JP6123389B2 - 無端状ベルトの駆動装置、無端状ベルトの製造方法および画像形成装置 - Google Patents

無端状ベルトの駆動装置、無端状ベルトの製造方法および画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、無端状ベルトの駆動装置、無端状ベルトの製造方法および画像形成装置に関する。
プリンタ装置、複写機、複合機などの画像形成装置で用いられる中間転写ベルトは無端状ベルトである。無端状ベルトは、複数のローラに架け渡されて設けられるが、その走行中に蛇行したり、ベルト幅方向の一方側(片側)に寄って走行したりすることがある。
そのため、従来の無端状ベルトの駆動装置では、無端状ベルトの側端部の内側に側縁に沿ってリブ部材を設ける一方、無端状ベルトが架け渡される複数のローラの少なくとも1つのローラの端部に規制部材を配置し、その規制部材とリブ部材との協働によって無端状ベルトの蛇行や片寄り走行を防止するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−203781号公報
ところで、無端状ベルトの蛇行や片寄り走行を防止する機構を構築するに当たっては、1本のリブ部材を無端状ベルトの内側に貼り付けることになるため、必然的に、規制リブには繋ぎ目部分が存在する。そして、繋ぎ目部分では、生産上、リブ部材の一端部と他端部との間でベルト幅方向において位置ずれが発生してしまう。この位置ずれが無端状ベルトの走行(進行)に対して規制部材に引っ掛かる方向に生じていると、繋ぎ目部分を起点に無端状ベルトのローラへの乗り上げが発生し易くなる。
なお、ここでは、画像形成装置で用いられる中間転写ベルトの駆動装置を例に挙げてその問題点について説明したが、中間転写ベルトの駆動装置に限らず、規制部材とリブ部材との協働によって無端状ベルトの蛇行などを防止する機構を備える無端状ベルトの駆動装置全般に対して言える問題点である。
本発明は、リブ部材の繋ぎ目部分のベルト幅方向における位置ずれに起因する無端状ベルトのローラへの乗り上げを防止可能な無端状ベルトの駆動装置、無端状ベルトの製造方法および画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の無端状ベルトの駆動装置および画像形成装置は、
回転可能な無端状ベルトと、
前記無端状ベルトのベルト本体の側縁に沿って設けられた、両端部の間に繋ぎ目部分を有するリブ部材と、
前記無端状ベルトが架け渡される複数のローラと、
前記複数のローラの少なくとも1つのローラに設けられ、前記リブ部材との協働によって前記無端状ベルトの幅方向の位置を規制する規制部材と、
前記無端状ベルトを回転させる駆動部と、
を備え、
前記リブ部材の繋ぎ目部分において、前記無端状ベルトの進行方向における後行側のリブ部材の端部の前記ベルト本体の中心側は切り欠かれており、前記無端状ベルトの進行方向における後行側のリブ部材の切り欠かれた端部の内端、前記無端状ベルトの進行方向における先行側のリブ部材の端部の内端よりも貼り付け位置のばらつきの許容量以上前記ベルト本体の側縁側にずれた位置に設定され
ことを特徴とする。
リブ部材の繋ぎ目部分において、後行側のリブ部材の端部の内端が先行側のリブ部材の端部の内端よりもベルト本体の側縁側に位置することで、無端状ベルトの走行の際に、後行側のリブ部材の端部の内端が、規制部材に引っ掛かることはない。したがって、リブ部材の繋ぎ目部分において、リブ部材の両端部(先行側のリブ部材の端部/後行側のリブ部材の端部)のベルト幅方向の位置ずれが原因で、無端状ベルトがローラに乗り上げることもない。
また、本発明の無端状ベルトの製造方法は、
複数のローラに架け渡され、これら複数のローラの少なくとも1つのローラに設けられた規制部材と、両端部の間に繋ぎ目部分を有するように、ベルト本体の側縁に沿って設けられたリブ部材との協働によって、前記ベルト本体の幅方向の位置が規制される無端状ベルトの製造方法であって、
前記リブ部材の繋ぎ目部分において、前記無端状ベルトの進行方向における後行側のリブ部材の端部の前記ベルト本体の中心側は切り欠かれており、前記無端状ベルトの進行方向における後行側のリブ部材の切り欠かれた端部の内端、前記無端状ベルトの進行方向における先行側のリブ部材の端部の内端よりも貼り付け位置のばらつきの許容量以上前記ベルト本体の側縁側にずれた位置になるように前記リブ部材を前記ベルト本体に貼り付ける工程と、
前記後行側のリブ部材の端部の内端が、前記先行側のリブ部材の端部の内端から所定の範囲内に位置するか否かを管理する工程と、
の各処理を順に実行することを特徴とする。
