JP6109426B1 - デジタル放送受信装置、デジタル放送受信方法及びデジタル放送受信プログラム - Google Patents
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Abstract
判定部は、デジタル放送受信装置(100)の起動の際に、デジタル放送受信装置(100)の前回の動作終了が異常終了であるか否かを判定する。起動管理部は、デジタル放送受信装置(100)の前回の動作終了が異常終了である場合に、デジタル放送受信装置(100)の起動の際に、デジタル放送受信装置(100)の前回の動作終了の際に選局されていたチャンネルであるラストチャンネルと異なるチャンネルを選局する。
Description
本発明は、デジタル放送受信装置に関する。
デジタル放送受信装置では、一般的に、電源がOFFになる直前に選局されていたチャンネルが、電源がONになる際にも選局される。以下では、電源がOFFになる直前に選局されていたチャンネルをラストチャンネルと呼ぶ。デジタル放送受信装置では、選局されたチャンネルが不揮発メモリに記憶される。そして、電源がOFFになる際に不揮発メモリで記憶されていたチャンネル(ラストチャンネル)がデジタル放送受信装置の電源ON時に不揮発メモリから読み出され、選局処理に利用される。また、選局の度にチャンネルを不揮発メモリに記憶するのではなく、電源OFF時にのみ選局されていたチャンネルが不揮発メモリに記憶される製品もある。
デジタル放送では、チャンネルをサービスと呼称する。サービスは、トランスポート・ストリーム(以降TSという)内に多重されて送出される。TS内には複数のサービスを多重することができる。デジタル放送受信装置では、TS単位で受信信号の処理を実施する。
多くのデジタル放送受信装置では、継続して処理を実施することが困難な状態に陥った場合、つまり、システムエラーが発生した場合には、リブート処理を行う。そして、リブート処理により、デジタル放送受信装置は、正常動作に復帰する。システムエラーの発生原因には、選局中のチャンネルの放送波に重畳されているデータの受信信号の処理の不具合や障害などもある。
選局中のチャンネルの放送波を受信し、放送波に重畳された受信信号を処理することにより、継続動作不能となるシステムエラーが発生した場合に、多くのデジタル放送受信装置は、リブート処理を実施する。リブート処理の後は、デジタル放送受信装置は、システムエラーが発生したチャンネルであるラストチャンネルを再度、選局する。このため、デジタル放送受信装置は、同様の受信信号の処理を実施することで、更に、システムエラーが発生し、この結果、リブートを繰り返すことになる。
上記の問題を解決するため、例えば特許文献1では、受信処理にて異常が検出されたタスクに代わって、代替処理として最小限の受信処理を行う縮退タスクを実行することにより、リブートを回避することが記述されている。縮退タスクは、映像、音声を復号する処理を有する縮退処理の実行制御処理である。
また、特許文献2には、不揮発メモリに、別の放送経路により同時並行放送されている同一放送内容の他チャンネルの情報をチャンネルグループ情報として保持することが記述されている。更に、特許文献2には、視聴中のチャンネルにて、降雨や他の理由での受信障害が発生した場合には、前記チャンネルグループ情報を参照することにより、視聴中チャンネルに対する代替チャンネルを抽出し、代替チャンネルに切り替えることにより、同一内容の放送番組の視聴を継続することが記述されている。
上述したように、特許文献1のデジタル放送受信装置では、受信信号の処理プログラムの実行中に何らかの異常が発生した際に、縮退タスクにて最小限の受信処理が実行可能な場合にのみ、リブートの回避が可能である。
特許文献1のデジタル放送受信装置において、回避処理である縮退タスクを実行した際にもシステムエラーが発生する場合もあり、その場合には、リブートを回避することができない。従って、放送波に重畳された受信信号の処理にて、継続動作不能となるシステムエラーが発生した場合には、リブートを繰り返すという問題は解決されない。
特許文献1のデジタル放送受信装置において、回避処理である縮退タスクを実行した際にもシステムエラーが発生する場合もあり、その場合には、リブートを回避することができない。従って、放送波に重畳された受信信号の処理にて、継続動作不能となるシステムエラーが発生した場合には、リブートを繰り返すという問題は解決されない。
また、特許文献2のデジタル放送受信装置では、降雨や他の理由で受信障害が発生した場合には、代替チャンネルで同一放送内容を受信する。しかしながら、代替チャンネルの受信信号は、障害が発生したチャンネルの受信信号と同一であることが多い。従って、代替チャンネルの受信信号によっても、同様に、システムエラーが発生する可能性がある。
このように、特許文献1及び特許文献2では、デジタル放送受信装置が異常終了した後にリブートを繰り返すという課題を解決することはできない。
本発明は上述の課題を解決することを主な目的としており、デジタル放送受信装置が異常終了した後にリブートを繰り返すことなく正常に動作できるようにすることを主な目的とする。
本発明に係るデジタル放送受信装置は、
デジタル放送受信装置であって、
前記デジタル放送受信装置の起動の際に、前記デジタル放送受信装置の前回の動作終了が異常終了であるか否かを判定する判定部と、
前記デジタル放送受信装置の前回の動作終了が異常終了である場合に、前記デジタル放送受信装置の起動の際に、前記デジタル放送受信装置の前回の動作終了の際に選局されていたチャンネルであるラストチャンネルと異なるチャンネルを選局する起動管理部とを有する。
デジタル放送受信装置であって、
前記デジタル放送受信装置の起動の際に、前記デジタル放送受信装置の前回の動作終了が異常終了であるか否かを判定する判定部と、
前記デジタル放送受信装置の前回の動作終了が異常終了である場合に、前記デジタル放送受信装置の起動の際に、前記デジタル放送受信装置の前回の動作終了の際に選局されていたチャンネルであるラストチャンネルと異なるチャンネルを選局する起動管理部とを有する。
本発明によれば、デジタル放送受信装置が異常終了した後はラストチャンネルと異なるチャンネルが選局されるため、放送受信装置は異常終了した後にリブートを繰り返すことなく正常に動作することができる。
以下では、放送波に重畳された受信信号の処理にて、信号処理用のソフトウェアの実行中に何らかの原因でシステムエラーが発生し、当該ソフトウェアのリブートが実行された場合においても、リブートを継続して繰り返すことなく動作する、デジタル放送受信装置を説明する。
なお、以下では、ARIB(一般社団法人 電波産業会)に規定された放送運用に従って放送される、BS(Broadcasting Satellite)デジタル放送を受信し、受信中に信号処理用のソフトウェアにてシステムエラーが発生し、リブートを繰り返す障害を回避する構成について説明する。
以下の実施の形態で説明するデジタル放送受信装置の処理は、BSデジタル放送の運用を規定するMPEG2−Systemsだけでなく、高度広帯域BSデジタル放送などのMPEG−H MMT(MPEG Media Transport)や通信ネットワークを介して放送されるIPTV放送などのIPTVフォーラムの放送運用にも適用可能である。
更に、以下の実施の形態で説明するデジタル放送受信装置の処理は、ARIBで規定されたBSデジタル放送及びIPTVフォーラムのIPTV放送に限らず、他のデジタル放送にも適用可能である。
なお、以下では、ARIB(一般社団法人 電波産業会)に規定された放送運用に従って放送される、BS(Broadcasting Satellite)デジタル放送を受信し、受信中に信号処理用のソフトウェアにてシステムエラーが発生し、リブートを繰り返す障害を回避する構成について説明する。
以下の実施の形態で説明するデジタル放送受信装置の処理は、BSデジタル放送の運用を規定するMPEG2−Systemsだけでなく、高度広帯域BSデジタル放送などのMPEG−H MMT(MPEG Media Transport)や通信ネットワークを介して放送されるIPTV放送などのIPTVフォーラムの放送運用にも適用可能である。
更に、以下の実施の形態で説明するデジタル放送受信装置の処理は、ARIBで規定されたBSデジタル放送及びIPTVフォーラムのIPTV放送に限らず、他のデジタル放送にも適用可能である。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1は、本実施の形態に係るデジタル放送受信装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。
図1に示すように、デジタル放送受信装置100は、チューナ301、デコーダーチップ302、モニター304、メインプロセッサ305、FLASH−ROM(Read Only Memory)306、RAM(Random Access Memory)307、アンテナ308、サブプロセッサ310、FLASH−ROM311、RAM312で構成される。
***構成の説明***
図1は、本実施の形態に係るデジタル放送受信装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。
図1に示すように、デジタル放送受信装置100は、チューナ301、デコーダーチップ302、モニター304、メインプロセッサ305、FLASH−ROM(Read Only Memory)306、RAM(Random Access Memory)307、アンテナ308、サブプロセッサ310、FLASH−ROM311、RAM312で構成される。
RAM307はメインプロセッサ305に接続され、メインプロセッサ305により用いられる。FLASH−ROM306はメインプロセッサ305に接続されて、メインプロセッサ305により用いられる。FLASH−ROM306には、図2に示すシステム制御部105、ラストチャンネル変更部107、メインプロセッサ時間管理部111の機能を実現するプログラムが記憶されている。そして、システム制御部105、ラストチャンネル変更部107、メインプロセッサ時間管理部111の機能を実現するプログラムがRAM307にロードされ、メインプロセッサ305がこれらプログラムを実行して、後述するシステム制御部105、ラストチャンネル変更部107、メインプロセッサ時間管理部111の動作を行う。
RAM312は、サブプロセッサ310に接続され、サブプロセッサ310に用いられる。FLASH−ROM311は、サブプロセッサ310に接続され、サブプロセッサ310に用いられる。
FLASH−ROM311には、図2に示すメインプロセッサ電源管理部109及びサブプロセッサ時間管理部112の機能を実現するプログラムが記憶されている。そして、メインプロセッサ電源管理部109及びサブプロセッサ時間管理部112の機能を実現するプログラムがRAM312にロードされ、サブプロセッサ310がこれらプログラムを実行して、後述するメインプロセッサ電源管理部109及びサブプロセッサ時間管理部112の動作を行う。
