JP6117672B2 - 車両用動力伝達装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用動力伝達装置に関する。
特許文献1には、エンジンに接続された入力軸と一体に回転する偏心ディスクにコネクティングロッドの大端部を接続するとともに、コネクティングロッドの小端部を、ワンウェイクラッチを介して出力軸に接続する構成の車両用動力伝達装置が開示されている。この車両用動力伝達装置は、偏心ディスクの偏心回転により発生するコネクティングロッドの往復運動をワンウェイクラッチによって出力軸の一方向の回転運動に変換するものである。
独国特許出願公開第DE 10 2009 031 791 A1号明細書
図9は、従来の車両用動力伝達装置のコネクティングロッドの概略を示す図である。コネクティングロッド900は、大端部903および小端部905を備えている。小端部905の近傍の領域910は、ワンウェイクラッチ920との干渉を防止するため、くびれ形状にする必要がある。しかしながら、大端部903の中心Ob、小端部905の中心Osおよびワンウェイクラッチ920の相対的なレイアウトによっては、くびれ形状部の曲げ強度を十分に確保できない場合が生じ得る(図9(A))。
また、ワンウェイクラッチ920との干渉を避けるようにコネクティングロッドの形状を、中心Obおよび中心Osを結ぶ中心線Cに対して上方に湾曲させることにより(図9(B))、くびれ形状部915を幅広にすることができ、くびれ形状部915の曲げ強度を確保することができる。しかしながら、大端部903および小端部905を連結する連結部950は、大端部903の中心Obおよび小端部905の中心Osを結ぶ中心線Cに対して上下非対称な構成となる。コネクティングロッド901が圧縮荷重を受けたときに座屈するような曲げ変形を伴い、大端部903を支持するボールベアリングのボール(転動体)が受ける荷重分布は不均一なものとなる。
図10は、コネクティングロッド901の大端部903を支持するボールベアリングの転動体が受ける荷重分布を説明する図である。図10(A)は、図9(B)で説明したコネクティングロッド901を示すものであり、図10(B)は転動体の位置および各転動体が受ける荷重(分担荷重)の関係を示す図である。
図10(B)の横軸は、小端部905から最も遠いボールベアリングの位置をθ=0°とし、その位置を起点として反時計回り方向の転動体の位置(deg)を示している。図10(B)の縦軸は、転動体の各位置において測定した、転動体が受ける荷重(分担荷重:N)を示している。転動体の位置が、0°≦θ<90°の範囲、および270°<θ≦360°の範囲では荷重がゼロであり、90°≦θ≦270°の範囲で荷重が発生するが、ピーク荷重が発生する位置は、θ=180°の位置ではなく、θ=170°の近傍の位置である。
コネクティングロッド901の形状が中心線Cに対して線対称であれば、ピーク荷重はθ=180°の位置で発生するはずであるが、コネクティングロッド901の形状が中心線Cに対して非対称であるため、コネクティングロッド901の圧縮荷重に対する剛性が中心線Cの下半部で高く上半部で低くなるため、圧縮荷重に対する剛性が高い下半部(θ=170°の近傍)で大きな荷重が伝達されるためである。このため、大端部903を支持するボールベアリングの転動体が受ける荷重分布は不均一なものとなる。
本発明は前述の事情に鑑み、コネクティングロッドのくびれ部の曲げ強度を確保するともに、連結部に伝わる荷重を均等に配分して、転動体が受ける荷重分布を均一にすることが可能な車両用動力伝達装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された本発明は、駆動源に接続された入力軸と、
前記入力軸と平行に配置された出力軸と、
前記出力軸に揺動可能に支持された揺動リンクと、
前記出力軸および前記揺動リンクの間に配置され、前記揺動リンクが一方向に揺動したときに係合し、他方向に揺動したときに係合解除するワンウェイクラッチと、
前記入力軸と一体に偏心回転する偏心ディスクと、
前記偏心ディスクの偏心量を変更する変速アクチュエータと、
前記偏心ディスクおよび前記揺動リンクを接続するコネクティングロッドと、を備える車両用動力伝達装置であって、
前記コネクティングロッドは、
前記偏心ディスクの外周面に設けられたベアリングに圧入される環状の大端部と、
