JP6117499B2 - 唾液検査を用いた生活習慣病判定支援方法 - Google Patents

唾液検査を用いた生活習慣病判定支援方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6117499B2
JP6117499B2 JP2012184407A JP2012184407A JP6117499B2 JP 6117499 B2 JP6117499 B2 JP 6117499B2 JP 2012184407 A JP2012184407 A JP 2012184407A JP 2012184407 A JP2012184407 A JP 2012184407A JP 6117499 B2 JP6117499 B2 JP 6117499B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
saliva
correlation
lifestyle
related disease
predetermined component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012184407A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014041096A (ja
Inventor
藤井 泰久
泰久 藤井
孝清 多田
孝清 多田
沙世子 田中
沙世子 田中
信子 松本
信子 松本
民谷 栄一
栄一 民谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Research Institute KRI Inc
Osaka University NUC
Original Assignee
Kansai Research Institute KRI Inc
Osaka University NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kansai Research Institute KRI Inc, Osaka University NUC filed Critical Kansai Research Institute KRI Inc
Priority to JP2012184407A priority Critical patent/JP6117499B2/ja
Publication of JP2014041096A publication Critical patent/JP2014041096A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6117499B2 publication Critical patent/JP6117499B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Description

本発明は、唾液検査を用いた生活習慣病判定方法に関する。より詳細には、ドクターの診断をまたずとも被験者が自ら判定を行える支援方法である。
従来から、体液(血液、尿、唾液など)の酸化還元電位を測定し、病気や痛みの度合いを数値化し、健康値と疾病値の数値ゾーンを示して、被験者の健康と酸化還元電位値の健康目安を示すことが知られている(特許文献1参照)。
また、脂溶性ビタミンなどの生体内移行を唾液から測定することが知られている(特許文献2参照)。
また、血液と唾液中のそれぞれのヒト脳型プロスタグランジンD合成酵素の濃度を測定し、虚血性疾患の検出をすることが知られている(特許文献参照)。
また、従来の唾液検査の問題点として、日内変動、日間変動、個人差が大きいと考えられている。また、口腔内病変の影響も受けることがあり、血液検査のように唾液検査のデータのみでは基準が決めにくいと考えられる。
