JP6111127B2 - コンセント及びプラグ、並びに照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、長手方向の任意の箇所で接続可能な直流用の長尺なコンセント、このコンセントに装着するのに適したプラグ、前記コンセントとプラグとを組み合わせたセット、並びに商品陳列ケースなどの照明に有用であり、かつ前記コンセント及びプラグを備えた照明装置、さらには、この照明装置を備えたショーケース(商品陳列棚など)に関する。
商品陳列ケースなどには、縦方向の所望箇所で接続可能な長尺なコンセントが配設され、このコンセントに装着可能なプラグを利用して光源で陳列棚を照明している。前記光源として、交流電源を利用した蛍光灯が広く利用されている。この蛍光灯の照明には、三端子プラグ(中央の端子がアース端子)と、前記プラグの端子が装着可能であり、アース付き交流電源に接続された受端子を有する長尺なコンセントが利用されている。
また、近年、低電力で長寿命の光源として直流電源を利用した発光ダイオードが利用されつつある。この発光ダイオードによる照明では、直流電源に接続された電極を備えた一対の装着溝を有する長尺なコンセント(レールコンセント、ラインコンセント、電源レールなどと称される場合がある)と、前記装着溝に装着可能な二端子プラグとを利用できる。しかし、二端子プラグでは、長尺なコンセントに対する装着方向(長手方向の一方の方向から装着するか、他方の方向から装着するか)によって、正極及び負極が逆転するため、短絡が生じたり、ダイオードによる照明ができなくなる。
一方、プラグ本体内にダイオードと基板とを埋設し、電流の逆流を防止するプラグが市販されている。この二端子プラグでは、誤ってコンセントに装着すると、ダイオードの作用により作動しなくなる利点がある。しかし、電流の流れ方向が規制されているため、コンセントに装着しなければ、装着方向が正しいか否か判断できない。しかも、ダイオードを備えた基板をプラグ本体内に埋設する必要があるため、構造が複雑化するとともにコスト高となる。
特開2012−185988号公報(特許文献1)には、電気絶縁性のプラグ本体と;この本体に所定間隔を隔て平行突出し、かつ突出長が異なる長短一対の平板状の刃状端子部材と;この各刃状端子部材に接続され上記本体から導出した給電線とを備えたプラグ、電気絶縁性の横断面コ字状の長尺のコンセント基体と;この基体内の長手方向に沿い平行に設けられた隔壁と;この隔壁により形成された一対の溝と;この溝内に高さを異にして配設された一対の刃受端子部材とを備えたコンセントが開示されている。この二端子型プラグでは、コンセントの一対の受け端子の高さ位置に対応させて、一対の端子の長さを異にしているため、コンセントに対して一方の方向からしか装着できない。そのため、コンセントに対するプラグの装着方向性が規制され、装着操作が煩雑化する。さらに、プラグの一対の端子の長さ及びコンセントの一対の受け端子の高さ位置が異なるため、全体としてプラグ及びコンセントの高さが大きくなり、プラグ及びコンセントをコンパクトな構造にできない。
特開2012−185988号公報(特許請求の範囲、図面)
従って、本発明の目的は、コンセントに対する装着方向性がなく、いずれの方向から装着しても極性を誤ることなく正確に接続できる(誤って接続することのない)長尺な直流用コンセント及び直流用プラグを提供することにある。
本発明の他の目的は、簡単な構造でしかもコンパクトなコンセント及びプラグを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、アース付き交流用コンセントに対しても誤って接続することのないプラグを提供することにある。
本発明の別の目的は、前記コンセント及びプラグを備えたセット、照明装置及びショーケースを提供することにある。
本発明者らは、前記課題を達成するため前記直流用コンセント(レールコンセント、ラインコンセント)及びプラグについて鋭意検討した結果、コンセント本体の幅方向に間隔をおいて、3つの装着溝(中央部に位置する基準溝、およびこの基準溝の両側部に位置する隣接溝)を形成し、基準溝に、正極及び負極のうちいずれか一方の第1の電極を配設し、一方の隣接溝に他方の極性の第2の電極を配設し、プラグ本体に各装着溝にそれぞれ装着可能な3つの装着端子(基準溝に装着可能な基準端子、および2つの隣接溝に装着可能であり、かつ互いに導通している2つの隣接端子)を形成すると、長尺なコンセント本体の装着溝に対して長手方向のいずれの方向からプラグを装着しても、極性を誤ることなく正確に接続できることを見いだし、本発明を完成した。
すなわち、本発明の直流用コンセントは、絶縁体で構成された長尺なコンセント本体と、このコンセント本体の幅方向に間隔をおいて長手方向に延びる少なくとも3つの装着溝とを備えている。前記少なくとも3つの装着溝には、プラグに形成された少なくとも3つのプラグ端子が、コンセント本体の長手方向の双方(すなわち、一方の方向及び他方)の方向から装着可能である。さらに、前記装着溝は、前記3つの装着溝のうち幅方向の中央部に位置し、かつ長手方向に沿って第1の電極が配設された基準溝と、この基準溝に対して少なくとも一方の側で隣接し、かつ長手方向に沿って第2の電極が配設された隣接溝とを備えている。
