JP6111646B2 - 採光装置、建物 - Google Patents
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また、特許文献2に開示されている技術では、外側から入射する光について制御することができるが、室内側から外を見たときに像が屈折するため、外の景色を見るための鮮明さに不足があった。さらに、特許文献2に開示されている採光用光学素子は、プリズム状の凹凸が室内側に露出しているため、設置場所によっては損傷を受けやすく、耐久性に問題があった。
本形態の採光装置10は、枠体11と、該枠体11の枠組み内に配置された複数の採光パネル20と、不図示の回動機構と、を備えている。以下に各構成について説明する。
これら横枠、及び縦枠の形状は特に限定されることなく、例えば図2に表れているように断面が略コ字状である枠材を挙げることができる。
従って基材層22は、透光性を有するとともに光偏向層23の変形を防止できるように支持する。かかる観点から、基材層22を構成する材料の具体例として例えば、アクリル、スチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、アクリロニトリル等のうちの1つ以上を主成分とする透明樹脂や、エポキシアクリレートやウレタンアクリレート系の反応性樹脂(電離放射線硬化型樹脂等)を挙げることができる。
一方、光偏向部25は隣り合う光透過部24の間に配置されている。
光透過部24は、光を透過する部位であり、光偏向層23のうち光透過部24が配置された部位における基材層22側の面とその反対側面(接着層26側の面)とは平行に形成されていることが好ましい。これによって、後に説明するように採光シート21を通して室外側の景色がさらに見やすくなる。さらに好ましくは光透過部24は光を散乱させることなく透過する。これにより背面側の景色の見易さが向上する。ここに「光を散乱させることなく透過する」とは、意図的に散乱させる材料等を添加することなく形成された部位であることを意味し、材料中を光が透過するときに不可避的に散乱が生じることは許容される。
ここで光透過部24を構成する材料の屈折率は、基材層22の屈折率と同じであってもよいし、異なっていてもよい。ただし両者間で屈折率差があるとその界面で光が偏向されてしまう可能性が高まるので、同じ材料であること、又は異なる材料であっても屈折率差が小さい、あるいは屈折率差がないことが好ましい。ここで光透過部24を形成する材料の屈折率は原材料の汎用性から1.49以上1.56以下の範囲が好ましく、1.49以上1.50以下であることがより好ましい。
また、そのときにおける光透過部24と光偏向部25との屈折率差は、0.03以上0.07以下、より好ましくは0.05以上0.06以下である。屈折率差が0より大きく0.03より小さい範囲では、全反射時の波長分散(波長により全反射角度が異なることによる波長ごとの分散。)が生じた際に長波長の成分が全反射せず、短波長の成分のみが全反射することがあり、色彩の変化が生じる虞がある。一方、屈折率差が0.06より大きいと、短波長の成分の屈折率が長波長の屈折率の成分の屈折率に対して大きくなる傾向にあり、虹状のムラが顕著に表れる虞がある。
光偏向部25は図5に表れる断面において、台形を有している。長い下底が室外側(光透過部24の上底側)、短い上底が室内側(光透過部24の下底側)となり、上下が脚部となる台形である。
脚部のうち、上側となる辺25aは、図5に表された姿勢とされたとき、その傾斜角が採光シート21のシート面の法線に対して角度θUで室外側(太陽側)上方に向けて傾斜している。
一方、辺25aとは反対側となる下部の脚部となる側の辺25bは、その傾斜角が採光シート21のシート面の法線に対して所定の角度で室外側下方に向けて傾斜している。
辺25aの傾斜角θU、及び辺25bの傾斜角は特に限定されることはないが、製造の観点から0°以上30°以下とすることが好ましい。また、辺25aの傾斜角と辺25bの傾斜角とは必ずしも同じである必要はない。
また、光偏向部25の断面のうち、室外側(基材層22と反対側で光透過部24間の凹部の開口側)の大きさは特に限定されないが、5μm以上150μm以下であることが好ましい。この幅が狭すぎると微細形状になるので加工が困難になる。一方、この幅が広すぎると金型で成形する際に材料の離型性が低下する傾向にある。
図6(a)は、脚部が凸状に湾曲している光偏向部251の例である。図6(b)は、脚部が凹状に湾曲している光偏向部252の例である。図6(c)は脚部が2つの折れ線状に形成されている光偏向部253の例である。図6(d)は下底側が凹状に湾曲している光偏向部254の例である。また図6(e)は上底の大きさが概ねゼロであることにより三角形断面とされている光偏向部255の例である。
これら図6(a)乃至図6(e)に記載のような光偏向部によっても図4で示した形状の光偏向部と同様の効果を奏するものとなる。