リブ部材の繋ぎ目部分において、後行側のリブ部材の端部の内端が先行側のリブ部材の端部の内端よりもベルト本体の側縁側に位置するようにリブ部材をベルト本体に貼り付けた後、後行側のリブ部材の端部の内端が先行側のリブ部材の端部の内端から所定の範囲内に位置するか否かを管理するようにすることで、後行側のリブ部材の端部の内端の、先行側のリブ部材の端部の内端からのずれ量を規定の範囲内に設定できる。
本発明によれば、リブ部材の繋ぎ目部分において、後行側のリブ部材の端部の内端が、先行側のリブ部材の端部の内端よりもベルト本体の側縁側に位置しているため、リブ部材の両端部のベルト幅方向の位置ずれに起因する無端状ベルトのローラへの乗り上げを防止することができる。
本発明の一実施の形態に係る画像形成装置のシステム構成の概略を示す全体構成図である。 蛇行防止機構の概略を示す、一部断面を含む構成図であり、(A)は両側規制方式の蛇行防止機構を示し、(B)は片側規制方式の蛇行防止機構を示している。 蛇行防止機構における規制部(規制部材)の具体的な構成を示す、一部断面を含む構成図であり、(A)は両側規制方式の規制部の構成1を示し、(B)は両側規制方式の構成2を示している。 規制リブの繋ぎ目部分における位置ずれに起因する不具合について説明するための図である。 実施例1に係る規制リブの構成を示す図である。 実施例2に係る規制リブの構成を示す図である。 実施例3に係る規制リブの構成を示す図である。 中間転写ベルトの製造方法の手順を示す工程図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下の説明や各図において、同一の要素または同一の機能を有する要素には同一の符号を付して示し、重複する説明は省略する。
[画像形成装置の構成例]
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置のシステム構成の概略を示す全体構成図である。本実施の形態では、複写機に適用する場合を例に挙げている。
図1に示すように、本実施の形態に係る画像形成装置1は、静電気を用いて画像の形成を行う電子写真方式を採用しており、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色のトナーを重ね合わせるタンデム形式のカラー画像形成装置である。この画像形成装置1は、原稿搬送部10と、用紙収納部20と、画像読取部30と、画像形成部40と、中間転写ベルト50と、2次転写部60と、定着部70と、制御基板80とを有する。
原稿搬送部10は、原稿をセットする原稿給紙台11と、複数のローラ12と、搬送ドラム13と、搬送ガイド14と、原稿排出ローラ15と、原稿排出トレイ16とを有している。原稿給紙台11にセットされた原稿Gは、複数のローラ12及び搬送ドラム13によって、画像読取部30の読取位置に1枚ずつ搬送される。搬送ガイド14及び原稿排出ローラ15は、複数のローラ12及び搬送ドラム13により搬送された原稿Gを原稿排出トレイ16に排出する。
画像読取部30は、原稿搬送部10により搬送された原稿G又は原稿台31に載置された原稿の画像を読み取って、画像データを生成する。具体的には、原稿Gの画像がランプLによって照射される。このランプLからの照射光に基づく原稿Gからの反射光は、第1ミラーユニット32、第2ミラーユニット33、レンズユニット34の順に導かれて、撮像素子35の受光面に結像する。撮像素子35は、入射した光を光電変換して所定の画像信号を出力する。出力された画像信号は、A/D変換されることにより画像データとして作成される。
また、画像読取部30は、画像読取制御部36を有している。画像読取制御部36は、A/D変換によって作成された画像データに、シェーディング補正やディザ処理、圧縮等の周知の画像処理を施して、制御基板80に搭載されたRAM(不図示)に格納する。なお、画像データは、画像読取部30から出力されるデータに限定されず、画像形成装置1に接続されたパーソナルコンピュータや他の画像形成装置などの外部装置から受信したデータであってもよい。
用紙収納部20は、装置本体の下部に配置されており、用紙Sのサイズや種類に応じて複数設けられている。この用紙Sは、給紙部21により給紙されて搬送部23に送られ、搬送部23によって転写位置である2次転写部60に搬送される。また、用紙収納部20の近傍には、手差部22が設けられている。この手差部22からは、ユーザーによってセットされる、用紙収納部20に収納されていないサイズの用紙やタグを有するタグ紙、OHPシート等の特殊紙が転写位置へ送られる。
画像読取部30と用紙収納部20との間には、画像形成部40と中間転写ベルト50が配置されている。画像形成部40は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像を形成するために、4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kを有する。
