JP6119331B2 - 情報処理システム、情報送信方法およびプログラム - Google Patents
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Description
上記のような画像処理装置では、本体制御部におけるOSが、画像処理装置における消費電力や実行したジョブのログを、操作部の動作に関するものも含め、動作ログとして一括して記録するようにしている。
そこで、例えば特許文献1には、ネットワーク上の複数機器(それぞれ異なるOSで動作する)が連携して実行するジョブの履歴情報(動作ログ)を一つのジョブ履歴として記録するためのシステムの構成について開示されている。
従って、特許文献1に記載の技術を用いても、上述したような本体制御部と動作部の動作ログの一括管理は実現できなかった。
また、このような問題は、操作部と本体以外の、任意の複数のモジュールにおける動作ログを一括して記録する場合にも、同様に発生するものである。
図1は、この発明の情報処理システムの一実施形態である画像処理システムの利用環境を示す図である。
Peripheral)であり、例えばプリンタ機能,スキャナ機能,コピー機能,メール送信機能等を備えている。
また、この画像処理システム1は、クライアントPC(パーソナルコンピュータ)2等の外部機器と、ネットワーク3を介して通信可能である。
クライアントPC2は、ユーザの指示に従って、印刷(画像形成)用のデータを作成し、それを画像処理システム1へ送信して印刷を行わせることができる。また、画像処理システム1から送られてくる情報を受信して、表示部に表示させ、ユーザに提示することもできる。
この画像処理システム1は、図2に示すように、ユーザから指示の入力を受け付ける操作部20と、操作部20が受け付けた指示に基づき動作する本体10とを備えている。そして、操作部20と本体10とを通信路30により相互に通信可能に接続している。
Data Association)等を用いることが考えられる。無線LANとしては、Wi−Fiネットワーク(以下単に「Wi−Fi」ともいう)がある。
そして、CPU11が、RAM13をワークエリアとしてROM12又はHDD14に記憶されたプログラムを実行する。それによって、本体10の各部を制御し、各種機能を実現する。この機能には、操作部20との通信制御及び、後述する画像処理システム1及び本体10の動作ログの記録に関する制御等が含まれる。
通信I/F15は、ネットワーク3を介してクライアントPC2等の外部機器と通信するためのインタフェースである。
なお、通信I/F15および接続I/F16は、有線、無線を問わず任意の規格のものを採用可能であり、一つのI/Fに通信I/F15と接続I/F16を兼ねさせるようにしてもよい。逆に、本体10が通信に用いるI/Fを3以上備えてもよい。
そして、CPU21が、RAM23をワークエリアとしてROM22又はフラッシュメモリ24に記憶されたプログラムを実行する。それによって、操作部20の各部を制御し、各種機能を実現する。この機能には、本体10との通信制御及び、後述する操作部20の動作ログの記録及び本体10への送信に関する制御等が含まれる。
通信I/F25は、ネットワーク3を介して図示しないウェブ(Web)サーバ等の外部装置と通信するためのインタフェースである。ここでは無線LAN規格のうち、Wi−Fi(登録商標)規格のインタフェースとしている。
なお、通信I/F25および接続I/F26は、有線、無線を問わず任意の規格のものを採用可能であり、一つのI/Fに通信I/F25と接続I/F26を兼ねさせるようにしてもよい。逆に、操作部20が通信に用いるI/Fを3以上備えてもよい。
操作部20が受け付けたユーザからの指示内容を本体10へ伝達する動作や、操作部20に表示させる情報を本体10から操作部20へ伝達する動作がこれに該当する。操作部20に表示させる情報には、例えば本体10における動作の実行状況、本体10においてなされている設定の内容、画像処理システム1全体および操作部20のログ情報などが挙げられる。
この実施形態の特徴は、ログ情報の記録に関する機能である。以下、この点について説明する。
図3は、図2に示した本体10および操作部20の機能構成を示すブロック図である。なお、図3において、ログ情報の記録に関連しない部分の図示は省略するか簡単にしている。
これらのうち本体消費電力計測部101は、本体10の消費電力を計測する。
また、操作部20から受信する動作ログとしては、後述する操作部20の消費電力の推移、本体10側のハードウェアを用いず操作部20側のハードウェアのみを用いて実行したジョブや通信のログ等が挙げられる。
