JP6122247B2 - エンドシール装置 - Google Patents

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Description

本発明は、包装フィルムを筒状に製袋し、その筒状に製袋した包装フィルム内に製品を供給後、製品の前後において包装フィルムをシール・カットするエンドシール装置に関する。
包装体の形態には多種多様のものがあるが、その中の一つとしてピロー包装体がある。このピロー包装体は、帯状の包装フィルムを製袋器に通過させることで筒状に製袋し、その包装フィルムの進行方向両端縁同士をシール(センターシール)することで筒状フィルムとし、更に、その筒状フィルム内に被包装物を内包させると共に前後の被包装物間のフィルム部位を筒状フィルムの進行方向と直交する方向にシール(エンドシール)すると共にカットすることで製造される。
このようにして製造された包装体1は、図1に示すように、内部に被包装物2を内包すると共に、1本のセンターシール部と、両端に形成される耳部(エンドシール部)4により密封された形態を採る。
係るピロー包装体を製造するピロー包装機は、図2に示すようなエンドシール装置6を備えている。このエンドシール装置6は、上下一対のシーラ7,8を備え、そのシーラ7,8のシール面7a,8aの中央部に凹溝7b,8bが形成されている。そして、下側のシーラ8aの凹溝8b内に、カッター9が配置されている。このカッター9は、シーラ8に対して相対的に上下移動可能となっている。これにより、一対のシーラ7,8にて筒状フィルムを挟み込むことでシールすることができ、更に、カッター9が上昇してその先端がシール面8aよりも上方に突出することにより筒状フィルムのシール部位をカットすることができる。この種のエンドシール装置は、例えば特許文献1の従来の技術等に開示されている。
特開2008−239165公報
上述したように、従来エンドシール装置は、シール面7a,8aの中央部にカーター9を収容するための凹溝7b,8bが設けられている。この凹溝7a,8bの部分では加熱並びに加圧されないため上記のピロー包装機を用いて製造される包装体は、耳部4の先端に未シール部位4aが形成されてしまう(図1参照)。
特許文献1では、係る問題を解決するため上下のエンドシーラのシール面の所定位置に幅方向に延びる凹溝を設ける点は従来と同様にし、その状態で一方のエンドシーラに設けた凹溝内には上下方向に移動するカッター刃を設け、他方のエンドシーラに設けた凹溝内には筒状フィルムに接触可能に受け板を設けるようにした。すると受け板が接触した筒状フィルムのフィルム部位はシールされ、また、カッター刃が上昇すると受け刃が逃げ、カッター刃はその受け板にてシールされたフィルム部位をカットする。
特許文献1に開示された解決策によれば、耳部が端までシールされた綺麗な包装体が製造できる。しかし構造が複雑となる。
そこで、従来のようにカッター刃が反対側のセンターシーラに設けた凹溝内に入り込んで切断するタイプにおいて、耳部先端の未シール部において2枚のフィルム部位が離れる・広がる状態が生じるのを抑止できるエンドシール装置を提供したいという課題がある。
シーラ内にカッター刃を装着し、包装フィルムをシールすると共にカットするタイプのエンドシール装置の場合、当該カッター刃を装着するための凹溝が必要となり、当該凹溝の部分で未シール部が生じてしまう。そして、その未シール部のフィルム部位をカッター刃でカットすることから、フィルム先端は未シール部が存在するため、フィルムが開いて内面側が見えやすくなる。そのため、今までの解決方法は、凹溝の幅を狭くすることに主眼が置かれていた。つまり、カッター刃を薄くしたり、カッター刃と凹溝の間に生じる隙間を狭くしたりする。しかし、本発明者が実験により知得したところによると、シール部位と未シール部位との境界は、凹溝に臨むシール面の端部となり、凹溝を狭くすると、係る端部からカッター刃が当たるフィルム部位までの距離が短くなるとかえって未シール部に位置する2枚のフィルム部位が広がってしまうことがわかった。
そこで、シーラでしっかりと加圧・加熱されるシール部位を凹溝の形成領域よりも外側(シーラ内)に設定することで、係るシール部位の端からカッター刃が当たって付勢されるフィルム部位までの距離を長くするようにした。このようにすることで、一対のシーラのシール面で加圧されないフィルム先端も外側に広がらないことが確認できた。具体的な構成としては、下記の(1),(2)のようにした。
