JP6108597B2 - 毛髪化粧料および多剤式毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料および多剤式毛髪化粧料 Download PDF

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Description

本発明は、毛髪の指通り性を高め、表面のざらつきを抑え、毛先のまとまりを良好にし得る毛髪化粧料および多剤式毛髪化粧料に関するものである。
従来から、アミノ変性シリコーンを配合して、その毛髪の状態改善作用を利用した毛髪化粧料が多数開発されている(特許文献1、2など)。
特開2008−143817号公報 特開2009−280530号公報
ところが、アミノ変性シリコーンを配合した毛髪化粧料においては、例えば処理後の毛髪の指通り性に関して、未だ改善の余地がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、髪の指通り性を高め、表面のざらつきを抑え、毛先のまとまりを良好にし得る毛髪化粧料および多剤式毛髪化粧料を提供することにある。
前記目的を達成し得た本発明の毛髪化粧料は、アミノ含有量が0.5%以上の(アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマーと、ポリプロピルシルセスキオキサンとが配合されていることを特徴とするものである。
また、本発明の多剤式毛髪化粧料は、少なくとも第1剤、第2剤および第3剤により構成されてなるものであって、上記第1剤は、加水分解ケラチンが配合されており、上記第2剤は、カチオン性界面活性剤が配合されており、かつpHが7以下であり、上記第3剤は、本発明の毛髪化粧料であることを特徴とするものである。
本発明によれば、髪の指通り性を高め、表面のざらつきを抑え、毛先のまとまりを良好にし得る毛髪化粧料および多剤式毛髪化粧料を提供することができる。
本発明の毛髪化粧料は、アミノ変性シリコーンとして、アミノ含有量が、0.5%以上、好ましくは0.7%以上の(アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマーを配合している。上記のアミノ変性シリコーンは、主に処理後の毛髪の表面のざらつきを抑え、また、毛先のまとまりを良好にする機能を有する成分である。(アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマーのアミノ含有量は、3%以下であることが好ましい。
アミノ変性シリコーンのアミノ含有量は、アミノ変性シリコーンのメーカー各社からその物性値の一つとして示されており、「アミノ変性シリコーンの分子量」を「アミノ変性シリコーンのアミノ当量(g/mol)」で除した値を百分率で表したものである。また、「アミノ変性シリコーンのアミノ当量(g/mol)」は、「アミノ変性シリコーンの質量(g)」を「アミノ変性シリコーンの有するアミノ基の総モル数(mol)」で除すことで求められ、アミノ変性シリコーンに係るアミノ基1個当たりの分子量を意味している。このアミノ含有量が大きいほど、アミノ基を多く含むアミノ変性シリコーンであることを意味している。
上記アミノ含有量の(アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマーの毛髪化粧料における配合量は、上記の機能をより良好に発揮させる観点から、0.1質量%以上であることが好ましく、0.5質量%以上であることがより好ましい。ただし、(アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマーの毛髪化粧料中の量が多すぎると、処理後の毛髪の指通り性の向上効果が小さくなる虞がある。よって、上記アミノ含有量の(アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマーの毛髪化粧料における配合量は、8質量%以下であることが好ましく、6質量%以下であることがより好ましい。
本発明の毛髪化粧料に係るポリプロピルシルセスキオキサンは、処理後の毛髪の指通り性を高める機能を有しており、また、上記アミノ含有量の(アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマーの有する毛髪の表面のざらつきを抑える機能や毛先のまとまりを良好にする機能をより高める機能も有する成分である。
