よりも重力方向の上側に突出している多孔質部材22の一部に接触することで崩壊し、気泡が崩壊したことにより生じた気体は、多孔質部材22及びガード部材23の各孔を通過して大気へ放出される。
気泡が崩壊したことにより生じるクーラント及び油は、多孔質部材22の内周面及び外周面を伝ってクーラントの液面に戻って、比重差によって油のみがクーラントの液面に浮上する。そして、重力方向においてクーラントの液面が液体排出部25における本体部21内側の開口を越えると、本体部21内で油が分離されたクーラントが液体排出部25から排出される。さらに、重力方向においてクーラントの液面に浮上した油が油排出部27に達すると、油が油排出部27から排出される。よって、クーラントの液面に浮上した気泡が油と共に油排出部27から排出されてしまうことが抑制される。
上記実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)多孔質部材22の一部が、油排出部27における本体部21内側の開口よりも重力方向の上側に位置している。これによれば、油排出部27に合わせて油の液面が形成され、この油の液面に浮上した気泡は、クーラントの液面に浮上した油よりも重力方向の上側に突出している多孔質部材22の一部に接触することで崩壊し、気泡が崩壊したことにより生じた気体は、多孔質部材22を通過して大気へ放出される。そして、気泡が崩壊したことにより生じるクーラント及び油は、多孔質部材22を伝ってクーラントの液面に戻って、比重差によって油のみがクーラントの液面に浮上する。よって、クーラントの液面に浮上した気泡が油と共に油排出部27から排出されてしまうことを抑制することができるため、分離槽20でのクーラントからの油の分離効率を向上させることができる。
(2)多孔質部材22の開口が受け部40によって閉塞されている。これによれば、クーラントに混入されている切削屑や研削屑が多孔質部材22の開口を介して多孔質部材22外に排出されてしまうことを防止することができる。よって、多孔質部材22の内部に供給されたクーラントに混入されている切削屑や研削屑を多孔質部材22によって効率良く捕捉することができる。
(3)供給部24における本体部21内側の開口が重力方向の上側に向けて開口している。これによれば、例えば、供給部24における本体部21内側の開口が重力方向に対して交差する方向に向けて開口している場合に比べると、供給部24を介して多孔質部材22の内部に供給されたクーラントに気泡が混入している場合、この気泡が、多孔質部材22の内部で、比重差によって油の液面に浮上し易くなる。その結果、気泡を、クーラントの液面に浮上した油よりも重力方向の上側に突出している多孔質部材22の一部に接触させて崩壊させ易くすることができる。
(4)油と共に廃油回収タンク13に排出されてしまうクーラントの量が多くなるほど、廃油回収タンク13に回収された油の廃棄処理量が増加して廃棄処理費用が高くなるだけでなく、環境への負荷も大きくなる。しかし、本実施形態によれば、油の液面に浮上した気泡が油と共に油排出部27から排出されてしまうことが抑制されるため、分離槽20を備えた浄化装置10において、クーラントが油と共に油排出部27及び第4配管34を介して廃油回収タンク13に排出されてしまうことが抑制される。その結果、廃油回収タンク13に回収された油の廃棄処理量や環境への負荷を抑えることができる。
(5)油が混入されているクーラントは、多孔質部材22の内部に供給されて、多孔質部材22を通過する際に流速が減少し、油は多孔質部材22に接触することでクーラントの液面に向けて浮上し易くなる。その結果、分離槽20でのクーラントからの油の分離効率の向上を図ることができる。
(6)例えば、切削屑や研削屑が混入されているクーラントがフィルタ装置12の濾材12aを通過する際に、切削屑や研削屑を濾材12aによって捕捉しきれない場合がある。この場合であっても、多孔質部材22の内部に供給されたクーラントが、多孔質部材22を通過する際に、クーラントに混入されている切削屑や研削屑を多孔質部材22によって捕捉することができる。
(7)本体部21の底部には、液体排出部25を外側から覆う筒状の区画壁26が設けられている。区画壁26における本体部21の底部とは反対寄りは、油排出部27における本体部21内側の開口よりも重力方向の上側に突出している。これによれば、区画壁26の存在により、クーラントの液面に浮上した油が区画壁26内に入り込むことが無いため、区画壁26内において、クーラントの液面に油が浮上し難くなる。よって、液体排出部25から油がクーラントと共に排出されてしまうことを抑制することができ、分離槽20でのクーラントからの油の分離効率をさらに向上させることができる。
