JP6151220B2 - 無線基地局装置および無線通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、通信エリア内に同一の周波数チャネルを用いる複数の無線基地局装置が存在し、各無線基地局装置が周辺の無線端末装置へ通信に必要な情報を報知するビーコンフレームを送信する際に、送信タイミングが競合しないように互いに制御する無線通信システムにおいて、複数の無線基地局装置が連携してビーコンフレームを送信する無線基地局装置および無線通信方法に関する。以下、無線基地局装置をAP、無線端末装置をSTAと表記する。
APは、配下のSTAにAPの存在とその性能を知らせるために定期的にビーコンフレームを送信する。STAは、ビーコンフレームの受信により帰属するAPの存在とその性能等を把握し、その情報に基づいてAPとのリンクを確立する。非特許文献1で規定されている無線LAN規格(以下、無線LAN標準規格という)では、APが配下のSTAと接続するために必要な情報を定期的に送信するビーコンフレームが規定されており、具体的にビーコンフレームの情報や送信手順について定めている。
IEEE Standard for Local and Metropolitan Area Networks Par 11: Wireless LAN MAC and PHY Specifications, 2012.
無線LAN標準規格では、アクセス制御方法としてCSMA/CA(carrier sense multiple access with collision avoidance :衝突回避機能付き搬送波検知多重アクセス方式)を用いており、送信予定の周波数チャネルのキャリアセンスで一定レベルの受信電力を検知した場合には、新たにフレームの送信を開始せずに待機する必要がある。したがって、APがビーコンフレームを送信している間は、そのビーコンフレームを受信可能な他のAPおよびSTAは送信を開始できない。
そのため、通信エリア内に複数のAPが存在し、それらが同一の周波数チャネルを用いて通信を行う場合、各APがビーコンフレームを送信するタイミングが制限されるとともに、APの数に比例してビーコンフレームが占有する時間帯域が長くなり、その結果、データフレームが占める時間帯域が短くなって伝送スループットが低下する。
また、ビーコンフレームに記載される情報量はオプション機能も併せると非常に多い(非特許文献1)。また、APのカバレッジを広く維持するため、低速の伝送速度で送信される場合が多い。その結果として、ビーコンフレームが占有する時間帯域が増加し、データフレームの伝送スループットがさらに低下する。
本発明は、通信エリア内に存在する複数のAPが定期的にビーコンフレームを送信でき、かつSTAに必要な情報を提供しつつビーコンフレームが占有する時間帯域を短くし、データフレームの伝送スループットを改善することができる無線基地局装置(AP)および無線通信方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、通信エリア内に同一の周波数チャネルを用いる複数の無線基地局装置が存在し、各無線基地局装置の周辺の無線端末装置へビーコンフレームを送信する際に送信タイミングが競合しないように互いに制御する無線基地局装置において、複数の無線基地局装置のうち連携が可能な複数の無線基地局装置でグループを構成するグループ構成手段と、ビーコンフレームとして、無線端末装置へ報知する制御情報のすべてを含む通常ビーコンと、無線基地局装置の存在のみを通知するショートビーコンとを作成するビーコン生成手段と、グループを構成する複数の無線基地局装置が所定の順番で通常ビーコンまたはショートビーコンを送信する制御を行い、かつビーコン周期ごとに通常ビーコンを送信する1の無線基地局装置の順番をシフトする制御を行うスケジューリング手段とを備える。
第2の発明は、通信エリア内に同一の周波数チャネルを用いる複数の無線基地局装置が存在し、各無線基地局装置の周辺の無線端末装置へビーコンフレームを送信する際に送信タイミングが競合しないように互いに制御する無線基地局装置において、複数の無線基地局装置のうち連携が可能な複数の無線基地局装置でグループを構成するグループ構成手段と、ビーコンフレームとして、グループを構成する複数の無線基地局装置がそれぞれ送信するビーコンフレームのうち共通の情報要素からなる共通ビーコンと、固有の情報要素からなるユニークビーコンとを作成するビーコン生成手段と、グループを構成する複数の無線基地局装置が所定の順番で共通ビーコンとユニークビーコンのセットまたはユニークビーコンを送信する制御を行い、かつビーコン周期ごとに共通ビーコンとユニークビーコンのセットを送信する1の無線基地局装置の順番をシフトする制御を行うスケジューリング手段とを備える。
第3の発明は、通信エリア内に同一の周波数チャネルを用いる複数の無線基地局装置が存在し、各無線基地局装置の周辺の無線端末装置へビーコンフレームを送信する際に送信タイミングが競合しないように互いに制御する無線基地局装置において、複数の無線基地局装置のうち連携が可能な複数の無線基地局装置でグループを構成するグループ構成手段と、ビーコンフレームとして、グループを構成する複数の無線基地局装置がそれぞれ送信するビーコンフレームのうち共通要素と各無線基地局装置の固有要素を連結したグループビーコンと、無線基地局装置ごとに該グループビーコンの有効ビットを指定する要素指定ビーコンとを作成するビーコン生成手段と、グループを構成する複数の無線基地局装置が所定の順番でグループビーコンと要素指定ビーコンのセットまたは要素指定ビーコンを送信する制御を行い、かつビーコン周期ごとにグループビーコンと要素指定ビーコンのセットを送信する1の無線基地局装置の順番をシフトする制御を行うスケジューリング手段とを備える。
