JP6124851B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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本発明は、室内機の形態や運転状態に関わらず設定消費電力が一定となる圧縮機の運転周波数を設定する空気調和装置に関するものである。
従来の空気調和装置においては、空気調和装置の入力側に消費電力を検出するセンサーを設け、このセンサーにより検出された消費電力から圧縮機の運転周波数を決定し、消費電力が設定値を超えたときに圧縮機の運転周波数を下げて、消費電力が設定値以下となるようにするものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の空気調和装置として、圧縮機の吐出温度を検出するシェル吐出温度検出器と、シェル吐出圧力を検出するシェル吐出圧力検出器と、吸入温度を検出するシェル吸入検出器と、シェル吸入圧力を検出するシェル吸入検出器と、圧縮機の仕事量を演算するエンタルピ演算器と、現在の圧縮機のトルクを推定するトルク推定器と、効率を演算する効率確認器とで構成されたものがある。この空気調和装置においては、最適な効率になるように圧縮機の1次電圧と位相角を補正している(例えば、特許文献2参照)。
特開平5−44980号公報(要約、図1) 特開平7−146015号公報(要約、図1)
特許文献1に記載の空気調和装置では、消費電力及び室外機の運転状態から圧縮機の運転周波数を設定し、特許文献2に記載の空気調和装置では、圧縮機の1次電圧と位相角とを設定しているが、室内機の情報を考慮していない。このため、室外機に接続される室内機の形態によっては運転状態の安定に時間がかかる等の課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、室内機の形態や運転状態に関わらず空気調和装置の設定消費電力が一定となる圧縮機の運転周波数を設定する空気調和装置を得ることを目的とする。
本発明に係る空気調和装置は、少なくとも、室外熱交換器、圧縮機、前記圧縮機から吐出される冷媒ガスの吐出圧力を検出する吐出圧力センサー、冷媒ガスの吐出温度を検出する吐出温度センサー、圧縮機に吸入される冷媒ガスの吸入圧力を検出する吸入圧力センサー、冷媒ガスの吸入温度を検出する吸入温度センサーを有する室外機と、室外機に冷媒配管を介して接続される室内熱交換器を有する室内機と、室外機との組み合わせに適した室内機を代表室内機として、当該代表室内機のポテンシャル情報、及び圧縮機の定格運転時の定格吐出圧力、定格吐出温度、定格吸入圧力及び定格吸入温度が定格運転データとして格納されたメモリと、室外機に接続されている室内機から当該室内機に設定されたポテンシャル情報を読み込んで、メモリに格納された代表室内機のポテンシャル情報と比較し、その比較結果に応じて、定格運転データを基に室内機における圧縮機の目標吐出圧力、目標吐出温度、目標吸入圧力及び目標吸入温度を設定し、さらに、目標吐出圧力と吐出圧力、目標吐出温度と吐出温度、目標吸入圧力と吸入圧力、及び目標吸入温度と吸入温度をそれぞれ比較し、その比較結果から室内機及び室外機の合計の定格電力あるいは最大電力に対する設定消費電力が一定となる圧縮機の目標運転周波数を設定する制御装置とを備えたものである。
本発明によれば、室外機に接続されている室内機のポテンシャル情報と代表室内機のポテンシャル情報と比較し、その比較結果に応じて、定格運転データを基に室内機における圧縮機の目標吐出圧力、目標吐出温度、目標吸入圧力及び目標吸入温度を設定し、さらに、目標吐出圧力と吐出圧力、目標吐出温度と吐出温度、目標吸入圧力と吸入圧力、及び目標吸入温度と吸入温度をそれぞれ比較し、その比較結果から室内機及び室外機の合計の定格電力あるいは最大電力に対する設定消費電力が一定となる圧縮機の目標運転周波数を設定するようにしている。このように、圧縮機の目標運転周波数の設定に室内機のポテンシャル情報を考慮しているので、室外機に接続された室内機の形態に関わらず空気調和装置の設定消費電力が一定となる圧縮機の目標運転周波数を設定することができる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の冷媒回路の概略構成図。 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の圧縮機の制御ブロック図。 図2の制御装置の制御フローを示す図。 本発明の実施の形態2に係る空気調和装置の冷媒回路の概略構成図。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の冷媒回路の概略構成図である。
