JP6111589B2 - ロボットハンド、ロボット装置及びロボットハンドの製造方法 - Google Patents

ロボットハンド、ロボット装置及びロボットハンドの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ロボットハンド、ロボット装置及びロボットハンドの製造方法に関する。
従来、産業用ロボットアーム等の先端に取り付けて、物体を把持又は開放することで所定の作業を行うロボットハンドに関わり、より詳しくは、工具を把持して部品の組み付け等の作業を行う一方で、微小な部品を把持して精度良く配置する多機能なロボットハンドが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このようなロボットハンドにおいて、例えば吸着パッドなどの能動素子や圧力センサーなどの受動素子などを指部に含むことで、多様な物体を安定して把持させるロボットハンドに関する技術が知られている。このような能動素子及び受動素子は、ICチップなどの電子部品によって動作するため、指部に電子部品が搭載された構成となる。
特開昭60−25686号公報
しかしながら、上記の技術では、指部の構造が複雑で部品点数が多いため、製造コストが大きく実応用することが困難であった。
以上のような事情に鑑み、本発明は、部品点数が少なく低コストで製造可能なロボットハンド、ロボット装置及びロボットハンドの製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係るひとつのロボットハンドは、対象物に接触される指部を備えるロボットハンドであって、前記指部は、先端部と当該先端部に接続される基端部とが一部材となっている第一部材と、前記第一部材の表面を覆う第二部材とを有し、前記第一部材は、前記対象物との接触動作に関する所定の機能素子を収容する第一室を有し、前記第一室は、前記第一部材と前記第二部材とで封止されるとともに、前記指部の背側に配置され、前記第二部材は、弾性変形可能に設けられ、前記第二部材と前記第一部材との間には、前記第一室に連通されるとともに、前記指部の腹側に配置された第二室が設けられている。
本発明に係るひとつのロボット装置は、対象物に接触される指部を備え、前記指部は、先端部と当該先端部に接続される基端部とが一部材となっている第一部材と、前記第一部材の表面を覆う第二部材とを有し、前記第一部材は、前記対象物との接触動作に関する所定の機能素子を収容する第一室を有し、前記第一室は、前記第一部材と前記第二部材とで封止されるとともに、前記指部の背側に配置され、前記第二部材は、弾性変形可能に設けられ、前記第二部材と前記第一部材との間には、前記第一室に連通されるとともに、前記指部の腹側に配置された第二室が設けられているロボットハンドと、前記ロボットハンドを支持する多軸アームとを備える。
本発明に係るひとつのロボットハンドの製造方法は、指部の形状に対応した溝部が形成された型と、前記溝部に嵌め込んだ状態で前記溝部の表面との間に隙間が形成されるように作成された上型と、を用いて、対象物に接触される前記指部の表面に設けられる表面部材を成型する工程と、成型された前記表面部材に覆われ、かつ、先端部と当該先端部に接続される基端部とが一部材となるように、前記表面部材の内部に第一部材を配置させる工程とを含む。
本発明に係るロボットハンドは、対象物に接触される指部を備えるロボットハンドであって、前記指部は、先端部と当該先端部に接続される基部とが一部材となっている第一部材と、前記第一部材の表面を覆う第二部材とを有する。

本発明によれば、対象物に接触される指部が、先端部と当該先端部に接続される基部とが一部材となっている第一部材と、当該第一部材の表面を覆う第二部材とを有する構成であるため、指部の構造を簡略化することができると共に、指部の部品点数を少なくすることができる。加えて、例えば射出成型のような工法により、同じ材料で一体成型できるため、低コスト化を図ることができる。これにより、部品点数が少なく低コストで製造可能なロボットハンドを提供することができる。
上記のロボットハンドにおいて、前記第一部材は、前記対象物との接触動作に関する所定の機能素子を収容する第一室を有し、前記第一室は、前記第一部材と前記第二部材とで封止されていることが好ましい。
例えば部品同士がネジなどを用いて締結されただけの構成では、隙間から水などが浸入する場合があり、浸入した水が電子部品などの機能素子に接触すると誤作動の原因となるため、水分の多い環境での作業が困難であった。これに対して、本発明では、第一部材が対象物との接触動作に関する所定の機能素子を収容する第一室を有し、第一室が第一部材と第二部材とで封止されていることとしたので、外部から第一室への水の浸入を防ぐことができ、機能素子に水が接触するのを抑制することができる。これにより、水分の多い環境での作業が可能なロボットハンドを提供することができる。
上記のロボットハンドにおいて、前記機能素子は、前記対象物との接触によって前記指部に作用する圧力を検出する圧力センサーであることが好ましい。
本発明によれば、機能素子が対象物との接触によって指部に作用する圧力を検出する圧力センサーであるため、対象物との接触によって指部に加わる圧力を検出することができ、高い精度で対象物を把持することができる。
上記のロボットハンドにおいて、前記基部には、前記機能素子に接続される配線を貫通させる貫通孔が設けられており、前記貫通孔は、前記第二部材によって覆われていることが好ましい。
本発明によれば、基部には機能素子に接続される配線を貫通させる貫通孔が設けられており、当該貫通孔が第二部材によって覆われているので、指部の防水性を確保しつつ外部から機能素子に電力を供給可能となる。
上記のロボットハンドにおいて、前記第二部材は、弾性変形可能に設けられ、前記第二部材と前記第一部材との間には、前記第一室に連通された第二室が設けられていることが好ましい。
本発明によれば、第二部材が弾性変形可能に設けられ、第二部材と第一部材との間には、第一室に連通された第二室が設けられていることとしたので、指部の表面を第二室側に弾性変形させつつ対象物を把持することができる。これにより、対象物を安定的に把持可能となる。
上記のロボットハンドにおいて、前記第一部材は、少なくとも前記対象物との接触によって前記指部に作用する圧力に対して剛性を有することが好ましい。
本発明によれば、第一部材が少なくとも対象物との接触によって指部に作用する圧力に対して剛性を有するため、第一部材が指部の骨格となって当該指部の形状を維持することができる。
上記のロボットハンドは、前記指部が所定方向に回転可能となるように前記指部のうち前記先端部と前記基部とを接続する接続部を支持する支持部と、前記支持部と前記基部とを連結し、前記指部に対して前記所定方向に弾性力を付与する弾性部とを更に備えることが好ましい。
本発明によれば、指部が所定方向に回転可能となるように指部のうち先端部と基部とを接続する接続部を支持する支持部と、当該支持部と基部とを連結し指部に対して所定方向に弾性力を付与する弾性部とを更に備えるので、指部に対して所定方向に加えられる圧力に対して指部を柔軟に弾性変形させることができる。
上記のロボットハンドは、前記指部は、複数設けられており、複数の前記指部は、前記対象物を把持可能であることが好ましい。
本発明によれば、指部が複数設けられており、複数の指部が対象物を把持可能であるため、対象物への接触及び対象物の把持など、多種の動作が可能なロボットハンドを得ることができる。