第1〜第3の無線基地局装置において、順番について、グループを構成しようとする複数の無線基地局装置がそれぞれ送信した装置情報に基づいて、コーディネータとなる1の無線基地局装置または全無線基地局装置を管理する管理サーバが設定し、グループを構成する各無線基地局装置のスケジューリング手段に通知される。
第1〜第3の発明の無線基地局装置において、グループ構成手段は、通信エリア内で同一の周波数チャネルを用いる複数の無線基地局装置がチャネル利用率を監視し、当該チャネル利用率が一定値以上になったときに、すでにコーディネータとなる無線基地局装置が存在していればそのグループへの加入処理を行い、コーディネータとなる無線基地局装置が存在していなければ自らコーディネータとなってグループを構成する処理を行い、すでにグループに加わっているときに当該チャネル利用率が一定値未満になればグループから脱退する処理を行う。
第4の発明は、通信エリア内に同一の周波数チャネルを用いる複数の無線基地局装置が存在し、各無線基地局装置が周辺の無線端末装置へビーコンフレームを送信する際に送信タイミングが競合しないように互いに制御する無線通信方法において、複数の無線基地局装置のうち連携が可能な複数の無線基地局装置でグループを構成するグループ構成ステップと、ビーコンフレームとして、無線端末装置へ報知する制御情報のすべてを含む通常ビーコンと、無線基地局装置の存在のみを通知するショートビーコンとを作成するビーコン生成ステップと、グループを構成する複数の無線基地局装置が所定の順番で通常ビーコンまたはショートビーコンを送信する制御を行い、かつビーコン周期ごとに通常ビーコンを送信する1の無線基地局装置の順番をシフトする制御を行うスケジューリングステップとを実行する。
第5の発明は、通信エリア内に同一の周波数チャネルを用いる複数の無線基地局装置が存在し、各無線基地局装置の周辺の無線端末装置へビーコンフレームを送信する際に送信タイミングが競合しないように互いに制御する無線通信方法において、複数の無線基地局装置のうち連携が可能な複数の無線基地局装置でグループを構成するグループ構成ステップと、ビーコンフレームとして、グループを構成する複数の無線基地局装置がそれぞれ送信するビーコンフレームのうち共通の情報要素からなる共通ビーコンと、固有の情報要素からなるユニークビーコンとを作成するビーコン生成ステップと、グループを構成する複数の無線基地局装置が所定の順番で共通ビーコンとユニークビーコンのセットまたはユニークビーコンを送信する制御を行い、かつビーコン周期ごとに共通ビーコンとユニークビーコンのセットを送信する1の無線基地局装置の順番をシフトする制御を行うスケジューリングステップとを実行する。
第6の発明は、通信エリア内に同一の周波数チャネルを用いる複数の無線基地局装置が存在し、各無線基地局装置の周辺の無線端末装置へビーコンフレームを送信する際に送信タイミングが競合しないように互いに制御する無線通信方法において、複数の無線基地局装置のうち連携が可能な複数の無線基地局装置でグループを構成するグループ構成ステップと、ビーコンフレームとして、グループを構成する複数の無線基地局装置がそれぞれ送信するビーコンフレームのうち共通要素と各無線基地局装置の固有要素を連結したグループビーコンと、無線基地局装置ごとに該グループビーコンの有効ビットを指定する要素指定ビーコンとを作成するビーコン生成ステップと、グループを構成する複数の無線基地局装置が所定の順番でグループビーコンと要素指定ビーコンのセットまたは要素指定ビーコンを送信する制御を行い、かつビーコン周期ごとにグループビーコンと要素指定ビーコンのセットを送信する1の無線基地局装置の順番をシフトする制御を行うスケジューリングステップとを実行する。
第4〜第6の発明の無線通信方法において、順番について、グループを構成しようとする複数の無線基地局装置がそれぞれ送信した装置情報に基づいて、コーディネータとなる1の無線基地局装置または全無線基地局装置を管理する管理サーバが設定し、グループを構成する各無線基地局装置に通知される。
第4〜第6の発明の無線通信方法において、グループ構成ステップは、通信エリア内で同一の周波数チャネルを用いる複数の無線基地局装置がチャネル利用率を監視し、当該チャネル利用率が一定値以上になったときに、すでにコーディネータとなる無線基地局装置が存在していればそのグループへの加入処理を行い、コーディネータとなる無線基地局装置が存在していなければ自らコーディネータとなってグループを構成する処理を行い、すでにグループに加わっているときに当該チャネル利用率が一定値未満になればグループから脱退する処理を行う。
本発明は、グループを構成する複数の無線基地局装置が順番にビーコンフレームを送信することにより、CSMA/CA制御下で各無線基地局装置が定期的にかつ効率よくビーコンフレームを送信することができる。
また、ビーコン周期ごとに、通常ビーコンを送信する無線基地局装置と、無線基地局装置の存在のみを通知するショートビーコンを送信する無線基地局装置の順番をシフトすることにより、ビーコンフレームが占有する時間帯域を短くし、データフレームの伝送スループットを改善することができる。