なお、基準溝に対して一方の側で隣接する第1の隣接溝には第2の電極を配設し、基準溝に対して他方の側で隣接する第2の隣接溝が、以下のいずれかの形態で形成してもよい。
(1)第2の隣接溝に、前記第2の電極と導通可能な電極が配設されている
(2)第2の隣接溝に、電極として機能しない疑似電極が配設されている
(3)第2の隣接溝が、非導通路として形成されている(すなわち、電極が配設されていない)
さらに、コンセントは、コンセント本体の長手方向に沿って形成された凹溝部と、この凹溝部に沿って形成され、かつ少なくとも3つの装着溝を規定する複数の突条部とを備えていてもよく、基準溝に対して隣接する一方の隣接溝にのみ、長手方向に沿って第2の電極を配設してもよい。さらには、コンセント本体の幅方向に間隔をおいて長手方向に延びる3つの装着溝を備えており、これらの3つの装着溝が、幅方向の中央部に位置する基準溝と、この基準溝を中心として線対称の関係で隣接する隣接溝を備えており、基準溝に第1の電極が配設され、基準溝に対して隣接する一方の隣接溝にのみ、第2の電極が配設されていてもよい。
このようなコンセントにプラグを装着すると、基準溝の第1の電極と3つのプラグ端子のうち中央部に位置する基準端子(プラグ端子)とが接続するとともに、隣接溝の第2の電極と3つのプラグ端子のうち両側部の隣接端子(フラグ端子)とが接続する。そして、両側部の隣接端子(フラグ端子)が導通したフラグを用いると、コンセント本体の長手方向の双方の方向から装着溝に装着しても、両側部の隣接端子(フラグ端子)が第2の電極と接続可能である。特に、基準溝に対して隣接する一方の隣接溝にのみ、第2の電極を配設すると、コンセント本体の長手方向の双方の方向から装着溝に装着しても、基準端子が第1の電極と接続し、かつ3つのプラグ端子のうちいずれか一方の隣接端子(フラグ端子)が第2の電極と確実に接続する。しかも、アース付き交流用三端子プラグを装着しても、基準溝に対して隣接する他方の隣接溝には電極が配設されていないため、プラグへ交流が流れることがない。
本発明は、前記コンセントへの接続に適した直流用プラグも提供する。すなわち、本発明の直流用プラグは、絶縁体で構成されたプラグ本体と、このプラグ本体から突出する少なくとも3つの装着端子とを備えている。これらの装着端子は、前記長尺なコンセント本体に形成された少なくとも3つの装着溝に対して装着可能であり、前記装着端子は、前記コンセントの基準溝に配設された第1の電極と接続可能な基準端子と、互いに導通(電気的に接続)しているとともに、前記コンセントの隣接溝に配設された第2の電極と接続可能な隣接端子と、前記基準端子及び隣接端子にそれぞれ電気的に接続され、かつプラグ本体の外部へ延出する第1及び第2の配線とを備えている。
前記プラグは、プラグ本体から突出する3つの装着端子を備えていてもよく、これらの3つの装着端子は、前記3つの装着端子のうち幅方向の中央部に位置する基準端子と、この基準端子を中心とする対称軸に対して互いに両側部に位置する隣接端子とを備えていてもよく、この2つの隣接端子はプラグ本体内で互いに導通していてもよい。
さらに、プラグには、交流用コンセントに形成された少なくとも3つの装着溝に対する装着を規制する規制部を備えていてもよい。
本発明は、前記コンセントと前記プラグとのセット(組合せセット)も包含する。さらに、本発明は、前記コンセントと前記プラグとを備えた照明装置及びショーケースも包含する。前記照明装置は、直流電源の正極及び負極のうち一方が第1の電極に接続され、他方が第2の電極に接続された前記コンセントと、このコンセントの第1の電極と接続可能であり、かつ第1の配線が接続された基準端子と、第2の電極と接続可能であり、かつ第2の配線が接続された隣接端子とを備えた前記プラグと、このプラグの第1及び第2の配線に電気的に接続可能な光源とを備えている。また、本発明のショーケース(陳列棚などの陳列ケースなど)は前記照明装置を備えている。
本発明では、前記構造の長尺なコンセント及びプラグを用いるため、コンセントに対する装着方向性がなく、いずれの方向から装着しても極性を誤ることなく正確に接続できる。また、誤って接続することがないことに加えて、コンセント及びプラグの構造が簡単であるとともに、装着溝の深さ及び端子の長さを変える必要がないため、高さが大きくなることがなく、コンパクトなコンセント及びプラグを形成できる。さらに、規制部を備えたプラグでは、アース付き交流コンセントに対しても誤って接続することがない。このような利点を有するため、前記コンセント及びプラグを備えたセットは、照明装置及びショーケース(照明ケース、陳列ケースなど)を形成するのに有用である。
図1は本発明のコンセントの一例を示す概略断面斜視図である。 図2は図1のコンセントを示す概略平面図である。 図3は本発明のプラグの一例を示す概略斜視図である。 図4は図3のプラグを示す概略側面図である。 図5は、図1のコンセントと図3のプラグとの装着状態を示す概略断面図である。 図6は、図1のコンセントと交流電源用コンセントプラグとの装着状態を示す概略断面図である。 図7は、交流電源用コンセントと図3のプラグとの関係を示す概略断面図であり、図7(A)は装着前の状態、図7(B)は装着不能状態を示す。 図8は本発明の他のコンセントの例を示す概略断面図である。 図9は本発明の照明装置を備えたショーケースを示す一部分解概略斜視図である。
