JP6585235B2 - アクセサリデバイスのための最適化されたBluetoothスケジューリング - Google Patents

アクセサリデバイスのための最適化されたBluetoothスケジューリング Download PDF

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Description

説明する実施形態は、ソースデバイスと1つ以上の組のアクセサリデバイスとの間のBluetooth(登録商標)(BT)接続を最適化することを含む、無線パーソナルエリアネットワーク(wireless personal area network、WPAN)内のデバイスのための通信をスケジューリングする技術について記載する。
ソースデバイスとペアリングするように構成可能なアクセサリデバイスを含む広範囲のデバイスに対して無線通信機能が継続的に追加されている。例えば、無線イヤホンなどの無線オーディオ再生デバイスを、メディアストリーミング可能なスマートフォン、タブレット、ポータブルコンピュータ、又は他の無線可能なコンピューティングデバイスなどのソースデバイスに接続して、Bluetooth接続などのWPAN接続を介してオーディオストリームを受信することができる。無線イヤホンは、別のBluetooth接続などの別個のWPAN接続を介して互いに通信することもできる。2つのBluetooth接続は、スキャッタネットを形成することができる。このスキャッタネットでは、ソースデバイスは第1のBluetooth接続を介して無線イヤホンの一方又は両方と通信することができ、無線イヤホンは第2のBluetooth接続を介して互いに通信することができる。無線イヤホンが互いに通信するとき、無線イヤホンは、オーディオストリームのオーディオパケットをソースデバイスから受信することができなくなる可能性があり、それによりオーディオパケットの再送信が生じる可能性がある。オーディオパケットの再送信率が高いと、2.4GHzの産業用、科学用、医療(industrial,scientific,and medical、ISM)帯域などの共有無線周波数(radio frequency、RF)帯内で利用可能な帯域幅が低減する可能性がある。それにより、オーディオ再生の性能に影響が及ぶ可能性があり、又はさもなければ、第1のBluetooth接続と同じRF帯を共用している他の無線デバイスとのソースデバイスによる通信が影響を受ける可能性がある。
本明細書で説明する実施形態は、ソースデバイスと1つ以上の組のアクセサリデバイスとの間の複数のWPAN接続間の通信の最適化されたスケジューリングを含む、共用通信帯域内の重畳を低減するために異なる通信リンクにわたる複数の電子デバイス間の通信をスケジューリングすることに関する。一組の通信リンクのための通信は、スロット可用性マスク(slot availability mask、SAM)の使用に基づいて性能を向上させるようにスケジューリングされる。ソースデバイスは、一対の(又は複数対の)アクセサリデバイスと通信することができる。その場合、各対のアクセサリデバイスの一方であるアクセサリデバイスも、ソースデバイスとの通信に使用されるのと同じ無線周波数帯域を用いて互いに通信する。一対のアクセサリデバイスのうちのプライマリアクセサリデバイスは、プライマリアクセサリデバイスとセカンダリアクセサリデバイスの間の通信に対する要件についての情報をソースデバイスに提供する。ソースデバイスは、周期的なタイムスロットサイクルを指定するSAMマップを決定する。このとき、各タイムスロットは、ソースデバイスからプライマリアクセサリデバイスへの通信の送信、及びプライマリアクセサリデバイスからソースデバイスへの通信の受信に利用可能又は利用不可能であるとマーク付けされる。SAMマップは、ソースデバイスとアクセサリデバイスの間の通信と、各対のアクセサリデバイスの一方であるアクセサリデバイス間の通信との間の衝突を回避するための要件を満たすことができる。第1の一組の連続するタイムスロットは、各対のアクセサリデバイスの一方であるアクセサリデバイス間の内部通信に対して割り当てられ、第2の一組の連続するタイムスロットのガード期間は、第1の一組の連続するタイムスロットに先行する。ガード期間は、ソースデバイスによってアクセサリデバイスに送信されるマルチスロットパケット、及び/又はパケットの再送信が第1の一組の連続するタイムスロットの間にアクセサリデバイス間の通信と重畳しないことを確実にする。複数対のアクセサリデバイスがソースデバイスとの接続を確立することができ、各対のアクセサリデバイスの一方であるアクセサリデバイス間の内部通信は、繰り返されるタイムスロットサイクル内で同一の(又は少なくとも重畳する一組の)タイムスロットを使用するように調整される。
本発明の他の態様及び利点は、記述する実施形態の原理を例として例示する添付図面と併せて、以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
この「発明の概要」は、本明細書で説明する主題のいくつかの態様の基本的理解を提供するように、いくつかの例示的実施形態を要約することを目的として提供されるものに過ぎない。従って、上述した特徴が例に過ぎず、いかなる方法でも本明細書で説明する主題の範囲又は趣旨を狭めるように解釈すべきではないことが了解されよう。本明細書で説明される主題の他の特徴、態様、及び利点は、以下の「発明を実施するための形態」、図、及び「特許請求の範囲」から明らかとなるであろう。
含まれる図面は例示目的のものであり、無線コンピューティングデバイスを提供するための開示される発明の装置及び方法の可能な構造及び構成の例を提示するのに役立つに過ぎない。これらの図面は、当業者により、本実施形態の趣旨及び範囲から逸脱することなく、本実施形態に対してなされ得る形態及び詳細のいかなる変更をも決して制限するものではない。本実施形態は、添付の図面と共に下記の「発明を実施するための形態」を読むことによって容易に理解でき、類似の参照番号は類似の構造要素を指す。
いくつかの実施形態に係る、本明細書で説明する各種技術を実施するための電子デバイスの選択された例示的な構成要素のブロック図を示す。 スケジューリングされていない、電子デバイス間の重畳通信の一例の図を示す。 いくつかの実施形態に係る、電子デバイス間の通信が、競合を最小限にするための遮断期間を含む例示的な方式の図を示す。 いくつかの実施形態に係る、通信をスケジューリングする、電子デバイス間の例示的な通信方式の図を示す。 いくつかの実施形態に係る、スロット可用性マスクに基づいて電子デバイス間の通信をスケジューリングする例示的な通信方式の図を示す。 いくつかの実施形態に係る、通信をスケジューリングする電子デバイス間の別の例示的な通信方式の図を示す。 いくつかの実施形態に係る、スロット可用性マスクに基づいて電子デバイス間の通信をスケジューリングする別の例示的な通信方式の図を示す。 いくつかの実施形態に係る、ソースデバイスによって実行される、ソースデバイスとペアリングされた1つ以上のアクセサリデバイスのための通信をスケジューリングする例示的な方法のフロー図を示す。 いくつかの実施形態に係る、ソースデバイスによって実行される、ソースデバイスとペアリングされた1つ以上のアクセサリデバイスのための通信をスケジューリングする例示的な方法のフロー図を示す。 いくつかの実施形態に係る、プライマリアクセサリデバイスによって実行される、ソースデバイスとペアリングされたアクセサリデバイスのための通信をスケジューリングする例示的な方法のフロー図を示す。 いくつかの実施形態に係る、通信をスケジューリングするための、ソースデバイス、プライマリアクセサリデバイス及びセカンダリアクセサリデバイスの間の例示的な通信シーケンスの図を示す。 いくつかの実施形態に係る、本明細書で説明する各種構成要素を実装するために使用することができる例示的なコンピューティングデバイスを示す。
本出願による方法及び装置の代表的な適用例を、本セクションで説明する。これらの例は、更なる前後関係を提供し、説明する実施形態の理解を助けることのみを目的として提供される。それゆえ、説明される実施形態は、これらの具体的な詳細の一部又は全てを伴わずに実践することができる点が、当業者には明らかとなるであろう。他の実例では、説明される実施形態を不必要に不明瞭化することを回避するために、周知のプロセスステップは、詳細には説明されていない。他の適用例が可能であり、それゆえ以下の実施例は、限定的なものとして解釈されるべきではない。
無線通信機能は、無線メディアストリーミング可能なソースデバイスなどのソースデバイスと通信するように構成可能とすることができる、広範囲のアクセサリデバイスにおいて利用可能である。例えば、一対の無線イヤホンなどの無線オーディオ再生デバイスは、第1のピコネットの一部として、Bluetooth通信プロトコルのアドバンストオーディオディストリビューションプロファイル(Advanced Audio Distribution Profile、A2DP)接続などを介して、オーディオストリームを受信するために無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)接続を介してソースデバイスに接続することができる。ソースデバイスは、第1のピコネットのマスタデバイスとして作動することができ、他方、一対の無線イヤホンのうちの第1の無線イヤホンは、第1のピコネットのスレーブデバイスとして作動することができる。一対の無線イヤホンは、第2のピコネットの一部として、例えば、シグナリングメッセージを通信するために、互いに接続することもできる。第1の無線イヤホンは、第2のピコネットのマスタデバイスとして作動することができ、他方、第2の無線イヤホンは、第2のピコネットのスレーブデバイスとして作動することができる。このように、第1の無線イヤホンは、どのピコネットを利用すべきかについて、例えば、第1のピコネット上のソースデバイスと通信すべきかどうか、又は第2のピコネット上の第2の無線イヤホンと通信すべきかどうかについて、所与のタイムスロットの間に判定しなければならない。第1の無線イヤホンと第2の無線イヤホンとが互いの間で通信しているとき、それらの無線イヤホンは、オーディオストリームパケットなどの通信をソースデバイスから受信するのに利用不可能となる可能性がある。ソースデバイスが第1の無線イヤホンと第2の無線イヤホンとの間の通信のためのタイミングを認識していないとき、受信することができないオーディオパケットが送信され得る。このようなオーディオパケットは再送信を必要とする。それにより、両方のピコネットによって使用される共有無線周波数(radio frequency、RF)帯域上の、更には他の通信のための利用可能な帯域幅が低減する可能性がある。例えば、ソースデバイス及び/又は無線イヤホンが、ピコネットと同じRF帯域内で動作する別の無線通信プロトコルを介した無線通信能力を含むとき、ソースデバイス及び/又は無線イヤホンによる他の無線通信プロトコルを用いた通信は、共用RF帯域内の利用可能な帯域幅の低減によって影響を受ける可能性もある。高品質オーディオを提供するためのソースデバイスから一対の無線イヤホン内の無線イヤホンの一方又は両方のいずれかへのオーディオストリームの通信の性能は、Wi−Fiプロトコルを用いた他の無線デバイスへの通信がそうであるように、影響を受ける可能性がある。
性能を向上させるためにピコネットのうちの1つ以上のための通信をスケジューリングすることは、Bluetoothスペシャルインタレストグループ(Bluetooth Special Interest Group、SIG)によって指定されたBluetooth 5.0無線通信プロトコルにおいて導入されているように、スロット可用性マスク(slot availability mask、SAM)の使用に基づくことができる。ソースデバイスは、無線イヤホン間の通信のために予約された周期的な一組のタイムスロット上で、無線イヤホンに、例えば、第1の無線イヤホンに応じることができる。周期的な一組のタイムスロットは、通信の周期的なサイクルの一部として発生し得る。その場合、周期的なサイクル内の各タイムスロットは、ピコネットのそれぞれ内の通信要件の競合を回避するために特定の種類の通信を可能にする(又は同様に不可能にする)ように構成することができる。第2のピコネット内の通信にとって専用の一組のタイムスロットをスケジューリングし、その一組のタイムスロットの前にガード期間を追加的に提供して、再送信及び/又はマルチスロットパケットに起因した通信の重畳を回避することにより、無線イヤホンがどのタイムスロットで互いに通信しているかをソースデバイスが正確に知ることができるため、ソースデバイスは通信の競合を低減し、処理能力を向上させることができる。
