JP6123501B2 - 半導体装置とその製造方法 - Google Patents

半導体装置とその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6123501B2
JP6123501B2 JP2013119176A JP2013119176A JP6123501B2 JP 6123501 B2 JP6123501 B2 JP 6123501B2 JP 2013119176 A JP2013119176 A JP 2013119176A JP 2013119176 A JP2013119176 A JP 2013119176A JP 6123501 B2 JP6123501 B2 JP 6123501B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
region
mask
insulating
mask film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013119176A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014236206A (ja
Inventor
西川 伸之
伸之 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Semiconductor Ltd
Original Assignee
Fujitsu Semiconductor Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Semiconductor Ltd filed Critical Fujitsu Semiconductor Ltd
Priority to JP2013119176A priority Critical patent/JP6123501B2/ja
Publication of JP2014236206A publication Critical patent/JP2014236206A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6123501B2 publication Critical patent/JP6123501B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Description

本発明は、半導体装置とその製造方法に関する。
LSI等の半導体装置においては、メモリ領域やロジック領域等のように機能が異なる複数の領域が混載されることがある。各領域には素子を電気的に接続するための配線が設けられるが、配線の特性は、各領域の機能に応じて領域ごとに異なる値に設計される。
但し、実際に領域ごとに配線の特性を変えるのは難しく、設計値とは異なる特性を有する配線が各領域に形成されるおそれがある。
特開2006−108336号公報 特開2001−230317号公報
半導体装置とその製造方法において、複数の領域の各々に適した配線を形成することを目的とする。
以下の開示の一観点によれば、第1の領域と第2の領域とを備えた半導体基板の上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜の上にマスク膜を形成する工程と、前記マスク膜を改質することにより、前記第1の領域における前記マスク膜のエッチング特性と、前記第2の領域における前記マスク膜のエッチング特性とを異ならせる工程と、前記マスク膜を改質する工程の後、前記第1の領域における前記マスク膜に第1の開口を形成する工程と、前記マスク膜を改質する工程の後、前記第2の領域における前記マスク膜に第2の開口を形成する工程と、前記マスク膜をエッチングマスクに使用して、前記第1の領域における前記マスク膜のエッチング速度が前記第2の領域における前記マスク膜のエッチング速度よりも速い条件で、前記第1の開口の側面を傾斜させて開口端の幅を広げながら前記絶縁膜をエッチングすることにより、前記第1の開口の下の前記絶縁膜に第1の溝を形成すると共に、前記第2の開口の下の前記絶縁膜に第2の溝を形成する工程と、前記第1の溝の内面と前記第2の溝の内面とに、前記第1の溝の側面の膜厚よりも前記第2の溝の側面の膜厚が薄い第1の導電膜を形成する工程と、前記第1の導電膜の上に前記第1の導電膜よりも抵抗率の低い第2の導電膜を形成することにより、前記第1の溝内に第1の配線を形成し、かつ、前記第2の溝内に第2の配線を形成する工程とを有する半導体装置の製造方法が提供される。
以下の開示によれば、第1の領域におけるマスク膜のエッチング速度を第2の領域におけるよりも速めるので、第1の領域に形成したマスク膜の第1の開口の開口端がエッチングにより広がる。そのため、第1の開口の下の第1の溝に第1の配線の材料が広く行き渡り、第1の配線の埋め込み不良を防止できる。
また、マスク膜のエッチング速度が遅い第2の領域においては第2の開口の側面は基板に対して略垂直な状態が維持される。よって、第2の開口の下の第2の溝に第1の導電膜を薄く形成でき、第2の配線において第1の導電膜が占める割合を低下させて第2の配線を低抵抗化させることができる。
図1は、SRAM領域における半導体装置の設計上の拡大平面図である。 図2は、実際に製造された半導体装置における配線の拡大平面図である。 図3は、ロジック領域における半導体装置が備える配線の設計上の拡大平面図である。 図4(a)、(b)は、第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その1)である。 図5は、第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その2)である。 図6は、第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その3)である。 図7は、第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その4)である。 図8は、第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その5)である。 図9は、第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その6)である。 図10は、第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その7)である。 図11は、第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その8)である。 図12は、第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その9)である。 図13は、第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その10)である。 図14は、第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その11)である。 図15は、第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その12)である。 図16は、第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その13)である。 図17は、第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その14)である。 図18は、第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その15)である。 