特開2002−207037 JP WO2005−085843
そこで、唾液検査における唾液採取の方法を確立し、唾液検査でも血液検査のように判断基準を設定することが求められている。ところで、上記特許文献1から3は唾液と血液中の同じ成分を測定しており、同じ成分同士での相関を見ているにすぎず、唾液中の成分と異なる血液の成分とを測定しておいて、それらの相関を求めるものではない。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、唾液に関する所定の第1測定結果(例えば所定成分の測定値)と、前記唾液に関する所定の第1測定結果とは異なる、血液に関する所定の第2測定結果(例えば所定成分の測定値)とをそれぞれ測定して互いの相関を予め求め、この相関を用いて、日々の唾液検査から生活習慣病(予備軍、進行状況を含む)を判定することができる生活習慣病判定支援方法を提供する。
上記課題を解決するために、鋭意研究を重ねた結果、以下の本発明を完成するに至ったものである。すなわち、本発明は、唾液に基づいて生活習慣病を判定する生活習慣病判定支援方法であって、
唾液中の所定成分と、当該唾液中の所定成分と異なる血液中の所定成分との第1相関関係を予め求める第1準備工程と、
唾液検査をする場合に、唾液を採取する採取工程と、
前記採取工程で採取された唾液中の所定成分を測定する成分測定工程と、
前記成分測定工程で測定された唾液中の所定成分の測定値と、前記第1準備工程で予め求められた第1相関関係に基づき、生活習慣病を判定する第1判定工程と、を含む。
この構成によれば、唾液に関する所定の第1測定結果(所定成分の測定値)と、前記唾液に関する所定の第1測定結果とは異なる、血液に関する所定の第2測定結果(所定成分の測定値)とをそれぞれ測定して互いの相関(第1相関関係)を予め求めておく。そして、日々の唾液測定を行い、測定結果と、予め求められている相関関係から、生活習慣病を判定できる。唾液検査であるため、測定者自身が簡便に行え、また、血液検査のために病院へ行く必要もなく、生活習慣病の判定結果を短時間で得られる(血液検査は短時間で行えない場合もある)。
上記本発明の一実施形態として、前記第1相関関係は、前記唾液中の所定成分がアミラーゼである場合に前記血液中の所定成分がトリグリセライドであり、前記第1判定工程は、高脂血症を判定する構成である。高脂血症に対するトリグリセライドの基準値(正常範囲、異常範囲)に相当するアミラーゼの基準値(正常範囲、異常範囲)がわかるので、アミラーゼの値から高脂血症を判定できる。
これによって、血液中のトリグリセライドと唾液中のアミラーゼとの相関関係に基づいて、唾液検査から高脂血症を簡単に判定できる。また、その他の脂質異常症も判断できる。
上記本発明の一実施形態として、前記第1相関関係は、前記唾液中の所定成分がIgAである場合に前記血液中の所定成分が尿酸であり、前記第1判定工程は、痛風を判定する構成である。痛風に対する尿酸の基準値(正常範囲、異常範囲)に相当するIgAの基準値(正常範囲、異常範囲)がわかるので、IgAの値から痛風を判定できる。
これによって、血液中の尿酸と唾液中のIgAとの相関関係に基づいて、唾液検査から痛風を簡単に判定できる。
上記本発明の一実施形態として、前記生活習慣病判定支援方法は、
唾液のpHと血液中の所定成分との第2相関関係を予め求める第2準備工程と、
前記採取工程で採取された唾液のpHを測定するpH測定工程と、
前記pH測定工程で測定された唾液のpHと、前記第2準備工程で予め求められた第2相関関係に基づき、生活習慣病を判定する第2判定工程と、をさらに含む構成である。
この構成によって、唾液に関する所定の第2測定結果(pH値)と、前記唾液に関する所定の第2測定結果とは異なる、血液に関する所定の第2測定結果(所定成分の測定値)とをそれぞれ測定して互いの相関(第2相関関係)を予め求めておく。そして、日々の唾液測定を行い、測定結果と、予め求められている相関関係から、生活習慣病を判定できる。
