JP6108861B2 - 3方シール多列自動包装機 - Google Patents

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Description

本発明は、3方シール多列自動包装機に関する。
従来、一般的に多列ロールタイプ自動包装機は、同じサイズのフィルムを重ね合わせて4方(4辺)をシールするものであった。
しかしながら、近年では、例えば特許文献1などに記載されているような4方包装袋ではなく、特許文献2の図1に示されるような3方包装袋を、多列(複数並列)で生産したいといった要望が高まってきた。
このような要望が高まった理由としては、3方包装袋の場合、矩形の4方(辺)のうちの1方(1辺)を折り返した構成でありその部分についてシールする必要がないため、3方包装袋の方が、4方包装袋と比較して少ないフィルムで多量の充填物を包装することができるためである。
また、生産能力の向上の要請に応えるために、多列であることが望まれている。
特開2009−143600号公報 実用新案登録第3073049号公報 特開2011−251734号公報
そして、上述したような要望に応え、例えば、特許文献3に記載されるような3方包装袋を複数列で同時に生産する充填包装機が開発された。
しかしながら、3方包装袋は、4方包装袋と違い、縦に並ぶ両辺のうち、縦シールがなされた縦シール側と、フィルムが縦方向に折り返される折り返し側(折り込み側)と、でフィルムの厚みが僅かに異なってしまうため、フィルム横方向に延在される横ヒートシール刃により横シールする際に、横シール方向において加圧が不均一となりシール不良(内容物の漏出など)を招いてしまうおそれがあることが確認された。
具体的な一例としては、例えば、縦ヒートシールの際にシーラント剤が溶け出して縦シール部付近に盛り上がり部(例えばポリ溜まり)などが形成され、縦シール側の厚みが、折り返し側に比べて、やや厚くなるといったおそれがある。
また、多数列の各列毎に異なる材質のフィルムを用いて包装袋を生産する場合にも、列間においてフィルムの厚さが異なるため、加圧が不均一となる列が生じてシール不良(内容物の漏出など)を招いてしまうおそれがある。更には、フィルムの材質に応じて、横ヒートシール刃の材質や表面処理などの仕様を異ならせる場合もあり、かかる場合には、その仕様の違いに適合させて、列毎に、対面配置される横ヒートシール刃の間隔を調整して、すべての列において良好な横シールが得られるようにしたいといった要請もある。
本発明は、このような実情に鑑みなされたもので、簡単かつ低コストな構成でありながら、横シール装置の横ヒートシール刃を列毎に独立に備えて構成し、包装フィルムが通過する横ヒートシール刃間の間隔(隙間)或いは傾きを列毎に個別に調整可能に構成することで、多列それぞれの包装フィルムに対して良好な横シールを施すことができるようにした3方シール多列自動包装機を提供することを目的とする。
このため、本発明は、
列で連続移送される包装フィルムのそれぞれを、搬送方向に沿って折り返して開放側を重畳させ、該重畳部分に対して縦シールを施して筒状包装袋を線対称に形成した後、横シール装置により横シールを施すと共に、筒状包装袋内に原料充填ノズルを介して内容物を充填し、その後に筒状包装袋の上側部分に横シールを施して封止することで3方がシールされた包装体を列で同時に連続的に形成し、該連続した包装体の横シール部分をカッター装置によって切り離して個別包装体を列で同時に生産する3方シール多列自動包装機であって、
前記横シール装置は、
筒状包装袋の幅方向に長軸が延在されると共に、対面配置されて同期回転する一対の横ヒートシールロールと、
該一対の横ヒートシールロールの外周に、2列の包装袋それぞれに対応して横ヒートシールロールの径方向に傾き調整可能に取り付けられた横ヒートシール刃と、
を備えており、
前記2列の横ヒートシール刃は、その傾きが線対称となるように配列されていることを特徴とする。
本発明において、
前記2列の横ヒートシール刃は、
横ヒートシールロールに横ヒートシール刃の長手方向両端付近でそれぞれ固定する固定ネジと、
固定ネジの付近で横ヒートシールロールに向けて横ヒートシール刃に螺合されている高さ調整用ネジと、
により、
前記固定ネジを緩めつつ高さ調整用ネジを横ヒートシール刃下面から突出させることで、横ヒートシール刃の傾きを調整可能としたことを特徴とすることができる。
本発明によれば、簡単かつ低コストな構成でありながら、横シール装置の横ヒートシール刃を列毎に独立に備えて構成し、包装フィルムが通過する横ヒートシール刃間の間隔(隙間)或いは傾きを列毎に個別に調整可能に構成することで、多列それぞれの包装フィルムに対して良好な横シールを施すことができるようにした3方シール多列自動包装機を提供することができる。