以下に添付図面を参照しつつ、本発明を詳細に説明する。図1は本発明の直流用コンセントの一例を示す概略断面斜視図であり、図2は図1のコンセントを示す概略平面図である。また、図3は本発明の直流用プラグの一例を示す概略斜視図であり、図4は図3のプラグを示す概略側面図である。さらに、図5は、図1のコンセントと図3のプラグとの装着状態を示す概略断面図である。
図1及び図2に示すコンセント1は、絶縁体で構成された長尺のコンセント本体2と、このコンセント本体の幅方向に等間隔で長手方向に延びる3つの装着溝9,10a,10bとを備えている。前記コンセント本体2は、長手方向に沿って断面コ字状の凹溝が形成された長尺体3と、この長尺体の凹溝に沿って装着可能な断面コ字状の形態を有し、かつ開口部の両側部から鍔部6が側方に延出した長尺装着体5とで構成されている。また、前記長尺体3の凹溝の開口部の上部内壁には内側へ突出した係合凸部4が形成され、長尺装着体5の両側壁上部には、鍔部7と関連づけて前記係合凸部4に係合可能な係合凹部7が形成されている。そのため、長尺体3の凹溝に沿って長尺装着体5をスライドさせて装着することにより、コンセント本体2を形成できる。
前記長尺装着体5には、コンセントの端子を案内しつつ円滑に装着するため、底部から開口部に向かって延出し、かつ断面T字状又はキノコ状の複数の突条部(この例では、2つの突条部)8が形成されており、これらの突条部の上部は電極の抜けを防止するための規制部8aを形成している。なお、突条部8は、長尺装着体5の両側壁の途中部(図示する例では、係合凹部7の下部の立ち上がり部)に至る長さで延出している。
そして、前記2つの突条部8と、長尺装着体5の両側壁とは、長手方向に延びる3つの装着溝9,10a,10bを規定している。すなわち、3つの装着溝は、幅方向の中央部に位置する基準溝9と、この基準溝の両側部に位置する隣接溝10a,10bとで構成されており、前記基準溝9には第1の電極(正極及び負極のうちいずれか一方の電極又は受け端子)11が配設され、2つの隣接溝10a,10bのうち一方の隣接溝(第1の隣接溝)10aにのみ第2の電極(他方の電極又は受け端子)12が配設されている。なお、他方の隣接溝(第2の隣接溝)10bには電極が配設されておらず、非導通路を形成している。
また、第1及び第2の電極(又は第1及び第2の受け端子)11,12は、プラグ端子との接続を確実にするため、延出方向の途中部が互いに近接してくびれ、上部開口部が拡がった断面U字状の形態を有しているとともに、各電極11,12の上端部は、長尺装着体5の係合凹部7の下部の立ち上がり部、及び突条部8の上部の規制部8aと係合しており、前記装着溝9,10a,10bからの抜けが規制されている。なお、第1及び第2の電極11,12は、図9に示すように、それぞれ配線13と接続され、交流/直流(A/D)変換アダプタ14を介して交流電源に接続可能である。
一方、プラグ21は、絶縁体で構成されたプラグ本体22と、このプラグ本体から突出し、かつ長尺なコンセント本体2の3つの装着溝9,10a,10bに対して装着可能な3つの装着端子(板状端子)23,24a,24bとを備えている。これらの装着端子は、前記コンセント1の基準溝9に配設された第1の電極11と接続可能な基準端子(板状端子)23と、互いに導通しているとともに、前記コンセント1の隣接溝10aに配設された第2の電極12と接続可能な隣接端子(板状端子)24a,24bとで構成されている。すなわち、2つの隣接端子24a,24bはプラグ本体22内で互いに導通している。なお、基準端子(板状端子)23は、3つの装着端子23,24a,24b(又はプラグ本体22)の幅方向の中央部に位置し、隣接端子(板状端子)24a,24bは、基準端子(板状端子)23を中心とする対称軸に対して互いに両側部に位置している。この例では、3つの装着端子23,24a,24bは、基準端子23を中心として三角形の頂点に位置する形態で、プラグ本体22から突出している。なお、図示のように、基準端子(板状端子)23は、隣接端子(板状端子)24a,24bよりも若干長く延出している。
さらに、互いに隣接する一対の隣接端子24a,24bの間のプラグ本体22には凸部で形成された第1の装着規制部25aが形成され、基準端子23を中心とする対称軸線上において基準端子23に隣接するプラグ本体22には凸部で形成された第2の装着規制部25bが形成されている。これらの装着規制部25a,25bの高さは、コンセント1に対してプラグ21が装着可能であればよく、通常、突条部8の頂部と長尺装着体5の鍔部6との間の距離に対応している場合が多く、前記距離よりも小さくてもよい。
なお、前記基準端子23及び隣接端子24a,24bにはそれぞれ第1及び第2の配線26a,26bが電気的に接続され、かつプラグ本体22の外部へ延出している。また、第1及び第2の配線26a,26bの端部には、直流電源により照明可能な光源ユニット(複数の発光ダイオードを備えた発光基板など)に接続するためのアダプタ27が接続されている。