本発明の無線基地局装置(AP)の配置例を示す図である。 APのグループ構成手順を示すフローチャートである。 コーディネータとの連携手順1を示す図である。 コーディネータとの連携手順2を示す図である。 コーディネータとの連携手順3を示す図である。 コーディネータにおけるグループ更新手順を示すフローチャートである。 グループを構成する各APのビーコン送信手順1を示すタイムチャートである。 管理サーバによるAPのグループ構成手順を説明する図である。 チャネル利用率を考慮したグループ構成手順を示すフローチャートである。 チャネル利用率を考慮したグループ脱退手順を示すフローチャートである。 無線基地局装置(AP)の構成例を示す図である。 グループを構成する各APのビーコン送信手順2を示すタイムチャートである。 グループを構成する各APのビーコン送信手順3を示すタイムチャートである。 グループビーコンと要素指定ビーコンの構成例を示す図である。
図1は、本発明の無線基地局装置(AP)の配置例を示す。
図1において、複数のAP1〜AP3が互いの通信エリア1〜3内に配置され、各APが同一の周波数チャネルを使用し、各APが送信する信号を互いに検知できる位置関係にある。
本発明は、このような状況においてAP1〜AP3がグループを構成して連携し、各APが送信するビーコンフレームの情報を調整して共通の情報要素を一括送信するとともに各APのビーコン送信手順を管理し、グループ全体のビーコンフレームの送信時間を短縮してデータフレームの伝送スループットを改善することを特徴とする。
(実施例1)
実施例1では、(A) APのグループ構成手順、(B) グループを構成する各APのビーコン送信手順について説明する。グループを構成する複数のAPのうち、1つのAPはコーディネータとして動作し、他のAPはコーディネータを介してグループに参加するものとする。
(A) APのグループ構成手順
図2は、APのグループ構成手順のフローチャートを示す。
図2において、新たに起動やエリア移動やチャネル切り替え等により、グループに参加希望するAPは、グループ構成のためにまずビーコンをスキャンすることにより周辺のAPを検索し(S1)、連携可能なコーディネータもしくはグループが存在しているか否かを判定する(S2)。その判定方法は、例えばビーコンフレーム内に設けたコーディネータフィールドに、コーディネータは「1」を記載し、他のAPは「0」を記載し、その情報を読み取ることにより、連携可能なコーディネータもしくはグループが存在するか否かを判定する。なお、ビーコンフレーム以外の定期的に送信されるフレームを用いてもよい。
ここで、ビーコンスキャンにより連携可能なコーディネータもしくはグループが周辺に存在しない場合は、当該APがコーディネータとしてビーコンを送信し、新たなグループの構成動作に入る(S2:No、S3)。
連携可能なコーディネータもしくはグループが周辺に存在する場合は、当該APが連携要求フレームを送信する(S2:Yes 、S4)。この連携要求フレームに対して、コーディネータから返信される連携応答フレームの受信を待ち、連携応答フレームを受信しない場合は、当該APがコーディネータとなるビーコンを送信する(S5:No、S3)。連携応答フレームを受信した場合は、コーディネータとの連携手順に入る(S5:Yes 、S6)。コーディネータとの連携手順の詳細については、図3〜図5を参照して説明する。
図3において、参加希望するAPが周辺のAPを検索してコーディネータの存在を検知すると、当該APはコーディネータに対して連携要求フレームを送信する。連携要求フレームを受信したコーディネータは、当該APとの連携が可能と判断すれば当該APに対して連携応答フレームを返信し、連携が不可であると判断すれば連携応答フレームを返信しない。コーディネータにおける連携の可否判断は、例えば、当該コーディネータが構成するグループ内のAP数があらかじめ規定した数の上限に達し、これ以上APの参加が許容できない場合に連携不可と判断する。または、連携動作の安定性の確保もしくは連携範囲の限定を目的として、コーディネータが受信した連携要求フレームが一定の受信レベルに達しない場合も連携不可と判断する。なお、参加希望するAPがコーディネータの存在を検知し、改めて当該コーディネータが構成するグループに参加希望するときに、連携要求フレームを送信してもよい。
連携応答フレームを受信したAPは、図2のステップS6に示す連携手順として、まず参加情報フレームをコーディネータに送信する。参加情報とは、当該APに関する情報である。具体的には、当該APのMACアドレス、SSIDである。当該APのビーコンに記載される情報を通知してもよい。
参加情報フレームを受信したコーディネータは、スケジューリング情報フレームを当該APおよび既にグループを構成している他のAPに送信する。スケジューリング情報とは、ビーコンフレームを送信する時間間隔であるビーコンインターバル、グループを構成する各APのビーコンフレームの送信順番、ビーコンフレームの伝送レートの情報が含まれる。ビーコンフレームの送信順番は、各APがビーコンフレームを送信する順番であり、各APは指定された順番に従い、後述する送信制御に基づいてビーコンフレームを送信する。ビーコンフレームの伝送レートは、ビーコンフレームを送信する際の変調方式を指定するものであり、グループ内で共通の伝送レートを指定してもよいし、AP毎に伝送レートを指定してもよい。スケジューリング情報フレームに含まれる情報は、コーディネータが受信した各参加情報フレームに記載の情報に基づき、コーディネータが決定する。
コーディネータは、スケジューリング情報フレームを送信した後、グループを構成する他のAPに対してポーリングフレームを送信する。ポーリングフレームを受信したAPは、コーディネータに対して応答(ACK)フレームを送信する。
図4に示すコーディネータとの連携手順は、参加希望するAPが連携要求フレームを送信する際に、参加情報を併せて送信する場合である。これにより、コーディネータとの連携手順にかかるフレームのやり取りにより生じるオーバーヘッドを削減することができる。
