JP6117027B2 - 微細流路を用いた吸収方法及び吸収装置 - Google Patents

微細流路を用いた吸収方法及び吸収装置 Download PDF

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Description

本発明は、微細流路を用いた吸収方法及び吸収装置に関する。
気体中の特定成分を分離する方法の1つに吸収操作がある。この吸収操作の方法には、大別して、気体中に吸収液を分散させる方法と、吸収液中に気体を分散させる方法とがある。前者の方法では、充填塔、スプレー塔等の吸収塔が用いられ、後者の方法では、棚段塔、気泡塔等の吸収塔が用いられる。尚、かかる吸収塔については、特許公報記載の技術としても公知である(例えば、特許文献1、2参照)。
特開昭52−54680号公報 特開昭63−170206号公報
しかしながら、かかる吸収塔のような吸収装置では、吸収液と気体の接触効率が悪いため吸収速度が遅く、また、吸収液の単位体積あたりの吸収量を増加させることもできなかった。
本発明の目的は、気体中の特定成分を吸収液に吸収させる際に、吸収速度を速くすると共に吸収液の単位体積あたりの吸収量を増加させることにある。
かかる目的のもと、本発明は、被吸収成分を含む気体及び吸収液が流通することにより被吸収成分が吸収液に吸収される微細流路を用いた吸収方法であって、気体及び吸収液をそれぞれ第1及び第2の流体として微細流路に流通させるステップと、気体及び吸収液を微細流路に流通させた状態で、微細流路内の圧力を高くするための第3の流体を微細流路に流通させるステップとを含むことを特徴とする吸収方法を提供する。
ここで、第3の流体を流通させるステップでは、気体及び/又は吸収液に対して不溶性及び/又は不活性な流体である第3の流体を微細流路に流通させる、ものであってよい。
また、気体及び吸収液を流通させるステップでは、気体及び吸収液の微細流路からの排出に制限をかけない状態で、気体及び吸収液を微細流路に流通させ、第3の流体を流通させるステップは、気体及び吸収液の微細流路からの排出に制限をかけた状態で、第3の流体を微細流路に流通させ、第3の流体を流通させるステップが実行された後に、気体及び吸収液を流通させるステップが再び実行される、ものであってよい。
更に、気体及び吸収液を流通させるステップでは、気体及び吸収液を第1の微細流路に流通させ、第3の流体を流通させるステップでは、第3の流体を第1の微細流路とは異なる第2の微細流路に流通させ、気体及び吸収液を流通させるステップが実行されるのと並行して、第3の流体を流通させるステップが実行される、ものであってよい。
更にまた、第3の流体を微細流路に流通させた後に、気体、吸収液及び第3の流体の混合物を微細流路から排出するステップと、排出された混合物から第3の流体を分離するステップとを更に含み、第3の流体を流通させるステップでは、分離された第3の流体を微細流路に流通させる、ものであってよい。
一方、本発明は、被吸収成分を含む気体及び吸収液が流通することにより被吸収成分が吸収液に吸収される微細流路を用いた吸収装置であって、気体を第1の流体として供給する第1の供給部と、吸収液を第2の流体として供給する第2の供給部と、微細流路内の圧力を高めるための第3の流体を供給する第3の供給部と、各微細流路に対して、第1の供給部により供給された気体と、第2の供給部により供給された吸収液とが流通された状態で、第3の供給部により供給された第3の流体が流通される複数の微細流路とを備えたことを特徴とする吸収装置も提供する。
本発明によれば、気体中の特定成分を吸収液に吸収させる際に、吸収速度が速くなると共に吸収液の単位体積あたりの吸収量が増加する。
本実施の形態における微細流路装置の構成を示した図である。 本実施の形態における微細流路装置内の流体流路の一例について示した図である。 本実施の形態における微細流路装置内の流体流路の一例を表面から見た図である。 本実施の形態における微細流路装置内の流体流路の一例を裏面から見た図である。 本実施の形態における微細流路装置内の流体流路の別の例について示した図である。 本実施の形態における微細流路装置内の流体流路の別の例を表面から見た図である。 本実施の形態における微細流路装置内の流体流路の別の例を裏面から見た図である。 本実施の形態における微細流路装置内の温調流路について示した図である。 本実施の形態における微細流路装置の第1端面による断面図の一部を示した図である。 第1の実施の形態における吸収装置の構成例を示した図である。 第1の実施の形態における吸収装置が第1流体及び第2流体の流体流路への供給と第3流体の流体流路への供給を同時に行う際の動作について示した図である。 (a),(b)は、第1の実施の形態における吸収装置が第1流体及び第2流体の流体流路への供給と第3流体の流体流路への供給を交互に行う際の動作について示した図である。 第2の実施の形態における吸収装置の構成例を示した図である。 第2の実施の形態における吸収装置が第1流体及び第2流体の流体流路への供給と第3流体の流体流路への供給を同時に行う際の動作について示した図である。 (a),(b)は、第2の実施の形態における吸収装置が第1流体及び第2流体の流体流路への供給と第3流体の流体流路への供給を交互に行う際の動作について示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
まず、本実施の形態で用いる微細流路装置について説明する。本実施の形態における微細流路装置は、複数の流体同士を合流させて相互作用を生じさせるために用いられるものである。例えば、マイクロリアクタ、熱交換器、抽出反応用の反応装置、エマルション化用の混合装置等に用いられる。
図1は、本実施の形態における微細流路装置1の構成を示した図である。
図示するように、本実施の形態における微細流路装置1は、本体部4と、第1流体用ヘッダ6と、第2流体用ヘッダ8と、第3流体用ヘッダ10と、流体排出用ヘッダ12と、温調流体用ヘッダ14,16とを備えている。
