JP6110977B1 - フローティング装置、およびフローティング装置の制御方法 - Google Patents

フローティング装置、およびフローティング装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】構造を簡易としつつも信頼性が高く安価で製造が可能なフローティング装置と、このフローティング装置の制御方法を提供することを目的とする。【解決手段】本発明におけるフローティング装置は、ロボットアームと接続が可能な固定ベースと、圧縮気体が供給される気体導入口と当該圧縮気体が導入される収容空間とが形成されるとともに、ワーク又は工具と接続が可能なアタッチメントと、前記固定ベースと前記アタッチメントとの間に介在して設けられるとともに、前記固定ベースに対して回動可能な球面軸受を備えた支持装置と、前記アタッチメントの収容空間内に配置され、前記支持装置に接触可能な第1の位置と前記支持装置から離間した第2の位置とで移動可能な規制ピストンと、を含むことを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、ロボットアームの先端に搭載可能なフローティング装置に関し、より詳細にはロボットアームの先端と工具やワークの間に介在して作業対象品に対するズレを吸収可能なフローティング装置およびその制御方法に関する。
工業上において様々な用途に用いられる圧延鋼帯は、輸送上の制約などの理由から通常はコイル状に巻かれた状態で搬送される。このときコイル状の圧延鋼帯は、搬送中などにおいて巻きつきが解けないように結束バンドにより拘束される。
そして工場内に搬送されたコイル状の圧延鋼帯は、まず上述した結束バンドが切断された後で、各種の処理工程へと送られることになる。
この結束バンドの切断処理は、従来では人手により行われていたが、例えば特許文献1に例示されるように近年では自動化の流れを受けた結束バンド切断機が導入されている。具体的に特許文献1では、旋回腕の先端に設置された切断把持ヘッドが旋回することで、作業対象品である圧延鋼帯の結束バンドに圧着される構造が開示されている。
しかしながら旋回腕によって切断把持ヘッドを結束バンドに押し付ける構成では作業対象品に対するズレを吸収するのに充分とは言えず、ロボットアームによって切断把持ヘッドをより自由に動かす必要が生じてきた。
これに対して自動車や電子機器等の組立/製造ラインにおいては、例えば特許文献2乃至6に例示されるように、省人自動化などを目的として種々の多関節ロボットや当該多関節ロボットに取り付け可能なフローティング装置が用いられている。
これらアーム形状の多関節ロボットはその先端部にフローティング装置を搭載可能とされ、これによってロボットアームで自在に移動しつつフローティング装置によって位置ズレを抑制して様々な面形状の作業部位に工具などを倣わせることが可能となっている。
特開昭57−125116号公報 特開平7−51954号公報 特開平11−300545号公報 特開2001−239447号公報 特開2015−89599号公報 特開2015−111648号公報
たしかに上記特許文献に記載の技術を適用することで、旋回腕を用いる従前の装置に比しては精度よく結束バンドに対して切断把持ヘッドを位置付けることができるといえる。しかしながら、上記特許文献に記載の技術をもってしても以下に述べる課題は残存しており未だ改善の余地はあると言える。
すなわち上記した特許文献に記載のフローティング装置は、大別して、構造が複雑で高価な装置であるか、構造は比較的単純で安価だが面倣い機能・精度が不十分である。前者の例としては、例えばゴムエレメントなど様々な部材・部品を複雑に配置する形態(特許文献2、特許文献3あるいは特許文献6など)や、エアシリンダを用いてその流量を精密に制御する形態(特許文献4など)がある。一方で後者としては、例えばエアーによる圧力でテーパ面と鋼球とを密着させてロックする形態(特許文献5など)などが挙げられる。
このようにロボットアームに適用可能な従来のフローティング装置は、高価で高精度であるか安価で精度が不十分であるかのいずれかしか存在しなかった。
本発明は、上記した課題を一例に鑑みて為されたものであり、構造を簡易としつつも信頼性が高く安価で製造が可能なフローティング装置と、このフローティング装置の制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一実施形態にかかるフローティング装置は、(1)ロボットアームと接続が可能な固定ベースと、圧縮気体が供給される気体導入口と当該圧縮気体が導入される収容空間とが形成されるとともに、ワーク又は工具と接続が可能なアタッチメントと、前記固定ベースと前記アタッチメントとの間に介在して設けられるとともに、前記固定ベースに対して回動可能な球面軸受を備えた支持装置と、前記アタッチメントの収容空間内に配置され、前記支持装置に接触可能な第1の位置と前記支持装置から離間した第2の位置とで移動可能な規制ピストンと、を含み、前記支持装置は、前記アタッチメントに対する前記球面軸受の可動範囲を規制する位置決めピンを有するとともに、少なくとも3本の弾性機構を介して前記固定ベースと接続されており、前記位置決めピンが伸びる方向に関して前記弾性機構と重ならないように、前記位置決めピンは前記支持装置に設けられていることを特徴とする。