本発明に係るロボット装置は、対象物に接触される指部を備え、前記指部は、先端部と当該先端部に接続される基部とが一部材となっている第一部材と、前記第一部材の表面を覆う第二部材とを有するロボットハンドと、前記ロボットハンドを支持する多軸アームとを備える。
本発明によれば、ロボットハンドのうち対象物に接触される指部が、先端部と当該先端部に接続される基部とが一部材となっている第一部材と、当該第一部材の表面を覆う第二部材とを有する構成であるため、指部の構造を簡略化することができると共に、指部の部品点数を少なくすることができる。加えて、例えば射出成型のような工法により、同じ材料で一体成型できるため、低コスト化を図ることができる。これにより、部品点数が少なく低コストで製造可能なロボット装置を提供することができる。
上記のロボット装置において、前記多軸アームは、複数設けられていることが好ましい。
本発明によれば、双腕のそれぞれにロボットハンドを設けることで、それら双腕のハンドで対象物を挟み込んで把持させて作業をさせることができる。このように従来では不可能な把持形態を実施することが可能となり、多様な把持形態を実現することができる。
本発明に係るロボット装置は、対象物に接触される指部を備え、前記指部は、先端部と当該先端部に接続される基部とが一部材となっている第一部材と、前記第一部材の表面を覆う第二部材とを有するロボットハンドと、前記ロボットハンドを支持する複数の多軸アームとを備える。
本発明によれば、ロボットハンドのうち対象物に接触される指部が、先端部と当該先端部に接続される基部とが一部材となっている第一部材と、当該第一部材の表面を覆う第二部材とを有する構成であるため、指部の構造を簡略化することができると共に、指部の部品点数を少なくすることができる。加えて、例えば射出成型のような工法により、同じ材料で一体成型できるため、低コスト化を図ることができる。これにより、部品点数が少なく低コストで製造可能なロボット装置を提供することができる。また、双腕のそれぞれにロボットハンドを設けることで、それら双腕のハンドで対象物を挟み込んで把持させて作業をさせることができる。このように従来では不可能な把持形態を実施することが可能となり、多様な把持形態を実現することができる。
本実施形態に係るロボットハンドの製造方法は、対象物に接触される指部の表面に設けられる表面部材を成型する工程と、成型された前記表面部材に覆われ、かつ、先端部と当該先端部に接続される基部とが一部材となるように、前記表面部材の内部に第一部材を配置させる工程とを含む。
本発明によれば、対象物に接触される指部の表面に設けられる表面部材を成型した後、成型された第二部材の内部に、成型された表面部材に覆われ、かつ、先端部と当該先端部に接続される基部とが一部材となるように、表面部材の内部に第一部材を配置させることとしたので、部品点数の少ない指部を効率的に製造することができる。部品点数の少ないロボットハンドを低コストで製造することが可能となる。
上記のロボットハンドの製造方法において、前記表面部材の内部に前記第一部材を配置させた後、前記対象物の把持動作に関する所定の機能素子を前記第一部材に保持させる工程と、前記機能素子を保持させた後、前記第一部材を封止する工程とを更に含むことが好ましい。
本発明によれば、第二部材の内部に第一部材を配置させた後、第一部材を封止する前に、対象物の把持動作に関する所定の機能素子を第一部材に保持させることとしたので、第二部材を配置する際には機能素子についても封止することができる。例えば部品同士がネジなどを用いて締結されただけの構成では、隙間から水などが浸入する場合があり、浸入した水が機能素子に接触すると誤作動の原因となるため、水分の多い環境での作業が困難であった。これに対して、本発明では、機能素子が第二部材によって封止された空間に配置された構成を容易に製造することができるので、水分の多い環境での作業が可能なロボットハンドを低コストで製造することができる。
本発明の第一実施形態に係るロボットハンドの全体構成を示す斜視図。 本実施形態に係るロボットハンドの一部の構成を示す斜視図。 本実施形態に係るロボットハンドの一部の構成を示す平面図。 本実施形態に係るロボットハンドの指部の一部の構成を示す断面図。 本実施形態に係るロボットハンドの一部の構成を示す側面図。 本実施形態に係るロボットハンドの回転機構の全体構成を示す斜視図。 本実施形態に係るロボットハンドの回転機構の構成を示す平面図。 本実施形態に係るロボットハンドの回転機構の構成を示す側面図。 本実施形態に係るロボットハンドの回転機構の構成を示す平面図。 本実施形態に係るロボットハンドの指部の製造過程を示す斜視図。 本実施形態に係るロボットハンドの指部の製造過程を示す斜視図。 本実施形態に係るロボットハンドの指部の製造過程を示す斜視図。 本実施形態に係るロボットハンドの指部の製造過程を示す斜視図。 本実施形態に係るロボットハンドの指部の製造過程を示す斜視図。 本実施形態に係るロボットハンドの指部の製造過程を示す斜視図。 本実施形態に係るロボットハンドの指部の製造過程を示す斜視図。 本実施形態に係るロボットハンドの指部の製造過程を示す斜視図。 本実施形態に係るロボットハンドの指部の製造過程を示す斜視図。 本実施形態に係るロボットハンドの指部の製造過程を示す斜視図。 本実施形態に係るロボットハンドの指部の製造過程を示す斜視図。 本実施形態に係るロボットハンドの指部の製造過程を示す斜視図。 本発明の第二実施形態に係るロボット装置の全体構成を示す斜視図。 本発明の第三実施形態に係るロボット装置の全体構成を示す斜視図。 本発明の変形例に係るロボット装置の全体構成を示す斜視図。
以下、本発明の実施形態によるロボットハンド及びロボット装置について、図面に基づいて説明する。なお、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等が異なっている。
[第一実施形態]
図1は、ロボットハンド100の全体構成を示す斜視図である。図2は、ロボットハンド100の一部の構成を示す斜視図である。図3は、図2に示すロボットハンド100の平面図である。
図1〜図3に示すように、本実施形態に係るロボットハンド100は、3つの指部10(第一指部10A、第二指部10B、第三指部10C)と、当該指部10を支持する支持部20と、当該支持部20を駆動する駆動部30とを備えている。ロボットハンド100は、例えば工具や部品などの対象物を把持する産業用ロボットの把持装置として用いられる。ロボットハンド100としては、産業ロボットに限られず、他の用途(宇宙関連、医薬関連、食品関連、遊具など)に用いても構わない。
また、本実施形態において、後述するように3つの指部10は、それぞれ封止部材50によって内部が密閉されるように覆われている。このため、ロボットハンド100は、食器などの洗浄機内や水槽内など、水分の多い場所の対象物を把持する場合にも用いることができる。なお、図2においては、指部10を覆っている封止部材50(後述)や、支持部20及び駆動部30を覆うカバー部材60を省略し、指部10の内部、及び、支持部20や駆動部30の内部構造を判別可能に示している(封止部材50については、指部10Aにおいてのみ一点鎖線で示している)。
ここで、3つの指部10A〜10Cの基端部が位置する共通の平面(後述する支持板)に対して直交するとともに、指部10Aの回転中心軸線をハンド軸Oといい、このハンド軸Oに沿って指部10A〜10C、支持部20、駆動部30がその順で配置されている。