本体部4は、微細流路装置1の大部分を占めており、直方体状に形成されている。この本体部4は、その長手方向において一方側を向く端面である第1端面4aと、その第1端面4aと反対側を向く端面である第2端面4bとを有する。また、本体部4は、この本体部4の長手方向に直交する短手方向において一方側を向く端面である第3端面4cと、その第3端面4cと反対側を向く端面である第4端面4dとを有する。本体部4の長手方向は、微細流路装置1の長手方向と同じ方向であり、本体部4の短手方向は、微細流路装置1の短手方向と同じ方向であり、本体部4の厚み方向は、微細流路装置1の厚み方向と同じ方向である。
第1流体用ヘッダ6及び温調流体用ヘッダ16は、本体部4の第1端面4aに対向するように配置されて本体部4に結合される。流体排出用ヘッダ12及び温調流体用ヘッダ14は、本体部4の第2端面4bに対向するように配置されて本体部4に結合される。第2流体用ヘッダ8及び第3流体用ヘッダ10は、本体部4の第3端面4cに対向するように配置されて本体部4に結合されるが、その際、第3流体用ヘッダ10は第2流体用ヘッダ8よりも第1端面4aから遠い位置に配置され結合される。
また、本実施の形態の微細流路装置1には、相互作用させる第1流体、第2流体及び第3流体を合流させて流通させるための複数の流体流路と、流体流路を流れる流体の温度を調節するための温調用流体を流すための複数の温調流路とが形成されている。そこで、この流体流路及び温調流路について説明する。
図2−1−1は、本実施の形態における微細流路装置1内の流体流路2の一例について示した図である。
図において、各流体流路2は、微小な流路径を有する所謂マイクロチャネルであり、微細流路の一例である。この流体流路2は、図示するように、第1流体が導入される第1導入路2aと、第2流体が導入される第2導入路2bと、第3流体が導入される第3導入路2cと、それら導入路2a,2b,2cに導入された両流体を合流させて流通させる合流流体流路2dとを有する。
第1導入路2aは、本体部4の第1端面4aの近傍で且つ第3端面4c寄りの位置に配置されており、本体部4の長手方向に直線的に延びている。第1導入路2aは、この第1導入路2aに第1流体を導入するための第1導入口2eを有する。
第2導入路2bは、本体部4の第3端面4c寄りの位置に配置されており、本体部4の短手方向における第3端面4cから第4端面4dへ向かって直線的に延びている。この第2導入路2bは、第1導入路2aと直交する方向に延びている。また、第2導入路2bは、この第2導入路2bに第2流体を導入するための第2導入口2fを有する。
第3導入路2cも、本体部4の第3端面4c寄りの位置に配置されており、本体部4の短手方向における第3端面4cから第4端面4dへ向かって直線的に延びている。この第3導入路2cも、第1導入路2aと直交する方向に延びている。但し、第3導入路2cは、第2導入路2bよりも、本体部4の第1端面4aから遠い位置に配置されている。また、第3導入路2cは、この第3導入路2cに第3流体を導入するための第3導入口2gを有する。
合流流体流路2dは、本体部4の長手方向において第1端面4a側へ直線的に延びる部分とその部分から折り返されて第2端面4b側へ直線的に延びる部分とが交互に繋がる蛇行した形状に形成されている。具体的には、合流流体流路2dは、複数の直線流路部2hと、複数の第1折返し部2iと、複数の第2折返し部2jとを有する。
直線流路部2hは、合流流体流路2dのうち本体部4の長手方向に直線的に延びる部分を構成するものである。複数の直線流路部2hは、互いに平行に配置されており、本体部4の短手方向において間隔をあけて並ぶように配置されている。
第1折返し部2iは、合流流体流路2dのうち本体部4の長手方向において第1端面4a側へ直線的に延びる部分とその部分の下流側に配置されて第2端面4b側へ直線的に延びる部分の第1端面4a側の端部同士を繋ぐ部分である。即ち、第1折返し部2iは、本体部4の短手方向において隣り合う直線流路部2hのうち第1端面4a側の端部同士を繋いでいる。この第1折返し部2iによって、この第1折返し部2iの上流側の第1端面4a側へ延びる直線流路部2hからこの第1折返し部2iの下流側の第2端面4b側へ延びる直線流路部2hへ流路が折り返されている。
第2折返し部2jは、合流流体流路2dのうち本体部4の長手方向において第2端面4b側へ直線的に延びる部分とその部分の下流側に配置されて第1端面4a側へ直線的に延びる部分の第2端面4b側の端部同士を繋ぐ部分である。即ち、第2折返し部2jは、本体部4の短手方向において隣り合う直線流路部2hのうち第2端面4b側の端部同士を繋いでいる。この第2折返し部2jによって、この第2折返し部2jの上流側の第2端面4b側へ延びる直線流路部2hからこの第2折返し部2jの下流側の第1端面4a側へ延びる直線流路部2hへ流路が折り返されている。
また、合流流体流路2dは、この合流流体流路2d内から流体を導出するための導出口2kを有する。この導出口2kは、合流流体流路2dの下流側の端部に設けられている。
また、微細流路装置1には、各流体流路2の第1導入路2aの第1導入口2eに第1流体を分配して供給するための第1供給流路2mと、各流体流路2の第2導入路2bの第2導入口2fに第2流体を分配して供給するための第2供給流路2nと、各流体流路2の第3導入路2cの第3導入口2gに第3流体を分配して供給するための第3供給流路2oと、各流体流路2の合流流体流路2dの導出口2kから導出される流体を合流させて回収するための回収流路2pとが形成されている。具体的には、第1流体用ヘッダ6に第1供給流路2mが形成されており、第2流体用ヘッダ8に第2供給流路2nが形成されており、第3流体用ヘッダ10に第3供給流路2oが形成されており、流体排出用ヘッダ12に回収流路2pが形成されている。