図19は、第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その16)である。 図20は、第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その17)である。 図21は、第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その18)である。 図22は、第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その19)である。 図23は、第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その20)である。 図24は、第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その21)である。 図25は、第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その22)である。 図26は、第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その23)である。 図27は、第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その24)である。 図28は、第1実施形態におけるSRAMの一つのセルの等価回路図である。 図29は、第1実施形態において、配線の抵抗値と配線容量とを調査して得られた図である。 図30は、第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その1)である。 図31は、第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その2)である。 図32は、第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その3)である。 図33は、第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その4)である。 図34は、第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その5)である。 図35は、第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その6)である。 図36は、第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その7)である。 図37は、第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その8)である。 図38は、第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その9)である。 図39は、第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その10)である。 図40は、第2実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その11)である。
本実施形態の説明に先立ち、本願発明者が検討した事項について説明する。
半導体装置にはメモリ領域やロジック領域等のように機能の異なる複数の領域が混載されることがある。このように機能に応じて分けられた各々の領域はマクロとも呼ばれる。
各領域の機能が異なると、それらの領域に形成される配線の寸法や抵抗等の特性も領域ごとに異なる値に設計される。以下では、SRAM (Static Random Access Memory)領域とロジック領域を備えた半導体装置を例にして、これらの領域に求められる配線の特性について説明する。
図1は、SRAM領域における半導体装置の設計上の拡大平面図である。
SRAM領域においては、シリコン基板20の上に複数のゲート電極26が設けられる。そして、各ゲート電極26とそれらの両脇の活性領域ARにより、SRAMのロードトランジスタTRload、トランスファトランジスタTRtransfer、及びドライバトランジスタTRdriverの各々が形成される。
これらのゲート電極26の上には複数の第1の配線43が設けられる。配線43は、例えばダマシン法によって形成された銅配線であって、タングステンプラグ等のコンタクトプラグ32により活性領域ARと接続される。
更に、その第1の配線43を上層の配線(不図示)と接続するために、第1の配線43の上にはビア導電体61aが形成される。
ここで、第1の配線43の設計上の平面形状は微小な矩形状又は多角形状である。第1の配線43の長手方向の長さL1や幅W1等の寸法は製品によって異なるが、この例では長さL1が0.2μm〜0.5μm程度であり、幅W1が55nm〜140nm程度である。
図2は、実際に製造された半導体装置のSRAM領域のSEM(Scanning Electron Microscope)像を基にして描いた平面図である。
なお、図2では、白色の部分が第1の配線43を表し、その周囲の灰色の領域は第1の配線43が埋め込まれた絶縁膜を表す。
上記のように第1の配線43が微小なため、図2の点線円内Aに示すように実際のデバイスでは絶縁膜に形成した配線用の溝の平面形状が崩れてしまい、その溝の中に第1の配線43を埋め込むのが難しくなる。
特に、溝における埋め込み不良に伴って第1の配線43にボイドが形成されると、そのボイドとビア導電体61a(図1参照)とが重なり、第1の配線43とビア導電体61aとの間でコンタクト不良が発生するおそれがある。
このように、SRAM領域Iにおける第1の配線43には、微小な寸法に起因した埋め込み不良が発生し易いという問題がある。
一方、図3は、ロジック領域における半導体装置が備える配線の設計上の拡大平面図である。
なお、図3において、図1で説明したのと同じ要素には図1におけるのと同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
図3に示すように、ロジック領域においては帯状の複数の第2の配線44が形成される。
第2の配線44は、第1の配線43(図1参照)と同様にダマシン法で形成された銅配線であって、その長手方向の長さL2は、SRAM領域の第1の配線43の長さL1よりも長く、例えば0.5μm〜1000μm程度である。また、第2の配線44の幅W2は55nm〜140nm程度である。
このように長さL2が長い第2の配線44をダマシン法で形成するとき、第2の配線44の長手方向Zから絶縁膜の溝内にバリアメタルや銅等の配線材料が十分に供給されるため、SRAM領域におけるような埋め込み不良は発生し難い。
但し、ロジック領域における第2の配線44は、論理演算に使用するトランジスタ同士を接続する役割を担うので、第2の配線44によるRC遅延を防止するためにSRAM領域の第1の配線43(図1参照)よりも低抵抗にするのが望まれる。
以下に、SRAM領域における配線の埋め込み不良を防止しつつ、ロジック領域における配線の低抵抗化を実現し得る各実施形態について説明する。
(第1実施形態)
本実施形態では、以下のようにしてSRAM領域とロジック領域とを備えた半導体装置を製造する。なお、SRAM領域の設計上の平面レイアウトは図1に示したのと同じである。
図4〜図27は、本実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図である。
まず、図4(a)に示すように、SRAM領域Iとロジック領域IIとを備えたシリコン基板等の半導体基板20を用意する。
