JP6119422B2 - 情報処理装置及び楽器 - Google Patents
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Description
これに対し、本発明の目的は、楽器で行われた演奏操作に係る情報に基づいて、その楽器の状態を通知できるようにすることである。
図1は、本発明の一実施形態における通信システム1の全体構成を示す図である。図1に示すように、通信システム1は、ピアノ10とサーバ装置20とを備える。ピアノ10及びサーバ装置20は、ネットワークNW経由で相互に通信可能である。ネットワークNWは、例えばインターネットを含む通信回線である。
なお、ネットワークNWには、複数のピアノ10及び複数のサーバ装置20を接続可能であるが、図面が繁雑になるのを防ぐため、図1にはそれぞれ1つずつ示す。
ピアノ10は、演奏者が行った演奏操作に応じて発音する。演奏者が行う演奏操作は、ピアノ10に発音させるための操作であり、鍵2を押す操作及びペダル3を押す(踏む)操作を含む。このうち、鍵2を押す操作は、楽音の音高を指定する操作である。ダンパペダルとしてのペダル3を押す操作は、ピアノ10に対して発音の終了を指示する第1の演奏操作(すなわち、離鍵操作)後の残響に影響を与える(具体的には楽音の残響時間を伸ばす)第2の演奏操作である。ピアノ10では、演奏者による鍵2の操作に応じて打弦を行って発音する。この打弦の際、ピアノ10が備える響板は、打弦によって発せられた音によって振動し、楽音の音質を高めることに寄与する。すなわち、ピアノ10は、演奏操作に基づく電子的な処理によって発音するための発音体として、スピーカや響板を備える。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を有するプロセッサを備える。CPUは、ROMや記憶部12に記憶されたプログラムをRAMに読み出して実行することにより、ピアノ10の各部を制御する。
キーセンサ151は、演奏者が鍵2を押したときの強さ及び深さを検出し、検出した鍵を特定するキー番号及びベロシティ情報を含むキー情報を、ピアノ電子回路153へ供給する。ペダルセンサ152は、演奏者がペダル3を押したときの強さ及び深さを検出し、検出したペダルを特定するペダル番号及びベロシティ情報を含むペダル情報を、ピアノ電子回路153へ供給する。ピアノ電子回路153は、キー情報及ペダル情報に基づいて演奏情報を生成し、生成した演奏情報をピアノ音源154へ供給する。ピアノ音源154は、演奏情報により指示された楽音を発生させるための楽音信号を生成する。ピアノ音源154により生成された楽音信号は、アンプ155に供給される。この楽音信号は、アンプ155によって増幅されて、スピーカ156から楽音として発せられる。
制御部21は、CPU、ROM及びRAMを有するプロセッサを備える。CPUは、ROMや記憶部23に記憶されたプログラムをRAMに読み出して実行することにより、サーバ装置20の各部を制御する。通信部22は、ネットワークNWに接続して外部装置と通信して、データを送受信するためのインタフェースである。記憶部23は、ハードディスク装置等の記憶装置を備え、制御部21により実行されるプログラム及びログDB231等を記憶する。ログDB231は、ピアノ10から収集したログデータを、このピアノ10の楽器IDと対応付けて記録するためのデータベースである。
以上の構成を有するサーバ装置20は、ログDB231に記録されたログデータを解析して、ピアノ10の状態を通知するための情報処理を行う情報処理装置として機能する。
なお、図5に破線を用いて示した指示部204の機能は、後述する変形例1のサーバ装置20で実現されるものであり、この実施形態には関係ないものとする。
(A)ペダル3(ここではダンパペダル)が押されない状態で鍵2が押されたこと。
(B)楽音が単音であること(つまり楽音が複音でないこと)。
記録部103は、ログデータをログDB121に記録する際に、その記録日時(すなわち、検出日時)を示す日時情報と対応付けて記録するものとする。
通知情報生成部202は、楽器IDで識別されるピアノ10毎に、ピアノ10の状態に関する通知情報を生成する。