図5に示すコーディネータとの連携手順は、参加希望するAPが連携要求フレームを送信する際に、参加情報を併せて送信するとともに、コーディネータが連携応答フレームを送信する際に、スケジューリング情報を併せて送信する場合である。これにより、グループ構成手順にかかるフレームのやり取りにより生じるオーバーヘッドをさらに削減することができる。
次に、コーディネータにおけるグループ更新手順について説明する。
図6は、コーディネータにおけるグループ更新手順のフローチャートを示す。
図6において、コーディネータは、グループを構成する全てのAPを把握しており、更新タイミングごとに、グループを構成するAPが送信するビーコンフレームの有無を監視する(S11)。コーディネータは、グループを構成するAPのうち、一定時間内にビーコンフレームが確認できたAPがあれば(S12)、そのAPのみでスケジューリング情報の再決定を行い、スケジューリング情報フレームを送信する(S13)。スケジューリング情報フレームは、マルチキャストで送信しても、ユニキャストで送信してもよい。
ここで、一定時間内にビーコンフレームが確認できないAPについては、例えば機能を停止してすでにグループから外れていると判断し、スケジューリング情報から除く。また、一定時間内にグループを構成するすべてのAPのビーコンフレームが確認できない場合は、グループを解消することになり、コーディネータではなく単体APとしてビーコンフレームを送信する(S14)。
次に、コーディネータ以外のAPのグループ脱退手順について説明する。
APが、通常のビーコンフレーム送信手順に移行する場合、もしくはグループを変更したい場合、もしくはコーディネータとして動作したい場合に、本手順が適用される。
グループから脱退するAPは、コーディネータに対して脱退要求フレームを送信する。脱退要求フレームを受信したコーディネータは、脱退要求フレームを送信したAPに対して脱退応答フレームを送信する。なお、脱退応答フレームの送信は行っても行わなくてもよい。
脱退要求フレームを受信したコーディネータは、スケジューリング情報の再決定を行い、グループを構成する各APにスケジューリング情報フレームを送信する。スケジューリング情報フレームは、マルチキャストで送信しても、ユニキャストで送信してもよい。
本動作は、コーディネータの脱退にも適用される。スケジューリング情報フレームによりコーディネータの脱退が通知された場合、グループ内の全てのAPが、再度グループ構成手順から動作をやり直す。
(B) グループを構成する各APのビーコン送信手順
図7は、グループを構成する各APのビーコン送信手順1を示す。ここでは、上述のグループ構成手順を行った結果、全部で3台のAP1〜AP3がグループを構成し、AP1がコーディネータとなっている場合を想定する。
各APは、あらかじめコーディネータAP1により指定された送信順番に従ってビーコンフレームを送信する。ここでは、コーディネータAP1が最初に送信を行い、AP1→AP2→AP3の順番でスケジューリングされているものとする。
まず、コーディネータAP1がビーコンフレーム(通常ビーコン)を送信する。AP2は、AP1のビーコンフレームを受信したことを契機にビーコンフレーム(ショートビーコン)を送信する。AP3は、AP2のビーコンフレームを受信したことを契機にビーコンフレーム(ショートビーコン)を送信する。コーディネータAP1のビーコンフレームの送信からビーコン周期が経過した後、通常ビーコンを送信するAPを入れ替えながらビーコンフレームの送信を繰り返す。通常ビーコンおよびショートビーコンについては後述する。このように、あらかじめスケジューリングされた順番に基づいて、自身より1つ前に送信予定であるAPのビーコンフレームの受信を契機に、自身のビーコンフレームを送信することにより、グループ内においてビーコンフレームの衝突が発生せず、効率的にAPの情報をSTAに通知することができる。
前のAPからのビーコンフレームを受信してから自身がビーコンフレームを送信するまでの時間間隔の設定は、具体的には次の通りである。
(1) 無線LAN標準規格(非特許文献1)のSIFS間隔でバースト送信する。
(2) 無線LAN標準規格(非特許文献1)のDIFSを待機した後、キャリアセンスを行い、チャネルが未使用の場合に送信、チャネルが使用中であれば未使用になってから同様の動作を繰り返す。
(3) 通常のCSMA/CAの手順に従って送信する。
上記 (1)〜(3) のいずれの送信方法を採用してもよい。(1) の場合、グループを構成する各APは、最初にビーコンフレームを送信予定のAP1(コーディネータ)が送信したビーコンフレームを受信することで各APの送信可能な時間が判明する。そのため、送信予定のAPのビーコンフレームの受信に失敗しても、ビーコンを送信し続けることができる。(2) の場合は、ビーコンフレームをキャリアセンスにより送信するフレームのうち最も優先度の高い送信フレームとして設定し、無線LAN標準規格(非特許文献1)のバックオフなしでビーコンを送信することができる。さらに、(1) とは異なり同時にキャリアセンスも実施することで、各APの異なるチャネル使用状況に配慮し周辺の端末とのフレーム衝突を避けながら送信することができる。(3) は、(2) の送信よりさらにフレーム衝突を避けることができる送信方法である。ただし、(2) と比較して送信待ち時間は増えてしまう。
