JP6114617B2 - 車載ステレオカメラ - Google Patents

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Description

本発明は、車載ステレオカメラに関する。
従来から、一対のカメラモジュールをそれぞれカメラステイの長手方向の両端部に取り付けたステレオカメラが知られている(たとえば特許文献1)。
特開2010−41373号公報
しかしながら、ブラケットに反りが発生した場合には、一対のカメラモジュールの光軸にずれが発生し、三角測量の原理に基づいて算出される前方車両までの距離の精度が低下するという問題がある。
請求項1に記載の車載ステレオカメラは、第1光学部材を介して被写体像を撮像する第1撮像部が取り付けされた第1撮像筐体と、第2光学部材を介して被写体像を撮像する第2撮像部が取り付けられた第2撮像筐体と、第1撮像部と第2撮像部から出力された信号を処理するための回路が設けられた基板と、長手方向に延在するステーとを備え、第1撮像筐体は、ステーの長手方向の一方の端部に固定され、第2撮像筐体は、ステーの長手方向の他方の端部に固定され、基板は、ステーの長手方向に沿って複数に分割された部分基板から構成され、部分基板は、第1光学部材および第2光学部材からの光電変換信号を処理する処理回路を有する1つの制御用基板を含み、部分基板のそれぞれは、ステーに対して長手方向へ自由度を有して固定するための第1孔と、ステーに対して長手方向への自由度を有することなく固定するための第2孔とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、ステーの長手方向に沿って複数に分割された部分基板のそれぞれを、第1孔を介してステーに対して長手方向へ自由度を有して固定するとともに、第2孔を介してステーに対して長手方向への自由度を有することなく固定できるので、第1および第2撮像部に光軸のずれが発生することを抑制できる。
本発明の一実施の形態によるステレオカメラ装置の内部構造を説明する分解斜視図である。 一実施の形態によるステレオカメラ装置を構成するステー内部を説明する斜視図である。 一実施の形態によるステレオカメラ装置を構成するカバー内部を説明する斜視図である。 一実施の形態によるステレオカメラ装置のステーに取り付けられる基板を説明する斜視図である。
図面を参照しながら、本発明によるステレオカメラ装置の一実施の形態について説明する。本明細書においては、乗用車等の車両に備えられ、車載安全装置の一つとして用いられる外界認識センサであるステレオカメラ装置を一例として説明を行う。ステレオカメラ装置は、左右に基線長(たとえば200mm〜400mm程度)の間隔で離れて設けられた2つの撮像部により取得されたそれぞれの画像を用いて、三角測量の原理を利用して対象物までの距離を測定する。
図1は、一実施の形態によるステレオカメラ装置の内部構造を説明する分解斜視図である。なお、x軸、y軸、z軸からなる座標系を図示の通りに設定したものとして以後の説明を行う。図1に示すように、ステレオカメラ装置100は、ステー7と、カバー13と、第1撮像ユニット110と、第2撮像ユニット120とにより構成される。ステー7はアルミ等の金属材料により作成され、x軸方向を長手方向として延在する。カバー13はアルミ等の金属材料により作成され、x軸方向を長手方向として延在する。
第1撮像ユニット110は、第1撮像素子111と、第1撮像基板112と、第1レンズ113と、第1撮像筐体114と、第1カバー115とにより構成される。第1レンズ113は、y軸と光軸とが平行になるように第1撮像筐体114に取り付けられ、y軸+側に存在する被写体からの光束を通過させて第1撮像素子111へ導く。第1撮像素子111は、CCDやCMOS等により構成され、第1レンズ113の光軸と直交するように第1撮像筐体114に取り付けられる。第1撮像素子111は、第1レンズ113を介して被写体(前方車両や人等)からの光束を受光して、被写体像を光電変換信号として出力する。第1撮像基板112は、第1撮像筐体114に取り付けられ、後述する電源回路から電力の供給を受けて第1撮像素子111を動作させる。第1撮像筐体114は、ステー7のx軸+側の端部に、第1撮像素子111の受光面がxz平面に平行となるように取り付けられる。第1カバー115は、第1撮像基板112をz軸+側から覆う保護部材である。