また、ハンド軸O方向に沿って指部10A〜10Cの先端側を上側、駆動部30側を下側といい、ハンド軸Oに直交する方向を径方向といい、ハンド軸Oを中心に周回する方向を周方向(図3に示す矢印E方向)という。なお、本実施形態では、ハンド軸O付近を中心に周回するものも統一して「周回」という。例えば、第二指部10B、第三指部10Cの周回中心はハンド軸Oとはずれているが、この場合も周回という。
3つの指部10A〜10Cは、それぞれ駆動部30の開閉機構30Aによって開閉動作可能に設けられ、その開閉動作に伴う全開状態および全閉状態において、それぞれの指先端10aの位置が図3に示す平面視でハンド軸Oを中心とした同心円上に位置している。
なお、正確には、指部10A〜10Cはそれぞれの回転中心が異なるため、ハンド軸Oを中心とした同心円上ではないが、本実施形態では同心円上とみなす。また、3つの指部10A〜10Cのうち第一指部10Aは周方向Eに移動せず固定されており、第二指部10Bおよび第三指部10Cは駆動部30の周回移動部30Bによって周方向Eに移動可能に設けられている。
第二指部10Bおよび第三指部10Cの周回する範囲は、それぞれ第一指部10Aに対向する第一指位置P1から第一指部10Aに近接して配列する第二指位置P2までの180度以上の範囲(図3に示す符号θの範囲)を周回可能である。ここで、前記「対向する」は、厳密に対向している状態と、概ね対向している状態の両方を含むものとする。
つまり、第二指部10Bの周回範囲θ1(θ)は、3つの指部10A〜10Cの基端部(指部の先端と反対側の根元の部分)が配置される面と交差する面であって、第二指部10Bの中心線(第二指部10Bの長手方向に沿う線)を含む面に沿って第二指部10Bが周回する範囲である。一方、第三指部10Cの周回範囲θ2(θ)は、3つの指部10A〜10Cの基端部が配置される面と交差する面であって、第三指部10Cの中心線(第三指部10Cの長手方向に沿う線)を含む面に沿って第三指部10Cが周回する範囲である。なお、図3において、周回範囲θ1、θ2を移動する第二指部10Bおよび第三指部10Cを二点鎖線で示しており、それぞれ180度以上となっている。
図4は、指部10(10A〜10C)の構成を示す断面図である。
図2及び図4に示すように、各指部10A〜10Cは、骨格をなす剛性部材11と、関節部12と、剛性部材11を覆う封止部材50と、封止部材50で覆われた剛性部材11と支持部材13との間に介装されている弾性部材14と、を備えている。
剛性部材11は、指部10A〜10Cが閉じる方向へ屈曲している。剛性部材11は、屈曲部11aを有するように略L字型に形成されている。この屈曲部11aには貫通穴11bが形成されており、この貫通穴に両端が支持部材13に固定された軸状の関節部12が挿通された構成となっている。これにより、指部10A〜10Cは、関節部12を中心にして回転可能になっている。なお、これに限らず、支持部材13の屈曲部11aに重なる部分に貫通穴が形成されており、この貫通穴に中央部が剛性部材11の屈曲部11aに固定された軸状の関節部12の両端部が挿通された構成であっても、剛性部材11は関節部12を中心に回転可能となる。
剛性部材11は、先端部11A、第一腹部11B、第二腹部11C、第一背部11D、第二背部11E、基端部11F及び側部11Gが設けられている。剛性部材11は、これら第一腹部11B、第二腹部11C、第一背部11D、第二背部11E及び基端部11Fが一部材となるように、例えばエポキシ樹脂などの硬度の高い樹脂材料を用いて成型されている。
先端部11Aは、剛性部材11のうち爪部分に位置している。第一腹部11Bは、剛性部材11のうち屈曲部11aから先端部11Aまでの間に設けられ、先端部11Aを一体的に設けている。第二腹部11Cは、剛性部材11のうち屈曲部11aから先端部11A側とは反対の端部までの間(屈曲部11aに対して指部の基端側)に設けられている。
第一背部11D及び第二背部11Eは、指部10A〜10Cの背側に配置されている。第一背部11Dは、先端部11A及び第一腹部11Bに対応する領域に配置されている。第二背部11Eは、第二腹部11Cに対応する領域に配置されている。基端部11Fは、指部10A〜10Cのうち支持部20側に配置されている。側部11Gは、上記の先端部11A、第一腹部11B、第二腹部11C、第一背部11D、第二背部11E及び基端部11Fを挟むように、指部10A〜10Cの両側に配置されている。なお、側部11Gには、上記の貫通孔11bが形成されている。
剛性部材11には、上記の第一腹部11B、第二腹部11C、第一背部11D、第二背部11E、基端部11F及び側部11Gによって囲まれた中空状の室部(第一室)11Hが設けられている。室部11Hのうち少なくとも先端部11A及び第一腹部11B側は封止されている。室部11Hには、第一圧力センサー71、第二圧力センサー72及び第三圧力センサー73が配置されている。第一圧力センサー71、第二圧力センサー72及び第三圧力センサー73としては、例えば半導体圧力センサーなどを用いることができる。第一圧力センサー71、第二圧力センサー72及び第三圧力センサー73が設けられることにより、指部10A〜10Cに加えられる力を検出することが可能となり、対象物に加える力を高精度に制御することが可能となる。なお、第一圧力センサー71、第二圧力センサー72及び第三圧力センサー73のうち少なくとも1つが省略されてもよい。
第一圧力センサー71は、先端部11Aに設けられている。第一圧力センサー71は、本体部71aと、感圧部71bと、回路基板71cとを有している。本体部71aは、先端部11Aの内面側(室部11H側の表面)に貼り付けられている。感圧部71bは、先端部11Aを貫通するように設けられており、先端部11Aの外側表面に突出するように配置されている。回路基板71cは、配線71dに接続されており、当該配線71dを介して電気信号のやりとりが可能となっている。配線71dは、剛性部材11の基端側に設けられた貫通孔11cを介して外部に引き回されている。
第二圧力センサー72は、第一腹部11Bに設けられている。第二圧力センサー72は、本体部72aと、感圧部72bと、回路基板72cとを有している。本体部72aは、第一腹部11Bの内面側(室部11H側の表面)に貼り付けられている。感圧部72bは、第一腹部11Bを貫通するように設けられており、第一腹部11Bの外側表面に突出するように配置されている。回路基板72cは、配線72dに接続されており、当該配線72dを介して電気信号のやりとりが可能となっている。配線72dは、第一圧力センサー71の配線71dと同様に、剛性部材11の基端側に設けられた貫通孔11cを介して外部に引き回されている。
第三圧力センサー73は、第二腹部11Cに設けられている。第三圧力センサー73は、本体部73aと、感圧部73bと、回路基板73cとを有している。本体部73aは、第二腹部11Cの内面側(室部11H側の表面)に貼り付けられている。感圧部73bは、第二腹部11Cを貫通するように設けられており、第二腹部11Cの外側表面に突出するように配置されている。回路基板73cは、配線73dに接続されており、当該配線73dを介して電気信号のやりとりが可能となっている。配線73dは、剛性部材11の基端側に設けられた貫通孔11cを介して外部に引き回されている。
封止部材50は、剛性部材11の上記先端部11A、第一腹部11B、第二腹部11C、第一背部11D、第二背部11E、基端部11F及び側部11Gを覆うように配置されている。剛性部材11の室部11Hは、封止部材50によって密閉された密閉空間となる。封止部材50は、例えば軟らかい樹脂など、対象物を把持する際に変形可能な材料を用いて成型されている。
