JP6116199B2 - 重合体組成物 - Google Patents

重合体組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP6116199B2
JP6116199B2 JP2012251550A JP2012251550A JP6116199B2 JP 6116199 B2 JP6116199 B2 JP 6116199B2 JP 2012251550 A JP2012251550 A JP 2012251550A JP 2012251550 A JP2012251550 A JP 2012251550A JP 6116199 B2 JP6116199 B2 JP 6116199B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ionic liquid
polymer
structural unit
polymer composition
mass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012251550A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014098116A (ja
Inventor
正貴 青山
正貴 青山
裕彦 村瀬
裕彦 村瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dow Mitsui Polychemicals Co Ltd
Original Assignee
Du Pont Mitsui Polychemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Du Pont Mitsui Polychemicals Co Ltd filed Critical Du Pont Mitsui Polychemicals Co Ltd
Priority to JP2012251550A priority Critical patent/JP6116199B2/ja
Publication of JP2014098116A publication Critical patent/JP2014098116A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6116199B2 publication Critical patent/JP6116199B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

本発明は、重合体組成物に関する。
近年、溶媒を用いずに液状を示す塩であるイオン液体が注目されている。イオン液体は、一般に、不揮発性で、難燃性および耐熱性に優れることから、反応溶媒、キャパシタや電池等の電解液、潤滑剤、触媒、帯電防止剤等として用いるために、種々の開発が行われている。
例えば、色相や透明性が損なわれることなく帯電防止性能が付与された樹脂組成物を得るために、組成物に熱可塑性樹脂(A)100重量部、およびイオン液体、詳しくは窒素原子またはリン原子をイオン中心とするカチオンを有し、且つ100℃以下の温度で液体のイオン液体(B)0.001〜15重量部を含有すること(例えば、特許文献1参照)や、特定構造のアンモニウム塩(1)および特定構造のスルホニウム塩(2)から選ばれる1種以上のオニウム化合物を含有すること(例えば、特許文献2参照)が開示されている。
また、剥離した際に帯電防止されていない被着体の帯電防止が図れ、被着体への汚染が低減された、接着信頼性に優れる粘着剤組成物を得るために、組成物に、脂環族イオン液体、およびベースポリマーとしてガラス転移温度Tgが0℃以下のポリマーを含有することが開示されている(例えば、特許文献3参照)。
押出成形において、成形機壁面への添加剤の付着(プレートアウト)や液垂れがなく、適度な滑性が付与され、吐出安定性や成形品の外観、導電性に優れ、導電性のばらつきが小さく、長期間にわたって効果を持続させる長期性が良好な押出成形用熱可塑性樹脂組成物を得るために、熱可塑性樹脂(A)100重量部に対し、特定構造のイミダゾリウム塩(B)と特定構造のイミダゾリウム塩(C)とを総量で0.1〜10重量部含み、イミダゾリウム塩(B)とイミダゾリウム塩(C)との質量比を8/2〜3/7とすることが開示されている(例えば、特許文献4参照)。
透明性が損なわれること無く、ブリードによる被着体への汚染が低減され、帯電防止性能(特に表面抵抗率が1010Ω/sq.以下)が付与されたポリエステル樹脂組成物を得るために、組成物に、主たる繰り返し単位の90モル%以上がエチレンテレフタレートからなるポリステル重縮合体(A)と、少なくとも一成分として脂環式炭化水素基を有するモノマー成分を含有するポリエステル重縮合体(B)と、イオン液体(C)とを含有することが開示されている(例えば、特許文献5参照)。
また、耐汚染性、透明性、光沢性および帯電防止性に優れた熱可塑性樹脂組成物を得るために、組成物を、熱可塑性樹脂(A)80〜100質量部、ポリオレフィン樹脂が不飽和ポリカルボン酸あるいはその誘導体(E)及び特定構造の(メタ)アクリル酸エステル(F)でグラフト変性され、変性ポリオレフィン樹脂に(E)、(F)が各々0.1〜20重量%、0.1〜30重量%含有され、かつ重量平均分子量が15,000〜150,000である変性ポリオレフィン樹脂(B)0.1〜10質量部およびイオン液体(C)0.1〜10質量部を含有する熱可塑性樹脂組成物とすることが開示されている(例えば、特許文献6参照)。