プライマリ無線イヤホンは、プライマリ無線イヤホンとセカンダリ無線イヤホンの間の通信に対する要件についての情報をソースデバイスに提供することができる。いくつかの実施形態では、通信に対する要件についての情報は、周期的なタイムスロットサイクルを示すSAMを用いて提供することができる。このとき、タイムスロットは、プライマリ無線イヤホンとソースデバイスの間の通信(例えば、プライマリ無線イヤホンからソースデバイスへの通信の送信及び/又はプライマリ無線イヤホンによるソースデバイスからの通信の受信)に利用可能又は利用不可能であるとマーク付けされる。いくつかの実施形態では、通信に対する要件についての情報は、繰り返されるサイクル期間の各サイクルの間の無線イヤホン間の専用通信に必要とされる期間、例えば、連続するタイムスロットの数を示すことによって提供することができる。いくつかの実施形態では、プライマリ無線イヤホンは、ソースデバイスに対し、プライマリ無線イヤホンが、特定の時間におけるソースデバイスとの間の通信において、特定の一組のタイムスロットにおいて、かつ/又は複数のタイムスロット及び/若しくはある時間の長さにわたって延びるサイクルの間の特定の期間において利用不可能であることを示す。例えば、プライマリ無線イヤホンは、56個のタイムスロット(又は別の正の数のタイムスロット)ごとに無線イヤホン内通信に専用とされる少なくとも2つの(又は少なくとも4つなどの)連続するタイムスロットに対する要件を示すことができる。いくつかの実施形態では、プライマリ無線イヤホンは、第1のSAMをソースデバイスに提供する。第1のSAMは、タイムスロットサイクル内の各タイムスロットについてプライマリ無線イヤホンの視点からの送信/受信の可用性(又は非可用性)を示す。いくつかの実施形態では、ソースデバイスは、無線イヤホン内通信に対する要件を得、(i)ソースデバイスから無線イヤホン(単数又は複数)への通信と(ii)無線イヤホン間の通信との間の衝突を回避するための要件を満たす(第2の)SAMを用いて応答する。いくつかの実施形態では、ソースデバイスによって提供されるSAMは、タイムスロットサイクルの間に無線イヤホン内通信のために予約されている第1の一組の連続するタイムスロットを少なくとも含む。いくつかの実施形態では、SAMは、第1の一組の連続するタイムスロットの直前に先行する第2の一組の連続するタイムスロットのガード期間も含む。その場合、ガード期間のタイムスロットは、ソースデバイスから第1の無線イヤホンへの通信に利用不可能である。いくつかの実施形態では、ガード期間のタイムスロットは、第1の無線イヤホンからソースデバイスへの通信に利用可能である。いくつかの実施形態では、ガード期間の長さは、ソースデバイスによる第1の無線イヤホンへのマルチスロット送信又は再送信が無線イヤホン間の通信と重畳することを回避するのに必要とされるタイムスロットの数に少なくとも部分的に基づいて決定される。いくつかの実施形態では、SAMを用いた要件の通信は、識別される(identified、ID)共通の相手先商標製品(original equipment manufacturing、OEM)をプライマリ無線イヤホンがソースデバイスと共有しているとのインジケーションをソースデバイスが得ることに少なくとも部分的に基づいている。いくつかの実施形態では、SAMを用いた要件の通信は、ピコネット内の通信を制限するためにSAMの使用をサポートしている無線イヤホンのハードウェアバージョン、ファームウェアバージョン及び/又はソフトウェアバージョンのいずれか/全てについてのインジケーションをソースデバイスが得ることに少なくとも部分的に基づいている。
いくつかの実施形態では、ソースデバイスを複数のアクセサリデバイスに接続することができる。これらのアクセサリデバイスは、複数対の無線イヤホンなどの、複数組のペアリングされたアクセサリデバイスを含むことができる。各対の無線イヤホンは、互いに通信するための定期的な期間を必要とし得る。複数対の無線イヤホンのために独立したスケジューリングを行う場合、ソースデバイスは、特に各対の無線イヤホンが内部通信のために同程度の数のタイムスロットを必要とし得るとき、単に一対の無線イヤホンに必要とされる時間よりも大きい割合のタイムスロットサイクル毎の時間にわたって送信及び/又は受信から遮断することができる。複数対の無線イヤホンにそれら自体の内部通信のスケジュールを決定させるのではなく、ソースデバイスは、例えば、ソースデバイスとの通信も行っている複数対の無線イヤホンの内部通信のための時間を整合させることができる。複数対の無線イヤホンは、ソースデバイスに対し、例えば、各対の無線イヤホンのうちのプライマリ無線イヤホンの視点からの送信/受信可用性(又は非可用性)を示すSAMをソースデバイスに提供することにより、それらの内部通信に対する要件を示すことができる。ソースデバイスは、タイムスロットサイクルの間の共通の一組のタイムスロット(又はいくつかの組のタイムスロット)を決定して、対応する複数対の無線イヤホンに対し、それらの内部通信に使用されるように割り当てることができる。例えば、ソースは、複数対の無線イヤホンに、複数対の無線イヤホン間の内部通信のためにタイムスロットの可用性を同期化させるSAM(単数又は複数)を提供することができる。従って、複数対の無線イヤホンの内部通信は、タイムスロットサイクルにおける同一組のタイムスロットの間に発生することができる。いくつかの実施形態では、各対の無線イヤホンは、同一数のタイムスロットを必要とし、ソースデバイスは、ソースデバイスと接続された各対の無線イヤホンのうちの無線イヤホン間の内部通信のための必要数のタイムスロットに等しい、又はそれを超える一組の連続するタイムスロットを含むSAMを提供する。いくつかの実施形態では、少なくとも一対の無線イヤホンは、別の対の無線イヤホンとは異なる数のタイムスロットを必要とし、ソースデバイスは、無線イヤホンの複数対のそれぞれの内部通信のための必要数のタイムスロットに等しい、又はそれを超える一組の連続するタイムスロットを含むSAMを提供する。いくつかの実施形態では、SAMは、無線イヤホン間の内部通信に対して割り当てられた一組のタイムスロットの直前に先行するガード期間として、一組の連続するタイムスロットを更に含む。いくつかの実施形態では、内部通信に対して割り当てられた一組の連続するタイムスロットは、ソースデバイスにとって送信又は受信に利用不可能であると指定される。いくつかの実施形態では、ガード期間のための一組の連続するタイムスロットは、ソースデバイスにとって送信に利用不可能であると指定される。
ソースデバイスは、アクセサリデバイスから、例えば、一対の無線イヤホンのうちの一方又は両方から、無線イヤホン間の内部通信に対する要件を得ることができる。ソースデバイスは、それに応じて、アクセサリデバイスに、例えば、一対の無線イヤホンのうちの一方又は両方に、一組の連続するタイムスロットを無線イヤホン間の内部通信に対して割り当てる、タイムスロットサイクルについてのインジケーションを提供することができる。ソースデバイスは、アクセサリデバイスから受信したSAMを用いて要件を決定することができる。ソースデバイスは、SAMを用いて、ソースデバイスへの送信及び/又はソースデバイスからの受信上の通信制限をアクセサリデバイスに、例えば、一対の無線イヤホンのうちの少なくとも一方に提供することができる。ソースデバイスがアクセサリデバイスに、例えば、一対の無線イヤホンのうちの少なくとも一方に既に接続されていて、別のアクセサリデバイス、例えば、更なる一対の無線イヤホンがソースデバイスに接続されるとき、ソースデバイスは、その更なる一対の無線イヤホンから内部通信に対する要件を得ることができる。いくつかの実施形態では、内部通信に対する要件が、(第1の)一対の無線イヤホンとのソースデバイスによる既に使用中のSAMと合致しているとき、ソースデバイスは、既に使用中のSAMを、更なる一対の無線イヤホンに提供することができる。いくつかの実施形態では、ソースデバイスと接続された無線イヤホンの複数対のそれぞれの間の内部通信に対する要件が再調整を必要とするとき、ソースデバイスは、無線イヤホンの複数対のそれぞれに(又は複数対の無線イヤホンのうちの1つ以上のうちの一部に)更新後のSAMを送信することができる。このSAMは、無線イヤホンの複数対の全てによる内部通信を、各タイムスロットサイクルの間の共通の一組の連続するタイムスロットの間で重畳するように調整する。
これらの実施形態及び他の実施形態について、図1〜11を参照して以下に説明する。しかしながら、これらの図に関して本明細書に記載される「発明を実施するための形態」は、説明を目的とするものに過ぎず、限定するものとして解釈するべきではないことが、当業者には容易に理解されるであろう。
本明細書で説明する種々の実施形態によれば、用語「無線通信デバイス」、「無線デバイス」、「モバイルデバイス」、「移動局」、及び「ユーザ機器」(UE)は、本開示の種々の実施形態と関連付けられる手順を実行することが可能であり得る1つ以上の通常の消費者電子デバイスについて説明するために、本明細書では互換的に使用される。種々の実装形態によれば、これらの消費者電子デバイスのうちの任意の1つは、セルラー電話又はスマートフォン、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、パーソナルコンピュータ、ネットブックコンピュータ、メディアプレーヤデバイス、電子ブックデバイス、MiFi(登録商標)デバイス、ウェアラブルコンピューティングデバイス、並びに、無線ワイドエリアネットワーク(WWAN)、無線メトロエリアネットワーク(WMAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)、近距離無線通信(NFC)、セルラー無線ネットワーク、第4世代(4G)ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)、LTEアドバンスド(LTE−A)、及び/あるいは、5G又は他の現在の若しくは将来開発される進化型セルラー無線ネットワーク上の通信に使用される1つ以上の無線通信プロトコルを介した通信を含むことができる無線通信機能を有する任意の他のタイプの電子コンピューティングデバイスに関し得る。
いくつかの実施形態では、無線通信デバイスはまた、無線通信システムの一部として動作することができ、無線通信システムは、例えばWLANの一部としてアクセスポイント(AP)に相互接続された、あるいは例えばWPAN及び/又は「アドホック」無線ネットワークの一部として互いに相互接続された、ステーション、クライアント無線デバイス、又はクライアント無線通信デバイスと称することもできるクライアントデバイスのセットを含むことができる。いくつかの実施形態では、クライアントデバイスは、例えば、無線ローカルエリアネットワーク通信プロトコルに従ったWLAN技術を介して通信することが可能な任意の無線通信デバイスであり得る。いくつかの実施形態では、WLAN技術は、Wi−Fi(登録商標)(又はより一般的にはWLAN)無線通信サブシステム又は無線機を含むことができ、Wi−Fi無線機は、IEEE 802.11a、IEEE 802.11b、IEEE 802.11g、IEEE 802.11−2007、IEEE 802.11n、IEEE 802.11−2012、IEEE 802.11ac、又は他の現在の若しくは将来開発されるIEEE 802.11技術のうちの1つ以上などの、米国電気電子学会(IEEE)802.11技術を実行することができる。いくつかの実施形態では、WPAN技術は、Bluetooth無線通信サブシステム又は無線機を含むことができ、Bluetooth無線機は、現在の、又は将来開発されるBluetoothスペシャルインタレストグループ(SIG)に従ったBluetooth通信プロトコルのうちの1つ以上のバージョンを実行することができる。
更に、本明細書で説明されているユーザ機器(UE)は、異なる第3世代(3G)及び/又は第2世代(2G)RATを介しても通信し得るマルチモード無線通信デバイスとして構成されてもよいことを理解されたい。これらのシナリオでは、マルチモードUEは、より低いデータレートのスループットを提供する他の旧式の3Gネットワークに比べて、より高速なデータレートのスループットを提供するLTEネットワークへの接続を優先するように構成されてもよい。例えば、いくつかの実装形態では、マルチモードUEは、LTE及びLTE−Aネットワークが利用不可能なときに、旧式の3Gネットワーク、例えば、進化型高速パケットアクセス(HSPA+)ネットワーク又はコード分割多重アクセス(CDMA)2000 Evolution−Data Only(EV−DO)ネットワークへとフォールバックするように構成されてもよい。