第1供給流路2mは、第1供給穴2qと、第1供給流路接続部2rとを有する。第1供給穴2qは、微細流路装置1の厚み方向の一方の端面(第5端面とする)に開口し、その開口から微細流路装置1の厚み方向の他方の端面(第6端面とする)へ向かって複数の流体流路2のうち第6端面に最も近い流体流路2に対応する位置まで延びている。この第1供給穴2qには、図示しない第1供給側コネクタが接続されており、その第1供給側コネクタを通じて第1流体が供給される。第1供給流路接続部2rは、複数の流体流路2のうち微細流路装置1の第5端面に最も近い流体流路2に対応する位置から第6端面に最も近い流体流路2に対応する位置に亘って微細流路装置1の厚み方向に延びており、第1供給穴2qと連通するように形成されている。この第1供給流路接続部2rは、各流体流路2の第1導入口2eに接続され、第1供給穴2qに供給された第1流体を各第1導入口2eに分配する。
第2供給流路2nは、図示しない第2供給側コネクタが接続される第2供給穴2sと、各流体流路2の第2導入口2fに接続される第2供給流路接続部2tとを有する。この第2供給流路2nの第2供給穴2sと第2供給流路接続部2tの構成は、第1供給流路2mの第1供給穴2qと第1供給流路接続部2rの構成と同様である。
第3供給流路2oは、図示しない第3供給側コネクタが接続される第3供給穴2uと、各流体流路2の第3導入口2gに接続される第3供給流路接続部2vとを有する。この第3供給流路2oの第3供給穴2uと第3供給流路接続部2vの構成も、第1供給流路2mの第1供給穴2qと第1供給流路接続部2rの構成と同様である。
回収流路2pは、回収穴2wと、回収流路接続部2xとを有する。回収穴2wは、微細流路装置1の第5端面に開口し、その開口から微細流路装置1の第6端面へ向かって複数の流体流路2のうち第6端面に最も近い流体流路2に対応する位置まで延びている。この回収穴2wには、図示しない回収側コネクタが接続されている。回収流路接続部2xは、複数の流体流路2のうち微細流路装置1の第5端面に最も近い流体流路2に対応する位置から第6端面に最も近い流体流路2に対応する位置に亘って微細流路装置1の厚み方向に延びており、回収穴2wと連通するように形成されている。この回収流路接続部2xは、各流体流路2の導出口2kに接続され、導出口2kから導出される流体を合流させる。この回収流路接続部2xで合流された流体は、回収穴2wへ流れ、図示しない回収側コネクタを通じて導出される。
尚、図2−1−1では、合流流体流路2dと、第2導入路2b及び第3導入路2cとを同じ平面上に示したが、実際には、合流流体流路2dと、第2導入路2b及び第3導入路2cとは、厚み方向の位置が異なっている。図2−1−2は、微細流路装置1の本体部4を表面から見た図であり、図2−1−3は、微細流路装置1の本体部4を裏面から見た図である。図2−1−2に実線で、図2−1−3に破線で示すように、合流流体流路2dは微細流路装置1の表面にあり、図2−1−2に破線で、図2−1−3に実線で示すように、第2導入路2b及び第3導入路2cは微細流路装置1の裏面にある。
また、図2−2−1は、本実施の形態における微細流路装置1内の流体流路2の別の例について示した図である。
この流体流路2は、図示するように、本体部4内においては、図2−1−1に示した第1導入路2a、第2導入路2b、第3導入路2c、合流流体流路2d、第1導入口2e、第2導入口2f、第3導入口2g、直線流路部2h、第1折返し部2i、第2折返し部2j及び導出口2kのセットが、5個並列に配置されてなる。尚、並列に配置するセットの個数はここでは5個としたが、任意の個数でよい。また、第1流体用ヘッダ6、第2流体用ヘッダ8、第3流体用ヘッダ10、流体排出用ヘッダ12内においては、それぞれ、図2−1−1に示した第1供給流路2m、第2供給流路2n、第3供給流路2o、回収流路2pが、5個並列に配置されたセットに対して共通に設けられている。尚、各構成要素については、図2−1−1を参照して説明したので、ここでの詳しい説明は省略する。
尚、図2−2−1でも、合流流体流路2dと、第2導入路2b及び第3導入路2cとを同じ平面上に示したが、実際には、合流流体流路2dと、第2導入路2b及び第3導入路2cとは、厚み方向の位置が異なっている。図2−2−2は、微細流路装置1の本体部4を表面から見た図であり、図2−2−3は、微細流路装置1の本体部4を裏面から見た図である。図2−2−2に実線で、図2−2−3に破線で示すように、合流流体流路2dは微細流路装置1の表面にあり、図2−2−2に破線で、図2−2−3に実線で示すように、第2導入路2b及び第3導入路2cは微細流路装置1の裏面にある。
図3は、本実施の形態における微細流路装置1内の温調流路3について示した図である。
各温調流路3は、図示するように、並列に配置された複数の単位流路3aからなる。各単位流路3aは、本体部4の長手方向において第1端面4a側へ延びる部分とその部分から折り返されて第2端面4b側へ延びる部分とが交互に繋がる蛇行した形状に形成されている。また、微細流路装置1には、各温調流路3に温調用流体を分配して供給するための温調供給流路3bと、各温調流路3から温調用流体を回収するための温調回収流路3cとが形成されている。
温調供給流路3bは、温調流体用ヘッダ14に形成されており、温調供給穴3dと、複数の温調供給流路接続部3eとを有している。温調供給穴3dは、微細流路装置1の厚み方向の一方の端面(第5端面)に開口し、その開口から微細流路装置1の厚み方向の他方の端面(第6端面)へ向かって複数の温調流路3のうち第6端面に最も近い温調流路3に対応する位置まで延びている。この温調供給穴3dには、図示しない温調供給側コネクタが接続されており、その温調供給側コネクタを通じて温調用流体が供給される。温調供給流路接続部3eは、微細流路装置1の厚み方向において各温調流路3に対応する位置にそれぞれ形成されており、温調供給穴3dと各温調流路3の複数の単位流路3aの上流側の端部とを繋いでいる。温調供給穴3dに供給された温調用流体は、各温調供給流路接続部3eを通じて各温調流路3の複数の単位流路3aに分配される。
また、温調回収流路3cは、温調流体用ヘッダ16に形成されており、温調回収穴3fと、複数の温調流路3の下流側の端部に繋がる複数の温調回収流路接続部3gとを有している。温調回収穴3fと温調回収流路接続部3gの構造は、温調供給穴3dと温調供給流路接続部3eの構造と同様である。温調回収穴3fには、図示しない温調回収側コネクタが接続されており、各温調流路3の複数の単位流路3aの下流側端部から導出された温調用流体が各温調回収流路接続部3gから温調回収穴3fを通じ、温調回収側コネクタを通じて導出される。