そのほか、ポリオレフィン、イオン液体、カーボンナノファイバーを含むポリマーブレンド等も開示されている(例えば、特許文献7参照)。
特開2005−015573号公報 特開2007−51219号公報 特開2006−199731号公報 特開2008−201857号公報 特開2009−280710号公報 特開2010−047702号公報 特表2011−506645号公報
しかし、特許文献1〜7に示される手法では、不飽和エステル由来の構成単位を含む重合体に対する帯電防止性が不十分であった。
本発明者等は、不飽和エステル由来の構成単位を含む重合体と疎水性のイオン液体とを組み合わせることで、両者を含む組成物が優れた帯電防止性を示すことを見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の目的は、帯電防止性に優れる重合体組成物を提供することにある。
<1> α−オレフィン由来の構成単位と、不飽和カルボン酸のアルキルエステル由来の構成単位および酢酸ビニル由来の構成単位から選ばれる少なくとも1つの構成単位と、を含む重合体と、
イオン液体(L)および水(W)を容積比(L:W)=1:1で混合し、23℃で24時間攪拌した後48時間静置して分取したイオン液体相中の水分量が10万ppm以下となるイオン液体と
を含む重合体組成物であって、
前記イオン液体が、後述のA−2、A−3およびA−4で示される少なくとも1つのアニオン種を含む重合体組成物である。
<2> 前記イオン液体の含有量が、前記重合体100質量部に対して、0.001質量部〜20質量部である前記<1>に記載の重合体組成物である。
<3> 前記水分量が1万ppm以下である前記<1>または前記<2>に記載の重合体組成物である。
<4> 前記イオン液体のアニオン種が[(CPFである前記<1>〜前記<3>のいずれか1つに記載の重合体組成物である。
<5> 前記重合体が不飽和カルボン酸のアルキルエステル由来の構成単位を含み、前記重合体1kg中の前記不飽和カルボン酸のアルキルエステル由来の構成単位量が2モル以上である前記<1>〜前記<4>のいずれか1つに記載の重合体組成物である。
本発明によれば、帯電防止性に優れる重合体組成物が提供される。
実施例で用いたプレスシートの表面抵抗率に関するグラフである。 実施例で用いたプレスシートの表面抵抗率に関するグラフである。
以下に、本発明の重合体組成物に係る実施形態について詳細且つ具体的に説明する。但し、本発明はこれらの例によって何ら制限されるものではない。
<重合体組成物>
本発明の重合体組成物は、不飽和エステル由来の構成単位を含む重合体と、イオン液体(L)および水(W)を容積比(L:W)=1:1で混合し、23℃で24時間攪拌した後48時間静置して分取したイオン液体相中の水分量が10万ppm以下となるイオン液体とを含む。
本発明の重合体組成物は、不飽和エステル由来の構成単位を含む重合体と、イオン液体とを含む。
本発明で用いるイオン液体は、イオン液体の容積をL、水の容積をWとしたとき、イオン液体と水とを容積比(L:W)=1:1で混合し、23℃で24時間攪拌した後48時間静置して分取したイオン液体相中の水分量が10万ppm以下となる物性であり、すなわち、高い疎水性の化合物である。以下、イオン液体について疎水性というときは、イオン液体が上記物性であることをいう。かかる疎水性のイオン液体を、特定イオン液体ともいう。
また、不飽和エステル由来の構成単位を含む重合体を単に、特定重合体とも称する。
本発明の重合体組成物は、本発明の効果を損なわない限度において、界面活性剤、紫外線吸収剤等、種々の添加物を、さらに含んでいてもよい。
本発明の重合体組成物が、不飽和エステル由来の構成単位を含む重合体(特定重合体)と、疎水性のイオン液体(特定イオン液体)とを含むことで、理由は定かではないが、公知の樹脂型の帯電防止剤に比べ、表面抵抗率が低く、帯電防止性に優れる。
また、一般に、界面活性剤等の公知の帯電防止剤は、樹脂に添加して成形品とした場合に、表面に浸み出し、成形品表面に帯電防止剤が付着したり、成形品が白濁する等のブリードと呼ばれる現象が生じることがある。特に、ブリードは、帯電防止剤が低分子化合物である場合に顕著であった。しかし、本発明の重合体組成物は、理由は定かではないが、ブリードを生じにくい。
本発明の重合体組成物は、特定イオン液体の含有量が少量でも優れた帯電防止性を発現するため、透明な樹脂に添加し、成形品とした場合でも、成形品の透明性を損ねにくく、光学特性の低下を抑制することができる。
さらに、本発明の湿度環境に関わらず、優れた帯電防止性を維持することができ、湿度依存性の低い、安定した帯電防止性を発現することができる。
〔イオン液体〕
イオン液体とは、多くの場合、100℃〜150℃にて液状のイオン性化合物であり、カチオン種とアニオン種との組み合わせで構成される塩である。なお、イオン液体は、単一の化合物で液状である物質であり、溶媒との組み合わせにより液状となっている混合物ではない。
本発明で用いられる特定イオン液体は、かかる構成の塩であって、既述の物性を有する疎水性の化合物であれば、特に制限されない。
−カチオン種−