なお、SRAM領域Iは、後でSRAMが形成される領域であり、第1の領域の一例である。また、ロジック領域IIは、後でロジック回路が形成される領域であり、第2の領域の一例である。
次に、この半導体基板20に素子分離絶縁膜21を埋め込むことにより、素子分離絶縁膜21で半導体基板20の活性領域ARを画定する。なお、素子分離絶縁膜21は、例えばCVD法で形成された酸化シリコン膜である。
次に、図4(b)に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、活性領域ARにおける半導体基板20の表面を熱酸化してゲート絶縁膜25となるシリコン熱酸化膜を形成し、更にその上にポリシリコン膜を形成した後、そのポリシリコン膜をパターニングして複数のゲート電極26を形成する。
そして、シリコン基板20の上側全面に絶縁膜を形成し、その絶縁膜をエッチバックして各ゲート電極26の横に絶縁性サイドウォール27として残す。なお、その絶縁膜として、例えばCVD法により酸化シリコン膜を形成する。
次いで、各ゲート電極26と絶縁性サイドウォール28とをマスクにするイオン注入によりシリコン基板1にn型不純物やp型不純物をイオン注入し、各ゲート電極26の横に第1〜第4のソースドレイン領域29a〜29eを形成する。
その後に、半導体基板20の表面にコバルトシリサイド層等の高融点金属シリサイド層30を形成する。
ここまでの工程により、SRAM領域IにロードトランジスタTRload、トランスファトランジスタTRtransfer、及びドライバトランジスタTRdriverの各々が形成され、ロジック領域IIに論理演算用のトランジスタTRが形成される。
次に、図5に示すように、シリコン基板20の上側全面に第1の絶縁膜31としてCVD法で酸化シリコン膜を形成した後、第1の絶縁膜31の上面をCMP (Chemical Mechanical Polishing)で研磨して平坦化する。
そして、この第1の絶縁膜31をパターニングして第1〜第4のソースドレイン領域29a〜29eの各々の上にコンタクトホール31aを形成した後、各コンタクトホール31a内にコンタクトプラグ32を形成する。
コンタクトプラグ32はタングステンを主材料としており、第1〜第4のソースドレイン領域29a〜29eと電気的に接続される。
次に、図6に示すように、第1の絶縁膜31とコンタクトプラグ32の各々の上にCVD法で炭化シリコン(SiC)膜を30nm〜70nm程度の厚さに形成し、その炭化シリコン膜を第1のキャップ絶縁膜33とする。
なお、第1のキャップ絶縁膜33は炭化シリコン膜に限定されず、窒素、炭素、及び酸素のいずれかとシリコンとを含む絶縁膜を第1のキャップ絶縁膜33として形成し得る。そのような絶縁膜としては、例えば、窒化シリコン膜、SiCN膜、及びSiOC膜がある。
その後、第1のキャップ絶縁膜33の上に、第2の絶縁膜34として酸化シリコン膜よりも誘電率が低く配線容量の低減に有利な低誘電率絶縁膜を形成する。
その低誘電率絶縁膜の種類は特に限定されないが、この例では富士通株式会社製のナノクリスタリングシリカ膜を第2の絶縁膜34として約150nmの厚さに塗布法で形成する。ナノクリスタリングシリカ膜は、多孔質を有する酸化シリコン膜の一種であって、その実効誘電率は3.0程度である。
なお、ナノクリスタリングシリカ膜に代えて、実効誘電率が3.15程度のSiOC膜等の低誘電率絶縁膜を第2の絶縁膜34として形成してもよい。
次に、図7に示すように、第1の絶縁性マスク膜35として炭化シリコン膜35x、酸化シリコン膜35y、及び窒化シリコン膜35zをCVD法でこの順に形成する。
第1の絶縁性マスク膜35の膜厚は特に限定されない。この例では、炭化シリコン膜35xを60nmの厚さに形成し、酸化シリコン膜35yを180nmの厚さに形成する。そして、窒化シリコン膜35zの厚さは70nm程度とする。
なお、第1の絶縁性マスク膜35は、その下の第2の絶縁膜34よりもエッチング速度が遅い膜であれば上記に限定されない。例えば、第2の絶縁膜34としてSiOC膜を形成する場合には、厚さが80nm程度の単層の酸化シリコン膜を第1の絶縁性マスク膜35として形成し得る。
次いで、図8に示すように、第1の絶縁性マスク膜35の上にフォトレジストを塗布し、それを露光、現像することにより第1のレジスト膜36を1μm程度の厚さに形成する。なお、露光の際に使用する露光光はI線とKrFレーザ光のいずれでもよい。
また、この第1のレジスト膜36は、SRAM領域Iを覆い、かつ、ロジック領域IIが露出するように形成される。
次に、図9に示すように、酸素原子を含む雰囲気中で第1の絶縁性マスク膜35をアニールすることにより、ロジック領域IIにおける第1の絶縁性マスク膜35を改質する。
そのアニール条件は特に限定されない。例えば、窒素ガスにオゾンガスを添加した雰囲気中において基板温度を200℃〜400℃、アニール時間を2分〜5分、雰囲気の圧力を50Torr〜650Torrとする条件でこのアニールを行い得る。
ロジック領域IIにおいて第1のレジスト膜36から露出している部分の第1の絶縁性マスク膜35は、このアニールによって膜中に酸素が供給されることで膜密度が高くなり、アニール前と比較して緻密化する。
一方、SRAM領域Iにおいて第1のレジスト膜36で覆われている部分の第1の絶縁性マスク膜35は、アニール雰囲気から隔離されているため、アニールの前後で膜密度の変化は起こらない。
これにより、アニールの終了後には、ロジック領域IIにおける第1の絶縁性マスク膜35の膜密度がSRAM領域Iにおける第1の絶縁性マスク膜35よりも高い構造が得られる。このような膜密度の相違により、第1の絶縁性マスク膜35のエッチング特性は各領域I、IIで異なるようになり、後述のようにSRAM領域Iにおける第1の絶縁性マスク膜35のエッチング速度はロジック領域IIにおけるよりも速くなる。
このように各領域I、IIにおいて第1の絶縁性マスク膜35の膜密度を変える方法としては、上記のアニールの他に、紫外線照射や電子線照射がある。
このうち、紫外線照射においては、上記のようにSRAM領域Iを第1のレジスト膜36で覆いつつ、ロジック領域IIにおける第1の絶縁性マスク膜35に紫外線を照射して当該マスク膜35を緻密化する。紫外線照射の条件としては、例えば、圧力が50Torr〜650Torrの減圧下において、基板温度を200℃〜400℃、紫外線照射時間を2分〜5分、紫外線の波長を220nm〜290nmとする条件を採用し得る。
また、電子線照射においては、上記のようにSRAM領域Iを第1のレジスト膜36で覆いつつ、ロジック領域IIにおける第1の絶縁性マスク膜35に電子線を照射して当該マスク膜35を緻密化する。電子線照射の条件としては、例えば、圧力が50Torr〜650Torrの減圧雰囲気下において、基板温度を200℃〜400℃、電子線照射時間を2分〜5分、電子線のドーズ量を0.1mC/cm2〜1.0mC/cm2とする条件を採用し得る。
この後に、図10に示すように、第1のレジスト膜36を除去する。
続いて、図11に示すように、SRAM領域Iとロジック領域IIの各々に再びフォトレジストを塗布し、それを露光、現像して第2のレジスト膜39を形成する。
そして、第2のレジスト膜39をエッチングマスクにしながら、CF4ガスをエッチングガスに使用するRIE (Reactive Ion Etching)により第1の絶縁性マスク膜35をドライエッチングする。
これにより、SRAM領域Iにおける絶縁性マスク膜35に第1の開口35aが形成され、これと同時にロジック領域IIにおける第1の絶縁性マスク膜35に第2の開口35bが形成される。
この後に、図12に示すように、第2のレジスト膜39を除去する。
