JP6113324B1 - 燃料噴射弁 - Google Patents
燃料噴射弁 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6113324B1 JP6113324B1 JP2016085782A JP2016085782A JP6113324B1 JP 6113324 B1 JP6113324 B1 JP 6113324B1 JP 2016085782 A JP2016085782 A JP 2016085782A JP 2016085782 A JP2016085782 A JP 2016085782A JP 6113324 B1 JP6113324 B1 JP 6113324B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- swirl chamber
- introduction path
- nozzle hole
- fuel introduction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M61/00—Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00
- F02M61/16—Details not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M61/02 - F02M61/14
- F02M61/18—Injection nozzles, e.g. having valve seats; Details of valve member seated ends, not otherwise provided for
- F02M61/1853—Orifice plates
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
Description
すなわち、特許文献1では、弁ケーシング内に、弁座面と協働する弁閉鎖部材が配置されている形式のものにおいて、弁座面の下流に中央開口が設けられており、中央開口から半径方向へ少なくとも2つの接線方向通路が延びており、各接線方向通路がそれぞれ各スワール室に接線方向で開口しており、燃料のための定量開口がそれぞれ、上記スワール室の中央から外側へ通じていることを特徴とする長手軸線に関して対称的に形成された弁ケーシングを有する構成となっている。案内通路によって整流及び加速された流れがスワール室へ流入し、燃料はスワール室で旋回流れとなり、その後噴孔内を旋回しながら噴孔プレート出口から噴射された噴霧は、中空円錐状の噴霧となって微粒化が促進するとされている。
また、噴孔より上流側に通路およびスワール室が設けられていることで、他の微粒化方式よりもデッドボリュームが大きいために、噴射開始直後に燃料の整流化及び加速が不十分な燃料が噴射されてしまい、噴射初期の燃料噴霧の微粒化が悪化する問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、旋回方式の微粒化方式を採用することで微粒化が良好でありながらも、噴射流量が大きく、かつデッドボリュームの小さい燃料噴射弁を提供する。
L<(D−W)/2
の関係を満たすことを特徴とする。
図1に実施の形態1の燃料噴射弁の断面図を示す。図2、図3、図4は、この実施の形態1の燃料噴射弁の先端部を示し、図2で先端部の断面図と平面図を、図3で平面図の拡大図を、図4で平面図の寸法関係を示している。図において、1は燃料噴射弁を示しており、4はソレノイド装置、5は磁気回路のヨーク部分であるハウジング、6は磁気回路の固定鉄心部分であるコア、7はコイル、8は磁気回路の可動鉄心部分であるアマチュア、9は弁装置であり、弁装置9は弁体10と弁本体11と弁座12で構成されている。弁本体11はコア6の外径部に圧入後、溶接されている。アマチュア8は弁体10に圧入後、溶接されている。弁座12には噴孔プレート13が結合されている。噴孔プレート13には板厚方向に貫通する複数の噴孔14が設けられている。各実施の形態において、同一符号を付している構成は、同一または相当の構成を示す。
さらに旋回室17およびそれに対応する噴孔14が複数設けられていることで、噴孔14が一つだけ設けられている構成と比較すると、噴孔一つあたりの噴射流量を低減出来ることから、噴孔内壁に沿って形成される液膜はさらに薄膜化され、微粒化は更に良好になる。
れる。
また、旋回室径riを減少させた場合は噴孔内部での燃料流れの角速度が低下し噴霧の広がり角が小さくなるが、噴孔径reを増加させた場合は噴孔内部での燃料流れの角速度が増加し噴霧の広がり角が大きくなる。よって、適切な噴霧の広がり角としつつ大きな噴射流量を得るためには、旋回室径riと噴孔径reの適切な寸法の組み合わせを見出す必要がある。しかしながら、噴孔を加工する際に生じる位置ずれ、ダレ、破断面といった理由から、噴孔の加工性を考慮すると、噴孔の外周部と旋回室内壁部の間には間隔を設ける必要があり、旋回室径riの減少および噴孔径reの増加を同時に実施すると噴孔外周部と旋回室内壁部の間隔が狭くなってしまうため、噴射流量の増加には限度があった。
室17の径を縮小した場合と同様に狭い範囲で旋回流れが生じるため、旋回室の径を小さくすることなく、大きな噴射流量を得る事が出来る。
また、旋回室17の径を縮小する事で大きな流量を得る手段と比較すると、旋回室17の径を縮小する必要が無く、噴孔14の外周部と旋回室17内壁部の間に間隔を確保することが出来るため、噴孔14の加工性が良好になる。
さらに、燃料導入路18の断面積を増やすことで大きな流量を得る手段と比較すると、デッドボリュームを小さくすることが出来るため、噴射初期から微粒化が良好な噴霧を得る事が出来る。
