JP6111970B2 - 電力変換装置の制御方法 - Google Patents

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本発明は、電力変換装置の制御方法に関する。
従来、電力変換装置の制御方法として、例えば以下に示す特許文献1に開示されているDC/DCコンバータの制御方法がある。
このDC/DCコンバータは、第1電圧系回路と、第2電圧系回路と、スイッチング制御回路とを備えている。第1電圧系回路は、第1スイッチ素子と、第2スイッチ素子とを備えている。第2電圧系回路は、第3スイッチ素子と、第4スイッチ素子とを備えている。スイッチング制御回路は、第1スイッチ素子と第2スイッチ素子を交互にオン、オフするとともに、第1スイッチ素子と第2スイッチ素子に同期して第3スイッチ素子と第4スイッチ素子をオン、オフする。そして、第1スイッチ素子と第3スイッチ素子をオン状態にし、第2スイッチ素子と第4スイッチ素子をオフ状態にする第1状態から、第1スイッチ素子と第3スイッチ素子をオフ状態にし、第2スイッチ素子と第4スイッチ素子をオン状態にする第2状態に移行する際、第2スイッチ素子をオン状態にする。これにより、第1スイッチ素子を流れていた電流が速やかに減少する。そのため、電流が減少したタイミングで第1スイッチ素子をオフすることで、その際に発生するサージ電圧を抑えることができる。
特許第4553881号公報
しかし、前述したDC/DCコンバータの制御方法は、第1スイッチ素子と第2スイッチ素子を交互にオン、オフするとともに、第1スイッチ素子と第2スイッチ素子に同期して第3スイッチ素子と第4スイッチ素子をオン、オフすることを前提としたものである。そのため、スイッチ素子のスイッチングの仕方が異なる場合には適用できない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、従来とは制御の仕方が異なる電力変換装置において、サージ電圧を抑制することができる電力変換装置の制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明は、少なくとも1つの1次巻線と、1つの2次巻線を有するトランスと、1次巻線に接続され、オンすることで1次巻線に電流を供給して一方向の磁束を発生させる少なくとも1つの第1スイッチ素子と、1次巻線に接続され、オンすることで1次巻線に電流を供給して逆方向の磁束を発生させる少なくとも1つの第2スイッチ素子とを有する第1電力変換回路と、2次巻線に接続され、1次巻線が一方向の磁束を発生しているときにオンすることで2次巻線の出力を整流する少なくとも1つの第3スイッチ素子と、2次巻線に接続され、1次巻線が逆方向の磁束を発生しているときにオンすることで2次巻線の出力を整流する少なくとも1つの第4スイッチ素子とを有する第2電力変換回路と、第1スイッチ素子から第4スイッチ素子を制御する制御回路と、を備えた電力変換装置の制御方法において、制御回路は、第1スイッチ素子をオン状態にし、第2スイッチ素子をオフ状態にするとともに、第3スイッチ素子をオン状態にし、第4スイッチ素子をオフ状態にする第1制御状態から、第1スイッチ素子と第2スイッチ素子をオン状態にするとともに、第3スイッチ素子と第4スイッチ素子をオフ状態にする第2制御状態、第1スイッチ素子をオフ状態にし、第2スイッチ素子をオン状態にするとともに、第3スイッチ素子をオフ状態にし、第4スイッチ素子をオン状態にする第3制御状態を経て、第1スイッチ素子と第2スイッチ素子をオン状態にするとともに、第3スイッチ素子と第4スイッチ素子をオフ状態にする第4制御状態へ移行し、以降、第1制御状態から第4制御状態を繰り返し、第2制御状態の期間中に第3スイッチ素子をオン状態にするとともに、第4制御状態の期間中に第4スイッチ素子をオン状態にすることを特徴とする。
この構成によれば、従来とは制御の仕方が異なり、第1〜第4制御状態が繰り返される。そして、第2制御状態の期間中に、制御回路が第3スイッチ素子をオン状態にすることで、第1スイッチ素子に流れている電流に対して逆方向の電流を発生させることができる。そのため、第1スイッチ素子に流れている電流を減少させることができる。従って、第2制御状態から第3制御状態に移行する際に、第1スイッチ素子をターンオフしても、その際に発生するサージ電圧を抑えることができる。また、第4制御状態の期間中に、制御回路が第4スイッチ素子をオン状態にすることで、第2スイッチ素子に流れている電流に対して逆方向の電流を発生させることができる。そのため、第2スイッチ素子に流れている電流を抑えることができる。従って、第4制御状態から第1制御状態に移行する際に、第2スイッチ素子をターンオフしても、その際に発生するサージ電圧を抑えることができる。これにより、従来とは制御の仕方が異なる電力変換装置において、サージ電圧を抑えることができる。
第1実施形態における電力変換装置の回路図である。 図1に示すスイッチ素子の寄生容量からなるコンデンサ及び寄生ダイオードを説明するための回路図である。 図1に示す電力変換装置の制御方法を説明するためのタイミングチャートである。 図3に示すタイミングチャートの時刻t10〜t11における電力変換装置の制御方法を説明するための回路図である。 図3に示すタイミングチャートの時刻t11〜t12における電力変換装置の制御方法を説明するための回路図である。 図3に示すタイミングチャートの時刻t12〜t13における電力変換装置の制御方法を説明するための回路図である。 図3に示すタイミングチャートの時刻t12〜t13における電力変換装置の制御方法を説明するための別の回路図である。 図3に示すタイミングチャートの時刻t13〜t14における電力変換装置の制御方法を説明するための回路図である。 第2実施形態における電力変換装置の回路図である。 図9に示すスイッチ素子の寄生容量からなるコンデンサ及び寄生ダイオードを説明するための回路図である。 図9に示す電力変換装置の制御方法を説明するためのタイミングチャートである。 図11に示すタイミングチャートの時刻t20〜t21における電力変換装置の制御方法を説明するための回路図である。 図11に示すタイミングチャートの時刻t21〜t22における電力変換装置の制御方法を説明するための回路図である。 図11に示すタイミングチャートの時刻t22〜t23における電力変換装置の制御方法を説明するための回路図である。 第3実施形態における電力変換装置の回路図である。 図15に示すスイッチ素子の寄生容量からなるコンデンサ及び寄生ダイオードを説明するための回路図である。 図15に示す電力変換装置の制御方法を説明するためのタイミングチャートである。 図17に示すタイミングチャートの時刻t30〜t31における電力変換装置の制御方法を説明するための回路図である。 図17に示すタイミングチャートの時刻t31〜t32における電力変換装置の制御方法を説明するための回路図である。 図17に示すタイミングチャートの時刻t32〜t33における電力変換装置の制御方法を説明するための回路図である。
次に、実施形態を挙げ、本発明をより詳しく説明する。本実施形態では、本発明に係る電力変換装置を、低電圧バッテリから供給される直流を変換して高電圧バッテリを充電する電力変換装置に適用した例を示す。
(第1実施形態)
まず、図1及び図2を参照して第1実施形態の電力変換装置の構成について説明する。