第2撮像ユニット120は、第2撮像素子121と、第2撮像基板122と、第2レンズ123と、第2撮像筐体124と、第2カバー125とにより構成される。第2レンズ123は、y軸と光軸とが平行になるように第2撮像筐体124に取り付けられ、y軸+側に存在する被写体からの光束を通過させて第2撮像素子121へ導く。第2撮像素子121は、CCDやCMOS等により構成され、第2レンズ123の光軸と直交するように第2撮像筐体124に取り付けられる。第2撮像素子121は、第2レンズ123を介して被写体(前方車両や人等)からの光束を受光して、被写体像を光電変換信号として出力する。第2撮像基板122は、第2撮像筐体124に取り付けられ、後述する電源回路から電力の供給を受けて第2撮像素子121を動作させる。第2撮像筐体124は、ステー7のx軸−側の端部に、第2撮像素子121の受光面がxz平面に平行となるように取り付けられる。換言すると、第1撮像素子111の受光面と第2撮像素子121の受光面とは、互いに平行になるように取り付けられている。第2カバー125は、第2撮像基板122をz軸+側から覆う保護部材である。
ステー7の内部には、電源基板8と、制御用基板9と、フレキシブルケーブル10と、第1コネクタ11と、第2コネクタ12とが設置されている。電源基板8は、たとえばFR4等の樹脂を材料として形成され、ステー7内部のx軸+側に取り付けられる。電源基板8には、電源回路16とメインコネクタ18とが設置される。なお、電源基板8の形状およびステー7への取り付けについては、詳細な説明を後述する。
制御用基板9は、たとえばFR4等の樹脂を材料として形成され、ステー7内部のx軸−側に取り付けられる。制御用基板9には、処理回路17が設置される。なお、制御用基板9の形状およびステー7への取り付けについては、詳細な説明を後述する。
フレキシブルケーブル10は、電源基板8と制御用基板9とを接続して、各種の信号を伝達する。第1コネクタ11は、電源基板8と第1撮像ユニット110の第1撮像基板112とを接続して、各種の信号を伝達する。第2コネクタ12は、制御用基板9と第2撮像ユニット120の第2撮像基板122とを接続して、各種の信号を伝達する。
メインコネクタ18は、車両に搭載されたバッテリ(不図示)からの電源を電源回路16へ供給する。電源回路16は、メインコネクタ18を介して供給された電力を、処理回路17、第1撮像基板112および第2撮像基板122へ供給する。処理回路17は、第1撮像素子111および第2撮像素子121からの光電変換信号を入力して、被写体の認識処理や、上述した三角測量の原理を用いて被写体までの距離を算出する距離算出処理等を行う。処理回路17による処理結果は、メインコネクタ18を介して車両に制御信号として出力される。
図2にステー7の内部形状を示す。ステー7の底面7Bには、z軸+側へ突設された突起22,23,32,33(総称する場合は、突起20と呼ぶ)と、ねじ穴24,25,34,35(総称する場合は、ねじ穴30と呼ぶ)とが設置される。ステー7の内壁面には、カバー13を取り付ける際のスナップフィット嵌合用のくぼみ51,52,53,54,55,56,57(総称する場合は、くぼみ50と呼ぶ)が形成される。
突起22および23と、ねじ穴24および25とは、電源基板8のステー7への取り付けに用いられ、突起22および23はステー7の中央部近傍に設置され、ねじ穴24および25はステー7のx軸+側の端部近傍に設置される。突起32および33と、ねじ穴34および35とは、制御用基板9のステー7への取り付けに用いられ、突起32および33はステー7の中央部近傍に設置され、ねじ穴34および35はステー7のx軸−側の端部近傍に配置される。突起20の高さ、すなわちz軸方向の長さは、電源基板8および制御用基板9を取り付けた際、それぞれの基板の上面(z軸+側の面)から突起20が突出しないように形成される。
図3にカバー13の内部形状を示す。カバー13の上面13Uには、z軸−側へ突設された突起41,42,43,44(総称する場合は、突起40と呼ぶ)が設置される。カバー13の外壁面には、カバー13をステー7に取り付ける際のスナップフィット固定用の突起61,62,63,64,65,66,67(総称する場合は、突起60と呼ぶ)が設置され、ステー7への取り付け時には、それぞれくぼみ51,52,53,54,55,56,57と勘合する。
突起41および42は電源基板8をz軸+側から固定するための部材であり、ステー7にカバー13を取り付けた際に、ステー7に設けられた突起22および23とそれぞれz軸方向に沿って実質的に同一線上に並ぶように設置される。突起43および44は制御用基板9をz軸+側から固定するための部材であり、ステー7にカバー13を取り付けた際に、ステー7に設けられた突起32および33とそれぞれz軸方向に沿って実質的に同一線上に並ぶように設置される。
