JP6123675B2 - カバーガラス - Google Patents

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Description

本発明は、カバーガラスに関し、特にフラットパネルディスプレイ装置に用いられるカバーガラスに関する。
近年、PDP(Plasma Display Panel)、LCD(Liquid Crystal Display)、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、デスクトップPC、ラップトップPC、タッチセンサ機能付タブレットPC等のフラットパネルディスプレイ装置において、ディスプレイの保護ならびに美観を高めるために、薄い板状のカバーガラスをディスプレイの前面に配置することが行なわれている(例えば、特許文献1)。
近年、これらの装置において軽量・薄型化が要求されており、そのためカバーガラスもより薄くすることが要求される傾向がある。たとえば、携帯電話のカバーガラスの厚みは1.1mmが一般的であるが0.7mm程度に薄くすることが求められている。
また、PDPやLCDのカバーガラスではその厚みを0.7mm程度にすることが求められている。
しかし、カバーガラスの板厚を薄くしていくと、強度が低下し、使用中または携帯中の落下などによりカバーガラス自身が割れてしまうことがあり、ディスプレイ装置を保護するという本来の役割を果たすことができなくなるという問題があった。
このため従来のカバーガラスは、ガラス板を化学強化することで表面に圧縮応力層を形成しカバーガラスの耐傷性を高めていた。すなわち、化学強化することによってガラスが粉々にあるいはばらばらに割れることを抑制していた(例えば、特許文献2)。
米国特許公開2011/045961号公報 米国特許公開2011/0165393号公報
しかしながら、ユーザーがフラットパネルディスプレイ装置を誤って落下させた場合などカバーガラスに衝撃を与えた際に、化学強化したカバーガラスであっても、圧縮応力層を突き抜ける傷を起点にガラスが比較的遅い速度で割れるスロークラックが生じることがある(以下、このようなガラスの割れ方をスロークラック割れと呼ぶ。)。なお、このスロークラック割れは、一般的に割れ破片が少なく、最も典型的には破壊起点から一本のクラックが延びてカバーガラスが2つに割れる現象である。
特に、立てかけて使用することの多いタッチセンサ機能付タブレットPCにおいては、使用者が誤ってタッチセンサ機能付タブレットPCを倒してしまった場合など通常は割れるほどではない衝撃をカバーガラスに与えた際に、化学強化したカバーガラスであっても、割れが発生することが報告されている。この割れはスロークラック割れであると考えられる。
このようなスロークラック割れは従来問題にされていなかったものであり、これをより起こりにくくすることが求められている。
また、タッチセンサ機能付タブレットPCは携帯電話や携帯情報端末に比べてサイズが大きいので、軽量化のためガラスをより薄くすることが求められており、実際そのカバーガラスとしては厚みが0.6mmのものが使用されている。その結果、タッチセンサ機能付タブレットPCにおいてスロークラック割れの問題が顕著なものとなっている。
カバーガラスの厚みはさらに薄くすることが求められているが、その場合スロークラック割れがより発生しやすくなるという問題がある。
そこで、本発明は、スロークラック割れに強いタッチセンサ機能付タブレットPC用カバーガラスなどのカバーガラスを提供することを目的とする。
本発明者らは、スロークラック割れについて調査、研究を進める上で、このスロークラック割れがタッチセンサ機能付タブレットPC用カバーガラスにおいて顕著な問題であることを見出し、本発明に至った。
スロークラック割れがタッチセンサ機能付タブレットPC用カバーガラスに顕著な問題であることは以下の理由による。