メインプロセッサ305とサブプロセッサ310は、シリアル通信にて接続されており、情報の授受を行うことができる。
サブプロセッサ310は、メインプロセッサ305の電源をON/OFFすることが出来る仕組みになっている。サブプロセッサ310は、メインプロセッサ305からの死活監視信号であるヘルスチェック信号を監視しており、一定期間、メインプロセッサ305からのヘルスチェック信号の送信がなかった場合に、メインプロセッサ305における制御に異常が発生しているものとして、メインプロセッサ305に対してリセット処理を実施する。
RAM312は、サブプロセッサ310に接続され、サブプロセッサ310に用いられる。FLASH−ROM311は、サブプロセッサ310に接続され、サブプロセッサ310に用いられる。
FLASH−ROM311には、図2に示すメインプロセッサ電源管理部109及びサブプロセッサ時間管理部112の機能を実現するプログラムが記憶されている。そして、メインプロセッサ電源管理部109及びサブプロセッサ時間管理部112の機能を実現するプログラムがRAM312にロードされ、サブプロセッサ310がこれらプログラムを実行して、後述するメインプロセッサ電源管理部109及びサブプロセッサ時間管理部112の動作を行う。
メインプロセッサ305とサブプロセッサ310は、シリアル通信にて接続されており、情報の授受を行うことができる。
サブプロセッサ310は、メインプロセッサ305の電源をON/OFFすることが出来る仕組みになっている。サブプロセッサ310は、メインプロセッサ305からの死活監視信号であるヘルスチェック信号を監視しており、一定期間、メインプロセッサ305からのヘルスチェック信号の送信がなかった場合に、メインプロセッサ305における制御に異常が発生しているものとして、メインプロセッサ305に対してリセット処理を実施する。
図2は、本実施の形態に係るデジタル放送受信装置100の機能構成例を示す。
図2に示すように、デジタル放送受信装置100は、チューナ部101、DEMUX部102、デコード部103、表示部104、システム制御部105、メインプロセッサ記憶部106、ラストチャンネル変更部107、メインプロセッサ電源管理部109、サブプロセッサ記憶部110、メインプロセッサ時間管理部111、サブプロセッサ時間管理部112で構成される。
図2に示すように、デジタル放送受信装置100は、チューナ部101、DEMUX部102、デコード部103、表示部104、システム制御部105、メインプロセッサ記憶部106、ラストチャンネル変更部107、メインプロセッサ電源管理部109、サブプロセッサ記憶部110、メインプロセッサ時間管理部111、サブプロセッサ時間管理部112で構成される。
アンテナ108は、BSデジタル放送の電波を受信する。アンテナ108は図1のアンテナ308により実現される。
チューナ部101は、デジタル放送波から所望の周波数帯域の電波に同調し、受信信号を復調する。チューナ部101は図1のチューナ301により実現される。
チューナ部101は、デジタル放送波から所望の周波数帯域の電波に同調し、受信信号を復調する。チューナ部101は図1のチューナ301により実現される。
DEMUX部102は、チューナ部101から出力されるTS多重信号からパケットを分離し、パケットに含まれる多重データを映像信号、音声信号及び制御情報などに分離する。
デコード部103は、符号化圧縮された映像信号及び音声信号を復号する。
DEMUX部102及びデコード部103は、図1のデコーダーチップ302により実行される。
BSデジタル放送とは異なる放送運用、例えば、高度BSデジタル放送では、チューナ部101から出力される多重信号はTSパケットではなく、TLVパケットの出力である。放送運用が異なれば、多重形式や参照する制御情報などは異なってくるが、後述するサービスリスト情報、及び選局情報と同等の情報を取得できれば、以下で説明するデジタル放送受信装置100の処理をBSデジタル放送と異なる放送に適用することができる。
デコード部103は、符号化圧縮された映像信号及び音声信号を復号する。
DEMUX部102及びデコード部103は、図1のデコーダーチップ302により実行される。
BSデジタル放送とは異なる放送運用、例えば、高度BSデジタル放送では、チューナ部101から出力される多重信号はTSパケットではなく、TLVパケットの出力である。放送運用が異なれば、多重形式や参照する制御情報などは異なってくるが、後述するサービスリスト情報、及び選局情報と同等の情報を取得できれば、以下で説明するデジタル放送受信装置100の処理をBSデジタル放送と異なる放送に適用することができる。
システム制御部105は、チューナ部101、DEMUX部102及びデコード部103の制御を含む、デジタル放送受信装置100の全体の制御を行う。
システム制御部105は、DEMUX部102から出力される制御情報を取得して受信信号の処理を実施する。また、システム制御部105は、後述するメインプロセッサ電源管理部109とシリアル通信で情報の授受を行う。更に、システム制御部105は、メッセージ等の画像情報の描画も実施する。
また、システム制御部105は、デジタル放送受信装置100の前回の動作終了が異常終了であり、デジタル放送受信装置100における異常終了の発生頻度が閾値を超えている場合に、デジタル放送受信装置100の起動の際に、ラストチャンネルと異なるチャンネルを選局する。
ラストチャンネルは、デジタル放送受信装置100の前回の動作終了の際に選局されていたチャンネルである。
より具体的には、システム制御部105は、ラストチャンネル変更部107にラストチャンネル変更要求を出力し、ラストチャンネル変更部107により書き換えられたラストチャンネルファイル202に記述されているチャンネルを選局する。
ラストチャンネルファイル202の詳細は後述する。
なお、「選局」とは、システム制御部105が、チューナ部101に受信信号を復調させるチャンネルを選択し、チューナ部101に選択したチャンネルを通知することをいう。チューナ部101は、システム制御部105から通知されたチャンネル(選局されたチャンネル)の受信信号を復調する。
システム制御部105は、ラストチャンネル変更部107とともに起動管理部の例に相当する。
また、システム制御部105で行われる動作は、ラストチャンネル変更部107で行われる動作とともに起動管理処理の例に相当する。
システム制御部105は、DEMUX部102から出力される制御情報を取得して受信信号の処理を実施する。また、システム制御部105は、後述するメインプロセッサ電源管理部109とシリアル通信で情報の授受を行う。更に、システム制御部105は、メッセージ等の画像情報の描画も実施する。
また、システム制御部105は、デジタル放送受信装置100の前回の動作終了が異常終了であり、デジタル放送受信装置100における異常終了の発生頻度が閾値を超えている場合に、デジタル放送受信装置100の起動の際に、ラストチャンネルと異なるチャンネルを選局する。
ラストチャンネルは、デジタル放送受信装置100の前回の動作終了の際に選局されていたチャンネルである。
より具体的には、システム制御部105は、ラストチャンネル変更部107にラストチャンネル変更要求を出力し、ラストチャンネル変更部107により書き換えられたラストチャンネルファイル202に記述されているチャンネルを選局する。
ラストチャンネルファイル202の詳細は後述する。
なお、「選局」とは、システム制御部105が、チューナ部101に受信信号を復調させるチャンネルを選択し、チューナ部101に選択したチャンネルを通知することをいう。チューナ部101は、システム制御部105から通知されたチャンネル(選局されたチャンネル)の受信信号を復調する。
システム制御部105は、ラストチャンネル変更部107とともに起動管理部の例に相当する。
また、システム制御部105で行われる動作は、ラストチャンネル変更部107で行われる動作とともに起動管理処理の例に相当する。
ラストチャンネル変更部107は、システム制御部105からのラストチャンネル変更要求を受け付け、ラストチャンネルファイル202の書き換えを行う。
本実施の形態では、ラストチャンネルの変更規則を、後述するチャンネルリストファイル201に記載されているチャンネルリストのチャンネルの順送りとする。つまり、チャンネルリスト上でラストチャンネルの次に記載されているチャンネルを、変更後のラストチャンネルとする。ラストチャンネルが一巡した場合は、本処理を取り止めても、継続して繰り返してもどちらでもよい。チャンネルの順送りの単位は受信信号の処理単位とし、本実施の形態ではTS単位で変更していくものとする。
ラストチャンネル変更部107は、システム制御部105とともに起動管理部の例に相当する。
また、ラストチャンネル変更部107で行われる動作は、システム制御部105で行われる動作とともに起動管理処理の例に相当する。
本実施の形態では、ラストチャンネルの変更規則を、後述するチャンネルリストファイル201に記載されているチャンネルリストのチャンネルの順送りとする。つまり、チャンネルリスト上でラストチャンネルの次に記載されているチャンネルを、変更後のラストチャンネルとする。ラストチャンネルが一巡した場合は、本処理を取り止めても、継続して繰り返してもどちらでもよい。チャンネルの順送りの単位は受信信号の処理単位とし、本実施の形態ではTS単位で変更していくものとする。
ラストチャンネル変更部107は、システム制御部105とともに起動管理部の例に相当する。
また、ラストチャンネル変更部107で行われる動作は、システム制御部105で行われる動作とともに起動管理処理の例に相当する。
メインプロセッサ時間管理部111は、タイマーの設定を行う。
システム制御部105は、起動直後からメインプロセッサ電源管理部109に対して、死活監視信号であるヘルスチェック信号を一定間隔で出力している。
システム制御部105は、ヘルスチェック信号の出力間隔の制御用のタイマーとしてメインプロセッサ時間管理部111を使用する。
システム制御部105は、起動直後からメインプロセッサ電源管理部109に対して、死活監視信号であるヘルスチェック信号を一定間隔で出力している。
システム制御部105は、ヘルスチェック信号の出力間隔の制御用のタイマーとしてメインプロセッサ時間管理部111を使用する。
前述したように、システム制御部105、ラストチャンネル変更部107、メインプロセッサ時間管理部111は、プログラムで実現される。システム制御部105、ラストチャンネル変更部107、メインプロセッサ時間管理部111を実現するプログラムは、メインプロセッサ305により実行される。