接着層26は、透光層27に光偏向層23を接着するための層である。接着層26を構成する材料は特に限定されず、公知の粘着剤、接着剤、光硬化性樹脂、熱硬化性樹脂等を用いることができる。より具体的な例としては、接着層26として、例えばアクリル系の粘着剤を用いることができ、さらに具体的にはアクリル系共重合体とイソシアネート化合物とを組み合わせた粘着剤を挙げることができる。ただし、接着層26を構成する材料は、採光シート21の性質上、透光性、耐候性に優れた材料によることが好ましい。
保持部材30は図3に表れているように採光シート21の端部を挟むように溝が形成されており、溝内に採光シート21の端部を固定することにより採光シート21を保持する。また、保持部材30には採光シート21の帯状の長手方向(光透過部24及び光偏向部25が延びる方向)と同じ方向に突出する回動軸31を具備している。
採光パネルの回動を操作する回動機構は公知の方法を採用することができる。例えば複数の帯状の板ガラスが鉛直方向に並べて配置され、それぞれが回動可能とされることにより建物開口部の開放及び閉鎖を可能とするルーバー窓に用いられる機構を挙げることができる。その他、ブラインドに備えられる複数の羽根を同時に回動させる機構を適用してもよい。
このように採光装置10では回動機構を操作して採光パネル20を回動させて所望の回転位置の姿勢とすることができる。
図8に1つの光路例である太陽からの光LSMを示した。図8からわかるように光LSMはそのときの太陽高度に基づいて仰角(水平面からなす角)θSMで採光シート21に照射される。採光シート21に入射した光LSMは採光シート21を透過するうちに光偏向層23の光透過部24内を進む。光透過部24内では、該光透過部の屈折率をNP、室外の屈折率をN0とすれば、光LSMは、式(1)で表される太陽光進行角θPMで進む。
このように、図8の姿勢では、光LSMを天井方向等に偏向して眩しくない光とすることができる。しかしながら、図8にAで示したように太陽からの光の仰角が低い場合(朝夕や冬場)には見込み角θt1が大きいため光偏向部25に達しないことがある。また、図8にBで示したように太陽からの光の仰角が高い場合(南中時や夏場)にはθαが小さいため光を全反射させることができないことがある。これらときには場合によっては太陽光を眩しい光として室内に入射してしまうことがある。
図9に1つの光路例である太陽からの光LSLを示した。光LSLは、図8に示した光LSMより小さい仰角θSLで採光シート21に照射される。すなわち、図8にAで示した光に相当する入射光である。
採光シート21に入射した光LSLは採光シート21を透過するうちに光偏向層23の光透過部24内を進む。光透過部24内では、該光透過部の屈折率をNP、室外の屈折率をN0とすれば、光LSLは、式(2)で表される太陽光進行角θPLで進む。
ここで、採光パネル20を図9のように回転した姿勢とすることにより、見込み角θt2をθt1−θK1として、θt1より小さくすることができる。従って、図8にAで示した光や図9にLSLで示した光のように仰角が小さい入射光を全反射させて偏向することができる。
図10に1つの光路例である太陽からの光LSHを示した。光LSHは、図8に示した光LSMより大きい仰角θSHで採光シート21に照射される。すなわち、図8にBで示した光に相当する入射光である。
採光シート21に入射した光LSHは採光シート21を透過するうちに光偏向層23の光透過部24内を進む。光透過部24内では、該光透過部の屈折率をNP、室外の屈折率をN0とすれば、光LSHは、式(3)で表される太陽光進行角θPHで進む。
具体的には電離放射線硬化性樹脂、その他公知の硬化性樹脂等を要求性能に応じて適宜採用すればよい。電離放射線硬化性樹脂としては、アクリレート系、オキセタン系、シリコーン系等が挙げられる。例えば、アクリレート系の電離放射線硬化性樹脂は、単官能(メタ)アクリレートモノマー、2官能(メタ)アクリレートモノマー、3官能以上の(メタ)アクリレートモノマーなどの(メタ)アクリル酸エステルモノマー、ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステルオリゴマー乃至は(メタ)アクリル酸エステルプレポリマーなどからなる。さらに3官能以上の(メタ)アクリレートモノマーを例示すれば、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等がある。
帯電防止性向上のために用いることができる材料としては、電子伝導タイプではPEDOT−PSS(PEDOT(Poly(3,4−ethylenedioxythiophene);3,4−エチレンジオキシチオフェンポリマー)とPSS(poly(styrenesulfonate);スチレンスルホン酸ポリマー)とを共存)などが挙げられ、イオン導電タイプではリチウム塩系材料等が挙げられる。
また、撥水性向上のために用いることができる材料としては、フッ素系化合物等が挙げられる。