このようなコンセント1にプラグ21を装着すると、コンセント1の鍔部6がプラグ21の端子24a,24bのガイド部として機能し、容易に装着できるだけでなく、図5に示すように、基準溝9の第1の電極11に基準端子23が接続するとともに、一方の隣接溝10aの第2の電極12に対しては2つの隣接端子24a,24bのうちいずれか一方の端子24a(又は24b)が接続する。そして、2つの隣接端子24a,24bが互いに導通しているため、長尺なコンセント1に対して長手方向のいずれの方向からプラグ21を装着しても、極性を誤ることなく接続でき、発光ダイオードなどの光源28を点灯できる。より具体的には、第1の電極を負極、第2の電極を正極とすると、長尺なコンセント1に対して長手方向のいずれの方向からプラグ21を装着しても、基準溝9の第1の電極(負極)11には基準端子23を接続できる。また、長尺なコンセント1に対して長手方向の一方の方向からプラグ21を装着すると、一方の隣接溝10aの第2の電極(正極)12に対しては一方の隣接端子24aが接続可能であり、逆に、長尺なコンセント1に対して長手方向の他方の方向からプラグ21を装着すると、一方の隣接溝10aの第2の電極(正極)12に対しては他方の隣接端子24bが接続可能である。そのため、コンセント1に対する装着方向性がなく、いずれの方向から装着しても極性を誤ることなく正確に接続できる。
さらに、コンセント本体2の長尺体3の凹溝に、電極11,12を備えた長尺装着体5を装着するだけで、長尺な直流用コンセント1を形成できるとともに、長尺装着体として交流用長尺装着体(図7に示す構造の交流用長尺装着体など)を用いることにより、交流用コンセントにも変更可能である。さらには、プラグ本体32内に電流の逆流防止用ダイオードや基板などを埋設又は取り付ける必要がないため、構造を簡素化できるとともに、コストを低減できる。
さらに、前記コンセント及びプラグを利用すると、誤って、交流用プラグを装着することも防止でき、交流用コンセントへの装着も防止できる。図6は、図1のコンセントと交流電源用コンセントプラグとの装着状態を示す概略断面図である。
図6に示すように、交流用プラグ31は、プラグ本体32と、このプラグ本体から突出したアース端子(板状のアース端子)33と、プラグ本体32から突出した一対の装着端子(板状の装着端子)34a,34bとを備えている。このような交流用プラグ31を、前記直流用コンセント1に装着すると、コンセント本体2の3つの装着溝9,10a,10bに、プラグ31のアース端子33及び一対の装着端子34a,34bを装着できる。しかし、コンセント本体2の一対の隣接溝10a,10bのうち一方の隣接溝10bには電極が配設されていないため、コンセント1と交流用プラグ31とを電気的に接続できず、光源38を点灯できない。そのため、誤って交流プラグを装着するのを有効に防止できる。
図7は、交流電源用コンセントと図3のプラグとの関係(装着できない関係)を示す概略断面図であり、図7(A)は装着前の状態、図7(B)は装着不能状態(コンセントに対するプラグの挿入状態)を示す概略断面図である。この例では、交流用コンセント41は、断面コ字状の長尺装着体5の底部から開口部に向かって、複数の突条部48が、断面コ字状の長尺装着体5の両側壁の上部(開口部)にまで延出している点、各装着溝9,10a,10bにそれぞれ受け端子(中央部のアース端子42及び両側部の隣接受け端子43a,43b)が配設されている点を除き、前記直流用コンセントと同様に形成されている。すなわち、コンセント本体2は、長手方向に凹溝が形成され、両側壁の上部内壁に係合凸部4が形成された長尺体3と、この長尺体の凹溝に装着可能であり、かつ前記係合凸部4に対して係合可能な係合凹部7が形成されているとともに、両側壁の開口壁から側方に鍔部6が延出した断面コ字状の長尺装着体5とで構成されている。また、長尺装着体5の低壁からは、複数の突条部48が長尺装着体5の開口部にまで延出し、この突条部48には、コンセントの端子23,24a,24bを案内しつつ円滑に装着するため、頂部の案内部と途中部のスカート部とが形成され、各装着溝9,10a,10bの低壁と突条部48のスカート部との間には、前記と同様の形態の受け端子(中央部のアース端子42及び両側部の隣接受け端子43a,43b)が配設されている。
このような交流用コンセント41に図3及び図4に示す直流用プラグ21を装着しようとすると、プラグ21に形成された第1及び第2の装着規制部25a,25bが突出しているため、コンセント41の突条部48の頂部と接触し、コンセント41の受け端子42,43a,43bとプラグ21の装着端子23,24a,24bとの接触及び接続を規制し、交流用コンセント41と直流用プラグ31とを電気的に接続できず、光源28を点灯できない。そのため、誤って交流コンセントにプラグを装着するのを有効に防止できる。
直流用コンセントは、絶縁体で構成された長尺なコンセント本体と、このコンセント本体の幅方向に間隔をおいて長手方向に延び、かつプラグに形成された少なくとも3つのプラグ端子が装着可能な少なくとも3つの装着溝とを備えていればよい。前記の例とは異なり、前記3つの装着溝には、それぞれ電極を配設してもよい。図8は本発明のコンセントの他の例を示す概略断面図がある。