図8に実施の形態2の燃料噴射弁の先端部を示す。燃料噴霧の微粒化のためには、噴孔内壁に沿って薄く均質な液膜を形成することが重要となるが、噴孔14に発生する旋回流れに偏りがあると、噴孔内壁に形成される液膜が局所的に厚くなり、微粒化性能が損なわれる恐れがある。そこで実施の形態2では、燃料導入路18と異なる方向から旋回室17へ燃料を導入する第二燃料導入路21を有している。このとき、燃料導入路18から旋回室17に流れ込んだ燃料が作り出す旋回方向と、第二燃料導入路21から旋回室17に流れ込んだ燃料が作り出す旋回方向が同一となるような位置で、燃料導入路18と第二燃料導入路21が旋回室17へ連通している。これにより、二方向から燃料が旋回室17へ流れ込むことから、一方向のみから燃料が旋回室17へ流れ込む場合に対して、噴孔14の内壁に形成される液膜厚さは均一になり、燃料噴霧の微粒化度合が良好になる。
このとき噴孔14の内部を通過する燃料流れの周方向への速度成分が失われると旋回流れが発生しなくなる恐れがあるが、第二燃料導入路21が設けられていることで旋回流れが発生し易くなっており、微粒化性能が損なわれることは無い。
図9に実施の形態3の燃料噴射弁の先端部を示す。一つの旋回室に対し二つの燃料導入路を設けた場合、二つの燃料導入路の対向する角度については、180°程度に対向させた場合に噴孔14の内壁に形成される液膜厚さの均一度が最も良好になる。そこで実施の形態3では、燃料導入路18および第二燃料導入路21を、互いが対向する方向から旋回室17に連通させていることで、噴孔14の内壁に形成される液膜厚さはより均一になり、燃料噴霧の微粒化度合はさらに良好になる。
また、図9で示す構成では燃料導入路18と第二燃料導入路21の弁座開口部への連通部分を共通化している。共通化することによりデッドボリュームが削減され、噴射初期から微粒化が良好な噴霧を得る事が出来る。
図10に実施の形態4の燃料噴射弁の先端部を示す。実施の形態4では第二燃料導入路21の壁面が旋回室17の壁面と接線の関係となるように連通している。このような構成にした場合でも、燃料導入路18から旋回室17へ流入した燃料流れによって、第二燃料導入路21から旋回室17へ流入する燃料流れが旋回室17の中央方向へ引き寄せられ、旋回室17の内壁よりも小さい範囲で旋回流れが生じる事から、実施の形態1から3で示した燃料噴射弁と同様の効果を得る事が出来る。
図11に実施の形態5の燃料噴射弁の先端部を示す。実施の形態5では燃料導入路18が湾曲しながら旋回室17へ連通している。このような形状においても、燃料導入路18の下流側端部において燃料導入路18の中心軸を直線状に延長した線19と、線19と旋回室17の中心との距離Lと、旋回室17の直径Dと、燃料導入路18の幅Wの関係が、L<(D−W)/2を満足しているため、実施の形態1から4で示した燃料噴射弁と同様の効果を得ることが出来る。
Claims (4)
- 弁座、前記弁座を開閉するための弁体、前記弁座の開口部に装着され、噴孔が設けられている噴孔プレートを備え、前記弁体を動作させることにより燃料が前記弁座と前記弁体との間を通過し、前記噴孔プレートの噴孔から噴射される燃料噴射弁であって、前記噴孔が開口している円筒形状の複数の旋回室と、前記複数の旋回室に燃料を導入する第一燃料導入路とが前記噴孔プレートに形成されており、前記旋回室の直径をD、前記第一燃料導入路の幅をW、下流側端部における前記第一燃料導入路の中心軸を直線状に延長した線と前記旋回室の中心との距離をLとしたとき、
L<(D−W)/2
の関係を満たすことを特徴とする燃料噴射弁。 - 前記第一燃料導入路と異なる方向から前記旋回室へ燃料を導入する第二燃料導入路が前記噴孔プレートに形成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。
- 前記第一燃料導入路および前記第二燃料導入路は、互いに対向する方向から前記旋回室に連通されていることを特徴とする請求項2に記載の燃料噴射弁。
- 前記噴孔は前記旋回室の中心に開口しており、前記噴孔の直径をdとしたとき、
L<d/2
の関係を満たすことを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016085782A JP6113324B1 (ja) | 2016-04-22 | 2016-04-22 | 燃料噴射弁 |
CN201611253091.5A CN107304741B (zh) | 2016-04-22 | 2016-12-30 | 燃料喷射阀 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016085782A JP6113324B1 (ja) | 2016-04-22 | 2016-04-22 | 燃料噴射弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6113324B1 true JP6113324B1 (ja) | 2017-04-12 |
JP2017194035A JP2017194035A (ja) | 2017-10-26 |
Family
ID=58666764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016085782A Active JP6113324B1 (ja) | 2016-04-22 | 2016-04-22 | 燃料噴射弁 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6113324B1 (ja) |
CN (1) | CN107304741B (ja) |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10507240A (ja) * | 1994-10-07 | 1998-07-14 | シーメンス オートモーティヴ コーポレイション | 燃料噴射装置用のマルチディスク式・旋回流霧化装置 |
JP2004340121A (ja) * | 2003-04-25 | 2004-12-02 | Toyota Motor Corp | 燃料噴射弁 |
JP2007138746A (ja) * | 2005-11-15 | 2007-06-07 | Hitachi Ltd | 燃料供給装置 |
