JP2017112237A - 減圧処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大掛かりな設備を設けることなく、チャンバ内の減圧時間を短縮すること。
【解決手段】減圧状態でウエーハ(W)を処理する減圧処理装置(1)が、室内を減圧する減圧手段(50)を有するチャンバ(10)と、チャンバ内へのウエーハの搬入及び搬出用の搬入出口(12)を開閉する開閉扉(17)と、チャンバ内にドライエアを供給するドライエア供給源(37)とを備え、開閉扉が開かれた状態ではドライエアを供給し続けてチャンバ内を乾燥状態に維持する構成にした。
【選択図】図1

Description

本発明は、ウエーハを処理する際に減圧室内を減圧する減圧処理装置に関する。
従来、減圧状態でウエーハを処理する減圧処理装置として、プラズマエッチングによってウエーハの被研削面から研削痕を除去するプラズマエッチング装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このプラズマエッチング装置は、開閉扉を介して外部からチャンバ(減圧室)内にウエーハを搬入し、チャンバ内を減圧した状態でエッチングガスを供給する。そして、プラズマ化させたエッチングガスをウエーハに反応させてウエーハの被研削面から研削痕を除去している。これにより、研削済みのウエーハの被研削面の研削痕に起因した抗折強度の低下が抑えられる。
また、プラズマエッチング装置として、チャンバ内への搬入前にウエーハを仮置き可能な前室を設け、ウエーハの搬入及び搬出時にチャンバ内を直に外部に開放させないようにしたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。このプラズマエッチング装置は、チャンバ内と前室とが開閉扉を介して隣接しており、開閉扉を閉じてチャンバ内でウエーハをプラズマエッチングしている間に前室を減圧するようにしている。これにより、プラズマエッチング後のウエーハの搬出時に開閉扉が開いてチャンバ内が前室に連通しても、チャンバ内が大気圧になることがなく減圧状態が維持されている。
特開2001−358097号公報 特開2014−150109号公報
ところで、特許文献1に記載のエッチング装置は、ウエーハが搬入される度にチャンバ内に外気が進入してチャンバ内の湿度が上昇する。チャンバ内の湿度が上昇すると水と水蒸気の体積比が1700倍になることから、チャンバ内を減圧する際の障害となって減圧時間が長くなる。一方で、特許文献2に記載のプラズマエッチング装置は、チャンバ内に外気が進入しないため湿度の上昇を抑えることが可能であるが、前室を設けなければならず、装置が大型化するという問題がある。また、前室に搬送ロボットを設けるために前室の容積が大きくなって前室用の減圧手段が大型化していた。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、大掛かりな設備を設けることなく、チャンバ内の減圧時間を短縮することができる減圧処理装置を提供することを目的とする。
本発明の減圧処理装置は、減圧状態でウエーハを処理する減圧処理装置であって、ウエーハを保持する保持テーブルを配設する室内を減圧する減圧手段を有する減圧室と、該減圧室にウエーハを搬入および搬出する搬入出口を開閉する開閉扉と、該減圧室にドライエアを供給するドライエア供給手段と、を備え、該ドライエア供給手段により該減圧室内にドライエアを供給し該減圧室を陽圧にして該開閉扉を開き、該開閉扉が閉じられるまで該ドライエア供給手段により該減圧室内にドライエアを供給し続け該減圧室内を乾燥状態で維持させる。
この構成によれば、減圧室内がドライエアによって陽圧にされているため、開閉扉が開かれることで減圧室内から搬入出口を介して外部にドライエアが排出される。このとき、減圧室内にはドライエアが供給され続けているため、搬入出口からドライエアが排出され続けている。よって、ドライエアの流れに逆らって搬入出口から減圧室内に外気が進入することがなく、減圧室内がドライエアによって乾燥状態で維持されている。減圧室内へのウエーハの搬入及び搬出時に減圧室内の湿度が外気によって上昇することがないため、減圧時に障害になる湿気の影響を無くして減圧時間を短縮することができる。また、減圧室内にドライエアを供給すればよいため、減圧時間の短縮のために大掛かりな設備が不要になっている。
