JP6113022B2 - プラズマエッチング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体ウエーハ等の被加工物をエッチングするプラズマエッチング装置に関する。
IC、LSI等の数多くのデバイスが表面に形成され、且つ個々のデバイスが分割予定ライン(ストリート)によって区画された半導体ウエーハは、研削装置によって裏面が研削されて所定の厚みに加工された後、ダイシング装置によって分割予定ラインを切削して個々のデバイスに分割され、分割されたデバイスは携帯電話、パソコン等の各種電子機器に広く利用されている。
半導体ウエーハの分割は一般的にダイシング装置によって実施されるが、ダイシング装置によって半導体ウエーハを切削すると分割予定ラインに沿って微細な欠けが複数形成され、デバイスの抗折強度を低下させるという問題がある。
この問題を解決するために、プラズマエッチング装置によって分割予定ラインをエッチングして、半導体ウエーハを個々のデバイスに分割する技術が特許第4447325号で提案されている。
特許第4447325号公報
しかし、プラズマエッチング装置は、被加工物を保持する保持面を有する静電チャックテーブルと、処理ガスをプラズマ化して噴射するプラズマ生成手段と、該静電チャックテーブルと該プラズマ生成手段とを収容し該静電チャックテーブルに保持された被加工物をエッチングするエッチングチャンバーと、該エッチングチャンバー内を減圧する減圧手段と、から概ね構成されていて、エッチングチャンバー内の圧力はドライポンプの作動により昼夜を問わず常時20Pa程度と真空に近い状態に減圧され続けるため、ドライポンプの消費電力が膨大になり不経済であるという問題がある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、消費電力を節電可能なプラズマエッチング装置を提供することである。
本発明によると、被加工物を保持する保持面を有する静電チャックテーブルと、処理ガスをプラズマ化して噴射するプラズマ生成手段と、該静電チャックテーブルと該プラズマ生成手段とを収容し該静電チャックテーブルに保持された被加工物をエッチングするエッチングチャンバーと、該エッチングチャンバー内を減圧する減圧手段と、制御手段と、を備えたプラズマエッチング装置であって、該減圧手段は、該エッチングチャンバーに接続されたターボポンプと、該ターボポンプに接続されたドライポンプと、該ターボポンプと該ドライポンプとの間に配設されたバッファータンクと、該バッファータンクの圧力を計測する圧力計と、を含み、該制御手段は、該圧力計の値が該ターボポンプの臨界圧力を下回る第一の値に達した際、該ドライポンプの作動を停止するように制御し、該圧力計の値が該第一の値から上昇し該ターボポンプの臨界圧力に近い第二の値に達した際、該ドライポンプを作動するように制御して、該ドライポンプの消費電力を節電することを特徴とするプラズマエッチング装置が提供される。
本発明によると、減圧手段をエッチングチャンバーに接続されたターボポンプと、ターボポンプに接続されたドライポンプとの2段構成にし、圧力計の値がターボポンプの臨界圧力を下回る第一の値に達した際、ドライポンプの作動を停止するように制御し、圧力計の値が第一の値から上昇してターボポンプの臨界圧力に近い第二の値に達した際、停止しているドライポンプを作動するように制御したので、比較的多くの電力を使用するドライポンプの消費電力を節電することができる。
本発明実施形態に係るプラズマエッチング装置の縦断面図である。 処理ガス噴射手段の断面図である。 図3(A)はプラズマ生成手段の斜視図、図3(B)はIPCアンテナ収容容器の裏面側斜視図である。 処理ガス噴射手段の分解斜視図である。 図5(A)は第二処理ガス通路溝及び第二噴射孔を有する第二のプレートの一部拡大図、図5(B)は第一のプレートに形成された溝中に貫通孔を備えた十字形状溝を拡大して示す第一のプレートの一部拡大図である。 プラズマ生成手段の分解斜視図である。 第一のプレートに形成された第一処理ガス通路溝と第二のプレートの裏面との関係を示す断面図である。 ドライポンプ及びターボポンプの制御動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1を参照すると、本発明実施形態に係るプラズマエッチング装置2の断面図が示されている。プラズマエッチング装置2は密閉空間4を画成するエッチングチャンバー(ハウジング)6を具備している。