通知部106は、通知情報取得部105が取得した通知情報に応じた通知を行う。例えば、通知部106は、ピアノ10の状態やピアノ10の調律推奨時期を、タッチパネル14によるメッセージや画像の表示により、ピアノ10の所有者や演奏者等に通知する。
ピアノ10の制御部11は、ピアノ10に発音させるための演奏操作が受け付けられると、その演奏操作を示す演奏情報を生成する(ステップS1)。
時点t1に演奏操作Aに対応したノートオンイベントがあり、時点t2にそのノートオフイベントがあった場合、時点t1から時点t2までの期間に、ピアノ10により楽音aが発せられる。時点t2の後、時点t3に演奏操作Bに対応したノートオンイベントがあった場合、時点t3を開始時点として、ピアノ10により楽音bが発せられる。ただし、時点t2に演奏操作Aに対応したノートオフイベントがあった場合であっても、時点t2の経過後、直ちに楽音aのレベルがゼロになるわけではない。図7の例では、時点t3から、所定時間Δtが経過する時点t4までの期間においても楽音aが発せられていて、すなわち、楽音aと楽音bとが同時に発せられた状態となっている。時点t3から時点t4までの期間において楽音aが発せられている原因として、ピアノ10が備える弦や響板の振動がある。
なお、制御部11は、楽曲における最初の演奏操作に対応した楽音や、フレーズの最初の1音に対応した楽音等、直前の楽音による影響を受けない楽音の発音状態を検出する場合には、発音状態の検出タイミングについて考慮しないようにしてもよい。
ステップS4の処理で、単音の楽音の発音状態を検出すると、制御部11は、この発音状態を示す発音検出データと、この発音の基となった演奏情報とを対応付けたログデータを、記憶部12に記憶されたログDB121に記録する(ステップS5)。次に、制御部11は、ログDB121に記録したログデータを、サーバ装置20へ送信出力するかどうかを判断する(ステップS6)。発音状態を検出する処理を継続する場合、制御部11は、ログデータをまだ送信しないと判断して(ステップS6;NO)、ステップS1の処理に戻る。発音状態を検出する処理を終了して、ログデータを送信すると判断した場合には(ステップS6;YES)、制御部11は、ログDB121に記録されたログデータを、通信部16によりサーバ装置20へ送信出力する(ステップS7)。
なお、制御部11は、1日1回等の所定期間毎に発音状態の検出を行って、ログデータを記録しサーバ装置20へ送信出力するとよい。また、制御部11は、全ての音高のログデータを収集するまで図6に示す処理を継続して実行してもよいし、処理の開始から予め決められた設定時間が経過すると図6に示す処理を終了してもよく、図6に示す処理を終了する条件はどのような条件であってもよい。
演奏操作h1〜h9のうち、演奏操作h1〜h6についてはペダル3を押さずに行われ、演奏操作h7〜h9についてはペダル3が押されて行われたとする。また、演奏操作h1〜h3,h5〜h7及びh9は、単音を発生させるための演奏操作であり、演奏操作h4,h8は複音(和音)を発生させるための演奏操作である。この場合、制御部11は、演奏操作h1〜h3,h5,h6に基づいて発音したときの発音状態を検出する。他方、制御部11は、演奏操作h4,h7〜h9に基づいて発音したときには発音状態を検出しない。
サーバ装置20の制御部21は、ピアノ10により送信出力されたログデータを通信部22により受信して収集し、記憶部23に記憶されたログDB231に記録する(ステップS11)。その後、制御部21は、記憶部23に記録されたログデータを解析して、ピアノ10の状態を通知するための通知情報を生成する(ステップS12)。
また、制御部21は、弦や響板等の発音体の物理的作用によってピアノ10が発音していた場合には、この発音体の状態の良否を通知するための通知情報を生成してもよい。他方、制御部21は、演奏部15における電子的な処理によってピアノ10が発音していた場合には、演奏部15の状態(例えば、ピアノ音源154の状態)の良否を通知するための通知情報を生成してもよい。
制御部21は、ステップS12の処理で生成した通知情報を、通信部22によりピアノ10へ送信出力する(ステップS13)。
なお、制御部11は、音声出力をしたり発音状態が良好でない鍵2を光らせたりする等、タッチパネル14以外の別の手段によって通知情報に応じた通知を行ってもよい。