なお上記(1)のフローティング装置においては、(2)前記規制ピストンは、前記支持装置と接触する頂面と、前記頂面と反対側で前記圧縮気体の作用を受ける底面を備えた円筒状であることが好ましい。
また、上記(1)又は(2)のフローティング装置においては、(3)前記アタッチメントには前記位置決めピンに対応したピン受け孔が形成されていることが好ましい。
また、上記(1)〜()のいずれかのフローティング装置においては、()所定の圧縮気体供給源から前記気体導入口へ供給される前記圧縮気体の供給圧力を多段階で切り替えることで、前記支持装置に対して前記アタッチメントがロックされ又は当該ロックが解除されることが好ましい。
さらに上記課題を解決するため、本発明の一実施形態にかかるフローティング装置の制御方法は、ロボットアームと接続される固定ベース、圧縮気体が供給される気体導入口と当該圧縮気体が導入される収容空間とが形成されたアタッチメント、前記固定ベースと前記アタッチメントとの間に介在して設けられて前記固定ベースに対して回動可能な球面軸受を備える支持装置、及び前記アタッチメントの収容空間内に配置された規制ピストンを含むフローティング装置の制御方法であって、前記支持装置は、前記アタッチメントに対する前記球面軸受の可動範囲を規制する位置決めピンを有するとともに、少なくとも3本の弾性機構を介して前記固定ベースと接続されており、前記位置決めピンが伸びる方向に関して前記弾性機構と重ならないように、前記位置決めピンは前記支持装置に設けられ、前記気体導入口に対して第1の供給圧力で前記圧縮気体を供給することで、前記規制ピストンを前記収容空間における第1の位置に移動させて当該規制ピストンを前記支持装置に接触させる工程と、前記供給圧力を前記第1の供給圧力よりも低い第2の供給圧力に変更することで、前記規制ピストンを前記第1の位置とは異なる第2の位置に移動させて当該規制ピストンを前記支持装置から離間させる工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、装置規模を大型・複雑化させることなくエアー供給の有無でロック状態とアンロック状態とを切り替え可能であり、球面軸受を介して作業部品の面形状に対して精度よく倣うことが可能となる。これによって構造を簡易としつつも信頼性が高く安価なフローティング装置を実現することが可能となる。また、装置構造が簡易であるためメンテナンス性にも優れることから装置寿命を長くすることが可能となっている。
第1実施形態にかかるフローティング装置100を示す外観斜視図である。 第1実施形態にかかるフローティング装置100の上面図、正面図、底面図である。 規制ピストン31が第1の位置にあるときの支持装置20とアタッチメント30との位置関係を説明する図である。 規制ピストン31が第2の位置にあるときの支持装置20とアタッチメント30との位置関係を説明する図である。 規制ピストン31が第1の位置にあるときと第2の位置にあるときを比較した概略図である。 第2実施形態にかかる結束バンド切断システムBCSの構成を示す概略図である。 結束バンドBDの切断処理を示すフローチャートである。
本発明を実施するための実施形態について説明する。なお、以下の説明では、便宜的に、フローティング装置100の固定ベース100と支持装置200とが重なる方向をZ方向、このZ方向と直交する平面方向をXおよびY方向と定義して説明する。しかしながら本発明は上述した方向の定義付けに左右されるものではなく、特許請求の範囲を不当に減縮するものでないことは言うまでもない。なお、以下で詳述する構成以外の構成については、例えば上記した特開平7−51954号公報、特開平11−300545号公報、特開2001−239447号公報、特開2015−89599号公報及び特開2015−111648号公報など公知の構成を適宜参酌してもよい。
[第1実施形態]
<フローティング装置>
本発明の実施形態にかかるフローティング装置100について、図1〜図5を適宜参照しながら説明する。
まず図1に示すとおり、実施形態にかかるフローティング装置100は、ワーク又は工具とロボットハンドとの間に介在して当該ワークや工具が対象面(例えばワーク載置面や工具の作業面)に倣うようにワークや工具を追従させる機能を備えている。
