JP6121279B2 - 無線伝送システム、及びアクセスポイントを制御する方法 - Google Patents

無線伝送システム、及びアクセスポイントを制御する方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線伝送システム、及びアクセスポイントを制御する方法に関する。
近年、IEEE802.11規格を基本とした無線LAN規格が世界中で用いられている。メディアアクセスの典型的な方式として、Distributed Coordination Function(DCF)やEnhanced Distributed Channel Access(EDCA)の自律分散制御をベースしにしたものが挙げられる。一方、各々のクライアントに対して更なるQuality of Service(QoS)を保証するためPoint Coordination Function(PCF)やHybrid Coordination Function Controlled Channel Access(HCCA)等のポーリング信号による中央制御型の方式があり、リアルタイム性が要求されるサービスに用いられている。
本技術分野の背景技術として、特開2012−235453号公報(特許文献1)、特開2005−80162号公報(特許文献2)がある。特許文献1には、「選択的ポーリング技術は、適切にデータを送信することに失敗したステーションに送信失敗を修正する機会が与えられることを確保するために、無線ネットワーク内でステーションを選択的にポーリングするのに用いられる。選択的ポーリング技術は、あらゆるポーリングベースのシステムに適用でき、従って、レガシーシステムとの下位互換性が維持される。」と記載されている。
特許文献2には、「複数の無線端末装置とデータを送受信する無線基地局装置において、TB間の周期でビーコンを送信する手段と、CSMA/CAプロトコルに従ったアクセス制御の後にデータを送信する手段と、下りデータの送信と上りデータの送信とを指示するポーリング信号を無線端末装置に送信する手段と、無線端末装置に送信するポーリング信号をCSMA/CAプロトコルに従って送信されるパケットよりも優先的に送信する手段と、時間間隔T1の周期性を有するデータを送受信する際に、ビーコンの送信間隔TBをT1のm倍(mは自然数)とし、かつ、時間間隔T1をT1=n・T2(nは自然数)の関係を有する一定時間間隔T2で仮想的にスロット化する手段と、を備えるように構成する。」と記載されている。
特開2012−235453号公報 特開2005−80162号公報
特許文献1には、スケジュールに従って複数のステーションをポーリングする無線送受信機を含む、アクセスポイントの仕組みが記載されている。また、特許文献2には、複数の無線端末装置と無線パケット通信によりデータの送受信を行う無線基地局装置の仕組みが記載されている。
しかし、特許文献1に記載の技術は、複数のアクセスポイントを用いた場合に対応しておらず、無線伝送システムの対応エリアを拡大することができない。特許文献2の無線基地局装置は、全ての端末が定期的に送信権を得られない可能性があるため、QoSを保証できないという問題が生じる。
特許文献1に記載の技術を、そのまま複数のアクセスポイントを用いて実施すれば、無線伝送システムの対応エリアを拡大できるように思われるが、以下のような問題が生じる。
例えば、2つのアクセスポイントのカバレッジに含まれる無線端末が、一方のアクセスポイントに対してデータ信号の送信を行っており、かつ他方のアクセスポイントはどの無線端末からもデータ信号を受信していない場合を想定する。さらに、当該無線端末と、当該他方のアクセスポイントが形成する基本サービスセットに含まれる他の無線端末との距離が十分大きく、互いの信号を検出できないと仮定する。
このとき、当該他の無線端末は、当該他方のアクセスポイントに対してデータ信号の送信を試みる。従って、当該他方のアクセスポイントのカバレッジ内に含まれる、当該2つの無線端末が同時にデータ送信を行うこととなる。
また、例えば、IEEE802.11規格では、利用できる周波数チャネルが限られており、無線伝送システムにおいて複数のアクセスポイントを用いる場合には、同一周波数をシェアして通信を行わなければならない。その結果、当該2つのアクセスポイントで同一周波数をシェアしていた場合には、当該他方のアクセスポイントのカバレッジ内において、当該2つの無線端末からのデータ信号が衝突するため、当該2つの無線端末は、データ信号をアクセスポイントに送信することができなくなる。
従って、特許文献1に記載の技術に、そのまま複数のアクセスポイントを設置すると、アクセスポイントのカバレッジが重複する範囲に無線端末が存在した場合、データ信号が衝突する可能性があり、QoSが保証されないおそれがある。
そこで本発明は、QoSを保証し、簡易に複数アクセスポイントを連携させ、通信エリアを拡張する、無線伝送システムを提供する。
上記課題を解決するために、本発明は、例えば、以下のような構成を採用する。無線接続された無線端末と通信する、複数のアクセスポイントと、前記複数のアクセスポイントと通信するアクセス制御装置と、を含み、前記複数のアクセスポイントそれぞれは、自身のカバレッジに含まれる無線端末を示す第1の情報と、前記カバレッジ内において無線接続された無線端末を示す第2の情報と、を保持し、前記第1の情報及び第2の情報の更新情報を前記アクセス制御装置に送信し、前記アクセス制御装置は、前記複数のアクセスポイントと前記複数のアクセスポイントのカバレッジに含まれる無線端末との対応関係を示す第3の情報と、前記複数のアクセスポイントと前記複数のアクセスポイントに無線接続された無線端末との対応関係を示す第4の情報と、を保持し、前記複数のアクセスポイントから受信した前記更新情報に基づいて、前記第3の情報及び第4の情報を更新し、前記複数のアクセスポイントが無線端末とポーリング通信を行うポーリング期間を開始する開始基準時刻を決定し、前記更新された第3の情報及び第4の情報に基づいて、前記ポーリング期間において、前記複数のアクセスポイントが前記無線端末とポーリング通信を行うタイミングを示すスケジューリング設定情報を作成し、前記複数のアクセスポイントそれぞれに、前記開始基準時刻と前記スケジューリング設定情報において前記複数のアクセスポイントそれぞれに対応する部分とを含むポーリング期間開始信号を、送信し、前記複数のアクセスポイントは、受信した前記ポーリング期間開始信号に基づいて、前記無線端末とポーリング通信を行う、無線伝送システム。
本発明の一態様によれば、QoSを確保しながら、簡易に複数アクセスポイントを連携させ、通信可能エリアを拡張させることができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
実施例1において、無線伝送システムの概要例を示す説明図である。 実施例1において、アクセス制御装置の構成例を示すブロック図である。 実施例1において、アクセスポイントの構成例を示すブロック図である。 実施例1において、基本サービスセットの1つのSI内で、アクセスポイントと無線端末とが互いにデータ送受信を行うタイミングを示す説明図である。 実施例1において、アクセスポイントが持つ衝突テーブルと、アクセス制御装置が持つ全AP衝突テーブルの例である。 実施例1において、アクセスポイントが持つアソシエーションテーブルと、アクセス制御装置が持つ全APアソシエーションテーブルの例である。 実施例1において、アクセス制御装置が持つスケジューリングテーブルと、アクセスポイントが持つポーリングテーブルの例である。 実施例1において、無線伝送システムの動作例を示すシーケンス図である。 実施例1において、ポーリング通信の動作例を示すシーケンス図である。 実施例1において、ポーリング通信時のアクセスポイントの動作例を示すフローチャートである。 実施例1において、無線伝送システムの概要例を示す図である。 実施例1において、図11Aに示す無線伝送システムのアクセス制御装置が持つ全AP衝突テーブルである。 実施例1において、図11Aに示す無線伝送システムのアクセス制御装置が持つ全APアソシエーションテーブルである。 実施例1において、図11Aに示す無線伝送システムのポーリング通信の例を示すタイミングチャートである。 実施例1において、ポーリング通信を行うアクセスポイントと無線端末の組み合わせの順番を示すテーブルである。 実施例1において、図11Aに示す無線伝送システムのアクセス制御装置が持つスケジューリングテーブルである。 実施例2において、図11Aに示す無線伝送システムのポーリング通信の例を示すタイミングチャートである。 実施例2において、図11Aに示す無線伝送システムのアクセス制御装置が持つスケジューリングテーブルである。 実施例3において、図11Aに示す無線伝送システムのポーリング通信の例を示すタイミングチャートである。 実施例3において、図11Aに示す無線伝送システムのアクセス制御装置が持つ、包括的ポーリング区間におけるスケジューリングテーブルである。 実施例3において、図11Aに示す無線伝送システムのアクセス制御装置が持つ、選択的ポーリング区間とCSMA区間におけるスケジューリングテーブルである。 実施例4において、図11Aに示す無線伝送システムのポーリング通信の例を示すタイミングチャートである。 実施例4において、図11Aに示す無線伝送システムのアクセス制御装置が持つ、包括的ポーリング区間におけるスケジューリングテーブルを作成する過程を示すテーブルである。 実施例4において、図11Aに示す無線伝送システムのアクセス制御装置が持つ、包括的ポーリング区間におけるスケジューリングテーブルを作成する過程を示すテーブルである。 実施例4において、図11Aに示す無線伝送システムのアクセス制御装置が持つ、包括的ポーリング区間におけるスケジューリングテーブルである。 実施例4において、図11Aに示す無線伝送システムのアクセス制御装置が持つ、選択的ポーリング区間とCSMA区間におけるスケジューリングテーブルである。 実施例5において、無線伝送システムの概要例を示す説明図である。 実施例6において、無線伝送システムの概要例を示す説明図である。 実施例7において、無線伝送システムの概要例を示す説明図である。 実施例8において、無線映像伝送システムの概要例を示す説明図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。本実施形態は本発明を実現するための一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではないことに注意すべきである。各図において共通の構成については同一の参照符号が付されている。
本実施形態は、無線伝送システムを説明する。本実施形態の無線伝送システムは、アクセス制御装置と、アクセス制御装置に接続された複数のアクセスポイントと、当該複数のアクセスポイントのうちいずれかと接続された無線端末と、を含む。
