JP6113534B2 - ナット取付装置 - Google Patents

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Description

本発明は、互いに連結される部材の一方の部材にナットを取り付けるナット取付装置に関するものである。
互いに連結される部材の一方の部材へのナットの取付手段としては、一方の部材を成形する金型に、ナットを配置し、その後、金型に溶融樹脂を射出することにより、一方の部材にナットを取り付けるように構成されたナット取付装置が、一例として、特許文献1に開示されている。
特開2012−232430号公報
上述したように、一方の部材の成形時に、同時に、取り付けられたナット(以下、インサートナットという。)においては、インサートナットのネジ山が潰れる等のインサートナットが損傷した場合には、部材全体を交換しなければならないという問題があった。
本発明の目的は、上述した従来のナット取付装置が有する課題を解決することにある。
本発明は、上述した目的を達成するために、第1には、
互いに連結される部材のうちの一方の部材に取り付けられるナット取付装置において、
前記一方の部材にナット部材が挿入されるナット部材挿入孔形成されるとともに、該ナット部材挿入孔を構成する壁部には、前記ナット部材の前記ナット部材挿入孔への挿入方向とは異なる方向に開口する係止孔が設けられ、
前記ナット部材は、ねじ孔の設けられたナット部と、該ナット部が収納可能に構成されたナット収納凹部を有するナット収納部とからなり、
前記ナット収納部には、前記ナット収納凹部とは異なる側に突出する係止突起が設けられ、
前記ナット部が前記ナット収納凹部へ収納されることで構成され前記ナット部材が前記ナット部材挿入孔に挿入された際には、前記係止突起前記一方の部材に形成された前記係止孔に嵌合させら、前記ナット部を含む前記ナット部材の前記ナット部材挿入孔からの脱落防止されるようにしたものであり、第2には、
前記ナット収納凹部には、係止突条が設けられ、前記ナット部の前記ナット収納凹部への収容状態において、前記ナット部の端部が前記係止突条により係止されるよう構成したものであり、第3には、
前記ナット収容部は、板状本体と、該板状本体に対し弾性変形可能に設けられた弾性体とを備え、前記係止突起は、前記弾性体の端部に設けられているものである。
ット部のみを、簡単に、且つ、迅速に、交換することができ、従って、損傷したナット部の交換作業を、短時間に、且つ、間単に行うことができる。
図1は、本発明のナット取付装置が適用された一例としてのボックスパレットの斜視図である。 図2は、本発明のナット取付装置が適用された一例としてのボックスパレットを構成するパレット部材の斜視図である。 図3は、本発明のナット取付装置が適用された一例としてのボックスパレットが折り畳まれた状態の斜視図である。 図4は、本発明のナット取付装置が適用された一例としてのボックスパレットを構成する引き抜き側壁部材の上部角部付近の部分拡大斜視図である。 図5は、本発明のナット取付装置が適用された一例としてのボックスパレットを構成する引き抜き側壁部材の上部角部付近の部分拡大垂直断面図である。 図6は、本発明のナット取付装置が適用された一例としてのボックスパレットを構成するナット部材の分解斜視図である。 図7は、同じく、本発明のナット取付装置が適用された一例としてのボックスパレットを構成するナット部材の斜視図である。 図8は、同じく、本発明のナット取付装置が適用された一例としてのボックスパレットを構成するナット部材の斜視図である。 図9は、本発明のナット取付装置が適用された一例としてのボックスパレットを構成する引き抜き側壁部材とナット部材の部分分解斜視図である。 図10は、本発明のナット取付装置が適用された一例としてのボックスパレットのボックスパレット用連結部材を含む分解拡大斜視図である。 図11は、本発明のナット取付装置が適用された一例としてのボックスパレットにナット部材が取り付けられた状態の垂直断面を含む部分斜視図である。 図12は、本発明のナット取付装置が適用された一例としてのボックスパレットが連結された状態の斜視図である。 図13は、本発明のナット取付装置が適用された一例としてのボックスパレットが連結された状態の部分拡大斜視図である。 