エッチングチャンバー6は円筒形状をしており、その側面に被加工物搬出入用の開口8が設けられている。開口8の外側には、開口8を開閉するためのゲート10が上下方向に移動可能に配設されている。ゲート10は、エアシリンダー等の図示しないゲート移動手段によって上下方向に移動される。
ゲート移動手段によってゲート10を開けることにより被加工物としての半導体ウエーハをエッチングチャンバー6内に搬出入することができる。エッチングチャンバー6の下端部近傍には2つの排気口12が形成されており、各排気口12はターボポンプ(TP)14を介してドライポンプ16に接続されている。
ターボポンプ14とドライポンプ16との間の排気路15にはバッファータンク18が接続されており、バッファータンク18内の圧力は圧力計20により常時測定される。圧力計20で測定したバッファータンク18内の圧力は制御手段22に入力され、制御手段22は圧力計20が検出した圧力に応じてドライポンプ16及びターボポンプ14の作動を制御する。
エッチングチャンバー6内には下部電極24が配設されている。下部電極24は、導電性の材料によって形成されており、被加工物保持部26と、被加工物保持部26の下面中央部から突出して形成された支持部28とから構成される。支持部28は高周波電源30に接続されている。
被加工物保持部26上には被加工物を保持する保持面を有する静電チャックテーブル32が配設されている。特に図示しないが、被加工物保持部26内には冷却通路が形成されており、プラズマエッチング装置2の作動時には、この冷却通路内を純水等の冷却液が循環されている。下部電極24は絶縁体34を介してエッチングチャンバー6の底壁にシールされた状態で支持されている。
エッチングチャンバー6の上部は処理ガスをプラズマ化して噴射するプラズマ生成手段11によって閉塞されている。プラズマ生成手段11は、IPCアンテナ42と、IPCアンテナ42に隣接して配設された処理ガスを噴射する処理ガス噴射手段36とを含んでいる。
図2及び図4を参照して、処理ガス噴射手段36の詳細構造について説明する。図2は処理ガス噴射手段36の断面図、図4は処理ガス噴射手段36の分解斜視図である。処理ガス噴射手段36は、セラミックスから形成された円筒状の枠体52を含んでいる。
円筒状の枠体52の内周面には、下から順に且つ半径方向外周に向かって、第一の環状支持部52aと、第一の支持部52aに対して所定の段差を有する第二の環状支持部52bと、第二の支持部52bに対して所定の段差を有する第三の環状支持部52cとが階段状に形成されている。
処理ガス噴射手段36は、セラミックスから形成された第一のプレート54と、第一のプレート54より大径の同じくセラミックスから形成された第二のプレート56と、第二のプレート56より大径の同じくセラミックスから形成された第三のプレート58と、第一乃至第三のプレート54,56,58を支持する上述した円筒状の枠体52とから構成される。
図4に示すように、第一のプレート54は、中央領域に形成された複数の貫通孔66と、これらの貫通孔66を囲繞して外周領域に環状に形成された処理ガスを噴射する複数の第一の噴射孔65と、第一の噴射孔65のそれぞれに連通し処理ガスを供給する放射状に形成された複数の第一の処理ガス通路溝64とを有している。
第一の噴射孔65は、Y形状に分岐した各第一の処理ガス通路溝64の先端に形成されている。また、図5(B)に示すように、貫通孔66は十字形状の溝67の中央に形成されている。十字形状の溝67の各端部には貫通孔66aがそれぞれ形成されている。
第二のプレート56は、第一のプレート54に形成された十字形状の溝67の中央に位置付けられた貫通孔66に連通し処理ガスを噴射する複数の第二の噴射孔69と、第二の噴射孔69のそれぞれに連通し処理ガスを供給する放射状に形成された複数の第二の処理ガス通路溝68を有している。
図5(A)に示すように、第二の処理ガス通路溝68の先端はY字形状の溝又は十字形状の溝68aに分岐しており、分岐溝68aの先端に第二の噴射孔69が形成されている。各第二の噴射孔69は第一のプレート54に形成された十字形状の溝67の中央に形成された貫通孔66に位置付けられる。
図5を参照して、第二のプレート56に形成された第二の噴射孔69と第一のプレート54に形成された貫通孔66との関係について説明する。図5(A)に示すように、分岐溝68aの先端に第二の噴射孔69が形成されており、第二のプレート56が第一のプレート54上に配設されると、各第二の噴射孔69が第一のプレート54の十字形状の溝67の中央に位置付けられるようになっている。