この例の直流用コンセント51は、他方の隣接溝(第2の隣接溝)10bにも第2の電極12が配されている点を除き、前記図1及び図2に示す直流用コンセント1と同様に構成されている。すなわち、コンセント本体2の幅方向に等間隔に長手方向に延びて形成された3つの装着溝9,10a,10bは、幅方向の中央部に位置し、かつ長手方向に沿って第1の電極(正極及び負極のうちいずれか一方の電極)11が配設された基準溝9と、この基準溝に対して両側部で隣接し、かつ長手方向に沿って第2の電極(他方の電極)12,12がそれぞれ配設された一対の隣接溝10a,10bとで構成されている。
このようなコンセント51を用いても、コンセント51に対する装着方向性がなく、いずれの方向から前記直流用プラグ21を装着しても極性を誤ることなく正確に接続できる。さらに、コンセントの装着溝に対応する数のプラグ端子を有しているため、コンセントに対してプラグを安定して装着できる。
なお、一対の隣接溝10a,10bに配設された第2の電極12,12は直流電源の他方の極性と接続されている限り、コンセント内で互いに導通していてもよく、互いに導通している必要もない。
本発明の直流用コンセントは、コンセント本体の長手方向の双方(一方の方向及び他方)の方向からプラグが電気的に装着可能である限り、少なくとも3つの装着溝を有していればよく、コンセントの装着溝及びプラグの接続端子の数は、3〜10(好ましくは3〜7,特に3〜5)程度の範囲で選択でき、奇数であっても偶数であってもよい。
これらの装着溝は、プラグ端子が装着可能であればよく、通常、コンセント本体の幅方向に等間隔で形成される。また、コンセント本体の幅方向の中央部の基準溝を中心として線対称の形態で複数の隣接溝(例えば、1又は複数対の隣接溝)を形成する場合が多い。また、複数の装着溝への電極の配設形態は、コンセント本体の幅方向の中央部の基準溝に配設される電極の極性(例えば、負極)を基準として、線対称の形態で電極の極性(例えば、正極)を配設する場合が多い。例えば、基準溝に配設される電極の極性(例えば、負極)を基準として、基準溝に対して幅方向の少なくとも一方の側で隣接する1又は複数の隣接溝には順次に異なる極性の電極(例えば、正極/負極の順)に配設してもよい。
また、コンセント本体の幅方向の中央部に位置する単一の溝に限らず複数の溝を1つの基準溝とみなしてもよく、幅方向の少なくとも一方の側で隣接する複数の隣接溝を1つの隣接溝とみなしてもよい。このような場合(複数の基準溝を1つの基準溝、複数の隣接溝を1つの隣接溝としてみなす場合)、さらに、複数の基準溝及び/又は複数の隣接溝の一部の溝(1又は複数の溝)には電極として機能しない疑似電極を配設してもよく、前記一部の溝は非導通路として形成してもよい。より具体的には、例えば、コンセント本体の幅方向に4つの装着溝を形成し、4つの装着溝のうち中央部に位置する2つの基準溝を1つの基準溝とみなして第1の電極(例えば、負極)を配設し、これらの2つの基準溝に対して幅方向の少なくとも一方の側で隣接する第1の隣接溝に第2の電極(例えば、正極)を配設してもよい。また、5つの装着溝を形成する場合、(a)5つの装着溝のうち幅方向の中央部に位置する1つの基準溝に第1の電極(例えば、負極)を配設し、これらの基準溝に対して幅方向の少なくとも一方の側で隣接する第1の隣接溝に第2の電極(例えば、正極)を配設し、第2の隣接溝に第1の電極(例えば、負極)を配設もよく、(b)5つの装着溝のうち幅方向の中央部に位置する3つの基準溝を1つの基準溝とみなして第1の電極(例えば、負極)を配設し、これらの基準溝に対して幅方向の少なくとも一方の側で隣接する隣接溝に第2の電極(例えば、正極)を配設してもよい。さらには、後者(b)の形態では、3つの基準溝のうち幅方向の中央部に位置する1つの基準溝又は両側部に位置する2つの隣接溝には、疑似電極を配設してもよく、非導通路として形成してもよい。
このように、コンセント本体の装着溝の数に応じて、電極の極性を種々の形態で配置可能である。なお、同じ極性の電極は互いに電気的に接続(又は導通)していてもよい。
好ましい態様では、コンセント本体の幅方向に間隔をおいて長手方向に延びる3つの装着溝を備えており、これらの3つの装着溝が、幅方向の中央部に位置する基準溝と、この基準溝を中心として線対称の関係で隣接する隣接溝を備えており、基準溝に第1の電極が配設され、基準溝に対して隣接する一方の隣接溝(基準溝に対して一方の側で隣接する第1の隣接溝)に第2の電極が配設され、基準溝に対して他方の側で隣接する第2の隣接溝は、以下のいずれかの形態で形成してもよい。
(1)前記図8に示すように、第2の隣接溝に、前記第2の電極と導通可能な電極(第2の電極)が配設されている
(2)第2の隣接溝に、電極として機能しない疑似電極(例えば、非導電性であり、かつプラグの端子を受け入れ可能又は接触可能な受け部材など)が配設されている
(3)第2の隣接溝が、非導通路として形成されている(すなわち、電極が配設されていない)。
さらに好ましい態様では、交流用プラグを装着しても機能しないようにするため、前記図1及び図2に示すように、基準溝に対して隣接する一方の隣接溝(第1の隣接溝)にのみ、長手方向に沿って第2の電極が配設されている。