図1に示す電力変換装置1は、低電圧バッテリB10から供給される直流を高電圧の直流に変換して高電圧バッテリB11に供給し、高電圧バッテリB11を充電する装置である。電力変換装置1は、第1電力変換回路10と、トランス11と、第2電力変換回路12と、制御回路13とを備えている。
第1電力変換回路10は、低電圧バッテリB10から供給される直流を交流に変換してトランス11に供給する回路である。第1電力変換回路10は、コンデンサ100と、チョークコイル101と、スイッチ素子102、103とを備えている。
コンデンサ100の一端は低電圧バッテリB10の正極端に、他端は低電圧バッテリB10の負極端にそれぞれ接続されている。チョークコイル101の一端はコンデンサ100の一端に、他端はトランス11にそれぞれ接続されている。
スイッチ素子102、103は、制御回路13によって制御され、スイッチングすることで、低電圧バッテリB10から供給される直流を交流に変換する素子である。例えば、FETであり、図2に示すように、寄生容量からなるコンデンサCと寄生ダイオードDが並列接続されている。
図1に示すスイッチ素子102(第1スイッチ素子)は、オンすることで、後述するトランス11の1次巻線110に電流を供給して一方向の磁束を発生させる。スイッチ素子103(第2スイッチ素子)は、オンすることで、後述するトランス11の1次巻線111に電流を供給して逆方向の磁束を発生させる。スイッチ素子102、103の一端はコンデンサ100の他端に、他端はトランス11にそれぞれ接続されている。スイッチ素子102、103の制御端は、制御回路13にそれぞれ接続されている。
トランス11は、第1電力変換回路10から供給される交流を、絶縁した状態で巻数比に応じた所定電圧の交流に変換し、第2電力変換回路12に供給する素子である。トランス11は、1次巻線110、111と、2次巻線112とを有している。1次巻線110、111は直列接続されている。1次巻線110の一端はスイッチ素子102の他端に、1次巻線111の一端はスイッチ素子103の他端にそれぞれ接続されている。1次巻線110、111の直列接続点は、チョークコイル101の他端に接続されている。2次巻線112は、第2電力変換回路12に接続されている。
第2電力変換回路12は、トランス11の2次巻線112から供給される交流を整流して直流に変換し、高電圧バッテリB11に供給する回路である。第2電力変換回路12は、スイッチ素子120〜123と、コンデンサ124とを備えている。
スイッチ素子120〜123は、制御回路13によって制御され、スイッチングすることで、2次巻線112から供給される交流を整流して直流に変換する素子である。例えば、FETであり、図2に示すように、寄生容量からなるコンデンサCと寄生ダイオードDが並列接続されている。
図1に示すスイッチ素子120、123(第3スイッチ素子)は、1次巻線110が一方向の磁束を発生しているときにオンすることで2次巻線112の出力を整流する。スイッチ素子121、122(第4スイッチ素子)は、1次巻線111が逆方向の磁束を発生しているときにオンすることで2次巻線112の出力を整流する。スイッチ素子120、121及びスイッチ素子122、123はそれぞれ直列接続されている。直列接続されたスイッチ素子120、121及び直列接続されたスイッチ素子122、123は並列接続されている。つまり、直列接続されたスイッチ素子120、121と、直列接続されたスイッチ素子122、123が、スイッチ素子120、123が対角に配置されるとともに、スイッチ素子121、122が対角に配置されるように並列接続されている。スイッチ素子120、121の直列接続点は2次巻線112の一端に、スイッチ素子122、123の直列接続点は2次巻線112の他端にそれぞれ接続されている。スイッチ素子120、122の一端は、コンデンサ124の一端に接続されるとともに、高電圧バッテリB11の正極端に接続されている。スイッチ素子121、123の一端は、コンデンサ124の他端に接続されるとともに、高電圧バッテリB11の負極端に接続されている。スイッチ素子120〜123の制御端は、制御回路13にそれぞれ接続されている。
制御回路13は、スイッチ素子102、103、120〜123を制御する回路である。制御回路13は、スイッチ素子102をオン状態にし、スイッチ素子103をオフ状態にするとともに、スイッチ素子120、123をオン状態にし、スイッチ素子121、122をオフ状態にする第1制御状態から、スイッチ素子102、103をオン状態にするとともに、スイッチ素子120〜123をオフ状態にする第2制御状態に移行する。その後、スイッチ素子102をオフ状態にし、スイッチ素子103をオン状態にするとともに、スイッチ素子120、123をオフ状態にし、スイッチ素子121、122をオン状態にする第3制御状態を経て、スイッチ素子102、103をオン状態にするとともに、スイッチ素子120〜123をオフ状態にする第4制御状態へ移行する。以降、第1〜第4制御状態を周期Ts毎に繰り返す。しかし、第2制御状態の期間中にスイッチ素子120、123をオン状態にするとともに、第4制御状態の期間中にスイッチ素子121、122をオン状態にする。その際、第1電力変換回路10及び第2電力変換回路12の入出力電圧及び入出力電流の少なくともいずれかに基づいて、第2制御状態の期間中におけるスイッチ素子120、123のオン時間、及び、第4制御状態の期間中におけるスイッチ素子121、122のオン時間を調整する。制御回路13は、スイッチ素子102、103、120〜123の制御端にそれぞれ接続されている。
次に、図2〜図8を参照して第1実施形態の電力変換装置の制御方法について説明する。
制御回路13は、図3に示すように、第1制御状態である時刻t10〜t11の間、スイッチ素子102をオン状態にし、スイッチ素子103をオフ状態にするとともに、スイッチ素子120、123をオン状態にし、スイッチ素子121、122をオフ状態にする。その結果、図4に示すように、低電圧バッテリB10の正極端から、チョークコイル101、1次巻線110、スイッチ素子102を経て低電圧バッテリB10の負極端に至る経路を電流が流れる。このとき、チョークコイル101に蓄積された磁気エネルギーが放出される。これにより、2次巻線112に電圧が誘起される。その結果、2次巻線112の一端から、スイッチ素子120、高電圧バッテリB11、スイッチ素子123を経て2次巻線112の他端に至る経路を電流が流れる。高電圧バッテリB11に電力が供給され、高電圧バッテリB11が充電される。このとき、コンデンサ124に電荷が蓄積され、コンデンサ124の電圧が高電圧バッテリB11の電圧と同一になる。
制御回路13は、図3に示すように、第2制御状態である時刻t11〜t14の間、スイッチ素子102、103をオン状態にするとともに、スイッチ素子120〜123をオフ状態にする。しかし、制御回路13は、第2制御状態の期間中の時刻t12〜t13の間、スイッチ素子120、123をオン状態にする。