メインプロセッサ記憶部106は、以下に説明するチャンネルリストファイル201、ラストチャンネルファイル202を記憶する。メインプロセッサ記憶部106は、メインプロセッサ305に接続された不揮発メモリであるFLASH−ROM306により実現される。
表示部104は、デコード部103により復号された映像や、システム制御部105により描画されたメッセージ等の画像情報を表示する。表示部104は、モニター304により実現される。
メインプロセッサ電源管理部109は、メインプロセッサ305の電源をON/OFFする機能を備え、メインプロセッサ305上で動作するシステム制御部105とシリアル通信で情報の授受をする。メインプロセッサ電源管理部109は、メインプロセッサ305の死活監視を実施する。
前述したように、システム制御部105は、ヘルスチェック信号を一定間隔でメインプロセッサ電源管理部109に出力している。メインプロセッサ電源管理部109は、システム制御部105からのヘルスチェック信号を監視する。そして、一定期間、システム制御部105からのヘルスチェック信号を受信できない場合に、メインプロセッサ電源管理部109は、メインプロセッサ305に対してリセット処理を実施する。メインプロセッサ電源管理部109は、リセット処理を実施すると、後述する終了要因情報ファイル203に、終了要因を“異常終了”として書き込み、後述のサブプロセッサ記憶部110に終了要因情報ファイル203を記憶させる。
前述したように、システム制御部105は、ヘルスチェック信号を一定間隔でメインプロセッサ電源管理部109に出力している。メインプロセッサ電源管理部109は、システム制御部105からのヘルスチェック信号を監視する。そして、一定期間、システム制御部105からのヘルスチェック信号を受信できない場合に、メインプロセッサ電源管理部109は、メインプロセッサ305に対してリセット処理を実施する。メインプロセッサ電源管理部109は、リセット処理を実施すると、後述する終了要因情報ファイル203に、終了要因を“異常終了”として書き込み、後述のサブプロセッサ記憶部110に終了要因情報ファイル203を記憶させる。
システム制御部105は、メインプロセッサ305の処理を終了する際に、メインプロセッサ電源管理部109に終了通知を送信する。メインプロセッサ電源管理部109は、システム制御部105からの終了通知を受信すると、後述する終了要因情報ファイル203に、終了要因を“正常終了”として書き込み、後述のサブプロセッサ記憶部110に終了要因情報ファイル203を記憶させる。
ここで、終了要因について説明する。
終了要因とは、メインプロセッサ305が動作を終了する要因である。つまり、終了要因は、デジタル放送受信装置100の動作終了の要因である。
本実施の形態では、終了要因として、ユーザ操作等による通常の電源OFF処理である“正常終了”と、ヘルスチェック信号未受信によるメインプロセッサ電源管理部109からのリセット処理である“異常終了”の2種類が用いられる。
終了要因とは、メインプロセッサ305が動作を終了する要因である。つまり、終了要因は、デジタル放送受信装置100の動作終了の要因である。
本実施の形態では、終了要因として、ユーザ操作等による通常の電源OFF処理である“正常終了”と、ヘルスチェック信号未受信によるメインプロセッサ電源管理部109からのリセット処理である“異常終了”の2種類が用いられる。
システム制御部105は、起動時に、メインプロセッサ電源管理部109に対して終了要因の取得を要求する。メインプロセッサ電源管理部109は、後述する終了要因情報ファイル203から終了要因を読み出し、システム制御部105に終了要因を返信する。
メインプロセッサ電源管理部109は、システム制御部105の終了要因の取得要求に対して、終了要因として、“正常終了”、“異常終了”、“連続異常終了”の3つのうちのいずれかを返信する。
“正常終了”は、前述したように、メインプロセッサ305が自ら行った終了処理による終了である。
“異常終了”は、メインプロセッサ電源管理部109によるヘルスチェック信号の監視により、一定期間、システム制御部105からの通知がなかった場合に、メインプロセッサ電源管理部109がメインプロセッサ305に対して行ったリセット処理による終了である。
“連続異常終了”は、“異常終了”が、規定期間内に規定回数以上発生したことを意味する。メインプロセッサ電源管理部109は、例えば、デジタル放送受信装置100の前回の動作終了が異常終了であり、現在時刻から規定期間内に異常終了が発生した回数が閾値を超えている場合に、“連続異常終了”と判定する。また、メインプロセッサ電源管理部109は、デジタル放送受信装置100の前回の動作終了が異常終了であり、規定間隔以下の間隔で異常終了が発生した回数が閾値を超えている場合に、“連続異常終了”と判定してもよい。更に、メインプロセッサ電源管理部109は、デジタル放送受信装置100の前回の動作終了が異常終了であり、現在時刻から規定期間内に、規定間隔以下の間隔で異常終了が発生した回数が閾値を超えている場合に、“連続異常終了”と判定してもよい。
このように、メインプロセッサ電源管理部109は、デジタル放送受信装置100の起動の際に、デジタル放送受信装置100の前回の動作終了が異常終了であるか否かを判定している。更に、メインプロセッサ電源管理部109は、デジタル放送受信装置100における異常終了の発生頻度を解析しており、判定部の例に相当する。
また、メインプロセッサ電源管理部109で行われる動作は、判定処理の例に相当する。
“正常終了”は、前述したように、メインプロセッサ305が自ら行った終了処理による終了である。
“異常終了”は、メインプロセッサ電源管理部109によるヘルスチェック信号の監視により、一定期間、システム制御部105からの通知がなかった場合に、メインプロセッサ電源管理部109がメインプロセッサ305に対して行ったリセット処理による終了である。
“連続異常終了”は、“異常終了”が、規定期間内に規定回数以上発生したことを意味する。メインプロセッサ電源管理部109は、例えば、デジタル放送受信装置100の前回の動作終了が異常終了であり、現在時刻から規定期間内に異常終了が発生した回数が閾値を超えている場合に、“連続異常終了”と判定する。また、メインプロセッサ電源管理部109は、デジタル放送受信装置100の前回の動作終了が異常終了であり、規定間隔以下の間隔で異常終了が発生した回数が閾値を超えている場合に、“連続異常終了”と判定してもよい。更に、メインプロセッサ電源管理部109は、デジタル放送受信装置100の前回の動作終了が異常終了であり、現在時刻から規定期間内に、規定間隔以下の間隔で異常終了が発生した回数が閾値を超えている場合に、“連続異常終了”と判定してもよい。
このように、メインプロセッサ電源管理部109は、デジタル放送受信装置100の起動の際に、デジタル放送受信装置100の前回の動作終了が異常終了であるか否かを判定している。更に、メインプロセッサ電源管理部109は、デジタル放送受信装置100における異常終了の発生頻度を解析しており、判定部の例に相当する。
また、メインプロセッサ電源管理部109で行われる動作は、判定処理の例に相当する。
サブプロセッサ時間管理部112は、現在時刻の提供及びタイマーの設定を行う。
前述したように、メインプロセッサ電源管理部109は、システム制御部105からのヘルスチェック信号を監視する。メインプロセッサ電源管理部109は、ヘルスチェック信号の監視用のタイマーとして、サブプロセッサ時間管理部112を使用する。
前述したように、メインプロセッサ電源管理部109は、システム制御部105からのヘルスチェック信号を監視する。メインプロセッサ電源管理部109は、ヘルスチェック信号の監視用のタイマーとして、サブプロセッサ時間管理部112を使用する。
前述したように、メインプロセッサ電源管理部109、サブプロセッサ時間管理部112は、プログラムで実現される。メインプロセッサ電源管理部109、サブプロセッサ時間管理部112を実現するプログラムは、サブプロセッサ310により実行される。
サブプロセッサ記憶部110は、以下に説明する終了要因情報ファイル203を記憶する。
メインプロセッサ電源管理部109は、メインプロセッサ305の終了要因(“正常終了”又は“異常終了”)を、終了時刻とともに、終了要因情報ファイル203に書き込む。サブプロセッサ記憶部110は、メインプロセッサ電源管理部109により更新された後の終了要因情報ファイル203を記憶する。サブプロセッサ記憶部110は、サブプロセッサ310に接続された不揮発メモリであるFLASH−ROM311により実現される。
メインプロセッサ電源管理部109は、メインプロセッサ305の終了要因(“正常終了”又は“異常終了”)を、終了時刻とともに、終了要因情報ファイル203に書き込む。サブプロセッサ記憶部110は、メインプロセッサ電源管理部109により更新された後の終了要因情報ファイル203を記憶する。サブプロセッサ記憶部110は、サブプロセッサ310に接続された不揮発メモリであるFLASH−ROM311により実現される。
図3は、本実施の形態に係るチャンネルリストファイル201の例を示す。
システム制御部105は、BSデジタル放送、地上デジタル放送などのMPEG2−Systemsを用いた放送運用であればNITを、高度広帯域BSデジタル放送であればTLV−NITを、放送受信信号から抽出し、NIT又はTLV−NITに記載されているサービスリスト情報及び選局情報に基づいて、チャンネルリストファイル201を生成する。本実施の形態では、BSデジタル放送のNITからチャンネルリストファイル201が生成されるものとする。
ここで、NIT、TLV−NITともに、選局に関する情報が記載された情報テーブルであり、ARIBにて規定された規格であるため、詳細説明は省略する。
システム制御部105は、BSデジタル放送、地上デジタル放送などのMPEG2−Systemsを用いた放送運用であればNITを、高度広帯域BSデジタル放送であればTLV−NITを、放送受信信号から抽出し、NIT又はTLV−NITに記載されているサービスリスト情報及び選局情報に基づいて、チャンネルリストファイル201を生成する。本実施の形態では、BSデジタル放送のNITからチャンネルリストファイル201が生成されるものとする。
ここで、NIT、TLV−NITともに、選局に関する情報が記載された情報テーブルであり、ARIBにて規定された規格であるため、詳細説明は省略する。
本実施の形態に係るチャンネルリストファイル201には、選局対象となるnetwork_id 、original_network_id、TS_id、service_id、及び選局に必要な情報であるfrequency等の選局情報が含まれる。
チャンネルリストファイル201は、FLASH−ROM306からRAM307上に展開され、システム制御部105によりチャンネルリストとして使用される。
チャンネルリストファイル201は、FLASH−ROM306からRAM307上に展開され、システム制御部105によりチャンネルリストとして使用される。