図14は、本発明のナット取付装置が適用された一例としてのボックスパレットの引き抜き側壁部材とパレット部材との連結状態を示す部分拡大分解斜視図である。 図15は、同じく、本発明のナット取付装置が適用された一例としてのボックスパレットの引き抜き側壁部材とパレット部材との連結状態を示す部分拡大分解斜視図である。 図16は、本発明のナット取付装置が適用された一例としてのボックスパレットの引き抜き側壁部材とパレット部材とが連結状態された状態の部分拡大斜視図である。 図17は、本発明のナット取付装置が適用された一例としてのボックスパレットの別の実施例のナット部材の分解斜視図である。 図18は、図17に示されている別の実施例のナット部材の垂直断面を含む斜視図である。 図19は、本発明のナット取付装置が適用された一例としてのボックスパレットの更に別の実施例のナット部材の分解斜視図である。 図20は、図19に示されている更に別の実施例のナット部材の垂直断面を含む斜視図である。
以下に、本発明のナット取付装置を、一例としてのボックスパレットに適用した実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、何ら、本発明の実施例に限定されるものではない。
図1において、Bは、ボックスパレットであり、ボックスパレットBは、パレット部材1と、相対する一方の側壁部材2と、相対するもう一方の側壁部材3とから構成されている。
図1及び図2に示されているように、パレット部材1は、パレット部材1の相対する一方の辺部に形成された土手部1aと、パレット部材1の相対するもう一方の辺部に形成された土手部1bとを有しているとともに、相対する一方の辺部に形成された土手部1aは、相対するもう一方の辺部に形成された土手部1bより高く形成されている。以下、相対する一方の辺部に形成された土手部1aを、高部土手部と称し、また、高部土手部1aより低い、相対するもう一方の辺部に形成された土手部1bを、以下、低部土手部と称する。
パレット部材1の裏面1cの相対する辺部には、低部土手部1bに沿って、側部桁1dが形成されており、また、相対する側部桁1dの中間部には、側部桁1dに略平行な中間桁1eが形成されており、裏面1cと側部桁1dと中間桁1eとにより、2本のフォーク挿入口1fが形成されている。このように、本発明のボックスパレットBは、所謂、2方差しのボックスパレットBとして構成されており、勿論、所謂、4方差しのボックスパレットBとして構成することもできる。
相対する一方の側壁部材2と相対するもう一方の側壁部材3とが、共に、略垂直に立てられた状態から、特許文献1に開示されているように、一方の側壁部材2を、高部土手部1aから上方に引き抜き、次いで、低部土手部1bにヒンジ連結されたもう一方の側壁部材3を、パレット部材1に重なるように倒し、その後、引き抜かれた相対する一方の側壁部材2を、パレット部材1に重ねられた相対するもう一方の側壁部材3に重ねることにより、図1に示されている箱型に組み立てられたボックスパレットBを、図3に示されているように、折り畳むことができるように構成されている。
なお、以下においては、箱型に組み立てられた状態のボックスパレットBから引き抜かれる相対する一方の側壁部材2を、引き抜き側壁部材と称し、また、低部土手部1bにヒンジ連結されたもう一方の側壁部材3を、ヒンジ連結側壁部材と称する。
図1及び図4に示されているように、引き抜き側壁部材2の上端角部には、引き抜き側壁部材2の外壁面を削除することにより、連結部材用嵌合凹部4が形成されている。
連結部材用嵌合凹部4の奥壁4aの背後に位置する引き抜き側壁部材2には、後述するナット部材が、上方から挿入可能なナット部材挿入孔5が形成されている。ナット部材挿入孔5は、連結部材用嵌合凹部4の奥壁4aと、該奥壁4aと相対する内側垂直壁(ボックスパレットBが組み立てられた際に、ボックスパレットBの内側に位置する垂直壁)5aと、奥壁4a及び内側垂直壁5aに垂直な相対する垂直側壁5bと、底部5cとから形成されており、底部5cの中央部には、奥壁4aと内側垂直壁5aとを連結する位置決め突条5c1が形成されている。また、内側垂直壁5aの上部には、内側垂直壁5aの上端に平行な一対の係止孔5a1が穿設されている。なお、5dは、内側垂直壁5aに形成されたボルトの先端が挿入可能な透孔である。