JP2008255912A (ja) * | 2007-04-06 | 2008-10-23 | Hitachi Ltd | 筒内噴射式内燃機関における燃料噴射方法及び筒内噴射式内燃機関 |
JP2008280981A (ja) * | 2007-05-14 | 2008-11-20 | Hitachi Ltd | 燃料噴射装置およびそれを搭載した内燃機関 |
JP2012154264A (ja) * | 2011-01-27 | 2012-08-16 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 燃料噴射弁 |
JP2015227656A (ja) * | 2014-05-09 | 2015-12-17 | 株式会社エンプラス | 燃料噴射装置用ノズルプレート |
-
2016
- 2016-04-22 JP JP2016085782A patent/JP6113324B1/ja active Active
- 2016-12-30 CN CN201611253091.5A patent/CN107304741B/zh active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10507240A (ja) * | 1994-10-07 | 1998-07-14 | シーメンス オートモーティヴ コーポレイション | 燃料噴射装置用のマルチディスク式・旋回流霧化装置 |
JP2004340121A (ja) * | 2003-04-25 | 2004-12-02 | Toyota Motor Corp | 燃料噴射弁 |
JP2007138746A (ja) * | 2005-11-15 | 2007-06-07 | Hitachi Ltd | 燃料供給装置 |
JP2008255912A (ja) * | 2007-04-06 | 2008-10-23 | Hitachi Ltd | 筒内噴射式内燃機関における燃料噴射方法及び筒内噴射式内燃機関 |
JP2008280981A (ja) * | 2007-05-14 | 2008-11-20 | Hitachi Ltd | 燃料噴射装置およびそれを搭載した内燃機関 |
JP2012154264A (ja) * | 2011-01-27 | 2012-08-16 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 燃料噴射弁 |
JP2015227656A (ja) * | 2014-05-09 | 2015-12-17 | 株式会社エンプラス | 燃料噴射装置用ノズルプレート |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN107304741B (zh) | 2019-09-27 |
CN107304741A (zh) | 2017-10-31 |
JP2017194035A (ja) | 2017-10-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5185973B2 (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP5893110B1 (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP2016070070A (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP2015078603A (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP6448814B2 (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP6113324B1 (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP6745986B2 (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP6545333B2 (ja) | 燃料噴射弁および噴孔プレート | |
CN113260783B (zh) | 燃料喷射装置 | |
JP6190917B1 (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP6141350B2 (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP7113943B1 (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP6735913B2 (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP6733999B2 (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP6758521B2 (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP5932109B1 (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP6644164B2 (ja) | 燃料噴射弁および噴射流量の調整方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170214 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170314 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6113324 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |