JP6108790B2 - 現像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式あるいは静電記録方式を採用した画像形成で用いられる現像装置に関するものである。詳しくは、複数の現像剤担持体間で現像剤を受け渡す現像装置に関する。
電子写真方式或いは静電記録方式によって像担持体上に形成された静電潜像を1成分現像剤或いは2成分現像剤を用いて現像するための現像装置としては、従来、現像スリーブを備えた現像装置が多く提案され、採用されている。
現像スリーブは、両端部の軸受を介して、現像装置の開口部に回転自在に支持されているのが一般的である。そして、この現像スリーブはその表面がブラスト等によって粗面化処理されており、現像剤を担持させて搬送し、担持された現像剤で像担持体上の潜像を顕像化する。
ここで、現像スリーブ表面上の現像剤の量が不均一である場合には、感光体上の顕像化された画像も不均一な濃度となり、画像上問題がある。そのため、現像スリーブ表面上の現像剤量を均一にすることが望ましく、規制ブレードと呼ばれる規制部材により現像スリーブ表面上の現像剤量を均一に規制することが一般的に行われている。
また、現像装置は現像剤を収容する現像容器を備え、現像容器内にはスクリュー等の搬送部材が配設される場合が一般的で、これら搬送部材によって現像剤が現像容器内で循環搬送される。
ところで、近年このような電子写真方式の画像形成装置の高速化が進んでいる。そこで、この高速化に対する現像装置としては、特許文献1に記載されているような2成分磁気ブラシを用いた現像装置の現像スリーブを複数にすることで現像機会の増加を狙ったものが提案されている。特許文献1では、図1のようにブレードを備えた上流現像スリーブとその下方に配置された下流現像スリーブが同一方向に回転しながら現像剤を受渡し搬送することでツインスリーブを有しながらも小型化を実現している。
この2成分現像剤を用いたツイン現像スリーブに関して特許文献2では、図11のように上下スリーブの受け渡し極における磁気力を規定することで、上下スリーブ間での滞留を抑制する技術が提案されている。
しかし、近年の高速化に伴い、ブラスト処理のスリーブが耐久で摩耗してくると高速回転で現像剤が表面上をスリップし、受け渡し効率が悪化したり、スリーブ間における現像剤の滞留によってスリーブ削れが促進したりする問題が起きている。そこで耐久を通じて搬送能力を確保するために、現像スリーブ外周面上で現像剤を搬送する複数個の溝を設けた溝スリーブが採用されている。このツイン現像方式の溝スリーブに関する特許として、特許文献3では、図12のように上下の溝スリーブで溝群の全体積量を上流スリーブより下流スリーブの方を大きくすることで相対的に下流スリーブの搬送量を大きくして滞留を抑制している。
特開2003−323052 特開2007−72221 特開昭60−061776
しかしながら、従来のように溝群の全体積量を上流スリーブより下流スリーブの方を単に大きくしただけでは溝一本一本の受け渡し効率を効果的に高めることはできない。そのため、上流スリーブから下流スリーブへ現像剤を受け渡す際にスリーブ間で現像剤が滞留し、スリーブ間で摺擦されることで現像剤を劣化させてしまう可能性がある。例えば、下流スリーブの溝本数を単に多くして受渡し効率をあげようとした場合、上下スリーブ間に滞留した剤に対する溝の通過回数が多くなり、劣化する可能性がある。劣化したトナーがスリーブの溝部に蓄積、汚染して搬送性が低下してしまう懸念がある。また、溝部にある程度汚染したトナーがいても搬送性を確保できるように溝深さを深くする構成も考えられる。しかしながら、溝深さを深くし過ぎると、下流スリーブの反発極で剥ぎ取りきれなかった現像剤が上下スリーブ間から出てくる、いわゆる連れ回り現象が発生することがある。連れ回り現象が生じると、受渡し効率が低下してしまう。そこで、本発明は、表面に溝処理が施された複数の現像剤担持体間で現像剤を受け渡す現像装置において、現像剤の劣化を抑制しながら、現像剤担持体間の現像剤の受け渡し効率を向上できる現像装置の提供を目的としている。