一方、散乱反射、散乱透過のための構成については、光偏向部125を透明なバインダー樹脂と該バインダー樹脂とは屈折率が異なる透明な散乱剤とを混合させた材料で構成することができる。透明なバインダー樹脂としては光透過部24と同様なものを用いることができる。一方、当該透明な散乱剤としては、例えば、(メタ)アクリル酸エステル及びスチレンを中心としたモノマーを重合して得られた架橋粒子が挙げられる。当該架橋粒子の具体例としては、ガンツ化成株式会社製のガンツパール(登録商標)が挙げられる。上記架橋粒子は、アクリル酸エステル及びスチレンとの混合比を変えることによって、屈折率を制御することができる。例えば、アクリル比を高くすることで屈折率を1.49程度にすることができ、スチレン比を高くすることで屈折率を1.59程度にすることができる。また、散乱剤にはウレタン架橋粒子を用いることも可能である。当該ウレタン架橋粒子の具体例としては、根上工業株式会社製のアートパール(登録商標)が挙げられる。また、散乱剤は中空粒子にすることも可能である。
図11からわかるようにLSUはそのときの太陽高度に基づいて仰角(水平面からなす角)θSUで採光パネル121に照射される。採光パネル121に入射した光LSUは採光パネル121を透過するうちに光偏向層123の光透過部24内を進む。光透過部24内では、該光透過部の屈折率をNP、室外の屈折率をN0とすれば、光LSUは、式(4)で表される太陽光進行角θPUで進む。
また、実施例及び比較例で用いる光透過部の屈折率はNpは1.550、光偏向部の屈折率は1.490である。従って、仰角θSH1のとき、光透過部内を進む太陽光の進行角(太陽光進行角)θPH1は39.1°、仰角θSL1のとき、光透過部内を進む太陽光の進行角(太陽光進行角)θPL1は19.4°である。
(1)光透過部構成組成物の調整
まずビスフェノールAエチレンオキシド/キシリレンジイソシアネート/フェノキシエチルアクリレート/2−ヒドロキシエチルアクリレート/ビスマストリ(2−エチルヘキサノエート)を30:15:50:5:0.02で混合し、80℃で10時間反応させ、光硬化性プレポリマー(P1)を得た。
一方、ビスフェノールAエチレンオキシド/イソホロンジイソシアネート/フェノキシエチルアクリレート/ビスマストリ(2−エチルヘキサノエート)を30:20:50:0.02で混合し、80℃で10時間反応させ、光硬化性プレポリマー(P2)を得た。
次に、光硬化性プレポリマー(P1)を30質量部、光硬化性プレポリマー(P2)を30質量部、反応性希釈モノマー(M1)としてのフェノキシエチルアクリレートを10質量部、反応性希釈モノマー(M2)としてのビスフェノールAエチレンオキシドを30質量部、金型離型剤(S1)としてのテトラデカノールエチレンオキシド10モル付加物のリン酸エステルを0.03質量部、金型離型剤(S2)としてのステアリルアミンエチレンオキシド15モル付加物を0.03質量部、光重合開始剤(I1)としての1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(商品名:イルガキュア184、メーカー名:BASF)を3質量部混合し、均一化して、光透過部構成組成物を得た。
なお、この光透過部構成組成物を厚さ100μmで塗工し、高圧水銀灯により800mJ/cm2の紫外線を照射して光透過部構成組成物を硬化させ、多波長アッベ屈折率計(株式会社アタゴ製)を用いて、589nmの屈折率を測定したところ、1.550であった。
基材としてはPETフィルム、商品名:A4300、東洋紡績社製、厚さ188μmを用いた。
光偏向層の作製に供される金型ロールを作製した。金型ロールは円柱状であり、銅メッキが施され、当該銅メッキ部分をバイトにより切削して光透過部に対応する溝を形成した。バイトとしてはダイヤモンドバイトを用いた。ロール軸方向の所定ピッチで金型ロールの銅メッキ層の外周を切削して溝を形成した。この切削したロールにクロムメッキをした。
上記(3)で作製した金型ロールとニップロールとの間に、上記(2)の基材を搬送した。この基材の搬送に合わせ、上記(1)で得られた光透過部構成組成物を基材の基材層上に供給装置から供給し、金型ロールおよびニップロール間の押圧力により、基材層と金型ロールとの間に光透過部構成組成物を充填した。その後、基材側から高圧水銀灯により800mJ/cm2の紫外線を照射して光透過部構成組成物を硬化させて、光透過部を形成した。その後、剥離ロールにより、金型ロールから光透過部を離型し、光透過部を含むシート(中間部材)を作製した。
圧縮式微小硬度計(FISCHER HM2000)を用いて微小圧子材料に負荷をかけ、これを除荷することによってこの光透過部の弾性率を測定した。このとき、負荷力は100mN、負荷速度は4μm/10秒、保持時間は60秒とした。その結果、光透過部の弾性率は800MPaであった。