特に、生産過程において、3方包装袋(3方シールの包装袋)の縦に並ぶ両辺のうち、縦シールがなされた縦シール側と、フィルムが折り返される折り返し側(折り込み側)と、でフィルムの厚みが異なることによるシール不良を解消するために、やや厚みの厚くなる縦シール側(縦ヒートシールの際にシーラント剤が溶け出して縦シール部付近に盛り上がり部(例えばポリ溜まり)などが形成されるおそれがある)の加圧力を高めるように、縦シール側の横ヒートシール刃間隔(隙間)を狭く、折り返し側の横ヒートシール刃間隔(隙間)が広くなるように、横ヒートシール刃の取り付けを調整可能に構成したので、横シール方向において加圧の不均一さを解消して、良好なシール特性を実現することができる。
本発明の一実施の形態に係る3方2列自動包装機の一構成例を示す正面図である。 同上実施の形態に係る3方2列自動包装機の左側面図である。 同上実施の形態に係る3方2列自動包装機の平面図である。 同上実施の形態に係る3方2列自動包装機において筒状にされた一方の包装フィルムの断面図である。 同上実施の形態に係る3方2列自動包装機の横ヒートシールロールの正面図である。 同上実施の形態に係る3方2列自動包装機の横ヒートシールロールの平面図である。 同上実施の形態に係る横ヒートシールロールの横ヒートシール刃間隔(隙間)の調整機構(シムスペーサーを利用する場合の例)の平面図である。 (A)は同上実施の形態に係る横ヒートシールロールの横ヒートシール刃間隔(隙間)の調整機構(押ネジを利用する場合の例)の平面図であり、(B)は(A)の側面図である。
以下に、本発明に係る一実施の形態を、添付の図面を参照しつつ説明する。なお、以下で説明する実施の形態により、本発明が限定されるものではない。
本実施の形態に係る3方2列式のロールタイプ自動包装機(3方2列ロールタイプ自動包装機)1は、同時に2列で3方シールの包装袋を連続的にシール成形できるように構成されている。
図1に示すように、3方2列ロールタイプ自動包装機1の左側部分に、包装フィルムFが巻回された原反ロールFHが、所定のテンションを保ちつつフィルムを送り出し可能な支持軸2に脱着可能に支持されている。
そして、3方2列ロールタイプ自動包装機1の上部には、包装フィルムFを送るフィルム送り装置3と、包装フィルムFを2つの包装フィルムF1、F2に分割して搬送方向を変えた後図1、図2において下方に折り返すフィルム分割折返部(Σ形状を有するΣ板)4と、分割された2つの包装フィルムF1、F2を長手方向(搬送方向)に沿って二つ折り折りするフィルム折畳用ガイドローラ5、15と、二つ折りされた包装フィルムFX1、FX2の内側(内容部充填部)に内容物(例えば、粉状、粒状、小片状、液状、ゲル状などの原料)を送り込むための原料充填ノズル6、16と、が設けられている。
また、本実施の形態に係る3方2列ロールタイプ自動包装機1の正面には、図1、図2に示すように、上から包装フィルムの搬送方向下流側に向けて、縦シール装置7、第一横シール装置8、第二横シール装置9、横カッター装置10、11が、この順番で備えられている。また、横カッター装置10、11により個別に(或いは所定個数毎に)カットされた包装袋(包装体)FZは、シューター12を介して外部に搬出されるように構成されている。
ところで、包装フィルムFは、例えば、熱により溶着可能なフィルムで、PET等のベースフィルム、このベースフィルムよりも融点の低いポリエチレン等のヒートシールフィルムから構成されることができる。なお、包装フィルムとしては、ベースフィルム、中間フィルム、ヒートシールフィルムの3層構造のものなどを採用することもできる。
以下、本実施の形態に係る3方2列ロールタイプ自動包装機1の動作を詳細に説明する。
包装フィルムFは、原反ロールFHから繰り出されるが、引き出された包装フィルムFは、図3に示すように、フィルム分割折返部(Σ板)4にて、カッターにより2つの包装フィルムF1、F2に分割されて搬送方向を変更されると共に図1、図2において下方に折り返されて、フィルム折畳用ガイドローラ5へ導かれる。
フィルム折畳用ガイドローラ5では、2つの包装フィルムFX1、FX2を長手方向(搬送方向)に沿って二つ折りした(折り返した)状態として、その二つ折りされた包装フィルムFX1(FX2)の間に、対応する原料充填ノズル6(原料充填ノズル16)を挟み込みつつ、搬送方向下流側の縦シール装置7へ導く。
縦シール装置7では、二つ折りされた包装フィルムFX1、FX2の開放側の重畳部分の幅方向端部を、ヒーターが内蔵された回転体に挟み込むことでヒートシールを施して縦シール40(図4参照)を形成し、包装フィルムFX1、FX2を筒状形態の包装フィルムFY1、FY2にする。