次に、図6〜図8を用いて、引き抜き側壁部材2に形成されたナット部材挿入孔5に挿入されるナット部材N1について説明する。
ナット部材N1は、ナット収納部N1’と、ナット収納部N1’に収納されるナット部N1”とから構成されている。
ナット収納部N1’は、正面形状が略方形状の板状本体n1を有している。板状本体n1には、板状本体n1の相対する垂直端面n1aから、互いに接近する方向に延在する水平スリット部n2aと、水平スリット部n2aの奥部から下方に、且つ、垂直に延在する垂直スリット部n2bとからなるスリットn2が形成されており、このようなスリットn2を形成することにより、板状本体n1の垂直端面n1a付近には、弾性変形可能な弾性棒体n3が立設されている。また、弾性棒体n3の上端部には、板状本体n1の略平坦な面n1bから突出した係止突起n3aが形成されている。
板状本体n1の略平坦な面n1bと相対する面には、略方形状のナット収納凹部n4が形成されており、ナット収納凹部n4の奥壁n4aの中央部には、透孔n4bが穿設されている。n5は、板状本体n1の裏面n1cの中央部に形成された板状本体n1の厚さ方向に延在する位置決め凹部である。この位置決め凹部n5には、引き抜き側壁部材2に形成されたナット部材挿入孔5の底部5cの中央部に突設された位置決め突条5c1が嵌合されるように構成されている。このように、板状本体n1の裏面n1cに形成された位置決め凹部n5に、引き抜き側壁部材2に形成されたナット部材挿入孔5の底部5cに突設された位置決め突条5c1を嵌合するように構成されているので、ナット部材挿入孔5に収納されたナット収納部N1’の水平方向への移動を抑制することができ、従って、ナット部N1”へのボルトHの螺合を、確実に、且つ、迅速に行なうことができる。また、n6は、ナット収納凹部n4の底面n4cの先端部付近に突設された係止突条である。
ナット部N1”は、ナット収納部N1’に形成されたナット収納凹部n4に嵌合されるように構成されており、ナット部N1”には、ねじ孔n7が穿設されている。
図6及び図8に示されているように、ナット収納部N1’に形成されたナット収納凹部n4に、ナット部N1”を嵌合させるとともに、ナット部N1”の面下端部を、ナット収納凹部n4の底面n4cに突設された係止突条n6に係止させることにより、ナット部N1”が、簡単には、ナット収納凹部n4から外れないように構成されている。
次いで、図9に示されているように、ナット収納部N1’のナット収納凹部n4に、ナット部N1”が嵌合されたナット部材N1を、引き抜き側壁部材2に形成されたナット部材挿入孔5に、ナット収納部N1’の板状本体n1の略平坦な面n1bが、ナット部材挿入孔5の内側垂直壁5aと相対するように挿入する。ナット部材挿入孔5に、ナット部材N1が挿入された際には、板状本体n1の裏面n1cに形成された位置決め凹部n5に、引き抜き側壁部材2に形成されたナット部材挿入孔5の底部5cに突設された位置決め突条5c1が嵌合されるように構成されているとともに、板状本体n1の略平坦な面n1bから突出した、弾性棒体n3に形成された係止突起n3aが、ナット部材挿入孔5の内側垂直壁5aに穿設された係止孔5a1に嵌合され、ナット収納部N1’が、ナット部材挿入孔5の内側垂直壁5aに係止されるように構成されている。このようにして、ナット部材N1が、引き抜き側壁部材2に形成されたナット部材挿入孔5に取り付けられることになる。
なお、引き抜き側壁部材2に形成されたナット部材挿入孔5に挿入されたナット部材N1を、ナット部材挿入孔5から取り出すには、ナット部材挿入孔5の内側垂直壁5aに穿設された係止孔5a1に、ドライバー等の適当な棒材を挿入し、弾性棒体n3を弾性変形させて、弾性棒体n3に形成された係止突起n3aを、ナット部材挿入孔5の内側垂直壁5aに穿設された係止孔5a1から排出させるとともに、ナット部材N1を上方に引き抜くことにより、ナット部材N1を、ナット部材挿入孔5から取り出すことができる。