デジタル放送の選局に使用するチャンネルリストの情報取得方法として、本実施の形態で取り上げたNITを使用する方法以外にも、今後新たな方法が採用されることは十分考えられる。システムエラーを起こしたチャンネルと異なるチャンネルを選択できる情報が記載されるチャンネルリストであれば、NITを使用して生成されたチャンネルリストと異なるチャンネルリストを利用可能である。
ここで、チャンネルとは、受信信号の処理の対象となる選局単位である。本実施の形態ではTSが受信信号の処理の対象であり、選局単位となる。
ここで、チャンネルとは、受信信号の処理の対象となる選局単位である。本実施の形態ではTSが受信信号の処理の対象であり、選局単位となる。
図4は、本実施の形態に係るラストチャンネルファイル202の例を示す。
ラストチャンネルファイル202は、ラストチャンネルを記録したファイルである。システム制御部105が、選局が行われる度に選局されたチャンネルをラストチャンネルとしてラストチャンネルファイル202に書き込む。メインプロセッサ記憶部106は、システム制御部105により更新されたラストチャンネルファイル202を記憶する。
なお、システム制御部105は、選局の度にラストチャンネルファイル202を書き換えるのではなく、電源OFF時点で選局されているチャンネルをラストチャンネルとしてラストチャンネルファイル202に書き込んでもよい。また、システム制御部105は、ファイル形式にてラストチャンネルを記録する代わりに、ラストチャンネルを不揮発メモリに直接格納してもよい。
本実施の形態に係るラストチャンネルファイル202には、選局対象を特定するための情報であるnetwork_id 、original_network_id、TS_id、service_idが記載されている。
ラストチャンネルファイル202は、FLASH−ROM306からRAM307上に展開され、システム制御部105によりラストチャンネル情報として使用される。
ラストチャンネルファイル202は、ラストチャンネルを記録したファイルである。システム制御部105が、選局が行われる度に選局されたチャンネルをラストチャンネルとしてラストチャンネルファイル202に書き込む。メインプロセッサ記憶部106は、システム制御部105により更新されたラストチャンネルファイル202を記憶する。
なお、システム制御部105は、選局の度にラストチャンネルファイル202を書き換えるのではなく、電源OFF時点で選局されているチャンネルをラストチャンネルとしてラストチャンネルファイル202に書き込んでもよい。また、システム制御部105は、ファイル形式にてラストチャンネルを記録する代わりに、ラストチャンネルを不揮発メモリに直接格納してもよい。
本実施の形態に係るラストチャンネルファイル202には、選局対象を特定するための情報であるnetwork_id 、original_network_id、TS_id、service_idが記載されている。
ラストチャンネルファイル202は、FLASH−ROM306からRAM307上に展開され、システム制御部105によりラストチャンネル情報として使用される。
図5は、本実施の形態に係る終了要因情報ファイル203の例を示す。
終了要因情報ファイル203には、メインプロセッサ305の電源OFFの終了要因と終了時刻が記載される。終了要因情報ファイル203には、任意の回数分の終了要因と終了時刻の対が記載される。本実施の形態では終了要因情報ファイル203に10回分の終了要因と終了時刻の対が記載されるものとする。また、終了要因と終了時刻の対はFIFO(First In First Out)形式にて記述されるものとする。
0番の行に最新の終了要因と終了時刻の対が記載される。0番の行の終了要因と終了時刻の対が記載される際に、それまでに記録されていた終了要因と終了時刻の対を一つずつ下げて記載し、10回を超えた終了要因と終了時刻の対を削除する。終了要因と終了時刻の対をループメモリによりライトポインタを指定して記録してもよい。
終了要因情報ファイル203は、FLASH−ROM311からRAM312上に展開され、メインプロセッサ電源管理部109により終了要因情報として使用される。
終了要因情報ファイル203には、メインプロセッサ305の電源OFFの終了要因と終了時刻が記載される。終了要因情報ファイル203には、任意の回数分の終了要因と終了時刻の対が記載される。本実施の形態では終了要因情報ファイル203に10回分の終了要因と終了時刻の対が記載されるものとする。また、終了要因と終了時刻の対はFIFO(First In First Out)形式にて記述されるものとする。
0番の行に最新の終了要因と終了時刻の対が記載される。0番の行の終了要因と終了時刻の対が記載される際に、それまでに記録されていた終了要因と終了時刻の対を一つずつ下げて記載し、10回を超えた終了要因と終了時刻の対を削除する。終了要因と終了時刻の対をループメモリによりライトポインタを指定して記録してもよい。
終了要因情報ファイル203は、FLASH−ROM311からRAM312上に展開され、メインプロセッサ電源管理部109により終了要因情報として使用される。
本実施の形態では、上述の通り、終了要因情報ファイル203には、終了要因として、ユーザ操作等による通常の電源OFF処理である“正常終了”と、メインプロセッサ305からのヘルスチェック信号がメインプロセッサ電源管理部109に届かなった場合の“異常終了”の2種類が記載される。ユーザによる強制終了など、“正常終了”、“異常終了”以外の終了要因が考えられるが、本実施の形態では、説明の簡明性の観点から、“正常終了”と“異常終了”の2種類の終了要因で説明を行う。
本実施の形態では、最新の終了要因が“異常終了”であり、規定期間内に規定回数以上の“異常終了”が発生している場合に、メインプロセッサ電源管理部109は、システム制御部105からの終了要因の取得要求に対して、“連続異常終了”を返信する。例えば、最新の終了要因が“異常終了”であり、1分以内に3回の“異常終了”が発生している場合に、メインプロセッサ電源管理部109は“連続異常終了”を返信する。図5は、0番の行、1番の行、2番の行と1分以内に3回の“異常終了”が発生している状況を示している。
本実施の形態では、同一のTSを受信し続けることによるリブートの繰り返しが、規定期間、規定回数以上発生した場合に、放送波の受信信号処理によるシステムエラーと判断することとしている。これは、放送波の受信信号処理に起因したシステムエラーを、システムエラーの内容から判定することが困難なためである。
また、規定間隔以下の間隔でシステムエラーが規定回数以上連続して発生した場合に、放送波の受信信号処理によるシステムエラーと判断するようにしてもよい。また、規定期間以内に規定間隔以下の間隔でシステムエラーが規定回数以上連続して発生した場合に、放送波の受信信号処理によるシステムエラーと判断するようにしてもよい。また、放送波に多重されている制御情報の再送周期を考慮して期間や間隔を設定するようにしてもよい。
***動作の説明***
次に、デジタル放送受信装置100における動作を、選局処理、起動処理、リブート処理に分けて説明する。
次に、デジタル放送受信装置100における動作を、選局処理、起動処理、リブート処理に分けて説明する。
デジタル放送受信装置100における選局処理について説明する。
チャンネルリストは、RAM307上に展開されたチャンネルリストファイル201である。チャンネルリストに記載されている内容は図3のチャンネルリストファイル201と同一である。
システム制御部105は、チャンネルリストを参照し、選局対象のチャンネルの選局情報を取り出し、チューナ部101に対して、選局要求と合わせて該選局情報を通知する。チューナ部101は、受け取った選局情報をもとに受信信号の復調を行う。さらに、システム制御部105は、チューナ部101に選局要求したチャンネルをラストチャンネルとして、ラストチャンネルファイル202に書き込み、メインプロセッサ記憶部106にラストチャンネルファイル202を記憶させる。
チャンネルリストは、RAM307上に展開されたチャンネルリストファイル201である。チャンネルリストに記載されている内容は図3のチャンネルリストファイル201と同一である。
システム制御部105は、チャンネルリストを参照し、選局対象のチャンネルの選局情報を取り出し、チューナ部101に対して、選局要求と合わせて該選局情報を通知する。チューナ部101は、受け取った選局情報をもとに受信信号の復調を行う。さらに、システム制御部105は、チューナ部101に選局要求したチャンネルをラストチャンネルとして、ラストチャンネルファイル202に書き込み、メインプロセッサ記憶部106にラストチャンネルファイル202を記憶させる。
次に、デジタル放送受信装置100における起動処理について説明する。
メインプロセッサ305は、メインプロセッサ電源管理部109からの電源ON処理により起動する。メインプロセッサ電源管理部109の電源ON処理の開始トリガーは、ユーザによるリモートコントローラ操作や、ヘルスチェック信号未通知状態でのメインプロセッサ305のリセット等である。ヘルスチェック信号未受信状態でのメインプロセッサ305のリセット以外については、本発明の趣旨から外れるため、説明を省略する。
メインプロセッサ305は、メインプロセッサ電源管理部109からの電源ON処理により起動する。メインプロセッサ電源管理部109の電源ON処理の開始トリガーは、ユーザによるリモートコントローラ操作や、ヘルスチェック信号未通知状態でのメインプロセッサ305のリセット等である。ヘルスチェック信号未受信状態でのメインプロセッサ305のリセット以外については、本発明の趣旨から外れるため、説明を省略する。
メインプロセッサ305は、電源ON処理によりブート処理を実行する。ブート処理の詳細についても、本発明の趣旨から外れるため、説明を省略する。
メインプロセッサ305がブート処理を終了し、システム制御部105が起動すると、システム制御部105は、チャンネルリストファイル201をメインプロセッサ記憶部106から読み出し、チャンネルリストとしてRAM307上に展開する。さらに、システム制御部105は、メインプロセッサ電源管理部109に対して終了要因の取得を要求する。
メインプロセッサ305がブート処理を終了し、システム制御部105が起動すると、システム制御部105は、チャンネルリストファイル201をメインプロセッサ記憶部106から読み出し、チャンネルリストとしてRAM307上に展開する。さらに、システム制御部105は、メインプロセッサ電源管理部109に対して終了要因の取得を要求する。
システム制御部105は、終了要因の取得後、ラストチャンネルファイル202をメインプロセッサ記憶部106から読み出し、ラストチャンネル情報としてRAM307上に展開する。
ラストチャンネル情報は、RAM307上に展開されたラストチャンネルファイル202である。ラストチャンネル情報に記載されている内容は図4のラストチャンネルファイル202と同一である。