次に、図13に示すように、第1の絶縁性マスク膜35をエッチングマスクに使用して第2の絶縁膜34をドライエッチングする。このドライエッチングはCF4ガスをエッチングガスに使用するRIEにより行われ、第1の開口35aの下の第2の絶縁膜34に第1の溝34aが形成されるのと同時に、第2の開口35bの下の第2の絶縁膜34に第2の溝34bが形成される。
これらの溝34a、34bの幅は特に限定されない。本実施形態では第1の溝34aの幅W1と第2の溝34bの幅W2をいずれも55nm〜140nmとする。
ここで、第1の絶縁性マスク膜35に対しては図9の工程で改質処理がなされており、第1の絶縁性マスク膜35の膜密度はSRAM領域Iよりもロジック領域IIにおける方が高められている。各溝34a、34bを形成するときの第1の絶縁性マスク膜35のエッチング速度はその膜密度によって定まり、膜密度が高い方がエッチング速度が遅く、膜密度が低い方がエッチング速度が速くなる。
例えば、この例では、SRAM領域Iにおける第1の絶縁性マスク膜35と第2の絶縁膜34とのエッチング選択比は10程度であるが、ロジック領域IIにおいてはそのエッチング選択比は20程度にまで高められる。
よって、SRAM領域Iにおける第1の絶縁性マスク膜35は、その低い膜密度に起因してロジック領域IIにおけるよりも多くエッチングされ、第1の開口35aの側面が傾斜するようになる。その結果、第1の開口35aの開口端の幅W3は、上記した第1の溝35aの幅W1よりも広くなる。
これに対し、ロジック領域IIにおいては、SRAM領域Iよりも第1の絶縁性マスク膜35の密度が高いため、第2の開口35bの側面は基板に対して略垂直な状態のままであり、第2の開口35bの幅は第2の溝34bの幅W2と同程度となる。
次に、図14に示すように、SRAM領域Iとロジック領域IIの各々の第1の絶縁性マスク膜35の上と、各溝34a、34bの内面とに、スパッタ法で第1の導電膜41としてチタン膜を5nm〜20nm程度の厚さに形成する。
なお、第1の導電膜41はチタン膜に限定されない。第1の導電膜41の材料としては、チタン、タンタル、タングステン、ジルコニウム、ハフニウム、マグネシウム、及びモリブデンのいずれか、又はこれらの窒化物がある。更に、これらの各材料の単層膜又は積層膜で第1の導電膜41を形成してもよい。
また、第1の導電膜41の成膜方法もスパッタ法に限定されず、成膜とエッチングを周期的に繰り返す方法により第1の導電膜41を形成してもよい。
ここで、SRAM領域Iにおいては、前述のように第1の開口35aの開口端の幅W3(図13参照)が広められている。そのため、第1の開口35aを通じて第1の溝34a内にスパッタ粒子が広く行き渡り、第1の溝34a内において第1の導電膜41の埋め込み不良が発生するのを抑制することができる。
特に、第1の溝34aの開口端E1においては、第1の開口35aの幅が最も狭い部分であるため、当該部分にスパッタ粒子が多く堆積し、第1の導電膜41の膜厚T1が厚くなり易い。
一方、ロジック領域IIにおいては、前述のように第2の開口35bの幅は第2の溝34bの幅W2(図13参照)と同程度である。よって、SRAM領域Iにおけるような開口端E1での第1の導電膜41の厚膜化は発生せず、第2の溝34bの開口端E2での第1の導電膜41の膜厚T2は、第1の開口端E1での膜厚T1よりも薄くなる。
続いて、図15に示すように、第1の導電膜41の上にスパッタ法で銅シード層(不図示)を40nm〜80nmの厚さに形成し、更にその上に電解めっき法又は無電解めっき法により第2の導電膜42として銅膜を形成する。
第2の導電膜42は1μm程度の厚さに形成され、その第2の導電膜42により第1の溝34aと第2の溝34bの各々は完全に埋められる。
その後に、図16に示すように、第2の絶縁膜34の上の余分な第1及び第2の導電膜41、42をCMP法により研磨して除去し、これらの導電膜を第1の溝34aに第1の配線43として残す。また、これと同時に、第2の溝34bにおいては、第1の導電膜41と第2の導電膜42が第2の配線44として残される。
このように絶縁膜の溝に導電膜を埋め込んで配線を形成する方法はダマシン法と呼ばれる。
なお、この例ではCMPにより絶縁性マスク膜39も除去しているが、絶縁性マスク膜39の上で研磨を停止することにより、絶縁性マスク膜39を50nm以下の厚さに残すようにしてもよい。
また、各配線43、44における第1の導電膜41は、第2の導電膜42に含まれる銅が第2の絶縁膜34に拡散するのを防止するバリアメタル膜としての役割を担う。
ここで、前述のようにロジック領域IIの第2の溝34bの側面においては第1の導電膜41が薄く形成されているので、第2の導電膜42が第2の配線44において占める割合が高くなる。第2の導電膜42は、第1の導電膜41よりも電気抵抗が小さい銅を材料としているため、本実施形態ではロジック領域IIにおける第2の配線44の低抵抗化を実現できる。
このように、本実施形態では、SRAM領域Iにおいて第1の配線43の埋め込み不良を防止しつつ、ロジック領域IIにおける第2の配線44の低抵抗化を実現できる。
次に、図17に示すように、第2の絶縁膜34と各配線43、44の上に第2のキャップ絶縁膜46としてCVD法で炭化シリコン膜を30nm〜70nm程度の厚さに形成する。
なお、第2のキャップ絶縁膜46は炭化シリコン膜に限定されず、窒素、炭素、及び酸素のいずれかとシリコンとを含む絶縁膜を第2のキャップ絶縁膜46として形成し得る。そのような絶縁膜としては、例えば、窒化シリコン膜、SiCN膜、及びSiOC膜がある。
更に、第2のキャップ絶縁膜46の上に、第3の絶縁膜47と第4の絶縁膜48をこの順に形成する。
これらの絶縁膜47、48の材料は特に限定されないが、配線遅延の低減に有利な低誘電率絶縁膜をこれらの絶縁膜47、48として形成するのが好ましい。
この例では第3の絶縁膜47として低誘電率絶縁膜の一種であるSiOC膜をCVD法で100nm〜300nmの厚さ、例えば180nmの厚さに形成する。更に、第4の絶縁膜48として前述のナノクリスタリングシリカ膜を塗布法で100nm〜200nmの厚さ、例えば150nmの厚さに形成する。
なお、このように第3の絶縁膜47と第4の絶縁膜48とを分けて形成するのに代えて、単層のSiOC膜を380nm程度の厚さに形成してもよい。
その後、第4の絶縁膜48の上に第2の絶縁性マスク膜49として炭化シリコン膜49x、酸化シリコン膜49y、及び窒化シリコン膜49zをCVD法でこの順に形成する。
第2の絶縁性マスク膜49の膜厚は特に限定されず、前述の第1の絶縁性マスク膜35(図7参照)と同程度の厚さに第2の絶縁性マスク膜49を形成し得る。
また、第2の絶縁性マスク膜49の材料も上記に限定されず、第4の絶縁膜48よりもエッチング速度が遅い膜を第2の絶縁性マスク膜49として形成し得る。例えば、第3の絶縁膜47及び第4の絶縁膜48として単層のSiOC膜を形成する場合には、厚さが80nm程度の単層の酸化シリコン膜を第2の絶縁性マスク膜49として形成し得る。
次に、図18に示すように、第2の絶縁性マスク膜49の上に、SRAM領域Iを覆い、かつロジック領域IIが露出する第3のレジスト膜51を1μm程度の厚さに形成する。
そして、第3のレジスト膜51をマスクにしつつ、酸素を含む雰囲気中で第2の絶縁性マスク膜49をアニールすることにより、ロジック領域IIにおける第2の絶縁性マスク膜49を改質する。
図9の工程と同様に、この改質処理によってロジック領域IIにおける第2の絶縁性マスク膜49の膜密度は、SRAM領域Iにおけるよりも高められることになる。そして、このような膜密度の相違により、第2の絶縁性マスク膜49のエッチング特性は各領域I、IIで異なるようになる。
なお、そのアニールの条件は図9において説明したのと同じなので、ここでは省略する。更に、図9におけるのと同様に、このアニールに代えて紫外線照射や電子線照射によって第2の絶縁性マスク膜49を改質してもよい。