C1は、両端部にボルト挿入孔c1が穿設された横長のボックスパレット用連結部材C1であり、ボックスパレット用連結部材C1の半分が、それぞれ、並設された2個のボックスパレットBの連結部材嵌合凹部4に嵌合するように配置し、その後、ボックスパレット用連結部材C1に穿設されたボルト挿入孔c1にボルトHを挿通する。その後、ボルトHの先端部を、引き抜き側壁部材2の上端角部に形成された連結部材嵌合凹部4に穿設されたボルト挿入孔4bに挿入するとともに、ナット部材挿入孔5に挿入されたナット部材N1のナット部N1”に螺合させることにより、図13に示されているように、2個のボックスパレットBを連結するように構成されている。
上述したように、ボックスパレット用連結部材C1及び引き抜き側壁部材2に形成されたナット部材挿入孔5に挿入されたナット部材N1により、図12に示されているように、2個のボックスパレットBを連結するように構成したので、連結された2個のボックスパレットBの隣接するフォーク挿入口1fに、ホークリフトのフォークFを挿入し、連結された2個のボックスパレットBを、一度に、搬送することができるので、ボックスパレットBのコンテナーへの収納作業の作業効率を向上することができる。
次に、図14〜図16を用いて、引き抜き側壁部材2とパレット部材1とが離反しないように、引き抜き側壁部材2とパレット部材1の高部土手部1aとが、上述したナット部N1”が嵌合されたナット部材N1と、側壁部材・パレット部材分離阻止用連結部材C2とにより連結される構成について説明する。
側壁部材・パレット部材分離阻止用連結部材C2は、上下方向に配置される引き抜き側壁部材2とパレット部材1の高部土手部1aとを連結することになるので、上述したボックスパレット用連結部材C1と異なり、縦長で、上下端部には、ボルト挿入孔c2が穿設されている。ナット部材N1は同じである。
図14に示されているように、引き抜き側壁部材2の下部には、裏面が開口されている以外は、上述したナット部材挿入孔5と同様の引き抜き側壁部材2側のナット部材挿入孔5が形成されており、また、図15に示されているように、パレット部材1の上部には、引き抜き側壁部材2の下部に形成されたナット部材挿入孔5に対応して、上面が開口された上述したナット部材挿入孔5と同様のパレット部材1側のナット部材挿入孔5が形成されている。
上述したと同様に、ナット収納部N1’のナット収納凹部n4に、ナット部N1”が嵌合されたナット部材N1を、引き抜き側壁部材2側のナット部材挿入孔5に挿入するとともに、同じく、ナット収納部N1’のナット収納凹部n4に、ナット部N1”が嵌合されたナット部材N1を、パレット部材1側のナット部材挿入孔5に挿入する。ナット部材N1を、パレット部材1側のナット部材挿入孔5に挿入した際には、上述した実施例と同様に、弾性棒体n3に形成された係止突起n3aが、ナット部材挿入孔5の外側垂直壁(ボックスパレットBが組み立てられた際に、ボックスパレットBの外側に位置する垂直壁)5a’に穿設された係止孔5a1に嵌合され、ナット部材N1が、ナット部材挿入孔5に取り付けられるように構成されている。
次いで、側壁部材・パレット部材分離阻止用連結部材C2の上方に位置するボルト挿入孔c2にボルトHを挿入するとともに、ボルトHの先端部を、引き抜き側壁部材2に穿設されたボルト挿入孔2a及びナット収納凹部n4の奥壁n4aに穿設された透孔n4bに挿入し、ボルトHの先端部を、引き抜き側壁部材2側のナット部材挿入孔5に挿入されたナット部材N1のナット部N1”に螺合させる。同様にして、側壁部材・パレット部材分離阻止用連結部材C2の下方に位置するボルト挿入孔c2にボルトHを挿入するとともに、ボルトHの先端部を、パレット部材1の高部土手部1aに穿設されたボルト挿入孔1a1及びナット収納凹部n4の奥壁n4aに穿設された透孔n4bに挿入し、ボルトHの先端部を、パレット部材1側のナット部材挿入孔5に挿入されたナット部材N1のナット部N1”に螺合させる。このようにして、図16に示されているように、引き抜き側壁部材2とパレット部材1とを連結する。
上述したように、引き抜き側壁部材2とパレット部材1とを連結するように構成することにより、パレット部材1と引き抜き側壁部材2との分離を防止することができる。従って、連結された2個のボックスパレットBを、ホークリフトにより搬送する際に、安定した状態で、連結された2個のボックスパレットBを、コンテナーに積み込むことができる。
次に、図17及び図18を用いて、ナット部材の別の実施例を説明する。