直流用コンセントにおいて、コンセント本体は、装着溝を有する単一の部材で形成してもよいが、前記長尺体と長尺装着体とでコンセント本体を形成すると、成形加工性を向上できるとともに、前記のように、長尺装着体として直流用装着体又は交流用装着体を用いることにより、前記長尺体を共用して直流用コンセント又は交流用コンセントを容易に形成できる。また、コンセント本体に少なくとも3つの装着溝を形成し、これらの装着溝にプラグ端子が装着可能な電極を配設する限り、必ずしも、コンセント本体の長手方向に沿って凹溝部を形成する必要はない。例えば、凹溝部を形成すると、プラグ端子が装着溝に案内されやすくなるものの、コンセント本体の長手方向に延びる面一の面に装着溝を形成してもよい。また、複数の突条部を形成すると、電極の位置決め配置が容易であり、かつプラグ端子が装着溝に案内されやすくなるものの、前記凹溝部に沿って装着溝を規定又は形成する複数の突条部を形成する必要もない。さらに、前記突条部は、凹溝部の高さ方向の途中部に限らず、開口部に至るまで延出していてもよく(例えば、突条部の頂部は、凹溝部の途中部ではなく、開口部に位置していてもよく)、プラグ端子が装着可能であれば、凹溝部の開口部から突出していてもよい。
なお、コンセント本体に凹溝部を形成し、この凹溝部に、凹溝部の高さよりも低い前記突条部を低壁から突出させて形成すると、プラグの形態(特に、装着規制部)との関係で、コンセントに対する直流プラグの装着方向性をなくすことができるだけでなく、プラグ端子を装着溝の電極に円滑に案内できる。
さらに、プラグ端子が装着可能である限り、前記突条部の案内部(プラグ端子の案内部)は必ずしも必要ではなく、電極が安定した形態で配設可能である限り、コンセント本体の係合部で電極の端部を係合させる必要もない。例えば、電極の上部を、レール本体の内壁段部、突条部の側壁段部などに当接又は接触可能なL字状などの形態に屈曲又は湾曲させてもよい。また、電極が装着溝に沿って長手方向に配設されるため、コンセント本体には、全長に亘って電極端部との係合部を形成する必要はなく、電極端部との係合部は間隔をおいて形成してもよい。
なお、電極の形状もプラグ端子と接触可能である限り、前記形状に限らず、種々の形状が採用できる。電極の断面形状は、プラグ端子との接続を確実にするため、上部において互いに側部方向(離反する方向)に拡がった受け部(又は案内部)と、この受け部に連なって互いに近接(又は接触)したくびれ部とを有する断面U字状、コ字状又はV字状などの形態である場合が多い。
本発明の直流用プラグは、絶縁体で構成されたプラグ本体と、このプラグ本体から突出し、かつ長尺な前記コンセント本体に形成された少なくとも3つの装着溝に対して装着可能な少なくとも3つの装着端子とを備えている。なお、装着端子の数は前記コンセント本体の装着溝の数に対応し、3以上の複数の装着溝に対して3以上の複数の装着端子がそれぞれ装着可能である場合が多いものの、基準溝及び/又は幅方向の少なくとも一方の側の隣接溝の数が複数である場合、必ずしも同じ数である必要はない。
これらの装着端子は、前記コンセントの基準溝(1つの基準溝とみなされた複数の基準溝を含む)に配設された第1の電極と接続可能な基準端子と、前記コンセントの隣接溝(1つの隣接溝とみなされた複数の隣接溝を含む)に配設された第2の電極と接続可能な隣接端子とを備えている。前記3つの装着端子のうち2つの隣接端子は、少なくとも1つの第2の電極と接続可能な端子を含んでいればよい。
前記基準端子は、通常、前記3つの装着端子のうち幅方向の中央部に位置しており、前記3つの装着端子のうち2つの隣接端子は、基準端子と離れてプラグ本体の適所(例えば、基準端子に隣接する両側部など)に形成できる。隣接端子は、基準端子を中心とする対称軸に対して互いに両側部に位置する場合が多い。例えば、前記のように、基準端子と隣接端子とは、三角形の頂点の形態で位置する場合が多く、例えば、2つの基準端子が対称軸上に位置し、2つの基準端子と2つの隣接端子とが四角形(菱形なども含む)の頂点の形態で位置していてもよい。なお、装着端子の長さ(基準端子と隣接端子との長さ)は同じであってもよく、異なっていてもよい。
さらに、長尺なコンセントの長手方向のいずれの方向からコンセントにプラグを装着しても電気的に接続させるため、前記3つの装着端子のうち2つの隣接端子は互いに導通している。好ましい形態において、プラグは、通常、プラグ本体から突出する3つの装着端子を備えており、これらの3つの装着端子のうち2つの隣接端子はプラグ本体内で互いに導通している。また、前記3つの装着端子のうち前記基準端子と2つの隣接端子とには、第1及び第2の配線がそれぞれ電気的に接続され、プラグ本体の外部へ延出している。
なお、直流用プラグにおいて、交流用コンセントに対する装着を規制するための装着規制部は必ずしも必要ではないが、装着規制部を形成すると、直流用コンセントと交流用コンセントとが混在して併用される場合、交流用コンセントに対する装着を規制するのが有用である。このような装着規制部は、交流用コンセントの構造に応じて、凸部又は突起部などで形成できる。装着規制部は、直流用コンセントに対する端子の装着性を損なわず、しかも交流用コンセントの3つの装着溝に対応する部位又は領域(例えば、前記コンセント本体の凹溝部に対応する部位)に形成すればよく、通常、基準端子及び隣接端子に近接又は隣接する部位に形成する場合が多い。また、直流用プラグには、1又は複数の装着規制部を形成してもよい。さらに、交流コンセントの構造(例えば、突条部の延出長さ)に応じて、装着規制部(又はその高さ)は、装着しようとしてもコンセントの電極にプラグ端子が届かない形態(又は高さ)であればよい。さらには、コンセント本体の内壁に切り欠き段部を形成し、この切り欠き段部に装着又は配置可能な装着規制部をプラグに形成してもよい。