前記目的を達成するための本発明は、複数の溝部を表面に備え、少なくとも磁性粒子を含む現像剤を表面に磁力で担持して像担持体と対向する第1の現像領域に現像剤を搬送する第1の現像剤担持体と、複数の溝部を表面に備え、前記第1の現像剤担持体の回転方向と同一方向に回転するように設けられ、前記第1の現像剤担持体との対向部において前記第1の現像剤担持体から現像剤を受け取るとともに、該受け取った現像剤を表面に磁力で担持させて前記像担持体と対向する第2の現像領域へ搬送する第2の現像剤担持体と、を有する現像装置であって、前記第1の現像剤担持体の溝部の回転方向上流側の面が前記第1現像剤担持体の法線方向とのなす角度θ1が、前記第2の現像剤担持体の溝部の回転方向上流側の面が前記第2現像剤担持体の法線方向とのなす角度θ2よりも大きいことを特徴とする。
本発明によれば、表面に溝処理が施された複数の現像剤担持体間で現像剤を受け渡す現像装置において、現像剤の劣化を抑制しながら、現像剤担持体間の現像剤の受け渡し効率を向上できる現像装置を提供できる。
本発明を実施可能な現像装置の断面構成図。 本発明に係る画像形成装置の概略構成図。 本発明に係る現像装置の前方からの構成図。 本発明に係る実施例1を実施可能な上下スリーブ間の概略構成図と比較例の概略構成図。 本発明に係る実施例1の空回転加速試験の結果を表すグラフ。 本発明に係る実施例1と比較例における現像剤の受け渡しを示した概略図。 本発明に係る実施例2を実施可能な上下スリーブ間の概略構成図。 本発明に係る実施例2の空回転加速試験の結果を表すグラフ。 本発明に係る実施例3を実施可能な上下スリーブ間の概略構成図。 本発明に係る実施例3の空回転加速試験の結果を表すグラフ。 先行技術を表した図である。 先行技術を表した図である。
以下、本発明による現像装置及び画像形成装置の実施形態を添付図面に従って説明する。なお、この現像装置は、例えば以下に述べるような画像形成装置の中で使用されるが、必ずしもこの形態に限られるものではない。従って、画像形成装置であれば、像担持体を複数有する、いわゆるタンデム型画像形成装置や、像担持体が1つの画像形成装置に適用できる。また、像担持体上の像を一度中間転写体に転写してから記録材に転写する中間転写体を備えた画像形成装置や、像担持体から記録材に像を直接転写する画像形成装置にも区別無く実施できる。さらに、複数の現像剤担持体間で現像剤を受け渡す構成であれば、二成分現像剤や一成分現像剤の区別も無く実施できる。本実施形態では、トナー像の形成に係る主要部のみを説明するが、本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途で実施できる。
図1は、フルカラー画像形成装置における、Y、M、C、Kの各ステーションにおける像担持体(感光ドラム)10と現像装置1との位置関係を示したものである。Y、M、C、Kの各ステーションはほぼ同様の構成であり、フルカラー画像において、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の画像を形成する。以下の説明において、例えば現像装置1とあれば、Y、M、C、K各ステーションにおける現像装置1Y、現像装置1M、現像装置1C、現像装置1Kを共通して指すものとする。
まず、図2により、画像形成装置全体の動作を説明する。像担持体である感光ドラム10は回動自在に設けられており、その感光ドラム10を一次帯電器21で一様に帯電し、例えばレーザのような発光素子22によって情報信号に応じて変調された光で露光して潜像を形成する。その潜像は現像装置1により、後述のような過程で現像像(トナー像)として可視像化される。そのトナー像を、第1転写帯電器23によって、転写材搬送シート24によって搬送されてきた記録材である転写紙27上に各ステーションごとに転写し、その後、定着装置25によって定着して永久画像を得る。又、感光ドラム10上の転写残トナーはクリーニング装置26により除去する。