(1)包装フィルムを挟んで上下に配置されるシーラと、そのシーラのシール面を対向させた状態を保持しながらそのシーラを所定の軌跡で移動させる駆動機構とを備え、前記上下のシーラのシール面には包装フィルムの幅方向に延びる凹溝を設け、一方のシーラに設けた凹溝内には上下方向に移動するカッター刃を設け、前記カッター刃の先端の刃部がシール面よりも外に突出し、前記他方のシーラに設けた凹溝内に入り込んで前記包装フィルムをカットするエンドシール装置であって、前記シール面には山と谷が交互に並ぶシール目が形成されるとともに、そのシール面の凹溝側に当該シール目のない未形成領域を配置し、その未形成領域は、前記シール目を構成する前記山の先端部(実施形態では、山の頂点に対応)よりは低く、前記谷の最深部(実施形態では谷の頂点に対応)よりは高い位置に設定した。未形成領域は、シール目が形成されていないのでベタシール部位とも言える。シール目の先端部よりは低い位置であるため、シール面からの包装フィルムに対する圧力はシール目で加圧されるよりも小さくなり、挟まれた包装フィルム部位が開く(離れる)のが抑制される。そして、未形成領域が最深部よりは高い位置に設定しているため適度な圧力で包装フィルムが挟まれるので、軽くシールされることがあり、より確実に包装フィルムが開くのが抑制できる。
(2)包装フィルムを挟んで上下に配置されるシーラと、そのシーラのシール面を対向させた状態を保持しながらそのシーラを所定の軌跡で移動させる駆動機構とを備え、前記上下のシーラのシール面には包装フィルムの幅方向に延びる凹溝を設け、一方のシーラに設けた凹溝内には上下方向に移動するカッター刃を設け、前記カッター刃の先端の刃部がシール面よりも外に突出し、前記他方のシーラに設けた凹溝内に入り込んで前記包装フィルムをカットするエンドシール装置であって、前記シール面の前記凹溝側に凹部を設け、その凹部の形成領域における前記シール面からの包装フィルムに対する圧力が前記凹部以外の前記シール面で加圧されるよりも小さくなるように構成した。例えば凹部の深さを下記(3)に示すように包装フィルムの厚さとすることがある。また必ずしも包装フィルムの厚さと等しくする必要はなく、例えば包装フィルムの厚さよりも凹部の深さを浅くしても良いし、逆に深くしても良い。要は、仮に包装フィルムに圧力がかかったとしてもその強さが過大にならずエンドシール装置の通過後に包装フィルムの端が広がらない程度に圧力がかかるのは妨げない。包装フィルムの厚さをファクターとして一段低い凹部が形成されていればよい。
包装フィルムの厚さに対応して低くした凹部を設けることで、上記の未形成領域と同様にシール面からの包装フィルムに対する圧力は凹部以外のシール面で加圧されるよりも小さくなり、挟まれた包装フィルム部位が開く(離れる)のが抑制される。そして、凹部は包装フィルムの厚さに対応して一段低くしているため、適度な圧力で包装フィルムを挟むことができて軽くシールされることがあり、より確実に包装フィルムが開くのが抑制できる。
(3)前記未形成領域または前記凹部の深さは、前記包装フィルムのフィルム厚さとするとよい。このようにすると、未形成領域または凹部に対向しシール面で加圧されないフィルム部位も、加熱されて軽くシールされるので、より確実にフィルムが広がる(離れる)のを抑止できる。(4)前記未形成領域の深さは、前記シール目の先端部から最深部の中央位置に設定するとよい。
(5)前記カッター刃の上下方向の移動は、前記上下のシーラで前記包装フィルムを挟み込んだ状態でカッター刃が前記シール面よりも突出して当該包装フィルムをカットし、前記カッター刃が前記凹溝内に収納された後に前記上下のシーラが前記包装フィルムから離反するように制御するようにするとよい。このようにすると、凹溝の両側がシール面で把持されて固定した状態のまま、フィルム部位をカッター刃で付勢し、また、包装フィルムをカット後にシーラ内に収納される復帰方向に移動する際に付勢方向と逆向きに引っ張ることがあっても必要以上に大きくフィルムが移動することが無く、安定状態でカットできる。
本発明によれば、カッター刃が反対側のセンターシーラに設けた凹溝内に入り込んで切断するタイプで構造が簡単なエンドシール装置であっても、耳部先端の未シール部において2枚のフィルム部位が離れたり、広がったりすることが抑止できる。
従来のエンドシール装置を示す図である。 従来の装置を用いて製造された包装体を示す斜視図である。 (a)は本発明に係るエンドシール装置が組み込まれたピロー包装機の一例を示す正面図であり、(b)はエンドシール装置の要部を示す一部拡大断面図である。 エンドシール装置の要部を示す図である。 エンドシール装置の要部を示す図である。 エンドシール装置の要部を示す図である。 作用を説明する図である。 本実施形態のピロー包装機を用いて製造された包装体を示す斜視図である。