本発明の毛髪化粧料におけるポリプロピルシルセスキオキサンの配合量は、上記の機能をより良好に発揮させる観点から、0.05質量%以上であることが好ましく、0.1質量%以上であることがより好ましい。ただし、毛髪化粧料中のポリプロピルシルセスキオキサンの量が多すぎると、処理後の毛髪の指通り性の向上効果が小さくなる虞がある。よって、毛髪化粧料におけるポリプロピルシルセスキオキサンの配合量は、5質量%以下であることが好ましく、3質量%以下であることがより好ましい。
本発明の毛髪化粧料は、水を溶媒として使用する。毛髪化粧料における水の配合量は、例えば、50〜85質量%であることが好ましい。
本発明の毛髪化粧料には、上記の各成分以外にも、従来から知られている毛髪化粧料に配合されている各種成分を、必要に応じて添加することができる。このような添加成分としては、例えば、高級アルコール、ロウ、カチオン性界面活性剤、多価アルコール、植物油およびその誘導体、シリコーン〔アミノ含有量が0.5%以上の(アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマーおよびポリプロピルシルセスキオキサン以外のもの〕、タンパク質加水分解物およびその誘導体、アミノ酸およびその誘導体、低級アルコール、芳香族アルコール、防腐剤、pH調整剤、香料などが挙げられる。
高級アルコールの具体例としては、例えば、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコールなどの直鎖状の飽和アルコール;イソステアリルアルコール、オクチルドデカノールなどの分岐状の飽和アルコール;オレイルアルコールなどの不飽和アルコール;などの、炭素数が12〜22の脂肪族アルコールが挙げられる。毛髪化粧料における高級アルコールの配合量は、例えば、2〜10質量%であることが好ましい。
ロウの具体例としては、例えば、モクロウ、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、コメヌカロウ、ラノリン、ミツロウ、ホホバ油などが挙げられる。毛髪化粧料におけるロウの配合量は、例えば、0.1〜10質量%であることが好ましい。
カチオン性界面活性剤の具体例としては、例えば、例えば、塩化アルキルトリメチルアンモニウム(塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムなど)、臭化アルキルトリメチルアンモニウム(臭化ラウリルトリメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ベヘニルトリメチルアンモニウムなど)などのハロゲン化アルキルトリメチルアンモニウム;塩化ジアルキルジメチルアンモニウム[塩化ジセチルジメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジヤシ油アルキルジメチルアンモニウム、塩化ジアルキル(C12−18)ジメチルアンモニウム(アルキルの後の括弧内の数値は、アルキル基の炭素数を意味している。以降の各材料についても、同様である。)]などのハロゲン化ジアルキルジメチルアンモニウム;セチルトリメチルアンモニウムメトサルフェート、ベヘニルトリメチルアンモニウムメトサルフェートなどのアルキルトリメチルアンモニウムメトサルフェート;イソアルキル(C10−40)アミドプロピルエチルジメチルアンモニウムエトサルフェート;などが挙げられる。毛髪化粧料におけるカチオン性界面活性剤の配合量は、例えば、1〜5質量%であることが好ましい。
また、これらのカチオン性界面活性剤には、微量の溶媒(エタノール、イソプロパノールなど)が含まれている場合がある。よって、本発明の毛髪化粧料には、カチオン性界面活性剤に含まれている上記の溶媒が配合されていてもよい。
多価アルコールの具体例としては、例えば、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、1,3−ブチレングリコールなどが挙げられる。毛髪化粧料における多価アルコールの配合量は、例えば、0.1〜10質量%であることが好ましい。
植物油およびその誘導体の具体例としては、例えば、アボカド油、アーモンド油、オリーブ油、ゴマ油、コメヌカ油、サフラワー油、大豆油、トウモロコシ油、ナタネ油、ローズヒップ油、マカデミアナッツ油、パーシック油、綿実油、月見草油、メドフォーム油、メドフォーム油誘導体(メドフォーム−6−ラクトンなど)、ヒマワリ油、ブドウ種子油、パーム油、ヒマシ油、グレープシード油、ヤシ油、硬化油、シア脂などが挙げられる。毛髪化粧料における植物油およびその誘導体の配合量は、例えば、0.1〜10質量%であることが好ましい。