図4に示す内部斜視図を参照しながら、電源基板8の形状およびステー7への取り付けについて説明する。電源基板8は、ステー7の内部に取り付け可能となるように、xy平面上にてx軸方向を長手方向とした矩形形状に形成される。図に示すように、電源基板8のx軸方向の長さL1は、ステー7の底面7Bと重複する面積を減少させるために、ステー7のx軸方向の長さL0よりも短い。
電源基板8の四隅には、それぞれ開口が設けられている。電源基板8のx軸+側の二つの開口は、取付穴61および62であり、ステー7に設置されたねじ穴24および25に対応する位置にそれぞれ設けられる。電源基板8は、取付穴61および62およびステー7のねじ穴24および25に挿通したねじ91および92によりねじ止めによって取り付けられる。すなわち、取付穴61および62は、温度変化に応じて発生するステー7に対するx軸方向への相対的な長さ変化に対して自由度を有することなく電源基板8を固定する。
電源基板8のx軸−側の二つの開口は、貫通孔63および64であり、ステー7に設置された突起22および23に対応する位置にそれぞれ設けられる。電源基板8が、ステー7に取り付けられると、ステー7に設置された突起22および23は貫通孔63および64にそれぞれ挿入される。なお、突起22および23のz軸方向の長さは上述したように形成されているので、突起22および23が電源基板8の上面から突出することはない。
貫通孔63および64は、x軸方向を長径とする楕円状に加工される。後述するように、貫通孔63および64の長径は、電源基板8が温度変化に応じてx軸方向へ延びる長さ(膨張量)と、ステー7が温度変化に応じてx軸方向へ延びる長さ(膨張量)との差分に応じて、x軸方向の長さが突起22および23の径よりも長くなるように決定される。
次に、制御用基板9の形状およびステー7への取り付けについて説明する。制御用基板9は、ステー7の内部に取り付け可能となるように、xy平面上にてx軸方向を長手方向とした矩形形状に形成される。図4に示すように、制御用基板9のx軸方向の長さL2は、ステー7の底面7Bと重複する面積を減少させるために、ステー7のx軸方向の長さL0よりも短い。なお、本実施の形態では、制御用基板9のx軸方向の長さL2と上述した電源基板8のx軸方向の長さL1との和は、ステー7のx軸方向の長さL0よりも短くなるように形成されている。換言すると、本実施の形態のステレオカメラ装置100が備える基板は、2つの部分基板としての電源基板8と制御用基板9とにより分割されて構成される。なお、基板は、ステー7のx軸方向の長さに応じて、3つ以上の部分基板により分割されてもよい。
制御用基板9の四隅には、それぞれ開口が設けられている。制御用基板9のx軸−側の二つの開口は、取付穴71および72であり、ステー7に設置されたねじ穴34および35に対応する位置にそれぞれ設けられる。制御用基板9は、取付穴71および72およびステー7のねじ穴34および35に挿通したねじ93および94によりねじ止めによって取り付けられる。すなわち、取付穴71および72は、温度変化に応じて発生するステー7に対するx軸方向への相対的な長さ変化に対して自由度を有することなく制御用基板9を固定する。
制御用基板9のx軸+側の二つの開口は、貫通孔73および74であり、ステー7に設置された突起32および33に対応する位置にそれぞれ設けられる。制御用基板9が、ステー7に取り付けられると、ステー7に設置された突起32および33は貫通孔73および74にそれぞれ挿入される。なお、突起32および33のz軸方向の長さは上述したように形成されているので、突起32および33が制御用基板9の上面から突出することはない。
貫通孔73および74は、貫通孔63および64と同様に、x軸方向を長径とする楕円状に加工される。後述するように、貫通孔73および74の長径は、制御用基板9が温度変化に応じてx軸方向へ延びる長さ(膨張量)と、ステー7が温度変化に応じてx軸方向へ延びる長さ(膨張量)との差分に応じて、x軸方向の長さが突起32および33の径よりも長くなるように決定される。すなわち、すなわち、貫通孔73および74は、温度変化に応じて発生するステー7に対するx軸方向への相対的な長さ変化に対して自由度を有して制御用基板9を固定する。
以下、貫通孔63,64,73および74のx軸方向に沿った長径の長さの決定方法について説明する。長径の長さは、温度変化により電源基板8または制御用基板9の線膨張率とステー7の線膨張率との相違にともなうステー7の反りのを発生を防止することを目的として決定される。以下の説明は、制御用基板9に設けられた貫通孔73および74の長径について行うが、電源基板8に設けられた貫通孔63および64についても同様にして長径の長さが決定される。