封止部材50は、先端部分51A、第一腹部分51B、第二腹部分51C、第一背部分51D、第二背部分51E、基端部分51F、側部分51G及び連結部分51Hを有している。
先端部分51Aは、剛性部材11の先端部11Aを覆っている。先端部分51Aは、先端部11Aの表面側に突出するように湾曲した形状を有している。先端部分51Aと先端部11Aとの間には、室部(第二室)52Aが設けられている。先端部分51Aは、例えば対象物を把持する場合など、外圧によって室部52A側に変形可能に設けられている。当該先端部分51Aの変形によって室部52Aの内圧が変化した場合、当該内圧の変化は例えば第一圧力センサー71によって検出可能となっている。
第一腹部分51Bは、剛性部材11の第一腹部11Bを覆っている。第一腹部分51Bは、第一腹部11Bの表面側に突出するように湾曲した形状を有している。第一腹部分51Bと第一腹部11Bとの間には、室部(第二室)52Bが設けられている。第一腹部分51Bは、例えば対象物を把持する場合など、外圧によって室部52B側に変形可能に設けられている。当該第一腹部分51Bの変形によって室部52Bの内圧が変化した場合、当該内圧の変化は例えば第二圧力センサー72によって検出可能となっている。
第二腹部分51Cは、剛性部材11の第二腹部11Cを覆っている。第二腹部分51Cは、第二腹部11Cの表面側に突出するように湾曲した形状を有している。第二腹部分51Cと第二腹部11Cとの間には、室部(第二室)52Cが設けられている。第二腹部分51Cは、例えば対象物を把持する場合など、外圧によって室部52C側に変形可能に設けられている。当該第二腹部分51Cの変形によって室部52Cの内圧が変化した場合、当該内圧の変化は例えば第三圧力センサー73によって検出可能となっている。
第一背部分51D、第二背部分51E及び側部分51Gは、それぞれ剛性部材11の第一背部11D、第二背部11E及び側部11Gを覆っている。第一背部分51D、第二背部分51E及び側部分51Gは、それぞれ第一背部11D、第二背部11E及び側部11Gに密着されている。連結部分51Hは、第一背部分51Dと第二背部分51Eとの間を連結する。
基端部分51Fは、剛性部材11の基端部11Fを覆っている。基端部分51Fは、基端部11Fの表面に密着されている。基端部分Fは、基端部11Fの貫通孔11cを貫通して配置される配線部71d、72dを、当該貫通孔11cごと封止するように設けられている。このため、剛性部材11の室部11Hは、貫通孔11cにおいて、配線部71d、72d及び封止部材51の基端部分51Fによって密閉されている。
ここで、指部10A〜10Cには、剛性部材11の回転を規制するストッパー15が設けられている。ストッパー15は、例えば第一腹部11Bの反対側の面(指部の開閉方向で開く方向側の面)の基端から支持部材13の上端面に沿うように突出している。このストッパー15は、例えば剛性部材11が関節部12を基準に所定角度以上回転しないように回転角度(剛性部材11が関節部12を中心として回転する場合の回転角度)を規制する機能を有している。例えば弾性部材14が自然長の場合においては、ストッパー15が支持部材13の上端面13aに接触した状態になっている。
支持部20は、指部10A〜10Cを回転可能に支持する支持部材13と、上部連結基板21と、下部連結基板22と、第一指部10Aの第一支持部材13Aを連結支持するとともに、第二指部10Bの第二支持部材13Bおよび第三指部10Cの第三支持部材13Cに周回移動部30Bよる回転動力を伝達する固定リンク23と、第一指部10Aの第一支持部材13Aを開閉可能に支持するとともに、第二指部10Bの支持部材13Bおよび第三指部10Cの第三支持部材13Cを回転可能かつ開閉可能に支持する連結リンク24と、を備えている。
指部10A〜10Cは、弾性部材14を介して支持部材13に接続されている。弾性部材14としては、例えば圧縮バネが用いられている。弾性部材14は、支持部材13のうち関節部12よりも各指部10A〜10Cの基端側の位置に設けられている。指部10A〜10Cには、それぞれ弾性部材14の一端が接続されており、支持部材13には弾性部材14の他端が接続されている。そのため、指部10A〜10Cは、関節部12を中心として対象物に接する方向に回転可能(開閉可能)に設けられている。
各指部10A〜10Cの支持部材13A〜13Cは、剛性部材11を関節部12を介して屈曲部11aで回転可能に支持するとともに、固定リンク23の関節部23aによって対象物に接する方向に回転可能(開閉可能)に支持されている。また、これらの支持部材13A〜13Cは、前記関節部23aよりも基端部側において連結リンク24の第一関節部24aに連結されており、この支持リンク24の上下動によって第一関節部24aの位置が変位し、これにより第一関節部24aを中心にして支持部材13が回転可能となっている。
固定リンク23は、駆動部30と各指部10A〜10Cの支持部材13とを連結する剛性部材である。具体的に固定リンク23は、第一指部10Aに設けられる第一固定リンク23Aと、第二指部10B、第三指部10Cのそれぞれに設けられる第二固定リンク23B、第三固定リンク23Cとからなる。
これら固定リンク23A〜23Cは、支持部材13を、関節部23aを介して回転可能な状態で支持している。例えば、固定リンク23の支持部材13と重なる部分には貫通穴(図示略)が形成されており、この貫通穴に両端が支持部材13に固定された軸状の関節部23aが挿通された構成となっている。これにより、支持部材13は関節部23aを中心に回転可能になっている。なお、これに限らず、支持部材13の固定リンク23と重なる部分に貫通穴が形成されており、この貫通穴に中央部が固定リンク23に固定された軸状の関節部23aの両端部が挿通された構成であっても、支持部材13は関節部23aを中心に回転可能となる。
第一固定リンク23Aの基端は、上部連結基板21に固定されている。第二固定リンク23Bと第三固定リンク23Cの基端は、それぞれ後述する駆動部30の指回転軸324A、324Bに軸支されている。
図4および図5に示すように、連結リンク24は、連結板241と連結部材242とが第二関節部24b回りに回転可能に設けられ、連結板241と支持部材13の基端とが第一関節部24a回りに回転可能に設けられ、連結部材242の関節部24bとは反対側の基端24cが下部連結基板22上に支持されている。連結リンク24は、第一指部10Aに設けられる第一連結リンク24Aと、第二指部10B、第三指部10Cのそれぞれに設けられる第二連結リンク24B、第三連結リンク24Cとからなる。
第一連結リンク24Aは、連結部材242の関節部24bが設けられた側とは反対側の部分が、駆動部30のボールナット312(後述する)に固定されている。
第二連結リンク24Bおよび第三連結リンク24Cは、下部連結基板22を挿通する駆動部30の指回転軸324A、324Bに軸支され、この回転軸回りに回転可能に取り付けられている。
図1および図2に示すように、駆動部30は、3つの指部10A〜10Cを同調させて開閉動作させるための開閉機構30Aと、第二指部10Bおよび第三指部10Cを同時に周方向に回転させるための周回移動部30Bと、を有している。開閉機構30Aおよび周回移動部30Bの主要部は、下部連結基板22よりも下方においてハンド軸Oに直交する方向に板面を有する駆動基板31に配置されている。