この後に、図19に示すように、第3のレジスト膜51を除去する。
次に、図20に示すように、SRAM領域Iとロジック領域IIの各々に第4のレジスト膜53を形成し、この第4のレジスト膜53をマスクにして第2の絶縁性マスク膜49をRIEによりドライエッチングする。この結果、SRAM領域Iにおける第2の絶縁性マスク膜49に第3の開口49aが形成され、かつ、ロジック領域IIの第2の絶縁性マスク膜49に第4の開口49bが形成される。
なお、このドライエッチングで使用し得るエッチングガスとしては、例えばCF4ガスがある。
その後に、図21に示すように第4のレジスト膜53を除去する。
次に、図22に示すように、第2の絶縁性マスク膜49をマスクにして第4の絶縁膜48をドライエッチングすることにより、第3の開口49aと第4の開口49bの各々の下に第3の溝48aと第4の溝48bを形成する。
これらの溝48a、48bの幅は特に限定されないが、この例では第3の溝48aの幅W4と第4の溝48bの幅W5をいずれも55nm〜140nm程度とする。
このドライエッチングは、例えばCF4ガスをエッチングガスに使用するRIEにより行われる。そのエッチングガスに対する第3の絶縁膜47のエッチング速度は第4の絶縁膜48のそれよりも遅いため、このエッチングは第3の絶縁膜47の上面で停止する。
また、図18の改質処理が施されていないSRAM領域Iの第2の絶縁性マスク膜49はロジック領域IIにおけるよりも膜密度が低くエッチング速度が速い。よって、図13の工程と同様に、本工程でも第3の開口49aの側面がエッチングにより傾斜し、第3の開口49aの開口端の幅W6が第3の溝48aの幅W4よりも広くなる。
なお、SRAM領域Iよりも第2の絶縁性マスク膜49の膜密度が高いロジック領域IIにおいては第4の開口49bの側面は殆どエッチングされず、第4の開口49bの幅は第4の溝48bの幅W5と同程度となる。
続いて、図23に示すように、SRAM領域Iとロジック領域IIの各々に第5のレジスト膜54を形成する。
そして、第5のレジスト膜54をマスクにしながら、各配線43、44の上の第2のキャップ絶縁膜46と第3の絶縁膜47とをドライエッチングすることにより、第3の溝48aや第4の溝48bに重なるホール47aを形成する。
なお、このエッチングはRIEにより行われ、そのエッチングガスとしては例えばCF4ガスが使用される。
この後に、第5のレジスト膜54は除去される。
次に、図24に示すように、SRAM領域Iとロジック領域IIの各々の第2の絶縁性マスク膜49の上と、各溝48a、48bの内面と、ホール47aの内面とに、第3の導電膜57としてチタン膜を形成する。このチタン膜はスパッタ法により形成され、例えば5nm〜20nm程度の厚さに形成される。
第3の導電膜57はチタン膜に限定されない。第3の導電膜57の材料としては、チタン、タンタル、タングステン、ジルコニウム、ハフニウム、マグネシウム、及びモリブデンのいずれか、又はこれらの窒化物がある。更に、これらの各材料の単層膜又は積層膜で第3の導電膜57を形成してもよい。
また、第3の導電膜57の成膜方法もスパッタ法に限定されず、成膜とエッチングを周期的に繰り返す方法により第3の導電膜57を形成してもよい。
図14の工程と同様に、この例でもSRAM領域Iにおいて第3の開口49aの開口端の幅W6(図22参照)が広められているので、第3の溝48aにスパッタ粒子が広く行き渡る。これにより、第3の溝34b内で第3の導電膜57が埋め込み不良となるのを防止できる。
また、第3の溝48aの開口端E3においては第3の導電膜57が厚く堆積し、その膜厚T3は、第4の溝48bの開口端E4における第3の導電膜57よりも厚くなる。
続いて、図25に示すように、第3の導電膜57の上にスパッタ法で銅シード層(不図示)を40nm〜80nmの厚さに形成し、更にその上に電解めっき法又は無電解めっき法により第4の導電膜58として銅膜を形成する。
第4の導電膜58は、第3の溝48aと第4の溝48bの各々を完全に埋める厚さ、例えば1μm程度の厚さに形成される。
そして、図26に示すように、第4の絶縁膜48の上の余分な第3の導電膜57と第4の導電膜58とをCMP法により研磨して除去する。これにより、第3の導電膜57と第4の導電膜58は、第3の溝48aに第3の配線61として残されると共に、第4の溝48bに第4の配線62として残される。
これらの配線61、62はホール47a内にも形成されており、ホール47a内に形成された各配線61、62はそれぞれビア導電体61a、62aとして供される。そして、ビア導電体61aを介して第1の配線41と第3の配線61とが接続され、ビア導電体62aを介して第2の配線44と第4の配線62とが接続される。
このように配線61、62と同時にビア導電体62a、62bを形成する方法は、デュアルダマシン法と呼ばれる。
なお、この例ではCMPにより第2の絶縁性マスク膜49を除去しているが、第2の絶縁性マスク膜49の上で研磨を停止することにより、第2の絶縁性マスク膜49を50nm以下の厚さに残すようにしてもよい。
また、各配線61、62における第3の導電膜57は、第4の導電膜58に含まれる銅が第4の絶縁膜48に拡散するのを防止するバリアメタル膜としての役割を担う。
更に、ロジック領域IIにおいてはSRAM領域Iよりも第3の導電膜57が薄く、第4の配線62において銅を材料とする第4の導電膜58が占める割合が高いので、第4の配線62を第3の配線61よりも低抵抗化することができる。
これにより、第4の絶縁膜48の層内においても、SRAM領域Iにおける第3の溝48aが埋め込み不良になるのを防止しつつ、ロジック領域IIにおける第4の配線62を低抵抗化することが可能となる。
この後は、図17〜図26の工程を繰り返すことで所定の層数の多層配線構造を形成する。
そして、図27に示すように、ロジック領域IIにアルミニウム膜等の電極パッド65を形成し、更に各領域I、IIにパシベーション膜66としてCVD法で窒化シリコン膜を形成する。
そして、そのパシベーション膜66の上に保護絶縁膜67として塗布法によりポリイミド膜を形成する。なお、パシベーション膜66と保護絶縁膜67には電極65が露出する窓68がパターニングにより形成される。
以上により、本実施形態に係る半導体装置の基本構造が完成する。
なお、図27のSRAM領域Iにおいて、ロードトランジスタTRloadの断面は図1のY1−Y1線に沿う断面図に相当する。また、トランスファトランジスタTRtransferとドライバトランジスタTRdriverの各々の断面は、図1のY2−Y2線に沿う断面図に相当する。
更に、図28は、これらのトランジスタTRload、TRdriver、TRtransferで形成されるSRAMの1つのセルの等価回路図である。
上記した本実施形態によれば、図9の改質処理によりSRAM領域Iにおける第1の絶縁性マスク膜35のエッチング速度をロジック領域IIにおけるよりも速くする。
これにより、図13のように第1の開口35aの開口端の幅W3がエッチングにより広がり、その下の第1の溝34aにおいて第1の配線43の埋め込み不良が発生するのを防止できる。
更に、ロジック領域Iにおいては、絶縁性マスク膜35のエッチング速度が遅いためエッチングにより第2の開口35bの幅は広がらず、その下の第2の溝34bに第1の導電膜41を薄く形成でき、第2の配線44が低抵抗となる。
その結果、微細な第1の配線43を備えたSRAM領域Iにおいて配線の埋め込み不良を防止しながら、高速動作が求められるロジック領域IIにおいて配線遅延を抑制することが可能となる。
次に、本願発明者が行った実験について説明する。
この実験では、第1の配線43の抵抗値Rと配線容量Cとの関係を調査した。また、第2の配線44についても、その抵抗値Rと配線容量Cとの関係が調査された。