貫通孔73および74の長径の長さは、制御用基板9のx軸方向の膨張量と、ステー7のx軸方向の膨張量との差分に基づいて決定される。制御用基板9の膨張量ΔL2と、制御用基板9と重複するステー7の膨張量ΔL0とは、それぞれ以下の式(1)を用いて算出される。
ΔL2=α1×L2×ΔT
ΔL0=α0×L2×ΔT …(1)
なお、ΔTは温度変化を表し、α1およびα0はそれぞれ制御用基板9およびステー7の材料が有する、常温、一般的な普通純度における線膨張率を表す。上述したように、ステー7はアルミを材料としているので、線膨張率α1は23.5×10−6[/℃]であり、制御用基板9はFR4を材料としているので、線膨張率α0は15×10−6[/℃]である。
上記の式(1)により算出された制御用基板9とステー7の膨張量ΔL2およびΔL0とを用いて、以下の式(2)のように、膨張量の差分Dが算出できる。
D=|ΔL0−ΔL2| …(2)
貫通孔73および74の長径を、それぞれに挿入される突起32および33の径よりもx軸+側と−側とのそれぞれに少なくとも式(2)で算出される膨張量の差分Dだけ長く設定する。温度変化によりステー7と制御用基板9がx軸方向へ膨張して、それぞれのx軸方向の長さL0およびL2が変化しても、突起32および33が貫通孔73および74に対して、x軸方向に沿った相対移動が可能になる。ステー7が制御用基板9に対してx軸方向に沿って膨張量の差分Dだけ相対移動可能であれば、線膨張率の相違によるステー7の反りの発生を防ぐことができる。したがって、貫通孔73および74の長径の長さQは、以下の式(3)を満たすように決定できる。
Q≧d+2D …(3)
なお、dは貫通孔73および74に挿入される突起32および33の径である。
制御用基板9のx軸方向の長さL2を200[mm]、温度を85[℃]とした場合、貫通孔73および74の長径の長さQは、以下のように決定できる。ステー7の膨張量ΔL0および制御用基板9の膨張量ΔL2は、式(1)より、それぞれ0.28[mm]および0.18[mm]となる。この場合の膨張量の差分Dは、式(2)により、0.1[mm]である。したがって、貫通孔73および74長径の長さQは、突起32および33の径よりも、x軸+側および−側にそれぞれ少なくとも0.1[mm]ずつ長くなるように決定される。特に、マージンを取って、貫通孔73および74長径の長さQをx軸+側および−側にそれぞれ1[mm]ずつ長くすることが好ましい。
上記のような構成を有する電源基板8および制御用基板9をステー7に取り付けた後、カバー13の突起60をステー7のくぼみ50に勘合させてカバー13をステー7に取り付ける。カバー13には、上記のようにz軸−側に突設された突起40が設けられているので、電源基板8および制御用基板9がそれぞれの貫通孔71,72,73および74にてz軸+方向からカバー13によって付勢される。その結果、電源基板8および制御用基板9がステー7に対して固定されるとともに、ステレオカメラ装置100に振動が加わった場合に、振動による騒音の発生を抑制できる。
なお、上述したステー7の底面7Bに設けられた突起20に代えて、ねじ穴を設けて電源基板8および制御用基板9をねじ締めにより取り付けてもよい。この場合、ねじ穴と電源基板8および制御用基板9との間にゴムワッシャを挟んでねじ止めするのが好ましい。
上述した一実施の形態によるステレオカメラ装置によれば、次の作用効果が得られる。
(1)ステー7に取り付ける基板を電源基板8と制御用基板9との2つの部分基板に分割した。式(1)に示すように、温度変化による膨張量は、ステー7に取り付けられた基板のx軸方向の長さに比例して大きくなる。このため、ステー7の長手方向に沿った長辺を有する矩形形状の1つの基板を取り付けた場合、ステー7と基板と間で生じる長手方向への膨張量の差分が大きくなり、ステー7に反りが発生して、第1レンズ113の光軸と第2レンズ123の光軸との間にずれが生じる。これに対して、本実施の形態によれば、電源基板8と制御用基板9とに分割することによって、ステー7に取り付けられるそれぞれの基板のx軸方向の長さを短くして、ステー7とそれぞれの基板とが重複する面積を減少させる。この結果、ステー7に反りが発生することを抑制できるので、第1レンズ113の光軸と第2レンズ123の光軸とのズレが抑制される。したがって、第1および第2撮像ユニット110および120は上下方向や回転方向へのズレの発生が低減された画像を取得可能になり、認識処理や距離算出処理の処理不可の低減や、処理精度の向上に寄与する。また、基板が複数に分割されることにより、長手方向の両端へ部品を取り付ける際の半田付け性を確保することも可能になる。