なお、駆動部30は、例えば円筒状の図示しないカバー体に収容されている。
図2および図5に示すように、開閉機構30Aは、ハンド軸O上で駆動基板31に対して軸回りに回転可能に支持されたボールネジのネジ軸311(図6参照)と、このネジ軸311に螺合してこのネジ軸311に沿って上下に移動するボールナット312と、駆動基板31を貫通したネジ軸311の下端に同軸に設けられたプーリー313(図4、図5および図8)と、プーリー313にベルト等を介して回転を伝達する第一駆動モーター314と、を有している。ボールナット312は、上述した下部連結基板22に一体的に設けられている。
すなわち、図5に示すように、第一駆動モーター314よりプーリー313に回転が伝達されると、プーリー313とともにネジ軸311が回転し、これによりボールナット312に一体に設けられた下部連結基板22が昇降する。そして、下部連結基板22に基端が設けられている連結リンク24の連結部材242が昇降すると、連結板241の関節部24aの位置が径方向に変位し、これにより指部10A〜10Cの支持部材13が関節部24aを中心にして回転して開閉動作が行われる構成となっている。
図6〜図9に示すように、周回移動部30Bは、ウォームギア321と、ウォームギア321を回転させる第二駆動モーター322と、ウォームギア321の回転に連動し、ハンド軸Oに平行する回転軸C1、C2を中心に回転し、互いに異なる方向に回転するとともに、図3に示す第二指部10Bおよび第三指部10Cを周回させる一対の同形状の回転軸用平歯車323(323A、323B)と、これら回転軸用平歯車323A、323Bのそれぞれより上方に延びる指回転軸324A、324Bと、ウォームギア321から一対の回転軸用平歯車323A、323Bに回転動力を伝達する伝達用平歯車325と、を備えて概略構成されている。
ウォームギア321は円柱形状であって、側面の曲面部に螺旋状の歯を有している。
ここで、周回移動部30Bにおいて、指回転軸324A、324Bを除いた部分を図4、図5に示す「動力部G」といい、この動力部Gが支持部20よりも下方に配置されている。
一対の回転軸用平歯車323のうち一方の第一回転軸用平歯車323Aには指回転軸324A、上部連結基板21、下部連結基板22、第二固定リンク23B、第二連結リンク24Bを介して第二指部10Bが設けられ、第一回転軸用平歯車323Aとは異なる方向に回転する他方の第二回転軸用平歯車323Bには指回転軸324B、上部連結基板21、下部連結基板22、第三固定リンク23C、第三連結リンク24Cを介して第三指部10Cが設けられ、第二指部10Bと第三指部10Cとは、第二駆動モーター322が回転することにより互いに周方向に近づく方向もしくは遠ざかる方向に回転する。つまり、第二指部10Bおよび第三指部10Cは、上述した第一指位置P1と第二指位置P2との間で周回可能となっている。
第二駆動モーター322とウォームギア321とは、それぞれ駆動基板31上に配置され、それぞれの回転軸C3、C4が互いに水平方向に向けて、かつ平行に設けられている。ウォームギア321には、その回転軸C4上にプーリー327が同軸に設けられ、このプーリー327に第二駆動モーター322の回転が伝達される。
さらに、駆動基板31上には、ウォームギア321に噛合し、その回転軸C4と直交する上下方向の軸を中心(回転軸C5)に回転するウォームホイール328が設けられている。ウォームホイール328の回転軸C5の下端には、駆動基板31の下方に配置される第一伝達用平歯車325Aが同軸に設けられている。そして、第一伝達用平歯車325Aに噛合し、これとは異なる方向に回転する第二伝達用平歯車325Bが設けられ、この第二伝達用平歯車325Bと同軸で駆動基板31上に第三伝達用平歯車325Cが設けられている。第三伝達用平歯車325Cには、これとは異なる方向に回転する第一回転軸用平歯車323Aが噛合されている。
ウォームホイール328は円盤形状であって、側面の曲面部に円弧状の歯を有している。
第一回転軸用平歯車323Aと第二回転軸用平歯車323Bとは、それぞれ同一ピッチの歯形状をなし、互いの間隔が一定に保持された状態で駆動基板31に回転可能に支持され、それら回転軸C1、C2がボールネジのネジ軸311を挟んで対称位置に配置されている。
第一回転軸用平歯車323Aと第二回転軸用平歯車323Bとの間には、一対の同形状の同期用平歯車326A、326Bが設けられている。つまり、第一回転軸用平歯車323Aが第一同期用平歯車326Aに噛合し、この第一同期用平歯車326Aに噛合する第二同期用平歯車326Bが第二回転軸用平歯車323Bに噛合し、これにより第一回転軸用平歯車323Aの回転が第二回転軸用平歯車323Bに連動して伝達される。
一対の同期用平歯車326A、326Bが同じ回転数で回転した場合に、第一回転軸用平歯車323Aと第二回転軸用平歯車323Bが回転する方向は互いに異なるが回転角度は互いに等しくなる。そのため、指回転軸324A、324Bも互いに異なる方向に同一回転数で回転するので、それぞれに設けられる第二指部10B、第三指部10Cも互いに異なる方向に同じ角度で回転する。
なお、第二指部10Bと第三指部10Cとで回転軸用平歯車323のピッチを異ならせることで、第一回転軸用平歯車323Aと第二回転軸用平歯車323Bとが同じ回転数で回転した場合に、第一回転軸用平歯車323Aが回転して第二指部10Bが回転する回転角度と第二回転軸用平歯車323Aが回転して第三指部10Cが回転する回転角度とを互いに異ならせることもできる。この構成によれば、非対称物などの特殊な形状を把持することも可能となる。
第二指部10B、第三指部10Cを周回させる場合、駆動部30の周回移動部30Bにおいて、先ず第二駆動モーター322を駆動させると、これにベルト等で連結されたプーリー327が回転軸C4回りに回転する。そして、プーリー327と同軸に設けられているウォームギア321が回転軸C4回りに回転し、その回転がハンド軸Oに平行する方向の回転軸C5を中心に回転するウォームホイール328に伝達される。さらに、このウォームホイール328と同軸に設けられる第一伝達用平歯車325Aから、第二伝達用平歯車325B、第三伝達用平歯車325Cの順で回転が伝達され、その第三伝達用平歯車325Cに噛合する第一回転軸用平歯車323Aが回転する。
さらに、第一回転軸用平歯車323Aの回転は、一対の同期用平歯車326A、326Bを介して第二回転軸用平歯車323Bに伝達される。このとき、一方の第一回転軸用平歯車323Aは図7の上面視で右回転(矢印F1方向)する場合、他方の第二回転軸用平歯車323Bは左回転(矢印F2方向)となり、互いに異なる回転方向となる。そして、これら第一回転軸用平歯車323Aおよび第二回転軸用平歯車323Bと同軸に設けられる指回転軸324A、324Bもそれぞれ回転軸用平歯車に連動して右回転(矢印F1方向)、左回転(矢印F2方向)となる。そして、指回転軸324A、324Bとともに、第二指部10Bと第三指部10Cが周回する。
次に、開閉機構30Aの作用について説明する。