アクセス制御装置は、全AP衝突テーブルの情報と、全APアソシエーションテーブルの情報と、に基づいて、複数アクセスポイントがポーリング通信をするタイミングを示すスケジューリングテーブルを作成する。各アクセスポイントはアクセス制御装置から受信したスケジューリングテーブルの情報に基づいてポーリング通信をする。
また、各アクセスポイントの衝突テーブル及び、アソシエーションテーブルが更新された場合、アクセス制御装置は、全AP衝突テーブルと、全APアソシエーションテーブルと、を更新し、更新情報に基づいてスケジューリングテーブルを作成する。
以下、本発明の第1の実施例について図面を参照して説明する。
図1は、本実施例の無線伝送システムの概要の一例を示す。本実施例の無線伝送システムは、アクセス制御装置(AC)600、有線ケーブル601−1〜601−3、アクセスポイント(AP)602−1〜602−3、無線端末(STA)603−11〜603−13、603−21〜603−23、603−31〜603−33を含む。
アクセス制御装置600とアクセスポイント602―k(kは1〜3の任意数)は、有線ケーブル601―kで接続され、相互に通信を行う。アクセスポイント602―kと無線端末603―kl(lは1〜3の任意数)は、無線信号により相互に通信を行う。アクセスポイント602―kと、それに接続される無線端末603―k1〜603k3で構成されるネットワークを基本サービスセット(BSS)606―kと呼ぶ。
以下、有線ケーブル601−k、アクセスポイント602−k、及び無線端末603−klを特に区別しない場合、それぞれ有線ケーブル601、アクセスポイント602、無線端末603と記載する。なお、本実施例の無線伝送システムの機能を実現できる範囲であれば、アクセス制御装置600、有線ケーブル601、アクセスポイント602、及び無線端末603のいずれの個数にも制限はない。
図2は、図1におけるアクセス制御装置600の構成例を示す。アクセス制御装置600は、マイコン901、インタフェース904を含む。マイコン901は通信を制御する。マイコン901は、CPU902、メモリ903を含み、インタフェース904に接続されている。インタフェース904は、有線により、アクセスポイント602と通信する。
メモリ903は、テーブル格納部702、処理プログラム格納部703を含む。テーブル格納部702は、全AP衝突テーブル704、全APアソシエーションテーブル705、スケジューリングテーブル706を格納する。これらテーブルの内容は後述する。処理プログラム格納部703は、スケジューリング演算部707、設定変更指令部708、制御信号処理部709、データ信号処理部710、同期処理部711、認証部712、テーブル管理部713を含む。処理プログラム格納部703に含まれる各部は、全てプログラムである。CPU902は、当該各プログラムに従って動作することで、各部の機能を実現する。
スケジューリング演算部707は、全AP衝突テーブル704の情報と、全APアソシエーションテーブル705の情報と、に基づいてスケジューリングテーブル706を作成する。設定変更指令部708は、各アクセスポイント602に対して、後述するポーリング期間開始信号を送信し、各アクセスポイント602のポーリングテーブル806の内容を変更する指令等を行う。
制御信号処理部709は、アクセスポイント602からのスケジューリングテーブル更新要求に対する応答等を行う。データ信号処理部710は、データ信号の変復調を行い、アクセスポイント602と、データ信号の送受信を行う。同期処理部711は、スケジューリングテーブル706の情報と、各アクセスポイント602がポーリング期間開始基準時刻の情報と、を含むポーリング期間開始信号を生成する。ポーリング期間とは、各基本サービスセット606におけるSI(Service Interval:サービス期間)が一巡する期間である。なお、同期処理部711は、ポーリング期間開始基準時刻を、具体的に数値で与えなくてもよい。例えば、ポーリング期間開始基準時刻を、アクセスポイント602がポーリング期間開始信号を受信し、ポーリング通信を開始できる状態になった時刻等としてもよい。
認証部712は、アクセスポイント602からのスケジューリングテーブル更新要求を許可するか否かの判定を行う。テーブル管理部713は、全AP衝突テーブル704、全APアソシエーションテーブル705、及びスケジューリングテーブル706の更新等を行う。
図3は、図1におけるアクセスポイント602の構成例を示す。アクセスポイント602は、マイコン1001、インタフェース1004、RF部1005、アンテナ1006を含む。マイコン1001は通信を制御する。マイコン1001は、CPU1002、メモリ1003を含み、インタフェース1004とRF部1005に接続されている。インタフェース1004は、有線により、アクセス制御装置600と通信する。アンテナ1006は、RF部1005に接続され、RF部1005は、無線信号により、無線端末603と通信する。
メモリ1003は、テーブル格納部802、処理プログラム格納部803を含む。テーブル格納部802は、衝突テーブル804、アソシエーションテーブル805、ポーリングテーブル806を格納する。これらテーブルの内容は後述する。処理プログラム格納部803は、設定変更要求部808、ポーリング制御部809、再送制御部810、CSMA(Carrier Sense Multiple Access:搬送波感知多重アクセス)制御部811、信号検出部812、制御信号処理部813、データ信号処理部814、同期処理部815、認証部816、テーブル管理部817を含む。処理プログラム格納部803に含まれる各部は、全てプログラムである。CPU1002は、当該各プログラムに従って動作することで、各部の機能を実現する。
設定変更要求部808は、当該アクセスポイント602のテーブル管理部817が、衝突テーブル804、アソシエーションテーブル805を更新した場合、アクセス制御装置600に対して、全AP衝突テーブル704、全APアソシエーションテーブル705をそれぞれ更新するよう要求する。
ポーリング制御部809は、後述する包括的ポーリング区間において、ポーリングテーブル806に基づき、当該アクセスポイント602とアソシエーションしている無線端末603が、データ送信を行うタイミングを制御する。再送制御部810は、後述する選択的ポーリング区間において、ポーリングテーブル806に基づき、包括的ポーリング区間でデータ送信を失敗した無線端末603が、データの再送を行うタイミングを制御する。CSMA制御部811は、後述するCSMA区間において、ポーリングテーブル806に基づき、アソシエーションしている無線端末603の制御を行う。
信号検出部812は、無線端末603からのデータ信号を検出する。制御信号処理部813は、無線端末603からの接続要求に対する処理や、アクセス制御装置600に対するスケジューリングテーブル706の更新要求などを行う。データ信号処理部814は、アクセス制御装置600のデータ信号処理部710や、無線端末603と、データ信号の送受信を行い、データ信号の変復調を行う。
同期処理部815は、アクセス制御装置600の同期処理部711により作成されたポーリング期間開始信号に含まれるポーリング期間開始基準時刻の情報に基づいて、他のアクセスポイント602とポーリング期間開始のタイミングを合わせる。認証部816は、無線端末603からの接続要求に対して、許可するか否かの判定を行う。テーブル管理部817は、衝突テーブル804、アソシエーションテーブル805、及びポーリングテーブル806の更新を行う。
図4は、本実施例における、基本サービスセット606の1つのSI201において、アクセスポイント602と、各無線端末603と、が互いにデータ送受信を行うタイミングを説明する図である。SI201は、包括的ポーリング区間1402、選択的ポーリング区間1403、CSMA区間1404の順に、3つの区間に分かれる。これら3つの区間を総称して通信区間と呼び、包括的ポーリング区間1402と選択的ポーリング区間1403とを総称してポーリング区間と呼ぶ。通信区間の詳細、及び割振りについては後述する。
包括的ポーリング区間1402では、ポーリング制御部809は、当該基本サービスセット606に属する全ての無線端末603に逐次ポーリングをして、データ送信をする機会を与える。データ信号処理部814は、無線端末603が送信したデータを受信し、当該データのエラーを検出する。
次の選択的ポーリング区間1403では、再送制御部810は、包括的ポーリング区間1402において、エラーが検出されたデータを送信した無線端末603に対して、再びポーリングをして、再送制御を行う。これにより、パケットロス率を低下させることができる。当該再送制御は、再送されたデータにエラーが検出されなくなるまで行われ、これをもって選択的ポーリング区間1403が終了する。但し、ポーリングテーブル806で定められたSI201の終了時刻が到達したときに、選択的ポーリング区間1403が終了していない場合には、SI201の終了時刻と同時に、選択的ポーリング区間1403が終了する。つまり、選択的ポーリング区間1403は、再送されたエラーにデータが検出されなくなったとき、又はポーリングテーブルで定められたSI201終了時刻の到達、のいずれか早い方をもって終了する。
SI201の終了時刻が到達する前に選択的ポーリング区間1403が終了した場合、データ信号処理部814は、ポーリング終了信号205を各無線端末603に送信し、選択的ポーリング区間1403が終了したことを知らせる。データ信号処理部814が、ポーリング終了信号205を通知したら、CSMA区間1404が開始する。CSMA区間1404では、CSMA制御部811は、全無線端末603と、CSMA方式でデータ通信を行う。CSMA区間1404は、SI201の終了時刻の到達をもって終了する。CSMA区間1404を設けることにより、優先制御の機能が実装されていない無線端末603に対しても制御が可能となり、互換性を維持することができる。
なお、本実施例のポーリング期間の長さ、各基本サービスセット606におけるSI201の長さ、及びSI201中の各通信区間の長さは、スケジューリング演算部707が、スケジューリングテーブル706に、タイムスロット202を割り当てることで決定される。なお、タイムスロット202とは、一連のポーリング通信にかかる期間、すなわち、アクセスポイント602が、1つの無線端末603に対してポーリング信号203の送信を開始してから、当該無線端末603からのデータ信号204の受信を終了するまでの期間を表す。
包括的ポーリング区間1402の長さは、当該アクセスポイント602とアソシエーションしている無線端末603の台数に応じて、スケジューリング演算部707により、決定される。例えば、スケジューリング演算部707は、アクセスポイント602がアソシエーションしている無線端末603の台数と同じ数のタイムスロット202を、包括的ポーリング区間1402に割り当てる。このとき、ポーリング制御部809は、各無線端末603に対して一度ずつポーリングをする。