例えば、依頼された処理がスキャンの場合には、エンジン制御部104へスキャンの実行を指示する。依頼された処理が印刷(プリント)の場合には、エンジン制御部104へ印刷の実行を指示する。受け付けた処理が電子メール送信の場合には、ネットワーク管理部105へ電子メール送信を指示する。
例えば、印刷実行の指示を受け取ると、プロッタ部が画像データに基づいてシート材に画像を印刷させる。スキャン実行の指示を受け取ると、スキャナ部に原稿をスキャンさせて画像を読み取らせる。コピー実行の指示を受け取ると、スキャナ部に原稿をスキャンさせて画像を読み取らせ、プロッタ部にその画像データに基づいてシート材に画像を印刷させる。
ネットワーク管理部105は、図2に示した通信I/F15を制御して外部装置との通信を実行させる。それによって、クライアントPC2等の外部装置から印刷データを含むプリントジョブを受信することができる。また、エンジン部17で読み取った画像データを電子メールに添付し、通信I/F15によってクライアントPC2等の外部機器へ送信することもできる。
これらのうち操作パネル27は、図2において説明した通りであり、ユーザからのジョブ実行の指示等の各種指示を受け付け、各種情報を表示してユーザに提示する機能を備える。
操作部消費電力計測部201は、操作部20の消費電力を計測する。
Wi−Fiネットワーク管理部203は、操作部20が備える通信I/F25のうち無線(この例ではWi−Fi)ネットワーク用の通信アダプタの制御・通信を行う。
このうち操作部アプリ211は、本体10側のハードウェアを利用せず、操作部20側のみでジョブを実行する。このような操作部アプリ211としては、例えばブラウザアプリがある。通信I/F25を介して外部のウェブサーバにアクセスし、そこから取得した画面を操作パネル27に表示させる場合、本体10側のハードウェアを利用する必要はない。
操作部OS220は、操作部20の制御に用いる基本ソフトウェアである。Android(登録商標)OSなど、公知の適当なOSを採用すればよい。また、本体10側のOSである本体OS110とは、相互に通信可能であれば、同じOSである必要はない。操作部20内の上述した操作部ログ情報管理部202等の各モジュールの動作は、この操作部OS220が管理する。
図4は、本体10および操作部20の各部のログ情報の取り扱いに関わる動作シーケンスの第1例として、消費電力に関するログの記録に係る動作を示す図である。
ログ記録管理部102は、本体消費電力計測部101から本体10の消費電力値を受け取ると、その計測日時(実施日時)を加えて本体10の消費電力ログ情報とし、HDD14に記録する(S3)。
操作部ログ情報管理部202は、操作部消費電力計測部201から操作部20の消費電力値を受け取ると、その計測日時(実施日時)を加えて操作部20の消費電力ログ情報とし、それをフラッシュメモリ24に記録する(S6)。
また、ステップS9で記録する画像処理システム1全体の消費電力ログ情報は、例えば表1に示すようなものである。表1の例において、例えば12:00−13:00においては、本体10側の消費電力が30W/hであり、操作部20側の消費電力が10W/hであり、合計で40W/hの消費電力となっている。しかし、画像処理システム1全体の消費電力ログ情報として、その合計の消費電力を記録し、後で参照できるようにすることができる。
図5の動作においては、まず操作部20側の操作部アプリ212(この例ではスキャンアプリ)が、スキャンジョブの実行指示の検出に応じて、ジョブ依頼部204に対してスキャン依頼を行う(S11)。このスキャンジョブは、本体10側のエンジン部17に原稿の画像を読み取らせ、その画像データを操作部20側で保存するジョブである。
以上の通り、画像処理システム1においては、操作部ログ情報管理部202がステップS23の処理を実行することにより、操作部20側の動作のログと本体10側の動作のログとを一括して記録することができる。
図6の動作においては、まず操作部20側の操作部アプリ212が、メール送信ジョブの実行指示の検出に応じて、ジョブ依頼部204に対してメール送信依頼を行う(S31)。このメール送信ジョブは、本体10側のネットワーク管理部105から電子メールを送信するジョブである。
図7において、ステップS51〜S53は、図5のステップS20〜S22と概ね同じ動作である。ただし、スキャンとは連動していない。また、ステップS54〜S57は、図6のステップS40〜S44と概ね同じ動作である。ただし、ステップS55で送信するものは、httpリクエストではなく、配信用文書である。