図5に示すように、第一駆動モーター314とプーリー313とはベルト等で連結されており、第一駆動モーター314の駆動によりプーリー313が回転すると、このプーリー313と同軸に設けられハンド軸Oに沿って延在するボールネジのネジ軸311が回転し、これによりボールナット312がネジ軸311に沿って上下方向に移動する。このとき、ボールナット312に一体的に設けられている下部連結基板22も同時にネジ軸311に対して相対的に上下に運動する。そして、指部10A〜10Cは下部連結基板22上で支持されているので、下部連結基板22の上下移動に伴って連結リンク24を介して指部10A〜10Cが連動して開閉動作を行うようになっている。つまり、指部10A〜10Cは、それぞれ支持部材13の基端部が連結リンク24を介して下部連結基板22に取り付けられている。このため、連結リンク24が上下に運動すると、各指部10A〜10Cは関節部24aを中心に一体として回転する。例えば連結リンク24が下方に移動すると、指部10A〜10Cがハンド軸Oに近づく方向に同期して移動する。また、連結リンク24が上方に移動すると、指部10A〜10Cがハンド軸Oから遠ざかる方向に同期して移動する。
次に、上述したロボットハンド100の作用について詳細に説明する。
図1〜図5に示すように、本ロボットハンド100では、対象物の形状に応じて、周回可能な2つの指部10B、10Cをそれぞれ略ハンド軸O回りの周方向に180度以上の大きな周方向の範囲内で周回させることができ、各指部10A〜10Cの対象物を把持する方向を適宜変更することができる。例えば、周回移動部30Bにより3つの指部10A〜10Cを揃えた指位置とすることか可能となるので、双腕のそれぞれにロボットハンド100を設けることで、それら双腕のハンドで(両手で)直方体などの対象物を挟み込んで安定した姿勢で把持させて作業をさせることができる。
また、例えば、対象物が球体の場合は、各指部10A〜10Cが対象物を包み込むよう(各指部10A〜10Cが対象物を中心に均等に配置されるよう)に変更することができる。一方、対象物が棒状部材の場合は、各指部10A〜10Cが対象物を挟み込むよう(各指部10A〜10Cが対象物を介して対向するよう)に変更することもできる。このような指部10A〜10Cの開閉動作を行う向きの変更によって、球体や棒状部材を安定して把持することができる。
このように従来では不可能な把持形態を実施することが可能となり、多様な把持形態を実現することができる。
また、このロボットハンド100によれば、指回転軸324A、324Bに回転動力を伝達する動力部を、支持部20よりも下方における周回移動する指部に干渉しないスペースに配置することができる。そして、指部10A〜10Cにおける根元位置(基端位置)の限られたスペースの動力部を配置する場合に比べて、大出力の駆動モーターを本ロボットハンド100に装備することが可能となり、周方向に移動する第二指部10B、第三指部10Cの周回範囲を180°と大きく確保することができる。
また、重量の大きな周回移動部30Bの動力部をロボットハンド100全体の根元に近い位置に配置することで、ロボットハンド100の重量バランスや重心をその根元部分に位置させることができることから、ロボットハンド100に作用するモーメントを小さくすることが可能となる。そのため、マニピュレーターの制御が容易になり、制御の安定性が増し、ロボットハンド100における把持精度を向上させることができる。
また、このロボットハンド100によれば、1つのウォームホイール328で2つ回転軸用平歯車323A、324Bを同期させた状態で回転させる伝達構造であり、これにより2つの指部10B、10Cの指位置を変えることができる。例えば、2つのウォームホイールを用いてそれぞれに対応する指部に回転動力を伝達させている従来の場合には、ロボットのハンドを製作する際にウォームギアの噛み合いを考慮し2つのウォームギアを高精度で位置決めする必要があったが、本ロボットハンド100では1つのウォームホイール328を用いるので上記製作時の高精度な位置決めが不要となり、製作時間を短縮することができ、さらには動作不良を低減することができる。
さらに、ウォームギア321に噛合するウォームホイール328を1つとし、その他の伝達部を平歯車(回転軸用平歯車323や伝達用平歯車325)としたことで、ウォームホイール328による遊び量が小さくなり、周回移動部30Bとしてのガタツキを低減することができ、対象物に対してより高精度で安定的に把持することができる。
また、2つの回転軸用平歯車323A、323Bが同一回転数において互いに同じ角度で回転するので、これら回転軸用平歯車323A、323Bに接続される2つの指部10B、10Cも同様に同一回転数において互いに同じ角度で回転するため、対象物の姿勢制御が容易となる。
また、回転軸用平歯車が同じ回転数で回転した場合に、複数の回転軸用平歯車同士で回転角度が異なる構成に比べて、装置構成を簡素化することができる。
さらに、回転軸用平歯車323A、323B同士が直接噛合することがなく、両回転軸用平歯車323A、323B同士を離間を設けて配置した場合であっても、同期用平歯車326A、326Bによって第一回転軸用平歯車323Aから第二回転軸用平歯車323Bに回転を伝達することが可能となる。そのため、指部10B、10Cを周回させる指回転軸324A、324Bの配置にかかる制約が少なくなるという利点がある。
さらにまた、第二指部10Bと第三指部10Cが互いに周方向に近づく方向もしくは遠ざかる方向に回転し、3つの指部10A〜10Cで対象物を所定の位置で安定して把持することができる。この場合、第一指位置P1に配置される第二指部10Bと第三指部10Cとが同じ回転数で回転した際に、第二指部10Bが回転する回転角度と第三指部10Cが回転する回転角度とは互いに等しくなり、第一指部10Aに対する第二指部10B、第三指部10Cの周方向の位置が等しい距離となるので、対象物に対してより安定的に把持することができる。
次に、上記のように構成されたロボットハンド100の指部10A〜10Cの製造方法を説明する。
図10〜図21は、指部10A〜10Cの製造工程を示す工程図である。
まず、図10に示すように、指部10A〜10Cを成型するための型500を形成する。型500は、例えばワックスなどを用いて形成する。型500には、指部10A〜10Cの形状に対応した溝部501を形成しておく。
次に、図11に示すように、溝部501に対して軟かい樹脂(以下、軟樹脂と表記する)502を流し込み、当該軟樹脂502が溝部501の全面を膜状に覆うように上型503を溝部501に嵌め込む。なお、上型503については、溝部501に嵌め込んだ状態で溝部501の表面との間に軟樹脂502が配置される隙間が形成されるように予め作成しておく。
流し込んだ軟樹脂502が固まった後、図12に示すように、上型503を取り外す。当該軟樹脂502は、例えば上記の封止部材50の一部(先端部分51A、第一腹部分51B、第二腹部分51C、側部51G及び基端部51F)となる。このように成型によって封止部材50の一部を形成することで、例えば切削によって形成する場合に比べて時間短縮を図ることができ、材料を減らすことでコストダウンを図ることができ、更に歩留まりを向上させることができる。
次に、図13に示すように、固まった軟樹脂502に対して、エポキシ樹脂によって形成された板状部材504、505、506を接着させる。当該板状部材504、505、506は、上記の剛性部材11の一部(先端部11A、第一腹部11B及び第二腹部11C)となる。この工程では、軟樹脂502のうち先端部分51A、第一腹部分51B及び第二腹部分51Cとなる3つの湾曲部502a、502b、502cと、板状部材504、505、506との間の空間が密閉されるように、板状部材504、505、506を樹脂502に接着する。
また、この工程では、例えば図12及び図13に示すように、予め湾曲部502a、502b、502cのそれぞれに段差部502d、502e、502fを形成しておき、当該段差部502d、502e、502fに板状部材504、505、506を掛け渡すように配置させる。これにより、板状部材504、505、506の接着位置のずれを防ぐことができる。
次に、図14に示すように、軟樹脂502と3つの板状部材504、505、506とで囲まれた部分にエポキシ樹脂などの硬い樹脂(以下、硬樹脂と表記する)507を流し込み、硬化させる。このとき、板状部材504、505、506が3つの湾曲部502a、502b、502cとの間の空間を密閉しているため、当該空間に硬樹脂507が流れ込まない。この工程により、板状部材504、505、506と硬樹脂507とが一体化される。
次に、図15に示すように、固まった硬樹脂507を切削する。この工程では、剛性部材11の側部11Gとなる壁部507aを形成すると共に、貫通孔11bとなる開口部507bを形成する。また、硬樹脂507の切削に合わせて、軟樹脂502の一部を除去する。
次に、図16に示すように、第一圧力センサー71、第二圧力センサー72及び第三圧力センサー73を配置するための貫通孔504a、505a、506aを板状部材504、505、506に形成する。この工程では、例えばボール盤などを用いて貫通孔504a、505a、506aを形成する。貫通孔504a、505a、506aにより、板状部材504、505、506と湾曲部502a、502b、502cとの間の空間が外部と連通される。当該貫通孔504、505、506には、それぞれ、第一圧力センサー71の感圧部71a、第二圧力センサー72の感圧部72a及び第三圧力センサー73の感圧部73aが配置される。
次に、図17に示すように、板状部材504、505、506に第一圧力センサー71、第二圧力センサー72及び第三圧力センサー73を装着する。第一圧力センサー71を装着する際には、感圧部71bが貫通孔504aに挿入されるように本体部71aを板状部材504に接着させる。また、第二圧力センサー72を装着する際には、感圧部72bが貫通孔505aに挿入されるように本体部72aを板状部材505に接着させる。また、第三圧力センサー73を装着する際には、感圧部73bが貫通孔506aに挿入されるように本体部73aを板状部材506に接着させる。本体部71a、72a、73aの接着には、例えばエポキシ樹脂系の接着剤などが用いられる。
次に、図18に示すように、硬樹脂507の上部に対して、エポキシ樹脂によって形成された板状部材508、509を接着させる。板状部材508、509は、上記の剛性部材11の一部(第一背部11D、第二背部11E)となる。この工程では、第一圧力センサー71及び第二圧力センサー72が覆われるように板状部材508を配置すると共に、第三圧力センサー73が覆われるように板状部材509を配置させる。
次に、図19に示すように、板状部材508と板状部材509との間を封止するように油粘度510を配置し、この状態で板状部材508、509と油粘度510とを覆うように軟樹脂511を流し込む。この軟樹脂511としては、例えば上記の軟樹脂502と同一の材料を用いることができるが、異なる材料を用いてもよい。油粘度510によって板状部材508と板状部材509との間が封止されているため、軟樹脂502は第一圧力センサー71、第二圧力センサー72及び第三圧力センサー73が配置される空間には流れ込まない。この工程により、軟樹脂502と軟樹脂511とが一体化される。
次に、図20に示すように、流し込んだ軟樹脂511が固まった後、当該軟樹脂511を切削する。この工程では、板状部材508、509を覆う所定の厚さの被覆部511a、511bと、硬樹脂507の上側を覆う被覆部511cとが形成されると共に、油粘度510が露出するように軟樹脂511を切削する。被覆部511a、511b、511cは、上記の封止部材50の一部(第一背部分51D、第二背部分51E、連結部分51H)となる。
その後、図21に示すように、軟樹脂511の開口部分から油粘度510を除去すると共に、一体化された軟樹脂502、511で覆われた部分を型500から取り出す。その後、軟樹脂502、511から露出している硬樹脂507の一部に貫通孔507bを形成する。この貫通孔507bは、上記の剛性部材11の貫通孔11bとなる。その後、第一圧力センサー71及び第二圧力センサー72の配線を引き出した後、第一圧力センサー71、第二圧力センサー72及び第三圧力センサー73を封止する。このため、室部11Hが封止されることになる。
以上の工程を経ることにより、板状部材504、505、506、508、509及び硬樹脂507からなる複数の部分が一部材(剛性部材11)として形成されると共に、当該一部材で形成された剛性部材11が軟樹脂502、511(封止部材50)で覆われた構成の指部10A〜10Cが製造される。
上述した本実施形態によるロボットハンド及びロボット装置では、簡素に低コストで異種形状や寸法違いを含む多種の対象物に対して様々なハンドの把持姿勢により把持することが可能になる。
以上のように、本実施形態によれば、指部10A〜10Cが先端部10aと当該先端部10aとは異なる部分とが一部材となっている剛性部材11と、剛性部材11の表面を覆う封止部材50とを有する構成であるため、指部10A〜10Cの構造を簡略化することができると共に、指部10A〜10Cの部品点数を少なくすることができる。加えて、例えば射出成型のような工法により、同じ材料で一体成型できるため、低コスト化を図ることができる。これにより、部品点数が少なく低コストで製造可能なロボットハンドを提供することができる。
また、本実施形態によれば、剛性部材11が第一圧力センサー71、第二圧力センサー72及び第三圧力センサー73を保持する保持部(先端部11A、第一腹部11B及び第二腹部11C)を有し、第一圧力センサー71、第二圧力センサー72及び第三圧力センサー73が封止部材50によって封止された室部11Hに配置されていることとしたので、外部からの水の浸入を防ぐことができ、第一圧力センサー71、第二圧力センサー72及び第三圧力センサー73に水が接触するのを抑制することができる。これにより、水分の多い環境での作業が可能なロボットハンドを提供することができる。
[第二実施形態]
次に、本発明のロボットハンド及びロボット装置による他の実施形態について、添付図面に基づいて説明するが、上述の第一実施形態と同一又は同様な部材、部分には同一の符号を用いて説明を省略し、第一実施形態と異なる構成について説明する。
図22に示すように、ロボット装置4は、例えば産業用ロボットアームとして用いられる。ロボット装置4は、取付部40、第一リンク41、第二リンク42、第三リンク43、第四リンク44、第5リンク45及び第6リンク46を有する多軸アームに設けられている。
取付部40は、例えば床部や壁部、天井部などに取り付けられる部分である。第一リンク41〜第6リンク46は、例えば取付部40から順に直列に接続されている。そして、本ロボット装置4は、取付部40と第一リンク41、およびリンク同士が接続部(関節4a、4b、4c、4d、4e、4f)で回転可能に連結されている。第一リンク41〜第6リンク46のそれぞれが回転可能に設けられているため、それぞれのリンクを関節4a〜4fで適宜回転させることで、ロボットアーム全体としての複合的な動作が可能になっている。
第6リンク46は、ロボット装置4の先端部分である。この第6リンク46の先端部に、上記第一実施形態に記載のロボットハンド100が取り付けられている。