その後、筒状にされた包装フィルムFY1、FY2は、第一横シール装置8の横ヒートシールロールにより横シールされ、この横シールにより包装袋の底部(図2参照)が形成される。
そして、図2に示すように、有底筒状に形成された包装フィルムFY1、FY2内に挿入された状態となっている原料充填ノズル6、原料充填ノズル16から、内容物が包装袋内に充填される。
内容物の充填後、包装フィルムFY1、FY2の内容物充填部の上側が、第二横シール装置9の横ヒートシールロールにより横シールされ、この横シールにより包装袋の上部が形成されて、内容物が密封され、包装袋が完成される。
その後、連接された状態の包装袋は、横カッター装置10、11へ送られ、横カッター装置10、11により横シール中央部分に対して切断加工が行われて、個別の包装袋(包装体)FZとされて、シューター12により外部へ搬出されるようになっている。
ここで、上述したように、3方包装袋の縦に並ぶ両辺のうち、縦シールがなされた縦シール側と、フィルムが折り返される折り返し側(折り込み側)と、でフィルムの厚みが異なることによるシール不良が発生することが確認された。
このため、本実施の形態においては、第一横シール装置8(第二横シール装置9)が、以下で説明するように構成されている、なお、本実施の形態に係る第一横シール装置8と第二横シール装置9とは、基本的な構成は同様であるので、詳細な構成については、第一横シール装置8を代表的に説明する。
第一横シール装置8(第二横シール装置9)は、図5、図6に示すように、電熱式ヒータ等が内蔵された横ヒートシールロール20、30が対面配置され、横ヒートシールロール20の周囲には、4つの横ヒートシール刃21がそれぞれ独立して少なくとも径方向に対して位置調整可能(延いては傾き調整可能)に取り付けられている(図2参照)と共に、これら4つの横ヒートシール刃21とは独立して4つの横ヒートシール刃22がそれぞれ独立して少なくとも径方向に対して位置調整可能(延いては傾き調整可能)に取り付けられている。
ここにおいて、径方向とは、横ヒートシールロール20(30)の径方向(図7、図8の上下方向)を意味し、以下、単に径方向と称する。
また、傾きとは、横ヒートシールロール20(30)の長軸中心を含む平面に略平行な方向(図7、図8の面内)での傾きを意味し、以下、単に傾きと称する。
また、横ヒートシールロール30の周囲には、前記4つの横ヒートシール刃21に対応するように、4つの横ヒートシール刃31がそれぞれ独立して少なくとも径方向に対して位置調整可能(延いては傾き調整可能)に取り付けられていると共に、これら4つの横ヒートシール刃31とは独立して4つの横ヒートシール刃32がそれぞれ独立して少なくとも径方向に対して位置調整可能(延いては傾き調整可能)に取り付けられている。4つの横ヒートシール刃32は、前記4つの横ヒートシール刃22に対応して設けられている。
各横ヒートシール刃21、22、31、32は、横ヒートシールロール20、30に内装される電熱式ヒータ等により所定温度(横ヒートシールに適した温度)に維持されるようになっている。
ここにおいて、横ヒートシールロール20と、横ヒートシールロール30と、は図示しないギヤにより噛合されており、両者は同期しながら(回転連結されながら)相互に反対方向に回転されるようになっていて、図6に示す位置において、前記4つの横ヒートシール刃21(前記4つの横ヒートシール刃22)のうちの一つと、これに対応する前記4つの横ヒートシール刃31(前記4つの横ヒートシール刃32)のうちの一つが対面するように各横ヒートシール刃は配置され、このように対面したときに形成される隙間に、包装フィルムFY1(FY2)を挟み込むことで横シールを行うようになっている。
このように、本実施の形態に係る第一横シール装置8(第二横シール装置9)では、各横ヒートシール刃21、31(22、32)がそれぞれ独立して少なくとも径方向に対して位置調整可能(延いては傾き調整可能)に構成したので、対面する横ヒートシール刃21、31(22、32)の間の距離(間隔、隙間)や傾き(図7、図8の傾きD参照)の調整が可能である。
このため、本実施の形態に係る第一横シール装置8(第二横シール装置9)によれば、横ヒートシール刃21、31側で横シールする包装フィルムと、横ヒートシール刃22、32側で横シールする包装フィルムと、が異なる種類(厚み)である場合でも、異なる種類の包装フィルムに対応して良好な横シールを施すことができる。