例えば、PDPやLCD、デスクトップPC、ラップトップPCなどはテレビ台や机において使用するものであるため、圧縮応力層を突き抜ける傷を生じさせるような物質と接触するおそれが低く、また、カバーガラスにスロークラック割れが発生するほどの衝撃が与えられるおそれは少なく、そのためスロークラック割れが比較的発生しにくい。一方で、携帯電話や携帯情報端末などは、ユーザーが持ち歩くものであるため、圧縮応力層を突き抜ける傷を生じさせるような物質と接触するおそれが高く、また、落下等により衝撃が与えられるおそれが高い。しかしながら、携帯電話や携帯情報端末などは、サイズが小さく、高所から落下することが多いため、誤って落下させた場合に、エッジを起点にした衝撃割れ(典型的にはガラスが粉々になる)の発生が支配的である。そのため、携帯電話や携帯情報端末などにおいてもスロークラック割れは比較的発生しにくいことが分かった。
これに対し、タッチセンサ機能付タブレットPCにおいては、サイズが150〜350mm×100〜250mm、且つ、重量が150〜1000gであり、携帯電話や携帯情報端末などに比べてサイズが大きく重量が重いにもかかわらず、ユーザーが持ち歩くものである。なお、サイズとは、ディスプレイ面の面積をいい、サイズが150〜350mm×100〜250mmとは、縦あるいは一辺が150〜350mm、横あるいは他の一辺が100〜250mmであることを意味する。使用方法の例としては、例えばキッチンでタッチセンサ機能付タブレットPCを立てかけて、レシピを見ながら料理をしたり、会議室でタッチセンサ機能付タブレットPCを立てかけて、資料を見ながら打合せをするなどの使われ方がされている。
従って、タッチセンサ機能付タブレットPCを誤って、落下させてしまった場合や倒してしまった場合に、タッチセンサ機能付タブレットPC用カバーガラスは、携帯電話や携帯情報端末に比べ、ガラスの面積が大きいため破壊起点との接触可能性が高く、ガラスが薄いため化学強化時の内部引張応力が高く、製品が重いためひざの上からなど比較的低い高さから落とす場合でもその時に発生する衝撃エネルギーが高くなり、それゆえ表面圧縮応力層を突き抜けるキズが生じやすく、スロークラック割れが発生しやすいことが分かった。
本発明は、以下の態様を提供するものである。
(1)最表面の圧縮応力が500MPa以上、且つ、深さが15μm以上である圧縮応力層を有し、板厚が0.8mm未満であるカバーガラスであって、
前記カバーガラスを花崗岩からなる基台上に配置し、P30(JIS R6252、2006)のサンドペーパーの擦り面に前記カバーガラスの上面を接触させた状態で、Φ0.75インチ、4gのステンレス鋼からなる球体を上方から落下させるサンドペーパー落球試験において、破壊時の平均落球高さが17cm以上であるカバーガラス。
(2)板厚が0.6mm以下であることを特徴とする(1)に記載のカバーガラス。
(3)サイズが150〜350mm×100〜250mm、且つ、重量が150〜1000gのタッチセンサ機能付タブレットPCに用いられる(1)又は(2)に記載のカバーガラス。
(4)最表面の圧縮応力が500MPa以上、且つ、深さが15μm以上である圧縮応力層を有し、板厚が0.8mm未満であるカバーガラスであって、
化学強化後のガラスの破壊靱性をKIC(単位:Pa・m1/2)、その引張応力をσTS(単位:MPa)としたとき、下記(I)式から求められるΔが−3MPa以上であるカバーガラス。
Δ=94.9×KIC−σTS (I)
(5)板厚が0.6mm以下である(4)に記載のカバーガラス。
(6)サイズが150〜350mm×100〜250mm、且つ、重量が150〜1000gのタッチセンサ機能付タブレットPCに用いられる(4)又は(5)に記載のカバーガラス。
本発明のカバーガラスは、板厚が0.8mm未満であるので、薄型化の要求を満たすことができる。また、カバーガラスに大きな衝撃が加わった場合でも、スロークラック割れの発生を抑制することができる。即ち、本発明のカバーガラスによれば、薄型化、軽量化を図りつつ、スロークラック割れの発生を抑制することができる。
特に、サイズが150〜350mm×100〜250mm、且つ、重量が150〜1000gのタッチセンサ機能付タブレットPCに用いられることにより、タッチセンサ機能付タブレットPC用カバーガラスに典型的に見られるスロークラック割れの発生を抑制することができ、より大きな効果を得ることができる。
図1はタッチセンサ機能付タブレットPCが落下した際にカバーガラスにスロークラック割れが発生する状況を示す模式図である。 図2(a)はスロークラック割れが発生するときの破壊起点を示す模式図であり、図2(b)は図2(a)の破壊起点から発生したクラックを示す模式図である。 図3(a)はスロークラック割れが発生したタッチセンサ機能付タブレットPCの写真を示す図であり、図3(b)は破壊起点を上方から見た拡大写真を示す図、図3(c)は破壊起点を側方から見た写真を示す図である。 図4は図3(c)の破断面を模式的に示す図である。 図5は非スロークラック割れが発生したカバーガラスの破壊起点を側方から見た写真を示す図である。 図6は図5の破断面を模式的に示す図である。 図7はスパイダー割れが発生したカバーガラスの写真を示す図である。 図8はスロークラック割れの再現方法の模式図である。 図9(a)は図8のスロークラック割れの再現方法において化学強化ガラスの割れが発生するときの破壊起点を示す模式図であり、図9(b)は図9(a)の破壊起点から発生したクラックを示す模式図である。 図10(a)は、化学強化ガラスを花崗岩からなる基台上に配置し、P30のサンドペーパーの擦り面に化学強化ガラスの上面を接触させた状態で、Φ0.75インチ、4gのステンレス鋼性の球体を高さ17cmから落下させてスロークラック割れが発生したカバーガラスの写真を示す図であり、図10(b)は図10(a)の破壊起点を側方から見た写真を示す図である。 図11(a)はP30のサンドペーパーの拡大写真を示す図であり、図11(b)はアスファルト・コンクリートの拡大写真を示す図であり、図11(c)はP30のサンドペーパー先端の角度分布と砂の先端の角度分布を示すグラフである。 図12は参考例1〜5、実施例6、参考例7〜10と比較例1〜3の特性と、サンドペーパー落球試験における平均破壊高さと、Δとを示す表である。 図13は参考例1〜5、実施例6、参考例7〜10及び比較例1〜3における、サンドペーパー落球試験における平均破壊高さとΔとの関係を示したグラフである。
先ず、タッチセンサ機能付タブレットPC用カバーガラスにおいて顕著な問題であるスロークラック割れのメカニズムについて説明する。
図1はタッチセンサ機能付タブレットPCが落下した際にカバーガラスにスロークラック割れが発生する状況を示す模式図であり、図2(a)はスロークラック割れが発生するときの破壊起点を示す模式図、図2(b)は図2(a)の破壊起点から発生したクラックを示す模式図、図3(a)はスロークラック割れが発生したタッチセンサ機能付タブレットPCの写真を示す図であり、図3(b)は破壊起点を上方から見た拡大写真を示す図、図3(c)は破壊起点を側方から見た写真を示す図である。
タッチセンサ機能付タブレットPCは、画像表示部を囲うように略矩形状のフレームが設けられ、カバーガラスがフレーム上に支持されている。図1に示すように、タッチセンサ機能付タブレットPC1が地面(アスファルト・コンクリートなど)に落下して、カバーガラス2が下を向いた状態でアスファルト・コンクリート3中の小石4上の砂5等に接触すると、破壊起点Oに圧縮応力が作用しカバーガラスの画像表示部側に引張応力が作用する(図2(a))。続いて、破壊起点Oには引張応力が作用しクラックCが伸びて、カバーガラス2が割れる(図2(b))。なお、破壊起点は、カバーガラスの中央部に発生することもあるが、フレームによりカバーガラスの撓みが拘束され、破壊起点に生じる応力が大きくなるため、フレームに支持された領域の一部に発生することが多い。このようなカバーガラス2の割れは、地面に落下する場合に限らず、会議室・リビング、キッチン等の床面でも発生する。
このときのカバーガラス2の割れは、図3(c)の破断面から明らかなように、圧縮応力層の深さより深い傷が破壊起点となっている。図3(a)及び(b)では、破壊起点から一本のクラックが延びてカバーガラスが2つに割れている。この図3(c)に示す破断面をさらに観察すると、圧縮応力層の深さより深い破壊起点の回りには、鏡のように滑らかな鏡面半径(mirror radius)の長い鏡面(mirror)が見られる。