図2に示すように、第二のプレート56の外周部下面には第一の環状の切欠き56aが形成されており、第三のプレート58の外周部下面には第二の環状の切欠き58aが形成されている。
更に、円筒状の枠体52の側壁を貫通して第一の環状切欠き56aに連通する第一の処理ガス供給孔60と、第二の環状切欠き58aに連通する第二の処理ガス供給孔62が形成されている。
第一のプレート54は円筒状枠体52の第一環状支持部52a上に載置され、第二の枠体56は円筒状枠体52の第二環状支持部52b上に載置され、第三のプレート58は円筒状枠体52の第三環状支持部52c上に載置されて、処理ガス噴射手段36が組み立てられる。
処理ガス噴射手段36が組み立てられると、図5を参照して説明したように、第二のプレート56に形成された第二の噴射孔69は第一のプレート54に形成された貫通孔66及び貫通孔66aに連通するようになっている。
図1に示されているように、円筒状枠体52に形成された第一の処理ガス供給孔60は第一ガス供給手段38に接続され、第二処理ガス供給孔62は第二ガス供給手段40に接続されている。
図2に示すように、処理ガス噴射手段36が組み立てられると、第二のプレート56は、第一のプレート54に重ねられて第一の処理ガス通路溝64の上部を閉塞し、第三のプレート58は、第二のプレート56に重ねられて第二の処理ガス通路溝68の上部を閉塞する。
そして、第二のプレート56の外周部下面に形成された第一の環状切欠き56aは第一のプレート54に形成された第一のガス通路溝64の外周端部に位置付けられ、第三のプレート58の外周部下面に形成された第二の環状切欠き58aは第二のプレート56に形成された第二の処理ガス通路溝68の外周端部に位置付けられる。
図7に示すように、第一のプレート54に形成された第一の処理ガス通路溝64の内側には磁場の影響を遮断するNi等の金属膜70が被覆されており、第一の処理ガス通路溝64の上部を閉塞する第二のプレート56の下面の領域には、磁場の影響を遮断するNi等の金属膜72が被覆されている。
同様に、第二のプレート56に形成された第二の処理ガス通路溝68の内側には、磁場の影響を遮断するNi等の金属膜が被覆されており、第二の処理ガス通路溝68の上部を閉塞する第三のプレート58の下面の領域には磁場の影響を遮断するNi等の金属膜が被覆されている。
図3(A)を参照すると、処理ガス噴射手段36上に搭載されたプラズマ生成手段11の外観斜視図が示されている。図6はプラズマ生成手段11の分解斜視図を示している。図6に示されるように、プラズマ生成手段11は、第三のプレート58上に搭載されるIPCアンテナ42を含んでいる。
IPCアンテナ42の端子42a,42bはIPCアンテナ42を収容する収容容器44の天井部44bに形成された孔47,49を通して収容容器44の上部に突出している。収容容器44はアルミニウム合金等の金属から形成されている。収容容器44の内部はポーラスセラミックス等の中空体46で充填されている。
図1に示すように、IPCアンテナ82の端子42a,42bは高周波電源48に接続されている。収容容器44の孔47,49内には絶縁材51が充填され、IPCアンテナ42の端子42a,42bと収容容器44とを絶縁している。
収容容器44の側壁44aには排出口45が形成されており、排出口45はターボポンプ(TP)50を介して減圧手段を構成するドライポンプ16に接続されている。ターボポンプ14,50の臨界圧力は400Paであり、圧力計20で計測したバッファータンク18内の圧力がこの臨界圧力以下になると作動を開始する。排出路15の圧力が臨界圧力より大きい場合には、ターボポンプ14,50は作動しない。
以下、上述したプラズマエッチング装置2の作用について説明する。図示しないゲート移動手段を作動してゲート10を開け、図示しない搬出入手段によって半導体ウエーハをエッチングチャンバー6の開口8を介してエッチングチャンバー6内に搬入し、下部電極24の静電チャックテーブル32の保持面上に載置する。
半導体ウエーハが静電チャックテーブル32上に載置されたならば、図示しない電気回路を介して静電チャックテーブル32に静電気を付与し、半導体ウエーハを静電チャックテーブル32で保持する。さらに、ゲート移動手段を作動してゲート10を上方に移動し、エッチングチャンバー6の側壁に形成された開口8を閉鎖する。