第1の画像形成ユニット40Yは、イエローのトナー像を形成し、第2の画像形成ユニット40Mは、マゼンダのトナー像を形成する。また、第3の画像形成ユニット40Cは、シアンのトナー像を形成し、第4の画像形成ユニット40Kは、ブラックのトナー像を形成する。これら4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kは、それぞれ同一の構成を有している。したがって、ここでは、第1の画像形成ユニット40Yについて説明する。
第1の画像形成ユニット40Yは、ドラム状の感光体41と、感光体41の周囲に配置された帯電部42と、露光部43と、現像部44と、クリーニング部45とを有している。感光体41は、不図示の駆動モータによる駆動の下に回転する。帯電部42は、感光体41に電荷を与えることにより感光体41の表面を一様に帯電する。露光部43は、原稿Gから読み取られた画像データ又は外部装置から送信された画像データに基づいて、感光体41の表面に対して露光を行うことにより感光体41上に静電潜像を形成する。
現像部44は、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤を用いて、感光体41上に形成された静電潜像を現像する。トナーは、画像を形成する粒子である。キャリアは、現像部44内でのトナーとの混合において摩擦帯電によりトナーに適正な電荷を与える機能と、感光体41と対向する現像領域にトナーを搬送する機能と、感光体41上の静電潜像にトナーが忠実に現像できるように現像電界を形成する機能とを持っている。この現像部44は、感光体41に形成された静電潜像にイエローのトナーを付着させる。これにより、感光体41の表面には、イエローのトナー像が形成される。
なお、第2の画像形成ユニット40Mの現像部44は、感光体41にマゼンタのトナーを付着させ、第3の画像形成ユニット40Cの現像部44は、感光体41にシアンのトナーを付着させる。そして、第4の画像形成ユニット40Kの現像部44は、感光体41にブラックのトナーを付着させる。
クリーニング部45は、感光体41の表面に残留しているトナーを除去する。
感光体41上に付着したトナーは、中間転写体の一例である中間転写ベルト50に転写される。中間転写ベルト50は、無端状に形成されており、複数のローラに架け渡されている。この中間転写ベルト50は、不図示の駆動モータによる駆動の下に、感光体41の回転(移動)方向とは逆方向に回転する(走行する)。
中間転写ベルト50における各画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kの感光体41と対向する位置には、1次転写部51が設けられている。この1次転写部51は、中間転写ベルト50にトナーと逆極性の電圧を印加させることで、感光体41上に付着したトナーを中間転写ベルト50に転写する。
そして、中間転写ベルト50が回転することで、4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kで形成されたトナー像が、中間転写ベルト50の表面に順次転写される。これにより、中間転写ベルト50上には、イエロー、マゼンダ、シアン及びブラックのトナー像が重なり合うことによってカラー画像が形成される。
また、中間転写ベルト50には、ベルトクリーニング装置53が対向している。このベルトクリーニング装置53は、用紙Sへのトナー画像の転写を終えた中間転写ベルト50の表面を清掃する。
中間転写ベルト50の近傍で、かつ搬送部23の用紙搬送方向の下流には、2次転写部60が配置されている。この2次転写部60は、搬送部23によって搬送されてきた用紙Sを中間転写ベルト50に接触させることにより、中間転写ベルト50の外周面上に形成されたトナー像を用紙Sに転写する。
2次転写部60は、2次転写ローラ61を有している。2次転写ローラ61は、中間転写ベルト50を介して対向ローラ52に圧接されている。そして、2次転写ローラ61と中間転写ベルト50が接触する部分は、2次転写ニップ部62となる。この2次転写ニップ部62の位置は、中間転写ベルト50の外周面上に形成されたトナー像を用紙Sに転写する転写位置である。
2次転写部60における用紙Sの排出側には、定着部70が設けられている。この定着部70は、用紙Sを加圧及び加熱して、転写されたトナー像を用紙Sに定着させる。定着部70は、例えば、一対の定着部材である定着上ローラ71及び定着下ローラ72で構成されている。定着上ローラ71及び定着下ローラ72は、互いに圧接した状態で配置されており、定着上ローラ71と定着下ローラ72との圧接部には定着ニップ部が形成される。
定着上ローラ71の内部には、加熱部が設けられている。この加熱部からの輻射熱により定着上ローラ71のローラ部が温められる。そして、定着上ローラ71のローラ部の熱が用紙Sへ伝達されることにより、用紙S上のトナー像が定着される。