(変形例1)
サーバ装置20は、ピアノ10において特定の単音を発音させるための演奏操作が行われなかった場合、又は、ほとんど行われずにこの単音についてのログデータの収集が不十分である場合には、この単音を発生させるための演奏操作を行うように、演奏者に指示するための処理を行ってもよい。例えば、ピアノ10における最も高い音高又は最も低い音高の楽音を発生させるための演奏操作がほとんど行われないこともあるからである。
指示データを受信したピアノ10の制御部11は、受信した指示データに基づいて、特定の単音を発生させる演奏操作を行うように促すような通知を行う。例えば、制御部11は、「鍵○○を押してください。」というメッセージをタッチパネル14に表示させたり、演奏操作を行わせたい鍵2を光らせたりするとよい。この指示データに基づく指示に応じて、ピアノ10で単音を発音させるための演奏操作が行われると、制御部11は、この単音の発音状態を検出して、発音検出データをサーバ装置20へ送信出力する。以降、サーバ装置20は、この発音検出データに基づいて、上述した実施形態で説明したアルゴリズムに従って通知情報を生成する。
この変形例の通信システム1によれば、ピアノ10で発音可能な様々な音高について、発音検出データを収集しやすくなる。
上述した実施形態の通信システム1では、サーバ装置20は、ログデータに基づいて生成した通知情報をピアノ10へ送信出力していたが、通知情報の出力先(つまり通知先)をこのピアノ10以外としてもよい。
例えば、サーバ装置20は、ホールや講演会場等の特定の場所(つまり音響空間)に置かれたピアノ10について生成した通知情報に応じた通知を公開するべく、所定のwebサーバへ通知情報を送信出力してもよい。こうすれば、ホールや講演会場等の音響空間を利用しようとする者(例えば演奏者や客)は、その音響空間に置かれたピアノ10の状態を予め知ることができる。また、サーバ装置20は、通知情報の出力先を、ピアノ10の調律作業を行う企業や調律師のコンピュータ装置へ送信出力してもよい。こうすれば、ピアノ10の現在の状態やそのピアノ10についての調律推奨時期を、ピアノ10の所有者を介さずに通知することができる。また、サーバ装置20は、通知情報の出力先を、ピアノ10の製造メーカ(例えば研究者、設計者、営業担当者等)のコンピュータ装置としてもよい。こうすれば、ピアノ10の状態の経時変化やピアノ10においてよく利用される機能の分析等に、通知情報を役立てることができる。
上述した実施形態の通信システム1では、ペダル3を押した状態で行われた演奏操作に対応したログデータを収集していなかったが、ペダル3を押した状態で行われた演奏操作に対応したログデータを収集し、通知情報の生成に用いてもよい。すなわち、上述した実施形態で説明した(A)の条件を省略してもよい。この場合であっても、ピアノ10が、例えば、上述した実施形態の場合よりも所定時間Δtを長い時間に設定することより、ペダル3を押した場合に発生する残響の影響を受けないで、単音の発音状態を検出することができる。また、ピアノ10は、ペダル3を押した状態で行われた演奏操作であることを特定した上で、単音の発音状態を検出してもよい。こうすれば、サーバ装置20は、ペダル3を操作した場合に、残響の影響を受けた単音の発音状態に基づいて通知情報を生成することができる。
また、ピアノ10は、複音の発音状態を検出して、公知の複音ピッチ抽出の信号処理を行って各音高のピッチを抽出してもよい。
上述した実施形態の通信システム1では、サーバ装置20が、発音検出データを用いてピッチ誤差を算出し、算出したピッチ誤差に基づいて通知情報を生成していたが、通知情報を生成するためのアルゴリズムはこの例に限られない。
サーバ装置20は、ピッチ誤差のほか、楽音のパワースペクトルや楽音のレベル(例えば音圧レベルや音量レベル)の時間的変化、楽音の音色、楽音信号波形の立ち上がり部分の波形(つまり打鍵に対する発音の反応速度)等の、楽音検出データから特定可能な楽音の発音状態の特徴を示す特徴データを生成し、生成した特徴データに基づいて通知情報を生成してもよい。この場合も、サーバ装置20は、生成した特徴データと、その特徴データの基準値を示す基準値データとを比較してピアノ10の発音状態を特定し、通知情報を生成する。通知情報についても、ログデータを解析することによって得られる情報であればよい。例えば、サーバ装置20は、特徴データと基準値データとの差分が小さいほど、発音状態が良好である旨の通知情報を生成し、その差分が大きいほど発音状態が不良である旨の通知情報を生成する。