前記揺動リンクに接続される小端部と、
前記大端部および前記小端部を連結する連結部と、
を備え、
前記連結部は、
前記揺動リンクが揺動する際に、前記ワンウェイクラッチと干渉しないように設けられたくびれ部と、
前記ワンウェイクラッチに向かって形成された前記くびれ部の一方側の側面に対して他方側の側面に設けられたリブ部と、
前記大端部と前記くびれ部との間を連結する第1連結部と、
前記大端部の中心と前記小端部の中心とを結ぶ中心線に対して前記第1連結部と対称の位置に構成され、前記大端部と前記くびれ部との間を連結する第2連結部と、
を備え
前記くびれ部および前記リブ部のそれぞれは前記中心線に対して非対称に配置されていることを特徴とする車両用動力伝達装置が提案される。
また、請求項2に記載された本発明は、請求項1の構成に加えて、前記大端部の中心軸と前記小端部の中心軸とを含む第1平面に対して直交し、前記くびれ部において前記大端部と前記小端部とを分かつ第2平面の面内において、前記くびれ部および前記リブ部は、前記第1平面の一方側の断面積と、前記第1平面の他方側の断面積と、が等しくなるように構成されていることを特徴とする車両用動力伝達装置が提案される。
また、請求項3に記載された本発明においては、請求項1または請求項2の構成に加え、前記大端部の中心軸と前記小端部の中心軸とを含む第1平面に直交し、かつ、前記第1平面に直交し前記くびれ部において前記大端部と前記小端部とを分かつ第2平面に直交し、前記大端部の外周面の中心と前記小端部の外周面の中心とを含む第3平面に対して、前記くびれ部および前記リブ部の断面形状は、当該第3平面の一方側の形状と、当該第3平面の他方側の形状と、が対称になるように構成されていることを特徴とする車両用動力伝達装置が提案される。
また、請求項4に記載された本発明においては、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の構成に加え、前記連結部は、
記中心線に対して、対称に構成された貫通孔を備え、
前記貫通孔は前記第1連結部と前記第2連結部との間に形成されており、
前記第1連結部の剛性は前記第2連結部の剛性と同一となるように構成されていることを特徴とする車両用動力伝達装置が提案される。
請求項1の構成によれば、コネクティングロッドのくびれ部の曲げ強度を確保するともに、連結部に伝わる荷重を均等に配分して、転動体が受ける荷重分布を均一にすることが可能になる。
また請求項2の構成によれば、連結部に伝わる荷重を均等に配分して、転動体が受ける荷重分布を均一にすることが可能になる。
また、請求項3の構成によれば、軸方向のスラスト力の発生を抑制しつつ、くびれ部およびリブ部から第1連結部側および第2連結部側に伝達される荷重を均等に配分することが可能になる。
また、請求項4の構成によれば、連結部に伝わる荷重を均等に配分して、転動体が受ける荷重分布を均一にすることが可能になる。
車両用動力伝達装置のスケルトン図。 図1の2部詳細図。 図2の3−3線断面図(TOP状態)。 図2の3−3線断面図(LOW状態)。 TOP状態での作用説明図。 LOW状態での作用説明図。 コネクティングロッドの形状を示す図。 ボールベアリングに作用する荷重を説明する図。 従来の車両用動力伝達装置のコネクティングロッドを示す図。 ボールベアリングの転動体が受ける荷重分布を説明する図。
以下、図1〜図8に基づいて本発明の実施形態を説明する。図1に示すように、駆動源であるエンジンEの駆動力を左右の車軸10,10を介して駆動輪W,Wに伝達する車両用動力伝達装置は、クランク式の無段変速機TおよびディファレンシャルギヤDを備える。
次に、無段変速機Tの構造を図2〜図6に基づいて説明する。図2および図3に示すように、本実施形態の無段変速機Tは同一構造を有する複数個(実施形態では4個の場合を例示している)の動力伝達ユニットUを軸方向に重ね合わせたもので、それらの動力伝達ユニットUは平行に配置された共通の入力軸11および共通の出力軸12を備えており、入力軸11の回転が減速または増速されて出力軸12に伝達される。
以下、代表として一つの動力伝達ユニットUの構造を説明する。エンジンEに接続されて回転する入力軸11は、電動モータのような変速アクチュエータ14の中空の回転軸14aの内部を相対回転自在に貫通する。変速アクチュエータ14のロータ14bは回転軸14aに固定されており、ステータ14cはケーシングに固定される。変速アクチュエータ14の回転軸14aは、入力軸11と同速度で回転可能であり、かつ入力軸11に対して異なる速度で相対回転可能である。
変速アクチュエータ14の回転軸14aを貫通した入力軸11には第1ピニオン15が固定されており、この第1ピニオン15を跨ぐように変速アクチュエータ14の回転軸14aにクランク状のキャリヤ16が接続される。第1ピニオン15と同径の2個の第2ピニオン17,17が、第1ピニオン15と協働して正三角形を構成する位置にそれぞれピニオンピン16a,16aを介して支持されており、これら第1ピニオン15および第2ピニオン17,17に、円板形の偏心ディスク18の内部に偏心して形成されたリングギヤ18aが噛合する。
コネクティングロッド19は、大端部19aおよび小端部19bを備えており、大端部19aは偏心ディスク18の外周にボールベアリング20を介して相対回転自在に嵌合し、小端部19bは出力軸12の外周に揺動可能支持された揺動リンク13にピン26を介して枢支されている。
出力軸12および揺動リンク13間に配置されたワンウェイクラッチ21は、揺動リンク13の内周面に圧入された環状のアウター部材22と、アウター部材22の内部に配置されて出力軸12に固定されたインナー部材23と、アウター部材22とインナー部材23との間に形成された楔状の空間に配置されてエンゲージスプリング24で付勢されたローラ25とを備える。ワンウェイクラッチ21は揺動リンク13が一方向に揺動したときに係合し、他方向に揺動したときに係合解除する。
図2に示すように、4個の動力伝達ユニットUはクランク状のキャリヤ16を共有しているが、キャリヤ16に第2ピニオン17,17を介して支持される偏心ディスク18の位相は各々の動力伝達ユニットUで90°ずつ異なっている。例えば、図2において、左端の動力伝達ユニットUの偏心ディスク18は入力軸11に対して図中上方に変位し、左から3番目の動力伝達ユニットUの偏心ディスク18は入力軸11に対して図中下方に変位し、左から2番目および4番目の動力伝達ユニットU,Uの偏心ディスク18,18は上下方向中間に位置している。
尚、図1〜図6ではコネクティングロッド19の形状が模式的に示されているが、コネクティングロッド19の形状については、図7、図8に基づいて詳細に説明する。
図7(A)は、実施形態に係るコネクティングロッド19の形状を示す図である。コネクティングロッド19は、偏心ディスク18の外周面に設けられたボールベアリング20に圧入される環状の大端部19aと、揺動リンク13に接続された小端部19bと、大端部19aおよび小端部19bを連結する連結部とを備える。ここで、連結部は、揺動リンク13が揺動する際にワンウェイクラッチ21と干渉しないように設けられたくびれ部19cと、くびれ部19cの曲げ強度を補強するリブ部19dと、くびれ部19cと大端部19aとを連結する第1連結部19eおよび第2連結部fを備える。リブ部19dは、ワンウェイクラッチに対してくびれ部19cの上方側の側面に設けられている。すなわち、リブ部19dは、ワンウェイクラッチに向かって形成されたくびれ部19cの一方側の側面に対して他方側の側面に設けられている。
図7(A)に示すように、第1連結部19eおよび第2連結部19fは中心線Cに対して、上下対称(線対称)に構成されている。また、第1連結部19eおよび第2連結部19fの内側には、略三角形の貫通孔19h(開口部)が形成されている。貫通孔19hは中心線Cの上方側および下方側に跨がり、かつ大端部19aの外周に沿うように形成されている。また、貫通孔19hは中心線Cに対して、上下対称(線対称)に構成されている。貫通孔19hの上方側に第1連結部19eが形成され、貫通孔19eの下方側に第2連結部19fが形成されている。
第1連結部19eの剛性および第2連結部19fの剛性は、それぞれ同一となるように構成されている。剛性は、例えば、コネクティングロッド19を構成する材料の弾性係数と、それぞれの連結部の断面形状に応じて定められる断面二次モーメントとの積により取得することができる。弾性係数は材料固有の特性値として取得することができるので、第1連結部19eの剛性および第2連結部19fの剛性が同一となるためには、断面二次モーメントが同一となるように、両者の断面形状を定めればよい。このように、第1連結部19eの剛性および第2連結部19fの剛性を同一にすることで、第1連結部19eおよび第2連結部19fは、コネクティングロッド19に加わる荷重を均等に分担することが可能となり、これにより、大端部19aを支持するボールベアリング20の転動体の分担荷重を均一にすることができる。
図7(B)は、小端部19b、くびれ部19cおよびリブ部19dの構成を示す拡大斜視図である。図7(B)に示すように、くびれ部19cの上方側側面および下方側側面は円弧状に構成されている。くびれ部19cの上方側側面に板状のリブ部19dが設けられている。
図7(C)は、図7(A)のAA断面を矢印方向から見た、くびれ部19cおよびリブ部19dの断面形状を例示する図である。図7(C)において、平面Pは、大端部19aの外周面の中心Obを通る中心軸(大端部19aの中心軸)と小端部19bの外周面の中心Osを通る中心軸(小端部19bの中心軸)とを同一平面内に含む平面である。平面Pに対して、リブ部19dは、くびれ部19cの上方側側面に設けられている。このように、くびれ部19cの上方側側面にリブ部19dを設けることにより、コネクティングロッド19に加わる荷重はリブ部19d及びくびれ部19cで配分されるため、くびれ部19cの曲げ強度の向上を図ることが可能になる。
図7(C)のAA断面は、大端部19aの中心軸と小端部19bの中心軸とを同一平面内に含む平面P(第1平面)に対して直交し、くびれ部19cにおいて大端部19aと小端部19bとを分かつ平面(第2平面)である。AA断面の面内において、くびれ部19cおよびリブ部19dの断面積は、平面Pの上方側(一方側)と平面Pの下方側(他方側)に分けられる。くびれ部19cおよびリブ部19dは、平面Pの一方側の断面積と、平面Pの他方側の断面積と、が等しくなるように構成されている。平面Pの上方側(一方側)の断面積A1と平面Pの下方側(他方側)の断面積A2とが等しくなるように、リブ部19dの幅W1および高さH1、くびれ部19cの幅W2および高さH2は構成されている。平面Pの上方側(一方側)および平面Pの下方側(他方側)の断面積が等しくなるように、くびれ部19cおよびリブ部19dを構成することにより、くびれ部19cおよびリブ部19dから第1連結部19eおよび第2連結部19f側に伝達する荷重を均等に配分することができる。第1連結部19eおよび第2連結部19f側に加重を均等に伝達することにより、ボールベアリング20の転動体に加わる荷重の分布を均一にすることができる。
図7(C)の平面Bは、大端部19aの中心軸と小端部19bの中心軸とを含む平面P(第1平面)に直交し、かつ、平面P(第1平面)に直交しくびれ部19cにおいて大端部19aと小端部19bとを分かつ平面(AA断面:第2平面)に直交し、大端部19aの外周面の中心Obと小端部の外周面の中心Osとを含む平面(第3平面)である。AA断面におけるコネクティングロッド19の断面形状は平面Bに対して左右対称となる。すなわち、くびれ部19cおよびリブ部19dの断面形状は、平面B(中心平面)の一方側の形状と、平面B(中心平面)の他方側の形状とが対称(左右対称)になるように構成されている。このように、くびれ部19cおよびリブ部19dの断面形状を左右対称とすることにより、左右方向(軸方向)のスラスト力の発生を抑制することが可能になる。スラスト力の発生を抑制しつつ、くびれ部19cおよびリブ部19dから第1連結部19eおよび第2連結部19f側に伝達する荷重を均等に配分することができる。ボールベアリング20の転動体に加わる荷重の分布も均一なものとなり、スラスト力の影響による転動体のフリクションを低減することができる。
次に、上記構成を備えた本発明の実施形態の作用を説明する。先ず、無段変速機Tの一つの動力伝達ユニットUの作用を説明する。変速アクチュエータ14の回転軸14aを入力軸11に対して相対回転させると、入力軸11の軸線L1まわりにキャリヤ16が回転する。このとき、キャリヤ16の中心O、つまり第1ピニオン15および2個の第2ピニオン17,17が成す正三角形の中心は入力軸11の軸線L1まわりに回転する。
図3および図5は、キャリヤ16の中心Oが第1ピニオン15(つまり入力軸11)に対して出力軸12と反対側にある状態を示しており、このとき入力軸11に対する偏心ディスク18の偏心量が最大になって無段変速機TのレシオはTOP状態になる。図4および図6は、キャリヤ16の中心Oが第1ピニオン15(つまり入力軸11)に対して出力軸12と同じ側にある状態を示しており、このとき入力軸11に対する偏心ディスク18の偏心量が最小になって無段変速機TのレシオはLOW状態になる。
図5に示すTOP状態で、エンジンEで入力軸11を回転させるとともに、入力軸11と同速度で変速アクチュエータ14の回転軸14aを回転させると、入力軸11、回転軸14a、キャリヤ16、第1ピニオン15、2個の第2ピニオン17,17および偏心ディスク18が一体になった状態で、入力軸11を中心に反時計方向(矢印A参照)に偏心回転する。図5(A)から図5(B)を経て図5(C)の状態へと回転する間に、偏心ディスク18の外周に大端部19aをボールベアリング20を介して相対回転自在に支持されたコネクティングロッド19は、その小端部19bにピン26で枢支された揺動リンク13を反時計方向(矢印B参照)に揺動させる。図5(A)および図5(C)は、揺動リンク13の矢印B方向の揺動の両端を示している。
このようにして揺動リンク13が矢印B方向に揺動すると、ワンウェイクラッチ21のアウター部材22およびインナー部材23間の楔状の空間にローラ25が噛み込み、アウター部材22の回転がインナー部材23を介して出力軸12に伝達されるため、出力軸12は反時計方向(矢印C参照)に回転する。
入力軸11および第1ピニオン15が更に回転すると、第1ピニオン15および第2ピニオン17,17にリングギヤ18aを噛合させた偏心ディスク18が反時計方向(矢印A参照)に偏心回転する。図5(C)から図5(D)を経て図5(A)の状態へと回転する間に、偏心ディスク18の外周に大端部19aをボールベアリング20を介して相対回転自在に支持されたコネクティングロッド19は、その小端部19bにピン26で枢支された揺動リンク13を時計方向(矢印B′参照)に揺動させる。図5(C)および図5(A)は、揺動リンク13の矢印B′方向の揺動の両端を示している。
このようにして揺動リンク13が矢印B′方向に揺動すると、アウター部材22とインナー部材23との間の楔状の空間からローラ25がエンゲージスプリング24を圧縮しながら押し出されることで、アウター部材22がインナー部材23に対してスリップして出力軸12は回転しない。
以上のように、揺動リンク13が往復揺動したとき、揺動リンク13の揺動方向が反時計方向(矢印B参照)のときだけ出力軸12が反時計方向(矢印C参照)に回転するため、出力軸12は間欠回転することになる。
図6は、LOW状態で無段変速機Tを運転するときの作用を示すものである。このとき、入力軸11の位置は偏心ディスク18の中心に一致しているので、入力軸11に対する偏心ディスク18の偏心量はゼロになる。この状態でエンジンEで入力軸11を回転させるとともに、入力軸11と同速度で変速アクチュエータ14の回転軸14aを回転させると、入力軸11、回転軸14a、キャリヤ16、第1ピニオン15、2個の第2ピニオン17,17および偏心ディスク18が一体になった状態で、入力軸11を中心に反時計方向(矢印A参照)に偏心回転する。しかしながら、偏心ディスク18の偏心量がゼロであるため、コネクティングロッド19の往復運動のストロークもゼロになり、出力軸12は回転しない。
従って、変速アクチュエータ14を駆動してキャリヤ16の位置を図3のTOP状態と図4のLOW状態との間に設定すれば、ゼロレシオおよび所定レシオ間の任意のレシオでの運転が可能になる。
無段変速機Tは、並置された4個の動力伝達ユニットUの偏心ディスク18の位相が相互に90°ずつ、ずれているため、4個の動力伝達ユニットUが交互に駆動力を伝達することで、つまり4個のワンウェイクラッチ21の何れかが必ず係合状態にあることで、出力軸12を連続回転させることができる。
図8は、以上のように入力軸11の回転に伴ってコネクティングロッドが出力軸12に駆動力を伝達する場合、コネクティングロッド19の大端部19aを支持するボールベアリング20の転動体が受ける荷重分布を説明する図である。
図8(A)は、図7で説明した実施形態にかかるコネクティングロッド19示すものであり、図8(B)は、実施形態にかかる転動体の位置および各転動体が受ける荷重(分担荷重)の関係を示す図である。平面Pの上方側(一方側)の断面積A1と平面Pの下方側(他方側)の断面積A2とが等しくなるように構成されているものとする。
図8(B)の横軸は、小端部19bから最も遠いボールベアリングの位置をθ=0°とし、その位置を起点として時計回り方向の転動体の位置(deg)を示している。図8(B)の縦軸は、転動体の各位置において測定した、転動体が受ける荷重(分担荷重:N)を示している。転動体の位置が、0°≦θ<90°の範囲、および270°<θ≦360°の範囲では荷重はゼロである。90°≦θ≦270°の範囲で荷重が発生するが、θ=180°を中心として略θ=140°から220°の範囲で発生するピーク荷重は、ほぼ均等な荷重分布を示す。
第1連結部19eに配分する荷重をf1とし、第2連結部19fに配分する荷重をf2とすると、配分される荷重の関係はf1=f2となる。本実施形態によれば、コネクティングロッド19に加わる荷重Fを、第1連結部19eおよび第2連結部19fに対して、均等に配分することが可能となり、これにより、大端部19aを支持するボールベアリング20の転動体の分担荷重を均一にすることができる。
図8(C)は、比較例として、平面Pの上方側の断面積A1と下方側の断面積A2とが一致しない場合の転動体の位置と分担荷重の関係を示す図である。転動体の位置が、0°≦θ<90°の範囲、および270°<θ≦360°の範囲では荷重はゼロであるが、θ=140°付近でピーク荷重が発生し、荷重分布は図8(B)のように均等にならない。これは、断面積の関係が、平面Pの上方側の断面積A1>下方側の断面積A2となり、リブ部19dを含む平面Pの上方側の断面積A1側から第1連結部19e側に配分される荷重が、下方側の断面積A2側から第2連結部19fに配分される荷重よりも多くなるためである。
本実施形態によれば、コネクティングロッドのくびれ部の曲げ強度を確保するともに、連結部に伝わる荷重を均等に配分して、転動体が受ける荷重分布を均一にすることが可能になる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、本発明のベアリングは実施形態のボールベアリング20に限定されず、ニードルベアリング、ローラベアリング、プレーンベアリング等の任意のベアリングであっても良い。また実施の形態のコネクティングロッド19は圧縮荷重で駆動力を伝達しているが、引張荷重で駆動力を伝達するものであっても良い。

Claims (6)

  1. 駆動源に接続された入力軸と、
    前記入力軸と平行に配置された出力軸と、
    前記出力軸に揺動可能に支持された揺動リンクと、
    前記出力軸および前記揺動リンクの間に配置され、前記揺動リンクが一方向に揺動したときに係合し、他方向に揺動したときに係合解除するワンウェイクラッチと、
    前記入力軸と一体に偏心回転する偏心ディスクと、
    前記偏心ディスクの偏心量を変更する変速アクチュエータと、
    前記偏心ディスクおよび前記揺動リンクを接続するコネクティングロッドと、を備える車両用動力伝達装置であって、
    前記コネクティングロッドは、
    前記偏心ディスクの外周面に設けられたベアリングに圧入される環状の大端部と、
    前記揺動リンクに接続される小端部と、
    前記大端部および前記小端部を連結する連結部と、
    を備え、
    前記連結部は、
    前記揺動リンクが揺動する際に、前記ワンウェイクラッチと干渉しないように設けられたくびれ部と、
    前記ワンウェイクラッチに向かって形成された前記くびれ部の一方側の側面に対して他方側の側面に設けられたリブ部と、
    前記大端部と前記くびれ部との間を連結する第1連結部と、
    前記大端部の中心と前記小端部の中心とを結ぶ中心線に対して前記第1連結部と対称の位置に構成され、前記大端部と前記くびれ部との間を連結する第2連結部と、を備え
    前記くびれ部および前記リブ部のそれぞれは前記中心線に対して非対称に配置されていることを特徴とする車両用動力伝達装置。
  2. 前記大端部の中心軸と前記小端部の中心軸とを含む第1平面に対して直交し、前記くびれ部において前記大端部と前記小端部とを分かつ第2平面の面内において、前記くびれ部および前記リブ部は、前記第1平面の一方側の断面積と、前記第1平面の他方側の断面積と、が等しくなるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用動力伝達装置。
  3. 前記大端部の中心軸と前記小端部の中心軸とを含む第1平面に直交し、かつ、前記第1平面に直交し前記くびれ部において前記大端部と前記小端部とを分かつ第2平面に直交し、前記大端部の外周面の中心と前記小端部の外周面の中心とを含む第3平面に対して、前記くびれ部および前記リブ部の断面形状は、当該第3平面の一方側の形状と、当該第3平面の他方側の形状と、が対称になるように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用動力伝達装置。
  4. 前記連結部は、
    記中心線に対して、対称に構成された貫通孔を備え、
    前記貫通孔は前記第1連結部と前記第2連結部との間に形成されており、
    前記第1連結部の剛性は前記第2連結部の剛性と同一となるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用動力伝達装置。
  5. 駆動源に接続された入力軸と、
    前記入力軸と平行に配置された出力軸と、
    前記出力軸に揺動可能に支持された揺動リンクと、
    前記出力軸および前記揺動リンクの間に配置され、前記揺動リンクが一方向に揺動したときに係合し、他方向に揺動したときに係合解除するワンウェイクラッチと、
    前記入力軸と一体に偏心回転する偏心ディスクと、
    前記偏心ディスクの偏心量を変更する変速アクチュエータと、
    前記偏心ディスクおよび前記揺動リンクを接続するコネクティングロッドと、を備える車両用動力伝達装置であって、
    前記コネクティングロッドは、
    前記偏心ディスクの外周面に設けられたベアリングに圧入される環状の大端部と、
    前記揺動リンクに接続される小端部と、
    前記大端部および前記小端部を連結する連結部と、
    を備え、
    前記連結部は、
    前記揺動リンクが揺動する際に、前記ワンウェイクラッチと干渉しないように設けられたくびれ部と、
    前記ワンウェイクラッチに向かって形成された前記くびれ部の一方側の側面に対して他方側の側面に設けられたリブ部と、を備え、
    前記大端部の中心軸と前記小端部の中心軸とを含む第1平面に対して直交し、前記くびれ部において前記大端部と前記小端部とを分かつ第2平面の面内において、前記くびれ部および前記リブ部は、前記第1平面の一方側の断面積と、前記第1平面の他方側の断面積と、が等しくなるように構成されていることを特徴とする車両用動力伝達装置。
  6. 駆動源に接続された入力軸と、
    前記入力軸と平行に配置された出力軸と、
    前記出力軸に揺動可能に支持された揺動リンクと、
    前記出力軸および前記揺動リンクの間に配置され、前記揺動リンクが一方向に揺動したときに係合し、他方向に揺動したときに係合解除するワンウェイクラッチと、
    前記入力軸と一体に偏心回転する偏心ディスクと、
    前記偏心ディスクの偏心量を変更する変速アクチュエータと、
    前記偏心ディスクおよび前記揺動リンクを接続するコネクティングロッドと、を備える車両用動力伝達装置であって、
    前記コネクティングロッドは、
    前記偏心ディスクの外周面に設けられたベアリングに圧入される環状の大端部と、
    前記揺動リンクに接続される小端部と、
    前記大端部および前記小端部を連結する連結部と、
    を備え、
    前記連結部は、
    前記揺動リンクが揺動する際に、前記ワンウェイクラッチと干渉しないように設けられたくびれ部と、
    前記ワンウェイクラッチに向かって形成された前記くびれ部の一方側の側面に対して他方側の側面に設けられたリブ部と、を備え、
    前記連結部は、
    前記大端部の中心と前記小端部の中心とを結ぶ中心線に対して、対称に構成された貫通孔と、
    前記大端部と前記くびれ部との間を連結する第1連結部と、
    前記中心線に対して前記第1連結部と対称の位置に構成され、前記大端部と前記くびれ部との間を連結する第2連結部と、
    を備え、
    前記貫通孔は前記第1連結部と前記第2連結部との間に形成されており、
    前記第1連結部の剛性は前記第2連結部の剛性と同一となるように構成されていることを特徴とする車両用動力伝達装置。
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