シリコーン〔アミノ含有量が0.5%以上の(アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマーおよびポリプロピルシルセスキオキサン以外のもの〕の具体例としては、例えば、シクロペンタシロキサン、ジメチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、フェニルトリメチコン、ジメチコノール、(アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマー以外のアミノ変性シリコーン(アミノプロピルフェニルトリメチコンなど)、(加水分解シルク/PG−プロピルメチルシランジオール)クロスポリマー(PGはプロピレングリコールの略である)、(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解ケラチンなどが挙げられる。毛髪化粧料における上記シリコーンの配合量は、例えば、0.1〜20質量%であることが好ましい。
タンパク質加水分解物およびその誘導体の具体例としては、コラーゲン、ケラチン、ダイズタンパク、シルク、エンドウタンパク、コメタンパクなどのタンパク質の加水分解物;上記加水分解物の誘導体(トリメチル4級アンモニウム化物、高級アルキル4級アンモニウム化物、アシル化物など);が挙げられる。毛髪化粧料におけるタンパク質加水分解物およびその誘導体の配合量は、例えば、0.01〜5質量%であることが好ましい。
アミノ酸およびその誘導体の具体例としては、例えば、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、トレオニン、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、シスチン、システイン、メチオニン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アルギニン、ヒスチジン、リシン、ピロリドンカルボン酸またはその塩、アシル化アミノ酸またはその塩、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・2−オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ2−オクチルドデシル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ2−ヘキシルデシル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・2−オクチルドデシル)などが挙げられる。毛髪化粧料におけるアミノ酸およびその誘導体の配合量は、例えば、0.001〜3質量%であることが好ましい。
芳香族アルコールの具体例としては、例えば、フェノキシエタノール、フェノキシイソプロパノール、ベンジルアルコールなどが挙げられる。毛髪化粧料における芳香族アルコールの配合量は、例えば、0.1〜2質量%であることが好ましい。
防腐剤の具体例としては、例えば、安息香酸およびその塩(ナトリウム塩など);パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチルなどのパラオキシ安息香酸エステルおよびその塩(ナトリウム塩など);サリチル酸およびその塩;ソルビン酸およびその塩;フェノキシエタノール;メチルイソチアゾリノン;メチルクロロイソチアゾリノン・メチルイソチアゾリノン;などが挙げられる。
pH調整剤の具体例としては、例えば、グリコール酸、クエン酸、リン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸などの酸;アンモニア、水酸化ナトリウム、モノエタノールアミン、アミノ−2−メチル−1−プロパノールなどのアルカリ;が挙げられる。
本発明の毛髪化粧料の剤型については、特に制限はなく、クリーム状、ゲル状、ローション状などの各種の剤型とすることができるが、クリーム状とすることがより好ましい。
本発明の毛髪化粧料は、トリートメント剤、スタイリング剤、毛髪変形剤(パーマネントウェーブ剤と縮毛矯正剤とを含む)、毛髪変形処理の前処理剤、毛髪変形処理の中間処理剤、毛髪変形処理の後処理剤、染毛剤、染毛処理の前処理剤、染毛処理の中間処理剤、染毛処理の後処理剤などの各種の毛髪化粧料の形態とすることができる。
なお、本発明の毛髪化粧料は、それ自体を単独で、前記のような形態のものとして使用できる他、他の毛髪化粧料と組み合わせて多剤式の毛髪化粧料を構成することもできる。
本発明の多剤式毛髪化粧料は、少なくとも第1剤、第2剤および第3剤により構成されてなるものであり、第3剤に、本発明の毛髪化粧料を使用する。本発明の多剤式毛髪化粧料によれば、処理後の毛髪の指通り性を高めつつ、表面のざらつきを抑え、毛先のまとまりを良好にすることができる。
本発明の多剤式毛髪化粧料に係る第1剤は、加水分解ケラチンが配合されたものであり、加水分解ケラチンの作用によって、処理後の毛髪に良好なハリ、コシを付与することができる。
加水分解ケラチンには、羊毛由来のもの、人毛由来のもの、羽毛由来のもののいずれも用いることができるが、羽毛由来のものがより好ましい。また、加水分解ケラチンの数平均分子量(加水分解ケラチンのメーカーから提供されている)は、30000以下であることが好ましく、1000以下であることがより好ましく、また、300以上であることが好ましい。
第1剤における加水分解ケラチンの配合量は、0.1〜5質量%であることが好ましい。
また、第1剤には、パントテニルアルコールが配合されていることが好ましい。パントテニルアルコールも、加水分解ケラチンと同様に、処理後の毛髪に良好なハリ、コシを付与する機能を有しているが、加水分解ケラチンとパントテニルアルコールとを併用した場合には、加水分解ケラチンのみやパントテニルアルコールのみを使用し、単にその配合量を増やした場合と比べて、毛髪に良好なハリ、コシを付与できる。
第1剤におけるパントテニルアルコールの配合量は、0.01〜3質量%であることが好ましい。
更に、第1剤には、ジ脂肪酸アシルグルタミン酸リシン塩が配合されていることが好ましい。これにより、処理後の毛髪に適度な厚み感(毛髪の1本1本が太くなった感じになること)を付与することができる。
第1剤に係るジ脂肪酸アシルグルタミン酸リシン塩の具体例としては、例えば、ジラウロイルグルタミン酸リシン塩(ナトリウム塩など)などが挙げられる。
第1剤におけるジ脂肪酸アシルグルタミン酸リシン塩の配合量は、0.01〜5質量%であることが好ましい。
また、第1剤には、芳香族アルコールが配合されていることが好ましい。これにより、第1剤による毛髪へのハリ、コシの付与機能、毛髪への厚み感の付与機能、および毛先のダメージ補修機能のバランスがより良好となる。
第1剤に係る芳香族アルコールの具体例としては、例えば、本発明の毛髪化粧料に添加可能なものとして先に例示した各芳香族アルコールが挙げられる。
第1剤における芳香族アルコールの配合量は、0.1〜2質量%であることが好ましい。
第1剤は、水を溶媒として使用する。第1剤における水の配合量は、例えば、80〜98質量%であることが好ましい。
また、第1剤には、上記の各成分以外にも、従来から知られている毛髪化粧料に配合されている各種成分を、必要に応じて添加することができる。このような添加成分としては、例えば、ノニオン性界面活性剤、多価アルコール、アミノ酸またはその誘導体、糖類、植物・海藻エキス、防腐剤、香料などが挙げられる。
第1剤に係るノニオン界面活性剤の具体例としては、例えば、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンセチルエーテルなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、脂肪酸ポリエチレングリコール、モノラウリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタンなどのポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン(20)ステアリン酸ソルビタン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、イソステアリン酸ポリオキシエチレン(3)ソルビットなどのポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、モノステアリン酸ソルビタンなどのソルビタン脂肪酸エステル、モノステアリン酸ポリ(2〜10)グリセリルなどのポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルなどが挙げられる。第1剤におけるノニオン性界面活性剤の配合量は、例えば、0.1〜5質量%であることが好ましい。
第1剤に係る多価アルコール、アミノ酸およびその誘導体、並びに防腐剤の具体例としては、それぞれ、本発明の毛髪化粧料に添加可能なものとして先に例示したものと同じものが挙げられる。
第1剤における多価アルコールの配合量は、例えば、0.1〜10質量%であることが好ましい。また、第1剤におけるアミノ酸およびその誘導体の配合量は、例えば、0.001〜3質量%であることが好ましい。