図3から図8は、本発明の好適な一実施形態を示している。図に示すように、本実施形態のエンドシール装置が組み込まれたピロー包装機10は、包装機本体11と、その包装機本体11に対して帯状の包装フィルムを連続して供給するフィルム供給装置12と、包装機本体11の上流側に配置され、その包装機本体11に対して被包装物13を所定間隔毎に供給する被包装物搬送供給装置14とを備えている。
フィルム供給装置12は、帯状フィルム15をロール状に巻き取った原反ロール16に対し、図示省略する駆動モータ(サーボモータ等の速度制御可能なモータ)の出力を連係し、原反ロール16の回転速度を適宜制御しながら一定速度で包装機本体11に供給する。また、原反ロール16から包装機本体11に至る所定位置に各種のローラ17(図では、代表して1個のみ記載している)を配置し、原反ロール16から送り出された帯状フィルム15は、そのローラ17に掛け渡されることで、所定の経路を通って包装機本体11に導かれる。もちろん、本発明では、必ずしも原反ロール16に駆動モータを連係する必要はなく、包装フィルムの搬送経路上にフィードローラを設け、引き出すようにしても良い。
被包装物搬送供給装置14は、前後に配置されたスプロケット19と、その複数のスプロケット19に掛け渡されたエンドレスチェーン20と、そのエンドレスチェーン20に所定ピッチ毎に取り付けられた複数の押送フィンガー21とにより構成される。これにより、被包装物13の後面に押送フィンガー21が突き当たると、押送フィンガー21の移動に伴い、被包装物13も搬送路17上を前進移動する。
包装機本体11は、供給される帯状フィルム15を筒状フィルム24に整袋する製袋器25と、その製袋器25の下流側に配置され、筒状フィルム24のフィルム重合端を進行方向に沿って熱シールするセンターシール装置27と、そのセンターシール装置27の下流側に配置され、被包装物13を内包する筒状フィルム24を搬送するベルトコンベア26と、ベルトコンベア26の下流側に配置されたエンドシール装置30と、エンドシール装置30の下流側に配置された搬出コンベア28と、を備えている。
ここでエンドシール装置30は、いわゆるボックスモーションタイプのもので、上下に配置された一対のシーラ31,32が、互いのシール面31a,32aを対向させた状態を維持しながら所定の軌跡で移動させるための駆動機構を備える。この駆動機構により動作する両シーラ31,32は、所定距離離れた基準位置から互いに接近移動して筒状フィルム24を上下から挟み込むことで、そのシール面31a,32aに接触したフィルム部位を所定の圧力で加圧すると共に加熱する。そして、両シーラ31,32は、上記のように互いに接近して筒状フィルム24を挟持した状態を維持したまま互いに筒状フィルム24の移動方向に沿って前進移動する。このときの移動速度は、筒状フィルム24の移動速度と等しくしている。両シーラ31,32は、所定距離だけ移動すると互いに離反移動すると共に、筒状フィルム24の移動方向と逆方向に移動して基準位置に至る。
上下のシーラ31,32のシール面31a,32aの中央部には、それぞれ凹溝31b,32bを設けているとともに、そのシール面31a,32aの近傍にヒータ31c,32cを内蔵している。そして、上側のシーラ31に設けた凹溝31b内には、カッター刃34を上下移動可能に配置している。カッター刃34は、通常状態では凹溝31b内に位置し、シリンダその他の駆動源に従いカッター刃34が当該シーラ31に対して相対的に昇降移動する。そして、カッター刃34が最下端位置にくると、先端の刃部はシール面31aよりも下方に突出する。
下側のシーラ32に設けた凹溝32bは、上側のシーラ31の凹溝31bに対向する位置に設けられ、そのシーラ31のシール面31aから下方に突出したカッター刃34の下端部分が挿入可能となる。両凹溝31b,32bの幅は等しくし、カッター刃34の厚さに対して一回り大きくし、カッター刃34の昇降移動時にカッター刃34が凹溝31b,32bに接触するのを抑止している。
図4に拡大して示すように、両シーラ31,32のシール面31a,32aの凹溝31b,32b側を一段低くした凹部31e,32eとした。つまり、一つのシーラ31に着目すると、凹溝31bの両側に凹部31eの一端がそれぞれ臨む形態となる。他方のシーラ32においても同様である。そして、この凹部31e,32eの深さは、シールする筒状フィルム24の厚さと等しい設定とした。これにより、上下の一対のシーラ31,32で筒状フィルム24を挟み込んだ場合、筒状フィルム24が潰されて内周面側のシーラント面同士が接触した状態となり、両シーラ31,32間には少なくとも2枚のフィルムが存在する(センターシール部位は4枚)。
図5に模式的に示すように、上下の一対のシーラ31,32で筒状フィルム24を挟み込んだ場合、シール面31a,32a(凹部31e,32e未形成領域)間では、しっかりと筒状フィルム24に対して加圧・加熱することになる。そして凹部31e,32eの形成領域では、筒状フィルム24に対する加圧力が弱いか無い状態となる。よって、シーラからのシールのために直接的に加圧をかけている加圧臨界ポイントは、凹部31a,32eとの境界となるポイントP1の地点となる。なお、凹溝が形成されていない従来タイプの構造では、係る加圧臨界ポイントは凹溝31b,32bとの境界となるポイントP2の地点となる。
そして、両シーラ31,32で包装フィルム24を挟んだ状態で上からカッター刃34が下降移動し、その下端の刃部が包装フィルム24を下方に押し下げる。すると、従来の構造では、破線で示すようにフィルムはポイントP2から急峻に立ち下がるのに対し、本実施形態では二点鎖線で示すようにポイントP1から緩やかに立ち下がる。本発明者が実験により知得したところによると、従来構造のものではポイントP1にてしっかりと折り曲げられることになり、そのことが最終的に包装体となった際に図1に示したように耳部4の先端の未シール部位4aが開いてしまう原因の1つとなる。これに対し、本実施形態ではポイントP2から緩やかに立ち下がることから、シール面31a,32aで挟まれてしっかりとシールされた部分から先の先端が開いてしまうことを抑制できる。
さらに図5は図示の便宜上、筒状フィルム24のフィルム厚さは0とし、代表して押し潰された筒状フィルム24の厚さ方向の中心、すなわち筒状フィルム24の内周面の位置を一本の線で現わしている。従って、実際には、その直線で示した位置の上下両側に所定のフィルム厚さの筒状フィルムがそれぞれ存在することになる。また、両シーラ31,32間には少なくとも2枚のフィルムが存在するため、実際には図示のように接触はせずに所定距離だけ離れる。但し、係る2枚のフィルムは押し潰されて溶融一体化するため2枚分のフィルム厚さよりも接近する。また、凹部31e,32eの形成領域では、それぞれ1枚分のフィルムが配置され凹部31e,32eの表面に近接或いは接触する。そして、凹部31e,32eの表面はヒータ31c,32cにより加熱されているため、筒状フィルム24のシーラント面も軟化する。そして、シーラ31,32で挟まれて押し潰された筒状フィルム24は、凹部31e,32eの両外側で挟まれることから凹部31e,32eに対向するフィルム部位も軽い力で接触することから軽く熱シールされる。さらに、その凹部31e,32eの形成領域に位置するフィルム部位の延長線上に凹溝31b,32b内に位置するフィルム部位が存在することからも、従来のように凹溝31b,32b内の未シール部のみが折れ曲げられて開くことが無くなる。
図3〜図5では、シーラ31,32を模式図として示しているが、通常シール面31a,32aには、より強固なシール強度を得るために所定パターンのシール目が形成される。所定パターンとしては、例えば図6に示すように波線形状としたものがある。この例では、上側のシーラ31のシール面31aに形成する山と谷の各頂点の形成位置と、下側のシーラ32のシール面32aに形成する山と谷の各頂点の形成位置をずらし、シール面の山と谷が噛み合うことで、よりしっかりと筒状フィルム24を噛み込むようにしている。
ここで本実施形態では、両シーラ31,32のシール面31a,32aの凹溝31b,32b側に、シール目を設けない未形成領域31e′,32e′とした。この未形成領域31e′,32e′は、シール目を構成する山の部分や谷の部分が無く平坦面のベタシール面としている。そして、シール目(山)の頂点から未形成領域31e′,32e′までの距離(深さ)は、筒状フィルム24の厚さとなる。よって、この未形成領域31e′,32e′は、上述した凹部31e,32eと同様の機能を発揮する。さらに、この未形成領域31e′,32e′は、シール目を構成する山の頂点と谷の頂点の中間位置に形成している。
次に、図7を用いながら本実施形態の要部となるエンドシール装置30の作用を説明する。まず、上下のシーラ31,32のシール面31a,32aが上下に離反し、上側のエンドシーラ31のシール面31aよりもカッター刃34の下端(刃部)が上方に位置した状態を基本状態とする。
