JP6114988B2 - 点灯装置および、これを用いた照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、点灯装置および、これを用いた照明器具に関するものである。
従来、LED素子からなる光源に電力を供給して点灯させる点灯装置がある。しかし、LED素子は、温度が上昇すると発光効率が低下する。そこで、ファン等の冷却手段を用いて、LED素子の温度上昇を抑制する点灯装置がある(例えば、特許文献1参照)。この点灯装置は、光源の温度を検出する熱センサーを備える。そして、点灯装置は、熱センサーの検出温度に基づいてファンの動作を制御することで、LED素子の発光効率を維持する。
しかし、ファンも寿命等によって発熱する。そのため、点灯装置は、ファンの温度を検出する熱センサーを備え、ファンの状態も監視する必要がある。
また、検知範囲における人の有無を検出する人感センサーを備え、人を検出した場合に光源を点灯させる点灯装置もある。
特開2010−192406号公報
熱センサーや人感センサー等の検知部は、検出結果を制御回路に出力する。そして、制御回路は、各検知部の検出結果に応じた制御を行う。したがって、点灯装置が、2つ以上の検知部を備える場合、制御回路と各検知部とを配線で接続する必要がある。そのため、配線が煩雑となるという問題があった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の検知部を備える場合において、制御回路と検知部との間の配線を簡略化することができる点灯装置および、これを用いた照明器具を提供することにある。
本発明の点灯装置は、発光素子からなる光源に電力を供給する点灯回路と、前記光源に設けられ、前記光源の温度に応じてインピーダンスが連続的に変化する第1のインピーダンス要素を有する第1の検知部と、第1の状態または第2の状態に変化する検知対象の状態に応じて、インピーダンスが二値のうちいずれか一方に切り替わる第2のインピーダンス要素を有する第2の検知部と、前記第1の検知部および前記第2の検知部が接続される一対の接続端子と、前記第1のインピーダンス要素と前記第2のインピーダンス要素との合成インピーダンスからなる前記接続端子間のインピーダンスまたは前記接続端子間の電圧値に基づいて、前記点灯回路を制御する制御回路とを備え、前記接続端子間のインピーダンスおよび前記接続端子間の電圧値は、前記検知対象が前記第1の状態である場合、所定範囲内で連続的に変化し、前記検知対象が前記第2の状態である場合、前記所定範囲外に変化し、前記制御回路は、前記接続端子間のインピーダンスまたは前記接続端子間の電圧値が前記所定範囲内である場合、前記接続端子間のインピーダンスまたは前記接続端子間の電圧値に基づいて、前記点灯回路の出力を増減させ、前記接続端子間のインピーダンスまたは前記接続端子間の電圧値が前記所定範囲外である場合または不連続な変化をした場合、前記検知対象が前記第2の状態であると判別することを特徴とする。
この点灯装置において、前記第2のインピーダンス要素は、前記接続端子間において前記第1のインピーダンス要素に並列接続され、前記第1のインピーダンス要素の両端間を導通または遮断する接点で構成され、前記検知対象が前記第2の状態に変化した場合、前記第1のインピーダンス要素の両端間を導通させることで、前記接続端子間のインピーダンスまたは前記接続端子間の電圧値を前記所定範囲外に変化させることが好ましい。
この点灯装置において、前記第2のインピーダンス要素は、前記接続端子間において前記第1のインピーダンス要素に直列接続され、前記接続端子間を導通または遮断する接点で構成され、前記検知対象が第2の状態に変化した場合、前記接続端子間を遮断することで、前記接続端子間のインピーダンスまたは前記接続端子間の電圧値を前記所定範囲外に変化させることが好ましい。
この点灯装置において、前記第2の検知部は、検知範囲における人の有無を検出する人検出部と、前記人検出部の検出結果に基づいて導通または遮断する前記接点とを有する人感センサーで構成されることが好ましい。
この点灯装置において、前記制御回路は、前記接続端子間のインピーダンスまたは前記接続端子間の電圧値が前記所定範囲外である場合または不連続な変化をした場合、前記点灯回路の出力電力を制御することが好ましい。
この点灯装置において、前記制御回路は、前記検知対象の状態情報を外部へ出力することが好ましい。
本発明の照明器具は、発光素子からなる光源に電力を供給する点灯回路と、前記光源に設けられ、前記光源の温度に応じてインピーダンスが連続的に変化する第1のインピーダンス要素を有する第1の検知部と、第1の状態または第2の状態に変化する検知対象の状態に応じて、インピーダンスが二値のうちいずれか一方に切り替わる第2のインピーダンス要素を有する第2の検知部と、前記第1の検知部および前記第2の検知部が接続される一対の接続端子と、前記第1のインピーダンス要素と前記第2のインピーダンス要素との合成インピーダンスからなる前記接続端子間のインピーダンスに基づいて、前記点灯回路を制御する制御回路とを備え、前記接続端子間のインピーダンスは、前記検知対象が前記第1の状態である場合、所定範囲内で連続的に変化し、前記検知対象が前記第2の状態である場合、前記所定範囲外に変化し、前記制御回路は、前記接続端子間のインピーダンスが前記所定範囲内である場合、前記接続端子間のインピーダンスに基づいて、前記点灯回路の出力を増減させ、前記接続端子間のインピーダンスが前記所定範囲外である場合、前記検知対象が前記第2の状態であると判別する点灯装置と、発光素子からなり、前記点灯装置から電力供給される光源と、前記点灯装置および前記光源が取り付けられる器具本体とを備えることを特徴する。