用紙Sは、2次転写部60によってトナー像が転写された面(定着対象面)が定着上ローラ71と向き合うように搬送され、定着ニップ部を通過する。したがって、定着ニップ部を通過する用紙Sには、定着上ローラ71と定着下ローラ72とによる加圧と、定着上ローラ71のローラ部の熱による加熱が行われる。
定着部70の用紙Sの搬送方向の下流には、切換ゲート24が配置されている。切換ゲート24は、定着部70を通過した用紙Sの搬送路を切り換える。すなわち、切換ゲート24は、用紙Sの片面への画像形成におけるフェースアップ排紙を行う場合に、用紙Sを直進させる。これにより、用紙Sは、一対の排紙ローラ25によって排紙される。また、切換ゲート24は、用紙Sの片面への画像形成におけるフェースダウン排紙を行う場合、及び用紙Sの両面への画像形成を行う場合に、用紙Sを下方に案内する。
フェースダウン排紙を行う場合は、切換ゲート24によって用紙Sを下方に案内した後に、用紙反転搬送部26によって用紙Sの表裏を反転して上方に搬送する。これにより、表裏が反転された用紙Sは、一対の排紙ローラ25によって排紙される。用紙Sの両面への画像形成を行う場合は、切換ゲート24によって用紙Sを下方に案内した後に、用紙反転搬送部26によって用紙Sの表裏を反転する。そして、表裏が反転された用紙Sは、再給紙路27によって再び転写位置へ送られる。
一対の排紙ローラ25の下流側には、用紙Sを折ったり、用紙Sに対してステープル処理等を行ったりする後処理装置を配置してもよい。
[中間転写ベルトの駆動装置]
次に、上記構成の画像形成装置1における中間転写ベルト50の駆動装置について説明する。この中間転写ベルト50の駆動装置は、本発明による無端状ベルトの駆動装置の一例である。
図1に示すように、無端状の中間転写ベルト50は、複数のローラに張力がかかった状態で架け渡されている(張架されている)。この中間転写ベルト50は、その走行中に蛇行したり、ベルト幅方向の一方側(片側)に寄って走行したりすることがある。そのため、中間転写ベルト50の駆動部である駆動装置には、中間転写ベルト50の蛇行や片寄り走行などを防止する機構(以下、「蛇行防止機構」と記述する)が設けられている。
この蛇行防止機構には、中間転写ベルト50の両側端部においてベルト幅方向の位置を規制する両側規制方式のものと、中間転写ベルト50の片側の側端部においてベルト幅方向の位置を規制する片側規制方式のものとがある。いずれの規制方式の蛇行防止機構を採用するかは任意である。すなわち、画像形成装置1の規模やグレードなどに応じて任意に選択することができる。
これら2つの規制方式の蛇行防止機構の概略について、図2を用いて説明する。図2において、(A)は両側規制方式の蛇行防止機構を示し、(B)は片側規制方式の蛇行防止機構を示している。
<両側規制方式>
図2(A)に示すように、両側規制方式の蛇行防止機構は、中間転写ベルト50の両側端部の内側にベルト本体の側縁に沿って設けられたリブ部材(以下、「規制リブ」と記述する)100A,100Bと、従動ローラ110の両側の端部に配置された規制部材(以下、「規制カラー」と記述する)120A,120Bとを備える構成となっている。
規制リブ100A,100Bは、ウレタンゴム等の変形可能な材料により一定の幅(例えば、5mm程度)の棒状に形成されたリブ部材からなり、1本のリブ部材が中間転写ベルト50の内側にベルト本体の側縁に沿って接着剤等によって貼り付けられることによって構成される。中間転写ベルト50に対する規制リブ100A,100Bの貼り付けは、例えば専用の治具を用いることによって行われる。
従動ローラ110は、中間転写ベルト50を張架する複数のローラの1つである。従動ローラ110及び規制カラー120A,120Bは、軸150(図3参照)によって共に回転自在に軸支されている。そして、規制カラー120A,120Bは、中間転写ベルト50に直接接触しないように、その外径が従動ローラ110の外径よりも小さくなるように形成されている。
この両側規制方式の蛇行防止機構は、規制リブ100A,100Bと規制カラー120A,120Bとの協働の下に、中間転写ベルト50のベルト幅方向の位置を規制することにより、中間転写ベルト50の蛇行や片寄り走行を防止する。より具体的には、規制カラー120A,120Bは、規制リブ100A,100Bと当接する面が、従動ローラ110側に向けて外径が大きくなるテーパー面となっている。そして、中間転写ベルト50の走行時に、規制リブ100A,100Bの内縁端が規制カラー120A,120Bのテーパー面に当接することにより、中間転写ベルト50のベルト幅方向における位置の規制が行われる。
ここで、中間転写ベルト50のベルト幅方向の位置の規制にあたって、規制リブ100A,100Bの内縁端が規制リブ100A,100Bのテーパー面を乗り上げることにより、中間転写ベルト50の端部が屈曲する場合がある。そのため、中間転写ベルト50の端部の補強を目的として、中間転写ベルト50の両側端部には、規制リブ100A,100Bが設けられている位置と反対側に、PETシール等の補強材130A,130Bが貼り付けられている。