特定イオン液体を構成し得るカチオン種としては、例えば、メチルイミダゾリウム系、ピリジニウム系、メチルピロリジニウム系、アンモニウム系等が挙げられる。
メチルイミダゾリウム系カチオン種としては、下記C−1で表されるイオン種が挙げられる。ピリジニウム系カチオン種としては、下記C−2で表されるイオン種が挙げられる。メチルピロリジニウム系カチオン種としては、下記C−3で表されるイオン種が挙げられる。アンモニウム系カチオン種としては、下記C−4で表されるイオン種が挙げられる。そのほか、下記C−5で示されるイオン種を用いてもよい。
C−1におけるRおよびR、C−2におけるRおよびR、C−3におけるR、C−4におけるR、R、R、およびR、ならびに、C−5におけるR、R、およびRは、各々独立に、水素原子または置換基である。
置換基は、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、アルキルエーテル基等が挙げられ、中でも、アルキル基、アルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、または、アルキルエーテル基が好ましい。
C−1〜C−5の具体例としては、下記C−6〜C−14等が挙げられる。
その他、Guanidinium(GUA)、N−(Methoxyethyl)−Nmethylmorpholinium(MOEMMO)、1−(2−Methoxyethyl)−1−methyl−piperidinium(MOEMPIP)、Trihexyl(tetradecyl)−phosphonium(PH3T)等が挙げられる。
カチオン種としては、C−1〜C−5で表されるイオン種が好ましく、C−6〜C−14で表されるイオン種がより好ましい。
−アニオン種−
特定イオン液体を構成し得るアニオン種としては、例えば、下記A−1〜A−5で示されるイオン種が挙げられる。ただし、本発明におけるアニオン種は、これらに限定されない。
A−3におけるnは、1以上の整数を表す。
A−1はOtfとも称され、A−2はNTFまたはTFSIとも称され、A−4はBF4とも称される。また、A−3で表されるイオン種のうち、nが2であるイオン種(A−5)をFAPとも称する。
アニオン種は、以上の中でも、A−1〜A−4で表されるイオン種が好ましく、A−3で表されるイオン種がより好ましく、A−5で表されるイオン種〔FAP;トリス(ペンタフルオロエチル)トリフルオロフォスフェート〕がさらに好ましい。アニオン種としてFAPを用いると、特に帯電防止性が湿度依存しにくく、ブリード発生をしい。
イオン液体の疎水性は、既述のように、イオン液体と水とを容積比(L:W)=1:1で混合し、23℃で24時間攪拌した後48時間静置して分取したイオン液体相中の水分量で判断する。
水分量は、より具体的には、次のように測定する。
イオン性液体と水との混合物を攪拌し、静置したのち、イオン性液体の層を分取し、これを水分値測定サンプルとする。水分測定はカールフィッシャー水分計(京都電子工業株式会社製MKC−210)を用いて測定する。
イオン性液体と水との混合物を攪拌した後、48時間以上静置しても二層に分離しないイオン性液体は、水に溶解すると判断する。
本発明では、イオン液体相中の水分量が10万ppm以下であるイオン液体(特定イオン液体)を用いるが、特定イオン液体は疎水性がより高いことが好ましい。すなわち、水分量は、さらに小さいことが好ましく、具体的には、1万ppm以下であることが好ましく、5000ppm以下であることがより好ましい。
アニオン種として、FAPを用いると、イオン液体は、より高い疎水性を示し、水分量も5000ppm以下となる。
特定イオン液体において、カチオン種とアニオン種との好ましい組み合わせは、カチオン種の好ましい態様とアニオン種の好ましい態様との組み合わせであり、カチオン種のより好ましい態様とアニオン種のより好ましい態様との組み合わせが、より好ましい。
特に、アニオン種として、FAPを用い、カチオン種として、C−6〜C−14の各イオン種を用いることが好ましい。
重合体組成物中の特定イオン液体の含有量は、特に制限されないが、より帯電防止性を向上する観点から、特定重合体100質量部に対し、0.001質量部〜20質量部であることが好ましい。特定重合体100質量部に対し、0.05質量部〜15質量部であることがより好ましく、0.5質量部〜10質量部であることがさらに好ましい。
重合体組成物からの特定イオン液体の浸み出し(ブリード)を抑制する観点からは、重合体組成物中の特定イオン液体の含有量は、特定重合体100質量部に対し、9質量部以下であることが好ましい。
〔不飽和エステル由来の構成単位を含む重合体〕
本発明の重合体組成物は、不飽和エステル由来の構成単位を含む重合体(特定重合体)を含有する。
特定重合体は、不飽和エステル由来の構成単位を含んでいれば、特に制限されない。例えば、不飽和エステル由来の構成単位のみを有する不飽和エステルの単独重合体であってもよいし、さらに、α−オレフィン由来の構成単位、不飽和脂肪酸由来の構成単位を含んでいてもよい。
不飽和エステル由来の構成単位を構成する不飽和エステルとしては、不飽和カルボン酸のアルキルエステルが挙げられる。
例えばアクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキルエステル、クロトン酸アルキルエステル、マレイン酸アルキルエステル等が例示される。また、酢酸ビニルであってもよい。