光硬化性プレポリマー(P3)としてウレタンアクリレートを42質量部、光硬化性プレポリマー(P4)としてエポキシアクリレートを18質量部、反応性希釈モノマー(M3)としてのトリプロピレングリコールジアクリレートを35質量部、反応性希釈モノマー(M4)としてのメトキシトリエチレングリコールアクリレートを5質量部、光散乱剤(D1)としての酸化チタンを5質量部、光重合開始剤(I1)としての1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(商品名:イルガキュア184、メーカー名:BASF)を7質量部混合し、均一化して、光偏向部構成組成物を得た。
なお、この光偏向部構成組成物の光散乱剤を除いた成分を厚さ100μmで塗工し、高圧水銀灯により800mJ/cm2の紫外線を照射して硬化させ、多波長アッベ屈折率計(株式会社アタゴ製)を用いて、589nmの屈折率を測定したところ、1.490であった。
上記(5)で得られた光偏向部構成組成物を、上記(4)で作製した中間部材上に供給装置から供給した。また、中間部材の進行方向と略垂直に配置されたドクターブレードを用いて、中間部材上に供給した光偏向部構成組成物を中間部材に形成された溝(光透過部間の溝)内に充填するとともに、余剰分の光偏向部構成組成物を掻き落とした。その後、高圧水銀灯により800mJ/cm2の紫外線を照射して光偏向部構成組成物を硬化させ、光偏向部を形成した。この状態では、光偏向部の表面には、深さ6μmの窪みが発生していた。上記工程を更に1回行ったところ、光偏向部の表面には、深さ3μmの窪みが発生していた。
アクリル系樹脂の粘着剤(商品名:SKダイン2094、綜研化学株式会社、固形分25.0%、溶剤は酢酸エチルとメチルエチルケトン)を100質量部と、架橋剤(E−5XM、L−45、綜研化学株式会社、固形分5.0%)を0.28質量%と、1,2,3−ベンゾトリアゾールを0.25質量部と、希釈溶剤(トルエン/メチルエチルケトン/シクロヘキサノン=27.69g/27.69g/4.61g)を32.0質量部と、を混合して接着層組成物を得た。
この組成物を離型フィルム(商品名:E7007、東洋紡績社製、厚さ38μm)に塗布して乾燥させ、上記光学機能層の面と貼り合わせた。
なお、この接着層について、多波長アッベ屈折計DR−M4(株式会社アタゴ製)を用いて589nmの屈折率を測定したところ、1.490であった。また、この接着層の貯蔵弾性率は0.22MPaであった。
参考例1は、採光シートを用いることなく透光層のみとした。
光源(メタルハライドファイバー光源、IMH−250、シグマ光機株式会社)により白色光を所定の角度θSH1、θSL1、及び西日を想定した仰角(18°)で投射した。光源の照度を照度計(T−1H、コニカミノルタオプティクス株式会社)を用いて500lxに調整した。
輝度計(LS−110、コニカミノルタオプティクス株式会社)を採光シートへの光の入射前、光の入射後に設置して、それぞれの輝度を測定し、輝度比から採光効率を算出した。実施例1の採光効率を○とし、これと同等であれば同様に○、これより低ければ×とした。
一方、直達光の評価は、まぶしさを主観評価し、まぶしくないと感じるレベルを○、直視できないと感じるレベルを×とした。
表2に結果を表した。
11 枠体
20 採光パネル
21 採光シート
22 基材層
23 光偏向層
24 光透過部
25 光偏向部
30 保持部材
Claims (5)
- 並べて配置される複数の採光シートと、
前記採光シートを該採光シートの並べられた方向に直交する方向の軸を中心に回転させる回動機構と、を備え、
前記採光シートは、
透光性を有するシート状の基材層と、
前記基材層の一方の面に形成され、光を偏向する光偏向層と、を備え、
前記光偏向層は、
前記基材層の一方の面に沿って所定の断面を有して一方向に延び、該延びる方向とは直交する方向に配列される光を透過する光透過部と、
複数の前記光透過部間に配置され、該光透過部よりも低い屈折率の材料が充填された複数の光偏向部と、を有し、
前記光偏向部は、四角形断面とされており、該断面において前記光透過部との界面を形成する辺の一方と他方とが非対象となるようにシート面法線に対して傾斜しているとともに、前記基材層側とは反対側となる辺が凹みを具備している、採光装置。 - 前記採光シートの回転軸の方向が前記光透過部が延びる方向と同じである請求項1に記載の採光装置。
- 前記光偏向部には光を散乱させる材料が含有されている請求項1又は2に記載の採光装置。
- 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の採光装置の前記光透過部が延びる方向が水平となるように建物開口部に設置された、建物。
- 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の採光シートの前記光透過部が延びる方向が鉛直となるように建物開口部に設置された、建物。
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