この実験の結果を図29に示す。
図29において、□で示す系列は第1の配線43についての実験結果を示し、■で示す系列は第2の配線44についての実験結果を示す。
配線の抵抗値Rと配線容量Cとは反比例の関係にあることが知られており、第1の配線43の実験結果は第1の反比例曲線G1で近似され、第2の配線44の実験結果は第2の反比例曲線G2で近似される。
これらの曲線のうち、第2の反比例曲線G2は第1の反比例曲線G1よりも原点側にシフトしている。これにより、第2の配線44のRC積が第1の配線43のRC積よりも小さく、高速動作が要求されるロジック領域IIに第2の配線44が適していることが分かる。
また、第1の配線43と第2の配線44の各々のRC積の差は約5%である。この値は、第2の絶縁膜34の材料をSiOC(実効誘電率3.15)からナノクリスタンリングシリカ(実効誘電率3.0)に変えた場合のRC積の変化量(約3%)よりも大きい。このことから、絶縁膜を低誘電率化する場合と比較して、RC積を大きく変化できることも明らかとなった。
(第2実施形態)
第1実施形態では、第1の絶縁性マスク膜35(図7参照)や第2の絶縁性マスク膜49(図17参照)として絶縁膜を形成した。
これに対し、本実施形態ではマスク膜として以下のように導電膜を形成する。
図30〜図40は、本実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図である。なお、図30〜図40において、第1実施形態で説明したのと同じ要素には第1実施形態におけるのと同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
最初に、図30に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、第1実施形態の図4(a)〜図6の工程を行うことによりSRAM領域Iとロジック領域IIの各々に第2の絶縁膜34を形成する。
そして、その第2の絶縁膜34の上にスパッタ法でタンタル膜を20nm〜50nm程度の厚さに形成し、そのタンタル膜を導電性マスク膜71とする。
なお、導電性マスク膜71はタンタル膜に限定されない。タンタル膜に代えてジルコニウム膜やハフニウム膜を導電性マスク膜71として形成してもよい。
次に、図31に示すように、導電性マスク膜71の上にフォトレジストを塗布し、それを露光、現像することにより第6のレジスト膜72を1μm程度の厚さに形成する。なお、露光の際に使用する露光光はI線とKrFレーザ光のいずれでもよい。
また、この第6のレジスト膜72は、ロジック領域IIを覆い、かつSRAM領域Iが露出するように形成される。
次に、図32に示すように、酸素原子を含む雰囲気中で導電性マスク膜71をアニールすることにより、SRAM領域Iにおける導電性マスク膜71を改質する。
そのアニール条件は特に限定されない。例えば、窒素ガスにオゾンガスを添加した減圧雰囲気中において基板温度を200℃〜400℃、アニール時間を2分〜5分、雰囲気の圧力を50Torr〜650Torrとする条件でこのアニールを行い得る。
SRAM領域Iにおいて第6のレジスト膜72から露出している部分の導電性マスク膜71はこのアニールによって酸化する。
一方、ロジック領域IIにおいて第6のレジスト膜72で覆われている部分の導電性マスク膜71は、アニール雰囲気から隔離されているため酸化しない。このような酸化の有無により導電性マスク膜71のエッチング特性は各領域I、IIで異なるようになり、後述のようにSRAM領域Iにおける導電性マスク膜71のエッチング速度はロジック領域IIにおけるよりも速くなる。
このようにSRAM領域Iにおける導電性マスク膜71を酸化する方法としては、上記のアニールの他にプラズマ処理がある。
そのプラズマ処理においては、上記のようにロジック領域IIを第6のレジスト膜72で覆いつつ、SRAM領域Iにおける導電性マスク膜71を酸素原子を含むプラズマ雰囲気に曝す。このプラズマ処理は、例えばリモートプラズマ処理装置を用いて行い得る。また、その条件としては、酸素ガスの雰囲気中において基板温度を200℃〜400℃、アニール時間を2分〜5分、雰囲気の圧力を50Torr〜650Torr、プラズマ化の電力を100W〜500Wとする条件を採用し得る。
この後に、図33に示すように、第6のレジスト膜72を除去する。
続いて、図34に示すように、SRAM領域Iとロジック領域IIの各々に再びフォトレジストを塗布し、それを露光、現像して第2のレジスト膜39を形成する。
そして、第2のレジスト膜39をマスクにするRIEにより導電性マスク膜71をドライエッチングして、SRAM領域Iに第1の開口71aを形成すると共に、ロジック領域IIに第2の開口71bを形成する。なお、そのドライエッチングで使用し得るガスとしては、例えばBCl3ガスやCl2ガスがある。
この後に、図35に示すように、第2のレジスト膜39を除去する。
次に、図36に示すように、導電性マスク膜71をエッチングマスクに使用して第2の絶縁膜34をドライエッチングし、第1の開口71aと第2の開口71bのそれぞれの下に第1の溝34aと第2の溝34bを形成する。
このドライエッチングは、例えば、CF4ガスをエッチングガスに使用するRIEにより行われる。
更に、これらの溝34a、34bの幅も特に限定されず、第1実施形態と同様に第1の溝34aの幅W1と第2の溝34bの幅W2をいずれも55nm〜140nm程度とし得る。
ここで、図32の改質処理によりSRAM領域Iにおける導電性マスク膜71は酸化されているのに対し、ロジック領域IIにおける導電性マスク膜71は酸化されていない。
導電性マスク膜71のエッチング速度は、導電性マスク膜71が酸化されているか否かによって変わり、酸化された導電性マスク膜71のエッチング速度は酸化していない場合よりも速くなる。そのため、導電性マスク膜71と第2の絶縁膜34とのエッチングの選択比は、ロジック領域IIにおいては1000程度の高い値となるが、SRAM領域Iにおいては10程度の低い値となる。
このように選択比が低下した結果、SRAM領域Iの第1の開口71a導電性マスク膜71はロジック領域IIにおけるよりも多くエッチングされ、第1の溝35aの上において第1の開口71aの側面が傾斜するようになる。
これにより、第1実施形態(図13参照)と同様に、本実施形態でも第1の開口71aの開口端の幅W3が第1の溝35aの幅W1よりも広くなる。
一方、導電性マスク膜71のエッチング速度が遅いロジック領域IIにおいては、第2の開口71bの側面は基板に対して略垂直な状態のままであり、第2の開口71bの幅は第2の溝34bの幅W2と同程度となる。
次いで、図37に示すように、SRAM領域Iとロジック領域IIの各々の導電性マスク膜71の上と、各溝34a、34bの内面とに、スパッタ法で第1の導電膜41としてチタン膜を5nm〜20nmの厚さに形成する。
このとき、前述のように第1の開口71aの開口端の幅W3(図36参照)が広められているため、第1実施形態と同様に第1の開口71aの下の第1の溝34aにおいて第1の導電膜41が埋め込み不良となるのを防止できる。
更に、図14を参照して第1実施形態で説明したのと同じ理由により、第1の溝34aの開口端E1における第1の導電膜41の膜厚T1は、第2の溝34bの開口端E2での膜厚T2よりも厚くなる。
次に、図38に示すように、第1実施形態の図15の工程と同様に第2の導電膜42として銅膜を形成し、その第2の導電膜42により第1の溝34aと第2の溝34bの各々を完全に埋める。
そして、図39に示すように、第2の絶縁膜34の上の導電性マスク膜71、第1の導電膜41、及び第2の導電膜42をCMP法により研磨して除去する。これにより、第1の導電膜41と第2の導電膜42が第2の溝34a内に第1の配線43として残される。また、これと同時に、第2の溝34bにおいては、第1の導電膜41と第2の導電膜42が第2の配線44として残される。