本実施例においても、上述した実施例と同様に、ナット部材N2は、ナット収納部N2’とナット部N2”とを有している。
ナット収納部N2’は、ブロック状本体n10を有しており、ブロック状本体n10には、上面に開口を有するナット収納凹部n11が形成されている。また、ナット収納凹部n11を形成する前板(ナット部材N2を、ナット収納凹部n11に挿入した際に、ボックスパレットの外側に位置する部分)に、相対する縦長のスリットn10aを形成することにより、ブロック状本体n10には、弾性舌片n10bが形成されている。また、弾性舌片n10bには、ボルトHが挿入される透孔n10cが穿設されている。
弾性舌片n10bのナット収納凹部n11側の内面には、上面に、ナット収納凹部n11側の内面から下方に傾斜した上面傾斜面n12aを有する係止ブロックn12が形成されており、また、係止ブロックn12の垂直面には、ナット部N2”の上面に当接する係止部n12bが突設されている。
上述したナット部N1”と同様のナット部N2”を、上方から、係止ブロックn12の上面傾斜面n12aに沿って、ナット収納凹部n11に挿入すると、ナット部N1”が係止ブロックn12に当接し、弾性舌片n10bを外側に弾性変形させる。そして、ナット部N2”が、係止ブロックn12の係止部n12bから外れた時点で、弾性舌片n10bが、ナット収納凹部n11方向に復元し、ナット部N2”の上面が、係止部n12bの下面に当接し、ナット部N2”が、係止部n12bにより係止され、ナット部N2”のナット収納凹部n11からの排出が阻止されることになる。ナット部N2”を、ナット収納凹部n11から取り出す際には、弾性舌片n10bを外側に弾性変形させて、ナット部N2”と係止ブロックn12の係止部n12bとの係止状態を解除し、その後、ナット部N2”を上方に引き抜くことにより、ナット部N2”を、ナット収納部N2’のナット収納凹部n11から取り出すことができる。
次に、図19及び図20を用いて、ナット部材の更に別の実施例について説明する。
本実施例においては、ナット部材N3は、ナット収納部N3’とナット部N3”とナット固定部材N3Aとから構成されている。
ナット収納部N3’は、ブロック状本体n20を有しており、ブロック状本体n20には、上面に開口を有するナット収納凹部n21が形成されている。また、ブロック状本体n20の一方の垂直壁n22には、ナット収納凹部n21に連通するとともに、水平方向に所定の間隔で穿設された係止孔n23が穿設されている。更に、垂直壁n22には、ボルトHが挿入される透孔n24が穿設されている。
本実施例のナット部N3”も、上述したナット部N1”、N2”と同様の構成を有しており、また、ナット部N3”は、図20に示されているように、ナット収納部N3’に形成されたナット収納凹部n21に挿入されるように構成されている。
ナット固定部材N3Aは、水平状の板部n25と、板部n25の裏面に垂設された一対の弾性変形可能な弾性垂設棒n26とからなり、弾性垂設棒n26の下端部には、上述したブロック状本体n20の一方の垂直壁n22に穿設された係止孔n23に挿入される係止突起n26aが形成されている。
ナット部材N3のナット収納部N3’に、ナット部N3”を取り付けるには、先ず最初に、ナット収納部N3’のナット収納凹部n21に、ナット部N3”を挿入し、次いで、ナット収納凹部n21に、ナット固定部材N3Aを挿入するとともに、ナット固定部材N3Aを構成する弾性垂設棒n26の係止突起n26aを、ブロック状本体n20の垂直壁n22に穿設された係止孔n23に挿入し、ナット固定部材N3Aを、ナット収納部N3’に取り付ける。このようにして、ナット収納部N3’に、ナット部N3”が取り付けられることになる。
ナット部材N3から、ナット部N3”を取り外すには、先ず最初に、ブロック状本体n20の垂直壁n22に穿設された係止孔n23に、ドライバー等の適当な棒材を挿入し、弾性垂設棒n26を押して弾性変形させて、係止孔n23から、弾性垂設棒n26に形成された係止突起n26aを排出させて、ナット固定部材N3Aを、ナット収納凹部n21から取り出し、その後、ナット部N3”を、ナット収納凹部n21から取り出す。