より具体的に、フローティング装置100は、固定ベース10、支持装置20、およびアタッチメント30を含んで構成されている。そして本実施形態のフローティング装置は、更に規制ピストン31を有して構成されていることにも特徴がある。
図1および図2(a)に示すとおり、固定ベース10は、後述するロボットアーム200(図6参照)と接続が可能な接続部位を有して構成されている。
すわち、固定ベース10は、第1接続孔11a〜11c、第2接続孔12および接続端13を含んで構成されている。
第1接続孔11a〜11cは、後述する弾性機構22aと接続される孔である。本実施形態では、弾性機構22aは周方向(Z軸周り)にほぼ等間隔で3本配置されるので、この3本の弾性機構22aに対応して周方向に120度間隔でそれぞれ第1接続孔11a〜11cが設けられている。
この弾性機構22aを介して、固定ベース10と支持装置20とが機械的に接続されている。
第2接続孔12および接続端13は、上記したロボットアーム200の接続端部と接続される部位である。
本実施形態では、第2接続孔12は周方向に6つ設けられ、接続端13を介して位置決めされつつ締結部材14を介して上記したロボットアーム200の接続端部と締結される。
なお締結部材14などのロボットアーム200との締結に用いられる部材は、例えばネジなど公知の部材が適宜用いられる。
次に図2〜図4を用いて、本実施形態における支持装置20の詳細な構成について説明する。
図2又は図3に示されるように、支持装置20は、固定ベース10とアタッチメント30との間に介在して設けられている。また、支持装置20は、固定ベース10に対して回動可能な球面軸受33を含んで構成されている。
そして図3に示すように、支持装置20は、一例として、ボディ21、弾性機構22a、接続孔22b、球面軸受用空間23、カバー部材24、位置決めピン25および弾性部材26を含んで構成されている。
ボディ21は、支持装置20の主要部であり、例えばSUSなどのステンレス鋼材で構成されている。なおボディ21の材質はSUSに限られず、種々の公知の金属材を適用可能である。
弾性機構22aは、後述する接続孔22b内に設置されて、ボディ21と固定ベース10とを接続する機能を有する。また弾性機構22aは、固定ベース10に対してZ方向にボディ21(支持装置20)を移動可能な弾性を有してなる。この弾性機構22aは、周方向(Z軸周り)にほぼ等間隔で3体設けられている。弾性機構22aは、一例として圧縮バネなどの弾性部材とガイドで構成することができるが、これに限られず公知の伸縮機構を適用してもよい。
接続孔22bは、上述のとおりボディ21のうち固定ベース10側に設けられるとともに、固定ベース10の第1接続孔11a〜11cと対向するように配置されている。
換言すれば、Z方向において第1接続孔11a〜11cと対向するように、複数の接続孔22bがボディ21に形成されている。
球面軸受用空間23は、後述する球面軸受け33が収容される空間であり、ボディ21の内部に形成されている。これにより、カバー部材24と後述する内輪押え部材33dとの間に所定のクリアランス(隙間)が形成されるとともに、アタッチメント30は球面軸受33の中心を起点にして回転が可能となっている。
カバー部材24は、上記した球面軸受用空間23を閉鎖する機能を有している。すなわち、当該球面軸受用空間23内に球面軸受33が収容された後、公知の締結部材(ネジなど)を介して球面軸受33を封止する。
位置決めピン25は、弾性部材26によってアタッチメント30側に押圧されている。そしてこの位置決めピン25が後述するピン受け孔35に収容されることで、アタッチメント30の球面軸受33による回転(特にZ軸周り)がある程度抑制される。この位置決めピン25は、周方向(Z軸周り)にほぼ等間隔で3個設けられている。
なお本実施形態では位置決めピン25は3個設けられているが、周方向に所定の間隔で4個以上(例えば6個など)設置してもよい。
また、本実施形態の位置決めピン25は、Z方向において、上記した弾性機構22aと干渉しないように配置されている。換言すれば、支持装置20は少なくとも3本の弾性機構22aを介して固定ベース10と接続されており、位置決めピン25が伸びる方向(Z方向)に関して弾性機構22aと重ならないように位置決めピン25は支持装置20に設けられているといえる。つまり本実施形態では、弾性機構22aの位置と、位置決めピン25の位置は、Z方向において互いに一致しないようになっている。
弾性部材26は、ボディ21に固定して設けられて位置決めピン25をアタッチメント30側に付勢する機能を有している。弾性部材26の具体例としては、例えば圧縮バネが例示されるがこれに限られず電気的な駆動機構や磁力を用いた機構としてもよい。