この後は、第1実施形態で説明した図17〜図27と同じ工程を行うことにより、図40に示すような本実施形態に係る半導体装置の基本構造を完成させる。
以上説明した本実施形態によれば、図32の改質処理によりSRAM領域Iにおける導電性マスク膜71のエッチング速度をロジック領域IIにおけるよりも速くする。
その結果、図36のように第1の開口71aの開口端の幅W3がエッチングにより広がり、その下の第1の溝34aにおいて第1の配線43の埋め込み不良が発生するのを防止できる。
しかも、ロジック領域Iにおいては導電性マスク膜71のエッチング速度が遅いためエッチングにより第2の開口71bの幅は広がらず、その下の第2の溝34bに第1の導電膜41を薄く形成できる。これにより、第2の配線44において低抵抗の銅を材料とする第2の導電膜42が占める割合が増えるので、第2の配線44の抵抗を低減することが可能となる。
これにより、第1実施形態と同様に、SRAM領域Iにおける第1の配線43の埋め込み不良の防止と、ロジック領域IIにおける配線容量の低減とを両立することが可能となる。
以上説明した各実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 第1の領域と第2の領域とを備えた半導体基板の上に絶縁膜を形成する工程と、
前記絶縁膜の上にマスク膜を形成する工程と、
前記マスク膜を改質することにより、前記第1の領域における前記マスク膜のエッチング特性と、前記第2の領域における前記マスク膜のエッチング特性とを異ならせる工程と、
前記マスク膜を改質する工程の後、前記第1の領域における前記マスク膜に第1の開口を形成する工程と、
前記マスク膜を改質する工程の後、前記第2の領域における前記マスク膜に第2の開口を形成する工程と、
前記マスク膜をエッチングマスクに使用して、前記第1の領域における前記マスク膜のエッチング速度が前記第2の領域における前記マスク膜のエッチング速度よりも速い条件で、前記絶縁膜をエッチングすることにより、前記第1の開口の下の前記絶縁膜に第1の溝を形成すると共に、前記第2の開口の下の前記絶縁膜に第2の溝を形成する工程と、
前記第1の溝の内面と前記第2の溝の内面とに、第1の導電膜を形成する工程と、
前記第1の導電膜の上に第2の導電膜を形成することにより、前記第1の溝内に第1の配線を形成し、かつ、前記第2の溝内に第2の配線を形成する工程と、
を有する半導体装置の製造方法。
(付記2) 前記マスク膜を形成する工程において、該マスク膜として絶縁性マスク膜を形成し、
前記マスク膜を改質する工程は、
前記第1の領域を覆い、かつ、前記第2の領域が露出するレジスト膜を前記マスク膜の上に形成する工程と、
前記レジスト膜を形成した後、酸素原子を含むアニール雰囲気、紫外線、及び電子線のいずれかに前記第2の領域の前記マスク膜を曝すことにより、前記第2の領域の前記マスク膜を改質する工程と、
前記レジスト膜を除去する工程とを有することを特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記3) 前記絶縁性マスク膜の材料は、酸化シリコン、窒化シリコン、及び炭化シリコンのいずれかであることを特徴とする付記2に記載の半導体装置の製造方法。
(付記4) 前記マスク膜を形成する工程において、該マスク膜として導電性マスク膜を形成し、
前記マスク膜を改質する工程は、
前記第2の領域を覆い、かつ、前記第1の領域が露出するレジスト膜を前記マスク膜の上に形成する工程と、
前記レジスト膜を形成した後、酸素原子を含むアニール雰囲気、又は酸素原子を含むプラズマ雰囲気に前記第1の領域の前記マスク膜を曝すことにより、前記第1の領域の前記マスク膜を改質する工程と、
前記レジスト膜を除去する工程とを有することを特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記5) 前記導電性マスク膜の材料は、タンタル、ジルコニウム、及びハフニウムのいずれかであることを特徴とする付記4に記載の半導体装置の製造方法。
(付記6) 前記第1の配線の長手方向の長さは、前記第2の配線の長手方向の長さよりも長いことを特徴とする付記1乃至付記5のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記7) 前記絶縁膜を形成する前に、前記第1の領域にSRAMのロードトランジスタ、トランスファトランジスタ、及びドライバトランジスタを形成する工程を更に有することを特徴とする付記1乃至付記6のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記8) 第1の領域と第2の領域とを備えた半導体基板の上に形成され、前記第1の領域に第1の溝を有し、前記第2の領域に第2の溝を有する絶縁膜と、
前記第1の溝に形成された第1の配線と、
前記第2の溝に形成された第2の配線とを有し、
前記第1の配線と前記第2の配線の各々が第1の導電膜と第2の導電膜とを順に形成してなり、
前記第1の溝の開口端における前記第1の導電膜の膜厚が、前記第2の溝の開口端における前記第1の導電膜の膜厚よりも厚いことを特徴とする半導体装置。
(付記9) 前記第1の配線の長手方向の長さは、前記第2の配線の長手方向の長さよりも長いことを特徴とする付記8に記載の半導体装置。
(付記10) 前記第1の領域に、SRAMのロードトランジスタ、トランスファトランジスタ、及びドライバトランジスタを更に有することを特徴とする付記8又は付記9に記載の半導体装置。
20…半導体基板、25…ゲート絶縁膜、26…ゲート電極、27…絶縁性サイドウォール、29a〜29e…第1〜第4のソースドレイン領域、31…第1の絶縁膜、31a…コンタクトホール、32…コンタクトプラグ、33…第1のキャップ絶縁膜、34…第2の絶縁膜、34a…第1の溝、34b…第2の溝、35…第1の絶縁性マスク膜、35a…第1の開口、35b…第2の開口、35x…炭化シリコン膜、35y…酸化シリコン膜、35z…窒化シリコン膜、36…第1のレジスト膜、39…第2のレジスト膜、41…第1の導電膜、42…第2の導電膜、43…第1の配線、44…第2の配線、46…第2のキャップ絶縁膜、47…第3の絶縁膜、47a…ホール、48…第4の絶縁膜、48a…第3の溝、48b…第4の溝、49…第2の絶縁性マスク膜、49a…第3の開口、49b…第4の開口、49x…炭化シリコン膜、49y…酸化シリコン膜、49z…窒化シリコン膜、51…第3のレジスト膜、53…第4のレジスト膜、54…第5のレジスト膜、57…第3の導電膜、58…第4の導電膜、61…第3の配線、62…第4の配線、61a、62a…ビア導電体、65…電極パッド、66…パシベーション膜、67…保護絶縁膜、68…窓、71…導電性マスク膜、71a…第1の開口、71b…第2の開口、72…第6のレジスト膜、TRload…ロードトランジスタ、TRtransfer…トランスファトランジスタ、TRdriver…ドライバトランジスタ。

Claims (5)

  1. 第1の領域と第2の領域とを備えた半導体基板の上に絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜の上にマスク膜を形成する工程と、
    前記マスク膜を改質することにより、前記第1の領域における前記マスク膜のエッチング特性と、前記第2の領域における前記マスク膜のエッチング特性とを異ならせる工程と、
    前記マスク膜を改質する工程の後、前記第1の領域における前記マスク膜に第1の開口を形成する工程と、
    前記マスク膜を改質する工程の後、前記第2の領域における前記マスク膜に第2の開口を形成する工程と、