本発明において、前記長尺なコンセントと前記プラグとを組み合わせて使用すると、コンセントに対するプラグの装着方向性をなくすことができる。また、コンセント及びプラグの形態によっては、交流用プラグとの誤接続、交流用コンセントとの誤接続を防止できるなどの利点がある。そのため、前記長尺なコンセントと前記プラグとを組み合わせて一組のセットとして使用するのが有用である。
このような利点があるため、本発明は、直流電源を利用した照明装置、及びこの照明装置を備えたショーケース(商品陳列棚、陳列ケースなど)も包含する。この照明装置は、直流電源の正極及び負極のうち一方が第1の電極に接続され、他方が第2の電極に接続された前記コンセントと、このコンセントの第1の電極と接続可能であり、かつ第1の配線が接続された基準端子と、第2の電極と接続可能であり、かつ第2の配線が接続された隣接端子とを備えた前記プラグと、このプラグの第1及び第2の配線に電気的に接続可能な光源とを備えている。図9は、本発明の照明装置を備えたショーケースを示す一部分解概略斜視図である。
図9に示すように、ショーケース71は、立設した一対の支持体72と、この支持体を立設状態に支持可能な基台部73と、前記支持体72間に架け渡された架設部材74と、前記支持体72の縦方向に位置決め可能に取り付けられた延出支持体75と、この延出支持体上に配置された棚板76とを備えている。なお、この例では、一対の支持体72と基台部73と架設部材74と延出支持体75と棚板76とで単一のケースユニットを形成できる。また、棚板76の下面には、光源ユニット(複数の発光ダイオードを備えた発光基板など)73が配置可能である。そして、前記支持体72には、前記長尺なコンセント1が縦方向に沿って取り付けられており、このコンセントの第1及び第2の電極11,12には、それぞれ配線13が接続され、この配線は、交流/直流(A/D)変換アダプタ14を介して交流電源に接続可能である。
このように直流電源が供給可能なコンセント1には、高さ方向の任意の位置で前記プラグ21が接続でき、このプラグの第1及び第2の配線26a,26bの端部に接続されたアダプタ27を、前記光源ユニット(複数の発光ダイオードを備えた発光基板など)73に接続することにより光源28を点灯させ、棚板76上の商品を照明できる。
なお、直流電源で点灯可能な光源の種類は特に制限されないが、複数の発光ダイオード(LED)が長手方向に沿って間隔をおいて長尺な基板に配置された発光ユニットなどが利用できる。この発光ユニットは乳白色などの透過部材を介して棚板を照明してもよい。
また、ショーケースは、単一のケースユニットに限らず、隣接した複数のケースユニットで形成してもよい。ショーケースにおいて、一対の支持体の間には背景板を配置してもよい。支持体には、棚板の高さ方向の位置を調整するため、所定間隔毎に嵌入孔を形成し、この嵌入孔に延出支持体の爪部を嵌入又は掛止させてもよい。なお、長尺なコンセントは、支持体に対して、種々の取り付け手段、例えば、マグネットなどの磁気的手段、粘着剤や両面粘着テープなどの接着手段、凹凸嵌合、掛止又は係止、ネジ止めなどの機械的手段などで取り付けることができる。また、長尺なコンセントは、長手方向の任意の箇所でプラグを装着できるため、用途によっては、縦方向に限らず、任意の方向、例えば、横方向、斜め方向などに配設してもよい。
さらには、隣接する複数のケースユニットでショーケースを形成する場合、ケースユニット毎に長尺なコンセントを配設して照明してもよく、複数のケースユニットにおいて、1又は所定間隔をおいて複数の長尺なコンセントを配設し、配設したコンセントに対して隣接するケースユニット(コンセントが配設されていないケースユニット)の発光ユニットにも直流電源を供給してもよい。
本発明の直流用コンセント及び直流用プラグは、直流により動作する種々の電気又は電子機器に直流電源を供給するのに有用である。特に、コンセントが長尺であるため、長手方向の任意の箇所でプラグと接続して直流電源を供給可能な照明機器(例えば、LED照明機器)、所定長さに亘って照明することが要求されるショーケースの照明などに有用である。
1…コンセント
2…コンセント本体
3…長尺体
5…長尺装着体
8…突条部
9…基準溝
10a,10b…隣接溝
11…第1の電極
12…第2の電極
21…プラグ
22…プラグ本体
23…基準端子
24…隣接端子
25a,25b…装着規制部
73…光源ユニット
76…棚板

Claims (9)

  1. 絶縁体で構成された長尺なコンセント本体と、このコンセント本体の長手方向に沿って形成された凹溝部と、この凹溝部に沿って形成され、かつ前記コンセント本体の幅方向に間隔をおいて長手方向に延びる少なくとも3つの装着溝を規定する複数の突条部とを備えた直流用コンセントと;絶縁体で構成されたプラグ本体と、このプラグ本体から突出する少なくとも3つの装着端子とを備えている直流用プラグとのセットであって、