アルキルエステルのアルキル部位としては、炭素数1〜12のものを挙げることができ、より具体的には、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、セカンダリーブチル、2−エチルヘキシル、イソオクチル等のアルキル基を例示することができる。
本発明では、アルキルエステルのアルキル部位の炭素数は、1〜8が好ましい。
不飽和カルボン酸は、1分子中に2つ以上のカルボキシ基を有するものであってもよい。1分子中に2つ以上のカルボキシ基を有する不飽和カルボン酸は、複数あるカルボキシ基の少なくとも1つがアルキルエステルとなっていればよく、例えば、マレイン酸アルキルエステルとしては、マレイン酸モノアルキルエステルであっても、マレイン酸ジアルキルエステルであってもよい。
不飽和エステルは、上記の中でも、アクリル酸又はメタクリル酸のメチルエステル、エチルエステル、ノルマルブチルエステル、イソブチルエステルが好ましい。
不飽和エステル由来の構成単位は、1種単独でもよいし、複数種を組み合わせて用いてもよい。
特定重合体は、単一の不飽和エステル由来の構成単位を有する不飽和エステルの単独重合体でもよい。このような単独重合体としては、メタクリル酸エチル重合体(EMAとも称する)、アクリル酸エチル重合体(EAとも称する)等が挙げられる。
また、2種以上の不飽和エステル由来の構成単位を有する不飽和エステルの2元以上の共重合体であってもよい。このとき、2種以上の不飽和エステル由来の構成単位を有する共重合体は、ランダム共重合体であっても、ブロック共重合体であっても、グラフト共重合体であってもよいが、ランダム共重合体であることが好ましい。
特定重合体は、さらに、α−オレフィン由来の構成単位や、不飽和脂肪酸由来の構成単位等の、不飽和エステル由来の構成単位とは異なる他の構成単位をさらに含んでいてもよい。
α−オレフィン由来の構成単位を構成するα−オレフィンとしては、エチレン、プロピレン、ブチレン等が挙げられ、中でも、エチレンまたはプロピレンが好ましい。α−オレフィン由来の構成単位は、1種単独でもよいし、複数種を組み合わせて用いてもよい。
不飽和脂肪酸由来の構成単位を構成する不飽和脂肪酸としては、例えばアクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、クロトン酸、フマル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、又は無水イタコン酸等が挙げられる。不飽和脂肪酸は、これらの中でも、アクリル酸およびメタクリル酸の少なくとも一方であることが好ましい。不飽和脂肪酸由来の構成単位は、1種単独でもよいし、複数種を組み合わせて用いてもよい。
特定重合体が、他の構成単位を含む共重合体である場合、共重合体は、ランダム共重合体であっても、ブロック共重合体であっても、グラフト共重合体であってもよいが、ランダム共重合体であることが好ましい。
特定重合体が、他の構成単位をさらに含む場合、例えば、不飽和エステル由来の構成単位と、α−オレフィン由来の構成単位または不飽和脂肪酸由来の構成単位とを含む2元共重合体であってもよい。このような共重合体としては、例えば、エチレン/アクリル酸エチル共重合体(EEAとも称する)、エチレン/メタクリル酸メチル共重合体(EMMAとも称する)等が挙げられる。
また、不飽和エステル由来の構成単位と、α−オレフィン由来の構成単位と、不飽和脂肪酸由来の構成単位とを含む3元共重合体であってもよい。このような共重合体としては、例えば、エチレン/メタクリル酸/メタクリル酸エステル共重合体等が挙げられる。
特定重合体は、重合体組成物の帯電防止性を実用的な性能範囲とする観点から、特定重合体1kg中の不飽和エステル由来の構成単位量が2モル以上であることが好ましく、重合体組成物の透明を維持する観点らは、さらに3モル以上であることが好ましい。
特定重合体は、実用的な機械的強度や成形加工性の面から230℃、10kg荷重(JIS K7210−1999に準拠)におけるメルトフローレート(MFR)が0.01g/10分〜1000g/10分、特に0.1g/10分〜500g/10分のものが好適である。
〔他の成分〕
本発明の重合体組成物は、本発明の効果を損なわない限度において、さらに、界面活性剤、褪色防止剤、乳化安定剤、浸透促進剤、紫外線吸収剤、防腐剤、防黴剤等の他の成分を含有していてもよい。
<重合体組成物の製造方法>
本発明の重合体組成物の製造方法は、特定重合体をベース樹脂とし、特定イオン液体と共に混合すればよい。帯電防止性を向上する観点から、特定重合体100質量部に対し、0.001質量部〜20質量部の範囲で、両者を混合することが好ましい。
特定重合体と、特定イオン液体とのほかに、さらに、他の成分を混合して重合体組成物を製造してもよい。
本発明の重合体組成物を用いて、さらに押出し成形、プレス成形、射出成形等して、成形体としてもよい。
本発明の重合体組成物は、既述のとおり、帯電防止性に優れており、本発明の重合体組成物は、具体的には、天井材、床材等の建築、土木材料、自動車部品、OA機器、家電製品部品、あるいはその保管・収納ケース、文具、日用品などに広く使用することができる。
次に、本発明を実施例により更に詳細に説明する。但し、本発明は、これらの例によって何ら制限されるものではない。
〔イオン液体〕