図1は、本明細書で説明する各種技術を実行するように構成することができるデバイスのいくつかの例示的な構成要素の(簡略化された)ブロック図100を示す。図1は、ソースデバイス110、プライマリアクセサリデバイス120及びセカンダリアクセサリデバイス130を含む例示的なシステムを示す。ソースデバイス110は、任意の形態のコンピューティングデバイス(例えば、スマートフォン、タブレット、ラップトップなど)を表すことができる。このコンピューティングデバイスは、他のコンピューティングデバイス(例えば、プライマリアクセサリデバイス120及びセカンダリアクセサリデバイス130)とインタフェースすることができ、データ、例えば、ストリーミングメディアをプライマリアクセサリデバイス120及びセカンダリアクセサリデバイス130に提供することができる。いくつかの実施形態によれば、プライマリアクセサリデバイス120及びセカンダリアクセサリデバイス130は、ソースデバイス110との接続及び通信が可能である周辺デバイスを表すことができ、ソースデバイス110からストリーミングメディアを受信することができる。しかしながら、プライマリアクセサリデバイス120及びセカンダリアクセサリデバイス130は、周辺デバイスを表すことに限定されず、本明細書で説明する技術を実行することが可能である任意のコンピューティングデバイスを表すことができることに注意されたい。プライマリアクセサリデバイス120及びセカンダリアクセサリデバイス130は、ソースデバイス110と無線でペアリングすることができる一対の周辺デバイス、例えば、一対の無線イヤホンを表すことができ、ソースデバイス110との通信に加えて互いに通信することができる。いくつかの実施形態では、プライマリアクセサリデバイス120は、ソースデバイス110と双方向で通信して、プライマリアクセサリデバイス120とセカンダリアクセサリデバイス130の両方のためにシグナリングコマンドを交換する。いくつかの実施形態では、プライマリアクセサリデバイス120及びセカンダリアクセサリデバイス130は、プライマリデバイスとしての役割とセカンダリデバイスとしての役割とをそれぞれ交換することができる。いくつかの実施形態では、プライマリアクセサリデバイス120及びセカンダリアクセサリデバイス130のそれぞれは、例えば、並列に、ソースデバイス110からストリーミングメディアを受信することができる。いくつかの実施形態では、プライマリアクセサリデバイス120及びセカンダリアクセサリデバイス130は、例えば、別々に、ソースデバイス110から受信したストリーミングメディアパケットを承認することができる。いくつかの実施形態では、プライマリアクセサリデバイス120は、ソースデバイス110から受信したストリーミングメディアパケットをプライマリアクセサリデバイス120とセカンダリアクセサリデバイス130の両方のために承認することができる。
図1に示すように、ソースデバイス110は、他の構成要素の中でもとりわけ、メインオペレーティングシステム(operating system、OS)112、プロセッサ114及びBluetoothモジュール118を含む。プロセッサ114は、ソースデバイス110のメモリ(図1には示されていない)に関連して、メインOS112を実行することができる。このメインOSは、各種のネイティブOSアプリケーション及びユーザアプリケーション、例えば、メディア配信アプリケーション及び無線通信プロトコルスタックを実行するように構成することができる。同様に、プライマリアクセサリデバイス120は、他の構成要素の中でもとりわけ、プロセッサ122及びBluetoothモジュール126を含み、セカンダリアクセサリデバイス130は、他の構成要素の中でもとりわけ、プロセッサ132及びBluetoothモジュール136を含む。ソースデバイス110は、無線通信リンク102を介して(例えば、Bluetoothリンクを含むことができる無線パーソナルエリアネットワーク(wireless personal area network、WPAN)リンク)を通じて)プライマリアクセサリデバイス120と通信することができる。ソースデバイス110は、無線通信リンク104を介して(例えば、Bluetoothリンクを含むことができる無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)リンク) を通じて)セカンダリアクセサリデバイス130と通信することもできる。無線通信リンク102及び104は、WPANネットワーク140(又はBluetoothネットワーク若しくはピコネット)を形成することができる。そこで、ソースデバイス110はマスタデバイスの役割を引き受け、プライマリアクセサリデバイス120及びセカンダリアクセサリデバイス130はスレーブデバイスの役割を引き受ける。マスタデバイス(ソースデバイス110)は、複数のスレーブデバイスとの接続を管理してWPAN(Bluetooth)ネットワーク140を形成することができる。更に、プライマリアクセサリデバイス120は、別個の無線通信リンク106を介して、例えば、第2の無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)リンクを通じて、セカンダリアクセサリデバイス130と通信することができる。このリンクは、別個のWPANネットワーク150を形成するためのBluetoothリンク又はUntethered Protocol(UTP)リンクを含むことができる。WPANネットワーク150に関して、プライマリアクセサリデバイス120はマスタデバイスとして機能することができ、他方、セカンダリアクセサリデバイス130はスレーブデバイスとして機能することができる。WPANネットワーク140とWPANネットワーク150とを合わせて、2つの独立したWPAN(又はピコネット)で構成されるスキャッタネットを形成することができる。図1はソースデバイス110に無線接続することが可能であるプライマリアクセサリデバイス120及びセカンダリアクセサリデバイス130を表しているが、この開示の範囲を逸脱することなくソースデバイス110と無線通信するように任意の数の1つ以上のアクセサリデバイスを構成することができることが理解されよう。
いくつかの実装形態では、Bluetoothモジュール118、126及び136は、BTスタックの上位層を表す各ホスト116、124、134、及びBTスタックの下位層を表すことができるコントローラ119、128、138を含む。ホスト116、124、134は、プロセッサ114、122、132上にそれぞれ実行することができ、かつ/又は別個のプロセッサ(図示せず)上に実行することができる。ホスト116、124、134及びコントローラ119、128、138はそれぞれ、(例えば、低電力デバイス内の)単一の処理ユニット、又は別個の処理ユニットを表すことができることにも注意されたい。BTスタックの上位層は、論理リンク制御・適応プロトコル(Logical Link Control and Adaptation Protocol、L2CAP)、属性プロトコル(Attribute Protocol、ATT)、一般属性プロファイル(Generic Attribute Profile、GATT)、セキュリティ管理プロトコル(Security Manager Protocol、SMP)及び一般アクセスプロファイル(Generic Access Profile、GAP)を含むことができる。これらは、Bluetoothモジュール118、126、136によってサポートされる種々のBluetoothプロトコルの構成要素である。BTの下位層には、物理層(Physical Layer、PHY)、リンク層(Link Layer、LL)及びホストコントローラインターフェース(host controller interface、HCI)がスタックされ、含まれる。これらも、Bluetoothモジュール118、126、136によってサポートされる種々のBluetoothプロトコルの構成要素となることができる。いくつかの実施形態では、ホスト116、124、134は、HCIインタフェースを介してコントローラ119、128、138と通信する。ホスト116、124、134は、BTC接続を確立及び/又は維持する目的でHCIコマンドを各コントローラ119、128、138のリンク層に提供し、他方、リンク層は、アドバタイズ、スキャニング及び接続確立を管理する。
ソースデバイス110のホスト116は、プライマリアクセサリデバイス120のホスト124と通信して、WPANネットワーク140の一部を形成するための通信リンク102を確立することができる。ソースデバイス110のホスト116は、セカンダリアクセサリデバイス130のホスト134と通信して、WPANネットワーク140の別の一部を形成するための通信リンク104を確立することができる(あるいは、通信リンク104を使用して、ソースデバイス110とプライマリアクセサリデバイス120の間の通信を盗聴(又は傍受)することができる)。プライマリアクセサリデバイス120のホスト124は、セカンダリアクセサリデバイス130のホスト134と通信して、WPANネットワーク150を形成するための通信リンク106を確立することができる。プライマリアクセサリデバイス120との通信リンク102が確立されると、ソースデバイス110のホスト116は、プライマリアクセサリデバイス120のホスト124に、プライマリアクセサリデバイス120のトポロジを含むことができるデバイス機能をクエリすることができる。プライマリアクセサリデバイス120のホスト124は、プライマリアクセサリデバイス120による通信のスケジューリング要件及び/又は制限のインジケーション、例えば、セカンダリアクセサリデバイス130との通信などの、別のデバイスとの内部通信に対する要件のインジケーションを用いて、ソースデバイス110のホスト116からの機能のクエリに応答することができる。ソースデバイス110のBluetoothモジュール118のホスト116は、Bluetoothモジュール118のコントローラ119に対し、プライマリアクセサリデバイス120のコントローラ128に通知を送信するように命令することができる。この通知は、ソースデバイス110とプライマリアクセサリデバイス120の間の通信のためのタイムスロットサイクルのうちの一組のタイムスロットの間の(ソースデバイス110によるプライマリアクセサリデバイス120への)送信及び/又は(ソースデバイス110によるプライマリアクセサリデバイス120からの)受信の可用性(及び/又は非可用性)を指す。いくつかの実施形態では、通知は、送信及び/又は受信がソースデバイス110とプライマリアクセサリデバイス120の間の通信に利用可能である(又は利用不可能である)かどうかの各タイムスロットについてのインジケーションを含むスロット可用性マスク(SAM)を含む。SAMは、プライマリアクセサリデバイス120との間の通信においてソースデバイス110による送信及び受信に利用不可能である少なくとも一組の連続するタイムスロットをタイムスロットサイクル毎に含むことができる。SAMは、少なくとも一組の連続するタイムスロットの直前に先行する連続するタイムスロットのガード期間を含むこともできる。このガード期間は、ソースデバイス110によるプライマリアクセサリデバイス120への送信に利用不可能であるタイムスロットを含む。プライマリアクセサリデバイス120のBluetoothモジュール126のコントローラ128は、ソースデバイス110のBluetoothモジュール118のコントローラ119に対し、コントローラ128が、通知に示された通信上の制限を受け入れるかどうか、例えば、コントローラ128が、ソースデバイス110のコントローラ119によって提供されたSAMを受け入れるかどうかを示すことができる。プライマリアクセサリデバイス120のBluetoothモジュール126のコントローラ128は、セカンダリアクセサリデバイス130のBluetoothモジュール136のコントローラ138と通信して、無線通信リンク106上の通信を通知に従って、例えば、SAMに基づいて調整することができる。その結果、プライマリアクセサリデバイス120とセカンダリアクセサリデバイス130の間の無線通信リンク106上の通信は、ソースデバイス110との間の通信が遮断される一組の連続するタイムスロットの間に発生する。このように、ストリーミングメディアパケットの通信は、ソースデバイス110による送信がタイムスロットサイクルの間に遮断されないタイムスロット上で発生することができ、プライマリアクセサリデバイス120とセカンダリアクセサリデバイス130の間のシグナリングメッセージの通信(又は他の通信)が、遮断されている一組のタイムスロット内で発生することができるため、ソースデバイス110によるプライマリアクセサリデバイス120及び/又はセカンダリアクセサリデバイス130への通信から干渉を受けることがない。いくつかの実施形態では、Bluetoothモジュール118のホスト116の機能は、プロセッサ114上で実行されているメインオペレーティングシステム(OS)112によって少なくとも部分的に提供される。いくつかの実施形態では、Bluetoothモジュール118のホスト116の機能は、ソースデバイス110の無線回路を動作させているファームウェアによって少なくとも部分的に提供される。