そして、複数の流体流路2と複数の温調流路3とは、微細流路装置1の厚み方向に並ぶように微細流路装置1内に形成されている。具体的には、1つの流体流路2の各部分は、一平面上に形成されており、2つの温調流路3が、微細流路装置1の厚み方向(その一平面に対して垂直な方向)においてこの流体流路2の両側に分かれて配置されている。そして、この1つの流体流路2と2つの温調流路3とを1組の流路として、複数組の流路が微細流路装置1の厚み方向に並んで配置されている。
図4は、本実施の形態における微細流路装置1の第1端面4aに平行で流体流路2及び温調流路3の折返し部を含まない任意の面による断面図の一部であり、微細流路装置1内の流体流路2及び温調流路3の厚み方向の配置を示した図である。
図示するように、流体流路2の複数の合流流体流路2dが、本体部4内において横方向に並べて配置されている。また、図示するように、温調流路3の複数の単位流路3aが、本体部4内において各流体流路2に対してこの本体部4の厚み方向の一方側又は他方側に間隔をあけて配置されている。
即ち、本体部4は、複数の基板が積層されて互いに接合された部材から形成されている。各流体流路2は、基板の表面に流体流路2に対応した形状に形成された溝がその基板上に積層される別の基板で封止されることによって形成されている。また、各温調流路3は、基板の表面にその温調流路3に対応した形状に形成された溝がその基板上に積層される別の基板で封止されることによって形成されている。尚、図では、各流体流路2及び各温調流路3を、下側が開放された半円形の断面を持つものとしたが、この限りではない。例えば、上側が開放された半円形の断面を持つものとしてもよい。また、各流体流路2を、基板の表面に流体流路2に対応した形状に形成された溝と、その基板上に積層される別の基板の裏面にその溝と対称形となるように形成された溝とを重ね合わせることによって円形の断面を持つものとしてもよいし、各温調流路3を、基板の表面に温調流路3に対応した形状に形成された溝と、その基板上に積層される別の基板の裏面にその溝と対称形となるように形成された溝とを重ね合わせることによって円形の断面を持つものとしてもよい。
さて、本実施の形態では、このような微細流路装置1を用いて、気体中の特定成分を吸収液に吸収させる吸収操作を行う。具体的には、流体流路2に、第1供給穴2qから気体を流通させ、第2供給穴2sから吸収液を流通させると共に、温調流路3に冷媒を流通させながら、吸収操作を行う。
こうすることにより、微細流路に気体及び吸収液を流通させながら吸収操作を行うことができるため、従来の吸収装置に比べて気液接触面積が大きくなり吸収速度が速くなる。また、温調流路3に冷媒を流通させて流体流路2内の温度を制御することにより、吸収熱による温度上昇を抑制し吸収量の低下を防ぐことができると共に、吸収熱を回収して有効利用することができる。
加えて、本実施の形態では、第1流体として気体が流れ、第2流体として吸収液が流れている流体流路2に対し、第3供給穴2uから第3流体を供給する。
こうすることにより、流体流路2内の圧力を高くすることができるので、吸収液の単位体積あたりの吸収量が増加して吸収率が高くなる。また、流体流路2内で気体を圧縮することにより、流体流路2内では圧縮熱と吸収による吸収熱とが発生するため、流体流路2に供給する前に気体を圧縮する場合に比べて、より多くの熱を回収することができる。
ここで、第3流体としては、液体と気体とが考えられるので、以下、第3流体が液体である場合を第1の実施の形態として、第3流体が気体である場合を第2の実施の形態として、詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態では、気液二相流が形成されている流体流路2に、液体である第3流体を供給する。ここで、第3流体は、第1流体である気体及び第2流体である吸収液に対して不溶性かつ不活性であることが望ましい。但し、これは、第3流体が第1流体である気体及び第2流体である吸収液に対して可溶性であったり活性であったりすることを除外するものではない。例えば、第1流体を二酸化炭素含有ガスとし、第2流体を水とした場合、第3流体はデカン、ドデカン、ヘキサデカン等とすればよい。或いは、第1流体を二酸化炭素含有ガスとし、第2流体をアミン化合物を主成分とする吸収液とした場合も、第3流体はデカン、ドデカン、ヘキサデカン等としてよい。
図5は、第1の実施の形態における吸収装置20の構成例を示した図である。図示するように、本実施の形態における吸収装置20は、図1から図4で説明した流体流路2及び温調流路3を含む微細流路装置1を含む。ここでは、流体流路2に第1流体である気体及び第2流体である吸収液のみが流通している状態を縦縞模様で示している。尚、微細流路装置1は図4に示したように流体流路2及びその上下の温調流路3からなる層が複数積層されて構成されるが、ここでは簡単化するために、流体流路2及びその上下の温調流路3からなる1つの層のみを示している。また、微細流路装置1には、実際には、温調流路3に温調用流体を供給する機構及び温調流路3から温調用流体を回収する機構も接続されているが、これらの機構については図示を省略している。
吸収装置20は、圧縮機21と、逆止弁22と、液ポンプ23と、逆止弁24とを含む。具体的には、圧縮機21は逆止弁22を介して微細流路装置1の第1供給穴2qに接続され、液ポンプ23は逆止弁24を介して微細流路装置1の第2供給穴2sに接続されている。
また、吸収装置20は、気液分離器25と、仕切弁26と、背圧弁27と、仕切弁28と、液ポンプ31と、仕切弁32とを含む。具体的には、気液分離器25は微細流路装置1の回収穴2wに接続され、仕切弁26、背圧弁27、仕切弁28及び液ポンプ31はそれぞれ気液分離器25に接続され、液ポンプ31は仕切弁32を介して微細流路装置1の第3供給穴2uに接続されている。