図7に示す実施例1では、各APがビーコンフレームを送信する際、通常用いられるビーコンフレーム(通常ビーコン)を送信するだけでなく、「通常ビーコン」と必要情報のみを記載した「ショートビーコン」の2種類を用いる。ここでのショートビーコンは、最小の要素としてAPのMACアドレス、SSIDが記載される。例えば、IEEE802.11ah(TGah)で提案されているショートビーコンを利用し、APの存在を報知するために必要な最低限の情報要素のみとしてもよい。なお、その他の要素を任意に加えてもよい。ただし、ショートサイズのビーコンフレームにより、APの存在を周辺の端末に報知する必要があることから、APのMACアドレスとSSIDの情報は必須である。
ビーコンフレームを送信する場合、本来は各APが通常ビーコンを送信する。実施例1では、ビーコン周期ごとに、グループ内の1台のAPが通常ビーコンを送信し、他のAPはショートビーコンを送信する。グループ内のどのAPが通常ビーコンを送信するかは、ビーコンフレームの送信順番に基づき、ローテーションで決定する。例えば、送信順番がAP1(コーディネータ)→AP2→AP3の順番でスケジューリングされているとき、最初のビーコンフレームの送信時、AP1が通常ビーコンを送信し、AP2およびAP3はショートビーコンを送信する。ビーコン周期経過後、次のビーコンフレームの送信時、AP2が通常ビーコンを送信し、AP1およびAP3がショートビーコンを送信する。さらにその次のビーコンフレームの送信時は、AP3が通常ビーコンを送信し、AP1およびAP2がショートビーコンを送信する。さらにその次のビーコンフレームの送信時は、AP1が通常ビーコンを送信することとなり、以下、前述の動作を繰り返す。
実施例1により、無線LAN標準規格に従う端末であれば、従来と同様にビーコンフレームを受信し、各APはビーコンフレーム送信にかかる時間および送信までの待ち時間を大幅に削減することができる。さらに、一定時間の割合で通常ビーコンも送信することから、APとの接続に利用する各機能の情報を無線LAN標準規格のプローブ要求/応答フレームを利用せずビーコンフレームのみで周辺端末に通知することができる。
(管理サーバによるAPのグループ構成手順)
実施例1において、連携グループを構成する各APのキャリアセンス結果が大きく異なる場合、例えば、隠れ端末が存在する場合には、周辺のAP,STAのフレーム衝突や送信待ち時間の増加の原因となる。
そこで、実施例1のグループ構成手順として、図8に示すような管理サーバ(計算機サーバもしくはコントローラ)で行ってもよい。連携グループを含む複数のAP1〜AP3が有線または無線のネットワークを通して管理サーバに接続され、周辺端末の台数、APに接続する接続端末台数、チャネルの利用率を報告する。なお、チャネルの利用率とは一定期間内にキャリアセンスによりビジーと判定された時間の割合である。できるだけチャネルのキャリアセンス結果が同等となり、隠れ端末による影響を低減されるように、管理サーバがAPのグループを構成する。具体的な構成方法は、以下の (1)〜(4) である。
(1) 周辺端末の台数が同じ値、もしくは近い値のAP同士でグループを構成する。
(2) 接続端末台数が同じ値、もしくは近い値のAP同士でグループを構成する。
(3) チャネル利用率が近い値のAP同士でグループを構成する。
(4) 上記 (1)〜(3) を組み合わせてグループ構成を決定してもよい。
このような手順により、ビーコンフレーム送信時のフレーム衝突や待ち時間増加を低減することができる。
(送信禁止期間の設定を用いたビーコン送信)
同一グループに属す各APがビーコンフレームを送信するとき、最初にビーコンフレームを送信するコーディネータが、同一グループ内のビーコンフレーム送信を保護するため、同一グループに属しているAPのみ送信可能とし、それ以外のAPもしくは端末を送信禁止にするための制御フレームを送信し、グループに属さないAPもしくは端末に対して送信禁止期間を設定する機能を追加してもよい。
この場合、コーディネータは、グループ構成時に取得した情報を用い、グループに属するAP数、通常ビーコンおよびショートビーコンのフレーム長の概算値から、各ビーコンの送信時間を算出し、その時間を上記制御フレームに記載する。これにより、同一グループのAPのビーコン送信の衝突や待ち時間増加を低減することができる。
(チャネル利用率を考慮したグループ構成手順)
実施例1のグループ構成手順では、APが積極的にグループを構成し、通常ビーコンとショートビーコンを巡回的に利用することにより、ビーコンフレームの時間占有率を低減する。
しかし、ビーコンフレームの時間占有率が高くない環境では、ビーコンフレームの時間占有率の低減効果は少なく、また敢えてショートビーコンのように情報要素を少なくする必要もない。グループを構成するために、少なからずオーバーヘッドが生じることから、必要以上にグループ構成動作を行うことは必ずしも良い訳ではない。
そこで、実施例1では、APがビーコンフレームの時間占有率を監視し、一定の時間占有率以上になった場合にグループ構成動作を実行する。ここで、グループ構成動作の判断基準として、ビーコンフレームの時間占有率の他、データフレームや制御フレームを含む全フレームの時間占有率、すなわちチャネル利用率を用いてもよい。
図9は、チャネル利用率を考慮したグループ構成手順のフローチャートを示す。
図9において、APは動作を開始すると、まず一定期間チャネル利用率を測定する(S21)。測定したチャネル利用率があらかじめ設定した一定値以上である場合には、ビーコンフレームの時間占有率を低減するべく、周辺のAPとグループを構成する動作に移行する(S22:Yes )。ここで、すでにコーディネータが存在している場合は、そのコーディネータに対して連携要求を送信してグループ加入動作を開始し(S23:Yes 、S24)、コーディネータが存在していない場合は、自らコーディネータとしてグループ構成動作を開始する(S23:No,S25)。一方、測定したチャネル利用率があらかじめ設定した一定値を下回る場合は、ビーコンフレームの時間占有率を低減する必要が生じないため、再度チャネル状態を測定する(S22:No、S21)。