上述したように、ボックスパレット用連結部材C1、引き抜き側壁部材2に形成されたナット部材挿入孔5に挿入されたナット部材N1や引き抜き側壁部材2に形成されたナット部材N2、N3及びボルトHにより、2個のボックスパレットBを連結するように構成したので、連結された2個のボックスパレットBの隣接するフォーク挿入口1fに、ホークリフトのフォークFを挿入し、連結された2個のボックスパレットBを、一度に、搬送することができるので、ボックスパレットBのコンテナーへの収納作業の作業効率を向上することができる。
また、上述したように、側壁部材・パレット部材分離阻止用連結部材C2、引き抜き側壁部材2側のナット部材挿入孔5に挿入されたナット部材N1や引き抜き側壁部材2に形成されたナット部材N2、N3及びボルトHにより、引き抜き側壁部材2とパレット部材1とを連結するように構成したので、パレット部材1と引き抜き側壁部材2との分離を防止することができ、従って、連結された2個のボックスパレットBを、ホークリフトにより搬送する際に、安定した状態で、連結された2個のボックスパレットBを、コンテナーに積み込むことができる。
本発明においては、上述したように、一方の部材(上述した実施例における引き抜き側壁部材2やパレット部材1等)に形成されたナット収納部N1’、N2’、N3’に、ボルトHが螺合されるナット部N1”、N2”、N3”を、取り外し可能に構成されているので、ナット部N1”、N2”、N3”のネジ孔n7のネジ山が潰れる等のナット部N1”、N2”、N3”が損傷した際に、ナット部N1”、N2”、N3”のみを交換することができ、従って、損傷したナット部N1”、N2”、N3”の交換作業を、短時間に、且つ、間単に行うことができる。
また、従来、一方の部材(上述した実施例における引き抜き側壁部材2やパレット部材1等)に、一体的にナットを埋め込むインサートナット手法が用いられているが、インサートナットが損傷した際には、インサートナットが埋め込まれた一方の部材の全体を交換しなければならず、ナット部N1”、N2”、N3”のみを交換する場合に比べて、交換コストが嵩むとともに、インサートナットが埋め込まれた一方の部材に較べて、一方の部材のリサイクルが容易となる。
B・・・・・・・・・・・・ボックスパレット
C1・・・・・・・・・・・ボックスパレット用連結部材
C2・・・・・・・・・・・側壁部材・パレット部材分離阻止用連結部材
N1、N2、N3・・・・・ナット部材
N1’、N2’、N3’・・ナット収納部
N1”、N2”、N3”・・ナット部
1f・・・・・・・・・・・フォーク挿入口
1・・・・・・・・・・・・パレット部材
1a・・・・・・・・・・・高部土手部
1b・・・・・・・・・・・低部土手部
2・・・・・・・・・・・・引き抜き側壁部材
3・・・・・・・・・・・・ヒンジ連結側壁部材

Claims (3)

  1. 互いに連結される部材のうちの一方の部材に取り付けられるナット取付装置において、
    前記一方の部材にナット部材が挿入されるナット部材挿入孔形成されるとともに、該ナット部材挿入孔を構成する壁部には、前記ナット部材の前記ナット部材挿入孔への挿入方向とは異なる方向に開口する係止孔が設けられ、
    前記ナット部材は、ねじ孔の設けられたナット部と、該ナット部が収納可能に構成されたナット収納凹部を有するナット収納部とからなり、
    前記ナット収納部には、前記ナット収納凹部とは異なる側に突出する係止突起が設けられ、
    前記ナット部が前記ナット収納凹部へ収納されることで構成され前記ナット部材が前記ナット部材挿入孔に挿入された際には、前記係止突起前記一方の部材に形成された前記係止孔に嵌合させら、前記ナット部を含む前記ナット部材の前記ナット部材挿入孔からの脱落防止されるようにしたことを特徴とするナット取付装置。
  2. 前記ナット収納凹部には、係止突条が設けられ、前記ナット部の前記ナット収納凹部への収容状態において、前記ナット部の端部が前記係止突条により係止されるよう構成したことを特徴とする請求項1に記載のナット取付装置。
  3. 前記ナット収容部は、板状本体と、該板状本体に対し弾性変形可能に設けられた弾性体とを備え、前記係止突起は、前記弾性体の端部に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のナット取付装置。
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