上記本発明の一実施形態として、前記第2相関関係は、前記血液中の所定成分がトリグリセライドであり、前記第2判定工程は、高脂血症を判定する構成である。高脂血症に対するトリグリセライドの基準値(正常範囲、異常範囲)に相当するpHの基準値(正常範囲、異常範囲)がわかるので、pHの値から高脂血症を判定できる。
これによって、血液中のトリグリセライドと唾液のpHとの相関関係に基づいて、唾液検査から高脂血症を簡単に判定できる。
上記本発明の一実施形態として、前記生活習慣病判定支援方法は、
唾液中の所定成分と血圧との第3相関関係を予め求める第3準備工程
前記成分測定工程で測定された唾液中の所定成分の測定値と、前記第3準備工程で予め求められた第3相関関係に基づき、生活習慣病をさらに判定する第3判定工程と、をさらに含む構成である。
この構成によって、唾液に関する所定の第3測定結果(所定成分の測定値)と、前記唾液に関する所定の第3測定結果とは異なる、血液に関する所定の第3測定結果(血圧)とをそれぞれ測定して互いの相関(第3相関関係)を予め求めておく。そして、日々の唾液測定を行い、測定結果と、予め求められている相関関係から、生活習慣病を判定できる。
上記本発明の一実施形態として、前記第3相関関係は、前記唾液中の所定成分がアミラーゼであり、前記第3判定工程は、高血圧を判定する構成である。高血圧の基準値(正常範囲、異常範囲)に相当するアミラーゼの基準値(正常範囲、異常範囲)がわかるので、アミラーゼの値から高血圧を判定できる。
これによって、血圧と唾液中のアミラーゼとの相関関係に基づいて、唾液検査から高血圧を簡単に判定できる。
上記本発明の一実施形態として、前記生活習慣病判定支援方法は、
唾液中のIgAと唾液のpHとの第4相関関係を予め求める第4準備工程と、
唾液中のIgAまたは唾液のpHのいずれか一方の測定をすることで、他方に対応した生活習慣病を判定する第4判定工程と、をさらに含む構成である。
これによって、この第4相関関係に基づいて、唾液のpHによらず唾液中のIgAから高脂血症を判定でき、一方、唾液中のIgAによらず唾液のpHから痛風を判定できる。
上記本発明の一実施形態として、前記生活習慣病判定支援方法は、
唾液中のIgAとアミラーゼとの第5相関関係を予め求める第5準備工程と、
唾液中のIgAまたはアミラーゼのいずれか一方の測定をすることで、他方に対応した生活習慣病を判定する第5判定工程と、をさらに含む構成である。
これによって、この第5相関関係に基づいて、唾液中のアミラーゼによらず唾液中のIgAから高脂血症を判定でき、一方、唾液中のIgAによらず唾液中のアミラーゼから痛風を判定できる。
上記本発明の一実施形態として、前記それぞれの準備工程で採取される唾液サンプルは、所定日数の間、歯磨き後所定時間後に採取する構成である。
この構成によって、日内変動、日間変動を考慮した唾液と血液の相関関係を求めることができる。所定日数は、日間変動(体調のバラツキを相殺)を考慮して、例えば、3日以上が好ましく、5日以上がより好ましく、10日以上がさらに好ましい。歯磨き後所定時間後は、日内変動(特に飲食物の影響)を考慮して、例えば、食事後(朝、昼、夜)歯磨きをして数時間後(1、2、3時間後など)、また、採取時間を15時に設定しておき、歯磨きをその例えば数時間前に設定することが挙げられる。所定の被験者の相関関係を構築するためには、その被験者のデータでのみ相関関係を構築してもよい。一方、汎用性のある唾液―血液の相関関係を構築するためには、個人差を考慮して、複数人以上のデータで構築する必要があり、例えば、10人以上、15人以上、20人以上が好ましい。また、相関関係は、男、女の別、年代別で異なる構築が好ましい。
また、他の発明は、唾液に基づいて生活習慣病を判定する生活習慣病判定支援システムであって、