前述した通り、選択的ポーリング区間1403とCSMA区間1404との境界は、データ通信の状況に応じて決定されるため、各々の長さはスケジューリングテーブル706に示されないが、選択的ポーリング区間1403の長さとCSMA区間1404の長さとの和は、スケジューリングテーブル706に示される。
選択的ポーリング区間1403の長さとCSMA区間1404の長さとの和は、例えば、各アクセスポイント602とアソシエーションしている無線端末603の台数に応じて、スケジューリング演算部707により、決定される。例えば、スケジューリング演算部707は、各アクセスポイント602が、アソシエーションしている無線端末の台数に比例して、選択的ポーリング区間1403とCSMA区間1404にタイムスロット202を割り当てる等の方法が考えられる。
ここでは、スケジューリング演算部707が、まず、包括的ポーリング区間1402、及び選択的ポーリング区間1403とCSMA区間1404にタイムスロット202を割り当て、各区間の長さを決定することにより、SI201全体の長さ、ひいてはポーリング期間の長さが決定される場合を説明したが、前述した条件を満たす限り、これらを決定する順序に制限はない。つまり、ポーリング期間、SI201、包括的ポーリング区間1402、選択的ポーリング区間1403、及びCSMA区間1404の長さを決める順序は自由である。
図5は、衝突テーブル804、及び全AP衝突テーブル704の構成例を示す。衝突テーブル804は、アクセスポイント602のカバレッジ内に存在し、かつアクセスポイント602がその存在を検知している無線端末603の情報を保持する。
例えば、衝突テーブル804は、当該アクセスポイント602を一意に識別する識別情報を行に、無線端末603を一意に識別する識別情報の一覧を列に持ち、各セルには0又は1を格納する、1行のテーブルである。
後述する図8のステップS1101において、当該アクセスポイント602が、自身のカバレッジ内の新たな無線端末603の存在を検知した場合、テーブル管理部817は、衝突テーブル804に当該無線端末603の識別情報に対応する列があれば、当該セルに1を格納する。当該対応する列がなければ、テーブル管理部817は、当該対応する列を追加したうえで、当該セルに1を格納する。
当該アクセスポイント602が、当該無線端末603からのプローブ要求信号を一定時間受信しなかった等、自身のカバレッジ内に当該無線端末603が存在することを検知できなくなった場合は、テーブル管理部817は、衝突テーブル804の当該セルに0を格納する。また、この場合、当該列を削除してもよい。
全AP衝突テーブル704は、アクセス制御装置600の制御下にある全てのアクセスポイント602について、いずれかのカバレッジ内に存在し、かつ当該アクセスポイント602がその存在を検知している無線端末603の情報を保持する。
例えば、全AP衝突テーブル704は、アクセス制御装置の制御下にある全てのアクセスポイント602を一意に識別する識別情報の一覧を行に、本実施例における無線伝送システムに含まれる全ての無線端末603を一意に識別する識別情報の一覧を列に持ち、各セルには0又は1を格納するテーブルである。
後述する図8のステップS1111において、テーブル管理部713は、各アクセスポイント602から送信される全AP衝突テーブル更新要求信号に含まれる衝突テーブル804の情報に基づいて、全AP衝突テーブル704を更新する。図5の例を用いて具体的に説明する。
図5ではアクセスポイント602−nからアクセス制御装置600に対して全AP衝突テーブル更新要求信号が送信されている例が示されている。全AP衝突テーブル更新要求信号に含まれる衝突テーブル804の情報を参照すると、アクセスポイント602−nのカバレッジ内に、無線端末603−k、603−l、603−mが含まれていることがわかる。従って、テーブル管理部713は、全AP衝突テーブル704の、アクセスポイント602−nを表す行において、無線端末603−k、603−l、603−mを表すセルに1を格納し、その他全てのセルに0を格納する。
図6は、アソシエーションテーブル805、及び全APアソシエーションテーブル705の構成例を示す。アソシエーションテーブル805は、当該アクセスポイント602と現在アソシエーションしている無線端末の情報を保持する。
例えば、アソシエーションテーブル805は、当該アクセスポイント602を一意に識別する識別情報を行に、当該無線端末603を一意に識別する識別情報の一覧を列に持ち、各セルには0又は1を格納する、1行のテーブルである。後述する図8のステップS1106において、当該アクセスポイント602の認証部816が、無線端末603から接続要求を許可したとき、アソシエーションテーブル805に、当該無線端末603の識別情報に対応する列があれば、テーブル管理部817は、当該セルに1を格納する。当該対応する列がなければ、テーブル管理部817は、当該対応する列を追加したうえで、当該セルに1を格納する。
アクセスポイント602が、無線端末603から遮断要求を受け付けた場合や、後述する図8のステップS1118のように、当該アクセスポイント602の信号検出部812が、無線端末603からデータ信号の遮断を検出した場合は、テーブル管理部817は、アソシエーションテーブル805の当該セルに0を格納する。また、この場合、当該列を削除してもよい。
全APアソシエーションテーブル705は、アクセス制御装置600の制御下にある全てのアクセスポイント602について、当該アクセスポイント602が現在アソシエーションしている無線端末603の情報を保持する。
例えば、全APアソシエーションテーブル705は、アクセス制御装置600の制御下にある全てのアクセスポイント602を一意に識別する識別情報の一覧を行に、本実施例における無線伝送システムに含まれる全ての無線端末603を一意に識別する識別情報の一覧を列に持ち、各セルには0又は1を格納する、テーブルである。
後述する図8のステップS1110において、テーブル管理部713は、各アクセスポイント602からの全APアソシエーションテーブル更新要求信号に含まれるアソシエーションテーブル805の情報に基づいて、全APアソシエーションテーブル705を更新する。図6の例を用いて具体的に説明する。
図6はアクセスポイント602−nからアクセス制御装置600に対して全APアソシエーションテーブル更新要求信号が送信されている例を示す。全APアソシエーションテーブル更新要求信号に含まれるアソシエーションテーブル805の情報を参照すると、アクセスポイント602−nは、無線端末603−k、603−lとアソシエーションし、無線端末603−mとはアソシエーションしていないことがわかる。従って、テーブル管理部713は、全APアソシエーションテーブル705の、アクセスポイント602−nを表す行において、無線端末603−k、603−lを表すセルに1を格納し、603−mを表すセル、及びその他全てのセルに0を格納する。
図7は、スケジューリングテーブル706、及びポーリングテーブル806の構成例を示す。スケジューリングテーブル706は、アクセス制御装置600の制御下にある各アクセスポイント602が、当該基本サービスセット606における無線端末603とポーリング通信をするタイミングの情報を保持する。
例えば、スケジューリングテーブル706は、アクセス制御装置600の制御下にある全てのアクセスポイント602を一意に識別する識別情報を行に、タイムスロット202を列に持ち、各セルには、無線端末603を一意に識別する識別情報、0、又は、−1を格納する、テーブルである。また、スケジューリングテーブル706は、当該アクセスポイント602の周波数チャネル情報を行に持ってもよい。
なお、あるアクセスポイント602が、あるタイムスロット202において、どの無線端末603ともポーリング通信を行わないときは、テーブル管理部713は、当該セルに0を格納する。また、あるアクセスポイント602において、選択的ポーリング区間1403とCSMA区間1404とのためにタイムスロット202が割り当てられているときは、当該セルには−1を格納する。
スケジューリングテーブル706は、全AP衝突テーブル704と全APアソシエーションテーブル705に基づいて、スケジューリング演算部707により作成されるが、その方法は、各実施例により異なるため、詳しい内容は後述する。
ポーリングテーブル806は、当該アクセスポイント602が、当該基本サービスセット606における各無線端末603とポーリングをするタイミングを示す。例えば、ポーリングテーブル806は、当該アクセスポイント602を一意に識別する識別情報を行に、タイムスロット202を列に持ち、各セルには、無線端末603を一意に識別する識別情報、0、又は、−1を格納する、1行のテーブルである。
後述する図8のステップS1113や、図8のステップS1124において、当該アクセスポイント602がポーリング期間開始信号を受信したとき、受信したポーリング期間開始信号に含まれるスケジューリングテーブル706の情報に基づいて、テーブル管理部817は、ポーリングテーブル806を更新する。具体的には、各アクセスポイント602は、受信したポーリング期間開始信号に含まれるスケジューリングテーブル706の情報から、自身の識別情報に対応する行を抜き出し、その行を新たなポーリングテーブル806として更新する。なお、ポーリング期間開始信号に含まれるスケジューリングテーブル706の情報は、各アクセスポイント602の識別情報に対応する行を含んでいれば、スケジューリングテーブル706の情報の一部でもよい。
図8は、本実施例における無線伝送システムの動作例を示すシーケンス図である。各無線端末603は、周辺のアクセスポイント602の存在を知るために定期的にプローブ要求信号を送信する(S1101)。プローブ要求信号を受信したアクセスポイント602の制御信号処理部813は、当該無線端末603に対して応答信号を送信する(S1102)。アクセスポイント602のテーブル管理部817は、プローブ要求信号に含まれる当該無線端末603の識別情報を基に、衝突テーブル804を作成、又は更新する(S1103)。
当該無線端末603は、アクセスポイント602からの応答信号を受信後、どのアクセスポイント602に接続するかを選択する(S1104)。なお、当該無線端末603は、予め定められた条件に基づいて、接続するアクセスポイント602を決定する。当該条件として例えば、当該無線端末603がアクセスポイント602から受信した応答信号のRSSIの大きい方を優先する等がある。
無線端末603は、当該アクセスポイント602の制御信号処理部813に対して、接続要求信号を送信する(S1105)。当該アクセスポイント602の認証部816は認証を行い、当該アクセスポイント602の制御信号処理部813は、当該無線端末603に許可信号を送信する(S1106)。当該アクセスポイント602のテーブル管理部817は、当該無線端末603の情報について、アソシエーションテーブル805の更新を行う(S1107)。