<片側規制方式>
図2(B)に示すように、片側規制方式の蛇行防止機構は、中間転写ベルト50の片側の側端部の内側にベルト本体の側縁に沿って設けられた規制リブ100と、従動ローラ110の片側の端部に配置された、鼓状の形状を有する規制カラー120とを備える構成となっている。
この片側規制方式の蛇行防止機構は、鼓状の規制カラー120と規制リブ100との協働の下に、中間転写ベルト50のベルト幅方向の位置を規制することにより、中間転写ベルト50の蛇行や片寄り走行を防止する。より具体的には、規制カラー120の形状は、従動ローラ110側に向けて外径が大きくなるテーパー面と、従動ローラ110と反対側に向けて外径が大きくなるテーパー面の2つのテーパー面を有する鼓状である。そして、中間転写ベルト50の走行時に、規制リブ100の外縁端または内縁端が、規制カラー120の2つのテーパー面の一方に当接することにより、中間転写ベルト50のベルト幅方向における位置の規制が行われる。
両側規制方式の蛇行防止機構の場合と同様に、中間転写ベルト50の端部の補強を目的として、中間転写ベルト50の規制リブ100側の側端部には、規制リブ100が設けられている位置と反対側に、PETシール等の補強材130Aが貼り付けられ、さらなる補強を目的として、補強材130Aの上に補強材140Aが貼り付けられている。なお、中間転写ベルト50の規制リブ100と反対側の側端部については、必要に応じて、補強材130B,140Bが設けられる。
<規制部の具体的な構成>
続いて、蛇行防止機構における規制部(規制部材)の具体的な構成について、図3を用いて説明する。図3において、(A)は両側規制方式の規制部の構成1を示し、(B)は両側規制方式の構成2を示している。ここでは、両側規制方式の規制部を例に挙げているが、基本的に、片側規制方式の規制部についても、両側規制方式の規制部と同様である。
図3(A)に示す構成1に係る規制部と、図3(B)に示す構成2に係る規制部とは、基本的に、規制カラー120A(120B)と従動ローラ110との間に、滑り剤であるスペーサ160が介在するか否かの点で相違する。すなわち、構成1に係る規制部は、規制カラー120Aと従動ローラ110との間にスペーサ160が介在し、構成2に係る規制部は、規制カラー120Aと従動ローラ110との間にスペーサ160が介在しない構成となっている。
スペーサ160が介在する構成1に係る規制部の方が、スペーサ160が介在しない構成2に係る規制部に比べて、従動ローラ110と規制カラー120A(120B)とが、より独立して回転できる利点がある。いずれの規制部を採用するかは任意である。すなわち、画像形成装置1の規模やグレードなどに応じて任意に選択することができる。
<規制リブの繋ぎ目部分の構成>
ところで、規制リブ100(100A,100B)については、1本のリブ部材を中間転写ベルト50の内側に貼り付けることになるため、必然的に、規制リブ100にはリブ部材が存在しない繋ぎ目部分が存在する。また、例えば専用の治具を用いて1本のリブ部材をベルトの側縁に沿って貼り付けることになるが、ベルト幅方向における貼り付け位置のばらつき(位置ずれ)の発生は避けられない。そして、規制リブ100の繋ぎ目部分における一端部と他端部との間で位置ずれが発生し、その位置ずれが中間転写ベルト50の走行(進行)に対して規制カラー120(120A,120B)に引っ掛かる方向に生じていると、繋ぎ目部分を起点に中間転写ベルト50の従動ローラ110への乗り上げが発生し易くなる。
この規制カラー120への乗り上げについて、以下により具体的に説明する。規制リブ100の繋ぎ目部分において、中間転写ベルト50の進行方向の下流側に位置する一端部を先行側のリブ端部101、中間転写ベルト50の進行方向の上流側に位置する他端部を後行側のリブ端部102とする。ここで、図4に示すように、後行側のリブ端部102の内端Bが、先行側のリブ端部101の内端Aよりもベルト本体の内側方向(引っ掛かる方向)に位置していると、中間転写ベルト50の走行時に、中間転写ベルト50が後行側のリブ端部102の内端Bから規制カラー120に乗り上げ、最終的には、中間転写ベルト50が従動ローラ110まで乗り上げる事態が発生する場合がある。
このような事態の発生、即ち、規制リブ100の繋ぎ目部分のベルト幅方向における位置ずれに起因する中間転写ベルト50の規制カラー120、ひいては従動ローラ110への乗り上げを防止するために、本実施の形態では次のような構成を採る。すなわち、本実施の形態では、後行側の規制リブ100の端部(以下、「リブ端部」と記述する)102の内端Bが、先行側のリブ端部102の内端Aよりもベルト本体の側縁側に位置する構成を採っている。