図1に示す空気調和装置100は、圧縮機1、四方弁4、室外熱交換器5、電子膨張弁6、室外送風機11、制御装置20等を備えた室外機110と、室内熱交換器7、室内送風機12等を備えた室内機120と、室外機110及び室内機120の双方を接続し、圧縮機1からの冷媒を循環させる冷媒配管10とで構成されている。
この空気調和装置100の冷媒回路は、圧縮機1、四方弁4、室外熱交換器5、電子膨張弁6及び室内熱交換器7が冷媒配管10により環状に接続されて構成されている。圧縮機1は、例えば密閉型圧縮機で、内部に電動機とこの電動機の回転に応じて冷媒ガスを圧縮する圧縮機構部とが収容されている。
前記のように構成された空気調和装置100において、暖房運転では、圧縮機1により圧縮された高温高圧の冷媒ガスは、四方弁4を通って室内熱交換器7に流れる。室内熱交換器7に流れた高温高圧の冷媒ガスは、室内送風機12からの空気により凝縮されて液化し、電子膨張弁6により絞られて低温低圧の気液二相冷媒となる。この気液二相冷媒は、室外熱交換器5へ流入し、室外送風機11からの空気(外気)により蒸発して低温低圧のガス冷媒となる。このガス冷媒は、四方弁4を通って再び圧縮機1に戻る。
即ち、暖房運転時の冷媒は、図1に示す破線矢印のように冷媒配管10を循環する。この循環によって、凝縮器として作用する室内熱交換器7では、室内送風機12からの空気が高温高圧の冷媒ガスから吸熱して室内に送り込まれ、室内を暖める。蒸発器として作用する室外熱交換器5では、室外送風機11からの空気により気液二相冷媒が吸熱される。
冷房運転の場合には、圧縮機1により圧縮された高温高圧の冷媒ガスは、四方弁4を通って室外熱交換器5に流れる。室外熱交換器5に流れた高温高圧の冷媒ガスは、室外送風機11からの空気により凝縮されて液化し、電子膨張弁6により絞られて低温低圧の気液二相冷媒となる。この気液二相冷媒は、室内熱交換器7へ流入し、室内送風機12からの空気により蒸発して低温低圧のガス冷媒となる。このガス冷媒は、四方弁4を通って再び圧縮機1に戻る。
即ち、暖房運転から冷房運転に変わると、室内熱交換器7が凝縮器から蒸発器として作用し、室外熱交換器5が蒸発器から凝縮器として作用する。よって、暖房運転時の冷媒は、図1に示す実線矢印に示すように冷媒配管10を循環する。この循環によって、凝縮器として作用する室外熱交換器5では、室外送風機11からの空気により高温高圧の冷媒ガスが吸熱される。蒸発器として作用する室内熱交換器7では、室内送風機12からの空気が気液二相冷媒から吸熱して室内に送り込まれ、室内を冷却する。
前述した冷媒回路の冷媒配管10には、吐出温度センサー2、吐出圧力センサー3、吸入圧力センサー8及び吸入温度センサー9が設置されている。吐出温度センサー2及び吐出圧力センサー3は、圧縮機1の吐出側と四方弁4との間の冷媒配管10に設置され、吸入圧力センサー8及び吸入温度センサー9は、四方弁4と圧縮機1の吸入側との間の冷媒配管10に設置されている。
吐出温度センサー2は、圧縮機1から吐出されたガス冷媒(高温高圧)の吐出温度Tdを検出し、制御装置20に入力する。吐出圧力センサー3は、前記のガス冷媒の吐出圧力Pdを検出し、制御装置20に入力する。吸入圧力センサー8は、圧縮機1に吸入されるガス冷媒(低温低圧)の吸入圧力Psを検出し、制御装置20に入力する。吸入温度センサー9は、前記のガス冷媒の吸入温度Tsを検出し、制御装置20に入力する。
図2は本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の圧縮機の制御ブロック図である。