システム制御部105は、チャンネルリストからラストチャンネルに関する選局情報を取り出し、チューナ部101に選局要求と合わせて選局情報を通知する。チューナ部101は受け取った選局情報をもとに受信信号の復調を行う。
ラストチャンネル情報は、RAM307上に展開されたラストチャンネルファイル202である。ラストチャンネル情報に記載されている内容は図4のラストチャンネルファイル202と同一である。
システム制御部105は、チャンネルリストからラストチャンネルに関する選局情報を取り出し、チューナ部101に選局要求と合わせて選局情報を通知する。チューナ部101は受け取った選局情報をもとに受信信号の復調を行う。
システム制御部105は、起動後、メインプロセッサ時間管理部111を使用し、メインプロセッサ電源管理部109に対するヘルスチェック信号の送信用のタイマーの設定を行う。システム制御部105は、一定間隔で発火するようにタイマーを設定する。タイマーの発火時に、システム制御部105は、メインプロセッサ電源管理部109に対してヘルスチェック信号の送信を行う。
ここで、システム制御部105による終了要因の取得処理について説明する。本実施の形態では、システム制御部105は、終了要因の取得処理を、チャンネルリストファイル201の読み出しとラストチャンネルファイル202の読み出しの間で実施する。
メインプロセッサ電源管理部109は、システム制御部105からの終了要因の取得要求を受信する。そして、メインプロセッサ電源管理部109は、終了要因情報ファイル203をサブプロセッサ記憶部110から読み出す。また、メインプロセッサ電源管理部109は、読み出した終了要因情報ファイル203を終了要因情報としてRAM312上に展開する。終了要因情報は、RAM312上に展開された終了要因情報ファイル203である。終了要因情報に記載されている内容は図5の終了要因情報ファイル203と同一である。
メインプロセッサ電源管理部109は、RAM312上に展開した終了要因情報を参照し、前回の動作終了の終了要因(図5の0番の行の終了要因)が“正常終了”であれば、“正常終了”をシステム制御部105に通知する。
一方、前回の動作終了の終了要因が“異常終了”の場合、現在時刻から1分以内に3回連続して“異常終了”が発生している場合には、メインプロセッサ電源管理部109は、“連続異常終了”をシステム制御部105に通知する。
それ以外の場合は、メインプロセッサ電源管理部109は “異常終了”をシステム制御部105に通知する。メインプロセッサ電源管理部109は、現在時刻を、サブプロセッサ時間管理部112より取得する。
一方、前回の動作終了の終了要因が“異常終了”の場合、現在時刻から1分以内に3回連続して“異常終了”が発生している場合には、メインプロセッサ電源管理部109は、“連続異常終了”をシステム制御部105に通知する。
それ以外の場合は、メインプロセッサ電源管理部109は “異常終了”をシステム制御部105に通知する。メインプロセッサ電源管理部109は、現在時刻を、サブプロセッサ時間管理部112より取得する。
システム制御部105は、メインプロセッサ電源管理部109より終了要因を通知されると、通知された終了要因に基づいて以下のように動作する。
“正常終了”又は“異常終了”が通知された場合は、システム制御部105は、ラストチャンネル情報に記述されているラストチャンネルを選局する。
一方、“連続異常終了”が通知された場合は、メインプロセッサ電源管理部109は、ラストチャンネル変更部107にラストチャンネルの変更を要求する。ラストチャンネル変更部107は、システム制御部105からラストチャンネルの変更要求を受け付けると、ラストチャンネルファイル202に記載のラストチャンネルを書き換え、書き換え後のラストチャンネルファイル202をメインプロセッサ記憶部106に記憶させる。
本実施の形態では、上述の通り、ラストチャンネル変更部107は、チャンネルリストに記載の受信信号の処理単位であるTSを順送りしてチャンネルの設定をする。図3のチャンネルリストファイル201に従うと、ラストチャンネルが101ch(TS_id:0x40f1)の場合には、ラストチャンネル変更部107は、チャンネルリストファイル201に記載の103ch(TS_id:0x40f2)を新たなラストチャンネルとしてラストチャンネルファイル202を書き換える。
“正常終了”又は“異常終了”が通知された場合は、システム制御部105は、ラストチャンネル情報に記述されているラストチャンネルを選局する。
一方、“連続異常終了”が通知された場合は、メインプロセッサ電源管理部109は、ラストチャンネル変更部107にラストチャンネルの変更を要求する。ラストチャンネル変更部107は、システム制御部105からラストチャンネルの変更要求を受け付けると、ラストチャンネルファイル202に記載のラストチャンネルを書き換え、書き換え後のラストチャンネルファイル202をメインプロセッサ記憶部106に記憶させる。
本実施の形態では、上述の通り、ラストチャンネル変更部107は、チャンネルリストに記載の受信信号の処理単位であるTSを順送りしてチャンネルの設定をする。図3のチャンネルリストファイル201に従うと、ラストチャンネルが101ch(TS_id:0x40f1)の場合には、ラストチャンネル変更部107は、チャンネルリストファイル201に記載の103ch(TS_id:0x40f2)を新たなラストチャンネルとしてラストチャンネルファイル202を書き換える。
ここでは、ラストチャンネル変更部107は、ラストチャンネルファイル202を書き換えているが、ラストチャンネル変更部107は、RAM307に展開されているラストチャンネル情報を書き換えるようにしてもよい。
次に、デジタル放送受信装置100におけるリブート処理について説明する。
システム制御部105はメインプロセッサ電源管理部109へ一定期間毎にヘルスチェック信号を送信している。
メインプロセッサ電源管理部109は、システム制御部105からのヘルスチェック信号を監視している。システムエラー、無限ループなどにより、システム制御部105がヘルスチェック信号を送信できなくなると、メインプロセッサ電源管理部109は、上記の一定期間経過後にメインプロセッサ305に対してリセット処理を行う。そして、メインプロセッサ電源管理部109は、終了要因情報ファイル203に、ヘルスチェック信号未受信によるリセット処理である“異常終了”を、終了時刻とともに書き込む。サブプロセッサ記憶部110は、メインプロセッサ電源管理部109により更新された終了要因情報ファイル203を記憶する。メインプロセッサ電源管理部109は、終了時刻の記載に必要となる現在時刻を、サブプロセッサ時間管理部112より取得する。
システム制御部105はメインプロセッサ電源管理部109へ一定期間毎にヘルスチェック信号を送信している。
メインプロセッサ電源管理部109は、システム制御部105からのヘルスチェック信号を監視している。システムエラー、無限ループなどにより、システム制御部105がヘルスチェック信号を送信できなくなると、メインプロセッサ電源管理部109は、上記の一定期間経過後にメインプロセッサ305に対してリセット処理を行う。そして、メインプロセッサ電源管理部109は、終了要因情報ファイル203に、ヘルスチェック信号未受信によるリセット処理である“異常終了”を、終了時刻とともに書き込む。サブプロセッサ記憶部110は、メインプロセッサ電源管理部109により更新された終了要因情報ファイル203を記憶する。メインプロセッサ電源管理部109は、終了時刻の記載に必要となる現在時刻を、サブプロセッサ時間管理部112より取得する。
ここで、放送波の受信中にデジタル放送受信装置100にシステムエラーが発生した場合のリブート動作を説明する。
以下では、本実施の形態に係るリブート回避処理を実施しなかった場合と、リブート回避処理を実施した場合について説明する。
以下では、本実施の形態に係るリブート回避処理を実施しなかった場合と、リブート回避処理を実施した場合について説明する。
デジタル放送受信装置100においてシステムエラーが発生し、システム制御部105が正常に動作しなくなると、システム制御部105はメインプロセッサ電源管理部109にヘルスチェック信号を送信できなくなる。このため、メインプロセッサ電源管理部109は、メインプロセッサ305に対してリセット処理を実施する。
本実施の形態に係るリブート回避処理が実施されなかった場合、システム制御部105は、システムエラー発生後の起動処理の際に、メインプロセッサ記憶部106に記憶されているラストチャンネルファイル202を読み出し、ラストチャンネルの選局を実施する。つまり、デジタル放送受信装置100は、再度、システムエラーが発生したチャンネルの放送波を受信する。システムエラーの原因が、放送波に重畳された受信信号の処理に起因するため、放送内容の変更がない限り、前回と同様に、システムエラーが発生する。従って、システム制御部105は、再度、ヘルスチェック信号を送信することができなくなり、メインプロセッサ電源管理部109によるメインプロセッサ305のリセット処理が繰り返し実施される。
本実施の形態に係るリブート回避処理が実施された場合、システム制御部105は、メインプロセッサ記憶部106に記憶されているラストチャンネルファイル202を読み出す前に、メインプロセッサ電源管理部109から終了要因を取得する。そして、システム制御部105は、システムエラーの要因が、放送波に重畳された受信信号の処理によるものかを判定する。つまり、システム制御部105は、デジタル放送受信装置100において“連続異常終了”が発生しているか否かを判定する。放送波に重畳された受信信号の処理によるシステムエラーと判定した場合、つまり、デジタル放送受信装置100において“連続異常終了”が発生していると判定した場合は、システム制御部105は、ラストチャンネル変更部107に、ラストチャンネルファイル202に記載のラストチャンネルを他のチャンネルに変更することを指示する。ラストチャンネル変更部107は、ラストチャンネルファイル202の記載を、システムエラーを起こしていたラストチャンネルとは別のチャンネル(本実施の形態では別のTS)に書き換える。
システム制御部105が、メインプロセッサ記憶部106からラストチャンネルファイル202を読み出す際には、ラストチャンネルは、システムエラーを起こしていたラストチャンネルとは別のチャンネル(本実施の形態では別のTS)に書き換わっている。このため、システム制御部105は、システムエラーを起こしていたラストチャンネルとは別のチャンネルを選局する。そして、システム制御部105は、選局した新たなチャンネルの受信信号を復調するようチューナ部101に指示する。
このようなリブート回避処理によりシステムエラーの発生を防ぐことができ、リブートが繰り返される事態を回避することができる。