圧縮機21は、図示しない気体供給部から供給される気体を圧縮し、逆止弁22を介して、微細流路装置1の第1供給穴2qから流体流路2へと気体を流通させる。本実施の形態では、第1の供給部の一例として、圧縮機21を設けている。ここで、圧縮機21としては、スクリュロータを回転させて圧縮するスクリュタイプ、ピストンの往復運動により圧縮するレシプロタイプ等の容積型圧縮機を用いてもよいし、羽根車の回転を使った遠心力により圧縮するターボタイプ等の遠心型圧縮機を用いてもよい。逆止弁22は、後述するように第3流体が流体流路2に流通した際に第3流体が圧縮機21へ逆流するのを防ぐために設けてある。
液ポンプ23は、図示しない吸収液供給部から供給される吸収液を吸い込んで吐き出し、逆止弁24を介して、微細流路装置1の第2供給穴2sから流体流路2へと吸収液を流通させる。本実施の形態では、第2の供給部の一例として、液ポンプ23を設けている。ここで、液ポンプ23としては、ローターや歯車の回転運動により吸込み及び吐出しを行う回転タイプ、ピストンやプランジャの往復運動により吸込み及び吐出しを行う往復タイプ等の容積型ポンプを用いてもよいし、羽根車の回転を使った遠心力により吸込み及び吐出しを行う遠心タイプ等のターボ型ポンプを用いてもよい。逆止弁24は、後述するように第3流体が流体流路2に流通した際に第3流体が液ポンプ23へ逆流するのを防ぐために設けてある。
気液分離器25は、微細流路装置1の回収穴2wから排出されたオフガス及び吸収液を一時貯留する。気液分離器25内のオフガスは、圧縮機21が流体流路2に流通させた気体中の特定成分を、液ポンプ23が流体流路2に流通させた吸収液で吸収した後の気体である。気液分離器25は、上方の白色で示した部分にオフガスを一時貯留する。ここでは、気体中の特定成分が目的の成分であるものとし、気体中の特定成分を吸収液で吸収した後の気体をオフガスと称しているが、気体中の特定成分が不要な成分であるものとし、気体中の特定成分を吸収液で吸収した後の気体を目的の気体としてもよい。一方、気液分離器25内の吸収液は、液ポンプ23により流体流路2に流通させた吸収液に圧縮機21により流体流路2に流通させた気体中の特定成分を吸収させた後の液体である。気液分離器25は、下方の黒色で示した部分に吸収液を一時貯留する。そして、気液分離器25は、一時貯留したオフガスと吸収液とを分離する。具体的には、気液分離器25は、オフガスを、仕切弁26又は背圧弁27を介して排出する。仕切弁26は、そのままオフガスを排出する制御を行うために設けてあり、背圧弁27は、気液分離器25内の圧力が上昇して一定の圧力になるとオフガスを排出する制御を行うために設けてある。一方、気液分離器25は、吸収液を、仕切弁28を介して排出する。仕切弁28は、そのまま吸収液を排出する制御を行うために設けてある。
また、本実施の形態において、気液分離器25は第3流体も一時貯留する。ここでは、第3流体を、オフガス及び吸収液に対して不溶性かつ不活性で、吸収液よりも比重が低いものとしているので、気液分離器25は、オフガスが貯留されている白色の部分と、吸収液が貯留されている黒色の部分とに挟まれた斜線で示した部分に、第3流体を貯留している。そして、この第3流体は、気液分離器25から液ポンプ31へと供給され、液ポンプ31は、第3流体を吸い込んで吐き出し、仕切弁32を介して、微細流路装置1の第3供給穴2uから流体流路2へと第3流体を流通させる。本実施の形態では、第3の供給部の一例として、液ポンプ31を設けている。ここで、液ポンプ31としては、ローターや歯車の回転運動により吸込み及び吐出しを行う回転タイプ、ピストンやプランジャの往復運動により吸込み及び吐出しを行う往復タイプ等の容積型ポンプを用いてもよいし、羽根車の回転を使った遠心力により吸込み及び吐出しを行う遠心タイプ等のターボ型ポンプを用いてもよい。仕切弁32は、第3流体を流体流路2に流通させる制御を行うために設けてある。尚、第3流体の比重が吸収液より高い場合は、気液分離器25において、第3流体が貯留される斜線の部分が下側になり、吸収液が貯留される黒色の部分が上側になる。このようなことが想定される場合は、仕切弁28は吸収液が貯留される上側の部分に接続し、液ポンプ31は第3流体が貯留される下側の部分に接続しておくものとする。
次に、本実施の形態における吸収装置20の動作について説明する。
図6は、第1流体である気体及び第2流体である吸収液の流体流路2への供給と第3流体の流体流路2への供給を同時に行う際の動作について示した図である。
図示するように、圧縮機21が気体を流体流路2に供給し、液ポンプ23が吸収液を流体流路2に供給するのと同時に、液ポンプ31が、流体流路2内に斜線の4つの小さな矩形で示すように、第3流体を流体流路2に供給する。このとき、仕切弁26を閉じ、流体流路2から排出されて気液分離器25の上方に一時貯留するオフガスが、背圧弁27の機能により流体流路2内の圧力が上昇して一定の圧力になるまでは背圧弁27から抜け難くすることで、流体流路2内の圧力を高圧にする。これにより、気体中の特定成分の吸収液による吸収率が高まる。尚、流体流路2から排出された吸収液は気液分離器25の下方に一時貯留される。また、流体流路2からは第3流体も排出されてくるが、これは、気体及び吸収液に対して不溶性かつ不活性で、比重が吸収液よりも低ければ、オフガスが貯留された部分と吸収液が貯留された部分とに挟まれた部分に一時貯留される。そして、この第3流体は液ポンプ31に再び供給され、液ポンプ31は第3流体を流体流路2に循環させる。このように第3流体を循環させることで、第3流体の使用量を減らすことができる。
図7(a),(b)は、第1流体である気体及び第2流体である吸収液の流体流路2への供給と第3流体の流体流路2への供給を交互に行う際の動作について示した図である。各図において、太い矢印は、その矢印が示す経路に流体が流れていることを表している。
まず、図7(a)に示すように、圧縮機21が気体を流体流路2に供給し、液ポンプ23が吸収液を流体流路2に供給する。このとき、仕切弁26を開け、背圧弁27を閉じ、流体流路2から排出されて気液分離器25の上方に一時貯留するオフガスがそのまま仕切弁26から抜けるようにすることで、流体流路2内の圧力を低圧にしておく。尚、流体流路2から排出された吸収液は気液分離器25の下方に一時貯留される。