室外機110と接続された室内機120には、予め室内機120のポテンシャル情報のGaε、Caεが設定されている。このGaε、Caεとは、冷房運転、暖房運転における室内機120のポテンシャルを示す数値で、室内熱交換器7の仕様と室内送風機12の風量とによって定まる値である。室内熱交換器7の仕様は、室内熱交換器7を例えばフィン&チューブ型熱交換器とした場合、熱交換器の列数、段数、フィンの積み幅、フィンのピッチ、フィン幅である。
メモリ21には、室外機110との組み合わせに適した、例えば運転効率の良い室内機(以下、「代表室内機」と称する)のポテンシャル情報Gaε_base、Caε_base、及び代表室内機における圧縮機1の定格運転時の定格吐出温度Td_base、定格吐出圧力Pd_base、定格吸入温度Ts_base及び定格吸入圧力Ps_baseが定格運転データとして格納されている。
代表室内機の定格運転データとは、代表室内機に設定された性能SPECであって、JIS B8615-1 にて設定されている冷房定格条件(室内27℃DB/19℃WB、室外35℃DB)、暖房定格条件(室内20℃DB、室外7℃DB/6℃WB)において、それぞれに測定されたデータを指す。
制御装置20は、室外機110に接続されている室内機120から室内機120のポテンシャル情報Gaε(又はCaε)を読み込んで、メモリ21に格納された代表室内機のポテンシャル情報Gaε_base(又はCaε_base)と比較する。そして、制御装置20は、その比較結果に応じて、前述の定格運転データを基に室内機120における前記圧縮機1の目標吐出温度Td_m、目標吐出圧力Pd_m、目標吸入圧力Ps_m及び目標吸入温度Ts_mを設定する。
その後、制御装置20は、目標吐出温度Td_mと吐出温度Td、目標吐出圧力Pd_mと吐出圧力Pd、目標吸入圧力Ps_mと吸入圧力Ps、及び目標吸入温度Ts_mと吸入温度Tsをそれぞれ比較し、その比較結果から室内機120及び室外機110の合計の定格電力あるいは最大電力に対する設定消費電力が一定となる圧縮機1の目標運転周波数F_mを設定する。そして、制御装置20は、運転中の圧縮機1の運転周波数F、即ち圧縮機1に収容された電動機1aの運転周波数Fが目標運転周波数F_mとなるようにインバーター22を制御する。前述の設定消費電力は、室内機120及び室外機110の合計の定格電力あるいは最大電力に対し例えば50%又は75%である。
次に、制御装置20の制御動作について、図3を用いて詳述する。
図3は図2の制御装置の制御フローを示す図である。
(冷房運転)
冷房運転の場合、制御装置20は、室外機110に接続された室内機120から冷房運転におけるポテンシャル情報Gaεを読み込む(S1)。このポテンシャル情報Gaεは、現在運転中の室内機120の室内送風機12の風量に対応して設定されたGaεである。次いで、制御装置20は、メモリ21から冷房運転における代表室内機のポテンシャル情報Gaε_baseを読み込み(S2)、メモリ21から冷房運転における代表室内機の定格吐出温度Td_base、定格吐出圧力Pd_base、定格吸入圧力Ps_base及び定格吸入温度Ts_baseを読み込む(S3)。
その後、制御装置20は、読み込んだ室内機120のポテンシャル情報Gaεと代表室内機のポテンシャル情報Gaε_baseとを比較する。制御装置20は、その比較結果に応じて、定格吐出温度Td_base、定格吐出圧力Pd_base、定格吸入圧力Ps_base及び定格吸入温度Ts_baseを基に、室内機120における圧縮機1の目標吐出温度Td_m、目標吐出圧力Pd_m、及び目標吸入圧力Ps_mを設定する(S4)。
例えば、制御装置20は、Gaε>Gaε_baseの場合、目標吐出温度Td_mを定格吐出温度Td_baseよりも高く設定し(Td_m>Td_base)、目標吐出圧力Pd_mを定格吐出圧力Pd_baseよりも高く設定する(Pd_m>Pd_base)。さらに、制御装置20は、目標吸入圧力Ps_mを定格吸入圧力Ps_baseよりも高く設定し(Ps_ m>Ps_base)、目標吸入温度Ts_mを定格吸入温度Ts_baseよりも高く設定する(Ts_m>Ts_base)。