アタッチメント30は、圧縮気体が供給される気体導入口36aと当該圧縮気体が導入される収容空間32とが形成される。また、このアタッチメント30は、例えばSUSなどのステンレス鋼材で形成されており、その先端(支持装置20と反対側)にはワーク又は工具が接続される。なおアタッチメント30の材質はSUSに限られず、種々の公知の金属材を適用可能である。
また、アタッチメント30に設置可能な工具としては特に制限はなく、種々の加工に必要な公知の工具が当該アタッチメント30に取り付け可能である。
また、本実施形態のフローティング装置100を搭載したシステムは様々な載置面に対して倣うことが可能なため、様々な仕掛品や部品などのワークを取り付けられる。
本実施形態のアタッチメント30は、図3に示すとおり、規制ピストン31、収容空間32、球面軸受33、気体導入口36a、気体導入路36b、接続部材34、およびピン受け孔35などを含んで構成されている。
規制ピストン31は、アタッチメント30の収容空間32内に配置される。そして規制ピストン31は、収容空間32内で、支持装置20に接触可能な第1の位置と、支持装置20から離間した第2の位置とで移動可能とされている。
収容空間32は、球面軸受33の配置に影響が出ないように当該球面軸受33の周囲に形成されている。そして上述のとおり、この収容空間32には規制ピストン31がZ方向に移動可能なように収容されている。また、収容空間32には、後述する気体導入口36aおよび気体導入路36bを介して圧縮気体が導入可能とされている。
球面軸受33は、支持装置20に対してアタッチメント30を回転又は揺動可能とさせる機能を有している。具体的に本実施形態の球面軸受33は、軸33a、内輪33b、外輪33cおよび内輪押え部材33dを含んで構成されている。
軸33aは、図3や図4などに示されるように、後述する締結部材34を介してアタッチメント30に固定されている。
内輪33bは、球体の一部のごとき形状であって軸33aが挿入可能な開口を有し、当該開口に軸33aが挿入されている。なお、軸33aのうち内輪33bが設置される部位の径は、軸33aにおける他の部位の径よりも小さくなっている。そして内輪33bが軸33aに設置された状態で内輪押え部材34が締結部材37を介して軸33aに固定されることで、内輪33bは軸33aの下部と内輪押え部材33dとに挟持される。これにより、内輪33bが軸33aに対してズレること無く、内輪33bを軸33aの所望の位置に固定することが可能となっている。
一方で、外輪33cは、支持装置20側に固定されている。より具体的には、外輪33cの底面(−Z方向側の端面)が支持装置21の突き当て部22cに接触するとともに、外輪33cの上面(+Z方向側の端面)がカバー部材24と接触している。
そして本実施形態では、カバー部材24が締結部材38を介してボディ21に締め付け固定されることで、外輪33cはカバー部材24と突き当て部22cとに挟まれて支持されることになる。換言すれば、本実施形態のカバー部材24と締結部材38は、外輪33cを押さえる外輪押え部材として機能している。
以上説明した詳細な構成により、アタッチメント30は、球面軸受33を中心に支持装置20に対して回転(揺動)が可能となっている。
接続部材34は、アタッチメント30と球面軸受33とを締結する部材であり、例えばボルトなど公知の部材が適用可能である。なお締結する手段はネジなどに限られず、公知の接着剤などを用いてもよいし溶接によってアタッチメント30と球面軸受33とを締結してもよい。
ピン受け孔35は、支持装置20の位置決めピン25と対向するようにアタッチメント30に設けられている。換言すれば、支持装置20はアタッチメント30に対する球面軸受33の可動範囲を規制する位置決めピン25を有する一方で、アタッチメント30には位置決めピン25に対応したピン受け孔35が形成されているといえる。
なお位置決めピン25は、弾性部材26によって下方に付勢されているため、常時ピン受け孔35内に収容されている。なお位置決めピン25がピン受け孔35内で微小に揺動が可能な程度に両者の間に隙間が形成されているため、球面軸受33の揺動が阻害されることはない。
気体導入口36aは、アタッチメント30の側面に設けられている。そして気体導入口36aは、公知の圧縮気体供給源と接続可能とされており、該圧縮気体供給源を介して圧縮気体が導入される。
なお、圧縮気体の具体例については特に制限はないが、コストパフォーマンスや取り扱いの容易性の観点から圧縮エアーが好適である。
気体導入路36bは、気体導入口36aと収容空間32を結ぶ気体の流路としてアタッチメント30内に形成されている。
ここで図3〜図5を用いて、規制ピストン31の状態遷移およびその作用について説明する。なお図5(a)は、説明の便宜を図る上で概念図となっており、実際の規制ピストン31の形状とは異なっていることに留意されたい。