本発明によれば、減圧室内にドライエアを供給し続けながら開閉扉を開くため、搬入出口から減圧室内に外気が進入することがなく、減圧室内がドライエアによって乾燥状態で維持される。よって、大掛かりな設備を設けることなく、チャンバ内の減圧時間を短縮することができる。
本実施の形態のエッチング装置の全体模式図である。 本実施の形態のウエーハの搬入動作の説明図である。 本実施の形態のエッチング装置によるエッチング動作の説明図である。
以下、添付図面を参照して、減圧処理装置としてのエッチング装置について説明する。図1は、本実施の形態のエッチング装置の全体模式図である。なお、本実施の形態では、減圧処理装置として容量結合型プラズマ(CCP: Capacitive Coupled Plasma)のプラズマエッチング装置を例示して説明するが、減圧処理装置は誘導結合型プラズマ(ICP: Inductive Coupled Plasma)のプラズマエッチング装置やその他各種プラズマエッチング装置でもよい。また、減圧処理装置は、減圧状態でウエーハを処理する装置であればよく、例えばウエーハの表面に膜を成長させる成膜装置でもよい。
図1に示すように、エッチング装置1は、チャンバ(減圧室)10内で反応ガス(エッチングガス)をプラズマ化させて、研削後のウエーハWに残存した研削痕をプラズマエッチングによって除去するように構成されている。ウエーハWは、略円板状に形成されたシリコン(Si)、ガリウム砒素(GaAs)等の半導体ウエーハであり、研削加工によって裏面側が研削された後にエッチング装置1に搬入される。なお、本実施の形態では、ウエーハWとして半導体ウエーハを例示するが、ウエーハWは、半導体ウエーハに限らず、処理対象になれば、どのようなものでもよい。
このようなエッチング装置1では、プラズマエッチング前にチャンバ10内が減圧されているが、ウエーハWの搬入及び搬出の度にチャンバ10内に外気が進入して大気圧に戻ってしまう。チャンバ10内を外部に開放せずにウエーハWの搬入及び搬出可能な構成にしてチャンバ10内を減圧状態に維持することもできるが、エッチング装置1に大掛かりな設備が必要になっている。そこで、本実施の形態のエッチング装置1は、チャンバ10内の湿度が減圧時間を長引かせる原因になる点に着目して、チャンバ10内を減圧状態に維持する代わりに、チャンバ10内の湿度を減らすことで減圧時間を短縮するようにしている。
通常、エッチング装置1はクリーンルームに配置されているが、クリーンルームの外気であっても湿度30%程度の湿気を有している。このため、クリーンルームであってもウエーハWの搬入及び搬出時には湿度を持った外気がチャンバ10内に進入して減圧時間が長くなる。また、近年では、エッチング装置1を研削装置等の他の加工装置共に配置したクラスター型装置と呼ばれる複合装置が検討されている。複合装置の場合には、研削装置の隣にエッチング装置1が配置されると、研削装置から湿度60%−80%の湿気を持った外気がチャンバ10内に進入して、さらに減圧時間が長くなることが懸念される。
このような環境であっても、本実施の形態のエッチング装置1は、チャンバ10内にドライエアを供給し続けて乾燥状態に維持することで、ウエーハWの搬入及び搬出時にチャンバ10内の湿度上昇を無くして減圧時間を短縮している。例えば、ドライエアの露点を−10度とし、外気の露点を10度として、ドライエアと外気以外を同一条件で真空到達時間を測定すると、チャンバ10内にドライエアを供給した方が、外気のまま減圧するよりも約30%だけ減圧時間を短縮できる。
以下、本実施の形態のエッチング装置1の詳細構成について説明する。エッチング装置1のチャンバ10の側壁11には、ウエーハWの搬入及び搬出する搬入出口12が形成されている。側壁11の外壁面には、搬入出口12を開閉する開閉手段15が取り付けられている。開閉手段15は、シリンダ16の上端に開閉扉17が連結されており、シリンダ16によって開閉扉17が外壁面に沿って昇降されることで搬入出口12が開閉される。搬入出口12が開かれることでチャンバ10内が外部に開放され、搬入出口12が閉じられることでチャンバ10内が密閉される。