このように、規制リブ100の繋ぎ目部分において、後行側のリブ端部102の内端Bが先行側のリブ端部101の内端Aよりもベルト本体の側縁側に位置することで、中間転写ベルト50の走行の際に、後行側のリブ端部102の内端Bが、規制カラー120に引っ掛かることはない。したがって、規制リブ100の繋ぎ目部分において、規制リブ100の両端部(先行側のリブ端部101/後行側のリブ端部102)のベルト幅方向の位置ずれに起因する、中間転写ベルト50の従動ローラ110への乗り上げを回避する(防止する)ことができる。
以下に、本実施の形態の具体的な実施例について説明する。
(実施例1)
図5は、実施例1に係る規制リブの構成を示す図である。図5に示すように、実施例1に係る規制リブ100は、中間転写ベルト50の進行方向における後行側のリブ端部102の両側を切り欠いた構成となっている。より具体的には、規制リブ100の繋ぎ目部分において、後行側のリブ端部102の内側部分と外側部分とが、規制リブ100のベルト幅方向の中心線Oに関して、好ましくは対称になるように欠落した構成となっている。これにより、規制リブ100の繋ぎ目部分において、後行側のリブ端部102の幅が、先行側のリブ端部101の幅よりも狭くなる。また、後行側のリブ端部102の内端Bが、先行側のリブ端部101の内端Aよりもベルト本体の側縁側(外側)に位置する。
ところで、中間転写ベルト50に対する規制リブ100の貼り付けにおいて、先述したように、ベルト幅方向における貼り付け位置のばらつき(位置ずれ)の発生は避けられないことから、一般的には、位置ずれに±α(例えば、±0.5mm程度)の許容範囲が設定される。ここで、+αは規定貼り付け位置からのベルト内側方向へのずれ量を、−αはベルト外側方向へのずれ量をそれぞれ表すものとする。この位置ずれの許容範囲±αは、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色間の画像のずれを許容可能な範囲に対応して設定される。ここで、「規定貼り付け位置」とは、図5において、中心線Oをベルト幅方向の中心とした規制リブ100の位置を言う。
ここで、後行側のリブ端部102の内端Bのベルト幅方向の位置については、位置ずれの許容範囲±α内において、先行側のリブ端部101の内端Aに対してα以上の量だけベルト外側方向へずれた位置に設定するのが好ましい。これにより、中間転写ベルト50に対する規制リブ100の貼り付けの際に、後行側のリブ端部102が+αだけ規定貼り付け位置からベルト内側方向へずれたとしても、後行側のリブ端部102の内端Bが、先行側のリブ端部101の内端Aよりもベルト本体の中心側(内側)に位置することはない。
このように、後行側のリブ端部102の内端Bが、先行側のリブ端部101の内端Aよりもベルト本体の側縁側に位置することで、規制リブ100の繋ぎ目部分におけるベルト幅方向の位置ずれに起因する、中間転写ベルト50の従動ローラ110への乗り上げを回避することができる。また、後行側のリブ端部102の幅が、先行側のリブ端部101の幅よりも狭いことで、先行側のリブ端部101に対する後行側のリブ端部102の位置ずれの許容範囲が広がるため、1本のリブ部材を中間転写ベルト50の内側に貼り付ける際の作業性の向上に寄与できる。
(実施例2)
図6は、実施例2に係る規制リブの構成を示す図である。実施例1に係る規制リブ100は、後行側のリブ端部102の両側を切り欠いた構成となっている。これに対して、実施例2に係る規制リブ100は、中間転写ベルト50の進行方向における後行側のリブ端部102の一方側のみを切り欠いた構成となっている。
より具体的には、実施例2に係る規制リブ100は、規制リブ100の繋ぎ目部分において、後行側のリブ端部102の内側部分が欠落した構成となっている。これにより、規制リブ100の繋ぎ目部分において、後行側のリブ端部102の幅が、先行側のリブ端部101の幅よりも狭くなる。また、後行側のリブ端部102の内端Bが、先行側のリブ端部101の内端Aよりもベルト本体の側縁側(外側)に位置する。
後行側のリブ端部102の内端Bのベルト幅方向の位置については、実施例1に係る規制リブ100の場合と同様である。すなわち、規制リブ100の位置ずれの許容範囲±α内において、後行側のリブ端部102の内端Bが、先行側のリブ端部101の内端Aに対してα以上の量だけベルト外側方向へずれた位置に設定するのが好ましい。
実施例2に係る規制リブ100の場合にも、実施例1に係る規制リブ100の場合と同様の作用、効果を得ることができる。これに加えて、実施例2に係る規制リブ100の場合には、実施例1に係る規制リブ100の場合に比べて、中間転写ベルト50に対する後行側のリブ端部102の接触面積を大きく取ることができるため、中間転写ベルト50に対する後行側のリブ端部102を貼り付け強度(接着強度)を高めることができるという利点もある。