以上説明したように、本発明では、一対の接続端子に、第1,第2の検知部を接続し、制御回路は、接続端子間のインピーダンスの変化に基づいて、第1,第2の検知部のうちどちらの検出結果であるかを判別するので、制御回路と第1,第2の検知部との間の配線を簡略化することができるという効果がある。
本発明の実施形態1の点灯装置の回路構成図である。 同上の概略構成図である。 (a)〜(d)同上の動作波形図である。 同上の別構成の点灯装置の回路構成図である。 実施形態2の点灯装置の回路構成図である。 同上の概略構成図である。 (a)〜(d)同上の動作波形図である。 同上の別構成の点灯装置の回路構成図である。 実施形態3の点灯装置の回路構成図である。 同上の概略構成図である。 実施形態4の照明器具の外観図である。 同上の別構成の照明器具の外観図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
本実施形態の点灯装置の回路構成図を図1、概略構成図を図2に示す。
本実施形態の点灯装置は、電源モジュール1と、発光モジュール2と、発光モジュール2を覆うカバー4の開閉状態を検知するスイッチモジュール3とで構成される。図2に示すように、電源モジュール1と発光モジュール2とは配線W1,W2で接続され、これとは別の配線W3で発光モジュール2とスイッチモジュール3とが接続される。
電源モジュール1は、交流電源E1を入力電源として直流の出力電力を生成し、発光モジュール2に電力供給するものである。発光モジュール2は、複数のLED素子Ld1(発光素子)からなる光源21を有しており、電源モジュール1から電力供給されることで光源21が点灯する。
電源モジュール1は、筐体10に収納される実装基板(図示なし)に回路素子が実装されることで、入力フィルタ回路11,整流回路12,PFC回路13,降圧チョッパ回路14,制御回路15,制御電源回路16を構成している。
入力フィルタ回路11は、ヒューズF1を介して交流電源E1に接続される。そして、入力フィルタ回路11は、交流電源E1から印加される交流電圧のノイズ等を除去する。
整流回路12は、入力フィルタ回路11の後段に設けられる。整流回路12は、図示しない複数のダイオードからなるダイオードブリッジで構成される。そして、整流回路12は、交流電源E1から印加される交流電圧を全波整流した後、コンデンサ(図示なし)で平滑して、後段のPFC回路13に出力する。
PFC回路13は、図示しないトランス,スイッチング素子,ダイオード,コンデンサ等からなる昇圧チョッパ回路で構成される。そして、PFC回路13は、整流回路12の出力を力率改善するとともに、必要に応じて昇圧した直流電圧を生成して後段の降圧チョッパ回路14に出力する。
降圧チョッパ回路14は、図示しないトランス,スイッチング素子,ダイオード,コンデンサ等からなるバックコンバータ回路で構成される。そして、降圧チョッパ回路14は、PFC回路13の出力電圧を降圧した所望の直流電圧を生成し、各発光モジュール2の光源21に出力する。
なお、上述した入力フィルタ回路11,整流回路12,PFC回路13,降圧チョッパ回路14で、点灯回路1aを構成する。
制御回路15は、PFC制御回路151,降圧チョッパ制御回路152,マイクロコンピュータ153(以降、マイコン153と略称する)で構成される。
PFC制御回路151は、PFC回路13のスイッチング素子をスイッチング制御しており、PFC回路13の出力電圧が所望の値となるようにフィードバック制御する。また、降圧チョッパ制御回路152は、降圧チョッパ回路14のスイッチング素子をスイッチング制御する。
マイコン153は、PFC制御回路151,降圧チョッパ制御回路152の動作(駆動・停止)を制御する。また、マイコン153には、外部から光源21の目標調光度を示す調光信号が入力される。この調光信号は、例えばPWMやDALI,UARTなどで構成される。そして、マイコン153は、光源21の調光度が目標調光度となるように、降圧チョッパ制御回路152を制御することで、降圧チョッパ回路14の出力を制御する。光源21の調光方法として、光源21を間欠点灯させることで光源21を調光制御するバースト調光がある。また、マイコン153は、入力電源電圧(整流回路12の出力電圧),PFC回路13の出力電圧,負荷電圧(降圧チョッパ回路14の出力電圧)を監視する。そして、マイコン153は、各電圧レベルが異常となった場合、光源21に供給する電力を低減または、光源21への電力供給を停止する。例えば、負荷電圧が定格電圧を上回った場合、マイコン153は、出力異常状態であると判断する。また、負荷電圧が通常電圧以下である場合、負荷短絡状態であると判断する。このような場合、マイコン153は、光源21への電力供給を停止する。
制御電源回路16は、交流電源E1から電源モジュール1に電力供給されると、所定の制御電圧Vccを生成し、制御回路15に出力する。制御回路15(PFC制御回路151,降圧チョッパ制御回路152,マイコン153)は、制御電圧Vccを駆動電源として動作する。
また、電源モジュール1は、発光モジュール2への配線W1,W2が接続されるコネクタ17を備える。このコネクタ17は、電源端子部171と、後述するセンサー接続端子部172とで構成される。電源端子部171は、降圧チョッパ回路14の出力に接続される一対の端子で構成される。
なお、電源モジュール1の構成は、従来周知の構成であり、詳細な構成および動作の説明は省略する。