唾液に関する所定の測定結果と、前記唾液に関する所定の測定結果とは異なる、血液に関する所定の測定結果との間の相関関係を予め保存している相関関係保存部と、
被験者の唾液を検査し、唾液に関する所定の測定結果を得る唾液検査部と、
前記唾液検査部で得られた唾液に関する所定の測定結果と、前記相関関係保存部に保存されている相関関係に基づき、生活習慣病を判定する判定部と、
前記判定部で判定された結果を出力する出力部と、を有する。
この構成によれば、日々の唾液測定を行い、この測定結果と、予め求められている相関関係から生活習慣病を判定し、出力(モニターに表示、外部装置へ送信、記憶媒体に記憶、印刷を含む)をすることができる。「唾液に関する所定の測定結果」は、例えば、pH、アミラーゼ、IgAが挙げられる。「血液に関する所定の測定結果」は、例えば、トリグリセライド、血圧、尿酸が挙げられる。
相関関係保存部は、例えば、記憶媒体(各種メディア)、コンピュータのHDDなどである。判定部は、例えば、コンピュータのCPU、メモリなどのハードウエア構成およびソフトウエアプログラムとの組合構成、専用回路、ファームウエアなどで構成できる。唾液検査部は、例えば、pH測定器、アミラーゼ測定器であり、判定部に測定データを送信し、判定部が受信した測定データに基づいて上記判定を実施することができる。あるいは、コンピュータの入力部を用いて各種測定データ(pH,アミラーゼ、IgA)を入力し、あるいは通信部から各種測定データを受信して、コンピュータの一構成要素としての判定部が上記判定を実施することができる。
本実施形態において以下に説明するが、本発明は以下の内容に限定されるものではない。
(相関関係の構築)
まず、唾液と血液の相関関係を構築する。唾液提供者から健康診断データ、問診データを得て、健常者であることを確認する。血液サンプルと各種測定値は、健康診断の測定値を利用する。唾液の採取方法は以下の通りである。まず、昼食後に歯磨きをし、その後2時間後の15時に唾液サンプルを採取する。これを、5日間連続で行う。
(唾液検査)
採取した唾液サンプルの測定を行う。pH測定は、各種pH測定器を用いることができ、例えば堀場製作所製の「Twin pH」が挙げられる。また、アミラーゼ測定は、各種アミラーゼ測定器を用いることができ、例えば二プロ製「唾液アミラーゼモニター」が挙げられる。IgA測定は、ELISA法による唾液中に含まれる抗体あるいは抗原の濃度を定量検出する。ELISA法は一般的な手法である。唾液サンプルは、上記採取方法で24名から5日間採取する。極端に外れたデータは用いないものとできる。表1に5日間唾液サンプルの平均pH、平均アミラーゼ値、平均IgA値を示す。空欄は唾液サンプル量が少なく測定できなかったためである。
Figure 0006117499
(唾液検査結果と血液検査結果との相関関係)
まず、唾液サンプル全体(5日間平均値)についてピアソン相関係数の検定を行う。2変量の間の関連度合いを測る指標である相関係数を求め、相関係数の有意性を検定する。つまり、母相関係数ρ=0を検定することで帰無仮説:「2変量の間に相関はない」を検定する。また、母相関係数ρの100(1−α)%信頼区間を表示し、ρの信頼区間に0が含まれないとき、ρ≒0を意味し、すなわち検定は有意であり、2変量の間に相関があるとみることができる。ここでは、具体的には相関関係の結果と判定は、相関係数を算出し、P値を算出し、信頼区間を算出する。P値において危険率5%以内であれば相関有意性があると判定する。
表2に有意な相関関係が認められた、pHとトリグリセライド、アミラーゼと血圧(上の値)、アミラーゼとトリグリセライド、IgAと尿酸の各データを示す。
Figure 0006117499