第1剤の剤型については、特に制限はなく、ローション状、クリーム状、ゲル状などの各種の剤型とすることができるが、ローション状とすることがより好ましい。
本発明の多剤式毛髪化粧料に係る第2剤は、カチオン性界面活性剤が配合されており、かつpHが7以下のものである。第2剤のpHは、3以上であることが好ましい。
第2剤に係るカチオン性界面活性剤の具体例としては、例えば、本発明の毛髪化粧料に添加可能なものとして先に例示した各カチオン性界面活性剤が挙げられる。第2剤におけるカチオン性界面活性剤の配合量は、1〜5質量%であることが好ましい。
また、上記の通り、カチオン性界面活性剤には、微量の溶媒(エタノール、イソプロパノールなど)が含まれている場合がある。よって、第2剤には、カチオン性界面活性剤に含まれている上記の溶媒が配合されていてもよい。
更に、第2剤には、高級アルコールが配合されていることが好ましい。第2剤に係る高級アルコールの具体例としては、例えば、本発明の毛髪化粧料に添加可能なものとして先に例示した各高級アルコールが挙げられる。第2剤における高級アルコールの配合量は、例えば、2〜10質量%であることが好ましい。
第2剤は、水を溶媒として使用する。第2剤における水の配合量は、例えば、50〜90質量%であることが好ましい。
また、第2剤には、上記の各成分以外にも、従来から知られている毛髪化粧料に配合されている各種成分を、必要に応じて添加することができる。このような添加成分としては、例えば、エステル、植物油およびその誘導体、ロウ、シリコーン、タンパク質加水分解物およびその誘導体、植物・海藻エキス、アミノ酸およびその誘導体、多価アルコール、pH調整剤、防腐剤、香料などが挙げられる。
第2剤に係る植物油およびその誘導体、ロウ、シリコーン、タンパク質加水分解物およびその誘導体、アミノ酸およびその誘導体、多価アルコール、pH調整剤並びに防腐剤の具体例としては、それぞれ、本発明の毛髪化粧料に添加可能なものとして先に例示したものと同じものが挙げられる。
なお、第2剤における植物油およびその誘導体の配合量は、例えば、0.1〜10質量%であることが好ましい。第2剤におけるロウの配合量は、例えば、0.1〜10質量%であることが好ましい。第2剤における多価アルコールの配合量は、例えば、0.1〜10質量%であることが好ましい。
また、第2剤に係るpH調整剤は、第2剤のpHが7以下(好ましくは6以上)となる範囲で使用すればよい。
第2剤に係るエステルの具体例としては、例えば、イソノナン酸エチルヘキシル、イソノナン酸イソノニル、ミリスチン酸セチル、ステアリン酸ステアリル、オレイン酸オレイル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、オレイン酸オクチルドデシル、モノステアリン酸グリセリル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、コハク酸ジ2−エチルヘキシル、セバシン酸ジエチル、イソステアリン酸コレステリル、N−ミリストイル−N−メチルアミノプロピオン酸2−ヘキシルデシル、テトラオクタン酸ペンタエリスリチルなどが挙げられる。
第2剤の剤型については、特に制限はなく、クリーム状、ゲル状、ローション状などの各種の剤型とすることができるが、クリーム状とすることがより好ましい。
本発明の多剤式毛髪化粧料を使用する場合には、第1剤、第2剤、第3剤の順に毛髪に塗布することが好ましいが、これらの塗布順序は変更してもよく、例えば、第1剤と第2剤との塗布順序を入れ替えたり、第2剤と第3剤との塗布順序を入れ替えたり、第1剤と第3剤との塗布順序を入れ替えたりしてもよい。多剤式毛髪化粧料を構成する各剤のうちのいずれかを塗布する前の毛髪は、シャンプーを用いて洗浄し水で洗い流しておくことが好ましい。また、多剤式毛髪化粧料を構成する各剤のうちの最後の剤を塗布した後の毛髪は、例えば、水で洗い流し、乾燥して仕上げることができる。
また、本発明の多剤式毛髪化粧料は、上記の第1剤、第2剤および第3剤に加えて、例えば、後述する実施例にあるように、第4剤としてシャンプー(例えば、後記の処方例に係るシャンプー)、および第5剤として毛髪化粧料(例えば、後記の処方例に係るトリートメント剤などの毛髪化粧料)も構成要素とする5剤式毛髪化粧料とすることもできる。このような5剤式毛髪化粧料で毛髪を処理する場合には、例えば、予めシャンプーを用いて洗浄し、水で洗い流した後の濡れた状態の毛髪に、第1剤、第2剤および第3剤を任意の順序(好ましくは第1剤、第2剤、第3剤の順序)で塗布し、水で洗い流してから第4剤であるシャンプーを用いて洗浄し水で洗い流した後に、第5剤である毛髪化粧料を塗布し、水で洗い流してから乾燥して仕上げることができる。