まず図5(b)に示すとおり、本実施形態の規制ピストン31は、開口31a、第2上面31b、第1上面31c、側面31d、底面31eおよび底面突起部31fを含んで構成されている。
開口31aは、球面軸受33が通過可能なように規制ピストン31の中央に形成されている。すなわち、本実施形態の規制ピストン31は、いわゆるドーナツ状(中空の円筒状)となっている。換言すれば、規制ピストン31は、支持装置20と接触する頂面(第1上面31c)と、この頂面と反対側で圧縮気体の作用を受ける底面31eを備えた円筒状であるといえる。
第1上面31cは、図3〜5において、規制ピストン31のうちで最も+Z方向側に位置する面である。この規制ピストン31は、後述する第2上面31bから所定の高さの周壁が形成されており、この周壁の頂上が本実施形態の第1上面31cとなっている。
なお本実施形態では、周方向(Z軸周り)で連続した周壁となっているが、これに限られずに周方向で断続的な周壁となっていてもよい。
また、第1上面31cの上にゴムリングなどの弾性リング部材を配置してもよい。これにより支持装置20が損傷することなどが抑制される。
第2上面31bは、支持装置20に対向するように形成されている。しかしながら本実施形態では後述する第1上面31cが支持装置20と接触するため、第2上面31bは所定の間隙を有して支持装置20と対向するように設けられている。
側面31dは、XY方向の大きさが概ね収容空間32と同様となるように形成されている。なお側面31dには不図示のパッキンが設けられており、これにより収容空間32のうち規制ピストン31の底面側の空間における気密状態が確保されている。また、このパッキンがあることにより、規制ピストン31が収容空間32内で上下移動しても上記した気密状態が維持されるようになっている。
底面31eは、第1上面31cや第2上面32bとは反対側の面である。
底面突起部31fは、規制ピストン31のうち底面31e側に設けられている。後述する第2の位置Pに規制ピストン31が位置付けられるとき、この底面突起部31fが収容空間32の底面に接触する。
かような規制ピストン31は、気体導入口36aを介した圧縮気体の作用を受けて、支持装置20の少なくとも一部に接触する第1の位置Pと、支持装置20とは離間した第2の位置Pとに移動が可能とされている。
すなわち図3に示すように、規制ピストン31の第1上面31cが第1の位置Pに位置するとき、支持装置20のボディ21の一部(底面)に規制ピストン31の第1上面31cが押圧されている状態となる。このとき、第1上面31cは規制ピストン31の周囲で環状となっているため支持装置20に対して安定して押圧することが可能となっている。
これにより、支持装置20に対する球面軸受33を介したアタッチメント30の回転(揺動)が停止する。換言すれば、規制ピストン31の第1上面31cが第1の位置Pに位置するとき、アタッチメント30は支持装置20に対してロックされた状態となっている。
なお、このとき気体導入口36aからは、圧縮気体供給源から第1の供給圧力で上記した圧縮気体が供給されている。
一方、図4に示すように、規制ピストン31の第1上面31cが第2の位置Pに位置するとき、支持装置20のボディ21の一部(底面)に対して規制ピストン31の第1上面31cが所定距離だけ離間した状態となる。ここで「所定距離」とは、支持装置20に対する球面軸受33を介したアタッチメント30の回転(揺動)動作が阻害されない程度の距離をいう。
これにより、支持装置20に対する球面軸受33を介したアタッチメント30の回転(揺動)が可能となる。換言すれば、規制ピストン31の第1上面31cが第2の位置Pに位置するとき、アタッチメント30は支持装置20に対してアンロックの状態となっている。
このとき圧縮気体供給源からの供給圧力は、第1の供給圧力よりも低い第2の供給圧力となっている。なお第2の供給圧力としては、好適にはゼロである。しかしながらこの第2の供給圧力は、必ずしもゼロである必要はなく、支持装置20に対する球面軸受33を介したアタッチメント30の回転(揺動)動作が阻害されなければゼロとせずともよい。
このように本実施形態では、所定の圧縮気体供給源から気体導入口36aへ供給される圧縮気体の供給圧力を多段階で切り替えることで、支持装置20に対してアタッチメント30をロックし又は当該ロックを解除することが可能となっている。
<フローティング装置100の制御方法>
図5は、上記した第1の位置Pにおける規制ピストン31の状態(ロック状態)と、第2の位置Pにおける規制ピストン31の状態(アンロック状態)とを比較した概念図である。すなわち同図では、中心線より左側がロック状態であり、右側がアンロック状態を示している。一方、位置決めピン25は、上述したとおり弾性部材26で常にアタッチメント30側に付勢されているため、ロック状態とアンロック状態で変化はない。