しかし、操作部ログ情報管理部202は、随時本体10との接続有無を監視している。そして、本体10が接続されたことを確認すると(S59のYes)、本体10側で記録されていない、本体10側に送信すべきログを記録済みログから選別して、本体10側のログ記録管理部102に送信する。ログ記録管理部102は、そのログを受信すると、そのログを、自身が記録済みのログに対し時系列でソートし挿入し、記録する(S61)。
図8の動作においては、操作部アプリ212が、操作部文書保存(S71)及び文書削除(S73)の動作を行い、これらの結果を操作部ログ情報管理部202に通知する(S72,S74)。そして、操作部ログ情報管理部202は、これらの通知に基づきログを記録する(S73,S75)。
しかし、操作部ログ情報管理部202は、これらのログが本体10側に通知すべきものと判断した場合にでも、すぐには送信を行わない。
操作部ログ情報管理部202は、この依頼を受けると、記録済みのログから本体10側へ送信すべきログを抽出し、本体10側へ送信する(S79)。ログ記録管理部102は、このログを受信すると、ログ記録管理部102が記録している本体10側のログと合わせてユーザに対して出力する(S80)。この出力は、画面への表示、印刷、電子メール等のメッセージによる送信等により行うことができる。
なお、ステップS77での指示は、ユーザからではなく、何らかの装置からのものであってもよい。
この発明の実施形態であるプログラムは、第1のモジュールを制御する第1のコンピュータと第2のモジュールを制御する第2のコンピュータに上述した機能を実現させるためのプログラムである。そして、このようなプログラムを第1,第2のコンピュータに実行させることにより、上述したような効果を得ることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードし、第1,第2のコンピュータにインストールして実行させることも可能である。
以上で実施形態の説明を終了するが、この発明において、各部の具体的な構成や処理の内容、通信の手順等は、実施形態で説明したものに限るものではない。
例えば、上述した実施形態では、画像処理システム1を、本体10と操作部20とを固定的に組み合わせて構成した例について説明したが、これには限られない。
操作部20と本体10とを、ハードウェアコンポーネントとして全く別の装置としてもよい。例えば、スマートフォン等のモバイル端末を操作部とし、MFP等の画像処理装置を動作部として画像処理システムあるいは情報処理システムを構成してもよい。特に、操作部と動作部を無線で接続する場合には、これらは全く独立した装置として構成可能である。
また、操作部20あるいは本体10の機能が全て1台の装置で実現される必要もない。複数台の装置が協働して操作部20あるいは本体10の機能を実現する構成であってもよい。
この場合において、モジュール間で通信を行うのであれば、情報処理装置を構成するどの部分をモジュールとするかも任意である。第1及び第2のモジュールは、ハードウェアモジュールだけでなく、ソフトウェアモジュールであってもよい。また、第1及び第2のモジュールは、それぞれ独立して動作可能な情報処理装置であってもよい。
また、以上説明してきた実施形態、動作例及び変形例の構成は、相互に矛盾しない限り任意に組み合わせて実施可能であることは勿論である。
Claims (10)
- 第1のモジュールと、前記第1のモジュールから取り外し可能な第2のモジュールとを備える情報処理システムであって、
前記第1のモジュールが、
該第1のモジュールの動作ログと、前記第2のモジュールから送信された該第2のモジュールの動作ログとを当該情報処理システムの動作ログとして一括して記録する第1のログ記録手段を備え、
前記第2のモジュールが、
該第2のモジュールの動作ログを記録する第2のログ記録手段と、
前記第2のモジュールと前記第1のモジュールとが接続された場合に、前記第2のログ記録手段が記録した動作ログのうち、前記第1のモジュールの動作ログとして記録されない動作ログを前記第1のモジュールに送信するログ送信手段とを備えることを特徴とする情報処理システム。 - 第1のモジュールと第2のモジュールとを備える情報処理システムであって、
前記第1のモジュールが、
該第1のモジュールの動作ログと、前記第2のモジュールから送信された該第2のモジュールの動作ログとを当該情報処理システムの動作ログとして一括して記録する第1のログ記録手段を備え、
前記第2のモジュールが、
該第2のモジュールの動作ログを記録する第2のログ記録手段と、
前記第1のモジュールとの接続の有無を監視する手段と、