当該アクセスポイント602の設定変更要求部808は、全AP衝突テーブル更新要求信号と、全APアソシエーションテーブル更新要求信号とを、当該アクセスポイント602の制御信号処理部813はスケジューリングテーブル更新要求信号を、アクセス制御装置600に送信する(S1108)。
アクセス制御装置600が、各テーブル更新要求信号を受け取ったら、制御信号処理部709は、当該アクセスポイント602に対して応答信号を送信する(S1109)。テーブル管理部713は、全APアソシエーションテーブル更新要求信号に含まれるアソシエーションテーブル805の情報に基づいて、全APアソシエーションテーブル705の更新(S1110)及び、全AP衝突テーブル更新要求信号に含まれる衝突テーブル804の情報に基づいて、全AP衝突テーブル704の更新を行う(S1111)。
スケジューリング演算部707は、更新された全APアソシエーションテーブル705の情報と、更新された全AP衝突テーブル704の情報とに基づいて、スケジューリングテーブル706を作成し、テーブル管理部713はスケジューリングテーブル706の更新を行う(S1112)。
アクセス制御装置600の同期処理部711は、アクセスポイント602のポーリング期間開始基準時刻を決定し、当該開始基準時刻の情報と、スケジューリングテーブル706の情報(スケジューリング設定情報)と、を含むポーリング期間開始信号を作成する。設定変更指令部708は、各アクセスポイント602のデータ信号処理部814に対し、ポーリング期間開始信号を送信する(S1113)。
各アクセスポイント602のテーブル管理部817は、受信したポーリング期間開始信号に含まれるスケジューリング設定情報に基づいて、ポーリングテーブル806を更新する(S1114)。各アクセスポイント602は、それぞれの基本サービスセット606でポーリングテーブル806に基づきポーリング通信を行う(S1115)。ポーリング通信(S1115)の詳細については、後述する。
ポーリング期間中において、あるアクセスポイント602が、当該基本サービスセット606内に存在する無線端末603にポーリング信号を送信して(S1116)、データ信号処理部814において、無線端末603からのデータ信号が受信されない(S1117)場合、当該アクセスポイント602の信号検出部812はデータ信号の遮断を検出する(S1118)。テーブル管理部817は、当該無線端末603の情報をアソシエーションテーブル805から除外する更新を行う(S1119)。
テーブル管理部817がアソシエーションテーブル805を更新した後、当該アクセスポイント602の設定変更要求部808は、アクセス制御装置600に対して、全APアソシエーションテーブル更新要求信号を送信し、制御信号処理部813はアクセス制御装置600に対して、スケジューリングテーブル更新要求信号を送信する(S1120)。
アクセス制御装置600が、テーブル更新要求信号を受け取ったら、制御信号処理部709は、当該アクセスポイント602に対して応答信号を送信する(S1121)。テーブル管理部713は、全AP衝突テーブル更新要求信号に含まれる衝突テーブル804の情報に基づいて、全APアソシエーションテーブル705を更新する(S1122)。
スケジューリング演算部707は、全AP衝突テーブル704の情報と、更新された全APアソシエーションテーブル705の情報とに基づいて、スケジューリングテーブル706を作成し、テーブル管理部713は、スケジューリングテーブル706の更新を行う(S1123)。
設定変更指令部708は、各アクセスポイント602のデータ信号処理部814にスケジューリング設定情報を送信する(S1124)。各アクセスポイント602のテーブル管理部817はスケジューリング設定情報に基づいてポーリングテーブル806を更新(S1125)し、アクセスポイント602は再びポーリング通信を行う。
なお、ステップS1101、ステップS1102において、アクセスポイント602が、自身のカバレッジに含まれる無線端末603を把握する方法は前述したものに限られない。例えば、ステップS1101において、各無線端末603が、ブロードキャスト信号を送信し、周辺のアクセスポイント602に自らの存在を通知してもよい。また、ステップS1101、ステップS1102において、各アクセスポイント602が、自身のカバレッジ内に存在する無線端末603を定期的に監視してもよい。
図9は、本実施例における、ポーリング通信の例を示すシーケンス図である。図9では、2台のアクセスポイント602−1、602−2を含む無線伝送システムを例示しているが、本実施例の無線伝送システムの機能を実現できる範囲であれば、アクセスポイント602の台数に制限はない。また、図9では、アクセスポイント602−1が先にSI201を開始する場合を例示している。
アクセス制御装置600の同期処理部711は、スケジューリング設定情報、及びポーリングを開始する基準時間の情報を含むポーリング期間開始信号を生成し、設定変更指令部708は、ポーリング期間開始信号を各アクセスポイント602−1、602−2のデータ信号処理部814に送信する(S1201)。
ポーリング期間開始信号を受信した各アクセスポイント602−1、602−2のテーブル管理部817は、ポーリング期間開始信号に含まれるスケジューリング設定情報に基づいて、それぞれの基本サービスセット606−1、606−2におけるポーリングテーブル806を更新する(S1202)。
アクセスポイント602−1、602−2の同期処理部815は、ポーリング期間開始信号に含まれるポーリング期間開始基準時刻の情報に基づいて、ポーリング期間が開始するまで必要時間待機する(S1203)。アクセスポイント602−1、602−2は、更新したポーリングテーブル806に従い、順次SI201を開始する(S1204)。
アクセスポイント602−1は、アソシエーションしている各無線端末603−1m(mは任意の自然数)に対してポーリング信号を送信する(S1204a)。ポーリング信号の宛先となっている各無線端末603−1mは、アクセスポイント602−1のデータ信号処理部814に、データ信号を送信する(S1204b)。ステップS1204におけるSI201は、包括的ポーリング区間1402と、選択的ポーリング区間1403と、CSMA区間1404、の3つの区間に分かれる。
アクセスポイント602−1の制御信号処理部813は、無線端末603−1mに対して、確認応答信号を送信し、データ信号処理部814は、無線端末603−1mに対して、通信区間終了通知信号を送信する(S1204c)。通信区間終了通知信号を受信した各無線端末603−1mは次のSI201まで待機する。基本サービスセット606−1におけるSI201が終了した後、ポーリングテーブル806に従い、基本サービスセット606−2におけるSI201が開始する(S1205)。
ステップS1205における、アクセスポイント602−2、及びアクセスポイント602−2とアソシエーションしている各無線端末603−2n(nは任意の自然数)の動作は、S1204における、アクセスポイント602−1、各無線端末603−1mの動作と同様である。アクセスポイント602−1及びアクセスポイント602−2は、基本サービスセット606−1、及び基本サービスセット606−2におけるSI201を、設定された回数繰返す。
図10は、各アクセスポイント602のポーリング通信時における動作例を示すフローチャートである。まず、アクセスポイント602は、アクセス制御装置600からのポーリング期間開始信号の受信待機状態にある(S1300)。アクセスポイント602のデータ信号処理部814が、ポーリング期間開始信号を受信すると(S1301)、アクセスポイント602は、カウンタを1にセットし(S1302)、SIカウンタループを開始する(S1303)。
アクセスポイント602の同期処理部815は、受信したポーリング期間開始信号に含まれる、ポーリング期間開始基準時刻の情報と、スケジューリング設定情報とに基づいて、ポーリング開始タイミングまでの必要時間、アクセスポイント602を待機させる(S1304)。必要時間待機後、当該アクセスポイント602のポーリング制御部809は、包括的ポーリング区間1402を開始し(S1305)、アソシエーションしている無線端末603に対して、順次ポーリング信号を送信する。
当該基本サービスセット606に属している各無線端末603は、自局宛のポーリング信号に応じて、データ信号を当該アクセスポイント602のデータ信号処理部814に送信する。包括的ポーリング区間1402終了後、当該アクセスポイント602のデータ信号処理部814は、当該基本サービスセット606に属している全無線端末603から送信されたデータ信号の受信に成功したか否かチェックする(S1306)。
データ信号処理部814が、当該基本サービスセット606に含まれる1つ以上の無線端末603からのデータ信号を受信できなかった場合は(S1306:No)、アクセスポイント602は、データ信号の送信を失敗した無線端末603に対して、再度ポーリングをする選択的ポーリング区間1403を開始する。このとき、再送制御部810は、データ信号の送信を失敗した無線端末603に対して、データの再送を指示する(S1307)。
当該基本サービスセット606に含まれる全ての無線端末603に対して、データ送信に成功した場合は(S1306:Yes)、又は、上記選択的ポーリング区間1403が終了した場合、アクセスポイント602は、CSMA区間1404を開始する。このとき、CSMA制御部811は、無線端末603の制御を行う(S1308)。アクセスポイント602は、S1304〜S1308のサブルーチンを実行した回数を、カウンタを用いて数え、当該カウンタによるカウントが設定回数に達したらSIカウンタループを終了し(S1309)、信号受信待機の状態に戻る(S1300)。
図11Aは、各実施例におけるポーリングタイミング例を、説明するための、無線ネットワークの一例を示す。図10Aの無線ネットワークは、3つのアクセスポイント602−1〜602−3、9つの無線端末603−1〜603−9を含む。簡単のため、図10Aにおいては、アクセス制御装置600、及び有線ケーブル601−1〜601−3を省略して記載しているが、各アクセスポイント602−1〜602−3は、有線ケーブル601により、アクセス制御装置600に、接続されている。
アクセスポイント602−1のカバレッジ607−1には、無線端末603−1,603−2,603−3,603−8,603−9が含まれる。アクセスポイント602−2のカバレッジ607−2には、無線端末603−2,603−3,603−4,603−5、603−6、603−9が含まれる。アクセスポイント602−3のカバレッジ607−3には、無線端末603−6、603−7、603−8、603−9が含まれる。