また、本実施の形態に係る第一横シール装置8(第二横シール装置9)によれば、横ヒートシール刃21、31(或いは22、32)で横シールする包装フィルムに関し、例えば、やや厚みの厚くなる縦シール40側への加圧力を高めることができるように、横ヒートシール刃21、31(或いは22、32)の縦シール側の間隔(隙間)を狭く、折り返し側の間隔(隙間)が広くなるように調整することができるので、横シール方向における加圧の不均一さが解消され、良好な横シールを実現することができる。
なお、縦シール40側が 折り返し側より、やや厚みが厚くなるおそれは、図4に示したように、縦ヒートシールの際にシーラント剤が溶け出して縦シール40の付近に盛り上がり部(例えばポリ溜まり)41などが形成されることなどが原因と考えられる。
横ヒートシール刃21、31(22、32)の径方向に対する間隔(相互距離、隙間)や傾きの調整方法の一例としては、例えば、図7に示すように、対面する横ヒートシール刃21の間隔(隙間)を狭くしたい側の取付面にシムスペーサー24を挟んでから固定ネジ23で取り付けを行う方法がある。図7では、横ヒートシール刃21を代表として説明しているが、他の横ヒートシート刃22、31、32についても同様である。
また、別の調整方法としては、例えば、図8に示すように、固定ネジ23の付近に、横ヒートシール刃21下面からの突出量を調整可能に横ヒートシール刃21に羅合されている高さ調整用ネジ25を設け、この高さ調整用ネジ25の下方先端を横ヒートシールロール20側に当接させることで、横ヒートシール刃21の対面する横ヒートシール刃21の間隔(隙間)を狭くしたい側の高さを調整した後、固定ネジ23で取り付けを行う方法がある。なお、図8では、横ヒートシール刃21を代表として説明しているが、他の横ヒートシート刃22、31、32についても同様である。
このように、本実施の形態に係る第一横シール装置8(第二横シール装置9)によれば、各横ヒートシール刃21、31(22、32)がそれぞれ独立して少なくとも径方向に対して位置調整可能(延いては傾き調整可能)に構成したので、列毎に異なる種類の包装フィルムを用いて包装袋を生産する場合でも、異なる種類の包装フィルムに対応して良好な横シールを施すことができる。更には、フィルムの材質に応じて、横ヒートシール刃の材質や表面処理などの仕様を異ならせる場合には、その仕様の違いに適合させて、列毎に、対面配置される横ヒートシール刃の間隔を調整することができるので、すべての列において良好な横シールを施すことができる。
また、例えば、やや厚みの厚くなる縦シール側(縦ヒートシールの際にシール剤が溶け出して縦シール部付近に盛り上がり部(例えばポリ溜まり)などが形成されるおそれがある)への加圧力を高めることができるように、横ヒートシール刃21、31(或いは22、32)の縦シール側の間隔(隙間)を狭く、折り返し側の間隔(隙間)が広くなるように調整することができるので、横シール方向における加圧の不均一さを解消することができ、以って良好な横シールを実現することができる。
すなわち、本実施の形態によれば、簡単かつ低コストな構成でありながら、簡単かつ低コストな構成でありながら、横シール装置の横ヒートシール刃を列毎に独立に備えて構成し、包装フィルムが通過する横ヒートシール刃間の間隔(隙間)或いは傾きを列毎に個別に調整可能に構成することで、2列それぞれの包装フィルムに対して良好な横シールを施すことができるようにした3方2列ロールタイプ自動包装機を提供することができる。
特に、生産過程において、3方包装袋の縦に並ぶ両辺のうち、縦シールがなされた縦シール側と、フィルムが折り返される折り返し側(折り込み側)と、でフィルムの厚みが異なることによるシール不良を解消するために、やや厚みの厚くなる縦シール側(縦ヒートシールの際にシーラント剤が溶け出して縦シール部付近に盛り上がり部(例えばポリ溜まり)などが形成されるおそれがある)の加圧力を高めるように、縦シール側の横ヒートシール刃間隔(隙間)を狭く、折り返し側の横ヒートシール刃間隔(隙間)が広くなるように、横ヒートシール刃の取り付けを調整可能に構成したので、横シール方向において加圧の不均一さを解消して、良好なシール特性を実現することができる。
なお、上述した本実施の形態では、3方2列の自動包装機について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、3列以上の多列とすることができると共に、縦シール装置7がロールタイプ以外の方式の縦シール装置を採用した自動包装機にも適用可能である。