表2に示すとおり、pHとトリグリセライドは有意な正の相関が認められ、アミラーゼと血圧(上の値)は有意な負の相関が認められ、アミラーゼとトリグリセライドは有意な負の相関が認められ、IgAと尿酸は有意な負の相関が認められる。それぞれの唾液のデータは5日間の平均値を用いている。
(唾液検査項目間の相関関係)
表3に相関関係が認められた、IgAとpH、IgAとアミラーゼの各データを示す。
Figure 0006117499
表3に示すとおり、IgAとpHは明確な負の相関が認められ、IgAとアミラーゼも明確な正の相関が認められる。
(他の測定値を考慮したIgAと尿酸の相関関係)
次に、IgAと尿酸値について、下記抽出サンプル群での相関関係を表4に示す。
Figure 0006117499
表4は、pHが高群の人のIgAと尿酸値の相関、アミラーゼが低群の人のIgAと尿酸値の相関、酸化還元電位が低群の人のIgAと尿酸値の相関、血糖値が低群の人のIgAと尿酸値の相関を示している。それぞれの指標の全データの平均値を境に高群と低群とに分けた。pHの高群において、IgAと尿酸との相関係数が「−0.866」と絶対値が1に近づき、その高群において低群よりも高い相関が認められた。また、アミラーゼの低群において、IgAと尿酸との相関係数が「−0.941」と絶対値が1に近づき、その低群において高群よりも高い相関が認められた。また、血液サンプル全体の血糖値の平均値を境に高群と低群とに分け、血糖値の高群において、IgAと尿酸との相関係数が「−0.843」と絶対値が1に近づき、その高群において低群よりも高い相関が認められた。また、唾液サンプル全体の酸化還元電位の平均値を境に高群と低群とに分け、酸化還元電位の低群において、IgAと尿酸との相関係数が「−0.979」と絶対値が1に近づき、その低群において高群よりも高い相関が認められた。なお、酸化還元電位は、塩化銀電極(基準極)と白金電極(作用極)による電気化学測定法によって測定される。
(判定フロー)
上記の結果から、相関関係が予め得られる。次に、被験者の唾液を検査するために、唾液サンプルを採取する。唾液採取は上記と同じ採取方法が好ましく、検査したい日の歯磨後数時間後(例えば15時)が好ましい。次いで、採取した唾液を測定する。例えば、pH測定器で唾液サンプルのpHを測定する。また、アミラーゼ測定器で唾液サンプルのアミラーゼを測定する。また、ELISA法でIgAを測定する。次に、上記で測定された各種測定値と、上記で予め得られている相関関係に基づき、生活習慣病を判定する。判定された結果は、出力される。出力は、例えば、モニター表示、他の記憶媒体への保存、印刷、他の情報処理装置への送信などが挙げられる。
本実施形態では、pHまたはアミラーゼから高脂血症が判定できる。また、pHとアミラーゼに基づいて同じ高脂血症が判定できるが、いずれか一方の指標でのみ高脂血症が判定された場合には、低いレベルで高脂血症性であると判定され、両指標で高脂血症が判定された場合には、高いレベルで高脂血症性であると判定することができる。すなわち、異なる2指標を用いて段階的に判定をすることができる。
また、IgAから通風が判定でき、アミラーゼから高血圧であるか否かを判定できる。
また、pHとIgAあるいはアミラーゼとIgAの相関関係から、pHまたはアミラーゼに基づいて通風を判定できる。また、pHまたはアミラーゼに基づいて(IgAとの相関関係を介して)同じ痛風が判定できるが、いずれか一方の指標でのみ通風が判定された場合には、低いレベルで通風であると判定され、両指標で痛風が判定された場合には、高いレベルで通風であると判定することができる。これによればIgAの測定をすることなく、通風を判定できる。
また、pHとIgAあるいはアミラーゼとIgAの相関関係から、IgAからも高脂血症を判定できる。すなわち、3指標に基づいて高脂血症を判定することができる。
以上、本実施形態によれば、血液検査によらず、唾液に関する測定結果と、予め求められている血液と唾液との相関関係から、生活習慣病を簡単に判定できる。