また、簡単のため図11Aにおいては、記載を省略しているが、アクセスポイント602−1は、無線端末603−1と、アクセスポイント602−2は、無線端末603−2〜603−6と、アクセスポイント602−3は、無線端末603−7〜603−9とアソシエーションし、それぞれ基本サービスセット606−1〜606−3を構成する。
図11Bは、図11Aに示す無線ネットワークにおける、全AP衝突テーブル704bの構成例を示す。
図11Cは、図11Aに示す無線ネットワークにおける、全APアソシエーションテーブル705bの構成例を示す。
図12Aは、本実施例において、図11Aで示した無線ネットワークを用いた場合のポーリングタイミング例を示すタイミングチャートである。
アクセス制御装置600の設定変更指令部708は、各アクセスポイント602−1〜602−3の同期処理部815にポーリング期間開始信号1401を送信する。アクセスポイント602−1〜602−3のテーブル管理部817は、受信したポーリング期間開始信号に含まれるスケジューリング設定情報に基づき、ポーリングテーブル806を更新する。
アクセスポイント602−1〜602−3の同期処理部815は、ポーリング期間開始信号に含まれる、ポーリング期間開始基準時刻の情報に基づいて、各基本サービスセット606−1〜606−3でポーリングを開始する。本実施例では、アクセスポイント602−1、アクセスポイント602−2、アクセスポイント602−3の順に通信区間が与えられるものとする。各アクセスポイント602における通信区間は、包括的ポーリング区間1402、選択的ポーリング区間1403、CSMA区間1404の順に、割り当てられる。
また、アクセスポイント602間の通信区間は互いに重複しないものとする。これにより、ある無線端末603がアクセスポイント602とポーリング通信、又はCSMA通信を行っている間、当該無線端末603が含まれるカバレッジ607の他のアクセスポイント602がポーリング通信、CSMA通信を行わないようにできる。従って、ポーリング期間中において、データ信号の衝突を避けることができ、QoSを保証することができる。
アクセスポイント602−1は、ポーリングテーブル806に従って通信を行う。アクセスポイント602−2、602−3についても同様である。アクセスポイント602−1〜602−3は、それぞれ上記通信区間を設定回数繰り返す。
以下、図12B、図12Cを用いて、本実施例におけるスケジューリングテーブル706の作成方法を説明する。本実施例において、スケジューリング演算部707は、図11Cで示した全APアソシエーションテーブル705bの情報に基づいて、スケジューリングテーブル706を作成する。
図12Bは、図12Aで示したポーリングタイミングにおいて、各基本サービスセット606において、ポーリング通信を行うアクセスポイント602と無線端末603との組み合わせの順番を示すテーブルの構成例である。
スケジューリング演算部707は、スケジューリングテーブル706を作成する際に、まず、各アクセスポイント602がポーリング通信を行う無線端末603の順番を決定する。以下、当該順番の決定方法について説明する。
前述した通り、本実施例においては、アクセスポイント602−1、602−2、602−3の順に通信区間が与えられる。まず、アクセスポイント602−1とアソシエーションしている無線端末は603−1のみである。従って、無線端末603−1を1番目にポーリングされる端末に決定する。
同様に、アクセスポイント602−2とアソシエーションしている無線端末は603−2〜603−6であるため、無線端末603−2〜603〜6をそれぞれ2〜6番目にポーリングされる端末に決定する。アクセスポイント602−3とアソシエーションしている無線端末は603−7〜603−9であるため、無線端末603−7〜603〜9をそれぞれ7〜9番目にポーリングされる端末に決定する。
上記のように、スケジューリング演算部707は、各アクセスポイント602−1〜602−3がポーリング通信する無線端末603−1〜603−9の順番を決定したら、当該順番に従って、本テーブルの各セルに、対応する無線端末603の識別情報を格納する。なお、アクセスポイント602が、当該順番にポーリング通信を行っていない場合、当該セルに0が格納される。
図12Cは、図12Aで示したポーリングタイミングを表す、スケジューリングテーブル706bの構成例を示す。スケジューリング演算部707は、図12Bで示したテーブルを修正することにより、スケジューリングテーブル706bを作成する。以下、本実施例におけるスケジューリングテーブル706の具体的な作成方法について説明する。
スケジューリング演算部707は、各アクセスポイント602−1〜602−3がポーリング通信する無線端末603−1〜603−9の順番を決定した後、各基本サービスセット606−1〜606−3において、選択的ポーリング区間1403とCSMA区間1404とで必要となるスロット数を算出する。
図12Cでは、各基本サービスセット606に属する無線端末603の数が多いほど、選択的ポーリング区間1403とCSMA区間1404とに多くのスロットを割り当てる場合を例示している。スケジューリング演算部707は、図12Bで示したテーブルに上記算出されたスロット数の分だけ、選択的ポーリング区間1403とCSMA区間1404を表す−1を、図12Bで示すテーブルに挿入する。
本実施例によれば、無線伝送システムにおいて、複数のアクセスポイント602を設置することにより、通信エリアを拡張することができる。また、本実施例におけるスケジューリングによれば、ある無線端末603がアクセスポイント602とポーリング通信、又はCSMA通信を行っている間、当該無線端末603が含まれるカバレッジの他のアクセスポイント602はポーリング通信、CSMA通信を行わない。従って、本実施例の無線伝送システムは、複数のアクセスポイント602を設置しているにも関わらず、データ信号の衝突を避けることができ、QoSを保証することができる。
本実施例の無線伝送システムは、ポーリング期間を短くすることができる。実施例1と異なる主な点は、各基本サービスセット606において選択的ポーリング区間が終了しても、CSMA区間には移行せず、全ての基本サービスセット606に選択的ポーリング区間が終了してから、一斉にCSMA区間を開始することである。
図13Aは、本実例において、図11Aで示した無線ネットワークを用いてポーリング通信をした場合の、ポーリングタイミング例を示すタイミングチャートである。
アクセス制御装置600の設定変更指令部708は、各アクセスポイント602−1〜602−3の同期処理部815にポーリング期間開始信号1501を送信する。アクセスポイント602−1〜602−3のテーブル管理部817は、受信したポーリング期間開始信号に含まれるスケジューリング設定情報に基づき、ポーリングテーブル806を更新する。なお、本実施例におけるスケジューリングテーブル706の構成、及びその作成方法は後述する。
アクセスポイント602−1〜602−3の同期処理部815は、ポーリング期間開始信号に含まれる、ポーリング期間開始基準時刻の情報に基づいて、各基本サービスセット606−1〜606−3でポーリングを開始する。本実施例においては、アクセスポイント602−1、アクセスポイント602−2、アクセスポイント602−3の順に通信区間が与えられるものとする。各アクセスポイント602における通信区間は、包括的ポーリング区間1502、選択的ポーリング区間1503、CSMA区間1507の順に、割り当てられる。
また、アクセスポイント602の包括的ポーリング区間1502、又は選択的ポーリング区間1503は他のアクセスポイント602の通信区間と重複しないものとする。これにより、ある無線端末603がアクセスポイント602とポーリング通信を行っている間、当該無線端末603が含まれるカバレッジ607の他のアクセスポイント602がポーリング通信を行わないようにできる。従って、ポーリング区間中において、データ信号の衝突を避けることができ、QoSを保証することができる。
アクセスポイント602−1の選択的ポーリング区間1503の終了後、アクセスポイント602−1がアクセス制御装置600にポーリング区間終了通知信号1504を送信する。なお、選択的ポーリング区間1503が、ポーリングテーブル806に割り当てられたタイムスロット202よりも早く終了した場合は、その分だけポーリング区間終了通知信号1504の送信以降のスケジュールを前倒しする。
アクセスポイント602−1からポーリング区間終了通知信号1504を受信したアクセス制御装置600は、アクセスポイント602−2に対して包括的ポーリング区間開始信号1505を送信し、アクセスポイント602−2が包括的ポーリングを開始する。アクセスポイント602−2、602−3が行うポーリング通信については、アクセスポイント602−1と同様である。
アクセス制御装置600のデータ信号処理部710が、アクセスポイント602−3からポーリング区間終了通知信号1504を受信したら、アクセス制御装置600の制御信号処理部709は、各アクセスポイント602−1〜602−3に対してCSMA区間開始通知信号1506を送信し、全ての基本サービスセット606−1〜606−3でCSMA区間1507を開始する。なお、選択的ポーリング区間1503において、選択的ポーリング区間1503の長さがポーリングテーブルで割り当てられたタイムスロット202よりも早く終了し、スケジュールを前倒しした場合は、選択的ポーリング区間1503が短くなった分のタイムスロット202を、CSMA区間1507に追加する。
上記サブルーチン(アクセスポイント602−1における包括的ポーリング区間1502の開始から、全アクセスポイント602−1〜602−3におけるCSMA区間1507の終了まで)を設定回数繰り返す。
図13Bは、図13Aで示した包括的ポーリング区間1502におけるポーリングタイミングを表す、スケジューリングテーブル706cの構成例を示す。本実施例において、ポーリング通信を行う無線端末603の順番は実施例1と同様である。
またスケジューリングテーブル706cの作成方法も図12Cで示したものと同様であるが、以下の点において異なる。ポーリング期間の最後に全てのアクセスポイント602で同時にCSMA区間1507を開始するため、スケジューリングテーブル706cの最後のスロットに、全てのアクセスポイント602について−1を挿入することと、各アクセスポイント602において選択的ポーリング区間1503に割り当てるスロット数を、CSMA区間1507の分だけ減少させることである。
本実施例においては、全ての基本サービスセット606−1〜606−3で同時にCSMA通信を行うため、ポーリング期間の長さは実施例1の無線伝送システムより短くなる。また、選択的ポーリング区間1503が早く終了した場合は、CSMA区間1507を長くとることができる。
従って、本実施例によれば、実施例1の効果に加え、実施例1よりポーリング期間を短くすることができる。さらに、選択的ポーリング区間1503が早く終了し、スケジュールを前倒しした場合は、CSMA区間1507が長くなる。これにより、ポーリング通信によるパケットロス率を低下させることなく、優先制御の機能が実装されていない無線端末603に対してもパケットロス率を低下させることができる。