更に、上では、本発明の毛髪化粧料を含む多剤式毛髪化粧料(本発明の多剤式毛髪化粧料)として、3剤式毛髪化粧料や5剤式毛髪化粧料を例にとって説明したが、本発明の毛髪化粧料は、これら以外の多剤式毛髪化粧料を構成することも可能であり、例えば、上記第1剤と組み合わせた2剤式毛髪化粧料や、上記第2剤と組み合わせた2剤式毛髪化粧料を構成することもできる。これらの2剤式毛髪化粧料では、本発明の毛髪化粧料と、上記第1剤や上記第2剤との毛髪への適用順序については特に制限はなく、いずれを先に毛髪に塗布してもよい。
以下、実施例に基づいて本発明を詳細に述べる。ただし、下記実施例は、本発明を制限するものではない。なお、後記の表1では毛髪化粧料全体で100%となるように、表2では第1剤全体で100%となるように、表3では第2剤全体で100%となるように、表4および表5では第3剤全体で100%となるように、表6ではシャンプー全体で100%となるように、表7ではトリートメント剤全体で100%となるようにそれぞれ各成分の配合量を%で示すが、その%はいずれも質量%であり、また、これらの表中ではその%の表示を省略し、配合量を表す数値のみで表示する。更に、本実施例で記載する%は、特に断らない限り質量基準(質量%)である。
<1剤式毛髪化粧料>
実施例1〜3および比較例1
実施例1〜3および比較例1の毛髪化粧料を、表1に示す組成で調製し、下記の手順に従って評価を行った。
同一人物から採取した人毛毛束(長さが25cmの人毛からなる毛束で、1毛束あたり5g)を複数用意し、シャンプーで洗浄して水ですすぎ流した。シャンプーには、後記の表6に示す組成のものを用いた。
上記シャンプー後の濡れた毛束に、実施例1〜3および比較例1のいずれかの毛髪化粧料0.3gを塗布して揉み込み、水ですすいだ後に乾燥してから、毛髪全体の指通り性、毛髪表面のざらつきのなさ、および毛先のまとまりのよさを、専門の評価者5名が、それぞれ評価した。
上記の各評価については、上記5名の評価者のそれぞれが下記の基準に従って点数付けを行い、全評価者の点数を合計することで纏めた。
良い : 2点、
普通(良いとも悪いともいえない) : 1点、
悪い : 0点。
上記の各評価結果を、表1に併記する。
Figure 0006108597
表1において、水の欄の「計100とする」とは、毛髪化粧料を構成する水以外の各成分の合計量に、水の量を加えて100%となるようにしたことを意味している(後記の表2〜表7も同様である)。また、表1に記載の「メチルイソチアゾリノン水溶液」は、濃度が0.95%のものである(後記の表2〜表5も同様である)。
表1に示す通り、適正なアミノ含有量の(アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマーと、ポリプロピルシルセスキオキサンとを配合した実施例1〜3の毛髪化粧料で処理した毛髪は、全体の指通り性、表面のざらつきのなさ、および毛先のまとまりのよさのバランスが良好である。これに対し、ポリプロピルシルセスキオキサンを配合していない比較例1の毛髪化粧料で処理した毛髪は、全体の指通り性が劣っている。
なお、(アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマーに同じアミノ含有量のものを用いた実施例1、2および比較例1の毛髪化粧料同士を比較した場合、実施例1、2の毛髪化粧料で処理した毛髪は、比較例1の毛髪化粧料で処理した毛髪よりも、表面のざらつきのなさ、および毛先のまとまりのよさが良好である。このことから、ポリプロピルシルセスキオキサンには、(アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマーの有する毛髪表面のざらつきを抑制したり毛先のまとまりを良くしたりする機能を高める作用があるといえる。
<3剤式毛髪化粧料>
実施例4〜8および比較例2〜5
表2に示す組成で調製した第1剤と、表3に示す組成で調製した第2剤と、表4および表5に示す組成で調製した実施例4〜8および比較例2〜5に係る第3剤とを組み合わせて、実施例4〜8および比較例2〜5の3剤式毛髪化粧料を構成した。そして、これらの3剤式毛髪化粧料について、下記の手順に従って評価を行った。
同一人物から採取した人毛毛束(長さが25cmの人毛からなる毛束で、1毛束あたり5g)を複数用意し、シャンプーで洗浄して水ですすぎ流した。シャンプーには、後記の表6に示す組成のものを用いた。