システム制御部105が、メインプロセッサ記憶部106からラストチャンネルファイル202を読み出す際には、ラストチャンネルは、システムエラーを起こしていたラストチャンネルとは別のチャンネル(本実施の形態では別のTS)に書き換わっている。このため、システム制御部105は、システムエラーを起こしていたラストチャンネルとは別のチャンネルを選局する。そして、システム制御部105は、選局した新たなチャンネルの受信信号を復調するようチューナ部101に指示する。
このようなリブート回避処理によりシステムエラーの発生を防ぐことができ、リブートが繰り返される事態を回避することができる。
なお、本実施の形態では、システム制御部105によるDEMUX部102、デコード部103及び表示部104の制御については詳しく説明していないが、システム制御部105は、公知の方法によりDEMUX部102、デコード部103及び表示部104を制御する。
次に、本実施の形態に係るデジタル放送受信装置の動作アルゴリズムを、図6〜図11に示すフローチャートを参照して説明する。
なお、図6〜図11に示す動作手順は、デジタル放送受信方法及びデジタル放送受信プログラムの例を示す。
なお、図6〜図11に示す動作手順は、デジタル放送受信方法及びデジタル放送受信プログラムの例を示す。
図6は、メインプロセッサ305での起動処理の動作を示すフローチャートである。
先ず、システム制御部105は、起動すると、チャンネルリストファイル201をメインプロセッサ記憶部106から読み出し、チャンネルリストとしてRAM307上に展開する(ステップS6−1)。
更に、システム制御部105は、メインプロセッサ電源管理部109に対して終了要因の取得を要求し(ステップS6−2)、メインプロセッサ電源管理部109より終了要因を取得する(ステップS6−3)。
また、システム制御部105は、メインプロセッサ電源管理部109より取得した終了要因に基づいて以下のように動作する。
メインプロセッサ電源管理部109より取得した終了要因が“正常終了”又は“異常終了”の場合は(ステップS6−4で“いいえ”)、システム制御部105は、ラストチャンネルファイル202に記載のラストチャンネルを選局する(ステップS6−6)。
一方、メインプロセッサ電源管理部109より取得した終了要因が“連続異常終了”の場合は(ステップS6−4で“はい”)、システム制御部105は、ラストチャンネル変更部107にラストチャンネルの変更を要求し、ラストチャンネルファイル202に記載のラストチャンネルを別のチャンネルに書き換えさせる(ステップS6−5)。より具体的には、システム制御部105は、ラストチャンネル変更部107に、チャンネルリストに記載のラストチャンネルより1TS上のチャンネルに書き換えさせる。
システム制御部105は、ラストチャンネルファイル202に記載のラストチャンネルを選局する(ステップS6−6)。
更に、システム制御部105は、ヘルスチェック信号の送信用のタイマーを設定する(ステップS6−7)。
更に、システム制御部105は、メインプロセッサ電源管理部109に対して終了要因の取得を要求し(ステップS6−2)、メインプロセッサ電源管理部109より終了要因を取得する(ステップS6−3)。
また、システム制御部105は、メインプロセッサ電源管理部109より取得した終了要因に基づいて以下のように動作する。
メインプロセッサ電源管理部109より取得した終了要因が“正常終了”又は“異常終了”の場合は(ステップS6−4で“いいえ”)、システム制御部105は、ラストチャンネルファイル202に記載のラストチャンネルを選局する(ステップS6−6)。
一方、メインプロセッサ電源管理部109より取得した終了要因が“連続異常終了”の場合は(ステップS6−4で“はい”)、システム制御部105は、ラストチャンネル変更部107にラストチャンネルの変更を要求し、ラストチャンネルファイル202に記載のラストチャンネルを別のチャンネルに書き換えさせる(ステップS6−5)。より具体的には、システム制御部105は、ラストチャンネル変更部107に、チャンネルリストに記載のラストチャンネルより1TS上のチャンネルに書き換えさせる。
システム制御部105は、ラストチャンネルファイル202に記載のラストチャンネルを選局する(ステップS6−6)。
更に、システム制御部105は、ヘルスチェック信号の送信用のタイマーを設定する(ステップS6−7)。
図7は、メインプロセッサ305でのヘルスチェック信号の送信用のタイマーの設定処理を示すフローチャートである。
システム制御部105は、起動処理(図6)を終了すると、ヘルスチェック信号の送信用のタイマーの設定を実施する(ステップS7−1)。
本実施の形態ではタイマーの設定値を、サブプロセッサ310側の死活監視タイマーの設定値の半分とする。つまり、サブプロセッサ310でのタイマーがN秒で発火する場合は、ステップS7−1では、システム制御部105はN/2秒をタイマーに設定する。
ヘルスチェック信号の送信用のタイマーが発火すると(ステップS7−2で“はい”)、システム制御部105は、メインプロセッサ電源管理部109に対して、ヘルスチェック信号を送信する(ステップS7−3)。
本実施の形態ではタイマーの設定値を、サブプロセッサ310側の死活監視タイマーの設定値の半分とする。つまり、サブプロセッサ310でのタイマーがN秒で発火する場合は、ステップS7−1では、システム制御部105はN/2秒をタイマーに設定する。
ヘルスチェック信号の送信用のタイマーが発火すると(ステップS7−2で“はい”)、システム制御部105は、メインプロセッサ電源管理部109に対して、ヘルスチェック信号を送信する(ステップS7−3)。
図10は、メインプロセッサ305での終了処理を示すフローチャートである。
システム制御部105は、ユーザからの電源OFF要求を受け付けると、終了処理を開始する(ステップS10−1)。
システム制御部105は、メインプロセッサ電源管理部109へ終了通知を送信する(ステップS10−2)。
システム制御部105は、メインプロセッサ電源管理部109へ終了通知を送信する(ステップS10−2)。
図8は、メインプロセッサ305の起動時のサブプロセッサ310の処理を示すフローチャートである。
メインプロセッサ電源管理部109は、メインプロセッサ305の電源ON処理を実施する(ステップS8−1)。
メインプロセッサ電源管理部109は、ヘルスチェック信号の監視用のタイマーを設定する(ステップS8−2)。前述のように、本実施の形態ではタイマーの設定値を、メインプロセッサ305側のヘルスチェック信号の送信用タイマーの設定値の倍の値とする。ここで、タイマーの設定値は、メインプロセッサ305の電源ON処理から、システム制御部105が最初のヘルスチェック信号を送信できるようになるまでの時間よりも十分長い時間とする。
システム制御部105からのヘルスチェック信号を受信すると(ステップS8−3で“はい”)、メインプロセッサ電源管理部109は、タイマーの設定をリスタートさせる(ステップS8−2)。
一方、システム制御部105からのヘルスチェック信号を受信できず、ヘルスチェック信号の監視用のタイマーが発火すると(ステップS8−4で“はい”)、メインプロセッサ電源管理部109は、メインプロセッサ305に対してリセット処理を行う(ステップS8−5)。
そして、メインプロセッサ電源管理部109は、終了要因情報ファイル203にヘルスチェック信号未受信によるリセット処理である“異常終了”を書き込み、終了要因情報ファイル203をサブプロセッサ記憶部110に記録させる(ステップS8−6)。
メインプロセッサ電源管理部109は、ヘルスチェック信号の監視用のタイマーを設定する(ステップS8−2)。前述のように、本実施の形態ではタイマーの設定値を、メインプロセッサ305側のヘルスチェック信号の送信用タイマーの設定値の倍の値とする。ここで、タイマーの設定値は、メインプロセッサ305の電源ON処理から、システム制御部105が最初のヘルスチェック信号を送信できるようになるまでの時間よりも十分長い時間とする。
システム制御部105からのヘルスチェック信号を受信すると(ステップS8−3で“はい”)、メインプロセッサ電源管理部109は、タイマーの設定をリスタートさせる(ステップS8−2)。
一方、システム制御部105からのヘルスチェック信号を受信できず、ヘルスチェック信号の監視用のタイマーが発火すると(ステップS8−4で“はい”)、メインプロセッサ電源管理部109は、メインプロセッサ305に対してリセット処理を行う(ステップS8−5)。
そして、メインプロセッサ電源管理部109は、終了要因情報ファイル203にヘルスチェック信号未受信によるリセット処理である“異常終了”を書き込み、終了要因情報ファイル203をサブプロセッサ記憶部110に記録させる(ステップS8−6)。
図9は、システム制御部105から終了要因の取得要求が送信された際のサブプロセッサ310の処理を示すフローチャートである。
システム制御部105が、メインプロセッサ電源管理部109に対して終了要因の取得を要求すると、メインプロセッサ電源管理部109は、終了要因の取得要求を受け付ける(ステップS9−1)。
次に、メインプロセッサ電源管理部109は、終了要因情報ファイル203をサブプロセッサ記憶部110から読み出す(ステップS9−2)。
次に、メインプロセッサ電源管理部109は、サブプロセッサ時間管理部112より現在時刻を取得する(ステップS9−3)。
また、メインプロセッサ電源管理部109は、前回の終了要因が“異常終了”であり、現在時刻から遡って一定期間内に“異常終了”が一定回数以上発生しているか否かを判定する(ステップS9−4)。
デジタル放送受信装置100の前回の動作終了が“異常終了”であり、現在時刻から遡って一定期間内に“異常終了”が一定回数以上発生している場合は(ステップS9−4で“はい”)、メインプロセッサ電源管理部109は、システム制御部105に対して、放送波の受信信号処理障害である、“連続異常終了”を通知する(ステップS9−5)。
一方、ステップS9−4で“いいえ”の場合は、メインプロセッサ電源管理部109は、終了要因情報ファイル203の終了要因が“正常終了”であれば“正常終了”を、“異常終了”であれば“異常終了”を、システム制御部105に通知する(ステップS9−6)。
次に、メインプロセッサ電源管理部109は、終了要因情報ファイル203をサブプロセッサ記憶部110から読み出す(ステップS9−2)。
次に、メインプロセッサ電源管理部109は、サブプロセッサ時間管理部112より現在時刻を取得する(ステップS9−3)。
また、メインプロセッサ電源管理部109は、前回の終了要因が“異常終了”であり、現在時刻から遡って一定期間内に“異常終了”が一定回数以上発生しているか否かを判定する(ステップS9−4)。
デジタル放送受信装置100の前回の動作終了が“異常終了”であり、現在時刻から遡って一定期間内に“異常終了”が一定回数以上発生している場合は(ステップS9−4で“はい”)、メインプロセッサ電源管理部109は、システム制御部105に対して、放送波の受信信号処理障害である、“連続異常終了”を通知する(ステップS9−5)。