次に、制御装置20は、吐出温度センサー2により検出された吐出温度Td、吐出圧力センサー3により検出された吐出圧力Pd、吸入圧力センサー8により検出された吸入圧力Ps、及び吸入温度センサー9により検出された吸入温度Tsを入力する(S5)。そして、制御装置20は、入力したセンサー情報と、先に設定した目標吐出温度Td_m、目標吐出圧力Pd_m、目標吸入圧力Ps_m及び目標吸入温度Ts_mと、現在の圧縮機1の運転周波数Fとから目標運転周波数F_mを設定する(S6、S7)。
例えば、制御装置20は、吐出温度Td>目標吐出温度Td_m、吐出圧力Pd>目標吐出圧力Pd_m、吸入圧力Ps>目標吸入圧力Ps_m、及び吸入温度Ts>目標吸入温度Ts_mのときには、目標運転周波数F_mを現在の圧縮機1の運転周波数Fよりも低く設定する。また、制御装置20は、Gaε>Gaε_baseの場合において、吐出温度Td<目標吐出温度Td_m、吐出圧力Pd<目標吐出圧力Pd_m、吸入圧力Ps<目標吸入圧力Ps_m、吸入温度Ts<目標吸入温度Ts_mのときには、目標運転周波数F_mを現在の圧縮機1の運転周波数Fよりも高く設定する。
また、制御装置20は、冷房運転においてGaε<Gaε_baseの場合は、目標吐出温度Td_mを定格吐出温度Td_baseよりも低く設定し(Td_m<Td_base)、目標吐出圧力Pd_mを定格吐出圧力Pd_baseよりも低く設定する(Pd_m<Pd_base)。さらに、制御装置20は、目標吸入圧力Ps_mを定格吸入圧力Ps_baseよりも低く設定し(Ps_m<Ps_base)、目標吸入温度Ts_mを定格吸入温度Ts_baseよりも低く設定する(Ts_m<Ts_base)。
次に、制御装置20は、吐出温度センサー2により検出された吐出温度Td、吐出圧力センサー3により検出された吐出圧力Pd、吸入圧力センサー8により検出された吸入圧力Ps、及び吸入温度センサー9により検出された吸入温度Tsを入力する(S5)。そして、制御装置20は、入力したセンサー情報と、先に設定した目標吐出温度Td_m、目標吐出圧力Pd_m、目標吸入圧力Ps_m及び目標吸入温度Ts_mと、現在の圧縮機1の運転周波数Fとから目標運転周波数F_mを決定する(S6、S7)。
例えば、制御装置20は、吐出温度Td>目標吐出温度Td_m、吐出圧力Pd>目標吐出圧力Pd_m、吸入圧力Ps>目標吸入圧力Ps_m、吸入温度Ts>目標吸入温度Ts_mのときには、目標運転周波数F_mを現在の圧縮機1の運転周波数Fよりも低く設定する。また、制御装置20は、Gaε<Gaε_baseの場合において、吐出温度Td<目標吐出温度Td_m、吐出圧力Pd<目標吐出圧力Pd_m、吸入圧力Ps<目標吸入圧力Ps_m、吸入温度Ts<目標吸入温度Ts_mのときには、目標運転周波数F_ mを現在の圧縮機1の運転周波数Fよりも高く設定する。
(暖房運転)
暖房運転の場合、制御装置20は、室外機110に接続された室内機120から暖房運転におけるポテンシャル情報Gaεを読み込む(S1)。このポテンシャル情報Caεは、前述したように、現在運転中の室内機120の室内送風機12の風量に応じて複数設定されている。次いで、制御装置20は、メモリ21から暖房運転における代表室内機のポテンシャル情報Caε_baseを読み込み(S2)、メモリ21から暖房運転における代表室内機の定格吐出温度Td_base、定格吐出圧力Pd_base、定格吸入圧力Ps_base及び定格吸入温度Ts_baseを読み込む(S3)。
その後、制御装置20は、読み込んだ室内機120のポテンシャル情報Caεと代表室内機のポテンシャル情報Caε_baseとを比較する。制御装置20は、その比較結果に応じて、定格吐出温度Td_base、定格吐出圧力Pd_base、定格吸入圧力Ps_base及び定格吸入温度Ts_baseを基に、室内機120における圧縮機1の目標吐出温度Td_m、目標吐出圧力Pd_m、目標吸入圧力Ps_m及び目標吸入温度Ts_mを設定する(S4)。
例えば、制御装置20は、Caε>Caε_baseの場合、目標吐出温度Td_mを定格吐出温度Td_baseよりも低く設定し(Td_m<Td_base)、目標吐出圧力Pd_mを定格吐出圧力Pd_baseよりも低く設定する(Pd_m<Pd_base)。さらに、制御装置20は、目標吸入圧力Ps_mを定格吸入圧力Ps_baseよりも低く設定し(Ps_ m<Ps_base)、目標吸入温度Ts_mを定格吸入温度Ts_baseよりも低く設定する(Ts_m<Ts_base)。