また、グループを構成した後においてもチャネル利用率の測定は継続し、チャネル利用率が一定値を下回った場合はグループから脱退できるようにしてもよい。
図10は、チャネル利用率を考慮したグループ脱退手順のフローチャートを示す。
図10において、グループを構成したAPは、一定期間、チャネル利用率を測定する(S31)。一定期間経過後、チャネル利用率が一定値未満であれば所属グループから脱退する(S32:Yes 、S33)。脱退手順は前述の通りである。
チャネル利用率の測定期間は任意に設定可能である。グループ構成を判断するチャネル利用率(図9のS22)と、グループ脱退を判断するチャネル利用率(図10のS32)の判断値は、頻繁にグループ構成と脱退のプロセスが行われることを回避するために、異なる値を設定してよい。
これにより、必要以上にグループ構成手順が行われることを抑制し、グループ構成の際に生じるオーバーヘッドを低減することができる。
図11は、実施例1における無線通信装置を示す。
図11において、APは、無線通信部11、送信権獲得部12、グループ構成処理部13、スケジューリング部14、ビーコンフレーム処理部15を備える。
無線通信部11では、ベースバンド回路からRF回路までを備え、送信信号の生成を行う。また、受信した信号の復調も行い、受信した信号の種類も判別する。上記のグループ構成に関する信号を受信したときは、その情報をグループ構成処理部13に転送し、上記のビーコンフレームおよびスケジューリングに関する信号を受信したときは、その情報をスケジューリング部14に転送する。
送信権獲得部12は、上記の動作に従って送信するフレームの送信タイミングを管理し、併せて無線LAN標準規格のCSMA/CAの機能も持つ。
グループ構成処理部13は、無線通信部11から転送された情報と上記の動作に従って、APのグループを構成する機能を持つ。グループ構成に必要なフレームを送信する際は、当該フレームを送信権獲得部12に転送する。
スケジューリング部14は、無線通信部11から転送された情報と、上記の動作に従って、コーディネータとなったAPはグループを構成するAPの送信順番を設定する機能を持つ。また、コーディネータからスケジューリング情報を受信したAPの場合は、受信した情報に基づいてフレームを送信する順番を管理し、ビーコンフレーム処理部15にビーコンフレームの送信タイミングを通知する機能も持つ。
ビーコンフレーム処理部15は、APが送信する通常ビーコンとショートビーコンが記録されており、スケジューリング部14が管理する情報に基づいて、送信すべきビーコンフレームを送信権獲得部12に転送する。
(実施例2)
図12は、グループを構成する各APのビーコン送信手順2を示す。
実施例2では、図7に示す実施例1における通常ビーコンに代えて、実施例1に記載の手順を用いてグループを構成した各APのビーコンフレームの共通の情報要素からなる共通ビーコンと、各AP固有の情報要素からなるユニークビーコンとを連続して送信する。さらに、実施例1におけるショートビーコンに代えて、各AP固有の情報要素からなるユニークビーコンを用いる。
なお、実施例1に記載のグループ構成手順において、連携応答フレームを受信したAPが、参加情報フレームをコーディネータに送信する際、当該APのビーコンに記載された情報を通知する。
コーディネータは、通知されたグループ内のAPからの情報を用いて、ビーコン間の共通要素を抽出した共通ビーコンを作成する。共通ビーコンには、共通ビーコンであることを示す識別子、グループ番号を記載する。コーディネータは、実施例1と同様に各APのビーコン送信順番をスケジューリングし、共通ビーコンとともにグループ内の各APに通知する。共通ビーコンを受け取った各APは、共通ビーコンと自身のビーコンフレームからユニークビーコンを作成する。ユニークビーコンには、ユニークビーコンであることを示す識別子、共通ビーコンに記載されたグループ番号を記載する。
グループ番号とは、APが構成するグループを示す番号であり、APがコーディネータとなった際に設定する。コーディネータは、周辺に存在するグループの番号と異なる番号から任意に選択する。グループ番号をコーディネータのMACアドレス、もしくはMACアドレスを用いて計算した値を用いてもよい。
そして、各APは、コーディネータから通知されたスケジューリング情報に基づいて、共通ビーコンとユニークビーコンを連続送信するか、ユニークビーコンのみを送信するかを繰り返す。
共通ビーコンとユニークビーコンを受信したSTAは、同じグループ番号が記載された共通ビーコンとユニークビーコンを結合して得たビーコンフレームから、APからの報知情報を得ることができる。
本実施例により、AP間で共通の情報要素を一括送信することができるため、ビーコンフレーム送信にかかる時間および送信までの待ち時間を大幅に削減することができる。
(実施例3)
図13は、グループを構成する各APのビーコン送信手順3を示す。図14は、グループビーコンと要素指定ビーコンの構成例を示す。
実施例3では、図7に示す実施例1における通常のビーコンフレームに代えて、実施例1に記載の手順を用いてグループを構成した各APのビーコンフレームの情報要素のうち共通要素と各APの固有要素を連結したグループビーコンと、APごとにグループビーコンの有効ビットを指定する要素指定ビーコンとを連続して送信する。また、ショートビーコンに代えて、APごとにグループビーコンの有効ビットを指定する要素指定ビーコンを用いる。