図2は、例示的な通信方式のダイアグラム200を示す。この図では、例えば、通信リンク102を介したソースデバイス110とプライマリアクセサリデバイス120の間の通信、及び/又は通信リンク104を介したソースデバイス110とセカンダリアクセサリデバイス130の間の通信は、通信リンク106を介したプライマリアクセサリデバイス120とセカンダリアクセサリデバイス130の間の通信と重畳することができる。いくつかの実施形態では、ソースデバイス110は、オーディオパケット202のオーディオストリームなどのメディアストリームをプライマリアクセサリデバイス120及び/又はセカンダリアクセサリデバイス130に通信リンク102及び104を介してそれぞれ提供するメディアストリーミング可能なデバイスとすることができる。ソースデバイス110は、ソースデバイス110からのオーディオパケット202の受信に応答して1つ以上の承認(acknowledgement、ACK)206をプライマリアクセサリデバイス120及び/又はセカンダリアクセサリデバイス130から受信することができる。プライマリアクセサリデバイス120は、通信リンク106を介してセカンダリアクセサリデバイス130と通信することもできる。いくつかの実施形態では、プライマリアクセサリデバイス120とセカンダリアクセサリデバイス130の間の通信は、ポーリングメカニズムを使用することができる。例えば、その場合、プライマリアクセサリデバイス120は、セカンダリアクセサリデバイス130にポール208を送信し、null210応答を含む可能性がある応答をセカンダリアクセサリデバイス130から受信する。いくつかの実施形態では、プライマリアクセサリデバイス120とセカンダリアクセサリデバイス130の間の通信は、定期的な間隔で、例えば、定期的なタイムスロットサイクルに基づいて発生することができる。オーディオパケット202などの、ソースデバイス110からプライマリアクセサリデバイス120及び/又はセカンダリアクセサリデバイス130へのメディアストリームの通信がプライマリアクセサリデバイス120とセカンダリアクセサリデバイス130の間の通信と整合されないとき、両方のタイプの通信が発生する可能性がある期間の重畳。プライマリアクセサリデバイス120とセカンダリアクセサリデバイス130が互いに通信しているとき、オーディオパケット202などのメディアストリームの受信が中断される、又はさもなければ正常に終了しない可能性があり、プライマリアクセサリデバイス120及び/又はセカンダリアクセサリデバイス130は、オーディオパケット202に対し、期待されるACK206をソースデバイス110に送信しない。例えば、プライマリアクセサリデバイス120及びセカンダリアクセサリデバイス130は、ソースデバイス110が送信しているチャネルとは異なるチャネル(又は周波数)に同調することができる。ソースデバイス110は、その後、オーディオパケットの再送信204を送信することができる。従って、ソースデバイス110が、プライマリアクセサリデバイス120とセカンダリアクセサリデバイス130の間の内部通信のタイミングを認識していないとき、送信されたオーディオパケット202が、プライマリアクセサリデバイス120とセカンダリアクセサリデバイス130の間の通信(又は通信期間)と意図せずに重畳する可能性がある。それによりオーディオパケット再送信204が必要となり、この再送信により、ソースデバイス110とプライマリアクセサリデバイス120及びセカンダリアクセサリデバイス130との間の通信リンク102及び104に対して使用される無線周波数帯域内の通信に利用可能な帯域幅が低減する。ソースデバイス110による再送信率が高いと、メディアストリームの品質が影響を受ける可能性があり、かつ/又はソースデバイス110が他の通信、例えば、ソースデバイス110と他のデバイス(図示せず)の間のWi−Fi通信のための共用帯域幅、例えば、共用ISM帯域を使用する機会に影響が及ぶ可能性がある。
図3は、競合を最小限にするための遮断期間を含む、電子デバイス間の例示的な通信方式のダイアグラム300を示す。通信リンク102及び104を介したソースデバイス110とプライマリアクセサリデバイス120及び/又はセカンダリアクセサリデバイス130の間の通信はそれぞれ、ソースデバイス110からプライマリアクセサリデバイス120及び/又はセカンダリアクセサリデバイス130に送信されたオーディオパケット202などの、メディアストリーミングアプリケーションのためのパケットを含むことができる。ソースデバイス110からの通信、例えば、オーディオパケット202の受信後、プライマリアクセサリデバイス120とセカンダリアクセサリデバイス130の間の内部通信との競合を最小限にするため、プライマリアクセサリデバイス120は、プライマリアクセサリデバイス120にACK206を送信して、オーディオパケット202を受信したことを示すことができ、セカンダリアクセサリデバイス130にポーリングする前に連続する「A」タイムスロットの第1の期間302待機することができる。プライマリアクセサリデバイス120は、連続する「B」タイムスロットの第2の期間304の間、セカンダリアクセサリデバイス130に1つ以上のポール208を送信することができる。プライマリアクセサリデバイス120は、更に待機することができ、第2の期間304の後の連続する「C」タイムスロットの第3の期間306の間はセカンダリアクセサリデバイス130との通信を控えることができる。プライマリアクセサリデバイス120は、各オーディオパケット202を受信してからセカンダリアクセサリデバイス130との通信が可能になる前にAスロットの期間302を含むことができる。
図4は、例えば、プライマリアクセサリデバイス120からソースデバイス110へのスロット可用性マスク(SAM)の通信に基づいてプライマリアクセサリデバイス120へのソースデバイス110による通信をスケジューリングすることができる、電子デバイス間の例示的な通信方式のダイアグラム400を示す。402で、ソースデバイス110は、プライマリアクセサリデバイス120とのWPAN接続、例えば、Bluetooth接続を確立する。404で、プライマリアクセサリデバイス120は、セカンダリアクセサリデバイス130への別個のWPAN接続、例えば、Bluetooth接続又はUTP接続を確立する。プライマリアクセサリデバイス120とセカンダリアクセサリデバイス130の間のWPAN接続は、ソースデバイス110とプライマリアクセサリデバイス120の間にBluetooth接続が確立される前に、又はその後に発生する可能性がある。406で、プライマリアクセサリデバイス120は、例えば、ソースデバイス110にSAMマップを送信することにより、プライマリアクセサリデバイス120に対して通信が制限されるべき期間についてのインジケーションをソースデバイス110に提供する。いくつかの実施形態では、プライマリアクセサリデバイス120は、ソースデバイス110からのクエリに応答してSAMマップをソースデバイス110に提供する。いくつかの実施形態では、ソースデバイス110は、例えば、BT接続を確立することの一部として、プライマリアクセサリデバイス120に当該デバイスの機能についてクエリし、その後、別のデバイスとの通信上の制限に対する要件を得るなどのために、通信上の制限をプライマリアクセサリデバイス120にクエリする。いくつかの実施形態では、ソースデバイス110は、プライマリアクセサリデバイス120とソースデバイス110が、BT接続を確立している間、又はその後、OEM識別子によって示すことができる相手先商標製造会社(OEM)が同じであることが分かったことに少なくとも部分的に基づき、プライマリアクセサリデバイス120に通信制限についてクエリする。408で、ソースデバイス110は、プライマリアクセサリデバイス120から受信したSAMマップの受け入れ応答を提供する。410で、ソースデバイス110は、ソースデバイス110とプライマリアクセサリデバイス120の間の通信を、プライマリアクセサリデバイス120から受信したSAMマップに従って発生するようにスケジューリングする。412で、プライマリアクセサリデバイスは、プライマリアクセサリデバイス120とセカンダリアクセサリデバイス130の間の通信を、ソースデバイス110に提供されたSAMマップに従って発生するようにスケジューリングする。ソースデバイス110とプライマリアクセサリデバイス120の間の通信は、プライマリアクセサリデバイス120とセカンダリアクセサリデバイス130の間の通信のための期間と重畳しない期間の間に発生することができる。
図5は、例えば、プライマリアクセサリデバイス120及び/又はセカンダリアクセサリデバイス130とのソースデバイス110による通信、並びにプライマリアクセサリデバイス120とセカンダリアクセサリデバイス130の間の通信をSAMマップに従ってスケジューリングする、電子デバイス間の例示的な通信方式のダイアグラム500を示す。ソースデバイス110とプライマリアクセサリデバイス120及び/又はセカンダリアクセサリデバイス130との間の通信、並びにプライマリアクセサリデバイス120とセカンダリアクセサリデバイス130の間の通信は、SAMマップに従ってタイムスロットのSAMサイクル520、例えば、56スロットのサイクルに分割される。いくつかの実施形態では、SAMマップは、図4に示したように、プライマリアクセサリデバイス120によってソースデバイス110に提供される。いくつかの実施形態では、SAMマップは、図6に示し、本明細書で更に述べるようにソースデバイス110によってプライマリアクセサリデバイス120に提供される。SAMマップは、タイムスロットが送信及び/又は受信に利用可能であるかどうかをタイムスロットのSAMサイクル520内のタイムスロットについて指定することができる。SAMマップは、SAMマップがプライマリアクセサリデバイス120によってソースデバイス110に送信されるときにはSAMマップを提供するデバイスの視点から、例えば、プライマリアクセサリデバイス120の視点から、また、SAMマップがソースデバイス110からプライマリアクセサリデバイス120に送信されるときにはソースデバイス110の視点から、送信及び/又は受信の可用性を指定することができる。
例えば、図5に示したSAMマップは、プライマリアクセサリデバイス120による受信に利用不可能であるとマーク付けされている4つのタイムスロットのガード期間502を含む。いくつかの実施形態では、SAMマップは、セカンダリアクセサリデバイス130にも適用され、ソースデバイス110は、ガード期間の間はプライマリアクセサリデバイス120及び/又はセカンダリアクセサリデバイス130への送信を控える。ガード期間502は、プライマリアクセサリデバイス120とセカンダリアクセサリデバイス130の間の通信に使用される内部通信期間504の直前に先行する一組の連続するタイムスロットを含む。内部通信期間504は、プライマリアクセサリデバイス120からソースデバイス110への送信に利用不可能であり、更にはソースデバイス110からプライマリアクセサリデバイス120への通信の受信にも利用不可能であるとマーク付けされている。内部通信期間504の間、プライマリアクセサリデバイス120は、例えば、セカンダリアクセサリデバイス130にポーリングし、そのポーリングに対する応答を受信することによってセカンダリアクセサリデバイス130と通信する。プライマリアクセサリデバイス120及びセカンダリアクセサリデバイス130は、スニフサイクル510と呼ぶことができる、定期的に反復されるサイクルで通信することができる。このスニフサイクルは、内部通信期間504の開始から直後の内部通信期間504の開始まで延びるように示されている。いくつかの実施形態では、SAMサイクル520の継続時間は、スニフサイクル510の継続時間に対応することができる。SAMサイクル520は、プライマリアクセサリデバイス120とソースデバイス110の間の通信に利用可能であるとマーク付けされたタイムスロットの相互通信期間506を更に含む。ソースデバイス110は、(図5に示すように)通信リンク102を介してプライマリアクセサリデバイス120に、かつ/又は通信リンク104(図5に示されていない)を介してセカンダリアクセサリデバイス130に、通信、例えば、オーディオパケットなどのメディアストリーミングパケットを送信することができる。ガード期間502の長さは、ソースデバイス110からプライマリアクセサリデバイス120へのマルチスロットパケット、又はパケットの再送信が内部通信期間504の前に確実に完了するように設定することができる。いくつかの実施形態では、SAMマップの使用は、例えば、通信リンク102を確立している間、ソースデバイス110がプライマリアクセサリデバイス120との互換性を判定したことを条件としている。いくつかの実施形態では、SAMマップの使用は、ソースデバイス110とプライマリアクセサリデバイス120の相手先商標製造会社(OEM)が同じであることに依存している。これらのデバイスは、通信リンク102を確立している間(かつ/又はその後)、OEM識別子(ID)によって通信することができる。SAMサイクル520は、いくつかの実施形態では、異なる数のタイムスロット(例えば、56個以外)にわたることができる。同様に、ガード期間502、内部通信期間504及び相互通信期間506に割り当てられるタイムスロットの数は、任意の数のタイムスロットに設定することができる。