(実施例3)
図7は、実施例3に係る規制リブの構成を示す図である。実施例1,2に係る規制リブ100は、中間転写ベルト50の進行方向における後行側のリブ端部102を切り欠いた構成となっている。これに対して、実施例3に係る規制リブ100は、後行側のリブ端部102を切り欠かない構成、即ち、後行側のリブ端部102を先行側のリブ端部101と同じ形状とした構成となっている。
そして、実施例3に係る規制リブ100では、図7に示すように、規制リブ100の繋ぎ目部分において、先行側のリブ端部101に対して、後行側のリブ端部102の貼り付け位置を、ベルト幅方向においてベルト本体の側縁側(外側)に積極的にずらした構成を採っている。
後行側のリブ端部102の貼り付け位置をずらすにあたっては、規制リブ100の位置ずれの許容範囲α内において、後行側のリブ端部102の内端Bが、先行側のリブ端部101の内端Aに対してαを超える量だけベルト本体の外側方向へずれた位置に設定するのが好ましい。これにより、中間転写ベルト50に規制リブ100を貼り付ける際に、後行側のリブ端部102がαだけ規定貼り付け位置からベルト本体の内側方向へずれたとしても、後行側のリブ端部102の内端Bが、先行側のリブ端部101の内端Aよりもベルト本体の中心側(内側)に位置することはない。
例えば、規制リブ100の位置ずれの許容範囲αを0.5mmとした場合、後行側のリブ端部102の内端Bの、先行側のリブ端部101の内端Aに対するずれ量を、例えば0.6〜1.0mm程度、好ましくは0.6〜0.7mm程度に設定するのが望ましい。
これにより、規制リブ100の繋ぎ目部分において、許容範囲αの最大値0.5mmだけベルト本体の内側方向へずれたとしても、後行側のリブ端部102の内端Bが、先行側のリブ端部101の内端Aよりもベルト本体の外側に位置することになる。その結果、規制リブ100の繋ぎ目部分におけるベルト幅方向の位置ずれに起因する、中間転写ベルト50の従動ローラ110への乗り上げを回避することができる。
また、実施例3に係る規制リブ100の場合、後行側のリブ端部102を切り欠いていないため、実施例1,2に係る規制リブ100の場合に比べて、中間転写ベルト50に対する後行側のリブ端部102の接触面積を大きく取ることができる。したがって、中間転写ベルト50に対する後行側のリブ端部102を貼り付け強度(接着強度)を高めることができるという利点もある。
[中間転写ベルトの製造方法]
次に、本発明の無端状ベルトの製造方法の一例である、中間転写ベルト50の製造方法について、図8の工程図を用いて説明する。
先ず、所定の幅および長さのベルト本体をリング状に形成して無端状の中間転写ベルト50を作成する(S1)。次に、例えば専用の治具を用いて、中間転写ベルト50の内側にベルト本体の側縁に沿って接着剤等によって規制リブ100(100A,100B)を貼り付ける(S2)。この規制リブ100の貼り付けの際には、実施例1,2に係る規制リブ100にあっては、後行側のリブ端部102が切り欠かれた形状となっており、実施例3に係る規制リブ100にあっては、先行側のリブ端部101に対して後行側のリブ端部102の貼り付け位置をベルト外側にずらした状態で貼り付けが行われる。
そして、規制リブ100の貼り付けが終わったら、中間転写ベルト50の進行方向における後行側のリブ端部102の内端Bが、先行側のリブ端部101の内端Aから所定の範囲内に位置するか否かを管理する(S3)。この管理は、実施例1,2に係る規制リブ100の場合は、規制リブ100のベルト幅方向における位置ずれが許容範囲±α内に収まっているか否かを判定することによって行われる。また、実施例3に係る規制リブ100の場合は、上記の判定に加えて、後行側のリブ端部102の内端Bが、先行側のリブ端部101の内端Aから所定の範囲内に位置するか否かの判定も行われる。S3の工程の処理については、例えば、製造される
中間転写ベルト50の全てに対して行うようにすることもできるし、ロット単位で数個ずつ行うようにすることもできる。
以上の各工程の処理を順に実行することにより、規制リブ100の繋ぎ目部分のベルト幅方向における位置ずれに起因する従動ローラ110への乗り上げを防止できる中間転写ベルト50を製造することができる。換言すれば、本製造方法によって製造される、規制リブ100を有する中間転写ベルト50によれば、規制リブ100と規制カラー120との協働によって蛇行や片寄り走行が防止されるとともに、規制リブ100の繋ぎ目部分のベルト幅方向における位置ずれに起因する従動ローラ110への乗り上げがより確実に防止される。