    前記コンセントの少なくとも3つの装着溝には、前記プラグに形成された少なくとも3つのプラグ端子が、コンセント本体の長手方向の双方の方向から装着可能であり
    前記コンセントの装着溝が、前記3つの装着溝のうち幅方向の中央部に位置し、かつ長手方向に沿って第1の電極が配設された基準溝と、この基準溝に対して少なくとも一方の側で隣接し、かつ長手方向に沿って第2の電極が配設された隣接溝とを備えており、前記複数の突条部の高さが、前記凹溝部の深さよりも低く形成されているコンセントと;
    前記装着端子が、前記コンセントの基準溝に配設された第1の電極と接続可能な基準端子と、互いに導通しているとともに、前記コンセントの隣接溝に配設された第2の電極と接続可能な隣接端子と、前記基準端子及び隣接端子にそれぞれ電気的に接続され、かつプラグ本体の外部へ延出する第1及び第2の配線とを備えており、
    前記コンセント本体の凹溝部に対応する前記プラグ本体の部位に、前記直流用コンセントの装着溝に対して前記プラグの端子が装着可能であり、かつ交流用コンセントに形成された少なくとも3つの装着溝に対する装着を規制可能な高さで、装着規制部が突出して形成されているプラグとのセット。
  2. コンセントにおいて、基準溝に対して一方の側で隣接する第1の隣接溝に第2の電極が配設され、基準溝に対して他方の側で隣接する第2の隣接溝が、以下のいずれかの形態で形成されている請求項1記載のセット。
    (1)第2の隣接溝に、前記第2の電極と導通可能な電極が配設されている
    (2)第2の隣接溝に、電極として機能しない疑似電極が配設されている
    (3)第2の隣接溝が、非導通路として形成されている
  3. 準溝に対して隣接する一方の隣接溝にのみ、長手方向に沿って第2の電極が配設されている請求項1又は2記載のセット。
  4. コンセントが、コンセント本体の幅方向に間隔をおいて長手方向に延びる3つの装着溝を備えており、これらの3つの装着溝が、幅方向の中央部に位置する基準溝と、この基準溝を中心として線対称の関係で隣接する隣接溝を備えており、基準溝に第1の電極が配設され、基準溝に対して隣接する一方の隣接溝にのみ、第2の電極が配設されている請求項1〜3のいずれかに記載のセット。
  5. プラグが、プラグ本体から突出する3つの装着端子を備えており、これらの3つの装着端子が、前記3つの装着端子のうち幅方向の中央部に位置する基準端子と、この基準端子を中心とする対称軸に対して互いに両側部に位置する隣接端子とを備えており、この2つの隣接端子がプラグ本体内で互いに導通している請求項1〜4のいずれかに記載のセット。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載のコンセントとプラグとのセットと;プラグの第1及び第2の配線に電気的に接続可能な光源とを備えている照明装置であって、
    直流電源の正極及び負極のうち一方がコンセントの第1の電極に接続され、他方がコンセントの第2の電極に接続され、
    プラグの基準端子がコンセントの第1の電極と接続され、プラグの隣接端子がコンセントの第2の電極と接続される照明装置。
  7. 請求項6記載の照明装置を備えたショーケース。
  8. 絶縁体で構成された長尺なコンセント本体と;このコンセント本体の長手方向に沿って形成された凹溝部と;この凹溝部に沿って形成され、かつ前記コンセント本体の幅方向に間隔をおいて長手方向に延びる少なくとも3つの装着溝と;前記少なくとも3つの装着溝を規定し、かつ前記凹溝部の深さよりも、高さが低く形成された複数の突条部と;前記3つの装着溝のうち幅方向の中央部に位置し、かつ長手方向に沿って第1の電極が配設された基準溝と;この基準溝に対して少なくとも一方の側で隣接し、かつ長手方向に沿って第2の電極が配設された隣接溝とを備えた直流用コンセントに対して装着するための直流用プラグであって、
    絶縁体で構成されたプラグ本体と;このプラグ本体から突出し、前記コンセントの少なくとも3つの装着溝に対して、前記コンセント本体の長手方向の双方の方向から装着可能な少なくとも3つの装着端子とを備え、
    前記装着端子が、前記第1の電極と接続可能な基準端子と;互いに導通しているとともに、前記第2の電極と接続可能な隣接端子とを備え、
    前記基準端子及び隣接端子がそれぞれ電気的に接続され、かつプラグ本体の外部へ延出された第1及び第2の配線とを備えており、
    前記コンセント本体の凹溝部に対応する前記プラグ本体の部位に、前記直流用コンセントの装着溝に対して前記プラグの端子が装着可能であり、かつ交流用コンセントに形成された少なくとも3つの装着溝に対する装着を規制可能な高さで、装着規制部が突出して形成されているプラグ。
  9. 装着規制部が、プラグ本体のうち、隣接端子の間の部位、及び基準端子を中心とする対称軸線上において基準端子に隣接する部位に形成されている請求項8記載のプラグ。
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