図5に示すように、時刻t11〜t12の間、スイッチ素子102がオンすることで、低電圧バッテリB10の正極端から、チョークコイル101、1次巻線110、スイッチ素子102を経て低電圧バッテリB10の負極端に至る経路を電流が流れる。また、スイッチ素子103がオンすることで、低電圧バッテリB10の正極端から、チョークコイル101、1次巻線111、スイッチ素子103を経て低電圧バッテリB10の負極端に至る経路を電流が流れる。このとき、チョークコイル101に磁気エネルギーが蓄積される。スイッチ素子102、103がオンしているため、1次巻線110の一端と1次巻線111の一端が接続される。従って、1次巻線110、111に印加される電圧が0になる。その結果、2次巻線112に電圧が誘起されなくなる。
図6に示すように、時刻t12〜t13の間、スイッチ素子120、123がオンすると、スイッチ素子120、2次巻線112、スイッチ素子123を介してコンデンサ124の一端と他端が接続される。コンデンサ124の電圧は、高電圧バッテリB11の電圧と同一になっている。その結果、コンデンサ124の一端から、スイッチ素子120、2次巻線112、スイッチ素子123を経てコンデンサ124の他端に至る経路を電流が流れる。これにより、1次巻線111の一端から、スイッチ素子103、スイッチ素子102を経て1次巻線110の一端に至る経路を電流が流れる。これにより、低電圧バッテリB10の正極端から、チョークコイル101、1次巻線110、スイッチ素子102を経て低電圧バッテリB10の負極端に至る経路を流れていた電流が、速やかに減少して0になり、その後、図3及び図7に示すように、電流の向きが反転して逆方向に流れるようになる。一方、低電圧バッテリB10の正極端から、チョークコイル101、1次巻線111、スイッチ素子103を経て低電圧バッテリB10の負極端に至る経路を流れていた電流は、速やかに増加する。
スイッチ素子120、123には、図2に示すように、寄生容量からなるコンデンサCが並列接続されている。時刻t13〜t14の間、スイッチ素子120、123をオフすると、トランス11の漏れインダクタンスと、スイッチ素子120、123の寄生容量等によって決まる周波数で共振が発生する。その結果、図3及び図8に示すように、スイッチ素子102を流れる電流が0になる。
制御回路13は、図3に示すように、スイッチ素子102に流れる電流が0になる時刻t14で、スイッチ素子102をオフするとともに、スイッチ素子121、122をオンする。スイッチ素子102に流れる電流が0になるタイミングでスイッチ素子102をオフするため、その際に発生するサージ電圧は非常に小さくなる。その結果、スイッチ素子102がオフ状態に、スイッチ素子103がオン状態になるとともに、スイッチ素子120、123がオフ状態に、スイッチ素子121、122がオン状態になる。そして、第3制御状態である時刻t15までの間、この状態を継続する。その結果、第1制御状態と同一の原理で高電圧バッテリB11に電力が供給され、高電圧バッテリB11が充電される。
制御回路13は、第4制御状態である時刻t15〜t18の間、スイッチ素子102、103をオン状態にするとともに、スイッチ素子120〜123をオフ状態にする。しかし、制御回路13は、第4制御状態の期間中の時刻t16〜t17の間、スイッチ素子121、122をオン状態にする。その結果、第2制御状態と同一の原理でスイッチ素子103を流れる電流が0になる。そのため、第4制御状態から第1制御状態に移行する際、スイッチ素子103に電流が0になるタイミングでスイッチ素子103をオフするため、その際に発生するサージ電圧は非常に小さくなる。
制御回路13は、以降、第1〜第4制御状態を周期Ts毎に繰り返す。その結果、高電圧バッテリB11に継続して電力が供給され、高電圧バッテリB11が充電される。
次に、第1実施形態の効果について説明する。
第1実施形態によれば、従来とは制御の仕方が異なり、第1〜第4制御状態が繰り返される。そして、第2制御状態の期間中に、制御回路13がスイッチ素子120、123をオン状態にすることで、スイッチ素子102に流れている電流に対して逆方向の電流を発生させることができる。そのため、スイッチ素子102に流れている電流を減少させることができる。従って、第2制御状態から第3制御状態に移行する際に、スイッチ素子102をターンオフしても、その際に発生するサージ電圧を抑えることができる。また、第4制御状態の期間中に、制御回路13がスイッチ素子121、122をオン状態にすることで、スイッチ素子103に流れている電流に対して逆方向の電流を発生させることができる。そのため、スイッチ素子103に流れている電流を抑えることができる。従って、第4制御状態から第1制御状態に移行する際に、スイッチ素子103をターンオフしても、その際に発生するサージ電圧を抑えることができる。これにより、従来とは制御の仕方が異なる電力変換装置1において、サージ電圧を抑えることができる。
第1実施形態によれば、第2制御状態から第3制御状態に移行する際、スイッチ素子102に流れる電流が0のときに、制御回路13が、スイッチ素子102をオフする。また、第4制御状態から第1制御状態に移行する際、スイッチ素子103に流れる電流が0のときに、制御回路13が、スイッチ素子103をオフする。そのため、サージ電圧を確実に抑えることができる。
第1実施形態によれば、制御回路13が、第1電力変換回路10及び第2電力変換回路12の入出力電圧及び入出力電流の少なくともいずれかに基づいて、第2制御状態の期間中におけるスイッチ素子120、123のオン時間(t12〜t13)、及び、第4制御状態の期間中におけるスイッチ素子121、122のオン時間(t16〜t17)を調整する。そのため、第1電力変換回路10及び第2電力変換回路12の入出力電圧や入出力電流が変化しても、それに影響されることなく、サージ電圧を確実に抑えることができる。
第1実施形態によれば、トランス11は、直列接続された2つの1次巻線110、111を有している。第1電力変換回路10は、スイッチ素子102、103を有し、スイッチ素子102の他端が1次巻線110の一端に、スイッチ素子103の他端が1次巻線111の一端にそれぞれ接続されている。このような第1電力変換回路10及びトランス11を有する電力変換装置1においてサージ電圧を抑えることができる。
第1実施形態によれば、第2電力変換回路12は、スイッチ素子120〜123を有し、直列接続されたスイッチ素子120、121と、直列接続されたスイッチ素子122、123を、スイッチ素子120、123が対角に配置されるとともに、スイッチ素子121、122が対角に配置されるように並列接続して構成されている。そして、スイッチ素子120、121の直列接続点が2次巻線112の一端に、スイッチ素子122、123の直列接続点が2次巻線112の他端にそれぞれ接続されている。このような第2電力変換回路12を有する電力変換装置1においてサージ電圧を抑えることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の電力変換装置について説明する。第2実施形態の電力変換装置は、第1実施形態の電力変換装置における第1電力変換回路及びトランスの構成を変更したものである。
まず、図9及び図10を参照して第2実施形態の電力変換装置の構成について説明する。
図9に示す電力変換装置2は、低電圧バッテリB20から供給される直流を高電圧の直流に変換して高電圧バッテリB21に供給し、高電圧バッテリB21を充電する装置である。電力変換装置2は、第1電力変換回路20と、トランス21と、第2電力変換回路22と、制御回路23とを備えている。
第1電力変換回路20は、低電圧バッテリB20から供給される直流を交流に変換してトランス21に供給する回路である。第1電力変換回路20は、コンデンサ200と、チョークコイル201と、スイッチ素子202〜205とを備えている。
コンデンサ200の一端は低電圧バッテリB20の正極端に、他端は低電圧バッテリB20の負極端にそれぞれ接続されている。チョークコイル201の一端はコンデンサ200の一端に、他端はスイッチ素子202、204にそれぞれ接続されている。
スイッチ素子202〜205は、制御回路23によって制御され、スイッチングすることで、低電圧バッテリB20から供給される直流を交流に変換する素子である。例えば、FETであり、図10に示すように、寄生容量からなるコンデンサCと寄生ダイオードDが並列接続されている。
図9に示すスイッチ素子202、205(第1スイッチ素子)は、オンすることで、後述するトランス21の1次巻線210に電流を供給して一方向の磁束を発生させる。スイッチ素子203、204(第2スイッチ素子)は、オンすることで、後述するトランス21の1次巻線210に電流を供給して逆方向の磁束を発生させる。スイッチ素子202、203及びスイッチ素子204、205はそれぞれ直列接続されている。直列接続されたスイッチ素子202、203及び直列接続されたスイッチ素子204、205は並列接続されている。つまり、直列接続されたスイッチ素子202、203と、直列接続されたスイッチ素子204、205が、スイッチ素子202、205が対角に配置されるとともに、スイッチ素子203、204が対角に配置されるように並列接続されている。スイッチ素子202、204の一端はチョークコイル201の他端に、スイッチ素子203、205一端はコンデンサ200の他端にそれぞれ接続されている。スイッチ素子202、203の直列接続点、及び、スイッチ素子204、205の直列接続点は、トランス21にそれぞれ接続されている。スイッチ素子202〜205の制御端は、制御回路23にそれぞれ接続されている。
トランス21は、第1電力変換回路20から供給される交流を、絶縁した状態で巻数比に応じた所定電圧の交流に変換し、第2電力変換回路22に供給する素子である。トランス21は、1次巻線210と、2次巻線211とを有している。1次巻線210の一端はスイッチ素子202、203の直列接続点に、他端はスイッチ素子204、205の直列接続点にそれぞれ接続されている。2次巻線211は、第2電力変換回路22に接続されている。
第2電力変換回路22は、トランス21の2次巻線211から供給される交流を整流して直流に変換し、高電圧バッテリB21に供給する回路である。第2電力変換回路22は、スイッチ素子220〜223と、コンデンサ224とを備えている。第2電力変換回路22は、第1実施形態の第2電力変換回路12と同一構成である。
制御回路23は、スイッチ素子202〜205、220〜223を制御する回路である。制御回路23は、スイッチ素子202、205をオン状態にし、スイッチ素子203、204をオフ状態にするとともに、スイッチ素子220、223をオン状態にし、スイッチ素子221、222をオフ状態にする第1制御状態から、スイッチ素子202〜205をオン状態にするとともに、スイッチ素子220〜223をオフ状態にする第2制御状態に移行する。その後、スイッチ素子202、205をオフ状態にし、スイッチ素子203、204をオン状態にするとともに、スイッチ素子220、223をオフ状態にし、スイッチ素子221、222をオン状態にする第3制御状態を経て、スイッチ素子202〜205をオン状態にするとともに、スイッチ素子220〜223をオフ状態にする第4制御状態へ移行する。以降、第1〜第4制御状態を周期Ts毎に繰り返す。しかし、第2制御状態の期間中にスイッチ素子220、223をオン状態にするとともに、第4制御状態の期間中にスイッチ素子221、222をオン状態にする。その際、第1電力変換回路20及び第2電力変換回路22の入出力電圧及び入出力電流の少なくともいずれかに基づいて、第2制御状態の期間中におけるスイッチ素子220、223のオン時間、及び、第4制御状態の期間中におけるスイッチ素子221、222のオン時間を調整する。制御回路23は、スイッチ素子202〜205、220〜223の制御端にそれぞれ接続されている。
次に、図10〜図14を参照して第2実施形態の電力変換装置の制御方法について説明する。
制御回路23は、図11に示すように、第1制御状態である時刻t20〜t21の間、スイッチ素子202、205をオン状態にし、スイッチ素子203、204をオフ状態にするとともに、スイッチ素子220、223をオン状態にし、スイッチ素子221、222をオフ状態にする。その結果、図12に示すように、低電圧バッテリB20の正極端から、チョークコイル201、スイッチ素子202、1次巻線210、スイッチ素子205を経て低電圧バッテリB20の負極端に至る経路を電流が流れる。このとき、チョークコイル201に蓄積された磁気エネルギーが放出される。これにより、2次巻線211に電圧が誘起される。その結果、2次巻線211の一端から、スイッチ素子220、高電圧バッテリB21、スイッチ素子223を経て2次巻線211の他端に至る経路を電流が流れる。高電圧バッテリB21に電力が供給され、高電圧バッテリB21が充電される。このとき、コンデンサ224に電荷が蓄積され、コンデンサ224の電圧が高電圧バッテリB21の電圧と同一になる。
制御回路23は、図11に示すように、第2制御状態である時刻t21〜t24の間、スイッチ素子202〜205をオン状態にするとともに、スイッチ素子220〜223をオフ状態にする。しかし、制御回路23は、第2制御状態の期間中の時刻t22〜t23の間、スイッチ素子220、223をオン状態にする。
図13に示すように、時刻t21〜t22の間、スイッチ素子202、203がオンすることで、低電圧バッテリB20の正極端から、チョークコイル201、スイッチ素子202、203を経て低電圧バッテリB20の負極端に至る経路を電流が流れる。また、スイッチ素子204、205がオンすることで、低電圧バッテリB20の正極端から、チョークコイル201、スイッチ素子204、205を経て低電圧バッテリB20の負極端に至る経路を電流が流れる。このとき、チョークコイル201に磁気エネルギーが蓄積される。スイッチ素子202〜205がオンしているため、1次巻線210の一端と他端が接続される。従って、1次巻線210に印加される電圧が0になる。その結果、2次巻線211に電圧が誘起されなくなる。
図14に示すように、時刻t22〜t23の間、スイッチ素子220、223がオンすると、スイッチ素子220、2次巻線211、スイッチ素子223を介してコンデンサ224の一端と他端が接続される。コンデンサ224の電圧は、高電圧バッテリB21の電圧と同一になっている。その結果、コンデンサ224の一端から、スイッチ素子220、2次巻線211、スイッチ素子223を経てコンデンサ224の他端に至る経路を電流が流れる。これにより、1次巻線210の一端から、スイッチ素子202、スイッチ素子204を経て1次巻線210の他端に至る経路を電流が流れる。また、1次巻線210の一端から、スイッチ素子203、スイッチ素子205を経て1次巻線210の他端に至る経路を電流が流れる。これにより、スイッチ素子202、205を流れていた電流が、速やかに減少して0になり、その後、電流の向きが反転して逆方向に流れるようになる。一方、スイッチ素子203、204を流れていた電流は、速やかに増加する。
スイッチ素子220、223には、図10に示すように、寄生容量からなるコンデンサCが並列接続されている。時刻t23〜t24の間、スイッチ素子220、223をオフすると、トランス21の漏れインダクタンスと、スイッチ素子220、223の寄生容量等によって決まる周波数で共振が発生する。その結果、図11に示すように、スイッチ素子202、205を流れる電流が0になる。
制御回路23は、図11に示すように、スイッチ素子202、205に流れる電流が0になる時刻t24で、スイッチ素子202、205をオフするとともに、スイッチ素子221、222をオンする。スイッチ素子202、205に流れる電流が0になるタイミングでスイッチ素子202、205をオフするため、その際に発生するサージ電圧は非常に小さくなる。その結果、スイッチ素子202、205がオフ状態に、スイッチ素子203、204がオン状態になるとともに、スイッチ素子220、223がオフ状態に、スイッチ素子221、222がオン状態になる。そして、第3制御状態である時刻t25までの間、この状態を継続する。その結果、第1制御状態と同一の原理で高電圧バッテリB21に電力が供給され、高電圧バッテリB21が充電される。
制御回路23は、第4制御状態である時刻t25〜t28の間、スイッチ素子202〜205をオン状態にするとともに、スイッチ素子220〜223をオフ状態にする。しかし、制御回路23は、第4制御状態の期間中の時刻t26〜t27の間、スイッチ素子221、222をオン状態にする。その結果、第2制御状態と同一の原理でスイッチ素子203、204を流れる電流が0になる。そのため、第4制御状態から第1制御状態に移行する際、スイッチ素子203、204に電流が0になるタイミングでスイッチ素子203、204をオフするため、その際に発生するサージ電圧は非常に小さくなる。
制御回路23は、以降、第1〜第4制御状態を周期Ts毎に繰り返す。その結果、高電圧バッテリB21に継続して電力が供給され、高電圧バッテリB21が充電される。
次に、第2実施形態の電力変換装置の効果について説明する。
第2実施形態によれば、従来とは制御の仕方が異なり、第1〜第4制御状態が繰り返される。そして、第2制御状態の期間中に、制御回路23がスイッチ素子220、223をオン状態にすることで、スイッチ素子202、205に流れている電流に対して逆方向の電流を発生させることができる。そのため、スイッチ素子202、205に流れている電流を減少させることができる。従って、第2制御状態から第3制御状態に移行する際に、スイッチ素子202、205をターンオフしても、その際に発生するサージ電圧を抑えることができる。また、第4制御状態の期間中に、制御回路23がスイッチ素子221、222をオン状態にすることで、スイッチ素子203、204に流れている電流に対して逆方向の電流を発生させることができる。そのため、スイッチ素子203、204に流れている電流を抑えることができる。従って、第4制御状態から第1制御状態に移行する際に、スイッチ素子203、204をターンオフしても、その際に発生するサージ電圧を抑えることができる。これにより、従来とは制御の仕方が異なる電力変換装置2において、サージ電圧を抑えることができる。
第2実施形態によれば、第2制御状態から第3制御状態に移行する際、スイッチ素子202、205に流れる電流が0のときに、制御回路23が、スイッチ素子202、205をオフする。また、第4制御状態から第1制御状態に移行する際、スイッチ素子203、204に流れる電流が0のときに、制御回路23が、スイッチ素子203、204をオフする。そのため、サージ電圧を確実に抑えることができる。
第2実施形態によれば、制御回路23が、第1電力変換回路20及び第2電力変換回路22の入出力電圧及び入出力電流の少なくともいずれかに基づいて、第2制御状態の期間中におけるスイッチ素子220、223のオン時間(t22〜t23)、及び、第4制御状態の期間中におけるスイッチ素子221、222のオン時間(t26〜t27)を調整する。そのため、第1電力変換回路20及び第2電力変換回路22の入出力電圧や入出力電流が変化しても、それに影響されることなく、サージ電圧を確実に抑えることができる。
第2実施形態によれば、トランス21は、1つの1次巻線210を有している。第1電力変換回路20は、スイッチ素子202〜205を有し、直列接続されたスイッチ素子202、203と、直列接続されたスイッチ素子204、205を、スイッチ素子202、205が対角に配置されるとともに、スイッチ素子203、204が対角に配置されるように並列接続して構成されている。そして、スイッチ素子202、203の直列接続点が1次巻線210の一端に、スイッチ素子204、205の直列接続点が1次巻線210の他端にそれぞれ接続されている。このような第1電力変換回路20及びトランス21を有する電力変換装置2においてサージ電圧を抑えることができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態の電力変換装置について説明する。第3実施形態の電力変換装置は、第2実施形態の電力変換装置における第1電力変換回路及び第2電力変換回路の構成を変更したものである。
まず、図15及び図16を参照して第3実施形態の電力変換装置の構成について説明する。
図15に示す電力変換装置3は、低電圧バッテリB30から供給される直流を高電圧の直流に変換して高電圧バッテリB31に供給し、高電圧バッテリB31を充電する装置である。電力変換装置3は、第1電力変換回路30と、トランス31と、第2電力変換回路32と、制御回路33とを備えている。
第1電力変換回路30は、低電圧バッテリB30から供給される直流を交流に変換してトランス31に供給する回路である。第1電力変換回路30は、コンデンサ300と、チョークコイル301、302と、スイッチ素子303,304とを備えている。
コンデンサ300の一端は低電圧バッテリB30の正極端に、他端は低電圧バッテリB30の負極端にそれぞれ接続されている。チョークコイル301、302の一端はコンデンサ300の一端に、他端はスイッチ素子303、304にそれぞれ接続されている。
スイッチ素子303,304は、制御回路33によって制御され、スイッチングすることで、低電圧バッテリB30から供給される直流を交流に変換する素子である。例えば、FETであり、図16に示すように、寄生容量からなるコンデンサCと寄生ダイオードDが並列接続されている。
図15に示すスイッチ素子303(第1スイッチ素子)は、オンすることで、後述するトランス31の1次巻線310に電流を供給して一方向の磁束を発生させる。スイッチ素子304(第2スイッチ素子)は、オンすることで、後述するトランス31の1次巻線310に電流を供給して逆方向の磁束を発生させる。スイッチ素子303,304は直列接続されている。スイッチ素子303の一端は、チョークコイル301の他端に接続されるとともに、トランス31に接続されている。スイッチ素子304の一端は、チョークコイル302の他端に接続されるとともに、トランス31に接続されている。スイッチ素子303,304の直列接続点は、コンデンサ300の他端に接続されている。スイッチ素子303,304の制御端は、制御回路33にそれぞれ接続されている。
トランス31は、第1電力変換回路30から供給される交流を、絶縁した状態で巻数比に応じた所定電圧の交流に変換し、第2電力変換回路32に供給する素子である。トランス31は、1次巻線310と、2次巻線311とを有している。1次巻線310の一端はスイッチ素子303の一端に、他端はスイッチ素子304の一端にそれぞれ接続されている。2次巻線311は、第2電力変換回路32に接続されている。
第2電力変換回路32は、トランス31の2次巻線311から供給される交流を整流して直流に変換し、高電圧バッテリB31に供給する回路である。第2電力変換回路32は、スイッチ素子320、321と、コンデンサ322、323とを備えている。
スイッチ素子320、321は、制御回路33によって制御され、スイッチングすることで、2次巻線311から供給される交流を整流して直流に変換する素子である。例えば、FETであり、図16に示すように、寄生容量からなるコンデンサCと寄生ダイオードDが並列接続されている。
図15に示すスイッチ素子320(第3スイッチ素子)は、1次巻線310が一方向の磁束を発生しているときにオンすることで2次巻線311の出力を整流する。スイッチ素子321(第4スイッチ素子)は、1次巻線310が逆方向の磁束を発生しているときにオンすることで2次巻線311の出力を整流する。スイッチ素子320、321は直列接続されている。コンデンサ322、323は直列接続されている。スイッチ素子320の一端は、コンデンサ322の一端に接続されるとともに、高電圧バッテリB31の正極端に接続されている。スイッチ素子321の一端は、コンデンサ323の一端に接続されるとともに、高電圧バッテリB31の負極端に接続されている。スイッチ素子320、321の直列接続点は2次巻線311の一端に、コンデンサ322、323の直列接続点は2次巻線311の他端にそれぞれ接続されている。スイッチ素子320、321の制御端は、制御回路33にそれぞれ接続されている。
制御回路33は、スイッチ素子303、304、320、321を制御する回路である。制御回路33は、スイッチ素子303をオン状態にし、スイッチ素子304をオフ状態にするとともに、スイッチ素子320をオン状態にし、スイッチ素子321をオフ状態にする第1制御状態から、スイッチ素子303、304をオン状態にするとともに、スイッチ素子320、321をオフ状態にする第2制御状態に移行する。その後、スイッチ素子303をオフ状態にし、スイッチ素子304をオン状態にするとともに、スイッチ素子320をオフ状態にし、スイッチ素子321をオン状態にする第3制御状態を経て、スイッチ素子303、304をオン状態にするとともに、スイッチ素子320、321をオフ状態にする第4制御状態へ移行する。以降、第1〜第4制御状態を周期Ts毎に繰り返す。しかし、第2制御状態の期間中にスイッチ素子320をオン状態にするとともに、第4制御状態の期間中にスイッチ素子321をオン状態にする。その際、第1電力変換回路30及び第2電力変換回路32の入出力電圧及び入出力電流の少なくともいずれかに基づいて、第2制御状態の期間中におけるスイッチ素子320のオン時間、及び、第4制御状態の期間中におけるスイッチ素子321のオン時間を調整する。制御回路33は、スイッチ素子303、304、320、321の制御端にそれぞれ接続されている。
次に、図16〜図20を参照して第3実施形態の電力変換装置の制御方法について説明する。
制御回路33は、図17に示すように、第1制御状態である時刻t30〜t31の間、スイッチ素子303をオン状態にし、スイッチ素子304をオフ状態にするとともに、スイッチ素子320をオン状態にし、スイッチ素子321をオフ状態にする。その結果、図18に示すように、低電圧バッテリB30の正極端から、チョークコイル301、スイッチ素子303を経て低電圧バッテリB30の負極端に至る経路を電流が流れる。また、低電圧バッテリB30の正極端から、チョークコイル302、1次巻線310、スイッチ素子303を経て低電圧バッテリB30の負極端に至る経路を電流が流れる。このとき、チョークコイル301に磁気エネルギーが蓄積されるとともに、チョークコイル302に蓄積された磁気エネルギーが放出される。これにより、2次巻線311に電圧が誘起される。その結果、2次巻線311の一端から、スイッチ素子320、コンデンサ322を経て2次巻線311の他端に至る経路を電流が流れる。コンデンサ322に電荷が蓄積され、コンデンサ322の電圧が高電圧バッテリB31の電圧の1/2になる。
制御回路33は、図17に示す第2制御状態である時刻t31〜t34の間、スイッチ素子303、304をオン状態にするとともに、スイッチ素子320、321をオフ状態にする。しかし、制御回路33は、第2制御状態の期間中の時刻t32〜t33の間、スイッチ素子320をオン状態にする。
図19に示すように、時刻t31〜t32の間、スイッチ素子303がオンすることで、低電圧バッテリB30の正極端から、チョークコイル301、スイッチ素子303を経て低電圧バッテリB30の負極端に至る経路を電流が流れる。また、スイッチ素子304がオンすることで、低電圧バッテリB30の正極端から、チョークコイル302、スイッチ素子304を経て低電圧バッテリB30の負極端に至る経路を電流が流れる。このとき、チョークコイル301、302に磁気エネルギーが蓄積される。スイッチ素子303、304がオンしているため、1次巻線310の一端と他端が接続される。従って、1次巻線310に印加される電圧が0になる。その結果、2次巻線311に電圧が誘起されなくなる。
図20に示すように、時刻t32〜t33の間、スイッチ素子320がオンすると、2次巻線311、スイッチ素子320を介してコンデンサ322の一端と他端が接続される。コンデンサ322の電圧は、高電圧バッテリB31の電圧の1/2になっている。その結果、コンデンサ322の一端から、スイッチ素子320、2次巻線311を経てコンデンサ322、323の直列接続点に至る経路を電流が流れる。これにより、1次巻線310の他端から、スイッチ素子304、スイッチ素子303を経て1次巻線310の一端に至る経路を電流が流れる。これにより、図17に示すように、スイッチ素子303を流れていた電流が、速やかに減少して0になり、その後、電流の向きが反転して逆方向に流れるようになる。一方、スイッチ素子304を流れていた電流は、速やかに増加する。
図16に示すように、スイッチ素子320には、寄生容量からなるコンデンサCが並列接続されている。時刻t33〜t34の間、スイッチ素子320をオフ状態にすると、トランス31の漏れインダクタンスと、スイッチ素子320の寄生容量等によって決まる周波数で共振が発生する。その結果、図17に示すように、スイッチ素子303を流れる電流が0になる。
制御回路33は、スイッチ素子303に流れる電流が0になる時刻t34で、スイッチ素子303をオフするとともに、スイッチ素子321をオンする。スイッチ素子303に流れる電流が0になるタイミングでスイッチ素子303をオフするため、その際に発生するサージ電圧は非常に小さくなる。その結果、スイッチ素子303がオフ状態に、スイッチ素子304がオン状態になるとともに、スイッチ素子320がオフ状態に、スイッチ素子321がオン状態になる。そして、第3制御状態である時刻t35までの間、この状態を継続する。
制御回路33は、第4制御状態である時刻t35〜t38の間、スイッチ素子303、304をオン状態にするとともに、スイッチ素子320、321をオフ状態にする。しかし、制御回路33は、第4制御状態の期間中の時刻t36〜t37の間、スイッチ素子321をオン状態にする。その結果、第2制御状態と同一の原理でスイッチ素子304を流れる電流が0になる。そのため、第4制御状態から第1制御状態に移行する際、スイッチ素子304に電流が0になるタイミングでスイッチ素子304をオフするため、その際に発生するサージ電圧は非常に小さくなる。
制御回路33は、以降、第1〜第4制御状態を周期Ts毎に繰り返す。その結果、コンデンサ322、323を介して高電圧バッテリB31に継続して電力が供給され、高電圧バッテリB31が充電される。
第3実施形態によれば、従来とは制御の仕方が異なり、第1〜第4制御状態が繰り返される。そして、第2制御状態の期間中に、制御回路33がスイッチ素子320をオン状態にすることで、スイッチ素子303に流れている電流に対して逆方向の電流を発生させることができる。そのため、スイッチ素子303に流れている電流を減少させることができる。従って、第2制御状態から第3制御状態に移行する際に、スイッチ素子303をターンオフしても、その際に発生するサージ電圧を抑えることができる。また、第4制御状態の期間中に、制御回路33がスイッチ素子321をオン状態にすることで、スイッチ素子304に流れている電流に対して逆方向の電流を発生させることができる。そのため、スイッチ素子304に流れている電流を抑えることができる。従って、第4制御状態から第1制御状態に移行する際に、スイッチ素子304をターンオフしても、その際に発生するサージ電圧を抑えることができる。これにより、従来とは制御の仕方が異なる電力変換装置3において、サージ電圧を抑えることができる。
第3実施形態によれば、第2制御状態から第3制御状態に移行する際、スイッチ素子303に流れる電流が0のときに、制御回路33が、スイッチ素子303をオフする。また、第4制御状態から第1制御状態に移行する際、スイッチ素子304に流れる電流が0のときに、制御回路33が、スイッチ素子304をオフする。そのため、サージ電圧を確実に抑えることができる。
第3実施形態によれば、制御回路33が、第1電力変換回路30及び第2電力変換回路32の入出力電圧及び入出力電流の少なくともいずれかに基づいて、第2制御状態の期間中におけるスイッチ素子320のオン時間(t32〜t33)、及び、第4制御状態の期間中におけるスイッチ素子321のオン時間(t36〜t37)を調整する。そのため、第1電力変換回路30及び第2電力変換回路32の入出力電圧や入出力電流が変化しても、それに影響されることなく、サージ電圧を確実に抑えることができる。
第3実施形態によれば、トランス31は、1つの1次巻線310を有している。第1電力変換回路30は、直列接続されたスイッチ素子303、304を有し、スイッチ素子303の一端が1次巻線310の一端に、スイッチ素子304の一端が1次巻線310の他端にそれぞれ接続されている。このような第1電力変換回路30及びトランス31を有する電力変換装置3においてサージ電圧を抑えることができる。
第3実施形態によれば、第2電力変換回路32は、スイッチ素子320、321と、コンデンサ322、323とを有し、直列接続されたスイッチ素子320、321と直列接続されたコンデンサ322、323を並列接続して構成されている。そして、スイッチ素子320、321の直列接続点が2次巻線311に一端に、コンデンサ322、323の直列接続点が2次巻線311の他端にそれぞれ接続されている。このような第2電力変換回路32を有する電力変換装置3においてサージ電圧を抑えることができる。
なお、第1〜第3実施形態では、第2制御状態から第3制御状態に移行する際、及び、第4制御状態から第1制御状態に移行する際、第1電力変換回路のスイッチ素子に流れる電流が0のときに、制御回路が、そのスイッチ素子をオフする例を挙げているが、これに限られるものではない。スイッチ素子に流れる電流が0近傍の所定範囲内になったとき、そのスイッチ素子をオフしてもよい。図3に示すt12〜t13、図11に示すt22〜t23、図17に示すt32〜t33において、スイッチ素子に流れる電流が0近傍の所定範囲内になったときに、そのスイッチ素子をオフしてもよい。スイッチ素子に流れる電流の向きが反転して逆方向になったときに、そのスイッチ素子をオフしてもよい。この場合も、サージ電圧を抑えることができる。
ところで、スイッチ素子には、寄生ダイオードが並列接続されている。前述したように、スイッチ素子に流れる電流の向きが反転して逆方向になったときに、そのスイッチ素子をオフすると、それまでスイッチ素子に流れていた電流が寄生ダイオードに流れるようになる。そのため、サージ電圧を確実に抑えることができる。寄生ダイオードでなく、スイッチ素子に、別途ダイオードを並列接続しても同様の効果を得ることができる。
第1〜第3実施形態では、第1電力変換回路、トランス及び第2電力変換回路がそれぞれ所定の構成である例を挙げているが、これに限られるものではない。トランスが1つの1次巻線を有する場合、第1電力変換回路は、第2実施形態における構成であればよい。トランスが2つの1次巻線を有する場合、第1電力変換回路は、第1実施形態における構成でもよいし、第3実施形態における構成でもよい。第2電力変換回路は、第1及び第2実施形態における構成でもよいし、第3実施形態における構成でもよい。電力変換装置は、第1〜第3実施形態の第1電力変換回路、トランス及び第2電力変換回路を組み合わせて構成すればよい。いずれの場合も同様の効果を得ることができる。
第1〜第3実施形態では、第1及び第3制御状態で、第2電力変換回路の所定のスイッチ素子をオン状態にしている例を挙げているが、これに限られるものではない。スイッチ素子に寄生ダイオードが並列接続されているので、第1及び第3制御状態のとき、このスイッチ素子をオン状態にしなくてもよい。寄生ダイオードによって整流することはできる。
第1〜第3実施形態では、第2制御状態に移行してから所定時間経過後、及び、第4制御状態に移行してから所定時間経過後に、第2電力変換回路の所定のスイッチ素子をオン状態にする例を挙げているが、これに限られるものではない。第2制御状態の移行直後、及び、第4制御状態の移行直後に、第2電力変換回路の所定のスイッチ素子をオン状態にしてもよい。この場合も、同様の効果を得ることができる。
1・・・電力変換装置、10・・・第1電力変換回路、100・・・コンデンサ、101・・・チョークコイル、102・・・スイッチ素子(第1スイッチ素子)、103・・・スイッチ素子(第2スイッチ素子)、11・・・トランス、110、111・・・1次巻線、112・・・2次巻線、12・・・第2電力変換回路、120、123・・・スイッチ素子(第3スイッチ素子)、121、122・・・スイッチ素子(第4スイッチ素子)、124・・・コンデンサ、13・・・制御回路、B10・・・低電圧バッテリ、B11・・・高電圧バッテリ

Claims (11)

  1. 少なくとも1つの1次巻線と、1つの2次巻線を有するトランス(11、21、31)と、
    前記1次巻線に接続され、オンすることで前記1次巻線に電流を供給して一方向の磁束を発生させる少なくとも1つの第1スイッチ素子(102、202、205、303)と、前記1次巻線に接続され、オンすることで前記1次巻線に電流を供給して逆方向の磁束を発生させる少なくとも1つの第2スイッチ素子(103、203、204、304)とを有する第1電力変換回路(10、20、30)と、