一方、ステップS9−4で“いいえ”の場合は、メインプロセッサ電源管理部109は、終了要因情報ファイル203の終了要因が“正常終了”であれば“正常終了”を、“異常終了”であれば“異常終了”を、システム制御部105に通知する(ステップS9−6)。
図11は、システム制御部105から終了通知が送信された際のサブプロセッサ310の処理を示すフローチャートである。
メインプロセッサ電源管理部109は、システム制御部105から終了通知を受け付ける(ステップS11−1)。
そして、メインプロセッサ電源管理部109は、終了要因情報ファイル203に“正常終了”を書き込み、終了要因情報ファイル203をサブプロセッサ記憶部110に記録させる(ステップS11−2)。
そして、メインプロセッサ電源管理部109は、終了要因情報ファイル203に“正常終了”を書き込み、終了要因情報ファイル203をサブプロセッサ記憶部110に記録させる(ステップS11−2)。
***実施の形態の効果の説明***
以上のように、本実施の形態によれば、放送波に重畳された情報の処理に起因したシステムエラーが発生した場合にも、システムエラーが発生した時に選局していたチャンネルとは異なるチャンネルを選局するようにしているので、放送波に重畳された情報の処理に起因するシステムエラーを避けることができ、リブートを繰り返す事態を回避することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、放送波に重畳された情報の処理に起因したシステムエラーが発生した場合にも、システムエラーが発生した時に選局していたチャンネルとは異なるチャンネルを選局するようにしているので、放送波に重畳された情報の処理に起因するシステムエラーを避けることができ、リブートを繰り返す事態を回避することができる。
なお、以上では、通知された終了要因が“連続異常終了”の場合にシステム制御部105がラストチャンネルファイル202に記載のラストチャンネルと異なるチャンネルを選局する例を説明した。これに代えて、通知された終了要因が“異常終了”の場合にシステム制御部105がラストチャンネルファイル202に記載のラストチャンネルと異なるチャンネルを選局するようにしてもよい。つまり、異常終了の発生頻度に関わらず前回の終了要因が“異常終了”であれば必ずシステム制御部105がラストチャンネルファイル202に記載のラストチャンネルと異なるチャンネルを選局するようにしてもよい。
実施の形態2.
本実施の形態では、ユーザの選局操作により、システムエラーが発生したチャンネルが指定された場合に、システムエラーを回避する例を説明する。
なお、本実施の形態では、デジタル放送受信装置100のハードウェア構成例は図1に示した通りである。また、デジタル放送受信装置100の機能構成例も図2に示した通りである。
以下では、主に実施の形態1との差異を説明する。
以下で説明していない事項は、実施の形態1と同じである。
本実施の形態では、ユーザの選局操作により、システムエラーが発生したチャンネルが指定された場合に、システムエラーを回避する例を説明する。
なお、本実施の形態では、デジタル放送受信装置100のハードウェア構成例は図1に示した通りである。また、デジタル放送受信装置100の機能構成例も図2に示した通りである。
以下では、主に実施の形態1との差異を説明する。
以下で説明していない事項は、実施の形態1と同じである。
図12は、本実施の形態に係る注意喚起メッセージ400の例を示す。
注意喚起メッセージ400は、デジタル放送受信装置100のモニター304に表示される。注意喚起メッセージ400は、システムエラーが発生した後に、実施の形態1に示す手順でデジタル放送受信装置100が正常にリブートした後に、ユーザがシステムエラーの発生したチャンネルを指定した場合に表示される。
注意喚起メッセージ400は、ユーザが指定したチャンネル(つまり、システムエラーが発生したラストチャンネル)を選局するとデジタル放送受信装置100に異常が発生する可能性があることを通知するメッセージである。
注意喚起メッセージ400は、デジタル放送受信装置100のモニター304に表示される。注意喚起メッセージ400は、システムエラーが発生した後に、実施の形態1に示す手順でデジタル放送受信装置100が正常にリブートした後に、ユーザがシステムエラーの発生したチャンネルを指定した場合に表示される。
注意喚起メッセージ400は、ユーザが指定したチャンネル(つまり、システムエラーが発生したラストチャンネル)を選局するとデジタル放送受信装置100に異常が発生する可能性があることを通知するメッセージである。
次に、本実施の形態に係るデジタル放送受信装置100の動作を説明する。
実施の形態1の手順に従って、放送波に重畳された受信信号の処理に起因したシステムエラーを回避してデジタル放送受信装置100がリブートされた後に、システム制御部105は、注意喚起メッセージの表示フラグを有効にする。この表示フラグは、RAM307上にマッピングされた変数である。なお、表示フラグの格納エリア等の図示は省略する。
更に、システム制御部105は、注意喚起メッセージの表示フラグを有効にしている期間を知らせるタイマーを、メインプロセッサ時間管理部111を使用して設定する。ここで、システム制御部105は、表示フラグの有効期間を、システムエラー発生チャンネルの現在の番組の番組終了時刻をもとに設定しても、固定値を設定してもどちらでもよい。システム制御部105は、現在の番組の番組終了時刻は、放送波に多重されている制御情報に記載されているものを使用することができる。表示フラグは、有効期間経過後に無効にされる。
実施の形態1の手順に従って、放送波に重畳された受信信号の処理に起因したシステムエラーを回避してデジタル放送受信装置100がリブートされた後に、システム制御部105は、注意喚起メッセージの表示フラグを有効にする。この表示フラグは、RAM307上にマッピングされた変数である。なお、表示フラグの格納エリア等の図示は省略する。
更に、システム制御部105は、注意喚起メッセージの表示フラグを有効にしている期間を知らせるタイマーを、メインプロセッサ時間管理部111を使用して設定する。ここで、システム制御部105は、表示フラグの有効期間を、システムエラー発生チャンネルの現在の番組の番組終了時刻をもとに設定しても、固定値を設定してもどちらでもよい。システム制御部105は、現在の番組の番組終了時刻は、放送波に多重されている制御情報に記載されているものを使用することができる。表示フラグは、有効期間経過後に無効にされる。
ユーザがリモートコントローラ等のインタフェイスを用いてチャンネル選局操作を行い、システムエラーが発生したチャンネルを指定した場合に、システム制御部105は、RAM307上の表示フラグを取り出し、注意喚起メッセージ400を表示するかを判定する。システム制御部105は、表示フラグが有効であれば、注意喚起メッセージ400を表示する。また、システム制御部105は、ユーザにより指定されたチャンネルは選局しない。
一方、表示フラグが無効であれば、システム制御部105は、注意喚起メッセージ400の表示は行わず、ユーザにより指定されたチャンネルを選局する。
一方、表示フラグが無効であれば、システム制御部105は、注意喚起メッセージ400の表示は行わず、ユーザにより指定されたチャンネルを選局する。
システム制御部105は、表示フラグが有効な場合、RAM307上の画像描画メモリ領域に注意喚起メッセージ400を描画する。更に、システム制御部105は、デコード部103から出力される映像信号と合わせて、注意喚起メッセージ400を表示部104に出力する。表示部104は、システム制御部105からの注意喚起メッセージ400の表示信号を受け付け、注意喚起メッセージ400をモニター304に表示させる。
次に、本実施の形態に係るデジタル放送受信装置100の動作アルゴリズムを、図13〜図14に示すフローチャートを参照して説明する。
図13は、注意喚起メッセージ400の表示動作を示すフローチャートである。
システム制御部105は、放送波に重畳された受信信号の処理に起因したシステムエラーを回避してリブートすると(ステップS13−1)、注意喚起メッセージの表示フラグを有効にする(ステップS13−2)。
次に、システム制御部105は、注意喚起メッセージの表示フラグの有効期限切れを知らせるタイマーを設定する(ステップS13−3)。
ユーザによるチャンネル選局操作にて、システムエラーが発生したチャンネルが指定されると(ステップS13−4)、システム制御部105は、表示フラグが有効であるか否かを判定する(ステップS13−5)。
表示フラグが有効であれば(ステップS13−5で“はい”)、システム制御部105は、注意喚起メッセージ400を表示する(ステップS13−6)。また、システム制御部105は、ユーザが指定したチャンネルを選局しない。
一方、表示フラグが無効であれば(ステップS13−5で“いいえ”)、システム制御部105は、注意喚起メッセージ400の表示は行わず、ユーザが指定したチャンネルを選局する(ステップS13−7)。
次に、システム制御部105は、注意喚起メッセージの表示フラグの有効期限切れを知らせるタイマーを設定する(ステップS13−3)。
ユーザによるチャンネル選局操作にて、システムエラーが発生したチャンネルが指定されると(ステップS13−4)、システム制御部105は、表示フラグが有効であるか否かを判定する(ステップS13−5)。
表示フラグが有効であれば(ステップS13−5で“はい”)、システム制御部105は、注意喚起メッセージ400を表示する(ステップS13−6)。また、システム制御部105は、ユーザが指定したチャンネルを選局しない。
一方、表示フラグが無効であれば(ステップS13−5で“いいえ”)、システム制御部105は、注意喚起メッセージ400の表示は行わず、ユーザが指定したチャンネルを選局する(ステップS13−7)。
図14は、注意喚起メッセージ400の有効期限切れを知らせるタイマーが発火した際の動作を示すフローチャートである。
システム制御部105は、タイマーが発火すると(ステップS14−1で“はい”)、注意喚起メッセージの表示フラグを無効にする(ステップS14−2)。
システム制御部105は、タイマーが発火すると(ステップS14−1で“はい”)、注意喚起メッセージの表示フラグを無効にする(ステップS14−2)。
このように、本実施の形態では、システムエラーの発生後にデジタル放送受信装置100の起動が完了してから規定時間の間は、ユーザによりシステムエラーが発生したチャンネル(システムエラーが発生したラストチャンネル)の選局が指定された場合に、システム制御部105が、当該チャンネルを選局するとデジタル放送受信装置100に異常が発生する可能性があることを通知する注意喚起メッセージ400を出力することを説明した。