又、画像形成で消費された現像剤中のトナーはトナー補給槽20から補給される。又、ここでは、感光ドラム10M、10C、10Y、10Kから転写材搬送シート24に搬送された記録材である転写紙27に直接転写する方法をとったが、この構成に限らない。転写紙搬送シート24の代わりに中間転写体を設け、各色の感光ドラム10M、10C、10Y、10Kから中間転写体に各色のトナー像を一次転写する。その後、中間転写体から転写紙に各色の複合トナー像を一括して二次転写する構成の画像形成装置においても、本発明は適用できる。なお、画像形成装置のプロセススピードは500mm/sである。
<二成分現像剤の説明>
次に、本実施形態にて用いられる、非磁性トナーと磁性キャリアを備える二成分現像剤について説明する。
トナーは、結着樹脂、着色剤、そして、必要に応じてその他の添加剤を含む着色樹脂粒子と、コロイダルシリカ微粉末のような外添剤が外添されている着色粒子とを有している。そして、トナーは、負帯電性のポリエステル系樹脂であり、本実施形態では体積平均粒径は7.0μmのトナーを用いた。
又キャリアは、例えば表面酸化或は未酸化の鉄、ニッケル、コバルト、マンガン、クロム、希土類などの金属、及びそれらの合金、或は酸化物フェライトなどが好適に使用可能であり、これらの磁性粒子の製造法は特に制限されない。
<現像装置>
次に、図1により、現像装置1の動作を説明する。本実施例では、第1の現像剤担持体である上流現像スリーブ8Aと、第2の現像剤担持体である下流現像スリーブ8Bを備える。現像室3の現像剤は、上流現像スリーブ8Aに供給され、上流現像スリーブ8Aと下流現像スリーブ8Bとの対向部で現像剤が受け渡される構成になっている。ここで、上流、下流とはスリーブ間の現像剤の流れに対して上流、下流のことを指す。
非磁性材料で構成された上流現像スリーブ8A内にはローラー状の第1のマグローラー8A’が固定配置されている。上流現像スリーブ8Aの径はΦ20mmで、750mm/sの周速度で矢印の方向に回転し、現像剤を担持搬送する。上流現像スリーブ8Aの上方には規制ブレード9が配置されており、マグローラーの規制ブレード近傍には磁極N2が配置されている。磁極N2の磁力に拘束されて溜った現像剤は、規制ブレードにて適正な現像剤層厚に規制された後、該現像剤を第1の現像領域に担持搬送される。第1のマグローラー8A’は、第1の現像領域に対向する現像磁極S1を有している。現像磁極S1が、第1の現像領域に形成する現像磁界により現像剤の磁気ブラシが形成され、この磁気ブラシが第1の現像領域で回転する像担持体としての感光体ドラム10に接触して静電潜像を現像する。その際、磁気ブラシに付着しているトナーと、現像スリーブ表面に付着しているトナーも、該静電潜像の画像領域に転移して現像する。本実施例では、第1のマグローラー8A’は上記磁極S1やN2の他にN1,N3,S2極を有しており、このうちN2極とN3極は同極で隣り合っており反撥磁界が形成されるため、現像剤に対してバリアが形成されている。
上記上流現像スリーブ8Aの下部に設けられ、上流現像スリーブ8Aおよび感光体ドラム1の双方に略対向した領域に下流現像スリーブ8Bを配設している。下流現像スリーブ8Bの径はΦ20mmで、750mm/sの周速度でを矢印方向(上流現像スリーブとは同一方向)に回転可能である。この下流現像スリーブ8Bは上流現像スリーブ8Aと同様に非磁性材料で構成され、その内部には磁界発生手段であるローラー状の第2のマグローラー8B’が非回転状態で設置されている。この第2のマグローラー8B’は磁極S3、N4、S4、N5、S5の5極を有している。このうち、N4極上の磁気ブラシは第2の現像領域で感光体ドラム1に接触しており、第1の現像領域を通過後の感光体に対し、更に2度目の現像を行う。またS3極とS5極は同極でありS3極とS5極の間には反発磁界が形成され、現像剤に対してバリアが形成されている。このうちS3極は上流現像スリーブ8Aに内包された第1のマグローラー8A’のN3極に、両スリーブが最も接近している位置の近傍で対向している。