(8)ガード部材23の内側に多孔質部材22を配置した状態で、ガード部材23の雄ねじ23aを筒部42の雌ねじ42aにねじ込むことで、ガード部材23が受け部40に取り付けられている。これによれば、例えば、多孔質部材22を新しい多孔質部材22に取り換える必要がある場合に、ガード部材23を受け部40から取り外すことによって、多孔質部材22を新しい多孔質部材22に取り換えることを容易に行うことができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 図3に示すように、多孔質部材22の蓋部22e及びガード部材23の蓋部23eとは反対側が、油排出部27における本体部21内側の開口よりも重力方向の上側に位置していてもよい。そして、供給部24Aにおける本体部21内側の開口寄りが多孔質部材22の開口を介して多孔質部材22の内部に挿入されており、多孔質部材22の蓋部22e寄りで供給部24Aを折り曲げて、供給部24における本体部21内側の開口が重力方向の上側に向けて開口するようにしてもよい。なお、多孔質部材22の開口は、閉塞部に相当する受け部40によって閉塞されている。これによれば、気泡が多孔質部材22の開口を介して多孔質部材22外に排出されてしまうことを防止することができる。
・ 実施形態において、受け部40の平板部41に貫通孔が形成されていてもよい。
・ 実施形態において、受け部40は、供給部24に固定されていなくてもよく、本体部21内において、図示しない支持部によって本体部21に対して支持されていてもよい。
・ 実施形態において、受け部40を削除してもよい。
・ 実施形態において、例えば、供給部24における本体部21内側の開口が重力方向に対して交差する方向に向けて開口していてもよい。
・ 実施形態において、多孔質部材22の形状は特に限定されるものではなく、例えば、四角筒状であってもよい。
・ 実施形態において、多孔質部材22の材質は特に限定されるものではなく、例えば、多孔質部材22は、金属製や樹脂製の多孔質性構造のものであってもよい。また、多孔質部材22は、表面濾過性の素材のものであってもよい。要は、気泡が多孔質部材22に接触することで崩壊し、気泡が崩壊したことにより生じた気体が、多孔質部材22を通過して大気へ放出可能であればよい。
・ 実施形態において、区画壁26を削除してもよい。
・ 実施形態において、分離槽20は、クーラントを浄化する浄化装置10以外の装置に組み込まれていてもよい。要は、油が混入されている液体はクーラントに限らず、油が混入されている液体から油などを比重差によって分離するために分離槽20が用いられるのであれば、分離槽20が組み込まれる装置の対象は特に限定されるものではない。
20…分離槽、21…本体部、22…多孔質部材、22e…蓋部、24,24A…供給部、25…液体排出部、27…油排出部、40…閉塞部として機能する受け部。

Claims (4)

  1. 油が混入された液体が供給される本体部を有するとともに、前記本体部内で、油が比重差によって液体の液面に浮上することで油を液体から分離する分離槽であって、
    前記本体部内には、有蓋筒状の多孔質部材が設けられており、
    前記本体部は、前記多孔質部材の内部に前記本体部内側の開口が位置するとともに油が混入された液体を前記多孔質部材の内部に供給する供給部と、
    前記供給部における前記本体部内側の開口よりも重力方向の上側に前記本体部内側の開口が位置するとともに前記多孔質部材を通過して前記本体部内で油が分離された液体を排出する液体排出部と、
    前記液体排出部における前記本体部内側の開口よりも重力方向の上側に前記本体部内側の開口が位置するとともに液体の液面に浮上した油を排出する油排出部と、を有し、
    前記多孔質部材の一部が、前記油排出部における前記本体部内側の開口よりも重力方向の上側に位置していることを特徴とする分離槽。
  2. 前記多孔質部材は有蓋筒状であるとともに、前記多孔質部材の蓋部とは反対側が開口しており、前記多孔質部材の前記蓋部寄りは、前記油排出部における前記本体部内側の開口よりも重力方向の上側に位置しており、前記供給部における前記本体部内側の開口寄りが前記多孔質部材の開口を介して前記多孔質部材の内部に挿入されており、
    前記供給部の周りには、前記多孔質部材の開口を閉塞する閉塞部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の分離槽。
  3. 前記多孔質部材は有蓋筒状であるとともに、前記多孔質部材の蓋部とは反対側が開口しており、前記多孔質部材の前記蓋部とは反対側は、前記油排出部における前記本体部内側の開口よりも重力方向の上側に位置しており、前記供給部における前記本体部内側の開口寄りが前記多孔質部材の開口を介して前記多孔質部材の内部に挿入されており、
    前記供給部の周りには、前記多孔質部材の開口を閉塞する閉塞部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の分離槽。
  4. 前記供給部における前記本体部内側の開口が重力方向の上側に向けて開口していることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の分離槽。
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