    前記2次巻線に接続され、前記1次巻線が一方向の磁束を発生しているときにオンすることで前記2次巻線の出力を整流する少なくとも1つの第3スイッチ素子(120、123、220、223、320)と、前記2次巻線に接続され、前記1次巻線が逆方向の磁束を発生しているときにオンすることで前記2次巻線の出力を整流する少なくとも1つの第4スイッチ素子(121、122、221、222、321)とを有する第2電力変換回路(12、22、32)と、
    前記第1スイッチ素子から前記第4スイッチ素子を制御する制御回路(13、23、33)と、
    を備えた電力変換装置の制御方法において、
    前記制御回路は、前記第1スイッチ素子をオン状態にし、前記第2スイッチ素子をオフ状態にするとともに、前記第3スイッチ素子をオン状態にし、前記第4スイッチ素子をオフ状態にする第1制御状態から、前記第1スイッチ素子と前記第2スイッチ素子をオン状態にするとともに、前記第3スイッチ素子と前記第4スイッチ素子をオフ状態にする第2制御状態、前記第1スイッチ素子をオフ状態にし、前記第2スイッチ素子をオン状態にするとともに、前記第3スイッチ素子をオフ状態にし、前記第4スイッチ素子をオン状態にする第3制御状態を経て、前記第1スイッチ素子と前記第2スイッチ素子をオン状態にするとともに、前記第3スイッチ素子と前記第4スイッチ素子をオフ状態にする第4制御状態へ移行し、以降、前記第1制御状態から前記第4制御状態を繰り返し、前記第2制御状態の期間中に前記第3スイッチ素子をオン状態にするとともに、前記第4制御状態の期間中に前記第4スイッチ素子をオン状態にすることを特徴とする電力変換装置の制御方法。
  2. 前記制御回路は、前記第2制御状態から前記第3制御状態に移行する際、前記第1スイッチ素子に流れる電流が0近傍、又は、電流の向きが反転して逆方向になったときに前記第1スイッチ素子をオフするとともに、前記第4制御状態から前記第1制御状態に移行する際、前記第2スイッチ素子に流れる電流が0、又は、電流の向きが反転して逆方向になったときに前記第2スイッチ素子をオフすることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置の制御方法。
  3. 前記制御回路は、前記第2制御状態から前記第3制御状態に移行する際、前記第1スイッチ素子に流れる電流が0近傍になったときに前記第1スイッチ素子をオフするとともに、前記第4制御状態から前記第1制御状態に移行する際、前記第2スイッチ素子に流れる電流が0のときに前記第2スイッチ素子をオフすることを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置の制御方法。
  4. 前記第1スイッチ素子(102、202、205、303)及び前記第2スイッチ素子(103、203、204、304)は、ダイオード(D)が並列接続されていることを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置の制御方法。
  5. 前記制御回路は、前記第1電力変換回路及び前記第2電力変換回路の入出力電圧及び入出力電流の少なくともいずれかに基づいて、前記第2制御状態の期間中における前記第3スイッチ素子のオン時間、及び、前記第4制御状態の期間中における前記第4スイッチ素子のオン時間を調整することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電力変換装置の制御方法。
  6. 前記第3スイッチ素子(120、123、220、223、320)及び前記第4スイッチ素子(121、122、221、222、321)は、ダイオード(D)が並列接続され、
    前記制御回路は、前記第1制御状態及び前記第3制御状態のとき、前記第3スイッチ素子及び前記第4スイッチ素子をオン状態にしないことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電力変換装置の制御方法。
  7. 前記トランス(11)は、直列接続された2つの前記1次巻線(110、111)を有し、
    前記第1電力変換回路(10)は、1つの前記第1スイッチ素子(102)と、1つの前記第2スイッチ素子(103)とを有し、前記第1スイッチ素子が一方の前記1次巻線の一端に、前記第2スイッチ素子が他方の前記1次巻線の一端に接続されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の電力変換装置の制御方法。
  8. 前記トランス(21)は、1つの前記1次巻線(210)を有し、
    前記第1電力変換回路(20)は、2つの前記第1スイッチ素子(202、205)と、2つの前記第2スイッチ素子(203、204)とを有し、直列接続された2組の前記第1スイッチ素子と前記第2スイッチ素子を、前記第1スイッチ素子が対角に配置されるとともに、前記第2スイッチ素子が対角に配置されるように並列接続して構成され、一方の前記第1スイッチ素子と前記第2スイッチ素子の直列接続点が前記1次巻線の一端に、他方の前記第1スイッチ素子と前記第2スイッチ素子の直列接続点が前記1次巻線の他端に接続されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の電力変換装置の制御方法。
  9. 前記トランス(31)は、1つの前記1次巻線(310)を有し、
    前記第1電力変換回路(30)は、直列接続された1つの前記第1スイッチ素子(303)と、1つの前記第2スイッチ素子(304)とを有し、前記第1スイッチ素子が前記1次巻線の一端に、前記第2スイッチ素子が前記1次巻線の他端に接続されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の電力変換装置の制御方法。
  10. 前記第2電力変換回路(12、22)は、2つの前記第3スイッチ素子(120、123、220、223)と、2つの前記第4スイッチ素子(121、122、221、222)とを有し、直列接続された2組の前記第3スイッチ素子と前記第4スイッチ素子を、前記第3スイッチ素子が対角に配置されるとともに、前記第4スイッチ素子が対角に配置されるように並列接続して構成され、一方の前記第3スイッチ素子と前記第4スイッチ素子の直列接続点が前記2次巻線の一端に、他方の前記第3スイッチ素子と前記第4スイッチ素子の直列接続点が前記2次巻線の他端に接続されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の電力変換装置の制御方法。
  11. 前記第2電力変換回路(32)は、1つの前記第3スイッチ素子(320)と、1つの前記第4スイッチ素子(321)と、2つのコンデンサ(322、323)とを有し、直列接続された前記第3スイッチ素子と前記第4スイッチ素子と、直列接続された2つの前記コンデンサを並列接続して構成され、前記第3スイッチ素子と前記第4スイッチ素子の直列接続点が前記2次巻線に一端に、2つの前記コンデンサの直列接続点が前記2次巻線の他端に接続されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の電力変換装置の制御方法。
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