図4は、図3(c)の破断面を模式的に示す図である。破断面には、破壊の過程、すなわち、破壊起点、破壊の進行方向、破壊が緩やかに進んだか、急速に進んだかなどの要因が反映される。このスロークラック割れの破断面解析によれば、鏡面半径の長い鏡面は小さな応力により破壊が進行したことを意味しており、このような滑らかな破断面は、クラックがゆっくり音速に比べてずっと遅い速度で成長したことを意味している。従って、図3(c)の破断面によれば、カバーガラスには、圧縮応力層の深さより深い起点が形成された後、クラックがゆっくり成長し、小さな応力で破壊が進行したことが分かる。このようなスロークラック割れにより割れたカバーガラスは、割れ破片が数ピース〜(場合によっては)数十ピースになる。典型的には、2ピースから20ピースであり、図3(a)及び(b)に示す破壊起点から一本のクラックが延びてカバーガラスが2つに割れた例は、スロークラック割れの象徴的な例である。
スロークラック割れであるか否かは、よりミクロには次のようにして判別される。まず、破壊起点がわかるようなものでなければスロークラック割れとはいえない。また、その破壊起点付近を観察して圧縮応力層を突き抜けるような傷すなわち圧縮応力層深さ(いわゆるDOL)よりも深い傷が破壊起点であることが確認された場合はスロークラック割れである。また、鏡面半径が長く、破面断面が鏡面でありミストやハックルが認められない場合はスロークラック割れである。
次に、スロークラック割れとの対比のため、スロークラック割れではないカバーガラスの割れ方(以下、非スロークラック割れとも呼ぶ。)について説明する。非スロークラック割れとして、ヌープ圧子をガラス表面に押し込んで生じたカバーガラスの割れについて説明する。図5は、非スロークラック割れによるカバーガラスの破壊起点を側方から見た写真を示す図であり、図6は図5の破断面を模式的に示す図である。
この非スロークラック割れの破断面を観察すると、圧縮応力層内に破壊起点が形成され、回りに鏡のように滑らかな鏡面半径の短い鏡面が見られ、さらに鏡面の回りには、ミスト面(mist)が存在する。この非スロークラック割れの破断面解析によれば、鏡面半径の短い鏡面は大きな応力により破壊が進行したことを意味し、ミスト面は、クラックが急速に成長したことを意味している。従って、図5の破断面によれば、カバーガラスには、圧縮応力層の深さより浅い破壊起点が形成された後、大きな応力で破壊が進行しクラックが急速に成長したことが分かる。非スロークラック割れが生じると、カバーガラスは図7に示すように、蜘蛛の巣状に延びた複数のクラックにより複数(20枚以上)のガラス片となる(以下、このような割れ方をスパイダー割れとも呼ぶ。)。このように、スロークラック割れと非スロークラック割れとは、全く異なるモードで破壊が生じていることが分かる。
非スロークラック割れについては、破壊起点が圧縮応力層内に発生するため、これを防ぐためには表面圧縮応力を大きくすることや圧縮応力層を深くすることが効果的である。しかし、スロークラック割れについては、破壊起点が圧縮応力層を超えた領域、即ち引張応力層に発生するため(傷の深さは典型的には数十〜数百マイクロメートルで、化学強化による圧縮応力層が数〜数十マイクロメートル)、スロークラック割れの発生しやすいタッチセンサ機能付タブレットPC用カバーガラスにおいては、スロークラック割れにも強い機械特性を有するカバーガラスを選択する必要がある。
そこで、本発明者らは、このスロークラック割れを再現するための方法として、以下に説明するサンドペーパー落球試験を見出した。そして、そのサンドペーパー落球試験から、閾値を求め、閾値以上のカバーガラスをタッチセンサ機能付タブレットPC用カバーガラスとすることで、薄型化しつつもスロークラック割れに強いタッチセンサ機能付タブレットPC用カバーガラスを提供することを可能とした。
サンドペーパー落球試験は、図8に示すように、表面に圧縮応力層が形成された化学強化ガラス10を基台11上に配置し、圧縮応力層の深さ以上の大きさの研磨材を含むサンドペーパー12の擦り面12aに化学強化ガラス10を接触させ、鉄球等の球体13を上方から落下させるものである。このとき、サンドペーパー12は、好ましくは化学強化ガラス10の上方に配置され、化学強化ガラス10の上面10aがサンドペーパー12の擦り面12aと接触しており、球体13がサンドペーパー12の擦り面12aとは反対側の面12bに落下する。
基台11としては、花崗岩のような硬い石から形成されることが好ましい。これにより、破壊起点となる傷が発生しやすいフレームに支持されたカバーガラスの領域と同じように、応力の逃げ場を排除することができる。ただし、基台11の材質は弾性率やたわみを目的にあわせて変更することができ、ストレート材、ガラス、中央がくりぬかれたフレーム等、適宜選択することができる。
本発明におけるサンドペーパーは研磨紙(紙やすり、JIS R6252:2006)に限られず基材に研磨材が接着剤によって塗装されたもの、あるいはそれに相当するものを含み、たとえば研磨布(JIS R6251:2006)、耐水研磨紙(JIS R6253:2006)などを含む。
サンドペーパー12には、含まれる研磨材の粒度に応じてP12〜P2500番が存在する(JIS R6252、2006)。研磨材は、典型的には、アルミナ、炭化ケイ素である。アスファルト・コンクリートに含まれる砂の粒径を0.06mm〜1mmと想定すると、サンドペーパー12に含まれる研磨材の粒度としてP30〜P600が概ねこれと対応する。
例えば圧縮応力層の深さを30μmと想定すると、圧縮応力層の深さよりも大きい研磨材を含むサンドペーパーとしては、P30(D:710μm)、P100(D:180μm)、P320(d:66.8μm)、P600(d:43.0μm)などのサンドペーパーが選択される。
球体13の材質や重量は目的にあわせて変更可能であるが、典型的には、ステンレス鋼製の4〜150gのステンレス球が用いられる。
このように基台11上に配置された化学強化ガラス10に、球体13を落下させることで、化学強化ガラス10にはサンドペーパー12に含まれる研磨材により、上面10a側の圧縮応力層より深いところに破壊起点Oが発生する。
このとき、破壊起点Oに圧縮応力が作用しその周りに引張応力が作用する(図9(a))。続いて、破壊起点Oには引張応力が作用しクラックCが伸びて、カバーガラスが割れる(図9(b))。即ち、破壊起点の面が上面と下面の違いはあるが、図2(a)及び(b)で説明したスロークラック割れと同じメカニズムで割れが発生する。
図10(a)は、化学強化ガラス10を花崗岩からなる基台上に配置し、P30のサンドペーパー12の擦り面に化学強化ガラス10の上面を接触させた状態で、Φ0.75インチ、4gのステンレス鋼からなる球体13を高さ17cmから落下させてスロークラック割れが発生したカバーガラスの写真を示す図であり、図10(b)は図10(a)の破壊起点を側方から見た写真を示す図である。
化学強化ガラスは、一本のクラックが延びてカバーガラスが2つに割れており、また図10(b)は図3(c)と同様の破断面を示しており、スロークラック割れと同じメカニズムで割れが発生していることが分かる。
図11(a)はP30のサンドペーパーの拡大写真であり、図11(b)は、アスファルト・コンクリート(横浜にて採取)の拡大写真であり、図11(c)は、P30のサンドペーパー先端の角度分布と砂の先端の角度分布を示すグラフである。図11(c)は、それぞれサンドペーパーを144箇所、砂を149箇所観測し、サンドペーパー又は砂の先端角度を横軸に、頻度を縦軸に示したものである。本発明では、P30のサンドペーパーに含まれる研磨材としてのアルミナと、アスファルト・コンクリートに含まれる小石等の形状の近似性から、P30のサンドペーパーが選択された。
本発明のタッチセンサ機能付タブレットPC用カバーガラスは、カバーガラスを花崗岩からなる基台上に配置し、P30(JIS R6252、2006)のサンドペーパーの擦り面にカバーガラスの上面を接触させた状態で、Φ0.75インチ、4gのステンレス鋼からなる球体を上方から落下させるサンドペーパー落球試験において、破壊時の平均落球高さが17cm以上となるガラスである。なお、サンドペーパー落球試験において、破壊時の平均落球高さが17cm以上である理由は、後述の実施例で説明する。