なお、実施例1に記載のグループ構成手順において、連携応答フレームを受信したAPが、参加情報フレームをコーディネータに送信する際、当該APのビーコンに記載された情報を通知する。
コーディネータは、通知されたグループ内のAPからのビーコン情報を用いて、全APの共通要素と各APの固有要素を連結したグループビーコンを作成する。この際、各APの情報要素のうち共通要素を抽出し、AP間で重複する共通要素については省略してよい。グループビーコンには、グループビーコンであることを示す識別子、グループ番号を記載する。コーディネータは、実施例1と同様に各APのビーコン送信順番をスケジューリングし、グループビーコンとともにグループ内の各APに通知する。グループビーコンを受け取った各APは、グループビーコンと自身のビーコンフレームから要素指定ビーコンを作成する。要素指定ビーコンには、要素指定ビーコンであることを示す識別子、グループビーコンに記載されたグループ番号を記載する。グループ番号については実施例2と同様である。
グループビーコンの配列をどのようにするかは独自に決定してもよいが、同一グループ内のAP間で配列方法に関する情報を共有する必要がある。これはグループ構成時に行う。要素指定ビーコンのヘッダ(図14では省略)を除く各ビットは、グループビーコンを構成する共通要素および固有要素の各ビットと対応し、各APの情報要素に対応するビットを1、そうでないビットを0として作成する。
そして、各APは、コーディネータから通知されたスケジューリング情報に基づいて、グループビーコンと要素指定ビーコンを連続送信するか、要素指定ビーコンのみを送信するかを繰り返す。
グループビーコンと要素指定ビーコンを受信したSTAは、同じグループ番号が記載されたグループビーコンと要素指定ビーコンを用い、要素指定ビーコンのビットが1の要素に対応する各情報要素を結合してビーコンフレームを復元することにより、APからの報知情報を得る。
本実施例により、AP間で共通の情報要素を一括送信することができるため、ビーコンフレーム送信にかかる時間および送信までの待ち時間を大幅に削減する。
AP 無線基地局装置
STA 無線端末装置
11 無線通信部
12 送信権獲得部
13 グループ構成処理部
14 スケジューリング部
15 ビーコンフレーム処理部

Claims (10)

  1. 通信エリア内に同一の周波数チャネルを用いる複数の無線基地局装置が存在し、各無線基地局装置の周辺の無線端末装置へビーコンフレームを送信する際に送信タイミングが競合しないように互いに制御する無線基地局装置において、
    前記複数の無線基地局装置のうち連携が可能な複数の無線基地局装置でグループを構成するグループ構成手段と、
    前記ビーコンフレームとして、前記無線端末装置へ報知する制御情報のすべてを含む通常ビーコンと、無線基地局装置の存在のみを通知するショートビーコンとを作成するビーコン生成手段と、
    前記グループを構成する複数の無線基地局装置が所定の順番で前記通常ビーコンまたは前記ショートビーコンを送信する制御を行い、かつ前記ビーコン周期ごとに前記通常ビーコンを送信する1の無線基地局装置の順番をシフトする制御を行うスケジューリング手段と
    を備えたことを特徴とする無線基地局装置。
  2. 通信エリア内に同一の周波数チャネルを用いる複数の無線基地局装置が存在し、各無線基地局装置の周辺の無線端末装置へビーコンフレームを送信する際に送信タイミングが競合しないように互いに制御する無線基地局装置において、
    前記複数の無線基地局装置のうち連携が可能な複数の無線基地局装置でグループを構成するグループ構成手段と、
    前記ビーコンフレームとして、前記グループを構成する複数の無線基地局装置がそれぞれ送信する前記ビーコンフレームのうち共通の情報要素からなる共通ビーコンと、固有の情報要素からなるユニークビーコンとを作成するビーコン生成手段と、
    前記グループを構成する複数の無線基地局装置が所定の順番で前記共通ビーコンと前記ユニークビーコンのセットまたは前記ユニークビーコンを送信する制御を行い、かつ前記ビーコン周期ごとに前記共通ビーコンと前記ユニークビーコンのセットを送信する1の無線基地局装置の順番をシフトする制御を行うスケジューリング手段と
    を備えたことを特徴とする無線基地局装置。
  3. 通信エリア内に同一の周波数チャネルを用いる複数の無線基地局装置が存在し、各無線基地局装置の周辺の無線端末装置へビーコンフレームを送信する際に送信タイミングが競合しないように互いに制御する無線基地局装置において、
    前記複数の無線基地局装置のうち連携が可能な複数の無線基地局装置でグループを構成するグループ構成手段と、
    前記ビーコンフレームとして、前記グループを構成する複数の無線基地局装置がそれぞれ送信する前記ビーコンフレームのうち共通要素と各無線基地局装置の固有要素を連結したグループビーコンと、無線基地局装置ごとに該グループビーコンの有効ビットを指定する要素指定ビーコンとを作成するビーコン生成手段と、
    前記グループを構成する複数の無線基地局装置が所定の順番で前記グループビーコンと前記要素指定ビーコンのセットまたは前記要素指定ビーコンを送信する制御を行い、かつ前記ビーコン周期ごとに前記グループビーコンと前記要素指定ビーコンのセットを送信する1の無線基地局装置の順番をシフトする制御を行うスケジューリング手段と