次に、制御装置20は、吐出温度センサー2により検出された吐出温度Td、吐出圧力センサー3により検出された吐出圧力Pd、吸入圧力センサー8により検出された吸入圧力Ps、及び吸入温度センサー9により検出された吸入温度Tsを入力する(S5)。そして、制御装置20は、入力したセンサー情報と、先に設定した目標吐出温度Td_m、目標吐出圧力Pd_m、目標吸入圧力Ps_m及び目標吸入温度Ts_mと、現在の圧縮機1の運転周波数Fとから目標運転周波数F_mを決定する(S6、S7)。
例えば、制御装置20は、吐出温度Td>目標吐出温度Td_m、吐出圧力Pd>目標吐出圧力Pd_m、吸入圧力Ps>目標吸入圧力Ps_m、吸入温度Ts>目標吸入温度Ts_mのときには、目標運転周波数F_mを現在の圧縮機1の運転周波数Fよりも低く設定する。また、制御装置20は、Caε>Caε_baseの場合において、吐出温度Td<目標吐出温度Td_m、吐出圧力Pd<目標吐出圧力Pd_m、吸入圧力Ps<目標吸入圧力Ps_m、吸入温度Ts<目標吸入温度Ts_mのときには、目標運転周波数F_mを現在の圧縮機1の運転周波数Fよりも高く設定する。
また、制御装置20は、暖房運転においてCaε<Caε_baseの場合は、目標吐出温度Td_mを定格吐出温度Td_baseよりも高く設定し(Td_m>Td_base)、目標吐出圧力Pd_mを定格吐出圧力Pd_baseよりも高く設定する(Pd_m>Pd_base)。さらに、制御装置20は、目標吸入圧力Ps_mを定格吸入圧力Ps_baseよりも高く設定し(Ps_m>Ps_base)、目標吸入温度Ts_mを定格吸入温度Ts_baseよりも高く設定する(Ts_m>Ts_base)。
次に、制御装置20は、吐出温度センサー2により検出された吐出温度Td、吐出圧力センサー3により検出された吐出圧力Pd、吸入圧力センサー8により検出された吸入圧力Ps、及び吸入温度センサー9により検出された吸入温度Tsを入力する(S5)。そして、制御装置20は、入力したセンサー情報と、先に設定した目標吐出温度Td_m、目標吐出圧力Pd_m、目標吸入圧力Ps_m及び目標吸入温度Ts_mと、現在の圧縮機1の運転周波数Fとから目標運転周波数F_mを決定する(S6、S7)。
例えば、制御装置20は、吐出温度Td>目標吐出温度Td_m、吐出圧力Pd>目標吐出圧力Pd_m、吸入圧力Ps>目標吸入圧力Ps_m、吸入温度Ts>目標吸入温度Ts_mのときには、目標運転周波数F_mを現在の圧縮機1の運転周波数Fよりも低く設定する。また、制御装置20は、Caε<Caε_baseの場合において、吐出温度Td<目標吐出温度Td_m、吐出圧力Pd<目標吐出圧力Pd_m、吸入圧力Ps<目標吸入圧力Ps_m、吸入温度Ts<目標吸入温度Ts_mのときには、目標運転周波数F_mを現在の圧縮機1の運転周波数Fよりも高く設定する。
以上のように実施の形態1によれば、室外機110に接続されている室内機120のポテンシャル情報Gaε(又はCaε)と代表室内機のポテンシャル情報Gaε_base(又はCaε_base)とを比較し、その比較結果に応じて、定格運転データを基に室内機120における圧縮機1の目標吐出圧力Pd_m、目標吐出温度Td_m、目標吸入圧力Ps_m及び目標吸入温度Ts_mを設定する。さらに、目標吐出圧力Pd_mと吐出圧力Pd、目標吐出温度Td_mと吐出温度Td、目標吸入圧力Ps_mと吸入圧力Ps、及び目標吸入温度Ts_mと吸入温度Tsをそれぞれ比較し、その比較結果から空気調和装置100(室内機120及び室外機110)の合計の定格電力あるいは最大電力に対する設定消費電力が一定となる圧縮機1の目標運転周波数Fmを設定するようにしている。このように、目標運転周波数Fmの設定に室内機120のポテンシャル情報Gaε(又はCaε)を考慮しているので、室外機110に接続された室内機120の形態に関わらず空気調和装置100の設定消費電力を一定にすることができる。
実施の形態2.