本発明のセンサ機能付タブレットPC用カバーガラスは、加傷性を高めるために、化学強化を行った際の圧縮応力層の深さが、15μm以上であり、20μm以上であることが好ましく、30μm以上であることがより好ましい。また、化学強化ガラスの圧縮応力は、500MPa以上であり、600MPa以上が好ましく、700MPa以上がより好ましい。化学強化は、例えば、435℃の硝酸カリウム(KNO)溶融塩に4時間浸漬させることで行われるが、硝酸カリウム(KNO)溶融塩の温度や、浸漬時間、溶融塩等を変更させることで、化学強化の入り方を調整することができる。
化学強化ガラスは、板厚が0.8mm未満、より好ましくは0.6mm以下、さらに好ましくは0.5mm以下である。また、例えば以下の組成のガラスが使用される。
(i)モル%で表示した組成で、SiOを50〜80%、Alを2〜25%、LiOを0〜10%、NaOを0〜18%、KOを0〜10%、MgOを0〜15%、CaOを0〜5%およびZrOを0〜5%を含むガラス。ここで、例えば「KOを0〜10%含む」とはKOは必須ではないが10%までの範囲で、かつ、本発明の目的を損なわない範囲で含んでもよい、の意である(以下、同様)。
(ii)モル%で表示した組成が、SiOを50〜74%、Alを1〜10%、NaOを6〜14%、KOを3〜11%、MgOを2〜15%、CaOを0〜6%およびZrOを0〜5%含有し、SiOおよびAlの含有量の合計が75%以下、NaOおよびKOの含有量の合計が12〜25%、MgOおよびCaOの含有量の合計が7〜15%であるガラス。
(iii)モル%で表示した組成が、SiOを68〜80%、Alを4〜10%、NaOを5〜15%、KOを0〜1%、MgOを4〜15%およびZrOを0〜1%含有するガラス。
(iv)モル%で表示した組成が、SiOを67〜75%、Alを0〜4%、NaOを7〜15%、KOを1〜9%、MgOを6〜14%およびZrOを0〜1.5%含有し、SiOおよびAlの含有量の合計が71〜75%、NaOおよびKOの含有量の合計が12〜20%であり、CaOを含有する場合その含有量が1%未満であるガラス。
以下、本発明の実施例について説明する。
先ず、現在、市販されているセンサ機能付タブレットPCのうち、比較的スロークラック割れに強いセンサ機能付タブレットPCを用いて傾倒試験を行った。傾倒試験は、砂をまいた机の上で、垂直に支持したセンサ機能付タブレットPCの支持をはずし、カバーガラスが倒れた際のスロークラック割れの発生の有無を目視で観察した。その結果、市販されているセンサ機能付タブレットPC用のカバーガラスでは、スロークラック割れが発生しなかった。
続いて、そして、そのセンサ機能付タブレットPCに搭載されたカバーガラスと同じ硝材Aで、同じ板厚及び同じ破壊靱性(KIC)のガラスを、ほぼ同じ圧縮応力(σCS)、圧縮応力層深さ(DOL)となるように化学強化を行い、サンドペーパー落球試験を行った。このガラスを比較例1とし、硝材、板厚、圧縮応力(σCS)、圧縮応力層深さ(DOL)、引張応力(σTS)、破壊靱性(KIC)を、サンドペーパー落球試験における平均破壊高さとともに図12に示した。
圧縮応力値(σCS)及び圧縮応力層の深さ(DOL)は、折原製作所製ガラス表面応力計(FSM−6000LE)を用いて測定した。また、引張応力(σTS)は、化学強化ガラスの化学強化層に光を通すことで表面圧縮応力層の屈折率を計測し、ガラスの光弾性定数を用いて、理論式にて算出した。
硝材Aは、以下の組成を有するものである。
SiO: 66.7mol%
Al: 10.8mol%
NaO: 13.2mol%
KO: 2.4mol%
MgO: 6.2mol%
CaO: 0.6mol%
サンドペーパー落球試験は、サイズ:50mm×50mmに切断した化学強化ガラスを15枚用意し、15枚のガラスを順次花崗岩からなる基台上に配置し、P30(JIS R6252、2006)のサンドペーパーの擦り面にガラスの上面を接触させた状態で、Φ0.75インチ、4gのステンレス鋼からなる球体を上方から落下させ、破壊時の落球高さの単純平均を算出して平均破壊高さとした。その結果、比較例1のガラスでは、サンドペーパー落球試験における平均破壊高さは、17cmであった。このことから、サンドペーパー落球試験における平均破壊高さが17cm以上であれば、現在市販されているセンサ機能付タブレットPC用カバーガラスと同等の耐スロークラック割れ性能を有していると判断できる。