第1の現像スリーブ8AのN3極とN2極間には反発磁界が形成されており、また、第2の現像スリーブ8BのS3極とS5極間にも反発磁界が形成されている。このため、第1の現像スリーブ8A上を搬送され現像領域を通過してきた現像剤はN3極へ至り、反発磁界によって両スリーブの最近接位置を通過することができないようになっている。そのため、図1のようにN3極からS3極方向へのびる磁力線に従って下流現像スリーブ8B側へ移動し、下流現像スリーブ8B上を攪拌室内の搬送スクリュー6まで搬送される。本実施例のように上流現像スリーブ8Aの下に下流現像スリーブ8Bを設けることで、現像剤の流れは以下のようになる。即ち、上流現像スリーブ8AをN2→S2→N1→S1→N3と搬送された後、上流現像スリーブ8A上の現像剤は両スリーブの反発磁界によりブロックされ、下流現像スリーブ8Bへと移動する。そして、下流現像スリーブ8B上をS3→N4→S4→N5→S5と搬送され、S5極で反発磁界にブロックされ攪拌室6へと現像剤が剥ぎ落とされる。
なお、受渡極であるN3とS3は完全に対向している必要はない。完全に対向している状態から45°のズレの範囲内で略対向していれば、現像剤の受渡はスムーズに行うことが可能である。
そして、現像容器2内の略中央部は紙面に垂直方向に延在する隔壁7によって現像室3と攪拌室4に上下に区画されており、現像剤は現像室3及び攪拌室4に収容されている。
現像室3及び攪拌室4には現像剤を攪拌・搬送し、現像容器2内を循環させる循環手段である第1及び第2の搬送スクリュー5、6がそれぞれ配置されている。第1の搬送スクリュー5は現像室3の底部に現像スリーブ8Aの軸方向に沿ってほぼ平行に配置されており、回転して現像室3内の現像剤を軸線方向に沿って一方向に搬送する。又、第2の搬送スクリュー6は攪拌室4内の底部に第1の搬送スクリュー5とほぼ平行に配置され、攪拌室4内の現像剤を第1の搬送スクリュー5と反対方向に搬送する。このようにして、第1及び第2の搬送スクリュー5、6の回転によって搬送された現像剤は、隔壁7の両端部の開口部(連通部)を通じて現像室3と攪拌室4との間で循環される。第一の搬送スクリュー部の現像剤は、攪拌スクリュー5の駆動によって規制ブレード9と隔壁7の開口部から現像剤を供給する構成をとっている。なお、前記第一及び第二の搬送スクリュー5,6は、回転軸の周りに非磁性材料で構成された攪拌翼をスパイラル状に設けたスクリュー構造であって、各スクリュー径は全てΦ30mmでスクリューピッチは30mmで、回転数は800rpmに設定している。
そして、この規制ブレード9の先端部と上流現像スリーブ8Aとの間を現像剤のトナーとキャリアの両方が通過して現像領域へと送られる。尚、規制ブレード9の上流現像スリーブ8Aの表面との間隙(ギャップ)を調整することによって、上流現像スリーブ8A上に担持した現像剤磁気ブラシの穂切り量が規制されて現像領域へ搬送される現像剤量が調整される。本実施形態においては、規制ブレード9によって、上流現像スリーブ8A上の単位面積当りの現像剤コート量を30mg/cmに規制している。また、下流現像スリーブ8Bの現像剤コート量は、上流現像スリーブ8Aから現像剤が受け渡されるため、略30mg/cmとなる。上下現像スリーブの現像剤コート量は、耐久を通して30±5mg/cm程度の範囲であれば問題ない。
<現像剤担持体>
続いて本実施例で用いる溝スリーブについて図3、図4を用いて説明する。図3は上下溝スリーブを感光ドラム10側から見た図である。図4は、上下溝スリーブの軸線方向に直交する断面図であり、上下溝スリーブの最近接位置を示したものである。