本実施例の無線伝送システムは、パケットロス率をさらに低下させることができる。実施例1と異なる主な点は、各基本サービスセット606において包括的ポーリング区間が終了しても、すぐに選択的ポーリング区間には移行せず、全基本サービスセット606におけるデータ送信状況に基づいて、選択的ポーリング区間のために再度スケジューリングを行うことである。
図14Aは、本実例において、図11Aで示した無線ネットワークを用いてポーリング通信をした場合の、ポーリングタイミング例を示すタイミングチャートである。
アクセス制御装置600の設定変更指令部708は、各アクセスポイント602−1〜602−3の同期処理部815にポーリング期間開始信号1601を送信する。アクセスポイント602−1〜602−3のテーブル管理部817は、受信したポーリング期間開始信号に含まれるスケジューリング設定情報に基づき、ポーリングテーブル806を更新する。このスケジューリング設定情報には包括的ポーリング区間1602についての情報のみが含まれる。なお、本実施例で利用される、スケジューリングテーブル706d、706eの構成、及びその作成方法は後述する。
アクセスポイント602−1〜602−3の同期処理部815は、ポーリング期間開始信号に含まれる、ポーリング期間開始基準時刻の情報に基づいて、各基本サービスセット606−1〜606−3でポーリングを開始する。
本実施例では、アクセスポイント602−1、アクセスポイント602−2、アクセスポイント602−3の順に通信区間が与えられるものとする。各アクセスポイント602における通信区間は、包括的ポーリング区間1602、選択的ポーリング区間1605、CSMA区間1606の順に、割り当てられる。
また、アクセスポイント602間の通信区間は互いに重複しないものとする。これにより、ある無線端末603がアクセスポイント602とポーリング通信、又はCSMA通信を行っている間、当該無線端末603が含まれるカバレッジ607の他のアクセスポイント602がポーリング通信、CSMA通信を行わないようにできる。従って、ポーリング期間中において、データ信号の衝突を避けることができ、QoSを保証することができる。
アクセスポイント602−1は、包括的ポーリング区間1602を開始する。包括的ポーリング区間1602の終了後、アクセスポイント602−1のデータ信号処理部814は、データ通信に失敗した無線端末603についての情報を含む、包括的ポーリング区間終了通知信号1603をアクセス制御装置600のデータ信号処理部710に送信する。アクセスポイント602−2、602−3についても同様である。なお、データ通信に失敗した無線端末603の情報としては、例えば、データ信号の送信に失敗した無線端末603の台数、識別情報等がある。
スケジューリング演算部707は、各アクセスポイント602から受信した、無線端末603によるデータ送信の成否についての情報に基づいて、選択的ポーリング区間1605とCSMA区間1606について、スケジューリングテーブル706eを作成し、テーブル管理部713は、スケジューリングテーブル706eを更新する。アクセス制御装置600の同期処理部711は、選択的ポーリング区間1605を開始する基準時刻の情報と、新たに作成されたスケジューリングテーブル706eの情報と、を含む選択的ポーリング区間開始信号1604を作成する。アクセス制御装置600のデータ信号処理部710は、選択的ポーリング区間開始信号1604を各アクセスポイント602−1〜602−3に送信する。
アクセスポイント602−1〜602−3のテーブル管理部817は、受信した信号に含まれる新たに作成されたスケジューリングテーブル706eの情報に基づき、ポーリングテーブル806を作成する。アクセスポイント602−1〜602−3は、受信した信号に含まれる選択的ポーリング区間1605を開始する基準時刻の情報に基づいて、必要時間待機する。必要時間待機後、アクセスポイント602−1〜602−3は、当該ポーリングテーブル806に基づいて、各基本サービスセット606−1〜606−3で選択的ポーリング区間1605を開始する。アクセスポイント602−1〜602−3は選択的ポーリング区間1605が終了したら、CSMA区間1606を開始する。上記サブルーチン(アクセスポイント602−1の包括的ポーリング区間1602の開始から、アクセスポイント602−3のCSMA区間1606の終了まで)を設定回数繰り返す。
また、図14Aに示していないが、以下のようなポーリングタイミング例も考えられる。各アクセスポイント602−1〜602−3は、各基本サービスセット606−1〜606−3における選択的ポーリング区間1605終了後に、CSMA区間1606には入らず、ポーリング区間終了通知信号をアクセス制御装置600に送信する。アクセスポイント602−2、602−3も同様の動作をする。アクセス制御装置600は、アクセスポイント602−3からのポーリング区間終了通知信号を受け取った後、全てのアクセスポイント602−1〜602−3に対してポーリング区間終了通知信号を送信し、全ての基本サービスセット606−1〜606−3でCSMA区間1606が開始する。
図14Bは、図14Aで示した包括的ポーリング区間1602におけるポーリングタイミングを表す、スケジューリングテーブル706dの構成例を示す。本実施例において、ポーリング通信を行う順番は実施例1と同様である。スケジューリング演算部707は、図12Bで示したテーブルのセルを、包括的ポーリング区間1602におけるスケジューリングテーブル706dのセルにそのまま上書きする。このようにして、包括的ポーリング区間1602におけるスケジューリングテーブル706dを作成することができる。
図14Cは、図14Aで示した選択的ポーリング区間1605とCSMA区間1606におけるポーリングタイミングを表す、スケジューリングテーブル706eの構成例を示す。
スケジューリング演算部707は、受信した包括的ポーリング区間終了通知信号1603に含まれる、データ通信に失敗した無線端末603の情報に基づいて、スケジューリングテーブル706eを作成する。例えば、各基本サービスセット606−1〜606−3において、選択的ポーリング区間1605とCSMA区間1606に必要なスロット数を算出する。
例えば、包括的ポーリング区間1602において、各アクセスポイント602−1〜602−3が、データ通信に失敗した無線端末603の台数に応じて、必要なスロット数を算出することができる。つまり、各アクセスポイント602−1〜602−3が、データ通信に失敗した無線端末603の台数が多いほど、多くのタイムスロット202を割り当てる。このようにタイムスロット202を割り当てることで、パケットロス率を小さくすることができる。
図14Cでは、基本サービスセット606−1、606−2、606−3に、それぞれ1つ、2つ、3つのタイムスロット202が割り当てられたものとしている。
従って、スケジューリング演算部707は、アクセスポイント602−1、602−2、606−3の順に、上記算出されたスロット数の分だけ、選択的ポーリング区間1605とCSMA区間1606を表す−1をスケジューリングテーブル706eに格納する。
本実施例によれば、包括的ポーリング区間1602におけるデータ通信の結果に基づいて、選択的ポーリング区間1605とCSMA区間1606におけるスケジューリングテーブル706eを作成することができる。従って、実施例1の効果に加え、パケットロス率をさらに低減することができる。
本実施例の無線伝送システムは、複数のアクセスポイント602が同時にポーリング通信を行うことで、ポーリング期間を短くすることができる。さらに、パケットロス率をさらに低下させることができる。
図15Aは、本実例において、図11Aで示した無線ネットワークを用いてポーリング通信をした場合の、ポーリングタイミング例を示すタイミングチャートである。
実施例1と異なる点は、データ信号が衝突しない範囲で、複数のアクセスポイント602が同時にポーリング通信を行うことと、実施例3と同様、包括的ポーリング区間の後に、再度スケジューリングを行うことである。
アクセス制御装置600の設定変更指令部708は、各アクセスポイント602−1〜602−3の同期処理部815にポーリング期間開始信号1801を送信する。アクセスポイント602−1〜602−3のテーブル管理部817は、受信したポーリング期間開始信号1801に含まれるスケジューリング設定情報に基づき、ポーリングテーブル806を更新する。なお、本実施例におけるスケジューリングテーブル706f、706gの構成、及びその作成方法は後述する。
アクセスポイント602−1〜602−3の同期処理部815は、ポーリング期間開始信号1801に含まれる、ポーリング期間開始基準時刻の情報に基づいて、各基本サービスセット606−1〜606−3でポーリングを開始する。
なお、本実施例においては、アクセスポイント602間の通信区間が互いに重複することがある。但し、ある無線端末603がアクセスポイント602とポーリング通信を行っている間は、当該無線端末603が含まれるカバレッジ607の他のアクセスポイント602がポーリング通信を同時に行わないものとする。
本実施例においては、各アクセスポイント602における通信区間は、包括的ポーリング区間1802、選択的ポーリング区間1805、CSMA区間1806の順に、割り当てられる。
アクセスポイント602−1は、包括的ポーリング区間1802を開始する。包括的ポーリング区間1802の終了後、アクセスポイント602−1のデータ信号処理部814は、データ通信に失敗した無線端末603についての情報を含む、包括的ポーリング区間終了通知信号1803を、アクセス制御装置600のデータ信号処理部710に送信する。アクセスポイント602−2、602−3についても同様である。なお、データ通信に失敗した無線端末603の情報としては、例えば、データ信号の送信に失敗した無線端末603の台数や、識別情報等がある。
スケジューリング演算部707は、各アクセスポイント602から受信した、包括的ポーリング区間終了通知信号1803に含まれる、無線端末603によるデータ送信の成否についての情報に基づいて、選択的ポーリング区間1805とCSMA区間1806について、スケジューリングテーブル706gを作成する。テーブル管理部713は、スケジューリングテーブル706gを更新する。アクセス制御装置600の同期処理部711は、選択的ポーリング区間1805を開始する基準時刻の情報と、新たに作成されたスケジューリングテーブル706gの情報と、を含む選択的ポーリング区間開始信号1804を作成する。アクセス制御装置600のデータ信号処理部710は、選択的ポーリング区間開始信号1804を各アクセスポイント602−1〜602−3に送信する。