発光モジュール2は、光源21と熱センサー22とが実装基板20に実装されることで構成される。また、発光モジュール2は、電源モジュール1への配線W1,W2が接続されるコネクタ23を備える。このコネクタ23は、電源端子部231と、センサー接続端子部232とで構成される。
電源端子部231は、配線W1を介して電源モジュール1の電源端子部171に接続される一対の端子で構成される。また、電源端子部231は端子間に、実装基板20上に形成される導体を介して光源21が接続される。
光源21は、複数のLED素子Ld1が直列接続されたLEDアレイで構成される。光源21は、電源端子部171,231を介して、降圧チョッパ回路14の出力に接続される。そして、光源21の両端間に降圧チョッパ回路14の出力電圧が印加されることで、光源21に直流のLED電流Ioが流れ、各LED素子Ld1が点灯する。
また、熱センサー22(第1の検知部)は、温度が上昇するにつれて抵抗値が連続的に低下するサーミスタNTC1(第1のインピーダンス要素)(例えば、村田製作所製のNCP16XV103J)で構成される。熱センサー22は、光源21の近傍に実装される。そして、熱センサー22は、実装基板20の温度を検出することで、光源21の温度を検出する。
センサー接続端子部232は、熱センサー22の両端に接続される一対の端子で構成される。また、センサー接続端子部232は、配線W2を介して電源モジュール1のセンサー接続端子部172に接続される。
センサー接続端子部172は、固定抵抗を介して制御電源回路16の制御電圧Vcc出力に接続される端子と、固定抵抗を介して点灯回路1aの回路グランドに接続される端子とで構成される。具体的には、センサー接続端子部172の一方端子は、抵抗R1−抵抗R2の直列回路を介して制御電源回路16の制御電圧Vcc出力に接続される。また、センサー接続端子部172の他方の端子は、抵抗R3を介して回路グランドに接続される。また、抵抗R2−センサー接続端子部172−抵抗R3の直列回路と並列にコンデンサC1が接続される。また、抵抗R1と抵抗R2の接続点がマイコン153に接続される。なお、センサー接続端子部172を構成する一対の端子が、本願発明の一対の接続端子に相当する。
すなわち、抵抗R1−抵抗R2−センサー接続端子部172の端子間のインピーダンス要素−抵抗R3の直列回路が形成され、この直列回路に制御電圧Vccが印加される。そして、制御電圧Vccを、抵抗R1と、抵抗R2−センサー接続端子部172の端子間のインピーダンス要素−抵抗R3の直列回路とで抵抗分圧した値(以降、検出電圧Vkとする)が、マイコン153に入力される。したがって、検出電圧Vkは、センサー接続端子部172の端子間のインピーダンスによって変化する。なお、抵抗R2,R3の抵抗値は1kΩ以下に設定されており、センサー接続端子部172の各端子へのサージノイズを減衰させる。また、コンデンサC1は、検出電圧Vkから高周波ノイズを除去する。
上述したように、センサー接続端子部172の端子間には、熱センサー22が接続される。したがって、抵抗R1−抵抗R2−熱センサー22−抵抗R3の直列回路が形成され、熱センサー22の抵抗値によって、検出電圧Vkが連続的に変化する。
ここで、抵抗R1〜R3,熱センサー22,コンデンサC1,制御電圧Vccの各パラメータを以下のように設定する。抵抗R1〜R3の抵抗値r1〜r3は、抵抗値r1=4.7kΩ,抵抗値r2=470Ω,抵抗値r3=470Ωに設定する。また、熱センサー22の抵抗値r22は、温度によって連続的に変化する。抵抗値r22は、動作温度範囲の−20℃〜100℃で、95kΩ〜0.7kΩに変化し、0℃で32kΩ,25℃で10kΩ,50℃で3.6kΩ,70℃で1.8kΩとなる。また、コンデンサC1の容量c1を、1μFに設定する。コンデンサC1の遮断周波数は、1/[2π×c1×{r1×(r2+r22+r3)/(r1+r2+r22+r3)}]で算出される。したがって、コンデンサC1の遮断周波数は、最大でも130Hz(熱センサー22の温度が100℃(r22=0.7kΩ)である場合)となり、検出電圧Vkの高周波ノイズを十分に減衰することができる。また、制御電圧Vccを5Vに設定する。
検出電圧Vkは、Vk=5×(r2+r22+r3)/(r1+r2+r22+r3)で算出される。熱センサー22の抵抗値r22は、0.7kΩ(100℃)〜95kΩ(−20℃)の範囲で変動するので、検出電圧Vkは、1.29V(100℃)〜4.76V(−20℃)の範囲(以降、温度検知範囲Trと称す)で変動することとなる。
そして、マイコン153は、検出電圧Vkと所定の閾値とを比較し、検出電圧Vkが閾値以下である場合、光源21が温度異常状態であると判断する。例えば、光源21(熱センサー22)の温度が70℃である場合、検出電圧Vkは1.84Vとなる。そして、この値(検出電圧Vk=1.84V)をマイコン153に予め設定しておく。したがって、光源21(熱センサー22)の温度が70℃以上となり、検出電圧Vkが1.84V以下になると、マイコン153は、光源21が温度異常状態であると判断する。そして、マイコン153は、PFC制御回路151,降圧チョッパ制御回路152の動作を停止することで、光源21への出力を停止し、光源21の破損を防止する。また、マイコン153は、通信手段(例えばDALI通信など)を用いて、外部の上位制御装置に、光源21が温度異常状態であることを通知してもよい。