本実施例の上流及び下流現像スリーブの表面には、複数の溝が形成されている。上流現像スリーブ8Aの溝形状は、深さが60μm、溝の角度が120°のV字形状であり、溝の本数は60本で等間隔に連続して形成したものである。一方、下流現像スリーブ8Bの溝形状は、深さが60μm、溝の角度が90°のV字形状であり、溝の本数は60本で等間隔に連続して形成したものである。本実施例では、その上下スリーブ間の受け渡し部において各スリーブの溝形状を図4(A)のような関係にしている。つまり、上下溝スリーブの受け渡し部において、上流スリーブ8Aの溝部の回転方向上流の面81A(辺)よりも下流スリーブ8Bの溝部の回転方向上流の面81B(辺)の方が、スリーブ法線方向(スリーブ中心方向)に対する角度が小さい。(θ1>θ2)ここで、θ1、θ2は、それぞれスリーブ法線方向に対する上流スリーブ8A、下流スリーブ8Bの溝部の回転方向上流側の辺とのなす角である。即ち、上流スリーブ8Aの溝部の回転方向上流の面81A(辺)よりも下流スリーブ8Bの溝部の回転方向上流の面81B(辺)の方が急峻にしてある。
さらに言えば、図4のように、各スリーブのV字溝の底部(頂点)82A、82Bが最近接位置にあるときに、以下の関係となっている。即ち、上流スリーブ8Aの溝部上流の辺の延長線と下流スリーブ8Bの溝部上流の辺の延長線が上流スリーブ側で交わる関係にある。また、これらのV字溝は、所望の溝形状(深さ/本数/角度)になるような型(ダイス)を作製し、アルミニウムの素管を引き抜き法によって形成したものである。
このような溝スリーブを用いて空回転加速試験を行い、受け渡し性、スリーブ汚染について評価を行った。空回転加速試験の条件としては、40℃の恒温槽環境にて現像剤を投入した状態で10h現像器を空回転した。初期に上流スリーブ8Aのスリーブ上現像剤コート量を30mg/cmに調整した状態で空回転をスタートし、下流スリーブ8Bのスリーブ上現像剤コート量の変化を測定した。また、比較例として比較例1、比較例2、比較例3の各種条件で同様の検討を行った。
その結果を図5に示す。実施例1−1の条件では、下流スリーブ8Bのコート量は、初期からあまり変動せず、良好な結果であった。これは、図6(A)のように現像剤が上流スリーブ8Aから下流スリーブ8Bへ磁気的に受け渡されるのに加えて上流スリーブ8Aの溝部に残った現像剤が下流スリーブ8Bの溝部に保持された現像剤の穂立ちによってかきとられるためである。要するに、現像剤の穂立ちが溝部上流の辺から受ける垂直抗力の水平成分による回転力によってかきとりが行われるということである。図4(A)に示すように溝の頂点82A、82Bを通るスリーブ法線方向に対する溝部上流の辺とのなす角度を上流スリーブ8A側θ、下流スリーブ8B側θとしたとき、各々の垂直抗力N、N(N≦N)の水平成分F、Fは、
=NCOSθ
=NCOSθ
となる。例えば、θを60°、θを45°としたとき、F<Fであり、θとθの角度差をつけた方がFとFの差が大きくなるため、上流スリーブ8A側よりも下流スリーブ8B側への受け渡しがしやすくなる。これによって、効率良く現像剤の受け渡しが行われる。このように、上流スリーブ8Aの溝部上流の辺に対し、下流スリーブ8Bの溝部上流の辺を急峻になるような上下溝スリーブ形状にしておけば、良好な受け渡し性能が得られることがわかった。尚、受渡し領域近傍では、上下スリーブのマグネットの磁力により上スリーブから下スリーブに向かう方向に磁力が働いているため、基本的には垂直抗力N、Nは、N≦Nの関係となっている。従って、θとθの角度により、FとFの大小関係が決まり、受渡し効率が決まってくることになる。
一方、比較例1では、上流スリーブ8Aよりも下流スリーブ8Bの溝角度を大きくした。この条件では、初期から下流スリーブ8Bのコート量が30mg/cmを下回っており、上流スリーブ8Aから供給されたコート量以下になってしまっている。その差分の現像剤は、上下スリーブ間で受け渡されずにすり抜けて上流スリーブ8Aで連れ回っている分と考えられる。これは、実施例1とは異なり、図4(B)のように上流スリーブ8Aの溝部上流の辺に対し、下流スリーブ8Bの溝部上流の辺が緩やかであるために、図6(B)のように下流スリーブ8Bによるかきとり効果が発揮されにくいためであると考えられる。例えば、図4(B)においてθを45°、θを60°としたとき、実施例1の場合に比べ、Fが小さくなってしまい、受け渡し効率が悪くなるということである。