前述の実施の形態1では、1台の室外機110に対し、1台の室内機120を接続した空気調和装置100の設定消費電力が一定となる圧縮機1の運転周波数を設定するようにしたが、実施の形態2は、1台の室外機に対し、複数台の室内機が接続されるマルチ型空気調和装置の設定消費電力が一定となる圧縮機1の運転周波数を設定するようにしたものである。
図4は本発明の実施の形態2に係る空気調和装置の冷媒回路の概略構成図である。なお、実施の形態1と同様の部分には同じ符号を付し、実施の形態1と異なる部分について説明する。
実施の形態2に係る空気調和装置100は、1台の室外機110と、この室外機110に冷媒配管10を介して接続された例えば2台の室内機120A、120Bとで構成されるマルチ型空気調和装置である。室外機110には、四方弁4と圧縮機1の吸入側との間にアキュムレーター13が設けられている。各室内機120A、120Bは、それぞれ室内送風機12A、12Bを有し、また、室内熱交換器7A、7Bと室外熱交換器5との間に電子膨張弁6A、6Bを備えている。2台の室内機120A、120Bには、それぞれ前述のポテンシャル情報Gaε、Caεが設定されている。なお、実施の形態2では、2台の室内機120A、120Bとしているが、3台以上の室内機を室外機110に接続してもよい。
実施の形態2における制御装置20は、冷房運転時又は暖房運転時において、空気調和装置100の設定消費電力が一定となる圧縮機1の運転周波数を設定する際、例えば、2台の室内機120A、120Bからそれぞれ冷房運転(又は暖房運転)におけるポテンシャル情報Gaε(又はCaε)を読み込む。そして、制御装置20は、読み込んだ2つのポテンシャル情報Gaε(又はCaε)を合算し、合算したポテンシャル情報Gaε(又はCaε)とメモリ21に格納された冷房運転(又は暖房運転)における代表室内機のポテンシャル情報Gaε_base(又はCaε_base)とを比較する。これ以降の制御装置20の制御動作は、実施の形態1と同様である。
また、例えば、2台の室内機120A、120Bのうち室内機120Aのみが冷房運転(又は暖房運転)の場合は、室内機120Aのポテンシャル情報Gaε(又はCaε)と代表室内機のポテンシャル情報Gaε_base(又はCaε_base)とを比較する。
前述のように、2台の室内機120A、120Bのうち室内機120Aのみが運転し、残りの室内機120Bが停止している状態がある。また、設定温度と室内の雰囲気温度によって停止から運転、運転から停止と切り替えが起こることがある。各室内機120A、120Bのポテンシャル情報Gaε(又はCaε)を合算した値あるいは何れか一方のポテンシャル情報Gaε(又はCaε)と代表室内機のポテンシャル情報Gaε_base(又はCaε_base)との比較から目標運転状態(圧縮機1の目標吐出温度Td_m、目標吐出圧力Pd_m、目標吸入圧力Ps_m及び目標吸入温度Ts_m)を設定することにより、停止から運転、運転から停止の切り替えに対し、空気調和装置100の定格電力あるいは最大電力に対する設定消費電力(50%又は75%)が一定となる圧縮機1の目標運転周波数Fmを速やかに設定することができる。
このように、目標運転周波数Fmの決定に室内機120A、120Bの運転、停止に応じてポテンシャル情報Gaε(又はCaε)を考慮しているので、室内機120A、120Bの形態、また室内機120A、120Bの運転、停止に関わらず空気調和装置100の設定消費電力が一定となる目標運転周波数Fmを速やかに設定することができる。
1 圧縮機、1a 電動機、2 吐出温度センサー、3 吐出圧力センサー、4 四方弁、5 室外熱交換器、6、6A、6B 電子膨張弁、7、7A、7B 室内熱交換器、8 吸入圧力センサー、9 吸入温度センサー、10 冷媒配管、11 室外送風機、12、12A、12B 室内送風機、13 アキュムレーター、20 制御装置、21 メモリ、22 インバーター、100 空気調和装置、110 室外機、120、120A、120B 室内機。