まず、カッター刃34が基本状態を保持させながら両シーラ31,32が互いに接近し、シール面31a,32aが筒状フィルム24の所定部位に接触する(図7(a)参照)。この状態でさらに両シーラ31,32が接近し、筒状フィルム21を上下から挟み込む(図7(b)参照)。これにより、シール面31a,32aと接触するフィルム部位は、所定圧力で挟持されるとともに、加熱される。これにより、この状態が一定時間継続すると当該フィルム部位は熱シールされる。
次いで、カッター刃34が下降移動すると、カッター刃34の下端の刃部が筒状フィルム24の接触部位を切断する(図7(c)参照)。このとき、図5を用いて説明したように筒状フィルム24は上方に押し上げられるが、それによりフィルム部位は凹部の奥側のポイントP1から緩やかに立ち下がり斜めになる。
その後、カッター刃34が上昇移動する(図7(d)参照)。そして、カッター刃34が筒状フィルムの上方に位置し、当該筒状フィルムから離反した後の所定のタイミングで上下のシーラ31,32が互いに離反し、筒状フィルム24の先端が分離されてピロー包装体50が製造される(図7(e)参照)。本実施形態では、カッター刃34の駆動を高速対応のものにし、上下のシーラ31,32が筒状フィルム24を挟み込んでいる間に上昇/下降移動してカット処理をする。
このようにして製造されたピロー包装体50は、図8に示すように、そのエンドシールされた部分である耳部51の先端51a(カッター刃34で切断された部位)は、2枚のフィルム部位が開かず、綺麗な包装体となる。
10 ピロー包装機
11 包装機本体
12 フィルム供給装置
13 被包装物
14 被包装物搬送供給装置
24 筒状フィルム
27 センターシール装置
30 エンドシール装置
31,32 シーラ
31a,32a シール面
31b,32b 凹溝
31e,32e 凹部
31e′,32e′ 未形成領域
34 カッター刃

Claims (5)

  1. 包装フィルムを挟んで上下に配置されるシーラと、
    そのシーラのシール面を対向させた状態を保持しながらそのシーラを所定の軌跡で移動させる駆動機構とを備え、
    前記上下のシーラのシール面には包装フィルムの幅方向に延びる凹溝を設け、
    一方のシーラに設けた凹溝内には上下方向に移動するカッター刃を設け、
    前記カッター刃の先端の刃部がシール面よりも外に突出し、前記他方のシーラに設けた凹溝内に入り込んで前記包装フィルムをカットするエンドシール装置であって、
    前記シール面には山と谷が交互に並ぶシール目が形成されるとともに、そのシール面の凹溝側に当該シール目のない未形成領域を配置し、
    その未形成領域は、前記シール目を構成する前記山の先端部よりは低く、前記谷の最深部よりは高い位置に設定したことを特徴とするエンドシール装置。
  2. 包装フィルムを挟んで上下に配置されるシーラと、
    そのシーラのシール面を対向させた状態を保持しながらそのシーラを所定の軌跡で移動させる駆動機構とを備え、
    前記上下のシーラのシール面には包装フィルムの幅方向に延びる凹溝を設け、
    一方のシーラに設けた凹溝内には上下方向に移動するカッター刃を設け、
    前記カッター刃の先端の刃部がシール面よりも外に突出し、前記他方のシーラに設けた凹溝内に入り込んで前記包装フィルムをカットするエンドシール装置であって、
    前記シール面の前記凹溝側に凹部を設け、その凹部の形成領域における前記シール面からの包装フィルムに対する圧力が前記凹部以外の前記シール面で加圧されるよりも小さくなるように構成したことを特徴とするエンドシール装置。
  3. 前記未形成領域または前記凹部の深さは、前記包装フィルムのフィルム厚さとしたことを特徴とする請求項1または2に記載のエンドシール装置。
  4. 前記未形成領域の深さは、前記シール目の先端部から最深部の中央位置に設定することを特徴とする請求項1に記載のエンドシール装置。
  5. 前記カッター刃の上下方向の移動は、前記上下のシーラで前記包装フィルムを挟み込んだ状態でカッター刃が前記シール面よりも突出して当該包装フィルムをカットし、前記カッター刃が前記凹溝内に収納された後に前記上下のシーラが前記包装フィルムから離反するように制御するようにしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のエンドシール装置。
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