次に、図7(b)に示すように、液ポンプ31が、流体流路2内の斜線の細長い矩形で示すように、第3流体を流体流路2に供給する。このとき、仕切弁26を閉じ、流体流路2から排出されて気液分離器25の上方に一時貯留するオフガスが、背圧弁27の機能により流体流路2内の圧力が上昇して一定の圧力になるまでは背圧弁27から抜け難くすることで、流体流路2内の圧力を高圧にする。これにより、気体中の特定成分の吸収液による吸収率が高まる。尚、流体流路2から排出された吸収液は気液分離器25の下方に一時貯留される。また、流体流路2からは第3流体も排出されてくるが、これは、気体及び吸収液に対して不溶性かつ不活性で、比重が吸収液よりも低ければ、オフガスが貯留された部分と吸収液が貯留された部分とに挟まれた部分に一時貯留される。そして、この第3流体は液ポンプ31に再び供給され、液ポンプ31は第3流体を流体流路2に循環させる。
続けて、図7(a)に示すように、再び、圧縮機21が気体を流体流路2に供給し、液ポンプ23が吸収液を流体流路2に供給する。このとき、仕切弁26を開け、背圧弁27を閉じ、流体流路2から排出されて気液分離器25の上方に一時貯留するオフガスがそのまま仕切弁26から抜けるようにすることで、流体流路2内の圧力を低圧に戻す。尚、流体流路2から排出された吸収液は気液分離器25の下方に一時貯留される。
次に、図7(b)に示すように、液ポンプ31が、流体流路2内の斜線の細長い矩形で示すように、第3流体を流体流路2に供給する。このとき、仕切弁26を閉じ、流体流路2から排出されて気液分離器25の上方に一時貯留するオフガスが、背圧弁27の機能により流体流路2内の圧力が上昇して一定の圧力になるまでは背圧弁27から抜け難くすることで、流体流路2内の圧力を再び高圧にする。これにより、再び、気体中の特定成分の吸収液による吸収率が高まる。尚、流体流路2から排出された吸収液は気液分離器25の下方に一時貯留される。また、流体流路2からは第3流体も排出されてくるが、これは、気体及び吸収液に対して不溶性かつ不活性で、比重が吸収液よりも低ければ、オフガスが貯留された部分と吸収液が貯留された部分とに挟まれた部分に一時貯留される。そして、この第3流体は液ポンプ31に再び供給され、液ポンプ31は第3流体を流体流路2に循環させる。
そして、以降も、図7(a)の操作と図7(b)の操作を繰り返す。尚、上記において、オフガスがそのまま仕切弁26から抜けるようにすることは、オフガスの排出に制限をかけないことの一例であり、背圧弁27の機能により流体流路2内の圧力が上昇して一定の圧力になるまではオフガスが背圧弁27から抜け難くすることは、オフガスの排出に制限をかけることの一例である。
このように昇圧して吸収量を増加させる吸収操作を半連続的に行うことで、第3流体を連続的に供給する場合に比べて、流体流路2内の圧力を高くすることができ、吸収率を高くすることができる。
尚、図7(a),(b)では、第1流体である気体及び第2流体である吸収液の流体流路2への供給と第3流体の流体流路2への供給を交互に行うものとして説明したが、複数の吸収装置20を用いて、第1流体である気体及び第2流体である吸収液の流体流路2への供給と第3流体の流体流路2への供給を同時に行うことも可能である。具体的には、ある吸収装置20において、図7(b)に示すように流体流路2内を昇圧している時に、別の吸収装置20において、図7(a)に示すように気体及び吸収液を流体流路2に流通させるようにしてよい。これにより、流体流路2内の昇圧時にも処理を継続することができる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態では、気液二相流が形成されている流体流路2に、気体である第3流体を供給する。ここで、第3流体は、第1流体である気体及び第2流体である吸収液に対して不活性であることが望ましい。但し、これは、第3流体が第1流体である気体及び第2流体である吸収液に対して活性であることを除外するものではない。また、第3流体は、気体中の目的の成分である特定成分と同じものであってもよい。例えば、第1流体を二酸化炭素含有ガスとし、第2流体を水とした場合、第3流体は窒素等とすればよい。或いは、第1流体を二酸化炭素含有ガスとし、第2流体をアミン化合物を主成分とする吸収液とした場合も、第3流体は窒素等としてよい。以下では、第3流体を所謂不活性ガスとして説明する。
図8は、第2の実施の形態における吸収装置20の構成例を示した図である。図示するように、本実施の形態における吸収装置20は、図1から図4で説明した流体流路2及び温調流路3を含む微細流路装置1を含む。ここでは、流体流路2に第1流体である気体及び第2流体である吸収液のみが流通している状態を縦縞模様で示している。尚、微細流路装置1は図4に示したように流体流路2及びその上下の温調流路3からなる層が複数積層されて構成されるが、ここでは簡単化するために、流体流路2及びその上下の温調流路3からなる1つの層のみを示している。また、微細流路装置1には、実際には、温調流路3に温調用流体を供給する機構及び温調流路3から温調用流体を回収する機構も接続されているが、これらの機構については図示を省略している。
吸収装置20は、圧縮機21と、逆止弁22と、液ポンプ23と、逆止弁24とを含む。具体的には、圧縮機21は逆止弁22を介して微細流路装置1の第1供給穴2qに接続され、液ポンプ23は逆止弁24を介して微細流路装置1の第2供給穴2sに接続されている。
また、吸収装置20は、気液分離器25と、仕切弁26と、背圧弁27と、仕切弁28と、仕切弁40と、圧縮機41と、仕切弁42とを含む。具体的には、気液分離器25は微細流路装置1の回収穴2wに接続され、仕切弁26、背圧弁27、仕切弁28はそれぞれ気液分離器25に接続され、圧縮機41は背圧弁27に接続され、仕切弁40を介して図示しない不活性ガス供給部に接続されると共に、仕切弁42を介して微細流路装置1の第3供給穴2uに接続されている。
圧縮機21、逆止弁22、液ポンプ23及び逆止弁24については、第1の実施の形態で説明したので、ここでの説明は省略する。
気液分離器25は、微細流路装置1の回収穴2wから排出されたオフガス及び吸収液を一時貯留する。気液分離器25内のオフガスは、圧縮機21が流体流路2に流通させた気体中の特定成分を、液ポンプ23が流体流路2に流通させた吸収液で吸収した後の気体である。気液分離器25は、上方の白色で示した部分にオフガスを一時貯留する。ここでは、気体中の特定成分が目的の成分であるものとし、気体中の特定成分を吸収液で吸収した後の気体をオフガスと称しているが、気体中の特定成分が不要な成分であるものとし、気体中の特定成分を吸収液で吸収した後の気体を目的の気体としてもよい。一方、気液分離器25内の吸収液は、液ポンプ23により流体流路2に流通させた吸収液に圧縮機21により流体流路2に流通させた気体中の特定成分を吸収させた後の液体である。気液分離器25は、下方の黒色で示した部分に吸収液を一時貯留する。そして、気液分離器25は、一時貯留したオフガスと吸収液とを分離する。具体的には、気液分離器25は、オフガスを、仕切弁26又は背圧弁27を介して排出する。仕切弁26は、そのままオフガスを排出する制御を行うために設けてあり、背圧弁27は、気液分離器25内の圧力が上昇して一定の圧力になるとオフガスを排出する制御を行うために設けてある。一方、気液分離器25は、吸収液を、仕切弁28を介して排出する。仕切弁28は、そのまま吸収液を排出する制御を行うために設けてある。
また、本実施の形態において、気液分離器25に一時貯留されたオフガスは第3流体である不活性ガスも含む。不活性ガスは、最初は、図示しない不活性ガス供給部からのみ圧縮機41へと供給されるが、気液分離器25に貯留された後は、気液分離器25からも圧縮機41へと供給され、何れの場合も、圧縮機41は、不活性ガスを圧縮し、仕切弁42を介して、微細流路装置1の第3供給穴2uから流体流路2へと不活性ガスを流通させる。本実施の形態では、第3の供給部の一例として、圧縮機41を設けている。ここで、圧縮機41としては、スクリュロータを回転させて圧縮するスクリュタイプ、ピストンの往復運動により圧縮するレシプロタイプ等の容積型圧縮機を用いてもよいし、羽根車の回転を使った遠心力により圧縮するターボタイプ等の遠心型圧縮機を用いてもよい。仕切弁42は、不活性ガスを流体流路2に流通させる制御を行うために設けてある。
次に、本実施の形態における吸収装置20の動作について説明する。
図9は、第1流体である気体及び第2流体である吸収液の流体流路2への供給と第3流体の流体流路2への供給を同時に行う際の動作について示した図である。
図示するように、圧縮機21が気体を流体流路2に供給し、液ポンプ23が吸収液を流体流路2に供給するのと同時に、圧縮機41が、流体流路2内に斜線の4つの小さな矩形で示すように、不活性ガスを流体流路2に供給する。このとき、仕切弁26を閉じ、流体流路2から排出されて気液分離器25の上方に一時貯留するオフガスが、背圧弁27の機能により流体流路2内の圧力が上昇して一定の圧力になるまでは背圧弁27から抜け難くすることで、流体流路2内の圧力を高圧にする。これにより、気体中の特定成分の吸収液による吸収率が高まる。尚、流体流路2から排出された吸収液は気液分離器25の下方に一時貯留される。また、流体流路2からは不活性ガスも排出されてくるが、これは、オフガスに含まれて気液分離器25の上方に一時貯留される。そして、この不活性ガスは背圧弁27を介して圧縮機41に再び供給され、圧縮機41は不活性ガスを流体流路2に循環させる。このように不活性ガスを循環させることで、不活性ガスの使用量を減らすことができる。
図10(a),(b)は、第1流体である気体及び第2流体である吸収液の流体流路2への供給と第3流体の流体流路2への供給を交互に行う際の動作について示した図である。各図において、太い矢印は、その矢印が示す経路に流体が流れていることを表している。
まず、図10(a)に示すように、圧縮機21が気体を流体流路2に供給し、液ポンプ23が吸収液を流体流路2に供給する。このとき、仕切弁26を開け、背圧弁27を閉じ、流体流路2から排出されて気液分離器25の上方に一時貯留するオフガスがそのまま仕切弁26から抜けるようにすることで、流体流路2内の圧力を低圧にしておく。尚、流体流路2から排出された吸収液は気液分離器25の下方に一時貯留される。
次に、図10(b)に示すように、圧縮機41が、流体流路2内の斜線の細長い矩形で示すように、不活性ガスを流体流路2に供給する。このとき、仕切弁26を閉じ、流体流路2から排出されて気液分離器25の上方に一時貯留するオフガスが、背圧弁27の機能により流体流路2内の圧力が上昇して一定の圧力になるまでは背圧弁27から抜け難くすることで、流体流路2内の圧力を高圧にする。これにより、気体中の特定成分の吸収液による吸収率が高まる。尚、流体流路2から排出された吸収液は気液分離器25の下方に一時貯留される。また、流体流路2からは不活性ガスも排出されてくるが、これは、オフガスに含まれて気液分離器25の上方に一時貯留される。そして、この不活性ガスは背圧弁27を介して圧縮機41に再び供給され、圧縮機41は不活性ガスを流体流路2に循環させる。
続けて、図10(a)に示すように、再び、圧縮機21が気体を流体流路2に供給し、液ポンプ23が吸収液を流体流路2に供給する。このとき、仕切弁26を開け、背圧弁27を閉じ、流体流路2から排出されて気液分離器25の上方に一時貯留するオフガスがそのまま仕切弁26から抜けるようにすることで、流体流路2内の圧力を低圧に戻す。尚、流体流路2から排出された吸収液は気液分離器25の下方に一時貯留される。
