JP6115947B2 - ヘッドホン - Google Patents
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Description
耳覆い型のヘッドホンは、イヤパッドにより利用者の耳の周囲を取り囲み、イヤパッドを利用者の側頭部に密着させることによって、外来音の侵入を遮断すると共に、外部に再生音が漏れないように配慮されている。
また前記ドライバユニット4の背面を覆うように、前記バッフル板1にはハウジング5が取り付けられ、前記ハウジング5によってドライバユニット4の背面側に後部空気室BCが形成されている。
なお、図2に示すヘッドホンにおいては、前記ハウジング5の一部に低域の周波数応答を改善するために、パイプ部材を備えたポート7が形成されている。
すなわち、図2に示すヘッドホンの構成においては、前記した前部空気室FC内に位置するようにマイクロホン11がバッフル板1に取り付けられている。このマイクロホン11からの検出信号は、プリアンプ12によって増幅され、オペアンプ13の反転入力端子に供給される。
また、オペアンプ13の非反転入力端子にはヘッドホンによって再生すべき楽音信号が、入力端子INより供給される。そしてオペアンプ13の出力は、パワーアンプ14によって増幅され、ドライバユニット4に供給される。
したがって、前部空気室FC内においては、前記した外来音(騒音)の少ない状態の再生音を聴取することができる。
そして、前記マイクロホンにより捕らえられた前記外来音および漏出音に基づいて生成されたキャンセル信号が、第2ドライバユニットによりキャンセル音として再生されて、これが前記マイクロホンに作用する。
したがって、イヤパッドと利用者の側頭部との隙間を通過する外来音および漏出音は、共にキャンセルされ、実質的に外来音および漏出音は、イヤパッドの部分で遮断されたものと同等の作用を受けることになる。
したがって、第1ドライバユニット4による再生音は第1空気室21内に放射され、利用者はこれを聴取することができる。
したがって前記マイクロホン31は、前記隙間を介して前記第1空気室内に侵入する外来音(騒音)を検出すると共に、前記隙間を介して第1空気室から漏出する第1ドライバユニット4からの再生音を検出することができる。
さらに、前記バッフル板1の背面における外周縁には、前記隔壁22を覆うハウジング5が取り付けられており、このハウジング5内には、第2バッフル板24がハウジング5と一体に形成され、この第2バッフル板24に第2ドライバユニット32が取り付けられている。なお第2ドライバユニット32は、すでに説明した図2に示したドライバユニット4と同様の構成になされており、その詳細な説明は省略する。
なお、前記第2ドライバユニット32が取り付けられた第2バッフル板24と、前記ハウジング5の裏面部との間で、前記第2ドライバユニット32の後部空気室26を構成している。
この構成により、イヤパッド2内に配置された前記マイクロホン31は、前記開口2bおよび前記音導孔1aを介して前記第2空気室25に連通した状態になされている。
また、前記圧着位置において、前記した第1ドライバユニット4からの音圧(漏出音の音圧)が上昇した場合には、この漏出音の音圧を同じく第2ドライバユニットからの音圧によってキャンセルする(音圧を下げる)ように作用する。
これにより、利用者の側頭部とイヤパッド2との隙間を介して侵入する外来音を軽減するノイズキャンセル機能と、第1ドライバユニット4により再生される楽音が、前記隙間を介して外部に漏出するいわゆる音漏れを防止する機能とを兼ね備えたヘッドホンを提供することができる。
これにより、外来音を軽減するノイズキャンセル機能と、音漏れの防止機能とを最適な動作状態に設定することが可能となる。
加えて、前記した第1ドライバユニット4からは、キャンセル信号等を含まない楽音信号のみを再生することができるので、前記した特許文献等に開示されたヘッドホンが抱えている音質劣化の問題等も解消することができるなど、前記した発明の効果の欄に記載した事項以外の独自の作用効果も期待することができる。
1a 音導孔
2 イヤパッド
2a,2b 開口
4 第1ドライバユニット
5 ハウジング
21 第1空気室
22 隔壁
25 第2空気室
31 マイクロホン
32 第2ドライバユニット
33 パワーアンプ
Claims (3)
- 利用者の耳を囲み、利用者の側頭部に接するリング状のイヤパッドにより第1空気室を形成し、前記第1空気室内に再生音を放射する第1ドライバユニットと、
前記イヤパッドと利用者の側頭部との隙間を介して第1空気室内に侵入する外来音、および前記隙間を介して第1空気室から漏出する第1ドライバユニットからの再生音を検出するマイクロホンと、
前記マイクロホンからの検出信号に基づくキャンセル信号を利用して第2空気室内にキャンセル音を放射する第2ドライバユニットとが備えられ、
前記マイクロホンは前記第2空気室に連通した状態で配置されると共に、前記イヤパッドにおける利用者の側頭部に接する面には開口が形成され、前記マイクロホンは前記イヤパッド内に配置されることで、前記イヤパッドに形成された前記開口部における前記外来音および前記再生音を検出することを特徴とするヘッドホン。 - 前記第1ドライバユニットは、前記イヤパッドと共にバッフル板に取り付けられて、バッフル板の前面側に第1空気室が形成され、前記第2ドライバユニットは、前記バッフル板の背面に取り付けられた隔壁と、当該隔壁のさらに背面を覆うハウジングとの間の第2空気室内に収容されていることを特徴とする請求項1に記載されたヘッドホン。
- 前記イヤパッド内に配置されたマイクロホンは、前記バッフル板に形成された音導孔を介して、前記第2空気室に連通した状態で配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載されたヘッドホン。
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