そして本実施形態のフローティング装置100の制御方法は、少なくとも次の第1の工程と第2の工程とを有することを特徴としている。
まず第1の工程として、気体導入口36aに対して第1の供給圧力で圧縮気体を供給することで、規制ピストン31(第1上面31c)を収容空間32における第1の位置Pに移動させて当該規制ピストン31を支持装置20に接触させる工程を有している。これによりアタッチメント30が支持装置20に対してロック状態となる。
次に第2の工程として、上記した供給圧力を第1の供給圧力よりも低い第2の供給圧力に変更することで、規制ピストン31を第1の位置Pとは異なる第2の位置Pに移動させて当該規制ピストン31を支持装置20から離間させる工程を有している。これによりアタッチメント30が支持装置20に対してアンロック状態となる。
より具体的に上記のロック状態では、圧縮気体の作用を受けて規制ピストン31がZ方向上方へ押圧されることで、支持装置20の底面に第1上面31cが圧着されている。そして図5(b)で示したように第1上面31cは環状の面であるため、支持装置20の底面に点接触ではなく面で接触することになる。
すなわち、環状の面としての第1上面31cが、支持装置20の底面の比較的広い領域を押さえるため、支持装置20に対するアタッチメント30の回転(揺動)を効率的に停止させることが可能となっている。
一方で上記のアンロック状態においては、規制ピストン31の第1上面31cは支持装置20から離間した位置にあるため、支持装置20は規制ピストン31による干渉を受けることはない。そのためアタッチメント30は、位置決めピン25が許容する範囲で、支持装置20に対して球面軸受33を介して回転(揺動)が可能となっている。なお、このとき気体導入口36aを介して圧縮気体の導入が停止されていてもよいし、規制ピストン31が支持装置20を押圧しない程度の供給圧力で圧縮気体が収容空間32内に導入されていてもよい。
以上説明した実施形態のフローティング装置100によれば、装置規模を大型・複雑化させることなくエアー供給の有無でロック状態とアンロック状態とを切り替え可能であり、球面軸受を介して作業部品の面形状に対して精度よく倣うことが可能となる。これによって構造を簡易としつつも信頼性が高く安価なフローティング装置を実現することが可能となる。また、装置構造が簡易であるためメンテナンス性にも優れることから装置寿命を長くすることが可能となっている。
[第2実施形態]
次に図6および図7を用いて本発明の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態で説明した構成と同じ構成については、同一の参照番号を付すとともに適宜その説明を省略する。
図6は、本発明の第2実施形態にかかる結束バンド処理システムBCSを示す模式図である。
同図に示すとおり、結束バンド処理システムBCSは、ロール状の圧延鋼帯SBを結束している結束バンドBDを切断する機能を有している。より具体的に、本実施形態の結束バンド切断システムBCSは、ロボットアーム200、第1実施形態で説明したフローティング装置100、結束バンド切断装置300およびこれらの動作を統括制御する制御装置400を含んで構成されている。
ロボットアーム200は、例えば6自由度を持つマニュピレータなどが適用可能であり。これにより後述する結束バンド切断装置300の底面側を結束バンドBDの表面に容易に位置付けることが可能となっている。なおロボットアーム200の具体例は6自由度のマニュピレータに限られず、公知の種々のロボットが適用可能である。
結束バンド切断装置300は、コイル状等に巻かれた圧延鋼帯を結束する結束バンドを処理する機能を備えており、例えば特開昭57−104537号公報などに開示される切断刃を含んで構成されている。
そしてロボットアーム200はフローティング装置100の固定ベース10と接続されるとともに、結束バンド切断装置300はフローティング装置100のアタッチメント30と接続されている。
制御装置400は、第1実施形態で説明したフローティング装置100の動作を制御するとともに、上記したロボットアーム200の動作および結束バンド切断装置300の動作も統括して制御する。具体的に制御装置400は、例えば演算機能や記憶手段などを備えたコンピューターが適用可能である。
<結束バンドBDの切断方法>
次に図7を用いて結束バンドBDの切断方法について説明する。なお本実施形態の結束バンドBDの切断方法では、フローティング装置100を用いることで、圧延鋼帯SB表面の相対的に大きなうねりや傾きに対して追従することが可能となるとともに、結束バンド切断装置300を結束バンドBDの表面に対して均一な力で押圧が可能となる。