    を備えたことを特徴とする無線基地局装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の無線基地局装置において、
    前記順番について、前記グループを構成しようとする複数の無線基地局装置がそれぞれ送信した装置情報に基づいて、コーディネータとなる1の無線基地局装置または全無線基地局装置を管理する管理サーバが設定し、前記グループを構成する各無線基地局装置の前記スケジューリング手段に通知される
    ことを特徴とする無線基地局装置。
  5. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の無線基地局装置において、
    前記グループ構成手段は、前記通信エリア内で同一の周波数チャネルを用いる複数の無線基地局装置がチャネル利用率を監視し、当該チャネル利用率が一定値以上になったときに、すでにコーディネータとなる無線基地局装置が存在していればそのグループへの加入処理を行い、コーディネータとなる無線基地局装置が存在していなければ自らコーディネータとなって前記グループを構成する処理を行い、すでに前記グループに加わっているときに当該チャネル利用率が一定値未満になれば前記グループから脱退する処理を行う
    ことを特徴とする無線基地局装置。
  6. 通信エリア内に同一の周波数チャネルを用いる複数の無線基地局装置が存在し、各無線基地局装置が周辺の無線端末装置へビーコンフレームを送信する際に送信タイミングが競合しないように互いに制御する無線通信方法において、
    前記複数の無線基地局装置のうち連携が可能な複数の無線基地局装置でグループを構成するグループ構成ステップと、
    前記ビーコンフレームとして、前記無線端末装置へ報知する制御情報のすべてを含む通常ビーコンと、無線基地局装置の存在のみを通知するショートビーコンとを作成するビーコン生成ステップと、
    前記グループを構成する複数の無線基地局装置が所定の順番で前記通常ビーコンまたは前記ショートビーコンを送信する制御を行い、かつ前記ビーコン周期ごとに前記通常ビーコンを送信する1の無線基地局装置の順番をシフトする制御を行うスケジューリングステップと
    を実行することを特徴とする無線通信方法。
  7. 通信エリア内に同一の周波数チャネルを用いる複数の無線基地局装置が存在し、各無線基地局装置の周辺の無線端末装置へビーコンフレームを送信する際に送信タイミングが競合しないように互いに制御する無線通信方法において、
    前記複数の無線基地局装置のうち連携が可能な複数の無線基地局装置でグループを構成するグループ構成ステップと、
    前記ビーコンフレームとして、前記グループを構成する複数の無線基地局装置がそれぞれ送信する前記ビーコンフレームのうち共通の情報要素からなる共通ビーコンと、固有の情報要素からなるユニークビーコンとを作成するビーコン生成ステップと、
    前記グループを構成する複数の無線基地局装置が所定の順番で前記共通ビーコンと前記ユニークビーコンのセットまたは前記ユニークビーコンを送信する制御を行い、かつ前記ビーコン周期ごとに前記共通ビーコンと前記ユニークビーコンのセットを送信する1の無線基地局装置の順番をシフトする制御を行うスケジューリングステップと
    を実行することを特徴とする無線通信方法。
  8. 通信エリア内に同一の周波数チャネルを用いる複数の無線基地局装置が存在し、各無線基地局装置の周辺の無線端末装置へビーコンフレームを送信する際に送信タイミングが競合しないように互いに制御する無線通信方法において、
    前記複数の無線基地局装置のうち連携が可能な複数の無線基地局装置でグループを構成するグループ構成ステップと、
    前記ビーコンフレームとして、前記グループを構成する複数の無線基地局装置がそれぞれ送信する前記ビーコンフレームのうち共通要素と各無線基地局装置の固有要素を連結したグループビーコンと、無線基地局装置ごとに該グループビーコンの有効ビットを指定する要素指定ビーコンとを作成するビーコン生成ステップと、
    前記グループを構成する複数の無線基地局装置が所定の順番で前記グループビーコンと前記要素指定ビーコンのセットまたは前記要素指定ビーコンを送信する制御を行い、かつ前記ビーコン周期ごとに前記グループビーコンと前記要素指定ビーコンのセットを送信する1の無線基地局装置の順番をシフトする制御を行うスケジューリングステップと
    を実行することを特徴とする無線通信方法。
  9. 請求項6〜請求項8のいずれかに記載の無線通信方法において、
    前記順番について、前記グループを構成しようとする複数の無線基地局装置がそれぞれ送信した装置情報に基づいて、コーディネータとなる1の無線基地局装置または全無線基地局装置を管理する管理サーバが設定し、前記グループを構成する各無線基地局装置に通知される
    ことを特徴とする無線通信方法。
  10. 請求項6〜請求項8のいずれかに記載の無線通信方法において、
    前記グループ構成ステップは、前記通信エリア内で同一の周波数チャネルを用いる複数の無線基地局装置がチャネル利用率を監視し、当該チャネル利用率が一定値以上になったときに、すでにコーディネータとなる無線基地局装置が存在していればそのグループへの加入処理を行い、コーディネータとなる無線基地局装置が存在していなければ自らコーディネータとなって前記グループを構成する処理を行い、すでに前記グループに加わっているときに当該チャネル利用率が一定値未満になれば前記グループから脱退する処理を行う ことを特徴とする無線通信方法。
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