次に、図10(b)に示すように、圧縮機41が、流体流路2内の斜線の細長い矩形で示すように、不活性ガスを流体流路2に供給する。このとき、仕切弁26を閉じ、流体流路2から排出されて気液分離器25の上方に一時貯留するオフガスが、背圧弁27の機能により流体流路2内の圧力が上昇して一定の圧力になるまでは背圧弁27から抜け難くすることで、流体流路2内の圧力を再び高圧にする。これにより、再び、気体中の特定成分の吸収液による吸収率が高まる。尚、流体流路2から排出された吸収液は気液分離器25の下方に一時貯留される。また、流体流路2からは不活性ガスも排出されてくるが、これは、オフガスに含まれて気液分離器25の上方に一時貯留される。そして、この不活性ガスは背圧弁27を介して圧縮機41に再び供給され、圧縮機41は不活性ガスを流体流路2に循環させる。
そして、以降も、図10(a)の操作と図10(b)の操作を繰り返す。尚、上記において、オフガスがそのまま仕切弁26から抜けるようにすることは、オフガスの排出に制限をかけないことの一例であり、背圧弁27の機能により流体流路2内の圧力が上昇して一定の圧力になるまではオフガスが背圧弁27から抜け難くすることは、オフガスの排出に制限をかけることの一例である。
このように昇圧して吸収量を増加させる吸収操作を半連続的に行うことで、第3流体を連続的に供給する場合に比べて、流体流路2内の圧力を高くすることができ、吸収率を高くすることができる。
尚、図10(a),(b)では、第1流体である気体及び第2流体である吸収液の流体流路2への供給と第3流体の流体流路2への供給を交互に行うものとして説明したが、複数の吸収装置20を用いて、第1流体である気体及び第2流体である吸収液の流体流路2への供給と第3流体の流体流路2への供給を同時に行うことも可能である。具体的には、ある吸収装置20において、図10(b)に示すように流体流路2内を昇圧している時に、別の吸収装置20において、図10(a)に示すように気体及び吸収液を流体流路2に流通させるようにしてよい。これにより、流体流路2内の昇圧時にも処理を継続することができる。
以上述べたように、本実施の形態では、第1流体である気体及び第2流体である吸収液を流体流路2に流通させながら吸収操作を行う際に、第3流体を流体流路2に供給するようにした。これにより、吸収液の単位体積あたりの吸収量が増加し、吸収率が高くなる。
また、本実施の形態では、流体流路2内を低圧にした状態から第3流体を流体流路2に供給する際に出側の背圧弁27により流体流路2内を昇圧し、その後、第3流体の供給を止めて出側の仕切弁26で流体流路2内を低圧に戻して流体流路2内に第1流体である気体及び第2流体である吸収液を流通させ、再び第3流体を供給して流体流路2内を昇圧することを繰り返すようにした。これにより、昇圧して吸収量を増加させる吸収操作を半連続的に行うことができるので、第3流体を連続的に供給する場合に比べて、流体流路2内の圧力を高くすることができ、吸収率を高くすることができるようになる。
1…微細流路装置、2…流体流路、3…温調流路、20…吸収装置、21,41…圧縮機、22,24…逆止弁、23,31…液ポンプ、25…気液分離器、26,28,32,40,42…仕切弁、27…背圧弁

Claims (6)

  1. 被吸収成分を含む気体及び吸収液が流通することにより当該被吸収成分が当該吸収液に吸収される微細流路を用いた吸収方法であって、
    前記気体及び前記吸収液をそれぞれ第1及び第2の流体として前記微細流路に流通させるステップと、
    前記気体及び前記吸収液を前記微細流路に流通させた状態で、当該微細流路内の圧力を高くするための流体であって、当該吸収液とは異なる流体である第3の流体を当該微細流路に流通させるステップと
    を含むことを特徴とする吸収方法。
  2. 前記第3の流体を流通させるステップでは、前記気体及び/又は前記吸収液に対して不溶性及び/又は不活性な流体である当該第3の流体を前記微細流路に流通させることを特徴とする請求項1に記載の吸収方法。
  3. 前記気体及び前記吸収液を流通させるステップでは、当該気体及び当該吸収液の前記微細流路からの排出に制限をかけない状態で、当該気体及び当該吸収液を当該微細流路に流通させ、
    前記第3の流体を流通させるステップは、前記気体及び前記吸収液の前記微細流路からの排出に制限をかけた状態で、当該第3の流体を当該微細流路に流通させ、
    前記第3の流体を流通させるステップが実行された後に、前記気体及び前記吸収液を流通させるステップが再び実行されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の吸収方法。
  4. 前記気体及び前記吸収液を流通させるステップでは、当該気体及び当該吸収液を第1の微細流路に流通させ、
    前記第3の流体を流通させるステップでは、当該第3の流体を前記第1の微細流路とは異なる第2の微細流路に流通させ、
    前記気体及び前記吸収液を流通させるステップが実行されるのと並行して、前記第3の流体を流通させるステップが実行されることを特徴とする請求項3に記載の吸収方法。
  5. 前記第3の流体を前記微細流路に流通させた後に、前記気体、前記吸収液及び前記第3の流体の混合物を当該微細流路から排出するステップと、
    排出された前記混合物から前記第3の流体を分離するステップと
    を更に含み、
    前記第3の流体を流通させるステップでは、分離された前記第3の流体を前記微細流路に流通させることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の吸収方法。
  6. 被吸収成分を含む気体及び吸収液が流通することにより当該被吸収成分が当該吸収液に吸収される微細流路を用いた吸収装置であって、
    前記気体を第1の流体として供給する第1の供給部と、
    前記吸収液を第2の流体として供給する第2の供給部と、
    前記微細流路内の圧力を高めるための流体であって、前記吸収液とは異なる流体である第3の流体を供給する第3の供給部と、
    各微細流路に対して、前記第1の供給部により供給された前記気体と、前記第2の供給部により供給された前記吸収液とが流通された状態で、前記第3の供給部により供給された前記第3の流体が流通される複数の微細流路と
    を備えたことを特徴とする吸収装置。
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