まずステップ1では、制御装置400は、フローティング装置100を制御して不図示の圧縮気体供給源からの供給圧力Pを第1の圧力α(第1実施形態の「第1の供給圧力」に相当)に設定する。これによりアタッチメント30は支持装置20に対してロックされた状態となる。そして本実施形態ではアタッチメント30に結束バンド切断装置300が固定されているため、結束バンド切断装置300も支持装置20に対して回転(揺動)が停止されたロック状態となる。
次にステップ2では、制御装置400は、ロボットアーム200を制御して圧延鋼帯SBを結束している結束バンドBDの位置をサーチする。
より具体的には、例えば結束バンド切断装置300に設けられた不図示の測距センサー(光学センサー)によって圧延鋼帯SB表面の凹凸状体を計測し、この計測結果に基づいて制御装置400は結束バンドBDの位置を検出する。
そしてステップ3においては、結束バンドBDの位置を未だ検出できていない場合にはこの検出動作を繰り返し、一方で結束バンドBDの位置を検出した場合にはステップ4の処理を実行する。
すなわち、ステップ4では、結束バンドBDの位置を検出した後、フローティング装置100を制御して不図示の圧縮気体供給源からの供給圧力Pを第2の圧力β(第1実施形態の「第2の供給圧力」に相当)に変更する。これによりアタッチメント30は支持装置20に対してアンロックされた状態となる。
換言すれば、本実施形態では、結束バンド切断装置300も支持装置20に対して回転(揺動)が可能なアンロック状態となる。
次にステップ6では、制御装置400は、ロボットアーム200を制御して結束バンドBDの上方まで結束バンド切断装置300を移動させた後に降下させて結束バンド切断装置300を結束バンドBDに押圧させる。このとき、結束バンド切断装置300も支持装置20に対して回転(揺動)が可能なアンロック状態となっているため、結束バンドBDや圧延鋼帯SBの表面に対して球面軸受33を介して結束バンド切断装置300が容易に倣うことができる。さらに、本実施形態のフローティング装置100は上記した弾性機構22aを備えているため、ロボットアーム200の動作に対して過度な負荷を要せずに球面軸受33を介して結束バンド切断装置300が容易に倣うことができる。
次いで、ステップ6では、制御装置400は、結束バンド切断装置300を制御して圧延鋼帯SBを結束する結束バンドBDを切断する処理を実行する。
ステップ6で結束バンドBDを切断する処理が完了した場合、ステップ7で制御装置400は、フローティング装置100を制御して不図示の圧縮気体供給源からの供給圧力Pを第1の圧力α(第1実施形態の「第1の供給圧力」に相当)に変更する。これにより、上述したとおり支持装置20に対してアタッチメント30及び結束バンド切断装置300がロックされた状態となる。
その後、ステップ8で制御装置400は、切断された結束バンドBDを結束バンド切断装置300で把持しつつロボットアーム200を制御することで、結束バンドBDを圧延鋼帯SBから除去する処理を実行する。
以上のシーケンスによって、迅速に且つ圧延鋼帯SBを損傷せずに当該圧延鋼帯SBから結束バンドBDが切断されて除去される。
以上説明した本実施形態によれば、ロボットアーム200で結束バンド切断装置300を移動させるときはフローティング装置100によってロック状態となるため、結束バンド切断装置300が不用意に揺動せずに他の機器への損傷などが防止される。さらには結束バンド切断装置300による結束バンドBDへの押圧時には、フローティング装置100が介在することで面内方向に均一な力で結束バンドBDを押圧することが可能となっている。
なお上記した各実施形態は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
例えば上述したフローティング装置100では、弾性機構22aの数と、位置決めピン25の数は等しくしたが、これらの数を互いに異ならせてもよい。
また、結束バンド切断装置300にも圧縮気体の供給が必要である場合には、フローティング装置100のアタッチメント30に設けられた気体導入口36aからの圧縮気体を分岐させることで使用してもよい。より具体的には、気体導入口36aに通じる気体導入路36bを分岐させて切り替え弁などを設ける構成が考えられる。そして気体導入口36aを介して圧縮気体供給源から流入する圧縮気体を、収容空間32へ流入させる経路と、結束バンド切断装置300へ流入させる経路とに分けて流す構成としてもよい。
また、上記した第2実施形態では、第1の圧力α(第1の供給圧力)と第2の圧力β(第2の供給圧力)を用いて結束バンドBDの切断処理が実行された。しかしながらこの態様に限られず、ステップ6における結束バンドBDの押圧時に、制御装置400は、圧縮気体供給源からの供給圧力Pを、第1の圧力αと第2の圧力βの間の圧力γ(第3の供給圧力)に設定してもよい。このとき、第1の圧力α>第3の圧力γ>第2の圧力βの関係が成立している。