また、一般的に点灯装置の電源モジュール1や発光モジュール2は、熱・電気的な危険があるため、ユーザーが手を触れないようにカバーで覆われる。そして、カバーが開けられた際には、光源21を消灯して安全性を確保する必要がある。そこで、本実施形態の点灯装置は、発光モジュール2を覆うカバー4の開閉状態を検知するスイッチモジュール3(第2の検知部)を備える。なお、カバー4が覆う箇所は、発光モジュール2に限定するものではなく、電源モジュール1または、電源モジュール1と発光モジュール2とを一体に覆うような構成でもよい。
発光モジュール2は、配線W3を介してスイッチモジュール3に接続されるスイッチ接続部24を備える。このスイッチ接続部24は、熱センサー22の両端に接続される一対の端子で構成される。
スイッチモジュール3(スイッチ)は、インターロックスイッチで構成され、カバー4(検知対象)の開閉状態を検知する。スイッチモジュール3は、接点31と変位体32と抵抗R4とを備える。また、スイッチモジュール3は、配線W3を介して発光モジュール2のスイッチ接続部24に接続されるスイッチ接続端子部33を備える。このスイッチ接続端子部33は、抵抗R4と接点31の直列回路の両端が接続される一対の端子で構成される。すなわち、センサー接続端子部172の端子間において、抵抗R4−接点31の直列回路と熱センサー22とが並列接続される。なお、抵抗R4−接点31の直列回路が、本願発明の第2のインピーダンス要素に相当する。
変位体32は、カバー4の開閉作用によって変位する。そして、この変位体32が変位することによって、接点31が開閉する。具体的には、カバー4の閉状態(第1の状態)で、接点31が開状態となる。接点31が開状態である場合、抵抗R4−接点31の直列回路の両端間インピーダンス(以降、スイッチモジュール3のインピーダンスと称す)が∞となる。一方、カバー4の開状態(第2の状態)で、接点31が閉状態となる。接点31が閉状態である場合、スイッチモジュール3のインピーダンスが抵抗R4の抵抗値r4となる。すなわち、スイッチモジュール3のインピーダンスは、カバー4の開閉に応じて、∞と抵抗値r4とのうちいずれか一方に切り替わる。
センサー接続端子部172の端子間のインピーダンスは、熱センサー22のインピーダンス(抵抗値r22)と、スイッチモジュール3のインピーダンスとの合成インピーダンスとなる。したがって、センサー接続端子部172の端子間のインピーダンスは、光源21の温度および、カバー4の開閉状態によって変化する。ここで、抵抗R4の抵抗値r4を、470Ωに設定する。
カバー4が閉状態(接点31が開状態)である場合、スイッチモジュール3のインピーダンスが∞であるので、センサー接続端子部172の端子間のインピーダンスは、熱センサー22のインピーダンス(抵抗値r22)となる。したがって、センサー接続端子部172の端子間のインピーダンスは、光源21の温度に応じて95kΩ〜0.7kΩの範囲内で連続的に変化する。したがって、検出電圧Vkは、光源21の温度に応じて、温度検知範囲Tr(1.29V〜4.76V)内で連続的に変化する。
一方、カバー4が開状態(接点31が閉状態)である場合、センサー接続端子部172の端子間のインピーダンスは、(r22×r4)/(r22+r4)で算出される。したがって、センサー接続端子部172の端子間のインピーダンスは、光源21の温度に応じて281Ω(100℃)〜467Ω(−20℃)の範囲内で連続的に変化する。したがって、検出電圧Vkは、光源21の温度に応じて、1.03V(100℃)〜1.15V(−20℃)の範囲内で変化する。
このように、センサー接続端子部172の端子間のインピーダンスは、カバー4が閉状態である場合、所定範囲(95kΩ〜0.7kΩ)内で連続的に変化し、カバー4が開状態である場合、所定範囲外(281Ω〜467Ω)に変化する。これにより、検出電圧Vkは、カバー4が閉状態である場合、温度検知範囲Tr(1.29V〜4.76V)内で連続的に変化し、カバー4が開状態である場合、温度検知範囲Tr外に変化する。
そこで、マイコン153に、予め温度検知範囲Trを設定する。そして、マイコン153は、検出電圧Vkから光源21の温度情報を取得すると共に、検出電圧Vkが温度検知範囲Tr内であるか否かで、カバー4の開閉情報を取得する。具体的には、マイコン153は、検出電圧Vkが温度検知範囲Tr内である場合、検出電圧Vkは熱センサー22の検出結果を示しており、かつカバー4が閉状態であると判別する。そして、マイコン153は、検出電圧Vkと閾値とを比較し、光源21が温度異常状態であるか否かを判断する。一方、マイコン153は、検出電圧Vkが温度検知範囲Trより低い場合、カバー4が開状態であると判別する。そして、マイコン153は、光源21への電力供給を停止する。
次に、図3(a)〜(d)に示す波形図を用いて、本実施形態の点灯装置の動作例を説明する。図3(a)は、熱センサー22の抵抗値r22を示す。図3(b)は、検出電圧Vkを示す。図3(c)は、接点31の開閉状態を示す。図3(d)は、光源21に供給されるLED電流Ioを示す。
光源21の点灯時において、時間t1にカバー4が開けられる。なお、このときの光源21(熱センサー22)の温度を50℃とする。カバー4が開けられることによって、接点31が閉状態となり、検出電圧Vkが温度検知範囲Tr内の2.45Vから温度検知範囲Tr外の1.12Vに変化する。これにより、マイコン153は、カバー4が開状態であると判別する。そして、マイコン153は、光源21に供給するLED電流Ioをゼロにして、光源21を消灯する。なお、光源21が消灯することによって、光源21の温度が緩やかに低下し、熱センサー22の抵抗値r22が緩やかに増加する。また、マイコン153は、通信手段(DALI通信など)を用いて、外部の上位制御装置に、カバー4が開状態であることを通知する。なお、コンデンサC1によって、検出電圧Vkの変化に遅れを生じるが、時定数は数ms程度であるので問題はない。