続いて、板厚を0.6mmとした同じ組成のガラス(比較例2)を用いて、化学強化後、サンドペーパー落球試験を行ったところ、サンドペーパー落球試験における平均破壊高さは、14cmであった。従って、このガラス組成と化学強化条件では、板厚を0.6mmとした場合、耐スロークラック割れ性能が不十分であり、薄型化するとスロークラック割れが発生する頻度が上がる可能性があることが分かった。
続いて、硝材Bのガラスを化学強化し、参考例1〜5、実施例6、参考例7〜10及び比較例3のガラスをそれぞれ15枚作成した。硝材、板厚、圧縮応力(σCS)、圧縮応力層深さ(DOL)、引張応力(σTS)、破壊靱性(KIC)を、サンドペーパー落球試験における平均破壊高さとともに図12に示した。
硝材Bは、以下の組成を有するものである。
SiO2: 72.5mol%
Al: 6.2mol%
NaO: 12.8mol%
MgO: 8.5mol%
その結果、参考例1〜5、実施例6、参考例7〜10では、いずれもサンドペーパー落球試験における平均破壊高さが17cm以上となり、薄型化しても、現在市販されているセンサ機能付タブレットPC用カバーガラスと同等以上の耐スロークラック割れ強さを有していることが分かった。これに対し、比較例3のガラスは、サンドペーパー落球試験における平均破壊高さが16cmであり、薄型化するとスロークラック割れが発生する頻度が上がる可能性があることが分かった。
スロークラック割れの特徴は、圧縮応力層の深さ(DOL)を超えた傷を起点に、言い換えると引張応力層中に発生した傷を起点にゆっくり傷が進展することである。そこで、本発明者らは、耐スロークラック割れ性能を示すサンドペーパー落球試験における平均破壊高さと、引張応力層の引張応力(σTS)とは、何らかの関係があるとの仮説を立てて鋭意検討する中で、引張応力層の引張応力(σTS)と化学強化したガラスの破壊靱性(KIC)とを用いて下記(I)式で表されるΔと、サンドペーパー落球試験における平均破壊高さとの間には、比例関係があることを見出した。
Δ=94.9×KIC−σTS (I)
図13は、参考例1〜5、実施例6、参考例7〜10及び比較例1〜3における、サンドペーパー落球試験における平均破壊高さと(I)式で表されるΔとの関係を示したグラフである。縦軸がサンドペーパー落球試験における平均破壊高さであり、横軸が(I)式で表されるΔである。図13によると、サンドペーパー落球試験における平均破壊高さが高くなると、(I)式で表されるΔも大きくなり、両者の間に比例関係が成立することが分かる。
また、図12のグラフに戻って、サンドペーパー落球試験における平均破壊高さと(I)式で表されるΔとの値を見比べると、(I)式で表されるΔが−3MPa以上であれば、必ずサンドペーパー落球試験における平均破壊高さが17cm以上であることが分かる。
従って、(I)式で表されるΔが−3MPa以上であれば、サンドペーパー落球試験における平均破壊高さが17cm以上となり、現在市販されているセンサ機能付タブレットPC用カバーガラスと同等の耐スロークラック割れ性能を有していると判断できる。
また、(I)式で表されるΔは、破壊靱性(KIC)が大きい組成のガラスであれば大きくなるともに、引張応力層の引張応力(σTS)が小さくなるように化学強化を行うことでも大きくなる。言い換えると、スロークラック割れの発生を抑制するには、単に破壊靱性(KIC)が大きなガラスを化学強化するだけでは十分ではなく、引張応力層の引張応力(σTS)を適切に小さくする必要があることが分かる。
(I)式で表されるΔは、その値が大きいほど、スロークラック割れが抑制できるので、その下限は、5MPa以上が好ましく、15MPa以上がより好ましく、25MPa以上がさらに好ましい。一方、その値が大きくなりすぎると、化学強化が十分でなくなり曲げ強度や落球強度が低下する恐れがあるので、上限は、60MPa以下が好ましく、50MPa以下がより好ましい。