アクセスポイント602−1〜602−3のテーブル管理部817は、受信した選択的ポーリング区間開始信号1804に含まれる、新たに作成されたスケジューリングテーブル706gの情報に基づき、ポーリングテーブル806を作成する。アクセスポイント602−1〜602−3は、受信した選択的ポーリング区間開始信号1804に含まれる選択的ポーリング区間1805を開始する基準時刻の情報に基づいて、必要時間待機する。
必要時間待機後、アクセスポイント602−1〜602−3は、当該ポーリングテーブル806に基づいて、各基本サービスセット606−1〜606−3で選択的ポーリング区間1805を開始する。各アクセスポイント602−1〜602−3は、選択的ポーリング区間1805が終了した後、CSMA区間1806を開始する。上記サブルーチン(アクセスポイント602が包括的ポーリング区間1802を開始してから、全てのアクセスポイント602−1〜602−3におけるCSMA区間が終了するまで)を設定回数繰り返す。
以下、本実施例の、包括的ポーリング区間におけるスケジューリングテーブル706f、706gの作成方法の一例を、図15B〜15Eを用いて説明する。
図15Bは、スケジューリングテーブル706fの作成の過程を表すテーブルである。本テーブルは、図11Bに示した全AP衝突テーブル704bに、各列の合計を表す行(sum)を追加することにより、作成される。つまり、sumは各無線端末603が含まれる、アクセスポイント602のカバレッジ607の数を格納する。
図15Cは、スケジューリングテーブル706fの作成の過程を表すテーブルである。図15Bで示したテーブルをsumの降順にソートすることにより、作成される。その後、同時にポーリング通信を行ってもデータ信号の衝突が起こらない、無線端末603の組み合わせを作成する。即ち、ある無線端末603と、当該無線端末603が含まれるカバレッジ607の全てに含まれない無線端末603との組み合わせを作成する。以下、当該無線端末603の組み合わせの作成方法の一例について説明する。
本テーブルの左側の(sumの値が大きい)無線端末603から順に当該組み合わせを作成する。まず、無線端末603−9は、全てのカバレッジ607−1〜607−3に含まれているため、他の無線端末603と同時にポーリング通信を行うとデータ信号の衝突が起きてしまう。従って、無線端末603−9は、単独でポーリング通信を行う。
次に、無線端末603−2は、カバレッジ607−1、607−2に含まれている。従って、無線端末603−2は、カバレッジ607−3のみに含まれる無線端末603と組み合わせることができる。これに該当する無線端末603−7のみであるため、無線端末603−2は無線端末603−7と組み合わせになる。
次に、無線端末603−3は、カバレッジ607−1、607−2に含まれており、カバレッジ607−3のみに含まれる無線端末603と組み合わせることができる。しかし、これに該当する端末は、無線端末603−7のみであり、既にこれは無線端末603−2と組になっている。従って、無線端末603−3は、単独でポーリング通信を行う。同様に、無線端末603−8は、無線端末603−4と、無線端末603−6は、無線端末603−1と、それぞれ組み合わせになる。
図15Dは、本実施例の包括的ポーリング区間1802におけるスケジューリングテーブル706fの構成例を示す。スケジューリングテーブル706fは、図15Cで作成された、無線端末603の組にタイムスロット202を1つずつ順に割り当て、全APアソシエーションテーブル705bを参照し、各無線端末603とアソシエーションしているアクセスポイント602に、各無線端末603を割り振ることにより、作成される。
図15Eは、本実施例の選択的ポーリング区間1805とCSMA区間1806とにおけるスケジューリングテーブル706gの構成例を示す。本実施例のスケジューリングテーブル706gは、選択的ポーリング区間1805にタイムスロット202が割り当てられているときは、当該セルに無線端末603の一意に識別する識別情報を格納する。CSMA区間1806にタイムスロット202が割り当てられているときは、当該セルに−1を格納する。
図15Eでは、包括的ポーリング区間1802において、無線端末603−5、603−6、603−8がデータ送信を失敗した場合を例示している。スケジューリングテーブル706gの作成方法は、スケジューリングテーブル706fの作成方法と同様である。
例えば、無線端末603−5、603−6、603−8に限定して同様のテーブルを作成する。続いて、選択的ポーリング区間1805の最終タイムスロット202の次の列から、全てのアクセスポイント602−1〜602−3についてCSMA区間1806を表す‐1を必要な数だけ追加すればよい。
従って、本実施例によれば、複数のアクセスポイント602が同時にポーリング通信を行うことで、ポーリング期間を短くすることができる。
本実施例は実施例1の無線伝送システムにおいて、アクセス制御装置の機能を内蔵したアクセスポイントを設置した無線伝送システムである。実施例1と同一の構成についての説明は省略する。
本実施例の無線伝送システムが、実施例1の無線伝送システムと異なる点は、アクセス制御装置600を削除し、1つのアクセスポイント602−1を、アクセス制御装置の機能を内蔵するアクセスポイント、即ち、アクセス制御装置兼アクセスポイント1700としたことである。
図16は、本実施例の無線伝送システムの概要の一例を示す。本実施例の無線伝送システムは、アクセス制御装置兼アクセスポイント1700、有線ケーブル601−1〜601−3、アクセスポイント602−1〜602−3、無線端末603−11〜603−13、603−21〜603−23、603−31〜603−33を含む。
アクセス制御装置兼アクセスポイント1700とアクセスポイント602―2、602−3は、それぞれ有線ケーブル601―2、602−3で接続され、相互に通信を行う。アクセス制御装置兼アクセスポイント1700は、無線端末603−11〜603−13と、アクセスポイント602―2は、無線端末603―21〜603−23と、アクセスポイント602―3は、無線端末603―31〜603−33と、それぞれ無線信号により相互に通信を行う。
アクセス制御装置兼アクセスポイント1700の構成は、実施例1において、図2、図3で説明したものを併せ持つ。本実施例においては、アクセス制御装置兼アクセスポイント1700が実施例1におけるアクセス制御装置600、及び1つのアクセスポイント602の動作を担う。なお、本実施例の無線伝送システムの機能を実現できる範囲であれば、アクセス制御装置兼アクセスポイント1700、有線ケーブル601、アクセスポイント602、及び無線端末603のいずれの個数にも制限はない。
本実施例によれば、実施例1の効果に加え、アクセスポイント602にアクセス制御装置600の機能を搭載することにより、無線伝送システムの導入コストを安価にすることができる。
本実施例は実施例1の無線伝送システムにおいて、アクセス制御装置と各アクセスポイントとを無線接続した、無線伝送システムである。実施例1と同一の構成についての説明は省略する。
本実施例の無線伝送システムが、実施例1の無線伝送システムと異なる点は、有線ケーブル601−1〜601−3を削除し、アクセス制御装置600と、各アクセスポイント602−1〜602−3とが、無線信号により相互に接続されていることである。
図17は、本実施例の無線伝送システムの概要の一例を示す。本実施例の無線伝送システムは、アクセス制御装置600、アクセスポイント602−1〜602−3、無線端末603−11〜603−13、603−21〜603−23、603−31〜603−33を含む。
アクセス制御装置600とアクセスポイント602―k(kは1〜3の任意数)は、無線信号により、相互に通信を行う。アクセスポイント602―kと無線端末603―kl(lは1〜3の任意数)は、無線信号により相互に通信を行う。
なお、本実施例においては、アクセス制御装置600のインタフェース904、が無線信号により、各アクセスポイント602と通信を行う。なお、本実施例の無線伝送システムの機能を実現できる範囲であれば、アクセス制御装置600、有線ケーブル601、アクセスポイント602、及び無線端末603のいずれの個数にも制限はない。
本実施例によれば、実施例1の効果に加え、アクセス制御装置600と各アクセスポイント602とを無線で接続することにより、アクセス制御装置600と各アクセスポイント602の設置を容易に行うことができる。
本実施例は実施例1の無線伝送システムにおいて、アクセス制御装置の機能を内蔵したアクセスポイントを設置し、アクセス制御装置兼アクセスポイントと各アクセスポイントとを無線信号により接続した、無線伝送システムである。実施例1と同一の構成についての説明は省略する。
本実施例の無線伝送システムが、実施例1の無線伝送システムと異なる点は以下の2つである。1点目は、アクセス制御装置600を削除し、1つのアクセスポイント602−1を、アクセス制御装置600の機能を内蔵するアクセスポイント、即ち、アクセス制御装置兼アクセスポイント1700としたことである。2点目は、有線ケーブル601−1〜601−3を削除し、アクセス制御装置兼アクセスポイント1700と、各アクセスポイント602−2〜602−3とが、無線信号により相互に接続されていることである。
図18は、本実施例の無線伝送システムの概要の一例を示す。本実施例の無線伝送システムは、アクセス制御装置兼アクセスポイント1700、アクセスポイント602−1〜602−3、無線端末603−11〜603−13、603−21〜603−23、603−31〜603−33を含む。
アクセス制御装置兼アクセスポイント1700とアクセスポイント602―2、602−3は、無線信号により接続され、相互に通信を行う。アクセス制御装置兼アクセスポイント1700は、無線端末603−11〜603−13と、アクセスポイント602―2は、無線端末603―21〜603−23と、アクセスポイント602―3は、無線端末603―31〜603−33と、それぞれ無線信号により相互に通信を行う。
アクセス制御装置兼アクセスポイント1700の構成は、実施例1において、図2、図3で説明したものを併せ持つ。また、アクセス制御装置兼アクセスポイント1700のインタフェース904が無線信号により、各アクセスポイント602と通信を行う。本実施例においては、アクセス制御装置兼アクセスポイント1700が実施例1におけるアクセス制御装置600、及び1つのアクセスポイント602の動作を担う。なお、本実施例の無線伝送システムの機能を実現できる範囲であれば、アクセス制御装置兼アクセスポイント1700、アクセスポイント602、及び無線端末603のいずれの個数にも制限はない。
本実施例によれば、実施例1の効果に加え、アクセスポイント602にアクセス制御装置600の機能を搭載することにより、無線伝送システムの導入コストを安価にすることができ、かつアクセス制御装置兼アクセスポイント1700と各アクセスポイント602とを無線で接続することにより、アクセス制御装置兼アクセスポイント1700と各アクセスポイント602の設置を容易に行うことができる。