なお、上記の実施の形態では、無端状ベルトの駆動装置として、画像形成装置で用いられる中間転写ベルトの駆動装置を例に挙げて説明したが、本発明は、中間転写ベルトの駆動装置に限られるものではない。すなわち、本発明は、画像形成装置で用いられる中間転写ベルト以外の無端状ベルトの駆動装置、さらには、規制部材とリブ部材との協働によって無端状ベルトの蛇行などを防止する蛇行防止機構を備える無端状ベルトの駆動装置全般に対して適用することができる。
また、本発明が適用される画像形成装置としては、複写機の他、プリンタ装置、ファクシミリ装置、印刷機、複合機など、規制部材とリブ部材との協働によってベルトの蛇行などを防止する機構を備える無端状ベルトの駆動装置を有する画像形成装置全般を例示することができる。また、本発明は、給紙ユニットが別ユニットとして設けられ、高速で画像を形成することができるいわゆるプロダクションプリント機にも適用可能である。
1…画像形成装置、 10…原稿搬送部、 20…用紙収納部、 30…画像読取部、 40…画像形成部、 50…中間転写ベルト、 51…1次転写部、 60…2次転写部、 70…定着部、 80…制御基板、 100,100A,100B…規制リブ、 101…先行側のリブ端部、 102…他端部を後行側のリブ端部、 110…従動ローラ、 120,120A,120B…規制カラー

Claims (6)

  1. 回転可能な無端状ベルトと、
    前記無端状ベルトのベルト本体の側縁に沿って設けられた、両端部の間に繋ぎ目部分を有するリブ部材と、
    前記無端状ベルトが架け渡される複数のローラと、
    前記複数のローラの少なくとも1つのローラに設けられ、前記リブ部材との協働によって前記無端状ベルトの幅方向の位置を規制する規制部材と、
    前記無端状ベルトを回転させる駆動部と、
    を備え、
    前記リブ部材の繋ぎ目部分において、前記無端状ベルトの進行方向における後行側のリブ部材の端部の前記ベルト本体の中心側は切り欠かれており、前記無端状ベルトの進行方向における後行側のリブ部材の切り欠かれた端部の内端、前記無端状ベルトの進行方向における先行側のリブ部材の端部の内端よりも貼り付け位置のばらつきの許容量以上前記ベルト本体の側縁側にずれた位置に設定され
    ことを特徴とする無端状ベルトの駆動装置。
  2. 前記後行側のリブ部材の端部の幅が、前記先行側のリブ部材の端部の幅よりも狭い
    ことを特徴とする請求項1に記載の無端状ベルトの駆動装置。
  3. 前記規制部材の前記リブ部材と当接する面がテーパー面である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無端状ベルトの駆動装置。
  4. 複数のローラに架け渡され、これら複数のローラの少なくとも1つのローラに設けられた規制部材と、両端部の間に繋ぎ目部分を有するように、ベルト本体の側縁に沿って設けられたリブ部材との協働によって、前記ベルト本体の幅方向の位置が規制される無端状ベルトの製造方法であって、
    前記リブ部材の繋ぎ目部分において、前記無端状ベルトの進行方向における後行側のリブ部材の端部の前記ベルト本体の中心側は切り欠かれており、前記無端状ベルトの進行方向における後行側のリブ部材の切り欠かれた端部の内端、前記無端状ベルトの進行方向における先行側のリブ部材の端部の内端よりも貼り付け位置のばらつきの許容量以上前記ベルト本体の側縁側にずれた位置になるように前記リブ部材を前記ベルト本体に貼り付ける工程と、
    前記後行側のリブ部材の端部の内端が、前記先行側のリブ部材の端部の内端から所定の範囲内に位置するか否かを管理する工程と、
    の各処理を順に実行することを特徴とする無端状ベルトの製造方法。
  5. 回転可能な無端状ベルトと、
    前記無端状ベルトのベルト本体の側縁に沿って設けられた、両端部の間に繋ぎ目部分を有するリブ部材と、
    前記無端状ベルトが架け渡される複数のローラと、
    前記複数のローラの少なくとも1つのローラに設けられ、前記リブ部材との協働によって前記無端状ベルトの幅方向の位置を規制する規制部材と、
    前記無端状ベルトに転写するトナー像を形成する画像形成部と、
    を備え、
    前記リブ部材の繋ぎ目部分において、前記無端状ベルトの進行方向における後行側のリブ部材の端部の前記ベルト本体の中心側は切り欠かれており、前記無端状ベルトの進行方向における後行側のリブ部材の切り欠かれた端部の内端、前記無端状ベルトの進行方向における先行側のリブ部材の端部の内端よりも貼り付け位置のばらつきの許容量以上前記ベルト本体の側縁側にずれた位置に設定され
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記無端状ベルトは、中間転写ベルトである
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
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