また、発音検出データは、楽音波形データ以外のデータであってもよく、例えば、楽音のレベルや周波数を数値によって表したデータであってもよい。
ピアノ10は、演奏者により行われた演奏操作に応じてログデータを生成する構成に代えて又は組み合わせて、自動演奏機能を利用した演奏操作に応じてログデータを生成してもよい。この自動演奏の際にピアノ10が利用する自動演奏用の楽曲ファイルは、ログデータの生成時にだけ使用されるものであってもよいし、そうでなくてもよい。ただし、この楽曲ファイルは、ピアノ10が備える全て又はほとんどの鍵2(すなわち音高)を使用する楽曲を表すものであることが望ましい。
通信システム1では、波形の立ち上がりから所定の範囲であるアタック部を除いて、音波形が安定した後の部分(例えば、定常部)の発音状態を検出してもよいし、アタック部を含めた発音状態を検出してもよい。例えば、アタック部は、振幅の変動量が所定値以上であり、かつ収束している部分である。定常部は、変振幅の動量が所定値以下である部分である。なお、アタック部の時間は、楽器の特性や演奏方法によって若干の変動があるが、発音開始時の短い時間であるため、固定の値を設定しても実用上は問題ない。
上述した実施形態では、ピアノ10が通知情報の生成に利用するログデータをログDB231に記録しておき、適当なタイミングでサーバ装置20へ送信出力していた。これに代えて、ピアノ10は、生成したログデータを逐一サーバ装置20へ送信出力してもよい。
上述した実施形態の通信システム1で実行されていた各処理の主体は、以下のように変形されてもよい。
例えば、上述した実施形態では、通知情報の生成に利用するログデータを判別してログDB121に記録する処理を、ピアノ10が実行していた。これに代えて、ピアノ10は、ペダル3を押す操作の有無や楽音が単音であるかどうかの判断をせずに、全ての楽音の発音状態を検出して、ログデータを記録してもよい。この場合、サーバ装置20が、ピアノ10から収集したログデータの中から、ペダル3が押されずに鍵2が押されて発音させられた単音についてのログデータを抽出して、通知情報を生成すればよい。この際、サーバ装置20は、ピアノ10から収集した全てのログデータをログDB231に記録してから、単音についてのログデータを抽出してもよいし、単音についてのログデータを抽出してログDB231に記録してもよい。
すなわち、本発明の情報処理装置は、ピアノ10により実現されてもよい。また、本発明の情報処理装置は、演奏者が所有するパーソナル・コンピュータやスマートフォン等のサーバ装置以外の情報処理装置によって実現されてもよい。この場合、ネットワークNWに代えて、LAN(Local Area Network)等の通信回線が使用されてよい。
上述した実施形態のピアノ10は、マイクロホン17を用いてピアノ10における楽音の発音状態を検出していたが、他の方法でこの発音状態を検出してもよい。例えば、ピアノ10の響板の背面に、ピアノ10による発音状態を検出するための振動センサ(トランスデューサ)が設けられてもよい。この振動センサは、例えば加速度センサであり、打弦時に生じる響板の加速度を検出する。制御部11は、振動センサにより検出された加速度から響板の変位を求め、響板の振動波形を検出して発音検出データとする。この場合、振動センサの検出位置は、ピアノ10の発音時に振動する部位であればよい。
上述した実施形態のピアノ10は、グランドピアノであったが、本発明はアップライトピアノ及びその他のピアノに適用することができる。また、本発明を適用したピアノは、弦や響板等の発音体の物理的作用のみで発音するピアノであってもよいし、電子的な処理によって発生させた楽音のみで発音するピアノであってもよい。また、本発明を適用したピアノは、響板を有しないピアノであってもよい。