チャンバ10内には、電界を形成する下部電極ユニット20と上部電極ユニット30とが上下方向で所定の間隔を空けて対向して配設されている。下部電極ユニット20は、チャンバ10の底壁13を貫通する導電性の支柱部21と、支柱部21の上端に設けられている導電性の保持テーブル22とから構成されている。保持テーブル22の上面には、真空チャックによってウエーハWを仮止めする保持面23が形成されている。保持面23には、吸引源24に連なる多数の吸引口25が形成されており、吸引口25に吸引力が供給され、保持面23に生じる負圧によってウエーハWが仮止めされる。
また、保持テーブル22内には、静電チャックによってウエーハWを本止めする保持電極26が埋設されている。保持電極26は直流電源27に接続されており、保持電極26に電圧が印加され、保持面23に生じる静電気によってウエーハWが吸着保持される。なお、保持電極26は単極構造及び双極構造のいずれの構造で形成されていてもよい。なお、真空チャックによってウエーハWを仮止めして、静電チャックによってウエーハWを本止めする構成に代えて、真空チャック又は静電チャックのいずれか一方で、保持面23にウエーハWを保持してもよい。
また、下部電極ユニット20内には、冷却水供給手段28から送り出された冷却水が通る冷却路29が形成されている。エッチング時には、保持テーブル22に発生する熱が冷却水に伝達されて異常な温度上昇が抑えられている。なお、冷媒として冷却水を例示しているが、他の冷媒によって保持テーブル22から熱を奪う構成にしてもよい。
上部電極ユニット30は、チャンバ10の上壁14を貫通する導電性の支柱部31と、支柱部31の下端に設けられている噴出テーブル32とから構成されている。噴出テーブル32の下面には、チャンバ10内に反応ガス又はドライエアを噴出する噴出面33が形成されている。噴出面33には多数の噴射口34が形成されており、噴射口34には噴出テーブル32及び支柱部31内の流路35を通じて反応ガス供給源36及びドライエア供給源(ドライエア供給手段)37が接続されている。反応ガス供給源36及びドライエア供給源37の管路の途中には供給バルブ38、39が設けられ、供給バルブ38、39によってガスの供給元が切換可能になっている。
プラズマエッチングに使用される反応ガスとしては、六フッ化硫黄(SF)、四フッ化メタン(CF)、三フッ化窒素(NF)等のフッ素を含むフッ素系安定ガスが用いられる。また、ウエーハWの搬入及び搬出時の乾燥状態を維持するドライエアとしては露点−10度以下であればよい。さらに露点が低いドライエアが好ましいが、露点が低いドライエアでチャンバ10内に充満させるために必要な供給量を生成するにはドライエア生成ユニットが大きくなる。現実的には露点−20度が好ましく、露点−20度のドライエアの場合、ドライエア生成ユニット(ドライエア供給手段)は、圧縮エアが中空糸を通過するだけでドライエアが生成されるメンブレンフィルタを用いる事が可能であり、小型のメンブレンフィルタで必要な供給量を生成できるため、メンブレンフィルタを増設するスペースがあれば装置構成を変更する必要が無くチャンバ10内にドライエアを供給することが可能である。
上部電極ユニット30の支柱部31の上端側は、チャンバ10から上方に突出しており、チャンバ10の上壁14に設けられたボールねじ式の昇降手段41に連結されている。この昇降手段41が駆動されることで、上部電極ユニット30が下部電極ユニット20に対して離反又は接近され、保持テーブル22上のウエーハWに対して噴出テーブル32の高さが適切な位置に調整される。下部電極ユニット20は高周波電源42に接続され、上部電極ユニット30は接地されている。下部電極ユニット20及び上部電極ユニット30の間で高周波電圧が印加されることで、反応ガスがプラズマ化される。
チャンバ10には、保持テーブル22の下方に排気口19が形成されており、排気口19には排気バルブ51を介して減圧手段50が接続されている。減圧手段50はいわゆるターボ分子ポンプ(TMP)であり、減圧手段50によってチャンバ10内からエアや反応ガスが排気されることで、チャンバ10内が減圧されている。また、チャンバ10には、圧力ゲージとして陽圧ゲージ55と陰圧ゲージ56が設けられている。陽圧ゲージ55は後述するウエーハWの搬入及び搬出時のチャンバ10内の陽圧状態を検出し、陰圧ゲージ56はプラズマエッチング時のチャンバ10内の減圧状態を検出している。