イオン液体は、以下の製品を用いた。
カチオン種とアニオン種とを、それぞれ「[カチオン種][アニオン種]」として表す。なお、下記カチオン種およびアニオン種の化学構造は、既述の具体例C−6〜C−14またはA−1〜A−5として示したとおりである。
・[EMIM][FAP]:メルク社製、
1-Ethyl-3-methylimidazolium tris(pentafluoroethyl)trifluorophosphate
・[EMIM][OTf]:メルク社製
・[EMIM][NTF]:メルク社製
・[HMIM][FAP]:メルク社製
・[BMPL][FAP]:メルク社製
・[NM4][FAP] :メルク社製
〔重合体(ベース樹脂)〕
1)特定重合体
・エチレン・アクリル酸エチルランダム共重合体(EEA-1)
アクリル酸エチル(EA)含量;34質量%、MFR;25g/10分(190℃、2160g荷重、JIS K7210−1999に準拠)
・エチレン・アクリル酸エチルランダム共重合体(EEA-2)
アクリル酸エチル(EA)含量;16質量%、MFR;1g/10分(190℃、2160g荷重、JIS K7210−1999に準拠)
・エチレン・アクリル酸エチルランダム共重合体組成物(EEA-3)
EEA−2と、下記LDPE(ミラソン16P)とを、EEA−2濃度が3質量%となる量で混合した組成物
・エチレン・アクリル酸エチルランダム共重合体(EEA-4)
アクリル酸エチル(EA)含量;19質量%、MFR;5g/10分(190℃、2160g荷重、JIS K7210−1999に準拠)
・エチレン・アクリル酸エチルランダム共重合体(EEA-5)
アクリル酸エチル(EA)含量;25質量%、MFR;20g/10分(190℃、2160g荷重、JIS K7210−1999に準拠)
・エチレン・アクリル酸メチルランダム共重合体(EMA-1)
アクリル酸メチル(MA)含量;30質量%、MFR;15g/10分(190℃、2160g荷重、JIS K7210−1999に準拠)
・エチレン・酢酸ビニルランダム共重合体(EVA-1)
酢酸ビニル(VA)含量;33質量%、MFR;14g/10分(190℃、2160g荷重、JIS K7210−1999に準拠)
・エチレン・酢酸ビニルランダム共重合体(EVA-2)
酢酸ビニル(VA)含量;46質量%、MFR;2.5g/10分(190℃、2160g荷重、JIS K7210−1999に準拠)
・エチレン・メタクリル酸メチルランダム共重合体(EMMA-1)
メタクリル酸メチル(MMA)含量;25質量%、MFR;20g/10分(190℃、2160g荷重、JIS K7210−1999に準拠)
2)比較用重合体
・低密度ポリエチレン(LDPE)
〔MFR;3.7g/10分(190℃、2160g荷重、JIS K7210−1999に準拠〕
・エチレン・メタクリル酸共重合体(EMAA)
〔MFR;25g/10分(190℃、2160g荷重、JIS K7210−1999に準拠〕
・ナトリウムアイオノマー(Na−IO)
〔エチレン・メタクリル酸共重合体(メタクリル酸含量15質量%)の金属架橋体、金属カチオン源:ナトリウム、中和度:54%、MFR;0.9g/10分(190℃、2160g荷重、JIS K7210−1999に準拠〕
・亜鉛アイオノマー(Zn−IO−1)
〔エチレン・メタクリル酸共重合体(メタクリル酸含量15質量%)の金属架橋体、金属カチオン源:亜鉛、中和度:21%、MFR;16g/10分(190℃、2160g荷重、JIS K7210−1999に準拠〕
・亜鉛アイオノマー(Zn−IO−2)
〔エチレン・メタクリル酸共重合体(メタクリル酸含量15質量%)の金属架橋体、金属カチオン源:亜鉛、中和度:59%、MFR;0.9g/10分(190℃、2160g荷重、JIS K7210−1999に準拠〕
・マグネシウムアイオノマー(Mg−IO)
〔エチレン・メタクリル酸共重合体(メタクリル酸含量15質量%)の金属架橋体、金属カチオン源:マグネシウム、中和度:54%、MFR;0.7g/10分(190℃、2160g荷重、JIS K7210−1999に準拠〕
〔界面活性剤〕
・アミート320
〔花王社製、ノニオン系界面活性剤、ポリ(オキシエチレン)アルキルアミン〕
〔樹脂型帯電防止剤〕
・ペレスタット230
〔三洋化成工業社製、高分子型ノニオン系界面活性剤、ポリエーテル系〕
<重合体組成物の調製および成形体の作製>
ベース樹脂と、イオン液体または界面活性剤とを、下記ブレンド方法により混合して重合体組成物を調製し、得られた重合体組成物を用い、下記プレスシート作製方法により成形して、成形体(プレスシート)を得た。
なお、各成分の混合比率は、後述する。
−ブレンド方法−
・装置
東洋精機製作所製、ラポプラストミル4C150
・条件
ベース樹脂の種類により下記に表1の「加熱温度」欄に示す温度で、ベース樹脂(後述する実施例1〜6に示す各ベース樹脂)とイオン液体(後述する実施例1〜6に示す各イオン液体)を15分間溶融混練した。
−プレスシート作製方法−
上記ブレンド方法で得られたブレンド物(重合体組成物)を、ベース樹脂の種類により表1の「プレス温度」欄に示す温度で3分間加熱し、加圧2分、冷却(20℃)4分の条件下で成形し、プレスシート(成形体)とした。
<評価>
後述する実施例1〜実施例6では、用意したイオン液体、および、上記のようにして得られたプレスシートを用いて、下記の手法で測定または評価を行った。