そして、時間t2において、カバー4が閉じられる。しかし、本実施形態では、カバー4が閉じられても、マイコン153は、光源21への電力供給の停止を継続する。そして、電源が再投入された際に光源21を点灯させる。これにより、安全性がより確保される。
このように、本実施形態では、光源21の温度情報とカバー4の開閉情報とが、1つの信号(検出電圧Vk)で示される。したがって、熱センサー22からマイコン153への配線と、スイッチモジュール3からマイコン153への配線とをまとめて、配線を簡略化することができる。
また、センサー接続端子部172−センサー接続端子部232間の配線W2がショートした場合、センサー接続端子部172の端子間のインピーダンスがゼロとなり、検出電圧Vkは、0.83Vとなる。また、センサー接続端子部172−センサー接続端子部232間の配線W2が断線または、センサー接続端子部172,232から配線W2が外れた場合、センサー接続端子部172間のインピーダンスが∞となり、検出電圧Vkが5Vとなる。そこで、マイコン153は、検出電圧Vkが温度検知範囲Tr外の0.83Vまたは5Vである場合、センサー接続端子部172の端子間が短絡または開放状態であると判別し、光源21への電力供給を停止するように構成してもよい。
なお、本実施形態では、熱センサー22を、温度が上昇するにつれて抵抗値r22が小さくなる特性を有するサーミスタNTC1で構成されているが、温度が上昇するにつれて抵抗値が大きくなる特性を有するサーミスタで構成してもよい。
また、スイッチモジュール3はインターロックスイッチに限定するものではない。スイッチモジュール3を、例えばプルスイッチなどの手動スイッチで構成し、手動スイッチが操作されると光源21を調光・消灯制御するように制御してもよい。
また、光源21を構成する発光素子はLED素子Ld1に限定するものではなく、光源21を有機EL素子等で構成してもよい。
また、本実施形態では、センサー接続端子部172の端子間において、熱センサー22とスイッチモジュール3とを並列接続している。しかし、図4に示すように、センサー接続端子部172の端子間において、熱センサー22とスイッチモジュール3とを直列接続してもよい。この場合、スイッチモジュール3は、接点31aと変位体32とで構成される。接点31aは、カバー4の閉状態で閉状態となり、カバー4の開状態で開状態となる。
カバー4が閉状態(接点31aが閉状態)である場合、センサー接続端子部172の端子間のインピーダンスは、熱センサー22の抵抗値r22となる。したがって、検出電圧Vkは、光源21の温度に応じて、温度検知範囲Tr(1.29V〜4.76V)内で連続的に変化する。
一方、カバー4が開状態(接点31aが開状態)である場合、センサー接続端子部172の端子間のインピーダンスは、∞となる。したがって、検出電圧Vkは、温度検知範囲Tr外の5Vとなる。
したがって、マイコン153は、検出電圧Vkが温度検知範囲Tr内である場合、検出電圧Vkは熱センサー22の検出結果を示しており、かつカバー4が閉状態であると判別する。そして、マイコン153は、検出電圧Vkと閾値とを比較し、光源21が温度異常状態であるか否かを判断する。一方、検出電圧Vkが温度検知範囲Trより高い5Vである場合、マイコン153は、カバー4が開状態であると判別する。そして、マイコン153は、光源21への電力供給を停止する。
このように、センサー接続端子部172の端子間において、熱センサー22とスイッチモジュール3とを直列接続することによって、接点31aの開閉によるセンサー接続端子部172の端子間のインピーダンスの変化が大きくなる。すなわち、カバー4が開いた際に、検出電圧Vkが温度検知範囲Trから大きく外れるので、カバー4の開閉状態の判別が容易となる。
なお、接点31aと並列に、抵抗やコンデンサを接続して、接点31aのチャタリングを防止してもよい。
また、本実施形態では、マイコン153は、検出電圧Vkが温度検知範囲Tr内であるか否かでカバー4の開閉状態を判別しており、検出電圧Vkが温度検知範囲Tr外である場合にカバー4が開状態であると判別している。上述したように、センサー接続端子172の端子間のインピーダンスは、カバー4が閉状態である場合、熱センサー22の温度に応じて連続的に変化する。一方、センサー接続端子172の端子間のインピーダンスは、カバー4が開いた際に急に変化する。そこで、マイコン153は、検出電圧Vkが不連続な変化をした場合に、カバー4が開状態であると判別してもよい。例えば、マイコン153は、所定間隔で検出電圧Vkの検出を繰り返しており、検出電圧Vkの単位時間あたりの変化量が閾値を上回った場合に、カバー4が開状態であると判別し、光源21への電力供給を停止するように構成する。
なお、センサー接続端子部172は、コネクタ17を構成する端子で構成されているが、これに限定するものではなく、回路素子と配線または実装基板上の導体との接続点で構成されていてもよい。
(実施形態2)
本実施形態の点灯装置の回路構成図を図5、概略構成図を図6に示す。本実施形態の点灯装置は、実施形態1における点灯装置のスイッチモジュール3の代わりに、人感センサー25を備える。なお、実施形態1と同様の構成には、同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態の点灯装置は、電源モジュール1と発光モジュール2とで構成される。そして、発光モジュール2は、実施形態1の構成に加えて、人感センサー25を備える。
人感センサー25(第2の検知部)は、人検知範囲への人の入場有無を検知するものである。すなわち、人感センサー25は、人検知範囲への人の入場がある状態(第2の状態)と、人検知範囲への人の入場がない状態(第1の状態)とを検知する。人感センサー25は、人を検知する人検知部251と、フォトカプラ252と、スイッチング素子Q1と、抵抗R5,R6と、コンデンサC2とで構成される。
抵抗R5,抵抗R6,コンデンサC2の直列回路が光源21に並列接続される。人検知部251は、降圧チョッパ回路14の出力電力の一部を電源としており、コンデンサC2の両端に人検知部251が接続されることで直流電力が供給され駆動する。なお、人検知部251は、消費電流が1mA程度であり、光源21の消灯時における、点灯回路1aの出力コンデンサの放電に用いることができる。
また、抵抗R6,コンデンサC2の直列回路と並列に、フォトカプラ252のダイオードD1とスイッチング素子Q1の直列回路が接続される。スイッチング素子Q1は、NPNトランジスタで構成されており、ベースが人検知部251に接続される。そして、人検知部251は、人検知範囲に人が入場した場合、スイッチング素子Q1に出力する信号に複数回のパルスを発生させる。このパルスによって、スイッチング素子Q1は、複数回オンする。
スイッチング素子Q1がオンすることによって、フォトカプラ252のダイオードD1に電流が流れ、フォトカプラ252のスイッチング素子Q2(第2のインピーダンス要素,接点)がオンする。スイッチング素子Q2は、熱センサー22と並列に接続される。すなわち、センサー接続端子部172の端子間において、スイッチング素子Q2と熱センサー22とが並列に接続される。
したがって、スイッチング素子Q1がオンして、フォトカプラ252のスイッチング素子Q2がオンすると、センサー接続端子部172の端子間が短絡され、センサー接続端子部172の端子間のインピーダンスがゼロとなる。一方、スイッチング素子Q2がオフしている場合、センサー接続端子部172の端子間のインピーダンスは、熱センサー22の抵抗値r22となる。
図7(a)〜(d)に示す波形図を用いて、本実施形態の点灯装置の動作例を説明する。図7(a)は、熱センサー22の抵抗値r22を示す。図7(b)は、人検知部251の出力信号を示す。図7(c)は、検出電圧を示す。図7(d)は、光源21に供給されるLED電流Ioを示す。
光源21の消灯時において、時間t11に人検知範囲に人が入場する。人検知部251は、人検知範囲に人が入場したことを検知し、スイッチング素子Q1への出力信号に3回のパルスを発生させる。このパルスによって、スイッチング素子Q1,Q2がオンし、センサー接続端子部172の端子間のインピーダンスがゼロとなる。これにより、マイコン153に入力される検出電圧が、温度検知範囲Tr外の0.83Vに低下する。
マイコン153は、検出電圧Vkが温度検知範囲Tr(1.29V〜4.76V)外への立下りを3回検出すると、検知範囲に人が入場したと判別する(時間t2)。そして、マイコン153は、PFC制御回路151,降圧チョッパ制御回路152の駆動を開始し、光源21への電力供給を開始して光源21を点灯させる。
このように、本実施形態では、光源21の温度情報と人感センサー25の人検知情報とが、1つの信号(検出電圧Vk)で示される。したがって、熱センサー22からマイコン153への配線と、人感センサー25からマイコン153への配線とをまとめて、配線を簡略化することができる。
なお、人検知時において、マイコン153が、パルスによって低減した検出電圧Vkを用いて光源21の温度を算出した場合、算出結果に誤差が生じる。そこで、マイコン153は、検出電圧VkのA/D変換回数を多くし、検出電圧Vkの平均値を算出することで、パルスによる光源21の温度算出結果の誤差を低減することができる。また、マイコン153は、パルス発生時において、光源21の温度算出を一定期間停止することで、光源21の温度算出結果の誤差を防止してもよい。
なお、本実施形態では、人感センサー25を用いて説明したが、これに限定するものではない。例えば、検知範囲の明るさを検知する光センサーや、リモコンからの無線信号を受信する無線通信モジュールを、人感センサー25の代わりに用いてもよい。
また、上述した人感センサー25と、実施形態1で説明したスイッチモジュール3とを両方備える構成としてもよい。人感センサー25と、図4を用いて説明したスイッチモジュール3とを備える点灯装置の回路構成図を図8に示す。
図8に示すように、センサー接続端子部172の端子間において、スイッチモジュール3の接点31a,熱センサー22の直列回路が接続される。また、熱センサー22と並列に、フォトカプラ252のスイッチング素子Q2がされる。
そして、カバー4が閉状態(接点31aが閉状態)かつ、人感センサー25が人の入場を検知していない(スイッチング素子Q2がオフ)場合、センサー接続端子部172の端子間のインピーダンスは、熱センサー22の抵抗値r22となる。したがって、このときの検出電圧Vkは、光源21の温度に応じて、温度検知範囲Tr(1.29V〜4.76V)内で連続的に変化する。
一方、カバー4が閉状態(接点31aが閉状態)かつ、人感センサー25が人の入場を検知した場合、パルスの発生時において、スイッチング素子Q2がオンするので、センサー接続端子部172の端子間のインピーダンスがゼロとなる。したがって、このときの検出電圧Vkは、温度検知範囲Tr外の0.83Vとなる。
一方、カバー4が開状態(接点31aが開状態)である場合、センサー接続端子部172の端子間のインピーダンスは、∞となる。したがって、このときの検出電圧Vkは、温度検知範囲Tr外の5Vとなる。
したがって、検出電圧Vkが温度検知範囲Tr内である場合、マイコン153は、カバー4が閉状態であると判別する。さらに、マイコン153は、人検知範囲への人の入場がないと判別し、光源21の点灯状態または消灯状態を継続する。さらに、マイコン153は、検出電圧Vkが熱センサー22の検出結果を示していると判別し、検出電圧Vkと閾値とを比較して、光源21が温度異常状態であるか否かを判断する。
一方、検出電圧Vkが温度検知範囲Tr外の5Vである場合、マイコン153は、カバー4が開状態である判別し、光源21への電力供給を停止する。
また、マイコン153は、検出電圧Vkが温度検知範囲Tr外の0.83Vへの立下りを検出した場合、人検知範囲へ人が入場したと判別し、光源21が消灯状態である場合、光源21を点灯させる。
このように、光源21の温度情報とカバー4の開閉情報と人検知情報とが、1つの信号(検出電圧Vk)で示される。したがって、熱センサー22からマイコン153への配線と、スイッチモジュール3からマイコン153への配線と、人感センサー25からマイコン153への配線とをまとめて、配線を簡略化することができる。
また、図8に示した構成では、スイッチモジュール3と人感センサー25のうち、スイッチモジュール3の優先度が高く、接点31aが閉状態である場合にのみ、人感センサー25の人検知情報をマイコン153に伝達することができる。なお、スイッチモジュール3と人感センサー25との接続を入れ替えることで、人感センサー25の優先度を上にするこができる。
また、本実施形態では、マイコン153は、検出電圧Vkが温度検知範囲Tr外への立下りを検出した場合に、人検知範囲へ人が入場したと判別している。上述したように、センサー接続端子172の端子間のインピーダンスは、人感センサー25が人を検知していない(かつカバー4が閉状態)場合、熱センサー22の温度に応じて連続的に変化する。一方、センサー接続端子172の端子間のインピーダンスは、人感センサー25が人を検知した際に急に変化する。そこで、マイコン153は、検出電圧Vkが不連続な変化をした場合に、人検知範囲へ人が入場したと判別してもよい。例えば、マイコン153は、所定間隔で検出電圧Vkの検出を繰り返しており、検出電圧Vkの変化量が所定期間内に閾値を3回上回った場合に、人検知範囲へ人が入場したと判別するように構成する。
(実施形態3)
本実施形態の点灯装置の回路構成図を図9、概略構成図を図10に示す。本実施形態の点灯装置は、2つの熱センサーを備えることに特徴を有する。なお、実施形態1と同様の構成には同一符号を付して、説明を省略する。
光源21を構成するLED素子Ld1は、温度が上昇すると発光効率が低下する。そこで、本実施形態の点灯装置は、送風することで光源21を冷却するファン6を備える。しかし、ファン6を構成するモーターが寿命によって発熱するおそれがある。そこで、本実施形態の点灯装置は、ファン6の温度を検出する熱センサー5がファン6に設けられる。
熱センサー5(第2の検知部)は、温度が上昇するにつれて抵抗値が低下するサーミスタNTC2(第2のインピーダンス要素)で構成される。そして、熱センサー5は、ファン6のモーターに設けられ、ファン6の温度を検出する。また、熱センサー5は、センサー接続端子部51を備える。センサー接続端子部51は、サーミスタNTC2の両端が接続される一対の端子で構成される。また、センサー接続端子部51は、配線W4を介して発光モジュール2のセンサー接続端子部26に接続される。センサー接続端子部26は、熱センサー22の両端に接続される一対の端子で構成される。したがって、センサー接続端子部172の端子間において、熱センサー22と熱センサー5とが並列接続される。
ここで、熱センサー5を構成するサーミスタNTC2は、所定の閾値温度を境にして抵抗値が急激に大きく変化する特性を有する。熱センサー5の抵抗値は、温度が所定の閾値温度より低い状態(第1の状態)では比較的大きく(≒∞)、温度が所定の閾値温度より高い状態(第2の状態)では比較的小さく(≒ゼロ)なる。したがって、ファン6の温度が閾値温度を超えると、熱センサー5の抵抗値が急激に小さくなり、センサー接続端子部172の端子間のインピーダンスが急激に小さくなる。
また、本実施形態の温度検知範囲Trは、ファン6の温度が閾値温度より低い状態において、光源21の温度に応じて検出電圧Vkが変化する範囲に設定される。
そして、実施形態1と同様に、マイコン153は、検出電圧Vkが温度検知範囲Tr内である場合、検出電圧Vkは熱センサー22の検出結果を示しており、かつファン6の温度が閾値温度より低い正常状態であると判別する。そして、マイコン153は、検出電圧Vkと閾値とを比較し、光源21が温度異常状態であるか否かを判断する。一方、検出電圧Vkが温度検知範囲Trより低い場合、マイコン153は、ファン6の温度が閾値温度より高い温度異常状態であると判別する。そして、マイコン153は、光源21への電力供給を停止する。
このように、光源21の温度情報とファン6の温度情報とが、1つの信号(検出電圧Vk)で示される。したがって、熱センサー22からマイコン153への配線と、熱センサー5からマイコン153への配線とをまとめて、配線を簡略化することができる。
また、本実施形態では、2つの熱センサー22,5を備えることで、温度検出部位が多くなり、安全性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、熱センサー5を、温度が上昇するにつれて抵抗値が小さくなる特性を有するサーミスタNTC2で構成されているが、これに限定するものではない。熱センサー5を、温度が上昇するにつれて抵抗値が大きくなる特性を有するサーミスタで構成し、熱センサー22に直列接続する構成でもよい。
また、熱センサー5を設ける場所は、ファン6に限定するものではない。例えば、熱センサー5を、光源21の放熱フィンや、電源モジュール1の温度を検出するように設けてもよい。
(実施形態4)
本実施形態の照明器具7の外観図を図11,図12に示す。
本実施形態の照明器具7は、実施形態1乃至3のうちいずれかの点灯装置と、この点灯装置から電力供給される光源21と、点灯装置および光源21が取り付けられる器具本体8とで構成される。器具本体8は、電源モジュール1(およびスイッチモジュール3)を収納するハウジング81と、ソケット(図示なし)に発光モジュール2が取り付けられる灯具82とで構成される。ハウジング81と灯具82とは配線9で接続されており、電源モジュール1と発光モジュール2とが電気的に接続され、光源21が点灯する。
図11は、スポットライトに発光モジュール2を用いたトラックライト対応の照明器具7である。また、図12は、ダウンライトに発光モジュール2を用いた照明器具7である。
本実施形態の照明器具7は、実施形態1乃至3のうちいずれかの点灯装置を備えているので、配線を簡略化することができる。
1 電源モジュール
1a 点灯回路
15 制御回路
153 マイコン
172 センサー接続端子部(接続端子)
2 発光モジュール
21 光源
22 熱センサー(第1の検知部,第1のインピーダンス要素)
3 スイッチモジュール(第2の検知部,第2のインピーダンス要素)
31 接点
Ld1 LED素子(発光素子)

Claims (8)

  1. 発光素子からなる光源に電力を供給する点灯回路と、
    前記光源に設けられ、前記光源の温度に応じてインピーダンスが連続的に変化する第1のインピーダンス要素を有する第1の検知部と、
    第1の状態または第2の状態に変化する検知対象の状態に応じて、インピーダンスが二値のうちいずれか一方に切り替わる第2のインピーダンス要素を有する第2の検知部と、
    前記第1の検知部および前記第2の検知部が接続される一対の接続端子と、
    前記第1のインピーダンス要素と前記第2のインピーダンス要素との合成インピーダンスからなる前記接続端子間のインピーダンスまたは前記接続端子間の電圧値に基づいて、前記点灯回路を制御する制御回路とを備え、
    前記接続端子間のインピーダンスおよび前記接続端子間の電圧値は、前記検知対象が前記第1の状態である場合、所定範囲内で連続的に変化し、前記検知対象が前記第2の状態である場合、前記所定範囲外に変化し、
    前記制御回路は、前記接続端子間のインピーダンスまたは前記接続端子間の電圧値が前記所定範囲内である場合、前記接続端子間のインピーダンスまたは前記接続端子間の電圧値に基づいて、前記点灯回路の出力を増減させ、前記接続端子間のインピーダンスまたは前記接続端子間の電圧値が前記所定範囲外である場合または不連続な変化をした場合、前記検知対象が前記第2の状態であると判別することを特徴とする点灯装置。
  2. 前記第2のインピーダンス要素は、前記接続端子間において前記第1のインピーダンス要素に並列接続され、前記第1のインピーダンス要素の両端間を導通または遮断する接点で構成され、前記検知対象が前記第2の状態に変化した場合、前記第1のインピーダンス要素の両端間を導通させることで、前記接続端子間のインピーダンスまたは前記接続端子間の電圧値を前記所定範囲外に変化させることを特徴とする請求項1記載の点灯装置。
  3. 前記第2のインピーダンス要素は、前記接続端子間において前記第1のインピーダンス要素に直列接続され、前記接続端子間を導通または遮断する接点で構成され、前記検知対象が第2の状態に変化した場合、前記接続端子間を遮断することで、前記接続端子間のインピーダンスまたは前記接続端子間の電圧値を前記所定範囲外に変化させることを特徴とする請求項1記載の点灯装置。
  4. 前記第2の検知部は、前記検知対象の作用によって変位する変位体と、前記変位体が変位することで導通または遮断する前記接点とを有するスイッチで構成されることを特徴とする請求項2または3記載の点灯装置。
  5. 前記第2の検知部は、検知範囲における人の有無を検出する人検出部と、前記人検出部の検出結果に基づいて導通または遮断する前記接点とを有する人感センサーで構成されることを特徴とする請求項2または3記載の点灯装置。
  6. 前記制御回路は、前記接続端子間のインピーダンスまたは前記接続端子間の電圧値が前記所定範囲外である場合または不連続な変化をした場合、前記点灯回路の出力電力を制御することを特徴とする請求項1乃至5のうち、いずれか1項に記載の点灯装置。
  7. 前記制御回路は、前記検知対象の状態情報を外部へ出力することを特徴とする請求項1乃至6のうち、いずれか1項に記載の点灯装置。
  8. 請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載の点灯装置と、
    発光素子からなり、前記点灯装置から電力供給される光源と、
    前記点灯装置および前記光源が取り付けられる器具本体とを備えることを特徴する照明器具。
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