次に、ドライポンプ16を作動して、エッチングチャンバー6内の密閉空間4及び収容容器44の内部を真空に排気する。この真空排気の動作について、図8のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS10でドライポンプ16の作動を開始する。ステップS11でバッファータンク18内の圧力が400Pa以下か否かを判断し、否定判断の場合にはドライポンプ16の作動を継続する。
ステップS11で圧力計20で検出するバッファータンク18内の圧力が400Pa以下となった場合には、ステップS12に進んでターボポンプ14,50の作動を開始する。ドライポンプ16とターボポンプ14,50の同時作動により、エッチングチャンバー6の密閉空間4の真空排気と収容容器44内の真空排気を継続する。
ステップS13で圧力計20で検出するバッファータンク18内の圧力が200Pa以下か否かを判断し、否定判断の場合にはドライポンプ16とバッファーポンプ14,50の作動を継続する。ステップS13でバッファータンク18内の圧力が200Pa以下と判断された場合には、ステップS14に進んでドライポンプ16の作動を停止する。
ステップS15で圧力計20で検出したバッファータンク18内の圧力が350Pa以下か否かを判断し、肯定判断の場合にはドライポンプ16の作動停止を継続し、ターボポンプ14,50のみでエッチングチャンバー6の密閉空間4及び収容容器44内の真空排気を継続する。好ましくは、エッチングチャンバー6の密閉空間4内を約20Pa程度まで真空排気し、この真空度を維持するようにターボポンプ14を制御する。
エッチングチャンバー6の真空排気と同時に収容容器44内も真空排気されて収容容器44内は約20Pa程度の真空度になるので、エッチングチャンバー6内の減圧に抗して処理ガス噴射手段を構成する第一〜第三のプレート54,56,58に加わる圧力を軽減することができる。
従って、収容容器44内の圧力がエッチングチャンバー6内の圧力に近ければ良いことから、収容容器44にターボポンプ50を接続しないで、収容容器44を直接ドライポンプ16に接続しても良い。
また、処理すべきウエーハの直径が450mm,600mmと大きくなり、セラミックスで形成された第一〜第三のプレート54,56,58の直径が1000mmを超えることになっても、大気圧(0.1MPa)の影響を受けることはないので、処理ガス噴射手段36を構成する第一〜第三のプレート54,56,58の厚みを大気圧に耐えられる厚みに形成する必要がなく、第一〜第三のプレート54,56,58の重量を抑えることができる。
更に収容容器44内にポーラスセラミックス等の中空体46が充填されているため、IPCアンテナ42からの放電を抑制することができ、収容容器44は大気圧と内部の真空雰囲気との圧力差に耐えることができ、収容容器44内に収容されたIPCアンテナ42の作動を正常に保つことができる。
ステップS15で圧力計20で検出したバッファータンク18内の圧力が350Paより大きいと判断された場合には、ステップS10に戻ってドライポンプ16の作動を開始する。
これは、ターボポンプ14,50の臨界圧力は400Paであるため、ターボポンプ14,50の作動を保証するために余裕をもってドライポンプ16を作動して、エッチングチャンバー6の密閉空間4内の真空度及び収容容器44内の真空度を所望の範囲内に維持するようにしたものである。
このように、エッチングチャンバー6内を真空排気する減圧手段を、ターボポンプ14とドライポンプ16との2段構成にし、圧力計20の値がターボポンプ14の臨界圧力を下回る第一の値に達した際、制御手段22がドライポンプ16の作動を停止するように制御し、圧力計20の値が第一の値から上昇しターボポンプ14の臨界圧力に近い第二の値(350Pa)に達した際、停止されているドライポンプ16を再作動するように制御するので、バッファータンク18を設置することで、比較的多くの電力を使用するドライポンプ16の消費電力を節電することができる。
エッチングチャンバー6の密閉空間4内の圧力が20Pa程度まで真空排気されたならば、プラズマエッチングの準備が完了したことになる。従って、高周波電源30を作動して、周波数13.5MHzで50Wの電力を下部電極24の被加工物保持部26に印加する。これと同時に、高周波電源48により周波数13.5MHzで3000Wの電力を端子42a,42bを介してIPCアンテナ42に供給する。