図6は、例えば、ソースデバイス110とプライマリアクセサリデバイス120Aの間の通信を、ソースデバイス110によってプライマリアクセサリデバイス120Aに提供された、更にはソースデバイス110によって別のプライマリアクセサリデバイス120Bにも提供されたSAMマップの通信に基づいてスケジューリングすることができる、電子デバイス間の例示的な通信方式のダイアグラム600を示す。602で、ソースデバイス110は、プライマリアクセサリデバイス120AとのWPAN接続、例えば、Bluetooth接続を確立する。604で、プライマリアクセサリデバイス120Aは、セカンダリアクセサリデバイス130Aへの別個のWPAN接続、例えば、UTP接続を確立する。プライマリアクセサリデバイス120Aとセカンダリアクセサリデバイス130Aの間の別個のWPAN接続の確立は、ソースデバイス110とプライマリアクセサリデバイス120Aの間のWPAN接続の確立前に、又はその後に発生する可能性がある。606で、ソースデバイス110は、プライマリアクセサリデバイス120Aからの要件を確認するために、例えば、プライマリアクセサリデバイス120Aが別のデバイス、例えば、セカンダリアクセサリデバイス130Aとの通信に対して必要とするスケジューリング要求及び/又は制限について知るために、プライマリアクセサリデバイス120Aにクエリする。いくつかの実施形態では、ソースデバイス110によってプライマリアクセサリデバイス120Aに送信されるクエリは、604で確立されたWPAN/UTP接続などの、プライマリアクセサリデバイス120Aと別のデバイスとの間のWPAN接続(又はUTP接続)を介した通信に関する制限についての情報を得るためのものである。608で、プライマリアクセサリデバイス120Aは、通信制限に対する要件を示す情報をソースデバイス110に提供することによってソースデバイス110からのクエリに応答する。いくつかの実施形態では、クエリに対する応答はSAMマップを含む。いくつかの実施形態では、クエリに対する応答は、プライマリアクセサリデバイス120Aが別のデバイスとの(ソースデバイス110以外との)内部通信の期間に何回要求するか、及び当該期間に対して(例えば、タイムスロット内で)どの程度の継続時間を必要とするかについてのインジケーションを含む。いくつかの実施形態では、クエリに対する応答は、タイムスロットサイクルの間に別のデバイスとの内部通信のために確保されるべき連続するタイムスロットの数についてのインジケーションを含む。610で、ソースデバイス110は、(例えば、繰り返すことができる)タイムスロットサイクルを定めるSAMマップを用いてプライマリアクセサリデバイス120Aに応答する。SAMマップは、サイクル内のタイムスロットについて、当該タイムスロットが(ソースデバイス110からプライマリアクセサリデバイス120Aへの)送信に利用可能である(又は利用不可能である)かどうか、及び当該タイムスロットが(プライマリアクセサリデバイス120Aからソースデバイス110への通信の)受信に利用可能である(又は利用不可能である)かどうかを示す。610で提供されたSAMマップは、ソースデバイス110からの要件のクエリに対してプライマリアクセサリデバイス120Aによって提供された応答に少なくとも部分的に基づくことができる。612で、プライマリアクセサリデバイス120Aは、610で受信したSAMマップに基づいてセカンダリアクセサリデバイス130Aとの内部通信を、例えば、ポーリングサイクルなどの内部通信が発生するときを示すコマンドをセカンダリアクセサリデバイス130Aに送信することによって調整することができる。614で、プライマリアクセサリデバイス120Aは、SAMマップの受け入れ(又は拒否)についてのインジケーションを用いてソースデバイス110に応答する。クエリ、応答、SAMマップ及びSAM応答のやり取りの後、ソースデバイス110、プライマリアクセサリデバイス120A及びセカンダリアクセサリデバイス130Aは、SAMマップに従って通信することができる。例えば、616で、ソースデバイス110は、プライマリアクセサリデバイス120Aと通信することができる(これは、オーディオパケット202などのストリーミングメディアパケットの通信を含むことができる)。いくつかの実施形態では、616における通信は、ソースデバイス110がセカンダリアクセサリデバイス130Aと通信すること(ストリーミングメディアパケットを送信することなど)も含むことができる。618で、プライマリアクセサリデバイス120Aはセカンダリアクセサリデバイス130Aと通信する。
図6に示した602から618までの通信方式は、ソースデバイス110の通信を、セカンダリアクセサリデバイス130Aとペアリングされているプライマリアクセサリデバイス120Aなどの一対のデバイスに合わせて調整することを提供する。いくつかの実施形態では、ソースデバイス110は、セカンダリアクセサリデバイス130Bとペアリングされたプライマリアクセサリデバイス120Bなどの、更なる1つ以上の対のアクセサリデバイスとペアリングするように構成することができる。異なる対のアクセサリデバイスの一方であるアクセサリデバイス間の内部通信は、先験的には、共通の期間(又は重畳する一組の期間)を使用するように調整されなくてもよい。プライマリアクセサリデバイス120Bとセカンダリアクセサリデバイス130Bの間の内部通信をプライマリアクセサリデバイス120Aとセカンダリアクセサリデバイス130Aの間の内部通信に合わせて調整しなくてもよいため、ソースデバイス110は、プライマリアクセサリデバイス120Aに対してなされたのと同様の方法でプライマリアクセサリデバイス120Bにクエリすることができ、その後、両方の対のアクセサリデバイスがそれらの間の内部通信に対して同じ期間を使用するように通信を調整することができる。622で、ソースデバイス110は、プライマリアクセサリデバイス120BとのWPAN接続、例えば、Bluetooth接続を確立する。624で、プライマリアクセサリデバイス120Bは、セカンダリアクセサリデバイス130Bとの別個のWPAN接続、例えば、UTP接続を確立する。プライマリアクセサリデバイス120Bとセカンダリアクセサリデバイス130Bの間のUTP接続の確立は、ソースデバイス110とプライマリアクセサリデバイス120Bの間のWPAN接続の確立前に、又はその後に発生する可能性がある。626で、ソースデバイス110は、プライマリアクセサリデバイス120Bからの要件を確認するために、例えば、プライマリアクセサリデバイス120Bが別のデバイス、例えば、セカンダリアクセサリデバイス130Bとの通信に対して必要とするスケジューリング要求及び/又は制限について知るために、プライマリアクセサリデバイス120Bにクエリする。いくつかの実施形態では、ソースデバイス110によってプライマリアクセサリデバイス120Bに送信されるクエリは、624で確立された接続などの、プライマリアクセサリデバイス120Bと別のデバイスとの間の接続を介した通信に関する制限についての情報を得るためのものである。628で、プライマリアクセサリデバイス120Bは、通信制限に対する要件を示す情報をソースデバイス110に提供することによってソースデバイス110からのクエリに応答する。いくつかの実施形態では、クエリに対する応答はSAMマップを含む。いくつかの実施形態では、クエリに対する応答は、プライマリアクセサリデバイス120Bが別のデバイスとの(ソースデバイス110以外との)内部通信の期間に何回要求するか、及び当該期間に対してどの程度の継続時間を必要とするかについてのインジケーションを含む。いくつかの実施形態では、クエリに対する応答は、(例えば、繰り返すことできる)タイムスロットサイクルの間に別のデバイスとの内部通信のために確保されるべき連続するタイムスロットの数についてのインジケーションを含む。630で、ソースデバイス110は、繰り返されるタイムスロットサイクルを定め、その繰り返されるサイクル内の各タイムスロットについて、当該タイムスロットが(ソースデバイス110からプライマリアクセサリデバイス120Bへの)送信に利用可能である(又は利用不可能である)かどうか、及び当該タイムスロットが(プライマリアクセサリデバイス120Bからソースデバイス110への通信の)受信に利用可能である(又は利用不可能である)かどうかを定めるSAMマップを用いてプライマリアクセサリデバイス120Bに応答する。630で提供されたSAMマップは、ソースデバイス110からの要件のクエリに対してプライマリアクセサリデバイス120Bによって提供された応答に少なくとも部分的に基づくことができる。632で、プライマリアクセサリデバイス120Bは、630で受信したSAMマップに基づいてセカンダリアクセサリデバイス130Bとの内部通信を、例えば、ポーリングサイクルなどの内部通信が発生するときを示すコマンドをセカンダリアクセサリデバイス130Bに送信することによって調整することができる。634で、プライマリアクセサリデバイス120Bは、SAMマップの受け入れ(又は拒否)についてのインジケーションを用いてソースデバイス110に応答する。クエリ、応答、SAMマップ及びSAM応答のやり取りの後、ソースデバイス110、プライマリアクセサリデバイス120B及びセカンダリアクセサリデバイス130Bは、630で提供されたSAMマップに従って通信することができる。例えば、636で、ソースデバイス110は、プライマリアクセサリデバイス120Bと通信することができる(これは、オーディオパケット202などのストリーミングメディアパケットの通信を含むことができる)。いくつかの実施形態では、636における通信は、ソースデバイス110がセカンダリアクセサリデバイス130Bと通信すること(ストリーミングメディアパケットを送信することなど)も含むことができる。638で、プライマリアクセサリデバイス120Bはセカンダリアクセサリデバイス130Bと通信する。いくつかの実施形態では、630でプライマリアクセサリデバイス120Bに提供されたSAMマップは、以前に610でプライマリアクセサリデバイス120Aに提供されたSAMマップに合致している。いくつかの実施形態では、プライマリアクセサリデバイス120Bとセカンダリアクセサリデバイス130Bの間の内部通信に対する要件は、プライマリアクセサリデバイス120Aとセカンダリアクセサリデバイス130Aの間の内部通信の類似の(又は同一の)要件に合致している。
いくつかの実施形態では、ソースデバイス110とプライマリアクセサリデバイス120Aの間の通信は、ソースデバイス110とプライマリアクセサリデバイス120Bの間の通信を追加した後に再調整される。例えば、640で、ソースデバイス110は、630でプライマリアクセサリデバイス120Bに提供されたSAMマップに合致することができる更新後のSAMマップを提供することができる。642で、プライマリアクセサリデバイス120Aは、640で受信した更新後のSAMマップに従ってセカンダリアクセサリデバイス130Aとの内部通信を調整する。644で、プライマリアクセサリデバイス120Aは、ソースデバイス110から受信した更新後のSAMマップの受け入れ(又は拒否)を示す。いくつかの実施形態では、元のSAMマップは、各対のアクセサリデバイス内の内部通信に対してのみならず、ソースデバイス110とプライマリアクセサリデバイス120Aの間の通信と、ソースデバイス110とセカンダリアクセサリデバイス130Aの間の通信との両方に対しても使用される。いくつかの実施形態では、更新後のSAMマップは、各対のアクセサリデバイス内の内部通信に対してのみならず、ソースデバイス110とプライマリアクセサリデバイス120Aの間の通信と、ソースデバイス110とセカンダリアクセサリデバイス130Aの間の通信との両方に対しても使用される。そのような場合、ソースデバイス110に接続された複数対のアクセサリデバイスの一方であるアクセサリデバイス間の内部通信は、例えば、SAMマップに従って、あるタイムスロットサイクルにおける同一のタイムスロットの期間の間に発生するように調整することができる。いくつかの実施形態では、ソースデバイス110からプライマリアクセサリデバイス120A/Bへの通信も、SAMマップに従って、1つ以上のサイクルにおける同一のタイムスロットの間に発生するように調整される。いくつかの実施形態では、ソースデバイス110からアクセサリデバイス130A/Bへの通信も、SAMマップに従って、あるタイムスロットサイクルにおける同一のタイムスロットの間に発生するように調整される。プライマリアクセサリデバイス120とセカンダリアクセサリデバイス130の間の通信の期間(内部通信期間504)を複数対のアクセサリデバイスにわたって整合させることにより、ソースデバイス110は通信を簡単にすることができる。
図7は、ソースデバイス110と1つ以上のアクセサリデバイスとの間の、例えば、プライマリアクセサリデバイス120A、プライマリアクセサリデバイス120B、セカンダリアクセサリデバイス130A及びセカンダリアクセサリデバイス130Bのうちの1つ以上との通信、並びにアクセサリデバイス間の通信、例えば、プライマリアクセサリデバイス120Aとセカンダリアクセサリデバイス130A間の通信及び/又はプライマリアクセサリデバイス120Bとセカンダリアクセサリデバイス130Bの間の通信をSAMマップに従ってスケジューリングする、電子デバイス間の通信方式のダイアグラム700を示す。ソースデバイス110とアクセサリデバイスの間の通信及びアクセサリデバイス間の通信は、SAMマップに従ってタイムスロットのSAMサイクル720に分割される。いくつかの実施形態では、SAMサイクル720は、56個のタイムスロットを含むことができるが、他の実施形態では他の数のタイムスロットを使用することができる。
いくつかの実施形態では、SAMマップは、図6に示したように、ソースデバイス110によってプライマリアクセサリデバイスに、例えば、プライマリアクセサリデバイス120A及び/又はプライマリアクセサリデバイス120Bに提供される。SAMマップは、タイムスロットが送信及び/又は受信に利用可能であるかどうかをSAMサイクル720内のタイムスロットについて指定することができる。SAMマップは、SAMマップを提供するデバイスの視点から、例えば、SAMマップがソースデバイス110からプライマリアクセサリデバイス(単数又は複数)120A/Bに送信されるときにはソースデバイス110の視点から送信及び受信の可用性を指定することができる。例えば、図7に示したSAMマップは、ソースデバイス110によるアクセサリデバイスへの、例えば、プライマリアクセサリデバイス120A/B及び/又はセカンダリアクセサリデバイス130A/Bへの送信に利用不可能であるとマーク付けされている4つのタイムスロットのガード期間702を含む。ソースデバイス110は、ガード期間702の間は送信を控える。ガード期間702は、プライマリアクセサリデバイス120A/Bとセカンダリアクセサリデバイス130A/Bの間の通信に使用される内部通信期間704の直前に先行する一組の連続するタイムスロットを含む。内部通信期間704は、ソースデバイス110からプライマリアクセサリデバイス120A/Bへの送信に利用不可能であり、更にはプライマリアクセサリデバイス120A/Bからソースデバイス110に送信された通信の受信にも利用不可能であるとマーク付けされている。内部通信期間704の間、プライマリアクセサリデバイス120A/Bは、例えば、セカンダリアクセサリデバイス130A/Bにポーリングし、そのポーリングに対する応答を受信することによってセカンダリアクセサリデバイス130A/Bと通信する。内部通信期間704は、ソースデバイス110と通信している全ての対のアクセサリデバイスに(又は複数対のうちの一部に)適用することができる。内部通信期間704は、相互通信期間706の間に共通のメディアストリームを受信する複数対のアクセサリデバイスのために調整することができる。プライマリアクセサリデバイス120A/B及びセカンダリアクセサリデバイス130A/Bは、同期化アクセサリ内スニフサイクル710と呼ぶことができる、定期的に繰り返されるサイクルで通信することができ、SAMサイクル720の長さは、プライマリアクセサリデバイス120A/Bとセカンダリアクセサリデバイス130A/Bの間の通信のための内部通信期間704の同期化アクセサリ内スニフサイクル710の長さに対応するように設定することができる。SAMサイクル720は、プライマリアクセサリデバイス120A/Bとソースデバイス110の間の通信に利用可能であるとマーク付けされたタイムスロットの相互通信期間706を更に含む。図7に示すように、ソースデバイス110は、通信、例えば、オーディオパケットなどのメディアストリーミングパケットを、プライマリアクセサリデバイス120A/B及び/又はセカンダリアクセサリデバイス130A/Bに送信する。ガード期間702の長さは、ソースデバイス110からプライマリアクセサリデバイス120A/Bへのマルチスロットパケット、又はパケットの再送信が内部通信期間704の前に確実に完了するように設定することができる。いくつかの実施形態では、SAMマップの使用は、例えば、プライマリアクセサリデバイス120A/Bとの通信リンクを確立している間、ソースデバイス110がプライマリアクセサリデバイス120A/Bとの互換性を判定したことを条件としている。いくつかの実施形態では、SAMマップの使用は、ソースデバイス110とプライマリアクセサリデバイス120A/Bの相手先商標製造会社(OEM)が同じであることに依存している。これらのデバイスは、それらの間の通信リンクを確立している間(かつ/又はその後)、OEM識別子(ID)によって通信することができる。
図8Aは、ソースデバイス110とペアリングされた1つ以上のアクセサリデバイスのための通信をスケジューリングする例示的な方法のフロー図800を示す。802で、ソースデバイスは、プライマリアクセサリデバイス120との第1の無線接続、例えば、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)接続を確立する。プライマリアクセサリデバイス120は、第2の無線接続など、例えば、別のWPAN接続を介して、セカンダリアクセサリデバイス130とペアリングするように構成することができる。804で、ソースデバイス110は、プライマリアクセサリデバイス120が、スロット可用性マスク(SAM)マップなどに基づき、タイムスロットマスキングを用いてスケジューリングされた通信をサポートするかどうかを判定する。タイムスロットマスキングを用いてスケジューリングされた通信をプライマリアクセサリデバイス120がサポートするとソースデバイス110が判定したとき、ソースデバイスは、806で、プライマリアクセサリデバイス120から通信タイムスロット要件を得る。808で、ソースデバイス110は、プライマリアクセサリデバイス120にタイムスロットマスクを提供する。このタイムスロットマスクは、ソースデバイス110とプライマリアクセサリデバイス120の間の通信に対する、タイムスロットサイクルにわたるタイムスロット可用性要件を指定する。810で、ソースデバイス110は、提供されたタイムスロットマスクに従って、第1のWPAN接続を介してプライマリアクセサリデバイス120と通信する。いくつかの実施形態では、プライマリアクセサリデバイス120は、タイムスロットマスクに従って、第2のWPAN接続を介してセカンダリアクセサリデバイス130と通信する。
いくつかの実施形態では、ソースデバイス110によってプライマリアクセサリデバイス120から得られた通信に対するタイムスロット可用性要件は、プライマリアクセサリデバイス120とセカンダリアクセサリデバイス130の間の専用通信のために必要とされる最小限の連続期間を含む周期的な通信サイクルを指定する。いくつかの実施形態では、タイムスロットマスクは、ソースデバイス110による送信と受信の両方に利用不可能であると示された一組の少なくとも2つの連続するタイムスロットをタイムスロットサイクル毎に含み、プライマリアクセサリデバイス120は、その一組の少なくとも2つの連続するタイムスロットの間、セカンダリアクセサリデバイス130と通信する。いくつかの実施形態では、一組の少なくとも2つの連続するタイムスロットの長さ及びタイムスロットサイクルの長さは、プライマリアクセサリデバイス120とセカンダリアクセサリデバイス130の間の通信に対する最小限の要件に少なくとも部分的に基づいている。いくつかの実施形態では、ソースデバイス110による送信に利用不可能であると示された第2の一組の少なくとも2つの連続するタイムスロットを含むガード期間が、ソースデバイス110による送信と受信の両方に利用不可能であると示された一組の少なくとも2つの連続するタイムスロットの直前に先行する。いくつかの実施形態では、ソースデバイス110は、タイムスロットマスキングを用いてスケジューリングされた通信をプライマリアクセサリデバイス120がサポートするかどうかを、プライマリアクセサリデバイス120がBluetooth通信プロトコルに従ってスロット可用性マスクをサポートするかどうかを少なくとも判定することによって判定する。いくつかの実施形態では、ソースデバイス110は、タイムスロットマスキングを用いてスケジューリングされた通信をプライマリアクセサリデバイス120がサポートするかどうかを判定することは、プライマリアクセサリデバイス120とソースデバイス110の相手先商標製造会社(OEM)識別子(ID)が同じであるかどうかを判定することを含む。いくつかの実施形態では、タイムスロットサイクルは、ソースデバイス110による送信と受信の両方に利用可能であると示された第3の一組の連続するタイムスロットを含み、第3の一組の連続するタイムスロットの長さは、Bluetooth通信プロトコルのアドバンストオーディオディストリビューションプロファイル(A2DP)に従ってソースデバイス110からプライマリアクセサリデバイス120に少なくとも1つのオーディオパケットを通信するのに十分である。
図8Bは、ソースデバイス110とペアリングされた1つ以上のアクセサリデバイスのための通信をスケジューリングする図8Aの例示的な方法に対する更なるアクションのフロー図850を示す。852で、ソースデバイス110は、プライマリアクセサリデバイス120Bとの第3の無線接続を確立する(この場合、図8Aのプライマリアクセサリデバイス120がプライマリアクセサリデバイス120Aに対応することができる)。854で、ソースデバイス110は、タイムスロットマスキングを用いてスケジューリングされた通信をプライマリアクセサリデバイス120Bがサポートするかどうかを判定する。タイムスロットマスキングを用いてスケジューリングされた通信をプライマリアクセサリデバイス120Bがサポートするとき、ソースデバイス110は、856で、通信に対するタイムスロット可用性要件をプライマリアクセサリデバイス120Bから得る。858で、ソースデバイス110は、プライマリアクセサリデバイス120Bに第2のタイムスロットマスクを提供する。このタイムスロットマスクは、ソースデバイス110とプライマリアクセサリデバイス120Bの間の通信に対する、タイムスロットサイクルにわたるタイムスロット可用性要件を指定する。860で、ソースデバイス110は、第2のタイムスロットマスクに従ってプライマリアクセサリデバイス120Aと通信する。いくつかの実施形態では、プライマリアクセサリデバイス120(又はプライマリアクセサリデバイス120A)に提供されたタイムスロットマスクは、第2のタイムスロットマスクと同一である。862で、ソースデバイスは、タイムスロットマスクと第2のタイムスロットマスクが同一であるかどうかを判定する。864で、タイムスロットマスクと第2のタイムスロットマスクが同一ではないとき、ソースデバイス110は、プライマリアクセサリデバイス120に(又はプライマリアクセサリデバイス120Aに)第2のタイムスロットマスクを提供する。866で、ソースデバイスは、第2のタイムスロットマスクに従ってプライマリアクセサリデバイス120(又はプライマリアクセサリデバイス120A)と通信する。いくつかの実施形態では、プライマリアクセサリデバイス120(又はプライマリアクセサリデバイス120A)は、第2のタイムスロットマスクに少なくとも部分的に基づいてセカンダリアクセサリデバイス130(又はセカンダリアクセサリデバイス130A)との通信を再調整する。いくつかの実施形態では、ソースデバイス110と通信している1つ以上の対のアクセサリデバイスのうちのアクセサリデバイスの間の内部通信は、ソースデバイス110によってアクセサリデバイスに提供されたタイムスロットマスクに従って、繰り返されるタイムスロットサイクルの間、同一組のタイムスロット(又は少なくとも重畳する一組のタイムスロット)を使用するように調整される。