さらに、エッチング装置1には、装置各部を統括制御する制御手段60が設けられている。制御手段60によって開閉扉17、供給バルブ38、39、排気バルブ51の開閉タイミング、ウエーハWの搬入動作やプラズマエッチングの処理動作等が制御されている。なお、制御手段60は各種処理を実行するプロセッサやメモリ等によって構成されている。メモリは、用途に応じてROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の一つ又は複数の記憶媒体で構成される。メモリには、例えば、エッチング装置1の各種処理を制御するためのプログラム等が記憶されている。
このように構成されたエッチング装置1では、ウエーハWの搬入及び搬出時にチャンバ10内にドライエアが供給され続けることで、チャンバ10内が陽圧になって外気が入り込むことが防止される。チャンバ10内が乾燥状態で維持されたままでウエーハWの搬入及び搬出されるため、プラズマエッチング前の減圧時間が短縮化されている。そして、チャンバ10が減圧された状態で、上部電極ユニット30からウエーハWに向けて反応ガスが噴射される。この状態で、上部電極ユニット30及び下部電極ユニット20間に高周波電圧が印加されることで反応ガスがプラズマ化されてウエーハWがエッチングされる。
以下、図2及び図3を参照して、ウエーハの搬入動作及びエッチング動作について説明する。図2は、本実施の形態のウエーハの搬入動作の説明図である。図3は、エッチング装置によるエッチング動作の説明図である。なお、本実施の形態の搬入動作及びエッチング動作は一例に過ぎず、適宜変更が可能である。また図2では、ウエーハの搬入動作を説明しているが、ウエーハの搬出動作も同様である。
図2Aに示すように、ウエーハW(図2B参照)の搬入前は、開閉扉17で搬入出口12が閉じられることで、チャンバ10内に密閉空間が形成されている。チャンバ10が密閉された状態で、制御手段60(図1参照)によってドライエア供給源37の供給バルブ39が開かれて上部電極ユニット30からドライエアがチャンバ10内に供給される。チャンバ10内にドライエアが供給され続けることで、チャンバ10内が陽圧になると共に乾燥状態が維持されている。なお、ドライエアの供給時には、排気口19に連なる排気バルブ51が閉じられているため、排気口19を通じてチャンバ10内のドライエアが排気されることがない。
図2Bに示すように、陽圧ゲージ55によってチャンバ10内で所定以上の陽圧が検出されると、制御手段60(図1参照)によって開閉扉17が開かれ、搬入出口12を通じてチャンバ10内が外部に開放される。このとき、チャンバ10内は外部よりも高い陽圧になっているため、チャンバ10内のドライエアが搬入出口12を介して外部に排出される。チャンバ10内にはドライエア供給源37からドライエアが供給され続けているため、搬入出口12から外部に向かってドライエアが噴き出される。よって、搬入出口12の開閉扉17が開かれても、ドライエアの流れに逆らってチャンバ10内に外気が進入することがない。
そして、エッチング装置1外に設けられた搬送ロボット70によって研削済みのウエーハWがチャンバ10内に搬入される。このとき、ウエーハW自体に湿気が残っていることも考えられるが、開閉扉17で搬入出口12を閉じる前にドライ環境にウエーハWを晒すことでウエーハWの湿気が十分に取り除かれる。ウエーハWの搬入が完了すると、制御手段60によって開閉扉17で搬入出口12が閉じられてチャンバ10内が密閉され、供給バルブ39が閉じられてドライエアの供給が停止される。このように、ウエーハWの搬入動作が完了するまでドライエアを供給し続けることによって、チャンバ10内の乾燥状態が維持されている。
図3Aに示すように、研削済みのウエーハWの搬入が完了すると、上部電極ユニット30が下部電極ユニット20に近づけられて電極間距離が調整される。また、制御手段60(図1参照)によって排気バルブ51が開かれて、減圧手段50によってチャンバ10内の圧力が陰圧状態になるまで真空排気される。このとき、チャンバ10内がドライエアによって陽圧になっていても、チャンバ10内が乾燥状態であるため短時間で減圧することができる。この減圧状態で、制御手段60によって反応ガス供給源36の供給バルブ38が開かれて、上部電極ユニット30から反応ガスが噴射される。