1.イオン液体飽和水分量測定方法
1の1.〔23℃で液体状のイオン液体の場合〕
イオン液体と水を容積比1:1で混合し、23℃で24時間攪拌した。混合物を48時間以上静置した後、イオン液体の層を分取し、これを水分値測定サンプルとした。水分測定はカールフィッシャー水分計(京都電子工業株式会社製、MKC−210)を用いて測定した。48時間以上静置しても二層に分離しないイオン液体は、水に溶解すると判断した。
1の2.〔23℃で固体状のイオン液体の場合〕
イオン液体と水を容積比1:1で混合し、23℃で24時間攪拌した。固体のイオン液体を取り出し、その固体表面の水分を、ろ紙で拭き取り、23℃で30分静置したものを水分値測定サンプルとした。水分測定はカールフィッシャー水分計(京都電子工業株式会社製、MKC−210)を用いて測定した。
2.表面抵抗率測定方法
高抵抗率計(株式会社三菱化学アナリテック製、ハイレスタ−UP)を用い、作製したプレスシートの表面抵抗率〔Ω/sq〕(Ω/square)を測定した。プローブはURSプローブを使用し、レジテーブルUFLのテフロン(登録商標)面側に測定サンプルを載せて測定した。
測定条件は以下のとおりである。
印加電圧:500V
測定時間:10秒
測定環境:23℃×50%RH、23℃×30%RH、23℃×12%RH
サンプルは測定環境で48時間以上静置した後に測定した。
用いた高抵抗率計(株式会社三菱化学アナリテック製、ハイレスタ−UP)の測定限界は、1.0×10Ω/sqであった。
以下「×10」を『E+n』とも表す。
例えば、n=7のとき、「×10」は『E+7」で表される。
3.シート外観
作製したプレスシートの外観を目視で観察した。
4.ブリード評価(ガラス汚染試験)
作製したプレスシートとガラス板とを重ね合わせ、23℃で48時間放置した後、プレスシートとガラス板とを剥離し、ガラス板の表面外観を目視で観察し、下記評価基準により評価した。
−評価基準−
○:ガラスへの付着物が全く無い。
×:付着物が見られるか付着物でガラスが曇っている。
<実施例1>−イオン液体の疎水性確認試験−
上記のイオン液体飽和水分量測定方法の1の1に示す方法に基づき、[EMIM][OTf]、[EMIM][NTF]、[EMIM][FAP]、[HMIM][FAP]、および[BMPL][FAP]の飽和水分量を測定した。いずれも、測定を2回行い、その平均値を、表2に示す。
また、EEA−1(100質量部)に対し、各イオン液体0.5質量部を混合して得られたプレスシートについて、表面抵抗率測定およびブリード評価を行い、結果を表2に示した。
表2からわかるように、水に溶解する[EMIM][OTf]に比べ、水分量が10万ppm以下となる[EMIM][NTF]、[EMIM][FAP]、[HMIM][FAP]、および[BMPL][FAP]は、表面抵抗率が低く、帯電防止性に優れることが分かった。さらに、アニオン種としてFAPを用いると、イオン液体の水分量は5000ppmを下回り、イオン液体の疎水性が高いことがわかる。このような水分量が小さな疎水性の高いイオン性液体を用いると、表面抵抗率も大きく下がり、特に優れた帯電防止性を示すことが分かった。
<実施例2>
ベース樹脂100質量部に対し、イオン液体を、表3に示す量(質量部)で混合して得られたプレスシートについて、表面抵抗率(23℃、50%RH)を測定し、表3に示した。
表3からわかるように、水に溶解するイオン液体を用いると、ベース樹脂として不飽和エステル由来の構成単位を含む重合体を用いても、プレスシートは帯電防止性に優れないことが分かった。
<実施例3>
ベース樹脂100質量部に対し、イオン液体を、表4に示す量(質量部)で混合して得られたプレスシートについて、表面抵抗率を測定した。また、ブリード評価およびシート外観評価も行い、それぞれ、結果を表4に示した。
また、実施例で用いたイオン液体の飽和水分量(2回測定の平均値)も表4に示した。
なお、今後示す表中、「−」は未測定であることを意味する。
表4からわかるように、水分量が小さい(疎水性の高い)イオン液体と不飽和エステル由来の構成単位を含む重合体との組み合わせで表面低効率が低下して、高い帯電防止性を示すことがわかる。
<実施例4>
ベース樹脂100質量部に対し、イオン液体または界面活性剤を、表5に示す量(質量部)で混合して得られたプレスシートについて、表面抵抗率を測定した。また、ブリード評価も行い、それぞれ、結果を表5に示した。
なお、実施例4で用いたイオン液体のうち、[NM4][FAP]のイオン液体飽和水分量を、上記のイオン液体飽和水分量測定方法の1の2に示す方法に基づき測定したところ、飽和水分量は510ppmであることが確認された。
表5からわかるように、公知の帯電防止剤として一般的に用いられる界面活性剤や樹脂型帯電防止剤とベース樹脂とを用いて得たプレスシートに比べ、本発明のイオン液体を用いて得られたプレスシートの方が、帯電防止性に優れ、さらに、ブリードの抑制にも優れた。
<実施例5>
ベース樹脂100質量部に対し、イオン液体または界面活性剤を、表6に示す量(質量分)で混合して得られたプレスシートについて、表面抵抗率を測定した。また、ブリード評価も行い、それぞれ、結果を表6に示した。
なお、ベース樹脂単独の表面低効率の測定器は、前述のハイレスターではなく高表面低効率を測定できるアジレント(Agilent)4339B(Agilent Technologies社製)を用いて測定した。なお、本発明品の一部をハイレスターとアジレントの両方で測定し両者で測定された表面低効率が誤算範囲であることを確認した。
表6からわかるように、不飽和エステル由来の構成単位を含む重合体に水分量が小さい(疎水性の高い)イオン液体を組み合わせると表面低効率が低下することがわかる。重合体1kg中の不飽和エステル由来の構成単位量が2モル以上であると表面低効率が更に低下し、さらに3モル以上であると樹脂組成物の透明性も向上することがわかった。
表6からイオン液体を0.5質量部配合した系を選び、ベース樹脂のエステル含量[mol/kg]に対するlog(表面抵抗率[Ω/sq])の相関を図1に示した。図1中、黒丸のプロット(●)が、ベース樹脂のみのデータであり、四角形のプロット(■)が重合体組成物のデータである。前述した不飽和エステル由来の構成単位を含む重合体に水分量が小さい(疎水性の高い)イオン液体を組み合わせると表面低効率が低下することがこの図からもわかる。
<実施例6>
ベース樹脂100質量部に対し、イオン液体または界面活性剤を、表7に示す量(質量部)で混合して得られたプレスシートについて、表面抵抗率を測定した。また、ブリード評価も行い、それぞれ、結果を表7および図2に示した。
表7および図2からわかるように、疎水性のイオン液体[EMIM][FAP]を少量含有するだけで表面抵抗率は大きく下がる。
なお、図2において、白抜きのプロット(○)は、イオン液体を含まないベース樹脂の値を示す。

Claims (4)

  1. α−オレフィン由来の構成単位と、不飽和カルボン酸のアルキルエステル由来の構成単位および酢酸ビニル由来の構成単位から選ばれる少なくとも1つの構成単位と、を含む重合体と、
    イオン液体(L)および水(W)を容積比(L:W)=1:1で混合し、23℃で24時間攪拌した後48時間静置して分取したイオン液体相中の水分量が万ppm以下となるイオン液体と、
    を含む重合体組成物であって、
    前記イオン液体が、下記A−2、A−3およびA−4で示される少なくとも1つのアニオン種を含む重合体組成物。


    A−3におけるnは、1以上の整数を表す。
  2. 前記イオン液体の含有量が、前記重合体100質量部に対して、0.001質量部〜20質量部である請求項1に記載の重合体組成物。
  3. 前記イオン液体のアニオン種が[(CPFである請求項1または請求項2に記載の重合体組成物。
  4. 前記重合体が不飽和カルボン酸のアルキルエステル由来の構成単位を含み、前記重合体1kg中の前記不飽和カルボン酸のアルキルエステル由来の構成単位量が2モル以上である請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の重合体組成物。
JP2012251550A 2012-11-15 2012-11-15 重合体組成物 Active JP6116199B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012251550A JP6116199B2 (ja) 2012-11-15 2012-11-15 重合体組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012251550A JP6116199B2 (ja) 2012-11-15 2012-11-15 重合体組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014098116A JP2014098116A (ja) 2014-05-29
JP6116199B2 true JP6116199B2 (ja) 2017-04-19

Family

ID=50940386

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012251550A Active JP6116199B2 (ja) 2012-11-15 2012-11-15 重合体組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6116199B2 (ja)

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005015573A (ja) * 2003-06-24 2005-01-20 Mitsubishi Engineering Plastics Corp 帯電防止性樹脂組成物
JP2005183249A (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Japan Carlit Co Ltd:The ゲル状電解質及びその製造方法
JP4799873B2 (ja) * 2005-01-18 2011-10-26 日東電工株式会社 粘着剤組成物、粘着シート類および表面保護フィルム
JP5179712B2 (ja) * 2005-08-18 2013-04-10 広栄化学工業株式会社 帯電防止性環状オレフィン系重合体組成物
WO2007119631A1 (ja) * 2006-03-31 2007-10-25 Koei Chemical Company, Limited 帯電防止剤及びそれを含有してなる帯電防止性樹脂組成物