また、上述した本実施の形態では、2列の包装袋に関して、双方の折り返し側が隣接するように(縦シール側が外側になるように)配列した場合について説明したが、これは折り返された包装フィルムの開放側から原料充填ノズル6、16を挿入して内容物を充填する関係からこのように配列されたものである。しかしながら、他の方法により、内容物を充填する場合には、双方の縦シール側が隣接するように(折り返し側が外側になるように)配列したり、多列の包装袋が同じ向きに配列されることも可能である。
しかしながら、本実施の形態で説明したように、例えば、2列の包装袋に関して、双方の折り返し側が隣接するように(縦シール側が外側になるように)、或いは、双方の縦シール側が隣接するように(折り返し側が外側になるように)配列した場合(線対称配列にした場合)には、2列の間の中心線に関して、横ヒートシール刃21(31)の傾き方向と、横ヒートシール刃22(32)の傾き方向と、が線対称となるため、横ヒートシール刃21、22(31、32)を横ヒートシールロール20(30)の長軸中心に対して傾けた場合に横ヒートシールロール20(30)に作用するスラスト力(長軸方向への押圧力)を相殺することができるため、横ヒートシールロール20(30)に大きなスラスト力が生じないため、振動や騒音などを低減できると共に、スラストベアリングなどを省略することも可能になるなど、構成の簡略化や低コスト化を促進できる。
なお、2列に限らず、複数配列のうちの少なくとも2つを線対象配列にすることで、スラスト力を低減することができ、振動や騒音などを低減できると共に、構成の簡略化や低コスト化に貢献可能である。
また、特に、本実施の形態のように、横ヒートシールロール20(30)の周囲に複数の横ヒートシール刃21、22(31、32)を取り付ける場合、横ヒートシールロール20(30)が1回転する間に複数回断続的なスラスト力が発生して、振動、騒音が比較的大きなものとなるが、上述したように線対称配置にした場合には、このような断続的に発生するスラスト力を相殺できるため、振動、騒音低減効果は極めて大きなものとなる。
以上で説明した実施の形態は、本発明を説明するための例示に過ぎず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々変更を加え得ることは勿論である。
1 3方2列ロールタイプ自動包装機(本発明に係る3方シール多列自動包装機)
2 テンショナー装置
3 フィルム送り装置
4 フィルム分割折返部
5、15 フィルム折畳用ガイドローラ
6、16 原料充填ノズル
7 縦シール装置
8 第一横シール装置
9 第二横シール装置
10、11 横カッター装置
12 シューター
20、30 横ヒートシールロール
21、22 横ヒートシール刃
31、32 横ヒートシール刃
23 固定ネジ
24 シムスペーサー
25 高さ調整用ネジ
F 包装フィルム
FH 原反ロール
F1 分割された包装フィルムの一方
F2 分割された包装フィルムの他方
FX1 二つ折りされた包装フィルムの一方
FX2 二つ折りされた包装フィルムの他方
FZ 個別にカットされた包装袋(包装体)

Claims (2)

  1. 列で連続移送される包装フィルムのそれぞれを、搬送方向に沿って折り返して開放側を重畳させ、該重畳部分に対して縦シールを施して筒状包装袋を線対称に形成した後、横シール装置により横シールを施すと共に、筒状包装袋内に原料充填ノズルを介して内容物を充填し、その後に筒状包装袋の上側部分に横シールを施して封止することで3方がシールされた包装体を列で同時に連続的に形成し、該連続した包装体の横シール部分をカッター装置によって切り離して個別包装体を列で同時に生産する3方シール多列自動包装機であって、
    前記横シール装置は、
    筒状包装袋の幅方向に長軸が延在されると共に、対面配置されて同期回転する一対の横ヒートシールロールと、
    該一対の横ヒートシールロールの外周に、2列の包装袋それぞれに対応して横ヒートシールロールの径方向に傾き調整可能に取り付けられた横ヒートシール刃と、
    を備えており、
    前記2列の横ヒートシール刃は、その傾きが線対称となるように配列されていることを特徴とする3方シール多列自動包装機。
  2. 前記2列の横ヒートシール刃は、
    横ヒートシールロールに横ヒートシール刃の長手方向両端付近でそれぞれ固定する固定ネジと、
    固定ネジの付近で横ヒートシールロールに向けて横ヒートシール刃に螺合されている高さ調整用ネジと、
    により、
    前記固定ネジを緩めつつ高さ調整用ネジを横ヒートシール刃下面から突出させることで、横ヒートシール刃の傾きを調整可能としたことを特徴とする請求項1に記載の3方シール多列自動包装機。
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