以上説明したように、本実施形態のカバーガラスによれば、最表面の圧縮応力が500MPa以上、且つ、深さが15μm以上である圧縮応力層を有し、板厚が0.8mm未満であるので薄型化の要請を満足することができる。さらに、カバーガラスを花崗岩からなる基台上に配置し、P30(JIS R6252、2006)のサンドペーパーの擦り面にカバーガラスの上面を接触させた状態で、Φ0.75インチ、4gのステンレス鋼からなる球体を上方から落下させるサンドペーパー落球試験において、破壊時の平均落球高さが17cm以上であるので、スロークラック割れを抑制することができる。
また、本実施形態のカバーガラスによれば、化学強化後のガラスの破壊靱性をKIC(単位:Pa・m1/2)、その引張応力をσTS(単位:MPa)としたとき、(I)式から求められるΔが−3MPa以上であるので、薄型化、軽量化を図りつつ、スロークラック割れの発生を抑制することができる。
また、本実施形態のカバーガラスは、特に、サイズが150〜350mm×100〜250mm、且つ、重量が150〜1000gのタッチセンサ機能付タブレットPCに用いられることにより、タッチセンサ機能付タブレットPC用カバーガラスに典型的に見られるスロークラック割れの発生を抑制することができ、より大きな効果を得ることができるが、これに限定されず、PDP、LCD、携帯電話、携帯情報端末、デスクトップPC、ラップトップPC等のフラットパネルディスプレイ装置に用いてもよい。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施し得るものである。
本出願は、2011年10月4日出願の日本特許出願2011−220466に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
2 カバーガラス
3 アスファルト・コンクリート
4 小石
5 砂
10 化学強化ガラス
10a 上面
11 基台
12 サンドペーパー
12a 擦り面
13 球体
O 破壊起点
C クラック

Claims (6)

  1. 最表面の圧縮応力が700MPa以上、且つ、深さが30μm以上である圧縮応力層を有し、板厚が0.8mm未満であるカバーガラスであって、
    内部の引張応力が50.3MPa以下であり、
    前記カバーガラスを花崗岩からなる基台上に配置し、P30(JIS R6252、2006)のサンドペーパーの擦り面に前記カバーガラスの上面を接触させた状態で、Φ0.75インチ、4gのステンレス鋼からなる球体を上方から落下させるサンドペーパー落球試験において、破壊時の平均落球高さが17cm以上であり、
    モル%で表示した組成で、SiO を50〜80%、Al を2〜25%、Li Oを0〜10%、Na Oを0〜18%、K Oを0〜10%、MgOを0〜15%、CaOを0〜5%およびZrO を0〜5%含む、カバーガラス。
  2. 板厚が0.6mm以下である請求項1に記載のカバーガラス。
  3. サイズが150〜350mm×100〜250mm、且つ、重量が150〜1000gのタッチセンサ機能付タブレットPCに用いられる請求項1又は2に記載のカバーガラス。
  4. 最表面の圧縮応力が700MPa以上、且つ、深さが30μm以上である圧縮応力層を有し、板厚が0.8mm未満であるカバーガラスであって、
    化学強化後のガラスの破壊靱性をKIC(単位:Pa・m1/2)、その引張応力をσTS(単位:MPa)としたとき、σ TS が50.3MPa以下であり、下記(I)式から求められるΔが−3MPa以上であり、
    Δ=94.9×KIC−σTS (I)
    モル%で表示した組成で、SiO を50〜80%、Al を2〜25%、Li Oを0〜10%、Na Oを0〜18%、K Oを0〜10%、MgOを0〜15%、CaOを0〜5%およびZrO を0〜5%含む、カバーガラス。
  5. 板厚が0.6mm以下である請求項4に記載のカバーガラス。
  6. サイズが150〜350mm×100〜250mm、且つ、重量が150〜1000gのタッチセンサ機能付タブレットPCに用いられる請求項4又は5に記載のカバーガラス。
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