JP5132110B2 (ja) * 2006-09-05 2013-01-30 日本カーリット株式会社 導電性付与剤及び導電性樹脂組成物
JP5315685B2 (ja) * 2006-12-20 2013-10-16 東洋インキScホールディングス株式会社 制電性アクリル系樹脂組成物
JP4893357B2 (ja) * 2007-02-16 2012-03-07 日油株式会社 押出成形用熱可塑性樹脂組成物
US8211958B2 (en) * 2007-12-05 2012-07-03 The Research Foundation Of State University Of New York Polyolefin nanocomposites with functional ionic liquids and carbon nanofillers
JP5126840B2 (ja) * 2008-05-22 2013-01-23 大和製罐株式会社 帯電防止性樹脂組成物およびそれからなるフィルム
JP2010047702A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Toho Chem Ind Co Ltd 耐汚染性、透明性、光沢性に優れた帯電防止性熱可塑性樹脂組成物
JP5625783B2 (ja) * 2010-11-12 2014-11-19 東ソー株式会社 エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂組成物及びそれからなる帯電防止性フィルム
JP2012156054A (ja) * 2011-01-27 2012-08-16 Jsr Corp 電解質組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014098116A (ja) 2014-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102252651B1 (ko) 표면 보호 필름 및 광학 부재
CN105368350B (zh) 水分散型丙烯酸类粘合剂组合物、粘合剂层以及粘合片
CN102732191B (zh) 再剥离用水分散型丙烯酸系粘合剂组合物及粘合片
CN102869739B (zh) 水分散型丙烯酸系粘合剂组合物和粘合片
JP6633306B2 (ja) 粘着テープ
CN105143385A (zh) 电剥离性粘合剂组合物、电剥离性粘合片、以及电剥离性粘合片的使用方法
CN103476891A (zh) 粘合片
TW201239055A (en) Removable water-dispersible acrylic pressure-sensitive adhesive composition and pressure-sensitive adhesive sheet
CN102732193B (zh) 双面粘合片、带剥离片的双面粘合片以及光学层叠体
CN103930509A (zh) 再剥离用水分散型丙烯酸类粘合剂组合物及粘合片
CA2578024A1 (en) Multilayered pellet comprising ethylene-vinyl alcohol copolymer resin composition
JP2015044967A (ja) フッ化ビニリデン系樹脂組成物
CZ201844A3 (cs) Kompozice pro pájení, teplosměnná trubka, tepelný výměník
JP6116199B2 (ja) 重合体組成物
JP5107483B1 (ja) メタクリル系樹脂組成物および成形体
JP5652617B2 (ja) 熱硬化型粘接着剤組成物、粘接着シート、及び粘接着シートの製造方法
JP2015059182A (ja) 樹脂組成物、接着剤、および、樹脂組成物の製造方法
JP6222462B2 (ja) 塗料組成物
JP5889671B2 (ja) エチレン酢酸ビニル共重合体樹脂組成物
KR20120120979A (ko) 중합체 비누화물 함유 조성물, 고분자형 대전 방지제, 열가소성 스티렌계 수지 조성물, 성형체 및 그 제조 방법
JP6889649B2 (ja) 帯電防止性シリコーン樹脂組成物
David et al. Complexation with metals: Anticorrosion phosphorus-containing polymer coatings
JP2020100841A (ja) 粘着剤組成物、及び表面保護フィルム
JP5478361B2 (ja) アイオノマー組成物
JP2010006871A (ja) 制電性に優れた重合体けん化物又は重合体組成物。

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160816

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161006

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170321

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6116199

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250