ただし、溝の本数は多くないため、現像剤劣化による溝部のスリーブ汚染は少なく、空回転による耐久変化も少なかった。
次に比較例2の条件では、比較例1に対し、受け渡し性を良くするために下流スリーブ8Bの溝本数を多くした。この条件では、下流スリーブ8Bの初期のコート量は、上流スリーブ8Aとほぼ変わらなかったが、空回転耐久に応じてコート量が少なくなってしまった。これは、下流スリーブ8Bの溝本数が多いために上下スリーブ間に滞留している剤だまり部を通過する溝が多く、摺擦によって現像剤が劣化して、溝部へのスリーブ汚染が促進されてしまったためであると考えられる。
次に比較例3の条件では、空回転後のコート量維持のために、比較例2に加えてさらに溝深さを深くした。この条件では、空回転後の下流スリーブ8Bのコート量は30mg/cm以上を維持しているものの、初期のコート量が多くなってしまっている。これは、比較例3の条件で溝スリーブの深さが深いためにスリーブ汚染が起きても搬送性が確保されている一方で、下流スリーブ8Bの反発極で磁気的に剥ぎ取りきれなかった現像剤が連れ回ってしまったためであると考えられる。
また、本実施例の特徴である上流スリーブ8Aと下流スリーブ8Bの溝部上流の辺の角度差Δθ=θ1−θ2を変えた実施例1−2の検討も行った。実施例1−2では、溝部上流辺の角度差Δθが5°で比較例に対しては良好であるものの、実施例1−1の15°に比べると受け渡し性が劣っている結果となっている。以上の結果から、上流スリーブ8Aよりも下流スリーブ8Bの溝部上流の辺が急峻であれば良いが、より好適な範囲としては溝部上流辺の角度差Δθは、10°以上が望ましい。以上の検討結果をまとめると表1のようになる。
また、その他の溝形状の好適な範囲は、以下のとおりである。溝深さが40μm以上80μm以下、溝本数は40本〜80本程度、溝角度60°以上120°以下であった。溝深さは浅すぎると溝部に現像剤が保持されず搬送性が確保できない。キャリアが溝部に引っかかる程度の深さ、最低でもキャリア半径よりも大きくする必要がある。好ましくは、溝の深さはキャリア1個分以上の深さが好ましい。ただし、深すぎると下流スリーブ8Bにおいて連れ回りが発生してしまう。それから溝本数も少なすぎると搬送性が確保できず、多すぎると上下スリーブ間で現像剤劣化を促進してしまう。また、溝角度は小さすぎると溝部の体積が少なく、大き過ぎると溝部からの現像剤離脱が起こり、いずれも搬送性を確保できない。よって、本実施例において溝部上流辺の角度差は10°以上30°以下が望ましい。
尚、本実施例では、上下スリーブで溝の深さ、本数を同じ設定で説明したがこれに限らない。少なくとも溝部の回転方向上流側の辺のスリーブ法線方向に対する角度が上記関係であれば本発明の効果を得ることができる。
次に、本発明の他の実施例について説明する。尚、本実施例の画像形成装置の基本構成及び動作は、実施例1のものと同じである。従って、同一又は相当する機能、構成を有する要素には同一符号を付して詳しい説明は省略し、本実施例に特徴的な点を以下に説明する。
本実施例では、実施例1に対し、下流スリーブ8Bの軸線方向に直交する断面の溝形状をV字形状に限定せず下流スリーブ8BをU字溝形状あるいは矩形溝形状にしてもかまわない。U字溝形状とは、溝部の底部が略円弧形状であり、溝部の側部は直線状の傾斜部を有する形状である。また、矩形溝とは底部が略平面であり、溝の底部と側部とのなす角度が略90°となっている。実際、ダイスを使った引き抜きでは、溝の底部がある程度局面になっているものもある。この場合、図7のように2辺の延長線による交線の角度を溝角度とする。