また、本発明の楽器は、電子オルガン等のピアノ以外の鍵盤楽器であってもよい。また、本発明の楽器は、鍵盤楽器に限らず、ギターやバイオリン等の弦楽器やフルートやクラリネット等の吹奏楽器(又は管楽器)等であってもよい。弦楽器の場合、弦楽器において弦を指示する駒に、振動センサ等を設けてもよいし、弦楽器が備える響板に設けてもよい。吹奏楽器(又は管楽器)の場合、その吹奏楽器の発音時に気体(空気)が流れる部位に、その部位における気体の流量や流速を検出するセンサを設けてもよい。本発明の楽器は、演奏情報に基づいて発音するものであれば、具体的な種類については特に問わない。
また、本発明の楽器は、演奏情報に基づいて発音する楽器でなくてもよい。例えば、本発明の楽器は、ログデータを生成するために、演奏操作子により受け付けた操作を示す演奏情報を生成する一方で、演奏情報を使用せずに、演奏操作子に応じた発音体の物理的作用により発音する楽器であってもよい。
また、本発明では、楽器のログデータを収集してクラウド上の記憶装置に記憶しておいて、この記憶装置からログデータを取得して通知情報を生成してもよい。
上述したピアノ10やサーバ装置20の機能がプログラムを用いて実現される場合、このプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD(Hard Disk Drive)、FD(Flexible Disk))等)、光記録媒体(光ディスク等)、光磁気記録媒体、半導体メモリ等のコンピュータ読取可能な記録媒体に記憶した状態で提供されてもよいし、ネットワークを介して配信されてもよい。また、本発明は、楽器の状態を通知するための通知方法として把握することも可能である。
Claims (5)
- 演奏操作を受け付ける演奏操作子と、前記演奏操作子が受け付けた演奏操作に応じて発音する発音体と、前記受け付けた演奏操作を示す演奏情報を生成する演奏情報生成部とを有する楽器における、前記発音体の発音状態を示す検出データと、当該発音の基となった前記演奏情報とをそれぞれ収集する収集部と、
前記演奏情報生成部により生成された演奏情報によって、単音による発音が行われていると判断された前記検出データと前記演奏情報とに基づいて、前記楽器の状態を通知するための通知情報を生成する通知情報生成部と
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記通知情報生成部は、
前記単音の直前の楽音を発音させるための前記演奏操作の終了時点から、所定時間が経過した後の当該単音の発音状態を示す検出データに基づいて、前記通知情報を生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記楽器は、前記発音体による発音の終了を指示する第1の演奏操作後の残響に影響を与える、第2の演奏操作を受け付ける演奏操作子を有し、
前記通知情報生成部は、
前記第2の演奏操作を受け付けていないときの前記発音状態を示す検出データに基づいて、前記通知情報を生成する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記単音の発音状態を示す検出データの収集結果に基づいて、特定の単音を発生させるための前記演奏操作を行うように前記楽器の演奏者に指示するための指示データを出力する指示部を備え、
前記通知情報生成部は、
前記指示データに基づく指示後に収集された、前記特定の単音の発音状態を示す検出データに基づいて、前記通知情報を生成する
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 演奏操作を受け付ける演奏操作子と、
前記演奏操作子が受け付けた演奏操作に応じて発音する発音体と、
前記受け付けた演奏操作を示す演奏情報を生成する演奏情報生成部と、
前記演奏情報生成部により生成された演奏情報によって、前記発音体の発音が単音により行われているかどうかを判断し、単音による発音が行われていると判断したときの前記発音体の発音状態を示す検出データと、当該発音の基となった前記演奏情報とを、当該検出データと当該演奏情報とに基づいて自楽器の状態を通知するための通知情報を生成する情報処理装置へ出力する通知情報出力部と
を備えることを特徴とする楽器。
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