Claims (5)

  1. 少なくとも、室外熱交換器、圧縮機、前記圧縮機から吐出される冷媒ガスの吐出圧力を検出する吐出圧力センサー、前記冷媒ガスの吐出温度を検出する吐出温度センサー、前記圧縮機に吸入される冷媒ガスの吸入圧力を検出する吸入圧力センサー、前記冷媒ガスの吸入温度を検出する吸入温度センサーを有する室外機と、
    前記室外機に冷媒配管を介して接続される室内熱交換器を有する室内機と、
    前記室外機との組み合わせに適した室内機を代表室内機として、当該代表室内機のポテンシャル情報、及び前記圧縮機の定格運転時の定格吐出圧力、定格吐出温度、定格吸入圧力及び定格吸入温度が定格運転データとして格納されたメモリと、
    前記室外機に接続されている前記室内機から当該室内機に設定されたポテンシャル情報を読み込んで、前記メモリに格納された前記代表室内機のポテンシャル情報と比較し、その比較結果に応じて、前記定格運転データを基に前記室内機における前記圧縮機の目標吐出圧力、目標吐出温度、目標吸入圧力及び目標吸入温度を設定し、さらに、前記目標吐出圧力と前記吐出圧力、前記目標吐出温度と前記吐出温度、前記目標吸入圧力と前記吸入圧力、及び前記目標吸入温度と前記吸入温度をそれぞれ比較し、その比較結果から前記室内機及び前記室外機の合計の定格電力あるいは最大電力に対する設定消費電力が一定となる前記圧縮機の目標運転周波数を設定する制御装置と
    を備えたことを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記制御装置は、冷房運転時に前記室内機のポテンシャル情報の値が前記代表室内機のポテンシャル情報の値よりも高いときには、前記目標吐出圧力>前記定格吐出圧力、前記目標吐出温度>前記定格吐出温度、前記目標吸入圧力>前記定格吸入圧力、及び前記目標吸入温度>前記定格吸入温度となるように設定し、また、冷房運転時に前記室内機のポテンシャル情報の値が前記代表室内機のポテンシャル情報の値よりも低いときには、前記目標吐出圧力<前記定格吐出圧力、前記目標吐出温度<前記定格吐出温度、前記目標吸入圧力<前記定格吸入圧力、及び前記目標吸入温度<前記定格吸入温度となるように設定することを特徴とする請求項1記載の空気調和装置。
  3. 前記制御装置は、暖房運転時に前記室内機のポテンシャル情報の値が前記代表室内機のポテンシャル情報の値よりも高いときには、前記目標吐出圧力<前記定格吐出圧力、前記目標吐出温度<前記定格吐出温度、前記目標吸入圧力<前記定格吸入圧力、及び前記目標吸入温度<前記定格吸入温度となるように設定し、また、暖房運転時に前記室内機のポテンシャル情報の値が前記代表室内機のポテンシャル情報の値よりも低いときには、前記目標吐出圧力>前記定格吐出圧力、前記目標吐出温度>前記定格吐出温度、前記目標吸入圧力>前記定格吸入圧力、及び前記目標吸入温度>前記定格吸入温度となるように設定することを特徴とする請求項1又は2記載の空気調和装置。
  4. 前記室内機は、前記室外機に複数接続されており、
    前記制御装置は、前記複数の室内機全てを運転しているときには、それぞれに設定されたポテンシャル情報を合算して、前記代表室内機のポテンシャル情報と比較することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の空気調和装置。
  5. 前記制御装置は、前記複数の室内機のうち何れかの室内機が停止しているときには、運転している室内機のポテンシャル情報を合算して、前記代表室内機のポテンシャル情報と比較することを特徴とする請求項4記載の空気調和装置。
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