また、上記した第2実施形態において、結束バンドBDを切断後に当該結束バンドBDを把持する機能を結束バンド切断装置300に設けてもよい。更に、このとき結束バンドBDの把持に必要な力を上記した圧縮気体から得るようにしてもよい。より具体的には、制御装置400は、フローティング装置100をロック状態にするために圧縮気体を供給する制御を実行することと並行して、切断後の結束バンドBDの把持用に前記圧縮気体の一部を供給する制御を行ってもよい。
また、本実施形態のフローティング装置100は、結束バンドBDの切断処理に限られず、例えば自動車や電子部品の製造工程にも適用してもよい。
以上説明したように、本発明のフローティング装置およびこのフローティング装置の制御方法などは、構造を簡易としつつも信頼性が高く安価なロボットアームを介した加工装置を実現するのに適している。
10 固定ベース
11a〜11c 第1接続孔
12 第2接続孔
13 接続端
14 締結部材
20 支持装置
21 ボディ
22a 弾性機構
22b 接続孔
22c 突き当て部
23 球面軸受用空間
24 カバー部材(外輪押え部材)
25 位置決めピン
26 弾性部材
30アタッチメント
31 規制ピストン
32 収容空間
33 球面軸受
33a 軸
33b 内輪
33c 外輪
33d 内輪押え部材
34 接続部材
35 ピン受け孔
36a 気体導入口
36b 気体導入路
37 締結部材
38 締結部材(外輪押え部材)
100 フローティング装置
200 ロボットアーム
300 結束バンド切断装置
BD 結束バンド
BCS 結束バンド切断システム
SB 圧延鋼帯

Claims (5)

  1. ロボットアームと接続が可能な固定ベースと、
    圧縮気体が供給される気体導入口と当該圧縮気体が導入される収容空間とが形成されるとともに、ワーク又は工具と接続が可能なアタッチメントと、
    前記固定ベースと前記アタッチメントとの間に介在して設けられるとともに、前記固定ベースに対して回動可能な球面軸受を備えた支持装置と、
    前記アタッチメントの収容空間内に配置され、前記支持装置に接触可能な第1の位置と前記支持装置から離間した第2の位置とで移動可能な規制ピストンと、を含み、
    前記支持装置は、前記アタッチメントに対する前記球面軸受の可動範囲を規制する位置決めピンを有するとともに、少なくとも3本の弾性機構を介して前記固定ベースと接続されており、
    前記位置決めピンが伸びる方向に関して前記弾性機構と重ならないように、前記位置決めピンは前記支持装置に設けられていることを特徴とするフローティング装置。
  2. 前記規制ピストンは、前記支持装置と接触する頂面と、前記頂面と反対側で前記圧縮気体の作用を受ける底面を備えた円筒状である請求項1に記載のフローティング装置。
  3. 前記アタッチメントには前記位置決めピンに対応したピン受け孔が形成されている請求項1又は2に記載のフローティング装置。
  4. 所定の圧縮気体供給源から前記気体導入口へ供給される前記圧縮気体の供給圧力を多段階で切り替えることで、前記支持装置に対して前記アタッチメントがロックされ又は当該ロックが解除される請求項1〜のいずれか一項に記載フローティング装置。
  5. ロボットアームと接続される固定ベース、圧縮気体が供給される気体導入口と当該圧縮気体が導入される収容空間とが形成されたアタッチメント、前記固定ベースと前記アタッチメントとの間に介在して設けられて前記固定ベースに対して回動可能な球面軸受を備える支持装置、及び前記アタッチメントの収容空間内に配置された規制ピストンを含むフローティング装置の制御方法であって、
    前記支持装置は、前記アタッチメントに対する前記球面軸受の可動範囲を規制する位置決めピンを有するとともに、少なくとも3本の弾性機構を介して前記固定ベースと接続されており、
    前記位置決めピンが伸びる方向に関して前記弾性機構と重ならないように、前記位置決めピンは前記支持装置に設けられ、
    前記気体導入口に対して第1の供給圧力で前記圧縮気体を供給することで、前記規制ピストンを前記収容空間における第1の位置に移動させて当該規制ピストンを前記支持装置に接触させる工程と、
    前記供給圧力を前記第1の供給圧力よりも低い第2の供給圧力に変更することで、前記規制ピストンを前記第1の位置とは異なる第2の位置に移動させて当該規制ピストンを前記支持装置から離間させる工程と、
    を含むことを特徴とするフローティング装置の制御方法。
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