Claims (10)

  1. 唾液に基づいて生活習慣病を判定する生活習慣病判定支援方法であって、
    唾液中の所定成分と、当該唾液中の所定成分と異なる血液中の所定成分との第1相関関係を予め求め相関関係保存部に保存する第1準備工程と、
    唾液検査をする場合に、唾液を採取する採取工程と、
    前記採取工程で採取された唾液中の所定成分を唾液検査部で測定する成分測定工程と、
    前記成分測定工程で測定された唾液中の所定成分の測定値と、前記第1準備工程で予め求められた第1相関関係に基づき、生活習慣病をコンピュータが判定する第1判定工程と、を含み、
    前記第1相関関係は、前記唾液中の所定成分がアミラーゼである場合に前記血液中の所定成分がトリグリセライドであり、
    前記第1判定工程は、高脂血症を判定する生活習慣病判定支援方法。
  2. 前記第1相関関係が、さらに前記唾液中の所定成分がIgAである場合に前記血液中の所定成分が尿酸であって、前記第1判定工程が、さらに痛風を判定する、請求項1に記載の生活習慣病判定支援方法。
  3. 唾液に基づいて生活習慣病を判定する生活習慣病判定支援方法であって、
    唾液中の所定成分と、当該唾液中の所定成分と異なる血液中の所定成分との第1相関関係を予め求め相関関係保存部に保存する第1準備工程と、
    唾液検査をする場合に、唾液を採取する採取工程と、
    前記採取工程で採取された唾液中の所定成分を唾液検査部で測定する成分測定工程と、
    前記成分測定工程で測定された唾液中の所定成分の測定値と、前記第1準備工程で予め求められた第1相関関係に基づき、生活習慣病をコンピュータが判定する第1判定工程と、を含み、
    前記第1相関関係は、前記唾液中の所定成分がIgAである場合に前記血液中の所定成分が尿酸であり、
    前記第1判定工程は、痛風を判定する、生活習慣病判定支援方法。
  4. 前記生活習慣病判定支援方法は、
    唾液のpHと血液中の所定成分との第2相関関係を予め求め相関関係保存部に保存する第2準備工程と、
    前記採取工程で採取された唾液のpHをpH測定器で測定するpH測定工程と、
    前記pH測定工程で測定された唾液のpHと、前記第2準備工程で予め求められた第2相関関係に基づき、生活習慣病をコンピュータが判定する第2判定工程と、をさらに含む請求項1から3のいずれか1項に記載の生活習慣病判定支援方法。
  5. 前記第2相関関係は、前記血液中の所定成分がトリグリセライドであり、
    前記第2判定工程は、高脂血症を判定する、請求項4に記載の生活習慣病判定支援方法。
  6. 前記生活習慣病判定方法は、
    唾液中の所定成分と血圧との第3相関関係を予め求め相関関係保存部に保存する第3準備工程
    前記成分測定工程で測定された唾液中の所定成分の測定値と、前記第3準備工程で予め求められた第3相関関係に基づき、生活習慣病をコンピュータがさらに判定する第3判定工程と、をさらに含む、請求項1から5のいずれか1項に記載の生活習慣病判定支援方法。
  7. 前記第3相関関係は、前記唾液中の所定成分がアミラーゼであり、
    前記第3判定工程は、高血圧を判定する、請求項6に記載の生活習慣病判定支援方法。
  8. 前記生活習慣病判定支援方法は、
    唾液中のIgAと唾液のpHとの第4相関関係を予め求め相関関係保存部に保存する第4準備工程と、
    唾液中のIgAまたは唾液のpHのいずれか一方の測定をすることで、他方に対応した生活習慣病をコンピュータが判定する第4判定工程と、をさらに含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の生活習慣病判定支援方法。
  9. 前記生活習慣病判定支援方法は、
    唾液中のIgAとアミラーゼとの第5相関関係を予め求め相関関係保存部に保存する第5準備工程と、
    唾液中のIgAまたはアミラーゼのいずれか一方の測定をすることで、他方に対応した生活習慣病をコンピュータが判定する第5判定工程と、をさらに含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の生活習慣病判定支援方法。
  10. 前記それぞれの準備工程で採取される唾液サンプルは、所定日数の間、歯磨き後所定時間後に採取する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の生活習慣病判定支援方法。
JP2012184407A 2012-08-23 2012-08-23 唾液検査を用いた生活習慣病判定支援方法 Active JP6117499B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012184407A JP6117499B2 (ja) 2012-08-23 2012-08-23 唾液検査を用いた生活習慣病判定支援方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012184407A JP6117499B2 (ja) 2012-08-23 2012-08-23 唾液検査を用いた生活習慣病判定支援方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014041096A JP2014041096A (ja) 2014-03-06
JP6117499B2 true JP6117499B2 (ja) 2017-04-19