図3Bに示すように、上部電極ユニット30から反応ガスがウエーハWに噴射された状態で、上部電極ユニット30と下部電極ユニット20との間で高周波電圧が印加されて反応ガスがプラズマ化(ラジカル化)される。プラズマ化した反応ガスによってウエーハWの被研削面がラジカル連鎖反応によってドライエッチング(等方性エッチング)され、ウエーハWの被研削面から研削痕が除去されて抗折強度が向上される。このとき、ウエーハWの残った湿気が十分に除去された状態でエッチングするため、反応ガスと水分の反応によるフッ酸(HF)の生成を抑えて、装置の腐食を防止することができる。
以上のように、本実施の形態のエッチング装置1によれば、チャンバ10内がドライエアによって陽圧にされているため、開閉扉17が開かれることでチャンバ10内から搬入出口12を介して外部にドライエアが排出される。このとき、チャンバ10にはドライエアが供給され続けているため、搬入出口12からドライエアが排出され続けている。よって、ドライエアの流れに逆らって搬入出口12からチャンバ10内に外気が進入することがなく、チャンバ10内がドライエアによって乾燥状態で維持されている。チャンバ10内へのウエーハWの搬入及び搬出時にチャンバ10内の湿度が外気によって上昇することがないため、減圧時に障害になる湿気の影響を無くして減圧時間を短縮することができる。また、チャンバ10内にドライエアを供給すればよいため、減圧時間の短縮のために大掛かりな設備を設ける必要がない。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、本実施の形態においては、減圧処理装置をエッチング装置1に適用する構成について説明したが、この構成に限定されない。減圧処理装置は、減圧状態でウエーハWを処理する装置に適用可能であり、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)法によってウエーハW上に成膜する成膜装置、PVD(Physical Vapor Deposition)法によってウエーハW上に成膜するスパッタ装置、真空蒸着装置、イオンプレーティング装置等の成膜装置、ウエーハW内に不純物をドーピングするプラズマドーピング装置、レーザードーピング装置等のドーピング装置にも適用可能である。
また、上記した実施の形態においては、チャンバ10内を密閉した状態でドライエアによってチャンバ10内を陽圧にしてから、ウエーハWをチャンバ10内に搬入する構成にしたが、この構成に限定されない。チャンバ10内を外部に開放した状態でチャンバ10内にドライエアを供給し続ける構成にしてもよい。
また、上記した実施の形態においては、研削後のウエーハWをエッチングする際にチャンバ10内を減圧する構成について説明したが、この構成に限定されない。例えば、切削ブレード等で分割後のウエーハWをエッチングする際にチャンバ10内を減圧するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明は、大掛かりな設備を設けることなく、チャンバ内の減圧時間を短縮することができるという効果を有し、特に、ウエーハのエッチング前にチャンバ内を減圧する減圧処理装置に有用である。
1 エッチング装置(減圧処理装置)
10 チャンバ(減圧室)
12 搬入出口
17 開閉扉
20 下部電極ユニット
22 保持テーブル
30 上部電極ユニット
36 反応ガス供給源
37 ドライエア供給源(ドライエア供給手段)
50 減圧手段
60 制御手段
W ウエーハ

Claims (1)

  1. 減圧状態でウエーハを処理する減圧処理装置であって、
    ウエーハを保持する保持テーブルを配設する室内を減圧する減圧手段を有する減圧室と、該減圧室にウエーハを搬入および搬出する搬入出口を開閉する開閉扉と、該減圧室にドライエアを供給するドライエア供給手段と、を備え、
    該ドライエア供給手段により該減圧室内にドライエアを供給し該減圧室を陽圧にして該開閉扉を開き、該開閉扉が閉じられるまで該ドライエア供給手段により該減圧室内にドライエアを供給し続け該減圧室内を乾燥状態で維持させる減圧処理装置。
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