上流現像スリーブ8Aの溝形状は、深さが60μm、溝の角度が120°のV字形状であり、溝の本数は60本で等間隔に連続して形成したものである。一方、下流現像スリーブ8Bの溝形状は、深さが60μm、溝の角度が60°のU字形状であり、溝の本数は60本で等間隔に連続して形成したものである。U字形状にすることで、実施例1に対して下流スリーブ8Bの溝角度を小さくして上流スリーブ8Aとの溝部上流角度差を大きくしつつ、かつ溝部の体積をそれほど減らさないようにすることができる。下流スリーブ8Bの溝角度を60°としたものでU字形状とV字形状のもので空回転加速試験を行った結果を図8と表2に示す。実施例2のU字形状のコート量が初期から耐久を通じて良好なのに対し、V字形状では、コート量が少なめに推移している。コート量としては問題のないレベルではあるものの、この場合V字形状溝角度60°の溝部体積をもう少し増やした方が良いことがわかる。このように溝部の形状をU字にすることで溝部上流角度差を大きくしても、溝部の体積を確保することが可能となる。
次に、本発明の他の実施例について説明する。尚、本実施例の画像形成装置の基本構成及び動作は、実施例1のものと同じである。従って、同一又は相当する機能、構成を有する要素には同一符号を付して詳しい説明は省略し、本実施例に特徴的な点を以下に説明する。
本実施例では、実施例2と同様に実施例1に対し、下流スリーブ8Bの上流スリーブ8Aとの溝部上流角度差を大きくしつつ、かつ下流スリーブ8Bの溝部体積をもう少し大きくする形状にしたものである。図9のように下流スリーブ8Bの溝部形状を非対称とすることで回転方向上流側の辺は急峻にし、回転方向下流側の辺を緩やかにすることができる。これにより上流スリーブ8Aとの溝部上流角度差を大きくしつつ、かつ下流スリーブ8Bの溝部体積をもう少し大きくすることが可能となる。
形状はV字でもU字でも構わないが、溝部頂点の鉛直方向に対し上流側の辺との角度をα、下流側の辺との角度をβとした場合に、V字でα=30°β=70°とした。これにより、溝部上流角度差は、対称なV字溝角度60°の形状にした場合と同等の30°でありながら、溝部体積は110°分あり、図10のように空回転加速試験でも下流スリーブ8Bのコート量推移は良好な結果を得られた。
10 像担持体
8A 上流現像スリーブ
8B 下流現像スリーブ

Claims (7)

  1. 複数の溝部を表面に備え、少なくとも磁性粒子を含む現像剤を表面に磁力で担持して像担持体と対向する第1の現像領域に現像剤を搬送する第1の現像剤担持体と、
    複数の溝部を表面に備え、前記第1の現像剤担持体の回転方向と同一方向に回転するように設けられ、前記第1の現像剤担持体との対向部において前記第1の現像剤担持体から現像剤を受け取るとともに、該受け取った現像剤を表面に磁力で担持させて前記像担持体と対向する第2の現像領域へ搬送する第2の現像剤担持体と、を有する現像装置であって、
    前記第1の現像剤担持体の溝部の回転方向上流側の面が前記第1現像剤担持体の法線方向とのなす角度θ1が、前記第2の現像剤担持体の溝部の回転方向上流側の面が前記第2現像剤担持体の法線方向とのなす角度θ2よりも大きいことを特徴とする現像装置。
  2. 前記第2の現像剤担持体の溝部は、回転方向下流の面の方が回転方向上流側の面よりも前記第2現像剤担持体の法線方向とのなす角が大きいことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記溝部の深さは、40μm以上80μm以下であることを特徴とする請求項1または2記載の現像装置。
  4. 少なくとも前記第2の現像剤担持体の溝部は、底部の形状が円弧形状であり、側部は傾斜部を有することを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の現像装置。
  5. 少なくとも前記第2の現像剤担持体の溝部は、溝部の底部が平面であることを特徴とする請求項1〜いずれかに記載の現像装置。
  6. 角度差θ1−θ2は、10°以上30°以下であることを特徴とする請求項1〜5いずれかに記載の現像装置。
  7. 前記溝部は断面がV字形状であり、溝部の底部の角度は、60°以上120°以下であることを特徴とする請求項1〜いずれかに記載の現像装置。
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