さらに、電源基板8および制御用基板9のそれぞれは、ステー7に対して長手方向へ自由度を有して固定するための貫通孔63,64および73、74と、ステー7に対して長手方向への自由度を有することなく固定するための取付穴61,62および71、72とを備えるようにした。このため、温度変化によりx軸方向へ膨張しても、電源基板8および制御用基板9とステー7とは、互いにx軸方向に沿って相対移動が可能になり、線膨張率の相違によるステー7の反りの発生を防ぐことができる。この結果、第1および第2撮像ユニット110および120は上下方向や回転方向へのズレの発生が低減された画像を取得可能になり、認識処理や距離算出処理の処理不可の低減や、処理精度の向上に寄与する。
(2)貫通孔63,64,73および74は、長手方向に沿って、ステー7と電源基板8および制御用基板9とのそれぞれの線膨張率に基づいた長径を有し、突起20の径よりも貫通孔63,64,73および74の長径が長くなるようにした。その結果、簡便な構成により、電源基板8および制御用基板9とステー7とのx軸方向に沿った相対移動を確保して、第1レンズ113の光軸と第2レンズ123の光軸とのズレを抑制できる。
(3)第1撮像素子111の受光面と第2撮像素子121の受光面とが平行であり、第1レンズ113の光軸と第1撮像し111の受光面とが直交し、第2レンズ121の光軸と第2撮像素子121の受光面とが直交するように、第1撮像ユニット110と第2撮像ユニット120とがステー7に固定されるようにした。したがって、第1および第2撮像ユニット110および120は上下方向や回転方向へのズレの発生が低減された画像を取得可能になり、認識処理や距離算出処理の処理不可の低減や、処理精度の向上に寄与する。
上述した実施の形態によるステレオカメラ装置100は、車両に搭載される車載用カメラとして説明した。しかし、建設機械や鉄道車両等の移動体や、産業用ロボットに搭載されるカメラ装置も本発明の一態様に含まれる。
本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
7…ステー、8…電源基板、9…制御用基板、13…カバー、
20、22、23、32、33…突起、
24、25、30、34、35…ねじ穴、
63、64、73、74…貫通孔、
100…ステレオカメラ装置、
110…第1撮像ユニット、111…第1撮像素子、112…第1撮像基板、
113…第1レンズ、114…第1撮像筐体、120…第2撮像ユニット、
121…第2撮像素子、122…第2撮像基板、123…第2レンズ、
124…第2撮像筐体

Claims (3)

  1. 第1光学部材を介して被写体像を撮像する第1撮像部が取り付けされた第1撮像筐体と、
    第2光学部材を介して被写体像を撮像する第2撮像部が取り付けられた第2撮像筐体と、
    前記第1撮像部と前記第2撮像部から出力された信号を処理するための回路が設けられた基板と、
    長手方向に延在するステーとを備え、
    前記第1撮像筐体は、前記ステーの前記長手方向の一方の端部に固定され、
    前記第2撮像筐体は、前記ステーの前記長手方向の他方の端部に固定され、
    前記基板は、前記ステーの前記長手方向に沿って複数に分割された部分基板から構成され、前記部分基板は、前記第1光学部材および前記第2光学部材からの光電変換信号を処理する処理回路を有する1つの制御用基板を含み、前記部分基板のそれぞれは、前記ステーに対して前記長手方向へ自由度を有して固定するための第1孔と、前記ステーに対して前記長手方向への自由度を有することなく固定するための第2孔とを備えることを特徴とする車載ステレオカメラ。
  2. 請求項1に記載の車載ステレオカメラにおいて、
    前記第1孔は、前記長手方向に沿って、前記ステーと前記部分基板のそれぞれの膨張率に基づいた長径を有し、
    前記ステーは、前記第1孔に対応する位置に、前記第1孔の長径よりも短い径を有する突起部を有することを特徴とする車載ステレオカメラ。
  3. 請求項1または2に記載の車載ステレオカメラにおいて、
    前記第1撮像筐体は前記第1撮像部を取り付けるための第1基準面を有し、
    前記第2撮像筐体は前記第2撮像部を取り付けるための第2基準面を有し、
    前記第1撮像筐体と前記第2撮像筐体とは、前記第1基準面と前記第2基準面とが平行であり、前記第1光学部材の光軸と前記第1基準面とが直交し、前記第2光学部材の光軸と前記第2基準面とが直交するように前記ステーに固定されることを特徴とする車載ステレオカメラ。
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