図9は、プライマリアクセサリデバイス120によって実行される、ソースデバイス110とペアリングされたアクセサリデバイスのための通信をスケジューリングする例示的な方法のフロー図900を示す。902で、プライマリアクセサリデバイス120は、ソースデバイス110との第1の無線接続、例えば、第1のWPAN接続を確立する。904で、プライマリアクセサリデバイス120は、セカンダリアクセサリデバイス130との第2の無線接続、例えば、第2のWPAN接続を確立する。906で、プライマリアクセサリデバイス120は、通信に対するタイムスロット可用性要件をソースデバイス110に提供する。908で、プライマリアクセサリデバイス120は、ソースデバイス110からタイムスロットマスクを受信する。このタイムスロットマスクは、ソースデバイス110とプライマリアクセサリデバイス120の間の通信に対する、タイムスロットサイクルにわたるタイムスロット可用性要件を指定する。910で、プライマリアクセサリデバイス120は、タイムスロットマスクに従ってソースデバイス110と通信する。912で、プライマリアクセサリデバイス120は、タイムスロットマスクに従ってセカンダリアクセサリデバイス130と通信する。
いくつかの実施形態では、ソースデバイス110によってプライマリアクセサリデバイス120に提供された、通信のタイムスロット可用性に対する要件は、プライマリアクセサリデバイス120とセカンダリアクセサリデバイス130の間の専用通信に必要とされる最小限の連続する期間を含む周期的な通信サイクルを指定する。いくつかの実施形態では、タイムスロットマスクは、ソースデバイス110による送信と受信の両方に利用不可能であると示された一組の少なくとも2つの連続するタイムスロットをタイムスロットサイクル毎に含み、プライマリアクセサリデバイス120は、その一組の少なくとも2つの連続するタイムスロットの間、セカンダリアクセサリデバイス130と通信する。いくつかの実施形態では、一組の少なくとも2つの連続するタイムスロットの長さ及びタイムスロットサイクルの長さは、プライマリアクセサリデバイス120とセカンダリアクセサリデバイス130の間の通信に対する最小限の要件に少なくとも部分的に基づいている。いくつかの実施形態では、タイムスロットマスクによって指定されたタイムスロットサイクルのガード期間は、ソースデバイス110による送信と受信の両方に利用不可能であると示された一組の少なくとも2つの連続するタイムスロットの直前に先行する、ソースデバイス110による送信に利用不可能であると示された第2の一組の少なくとも2つの連続するタイムスロットを含む。いくつかの実施形態では、タイムスロットサイクルは、ソースデバイス110による送信と受信の両方に利用可能であると示された第3の一組の連続するタイムスロットを含み、第3の一組の連続するタイムスロットの長さは、Bluetooth通信プロトコルのアドバンストオーディオディストリビューションプロファイル(A2DP)に従ってソースデバイス110からプライマリアクセサリデバイス120に少なくとも1つのオーディオパケット202を通信するのに十分である。
図10は、ソースデバイス110、プライマリアクセサリデバイス120及びセカンダリアクセサリデバイス130の間の通信をスケジューリングするための、これらのデバイスの間の通信の例示的な通信シーケンスのダイアグラム1000を示す。ソースデバイス110は、Bluetoothスタック1004が存在することができるアプリケーションプロセッサ1002を含むことができる。ソースデバイス110は、Bluetoothコントローラ1006が存在することができるBluetoothモジュール118を更に含むことができる。ソースデバイス110のアプリケーションプロセッサ1002は、プライマリアクセサリデバイス120のアプリケーションプロセッサ1012と、例えば、Bluetoothスタック1004/1014間の通信を介して通信することができる。ソースデバイス110のBluetoothモジュール118は、プライマリアクセサリデバイス120のBluetoothモジュール126と、例えば、Bluetoothコントローラ1006/1016間の通信を介して通信することもできる。更に、プライマリアクセサリデバイス120のBluetoothモジュール126は、セカンダリアクセサリデバイス130のBluetoothモジュール136と、例えば、プライマリアクセサリデバイス120のBluetoothコントローラ1016とセカンダリアクセサリデバイス130のBluetoothモジュール136のBluetoothコントローラ1026との間の通信を介して通信することができる。いくつかの実施形態では、セカンダリアクセサリデバイス130は、Bluetoothスタック1024が存在するアプリケーションプロセッサ1022を含む。
1050で、ソースデバイス110のアプリケーションプロセッサ1002は、例えば、Bluetoothスタック1004とBluetoothスタック1014の間の通信を介して、プライマリアクセサリデバイス120のアプリケーションプロセッサ1012にクエリを送信して、プライマリアクセサリデバイス120の通信要件について照会する。例えば、ソースデバイス110は、プライマリアクセサリデバイス120とセカンダリアクセサリデバイス130の間の内部通信のための期間の継続時間及び反復サイクル時間をクエリすることができる。1052で、プライマリアクセサリデバイス120は、そのクエリに対して応答して、セカンダリアクセサリデバイス130との内部通信などに必要とされる、プライマリアクセサリデバイス120による通信に対する要件に関する情報をソースデバイス110に提供することができる。1054で、ソースデバイス110は、プライマリアクセサリデバイス120にSAMマップを送信する。SAMマップは、プライマリアクセサリデバイス120との間のソースデバイス110による送信/受信の可用性(又は非可用性)についてのインジケーションを含む。SAMマップは、プライマリアクセサリデバイス120によってソースデバイス110に提供される通信に対する要件に少なくとも部分的に基づくことができる。いくつかの実施形態では、アプリケーションプロセッサ1002のBluetoothスタック1004は、Bluetoothモジュール118のBluetoothコントローラ1006に対し、プライマリアクセサリデバイス120に、例えば、プライマリアクセサリデバイス120のBluetoothモジュール126のBluetoothコントローラ1016にSAMマップを送信するように命令する。いくつかの実施形態では、SAMマップは、Bluetooth通信プロトコルに従って、リンク管理プロトコル(link management protocol、LMP)メッセージを用いてプライマリアクセサリデバイス120に提供される。1056で、プライマリアクセサリデバイス120は、SAMマップの受け入れ(又は拒否)をソースデバイス110に対して承認する。SAMマップが受け入れられるとき、プライマリアクセサリデバイス120は、1058で、SAMマップに従って、プライマリアクセサリデバイス120とセカンダリアクセサリデバイス130の間の内部通信のためにマーク付けされた、繰り返されるタイムスロットサイクルに対して通信を調整する。いくつかの実施形態では、新たな一対のアクセサリデバイス120がソースデバイス110との通信リンクを確立するとき、図10に示したプロセスが繰り返される。いくつかの実施形態では、2つ以上の対のアクセサリデバイスがソースデバイス110との通信を確立するとき、共通のSAMマップが複数対のアクセサリデバイスのうちの各プライマリアクセサリデバイス120に提供されて、その複数対のアクセサリデバイスのうちのプライマリアクセサリデバイス120とセカンダリアクセサリデバイス130の間の通信を、同一組の(又は少なくとも重畳する一組の)タイムスロットを使用するように調整する。
図11は、いくつかの実施形態に係る、本明細書で説明する各種構成要素を実行するために使用することができる例示的なコンピューティングデバイス1100を示す。特に、この詳細な図は、図1に示したソースデバイス110、プライマリアクセサリデバイス120及び/又はセカンダリアクセサリデバイス130に含めることができる各種構成要素を示す。図11に示すように、コンピューティングデバイス1100は、コンピューティングデバイス1100の動作全般を制御するためのマイクロプロセッサ又はコントローラを表すプロセッサ1102を含むことができる。コンピューティングデバイス1100は、いくつかの実施形態では複数のプロセッサを含むこともできる。コンピューティングデバイス1100は、コンピューティングデバイス1100のユーザがコンピューティングデバイス1100と相互作用することを可能にするユーザ入力デバイス1108も含むことができる。例えば、ユーザ入力デバイス1108は、ボタン、キーパッド、ダイヤル、タッチスクリーン、オーディオ入力インタフェース、ビジュアル/画像キャプチャ入力インタフェース、センサデータなどの形態をとる入力など、様々な形態をとることができる。また更に、コンピューティングデバイス1100は、プロセッサ1102によって制御されることにより、ユーザに情報を表示することのできるディスプレイ1110(スクリーンディスプレイ)を含むことができる。データバス1116は、少なくとも、記憶デバイス1140、プロセッサ1102及びコントローラ1113の間のデータ転送を容易にすることができる。コントローラ1113は、機器制御バス1114を通じて異なる機器とインタフェースし、当該機器を制御するために使用することができる。コンピューティングデバイス1100は、データリンク1112に結合するネットワーク/バスインタフェース1111も含むことができる。無線接続の場合には、ネットワーク/バスインタフェース1111は無線送受信機を含むことができる。
コンピューティングデバイス1100は、記憶デバイス1140をも含む。このデバイスは、ディスク(単数又は複数)(例えば、ハードディスク)を含むことができ、記憶デバイス1140内の1つ以上のパーティションを管理する記憶管理モジュールを含む。いくつかの実施形態では、記憶デバイス1140は、フラッシュメモリ、半導体(ソリッドステート)メモリなどを含むことができる。コンピューティングデバイス1100は、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)1120及び読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)1122も含むことができる。ROM1122は、実行されるべきプログラム、ユーティリティ又はプロセスを不揮発性方式で記憶することができる。RAM1120は、揮発性データ記憶を提供することができ、コンピューティングデバイス1100の動作に関連した命令を記憶する。
説明した実施形態の様々な態様、実施形態、実装形態、又は特徴は、個別に又は任意の組み合わせで用いることができる。説明した実施形態の各種の態様をソフトウェア、ハードウェア、又はハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより実施することができる。説明した実施形態はまた、コンピュータ可読媒体上のコンピュータ可読コードとして実施することもできる。このコンピュータ可読媒体は、後にコンピュータシステムによって読み込むことが可能なデータを記憶することができる、任意のデータ記憶装置である。コンピュータ可読媒体の例としては、読み取り専用メモリ、ランダムアクセスメモリ、CD−ROM、DVD、磁気テープ、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ及び光学的データ記憶デバイスが挙げられる。コンピュータ可読コードが分散形式で記憶及び実行されるように、コンピュータ可読媒体をネットワークに結合されたコンピュータシステムにわたって分散させることもできる。