    前記マスク膜をエッチングマスクに使用して、前記第1の領域における前記マスク膜のエッチング速度が前記第2の領域における前記マスク膜のエッチング速度よりも速い条件で、前記第1の開口の側面を傾斜させて開口端の幅を広げながら前記絶縁膜をエッチングすることにより、前記第1の開口の下の前記絶縁膜に第1の溝を形成すると共に、前記第2の開口の下の前記絶縁膜に第2の溝を形成する工程と、
    前記第1の溝の内面と前記第2の溝の内面とに、前記第1の溝の側面の膜厚よりも前記第2の溝の側面の膜厚が薄い第1の導電膜を形成する工程と、
    前記第1の導電膜の上に前記第1の導電膜よりも抵抗率の低い第2の導電膜を形成することにより、前記第1の溝内に第1の配線を形成し、かつ、前記第2の溝内に第2の配線を形成する工程と、
    を有する半導体装置の製造方法。
  2. 前記マスク膜を形成する工程において、該マスク膜として絶縁性マスクを形成し、
    前記マスク膜を改質する工程は、
    前記第1の領域を覆い、かつ、前記第2の領域が露出するレジスト膜を前記マスク膜の上に形成する工程と、
    前記レジスト膜を形成した後、酸素原子を含むアニール雰囲気、紫外線、及び電子線のいずれかに前記第2の領域の前記マスクを曝すことにより、前記第2の領域の前記マスク膜を改質する工程と、
    前記レジスト膜を除去する工程とを有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記マスク膜を形成する工程において、該マスク膜として導電性マスクを形成し、
    前記マスク膜を改質する工程は、
    前記第2の領域を覆い、かつ、前記第1の領域が露出するレジスト膜を前記マスク膜の上に形成する工程と、
    前記レジスト膜を形成した後、酸素原子を含むアニール雰囲気、又は酸素原子を含むプラズマ雰囲気に前記第1の領域の前記マスク膜を曝すことにより、前記第1の領域の前記マスク膜を改質する工程と、
    前記レジスト膜を除去する工程とを有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第2の配線の長手方向の長さは、前記第1の配線の長手方向の長さよりも長いことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記絶縁膜を形成する前に、前記第1の領域にSRAMのロードトランジスタ、トランスファトランジスタ、及びドライバトランジスタを形成する工程を更に有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
JP2013119176A 2013-06-05 2013-06-05 半導体装置とその製造方法 Active JP6123501B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013119176A JP6123501B2 (ja) 2013-06-05 2013-06-05 半導体装置とその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013119176A JP6123501B2 (ja) 2013-06-05 2013-06-05 半導体装置とその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014236206A JP2014236206A (ja) 2014-12-15
JP6123501B2 true JP6123501B2 (ja) 2017-05-10

Family

ID=52138659

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013119176A Active JP6123501B2 (ja) 2013-06-05 2013-06-05 半導体装置とその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6123501B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109493728B (zh) * 2018-12-13 2022-10-14 云谷(固安)科技有限公司 一种显示面板及显示装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011114049A (ja) * 2009-11-25 2011-06-09 Renesas Electronics Corp 半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014236206A (ja) 2014-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10269715B2 (en) Split rail structures located in adjacent metal layers
KR101129919B1 (ko) 반도체 소자 및 그의 형성 방법
JP2006339621A (ja) 半導体素子の製造方法
TW201535643A (zh) 半導體裝置及方法
JP2005175420A (ja) Nandフラッシュ素子の製造方法
TW586156B (en) Semiconductor device and the manufacturing method of the same
KR101626333B1 (ko) 반도체 소자내의 임베디드 저항 소자의 형성 방법
US11362033B2 (en) Semiconductor structure and method for fabricating the same
KR100475118B1 (ko) 2중 콘택 스페이서를 포함하는 반도체 소자의 제조방법
TW202105609A (zh) 半導體結構的形成方法
JP6123501B2 (ja) 半導体装置とその製造方法
US11810966B2 (en) Semiconductor structure and method for fabricating the same
JP4638139B2 (ja) 半導体素子の金属配線形成方法
JP6197381B2 (ja) 半導体装置とその製造方法
JP2002050702A (ja) 半導体装置
JP3977246B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2003298050A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2008277434A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP5924198B2 (ja) 半導体装置の製造方法
TWI697032B (zh) 半導體元件的製程
JP4561060B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
KR100280805B1 (ko) 강유전체 메모리 소자의 제조 방법
JP2024106363A (ja) 半導体装置
KR20070032476A (ko) 반도체 소자의 제조방법
JP2023051826A (ja) スタンダードセル構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170320

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6123501

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150