本実施例は実施例1の無線伝送システムを、無線監視カメラシステムに適用した無線映像伝送システムである。
図19は、本実施例の無線映像伝送システムの概要の一例を示す。本実施例の無線映像伝送システムは、遠隔監視センタ2700、有線ケーブル601−1〜601−5、ハブ2704、アクセスポイント602−1〜602−3、無線カメラ端末(WC)2703−11〜2703−13、2703−21〜2703−22、2703−31〜2703−33を含む。
遠隔監視センタ2700は、アクセス制御装置600、モニタ2702を含む。アクセス制御装置600は、有線ケーブル601−5により、モニタ2702と接続されている。また、アクセス制御装置600は、有線ケーブル601−4により、ハブ2704と接続されている。さらにハブ2704は、有線ケーブル601−k(kは1〜3の任意数)により、それぞれアクセスポイント602−kに接続されている。アクセスポイント602−kは無線信号により、それぞれ無線カメラ端末2703−kl(lは1〜3の任意数)に接続されている。
なお、本実施例の無線映像伝送システムの機能を実現できる範囲であれば、アクセス制御装置600、有線ケーブル601、アクセスポイント602、モニタ2702、無線カメラ端末2703、及びハブ2704のいずれの個数にも制限はない。なお、本実施例において、有線接続となっている部分は、無線接続としてもよい。また、いずれかのアクセスポイント602を、アクセス制御装置兼アクセスポイント1700としてもよい。
本実施例によれば、実施例1の効果に加え、アクセスポイント602を、繁華街等の屋外に設置したり、ビル等の屋内に設置したりすることにより、映像の途切れや遅延が少ない、無線監視カメラシステムの対応エリア拡大が、容易に実現できる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に記載したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
600 アクセス制御装置、602 アクセスポイント、603 無線端末、606 基本サービスセット、704 全AP衝突テーブル、705 全APアソシエーションテーブル、706 スケジューリングテーブル、707 スケジューリング演算部、708 設定変更指令部、709 制御信号処理部、710 データ信号処理部、711 同期処理部、804 衝突テーブル、805 アソシエーションテーブル、806 ポーリングテーブル、808 設定変更要求部、809 ポーリング制御部、810 再送制御部、811 CSMA制御部、812 信号検出部、813 制御信号処理部、814 データ信号処理部、815 同期処理部815、1700 アクセス制御装置兼アクセスポイント、2703 無線カメラ端末

Claims (3)

  1. 無線接続された無線端末と通信する、複数のアクセスポイントと、
    前記複数のアクセスポイントと通信するアクセス制御装置と、を含み、
    前記複数のアクセスポイントそれぞれは、
    自身のカバレッジに含まれる無線端末を示す第1の情報と、前記カバレッジ内において無線接続された無線端末を示す第2の情報と、を保持し、
    前記第1の情報及び第2の情報の更新情報を前記アクセス制御装置に送信し、
    前記アクセス制御装置は、
    前記複数のアクセスポイントと前記複数のアクセスポイントのカバレッジに含まれる無線端末との対応関係を示す第3の情報と、前記複数のアクセスポイントと前記複数のアクセスポイントに無線接続された無線端末との対応関係を示す第4の情報と、を保持し、
    前記複数のアクセスポイントから受信した前記更新情報に基づいて、前記第3の情報及び第4の情報を更新し、
    前記複数のアクセスポイントが無線端末とポーリング通信を行うポーリング期間を開始する開始基準時刻を決定し、
    前記更新された第3の情報及び第4の情報に基づいて、前記ポーリング期間において、前記複数のアクセスポイントが前記無線端末とポーリング通信を行うタイミングを示すスケジューリング設定情報を作成し、
    前記複数のアクセスポイントそれぞれに、前記開始基準時刻と前記スケジューリング設定情報において前記複数のアクセスポイントそれぞれに対応する部分とを含むポーリング期間開始信号を、送信し、
    前記複数のアクセスポイントは、受信した前記ポーリング期間開始信号に基づいて、前記無線端末とポーリング通信を行
    前記スケジューリング設定情報は、前記ポーリング期間において、前記複数のアクセスポイントそれぞれに対して、前記無線端末と通信を行う通信区間を規定し、
    前記通信区間は、ポーリング通信を行うポーリング区間と、前記ポーリング区間の後にCSMA通信を行うCSMA区間とを含み、
    前記ポーリング区間は他のアクセスポイントの通信区間と重ならないようにスケジュールされ、前記複数のアクセスポイントの全てのCSMA区間は一致するようにスケジュールされ、
    前記複数のアクセスポイントは、ポーリング区間終了通知を前記アクセス制御装置に送信し、
    前記アクセス制御装置は、
    前記ポーリング区間終了通知に応答して、前記複数のアクセスポイントに順次、前記ポーリング区間の開始を指示し、
    前記複数のアクセスポイントにおける最後のポーリング区間終了通知に応答して、前記複数のアクセスポイントの全てに前記CSMA区間の開始を指示する、無線伝送システム。
  2. 無線接続された無線端末と通信する、複数のアクセスポイントと、
    前記複数のアクセスポイントと通信するアクセス制御装置と、を含み、
    前記複数のアクセスポイントそれぞれは、
    自身のカバレッジに含まれる無線端末を示す第1の情報と、前記カバレッジ内において無線接続された無線端末を示す第2の情報と、を保持し、
    前記第1の情報及び第2の情報の更新情報を前記アクセス制御装置に送信し、
    前記アクセス制御装置は、
    前記複数のアクセスポイントと前記複数のアクセスポイントのカバレッジに含まれる無線端末との対応関係を示す第3の情報と、前記複数のアクセスポイントと前記複数のアクセスポイントに無線接続された無線端末との対応関係を示す第4の情報と、を保持し、
    前記複数のアクセスポイントから受信した前記更新情報に基づいて、前記第3の情報及び第4の情報を更新し、
    前記複数のアクセスポイントが無線端末とポーリング通信を行うポーリング期間を開始する開始基準時刻を決定し、
    前記更新された第3の情報及び第4の情報に基づいて、前記ポーリング期間において、前記複数のアクセスポイントが前記無線端末とポーリング通信を行うタイミングを示すスケジューリング設定情報を作成し、
    前記複数のアクセスポイントそれぞれに、前記開始基準時刻と前記スケジューリング設定情報において前記複数のアクセスポイントそれぞれに対応する部分とを含むポーリング期間開始信号を、送信し、
    前記複数のアクセスポイントは、受信した前記ポーリング期間開始信号に基づいて、前記無線端末とポーリング通信を行い、
    前記スケジューリング設定情報は、前記ポーリング期間において、前記複数のアクセスポイントそれぞれに対して、無線接続している全ての無線端末とポーリング通信を行う包括的ポーリング区間を規定し、
    前記アクセス制御装置は、前記複数のアクセスポイントそれぞれから、前記包括的ポーリング区間において通信エラーが発生した無線端末の数を示す、包括的ポーリング区間終了通知を受信し、
    前記アクセス制御装置は、前記複数のアクセスポイントの全てから前記包括的ポーリング区間終了通知を受信すると、第2のスケジューリング設定情報を生成し、
    前記第2のスケジューリング設定情報は、前記ポーリング期間において、前記複数のアクセスポイントそれぞれに対して、前記包括的ポーリング区間において通信エラーが発生した無線端末とのポーリング通信を行う選択的ポーリング区間を規定し、
    前記アクセス制御装置は、前記選択的ポーリング区間を前記包括的ポーリング区間終了通知が示す前記無線端末の数に基づいて決定し、
    前記アクセス制御装置は、前記複数のアクセスポイントそれぞれに、前記第2のスケジューリング設定情報において前記複数のアクセスポイントそれぞれに対応する部分を含む選択的ポーリング区間開始信号を、送信し、
    前記複数のアクセスポイントそれぞれは、受信した前記選択的ポーリング区間開始信号に基づいて、前記無線端末と選択的ポーリング通信を行う、無線伝送システム。
  3. 無線接続された無線端末と通信する複数のアクセスポイントを制御する方法であって、
    前記複数のアクセスポイントそれぞれは、自身のカバレッジに含まれる無線端末を示す第1の情報と、前記カバレッジ内において無線接続された無線端末を示す第2の情報と、を保持し、
    前記方法は、
    前記第1の情報及び第2の情報更新の更新情報を、前記複数のアクセスポイントから受信し、
    前記複数のアクセスポイントと前記複数のアクセスポイントのカバレッジに含まれる無線端末との対応関係を示す第3の情報と、前記複数のアクセスポイントと前記複数のアクセスポイントに無線接続された無線端末との対応関係を示す第4の情報とを、前記複数のアクセスポイントから受信した前記更新情報に基づいて更新し、
    前記複数のアクセスポイントが無線端末とポーリング通信を行うポーリング期間を開始する開始基準時刻を決定し、
    前記更新された第3の情報及び第4の情報に基づいて、前記ポーリング期間において、前記複数のアクセスポイントそれぞれが前記無線端末とポーリング通信を行うタイミングを示すスケジューリング設定情報を作成し、
    前記開始基準時刻と前記スケジューリング設定情報において前記複数のアクセスポイントそれぞれに対応する部分とを含むポーリング期間開始信号を、前記複数のアクセスポイントそれぞれに送信し、
    前記スケジューリング設定情報は、前記ポーリング期間において、前記複数のアクセスポイントそれぞれに対して、前記無線端末と通信を行う通信区間を規定し、
    前記通信区間は、ポーリング通信を行うポーリング区間と、前記ポーリング区間の後にCSMA通信を行うCSMA区間とを含み、
    前記ポーリング区間は他のアクセスポイントの通信区間と重ならないようにスケジュールされ、前記複数のアクセスポイントの全てのCSMA区間は一致するようにスケジュールされ、
    前記方法は、
    前記複数のアクセスポイントから、ポーリング区間終了通知を受信し、
    前記ポーリング区間終了通知に応答して、前記複数のアクセスポイントに順次、前記ポーリング区間の開始を指示し、
    前記複数のアクセスポイントにおける最後のポーリング区間終了通知に応答して、前記複数のアクセスポイントの全てに前記CSMA区間の開始を指示する、ことを特徴とする方法。
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