高周波電源48の作動と同時に第一ガス供給手段38及び第二ガス供給手段40を作動して、CF,SF等のフッ素系ガスと酸素を主体とするプラズマ発生用のガス(処理ガス)の供給を開始する。
第一ガス供給手段38から供給された処理ガスは、処理ガス噴射手段36の円筒状枠体52の側壁を貫通して形成された第一の処理ガス供給孔60を介して第一の環状切欠き56a内に供給され、更に第一のプレート54に放射状に形成された複数の第一の処理ガス通路溝64に供給されて、第一の処理ガス通路溝64の先端に形成された第一の噴射孔65からエッチングチャンバー6内に噴射される。
一方、第二ガス供給手段40から供給された処理ガスは、処理ガス噴射手段36の円筒状枠体52の側壁を貫通して形成された第二の処理ガス供給孔62を介して第二の環状切欠き58a中に供給され、更に第二のプレート56に放射状に形成された複数の第二の処理ガス通路溝68に供給されてその先端に形成された複数の第二の噴射孔69から噴射される。第二の噴射孔69から噴射された処理ガスは第一のプレート54に形成された貫通孔66を介してエッチングチャンバー6内に噴射される。
この時、高周波電源48に接続されたIPCアンテナ42が作動しているため、噴射される処理ガスはIPCアンテナ42によりプラズマ化されて処理ガス噴射手段36からエッチングチャンバー6内に噴射される。
第一ガス供給手段38から供給された処理ガスは、処理ガス噴射手段36の外周領域からエッチングチャンバー6内に噴射され、第二ガス供給手段40から供給された処理ガスは、処理ガス噴射手段36の中央領域からエッチングチャンバー6内に噴射される。
第一ガス供給手段38及び第二ガス供給手段40は、制御手段22によりその供給タイミング及び供給する処理ガスの供給量が制御されるため、プラズマ化された一様な処理ガスを静電チャックテーブル32に保持されたウエーハに供給することができ、ウエーハの全領域に渡り分割予定ラインを均一深さにエッチングすることができ、プラズマエッチングによりウエーハを個々のデバイスに分割することができる。
プラズマ化された処理ガスがウエーハ全面に均一に供給されるため、分割されたデバイスの品質を安定化することができる。尚、分割予定ライン以外のウエーハ表面はレジスト等によりマスクされていること勿論である。
2 プラズマエッチング装置
4 密閉空間
6 エッチングチャンバー(筐体)
8 開口
10 ゲート
11 プラズマ生成手段
12 排出口
14,50 ターボポンプ
16 ドライポンプ
18 バッファータンク
20 圧力計
24 下部電極
26 被加工物保持部
30,48 高周波電源
32 静電チャックテーブル
36 処理ガス噴射手段
38 第一ガス供給手段
40 第二ガス供給手段
42 IPCアンテナ
44 収容容器
46 中空体
52 円筒状枠体
54 第一のプレート
56 第二のプレート
58 第三のプレート
56a 第一環状切欠き
58a 第二環状切欠き
64 第一の処理ガス通路溝
65 第一の噴射孔
66 貫通孔
68 第二の処理ガス通路溝
69 第二の噴射孔
60 第一処理ガス供給孔
62 第二処理ガス供給孔

Claims (1)

  1. 被加工物を保持する保持面を有する静電チャックテーブルと、処理ガスをプラズマ化して噴射するプラズマ生成手段と、該静電チャックテーブルと該プラズマ生成手段とを収容し該静電チャックテーブルに保持された被加工物をエッチングするエッチングチャンバーと、該エッチングチャンバー内を減圧する減圧手段と、制御手段と、を備えたプラズマエッチング装置であって、
    該減圧手段は、該エッチングチャンバーに接続されたターボポンプと、該ターボポンプに接続されたドライポンプと、該ターボポンプと該ドライポンプとの間に配設されたバッファータンクと、該バッファータンクの圧力を計測する圧力計と、を含み、
    該制御手段は、
    該圧力計の値が該ターボポンプの臨界圧力を下回る第一の値に達した際、該ドライポンプの作動を停止するように制御し、
    該圧力計の値が該第一の値から上昇し該ターボポンプの臨界圧力に近い第二の値に達した際、該ドライポンプを作動するように制御して、該ドライポンプの消費電力を節電することを特徴とするプラズマエッチング装置。
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