Family

ID=50393455

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012184407A Active JP6117499B2 (ja) 2012-08-23 2012-08-23 唾液検査を用いた生活習慣病判定支援方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6117499B2 (ja)

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH095321A (ja) * 1995-06-23 1997-01-10 Brother Ind Ltd 生化学物質測定装置及びそれに適用する唾液収集方法
US6391261B1 (en) * 2000-04-14 2002-05-21 Lifepoint, Inc. Device for detecting analytes related to sample pH
JP2004219309A (ja) * 2003-01-16 2004-08-05 Sapporo Imuno Diagnostic Laboratory:Kk 唾液糖測定方法および測定キット
JP2004350861A (ja) * 2003-05-28 2004-12-16 Tanita Corp 健康管理装置
JP2005140618A (ja) * 2003-11-06 2005-06-02 Lion Corp 生化学的パラメータの変動を推測する方法及び生活習慣病の発症リスクを予測する方法
JP4176749B2 (ja) * 2005-07-29 2008-11-05 学校法人帝京大学 疾病検査法
EP2362227A1 (en) * 2010-02-25 2011-08-31 Cor.Con. International S.r.L. Method for determining the antioxidant power of biological and vegetal fluids
JP5662060B2 (ja) * 2010-06-04 2015-01-28 学校法人帝京大学 検出方法
JP5711951B2 (ja) * 2010-12-07 2015-05-07 ライオン株式会社 アディポネクチン及び/又はインスリンの測定方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014041096A (ja) 2014-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6117552B2 (ja) 生活習慣病判定支援装置および生活習慣病判定支援システム
Landi et al. Prevalence and risk factors of sarcopenia among nursing home older residents
Hozawa et al. Blood pressure control assessed by home, ambulatory and conventional blood pressure measurements in the Japanese general population: the Ohasama study
Verweij et al. Measurement error of waist circumference: gaps in knowledge
Moritsuka et al. Quantitative assessment for stimulated saliva flow rate and buffering capacity in relation to different ages
Godwin et al. Manual and automated office measurements in relation to awake ambulatory blood pressure monitoring
Waldréus et al. Thirst in the elderly with and without heart failure
Hoyle et al. Volaemic assessment of the elderly hyponatraemic patient: reliability of clinical assessment and validation of bioelectrical impedance analysis
Roberts et al. Protocol for measurement of mean arterial pressure at 10–40 weeks’ gestation
Kafri et al. Multi-frequency bioelectrical impedance analysis for assessing fat mass and fat-free mass in stroke or transient ischaemic attack patients
Brown et al. Can we use the Omron T9P automated blood pressure monitor in pregnancy?
Takahashi et al. Comparison between oscillometric-and Doppler-ABI in elderly individuals
Peng et al. Influencing factors for saliva urea and its application in chronic kidney disease
Strauss et al. The potential for glycemic control monitoring and screening for diabetes at dental visits using oral blood
El Mokadem et al. Correlation between blood pressure variability and subclinical target organ damage in patients with essential hypertension
El Moussaoui et al. Development and validation of a short questionnaire in community acquired pneumonia
De Leon et al. A population-based perspective of changes in health-related quality of life after myocardial infarction in older men and women
Frith et al. Measuring and defining orthostatic hypotension in the older person
Laugesen et al. Reproducibility of pulse wave analysis and pulse wave velocity in patients with type 2 diabetes
Farapti et al. Urinary and dietary sodium to potassium ratio as a useful marker for estimating blood pressure among older women in Indonesian urban coastal areas
Malbora et al. Ambulatory blood pressure monitoring of healthy schoolchildren with a family history of hypertension
Vázquez-Rodríguez et al. Concordance between automatic and manual recording of blood pressure depending on the absence or presence of atrial fibrillation
JP6117499B2 (ja) 唾液検査を用いた生活習慣病判定支援方法
Kalhan et al. Dental plaque pH in predicting caries relapse after general anaesthesia–an exploratory study
Söderhamn et al. Norwegian version of the Nutritional Form for the Elderly: sufficient psychometric properties for performing institutional screening of elderly patients

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160607

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160608

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160801

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170310

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6117499

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250