前述の記載では、記載した実施形態について十分な理解をもたらすため、説明のために特定の専門用語を用いた。しかしながら、記載した実施形態を実施するために、特定の詳細は必要でないことが、当業者には明らかであろう。それゆえ、上述の具体的な実施形態の説明は、例示及び説明の目的のために提示される。それらの説明は、網羅的であることも、又は開示される厳密な形態に、説明した実施形態を限定することも意図するものではない。上記の教示を考慮すれば、多くの変更及び変形が可能であることが、当業者には明らかであろう。

Claims (18)

  1. ソースデバイスとペアリングされたアクセサリデバイスのための通信をスケジューリングする方法であって、前記方法は、
    前記ソースデバイスが、
    一対のアクセサリデバイスのうちのプライマリアクセサリデバイスとの第1の無線接続を確立することと、
    前記プライマリアクセサリデバイスがタイムスロットマスキングを用いてスケジューリングされた通信をサポートするとき、
    前記プライマリアクセサリデバイスから通信タイムスロット可用性要件を得ることと、
    前記ソースデバイスと前記プライマリアクセサリデバイスの間の通信に対する、タイムスロットサイクルにわたるタイムスロット可用性要件を指定するタイムスロットマスクを、前記プライマリアクセサリデバイスに提供することと、
    前記タイムスロットマスクに従って前記プライマリアクセサリデバイスと通信することであって、
    前記タイムスロットマスクが、前記プライマリアクセサリデバイスが第2の無線接続を介してペアリングされたセカンダリアクセサリデバイスと通信することができる一組の少なくとも2つの連続するタイムスロットを示
    前記一組の少なくとも2つの連続するタイムスロットにおける各タイムスロットは、タイムスロットサイクル毎の前記ソースデバイスによる送信と受信の両方に利用不可能であると示され、
    前記プライマリアクセサリデバイスは、前記一組の少なくとも2つの連続するタイムスロットの間、前記セカンダリアクセサリデバイスと通信する、
    ことと、
    を含む方法。
  2. 前記プライマリアクセサリデバイスから得られた前記通信タイムスロット可用性要件が、前記プライマリアクセサリデバイスと前記セカンダリアクセサリデバイスの間の専用通信に必要とされる最小限の連続する期間を含む周期的な通信サイクルを指定する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記一組の少なくとも2つの連続するタイムスロットの継続時間及び前記タイムスロットサイクルの継続時間は、前記プライマリアクセサリデバイスと前記セカンダリアクセサリデバイスの間の通信に対する最小限の要件に基づいている、請求項に記載の方法。
  4. 前記ソースデバイスによる送信に利用不可能であると示された第2の一組の少なくとも2つの連続するタイムスロットを含むガード期間が、各タイムスロットが前記ソースデバイスによる送信と受信の両方に利用不可能であると示された前記一組の少なくとも2つの連続するタイムスロットの直前に先行する、請求項に記載の方法。
  5. 前記ソースデバイスは、
    前記プライマリアクセサリデバイスがタイムスロットマスキングを用いてスケジューリングされた通信をサポートするかどうかを、少なくとも前記プライマリアクセサリデバイスがBluetooth通信プロトコルに従ってスロット可用性マスクをサポートするかどうかを判定することによって判定することを更に含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記ソースデバイスは、
    タイムスロットマスキングを用いてスケジューリングされた通信を前記プライマリアクセサリデバイスがサポートするかどうかを、少なくとも前記プライマリアクセサリデバイスと前記ソースデバイスの相手先商標製造会社識別子が同じかどうかを判定することによって判定することを更に含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記タイムスロットサイクルは、前記ソースデバイスによる送信と受信の両方に利用可能であると示された第3の一組の連続するタイムスロットを含み、
    前記第3の一組の連続するタイムスロットの長さが、Bluetooth通信プロトコルのアドバンストオーディオディストリビューションプロファイル(A2DP)に従って前記ソースデバイスから前記プライマリアクセサリデバイスに少なくとも1つのオーディオパケットを通信するのに十分である、請求項1に記載の方法。
  8. 前記ソースデバイスは、
    第2の一対のアクセサリデバイスの一方である他のプライマリアクセサリデバイスとの第3の無線接続を確立することと、
    タイムスロットマスキングを用いてスケジューリングされた通信を前記他のプライマリアクセサリデバイスがサポートするとき、
    更なる通信タイムスロット可用性要件を前記他のプライマリアクセサリデバイスから得ることと、
    前記ソースデバイスと前記他のプライマリアクセサリデバイスの間の通信に対する、前記タイムスロットサイクルにわたるタイムスロット可用性要件を指定する第2のタイムスロットマスクを、前記他のプライマリアクセサリデバイスに提供することと、
    前記第2のタイムスロットマスクに従って前記他のプライマリアクセサリデバイスと通信することであって、
    前記第2のタイムスロットマスクは、前記他のプライマリアクセサリデバイスがペアリングされた他のセカンダリアクセサリデバイスと通信することができる1つ以上のタイムスロットを示す、ことと、
    を更に含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記タイムスロットマスクと前記第2のタイムスロットマスクが同一である、請求項に記載の方法。
  10. 前記タイムスロットマスクと前記第2のタイムスロットマスクが同一ではないとき、
    前記プライマリアクセサリデバイスに前記第2のタイムスロットマスクを提供することと、
    前記プライマリアクセサリデバイスに前記第2のタイムスロットマスクを提供した後に前記第2のタイムスロットマスクに従って前記プライマリアクセサリデバイスと通信することと、
    を更に含む、請求項に記載の方法。
  11. ソースデバイスとペアリングされたアクセサリデバイスのための通信をスケジューリングする方法であって、前記方法は、
    プライマリアクセサリデバイスが、
    前記ソースデバイスとの第1の無線接続を確立することと、
    セカンダリアクセサリデバイスとの第2の無線接続を確立することと、
    前記ソースデバイスに通信タイムスロット要件を提供することと、
    前記ソースデバイスと前記プライマリアクセサリデバイスの間の通信に対する、タイムスロットサイクルにわたるタイムスロット可用性要件を指定するタイムスロットマスクを、前記ソースデバイスから受信することと、
    前記タイムスロットマスクに従って前記ソースデバイスと通信することと、
    前記タイムスロットマスクに従って前記セカンダリアクセサリデバイスと通信することであって、
    前記タイムスロットマスクが、前記プライマリアクセサリデバイスが第2の無線接続を介してペアリングされたセカンダリアクセサリデバイスと通信することができる一組の少なくとも2つの連続するタイムスロットを示し、
    前記一組の少なくとも2つの連続するタイムスロットにおける各タイムスロットは、タイムスロットサイクル毎の前記ソースデバイスによる送信と受信の両方に利用不可能であると示され、
    前記プライマリアクセサリデバイスは、前記一組の少なくとも2つの連続するタイムスロットの間、前記セカンダリアクセサリデバイスと通信する、
    ことと、
    を含む方法。
  12. 前記プライマリアクセサリデバイスに提供された前記通信タイムスロット可用性要件が、前記プライマリアクセサリデバイスと前記セカンダリアクセサリデバイスの間の専用通信に必要とされる最小限の連続する期間を含む周期的な通信サイクルを指定する、請求項11に記載の方法。
  13. 前記一組の少なくとも2つの連続するタイムスロットの継続時間及び前記タイムスロットサイクルの継続時間は、前記プライマリアクセサリデバイスと前記セカンダリアクセサリデバイスの間の通信に対する最小限の要件に少なくとも部分的に基づいている、請求項11に記載の方法。
  14. 前記ソースデバイスによる送信に利用不可能であると示された第2の一組の少なくとも2つの連続するタイムスロットを含むガード期間が、各タイムスロットが前記ソースデバイスによる送信と受信の両方に利用不可能であると示された前記一組の少なくとも2つの連続するタイムスロットの直前に先行する、請求項11に記載の方法。
  15. 前記タイムスロットサイクルは、前記ソースデバイスによる送信と受信の両方に利用可能であると示された第3の一組の連続するタイムスロットを含み、
    前記第3の一組の連続するタイムスロットの継続時間は、Bluetooth通信プロトコルのアドバンストオーディオディストリビューションプロファイル(A2DP)に従って前記ソースデバイスから前記プライマリアクセサリデバイスに少なくとも1つのオーディオパケットを通信するのに十分である、請求項11に記載の方法。
  16. ソースデバイスであって、
    無線周波数信号を送信及び受信するように構成可能な無線回路に通信可能に結合された一組のアンテナと、
    命令を記憶しているメモリに通信可能に結合された1つ以上のプロセッサを含む処理回路であって、前記命令が前記1つ以上のプロセッサによって実行されるとき、前記ソースデバイスに、
    一対のアクセサリデバイスのうちのプライマリアクセサリデバイスとの第1の無線接続を確立することと、
    タイムスロットマスキングを用いてスケジューリングされた通信を前記プライマリアクセサリデバイスがサポートするとき、
    前記プライマリアクセサリデバイスから通信タイムスロット可用性要件を得ることと、
    前記ソースデバイスと前記プライマリアクセサリデバイスの間の通信に対する、タイムスロットサイクルにわたるタイムスロット可用性要件を指定するタイムスロットマスクを前記プライマリアクセサリデバイスに提供することと、
    前記タイムスロットマスクに従って前記プライマリアクセサリデバイスと通信することであって、
    前記タイムスロットマスクが、前記プライマリアクセサリデバイスが第2の無線接続を介してペアリングされたセカンダリアクセサリデバイスと通信することができる一組の少なくとも2つの連続するタイムスロットを示
    前記一組の少なくとも2つの連続するタイムスロットにおける各タイムスロットは、タイムスロットサイクル毎の前記ソースデバイスによる送信と受信の両方に利用不可能であると示され、
    前記プライマリアクセサリデバイスは、前記一組の少なくとも2つの連続するタイムスロットの間、前記セカンダリアクセサリデバイスと通信する、
    ことと、
    を含む方法を実行させる処理回路と、
    を備える、ソースデバイス。
  17. 前記プライマリアクセサリデバイスから得られた前記通信タイムスロット可用性要件が、前記プライマリアクセサリデバイスと前記セカンダリアクセサリデバイスの間の専用通信に必要とされる最小限の連続する期間を含む周期的な通信サイクルを指定する、請求項16に記載のソースデバイス。
  18. 前記ソースデバイスによって実行される前記方法が、
    他のプライマリアクセサリデバイスとの第3の無線接続を確立することと、
    タイムスロットマスキングを用いてスケジューリングされた通信を前記他のプライマリアクセサリデバイスがサポートするとき、
    通信タイムスロット可用性要件を前記他のプライマリアクセサリデバイスから得ることと、
    前記ソースデバイスと前記他のプライマリアクセサリデバイスの間の通信に対する、前記タイムスロットサイクルにわたるタイムスロット可用性要件を指定する第2のタイムスロットマスクを、前記他のプライマリアクセサリデバイスに提供することと、
    前記第2のタイムスロットマスクに従って前記他のプライマリアクセサリデバイスと通信することであって、
    前記第2のタイムスロットマスクが、前記他のプライマリアクセサリデバイスがペアリングされた他のセカンダリアクセサリデバイスと通信することができる1つ以上のタイムスロットを示す、ことと、
    を更に含む、請求項16に記載のソースデバイス。
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