本第二実施形態のロボット装置4によれば、簡素に低コストで異種形状や寸法違いを含む多種の対象物を把持することが可能なロボット装置を提供することができる。
本第二実施形態では6つの関節を有するロボット装置の例を示したが、関節の数はこれに限らず1以上あれば良い。7つまたはそれ以上の関節を有する、アームの動きに冗長性を持たせたロボット装置であってもよい。
[第三実施形態]
図23に示すように、第三実施形態によるロボット装置5は、上述した第二実施形態による多軸アーム(ロボット装置4)を複数(ここでは2つ)設けた双腕ロボットである。この場合、双腕のそれぞれにロボットハンド100を設けることで、それら双腕のハンドで対象物Mを挟み込んで把持させて作業をさせることができる。このように従来では不可能な把持形態を実施することが可能となり、多様な把持形態を実現することができる。
また、図24の変形例に示すように、ロボット装置5Aの胴体部51に設けられた2つの多軸アーム(ロボット装置4)のそれぞれにロボットハンド100を設ける構成としてもよい。さらに、各多軸アーム4を第一リンク41〜第7リンク47を有する7軸アームにして、それぞれにロボットハンド100を設ければ、人間が2本の腕と手を使って一つの大きなものを持つのと同様のアームの動きと把持形態を実現することができる。本ロボット装置5Aは、6つの接続部(関節4a、4b、4c、4d、4e、4f)のうち符号4bと4cの関節の間に回転軸4gを設けることにより7軸アームを構成している。
なお、図24において、ロボット装置5Aは、底部に車輪53を備えるとともに図示しない制御装置を収容した本体部52に前記胴体部51が支持されており、車輪53によって移動可能となっている。
これにより、図23および図24に示す本第三実施形態では、1つのアーム(ロボットハンド100)では把持できなかった大きな対象物を把持することができる。また、箱の中の物体を、箱と物体との隙間に指部を差し込んで2つのアーム(ロボット装置4)で把持する場合、従来の3本指ハンドでは隙間が狭い場合にはすべての指部を隙間に差し込むことができなかったが、本第三実施形態では指先を揃えて隙間に差し込むことができるので、従来のハンドに比べてより多い本数の指部でしっかりと把持することができる。
以上、本発明によるロボットハンド及びロボット装置の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上述した実施形態では3つの指部10A〜10Cを設けた構成としているが、3つであることに限定されることはなく、要は3つ以上の指部があって、そのうちの少なくとも2つ以上の指部が周回可能に設けられていれば良いのである。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1 ロボットハンド
4、5、5A ロボット装置
10A 第1指部
10B 第2指部
10C 第3指部
11 剛性部材
20 支持部
30 駆動部
50 封止部材
71 第一圧力センサー
72 第二圧力センサー
73 第三圧力センサー

Claims (11)

  1. 対象物に接触される指部を備えるロボットハンドであって、
    前記指部は、
    先端部と当該先端部に接続される基端部とが一部材となっている第一部材と、
    前記第一部材の表面を覆う第二部材と
    を有し、
    前記第一部材は、前記対象物との接触動作に関する所定の機能素子を収容する第一室を有し、前記第一室は、前記第一部材と前記第二部材とで封止されるとともに、前記指部の背側に配置され、
    前記第二部材は、弾性変形可能に設けられ、前記第二部材と前記第一部材との間には、前記第一室に連通されるとともに、前記指部の腹側に配置された第二室が設けられている
    ロボットハンド。
  2. 前記機能素子は、前記対象物との接触によって前記指部に作用する圧力を検出する圧力センサーである
    請求項に記載のロボットハンド。
  3. 前記基端部には、前記機能素子に接続される配線を貫通させる貫通孔が設けられており、
    前記貫通孔は、前記第二部材によって覆われている
    請求項又は請求項に記載のロボットハンド。
  4. 前記第一部材は、少なくとも前記対象物との接触によって前記指部に作用する圧力に対して剛性を有する
    請求項1から請求項のうちいずれか一項に記載のロボットハンド。
  5. 前記指部が所定方向に回転可能となるように前記指部のうち前記先端部と前記基端部とを接続する接続部を支持する支持部と、
    前記支持部と前記基端部とを連結し、前記指部に対して前記所定方向に弾性力を付与する弾性部と
    を更に備える
    請求項1から請求項のうちいずれか一項に記載のロボットハンド。
  6. 前記指部は、複数設けられており、
    複数の前記指部は、前記対象物を把持可能である
    請求項1から請求項のうちいずれか一項に記載のロボットハンド。
  7. 対象物に接触される指部を備え、
    前記指部は、
    先端部と当該先端部に接続される基端部とが一部材となっている第一部材と、
    前記第一部材の表面を覆う第二部材と
    を有し、
    前記第一部材は、前記対象物との接触動作に関する所定の機能素子を収容する第一室を有し、前記第一室は、前記第一部材と前記第二部材とで封止されるとともに、前記指部の背側に配置され、
    前記第二部材は、弾性変形可能に設けられ、前記第二部材と前記第一部材との間には、前記第一室に連通されるとともに、前記指部の腹側に配置された第二室が設けられている
    ロボットハンドと、
    前記ロボットハンドを支持する多軸アームと
    を備えるロボット装置。
  8. 前記多軸アームは、複数設けられている
    請求項に記載のロボット装置。
  9. 対象物に接触される指部を備え、
    前記指部は、
    先端部と当該先端部に接続される基端部とが一部材となっている第一部材と、
    前記第一部材の表面を覆う第二部材と
    を有し、
    前記第一部材は、前記対象物との接触動作に関する所定の機能素子を収容する第一室を有し、前記第一室は、前記第一部材と前記第二部材とで封止されるとともに、前記指部の背側に配置され、
    前記第二部材は、弾性変形可能に設けられ、前記第二部材と前記第一部材との間には、前記第一室に連通されるとともに、前記指部の腹側に配置された第二室が設けられている
    ロボットハンドと、
    前記ロボットハンドを支持する複数の多軸アームと
    を備えるロボット装置。
  10. 指部の形状に対応した溝部が形成された型と、前記溝部に嵌め込んだ状態で前記溝部の表面との間に隙間が形成されるように作成された上型と、を用いて、対象物に接触される前記指部の表面に設けられる表面部材を成型する工程と、
    成型された前記表面部材に覆われ、かつ、先端部と当該先端部に接続される基端部とが一部材となるように、前記表面部材の内部に第一部材を配置させる工程と
    を含むロボットハンドの製造方法。
  11. 前記表面部材の内部に前記第一部材を配置させた後、前記対象物の把持動作に関する所定の機能素子を前記第一部材に保持させる工程と、
    前記機能素子を保持させた後、前記第一部材を封止する工程と
    を更に含む請求項10に記載のロボットハンドの製造方法。
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