前記第2のモジュールと前記第1のモジュールとが接続された場合に、前記第2のログ記録手段が記録した動作ログのうち、前記第1のモジュールの動作ログとして記録されない動作ログを前記第1のモジュールに送信するログ送信手段とを備えることを特徴とする情報処理システム。 - 請求項1又は2に記載の情報処理システムであって、
前記第1のモジュールの動作ログとして記録されない動作ログは、前記第1のモジュールのハードウェアを用いずに実行した動作のログであることを特徴とする情報処理システム。 - 請求項1又は2に記載の情報処理システムであって、
前記第1のモジュールの動作ログとして記録されない動作ログは、前記第1のモジュールのハードウェアを用いずに実行した通信のログであることを特徴とする情報処理システム。 - 請求項1又は2に記載の情報処理システムであって、
前記第1のモジュールの動作ログとして記録されない動作ログは、前記第2のモジュールの消費電力であることを特徴とする情報処理システム。 - 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の情報処理システムであって、
前記第2のモジュールの前記ログ送信手段は、ユーザからの指示があった場合にも、前記第1のモジュールへの前記第1のモジュールの動作ログとして記録されない動作ログの送信を行うことを特徴とする情報処理システム。 - 第1のモジュールと、前記第1のモジュールから取り外し可能な第2のモジュールとを備える情報処理システムにおける情報処理方法であって、
前記第1のモジュールが、
該第1のモジュールの動作ログと、前記第2のモジュールから送信された該第2のモジュールの動作ログとを当該情報処理システムの動作ログとして一括して記録する第1のログ記録手順を実行し、
前記第2のモジュールが、
該第2のモジュールの動作ログを記録する第2のログ記録手順と、
前記第2のモジュールと前記第1のモジュールとが接続された場合に、前記第2のログ記録手順で記録した動作ログのうち、前記第1のモジュールの動作ログとして記録されない動作ログを前記第1のモジュールに送信するログ送信手順とを実行することを特徴とする情報処理方法。 - 第1のモジュールと第2のモジュールとを備える情報処理システムにおける情報処理方法であって、
前記第1のモジュールが、
該第1のモジュールの動作ログと、前記第2のモジュールから送信された該第2のモジュールの動作ログとを当該情報処理システムの動作ログとして一括して記録する第1のログ記録手順を実行し、
前記第2のモジュールが、
該第2のモジュールの動作ログを記録する第2のログ記録手順と、
前記第1のモジュールとの接続の有無を監視する手順と、
前記第2のモジュールと前記第1のモジュールとが接続された場合に、前記第2のログ記録手順で記録した動作ログのうち、前記第1のモジュールの動作ログとして記録されない動作ログを前記第1のモジュールに送信するログ送信手順とを実行することを特徴とする情報処理方法。 - 第1のモジュールを制御する第1のコンピュータを、
前記第1のモジュールの動作ログと、第2のモジュールから送信された該第2のモジュールの動作ログとを、該第1及び第2のモジュールを備える情報処理システムの動作ログとして一括して記録する第1のログ記録手段として機能させるための第1のプログラムと、
前記第1のモジュールから取り外し可能な前記第2のモジュールを制御する第2のコンピュータを、
該第2のモジュールの動作ログを記録する第2のログ記録手段と、
前記第1のモジュールと前記第2のモジュールとが接続された場合に、前記第2のログ記録手段が記録した動作ログのうち、前記第1のモジュールの動作ログとして記録されない動作ログを前記第1のモジュールに送信するログ送信手段として機能させるための第2のプログラムとを含むプログラム。 - 第1のモジュールを制御する第1のコンピュータを、
前記第1のモジュールの動作ログと、第2のモジュールから送信された該第2のモジュールの動作ログとを、該第1及び第2のモジュールを備える情報処理システムの動作ログとして一括して記録する第1のログの記録手段として機能させるための第1のプログラムと、
前記第2のモジュールを制御する第2のコンピュータを、
該第2のモジュールの動作ログを記録する第2のログ記録手段と、
前記第1のモジュールとの接続の有無を監視する手段と、
前記第2のモジュールと前記第1のモジュールとが接続された場合に、前記第2のログ記録手段が記録した動作ログのうち、前記第1のモジュールの動作ログとして記録されない動作ログを前記第1のモジュールに送信するログ送信手段として機能させるための第2のプログラムとを含むプログラム。
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