また、本実施の形態では、システムエラーの発生後にデジタル放送受信装置100の起動が完了してから規定時間の間は、ユーザによりシステムエラーが発生したチャンネル(システムエラーが発生したラストチャンネル)の選局が指定された場合でも、システム制御部105は、当該チャンネルを選局しないことを説明した。
また、本実施の形態では、システムエラーの発生後にデジタル放送受信装置100の起動が完了してから規定時間の間は、ユーザによりシステムエラーが発生したチャンネル(システムエラーが発生したラストチャンネル)の選局が指定された場合でも、システム制御部105は、当該チャンネルを選局しないことを説明した。
以上のように、本実施の形態によれば、放送波に重畳された受信信号の処理に起因したシステムエラーが発生し、システムエラーが発生したチャンネルとは異なるチャンネルを選局することで、正常にリブートした後、ユーザによる選局操作にて、システムエラーが発生したチャンネルが指定された場合でも、注意を喚起するメッセージを表示することで、システムエラーの再発を避けることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、これら2つの実施の形態を組み合わせて実施しても構わない。
あるいは、これら2つの実施の形態のうち、1つを部分的に実施しても構わない。
あるいは、これら2つの実施の形態を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
あるいは、これら2つの実施の形態のうち、1つを部分的に実施しても構わない。
あるいは、これら2つの実施の形態を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
***ハードウェア構成の説明***
最後に、デジタル放送受信装置100のハードウェア構成の補足説明を行う。
図1に示すメインプロセッサ305及びサブプロセッサ310は、プロセッシングを行うIC(Integrated Circuit)である。
メインプロセッサ305及びサブプロセッサ310は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等である。
また、FLASH−ROM306及びFLASH−ROM311には、OS(Operating System)も記憶されている。
メインプロセッサ305はOSの少なくとも一部を実行しながら、システム制御部105、ラストチャンネル変更部107、メインプロセッサ時間管理部111の機能を実現するプログラムを実行する。
また、サブプロセッサ310はOSの少なくとも一部を実行しながら、メインプロセッサ電源管理部109及びサブプロセッサ時間管理部112の機能を実現するプログラムを実行する。
また、システム制御部105、ラストチャンネル変更部107、メインプロセッサ時間管理部111の処理の結果を示す情報やデータや信号値や変数値が、RAM307、又は、メインプロセッサ305内のレジスタ又はキャッシュメモリに記憶される。
また、メインプロセッサ電源管理部109及びサブプロセッサ時間管理部112の処理の結果を示す情報やデータや信号値や変数値が、RAM312、又は、サブプロセッサ310内のレジスタ又はキャッシュメモリに記憶される。
また、システム制御部105、ラストチャンネル変更部107、メインプロセッサ時間管理部111、メインプロセッサ電源管理部109及びサブプロセッサ時間管理部112の機能を実現するプログラムは、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVD等の可搬記憶媒体に記憶されてもよい。
最後に、デジタル放送受信装置100のハードウェア構成の補足説明を行う。
図1に示すメインプロセッサ305及びサブプロセッサ310は、プロセッシングを行うIC(Integrated Circuit)である。
メインプロセッサ305及びサブプロセッサ310は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等である。
また、FLASH−ROM306及びFLASH−ROM311には、OS(Operating System)も記憶されている。
メインプロセッサ305はOSの少なくとも一部を実行しながら、システム制御部105、ラストチャンネル変更部107、メインプロセッサ時間管理部111の機能を実現するプログラムを実行する。
また、サブプロセッサ310はOSの少なくとも一部を実行しながら、メインプロセッサ電源管理部109及びサブプロセッサ時間管理部112の機能を実現するプログラムを実行する。
また、システム制御部105、ラストチャンネル変更部107、メインプロセッサ時間管理部111の処理の結果を示す情報やデータや信号値や変数値が、RAM307、又は、メインプロセッサ305内のレジスタ又はキャッシュメモリに記憶される。
また、メインプロセッサ電源管理部109及びサブプロセッサ時間管理部112の処理の結果を示す情報やデータや信号値や変数値が、RAM312、又は、サブプロセッサ310内のレジスタ又はキャッシュメモリに記憶される。
また、システム制御部105、ラストチャンネル変更部107、メインプロセッサ時間管理部111、メインプロセッサ電源管理部109及びサブプロセッサ時間管理部112の機能を実現するプログラムは、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVD等の可搬記憶媒体に記憶されてもよい。
また、デジタル放送受信装置100は、ロジックIC(Integrated Circuit)、GA(Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)といった電子回路により実現されてもよい。
なお、メインプロセッサ305、サブプロセッサ310及び上記の電子回路を総称してプロセッシングサーキットリーともいう。
なお、メインプロセッサ305、サブプロセッサ310及び上記の電子回路を総称してプロセッシングサーキットリーともいう。
100 デジタル放送受信装置、101 チューナ部、102 DEMUX部、103 デコード部、104 表示部、105 システム制御部、106 メインプロセッサ記憶部、107 ラストチャンネル変更部、109 メインプロセッサ電源管理部、110 サブプロセッサ記憶部、111 メインプロセッサ時間管理部、112 サブプロセッサ時間管理部、201 チャンネルリストファイル、202 ラストチャンネルファイル、203 終了要因情報ファイル、301 チューナ、302 デコーダーチップ、304 モニター、305 メインプロセッサ、306 FLASH−ROM、307 RAM、308 アンテナ、310 サブプロセッサ、311 FLASH−ROM、312 RAM、400 注意喚起メッセージ。
Claims (10)
- デジタル放送受信装置であって、
前記デジタル放送受信装置の起動の際に、前記デジタル放送受信装置の前回の動作終了が異常終了であるか否かを判定する判定部と、
前記デジタル放送受信装置の前回の動作終了が異常終了である場合に、前記デジタル放送受信装置の起動の際に、前記デジタル放送受信装置の前回の動作終了の際に選局されていたチャンネルであるラストチャンネルを含む受信信号の処理単位と異なる受信信号の処理単位に含まれるチャンネルを選局する起動管理部とを有するデジタル放送受信装置。 - 前記受信信号の処理単位はトランスポートストリームである請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
- 前記受信信号の処理単位はMMT(MPEG Media Transport)ストリームである請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
- 前記判定部は、
前記デジタル放送受信装置の前回の動作終了が異常終了であるか否かを判定するとともに、前記デジタル放送受信装置における異常終了の発生頻度を解析し、
前記起動管理部は、
前記デジタル放送受信装置の前回の動作終了が異常終了であり、前記デジタル放送受信装置における異常終了の発生頻度が閾値を超えている場合に、前記ラストチャンネルを含む受信信号の処理単位と異なる受信信号の処理単位に含まれるチャンネルを選局する請求項1に記載のデジタル放送受信装置。 - 前記起動管理部は、
前記デジタル放送受信装置の前回の動作終了が異常終了であり、
現在時刻から規定期間内に異常終了が発生した回数が閾値を超えている場合に、前記ラストチャンネルを含む受信信号の処理単位と異なる受信信号の処理単位に含まれるチャンネルを選局する請求項4に記載のデジタル放送受信装置。 - 前記起動管理部は、
前記デジタル放送受信装置の前回の動作終了が異常終了であり、
規定間隔以下の間隔で異常終了が発生した回数が閾値を超えている場合に、前記ラストチャンネルを含む受信信号の処理単位と異なる受信信号の処理単位に含まれるチャンネルを選局する請求項4に記載のデジタル放送受信装置。 - 前記起動管理部は、
前記デジタル放送受信装置の起動が完了してから規定時間の間は、前記デジタル放送受信装置のユーザにより前記ラストチャンネルの選局が指定された場合でも前記ラストチャンネルを選局しない請求項1に記載のデジタル放送受信装置。 - 前記起動管理部は、
前記デジタル放送受信装置の起動が完了してから規定時間の間は、前記デジタル放送受信装置のユーザにより前記ラストチャンネルの選局が指定された場合に、前記ラストチャンネルを選局すると前記デジタル放送受信装置に異常が発生する可能性があることを通知するメッセージを出力する請求項7に記載のデジタル放送受信装置。 - プロセッサを備えるデジタル放送受信装置において、
前記プロセッサが、前記デジタル放送受信装置の起動の際に、前記デジタル放送受信装置の前回の動作終了が異常終了であるか否かを判定し、
前記デジタル放送受信装置の前回の動作終了が異常終了である場合に、前記プロセッサが、前記デジタル放送受信装置の起動の際に、前記デジタル放送受信装置の前回の動作終了の際に選局されていたチャンネルであるラストチャンネルを含む受信信号の処理単位と異なる受信信号の処理単位に含まれるチャンネルを選局するデジタル放送受信方法。 - デジタル放送受信装置に、
前記デジタル放送受信装置の起動の際に、前記デジタル放送受信装置の前回の動作終了が異常終了であるか否かを判定する判定処理と、
前記デジタル放送受信装置の前回の動作終了が異常終了である場合に、前記デジタル放送受信装置の起動の際に、前記デジタル放送受信装置の前回の動作終了の際に選局されていたチャンネルであるラストチャンネルを含む受信信号の処理単位と異なる受信信号の処理単位に含まれるチャンネルを選局する起動管理処理とを実行させるデジタル放送受信プログラム。
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