上記シャンプー後の濡れた毛束に、第1剤0.5mlを塗布して揉み込み、続いて第2剤0.3gを塗布して揉み込み、更に第3剤0.3gを塗布して揉み込み、水ですすいだ後に乾燥してから、毛髪全体の指通り性、毛髪表面のざらつきのなさ、および毛先のまとまりのよさを、上記5名の評価者5名が、それぞれ評価した。
上記の各評価については、上記5名の評価者のそれぞれが、1剤式毛髪化粧料の場合と同じ基準に従って点数付けを行い、全評価者の点数を合計することで纏めた。
上記の各評価結果を、表4および表5に併記する。
Figure 0006108597
表2に記載の「モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン」には、エチレンオキサイドの平均付加モル数が20のものを使用した。
Figure 0006108597
表3における「2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール」の欄の「適量」は、第2剤のpHを4とするのに要した量である。
Figure 0006108597
Figure 0006108597
表4および表5に示す通り、加水分解ケラチンを配合した第1剤と、カチオン性界面活性剤を配合し、適正なpHとした第2剤と、適正なアミノ含有量の(アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマーとポリプロピルシルセスキオキサンとを配合した第3剤とで構成された実施例4〜8の3剤式毛髪化粧料で処理した毛髪は、全体の指通り性、表面のざらつきのなさ、および毛先のまとまりのよさのバランスが良好である。これに対し、第3剤に配合した(アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマーのアミノ含有量が不適な比較例2、3の3剤式毛髪化粧料で処理した毛髪は、表面のざらつきのなさ、および毛先のまとまりのよさが劣っている。また、第3剤にポリプロピルシルセスキオキサンを配合していない比較例4、5の毛髪化粧料で処理した毛髪は、全体の指通り性が劣っている。
また、第3剤に係る(アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマーに、同じアミノ含有量のものを同じ配合量で使用した3剤式毛髪化粧料同士で比較をした場合、実施例4〜6の3剤式毛髪化粧料と、比較例4の3剤式毛髪化粧料とでは、実施例4〜6の3剤式毛髪化粧料で処理した毛髪の方が、表面のざらつきのなさ、および毛先のまとまりのよさが良好であり、また、実施例8の3剤式毛髪化粧料と比較例5の3剤式毛髪化粧料とでは、実施例8の3剤式毛髪化粧料で処理した毛髪の方が、表面のざらつきのなさ、および毛先のまとまりのよさが良好である。これらの結果からも、ポリプロピルシルセスキオキサンには、(アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマーの有する毛髪表面のざらつきを抑制したり毛先のまとまりを良くしたりする機能を高める作用があるといえる。
<5剤式毛髪化粧料>
実施例4〜8の3剤式毛髪化粧料に、表6に示す組成で調製したシャンプー(第4剤)と、表7に示す組成で調製した毛髪化粧料(第5剤、トリートメント剤)とを組み合わせて、5剤式毛髪化粧料を構成した。
Figure 0006108597
表6において、各成分中に記載の「(E.O.)」はエチレンオキサイドのことであり、その前の数値はエチレンオキサイドの平均付加モル数を意味している。また、表6における「クエン酸」の欄の「適量」は、シャンプーのpHを5.1とするのに要した量である。
Figure 0006108597
上記の各5剤式毛髪化粧料について、実施例4などの3剤式毛髪化粧料と同様にして第1剤、第2剤、第3剤の順に塗布した毛束に係る毛髪を、第4剤であるシャンプーを用いて洗浄し、水ですすぎ流した後に、第5剤である毛髪化粧料を塗布し、揉み込んでから水ですすぎ流して乾燥して仕上げた。その結果、上記の各5剤式毛髪化粧料で処理した毛髪は、全体の指通り性、表面のざらつきのなさ、および毛先のまとまりのよさのバランスが良好であった。

Claims (3)

  1. 少なくとも第1剤、第2剤および第3剤により構成されてなる多剤式毛髪化粧料であって、
    上記第1剤は、加水分解ケラチンが配合されており、
    上記第2剤は、カチオン性界面活性剤が配合されており、かつpHが7以下であり、
    上記第3剤は、アミノ含有量が0.5%以上の(アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマーと、ポリプロピルシルセスキオキサンとが配合されていることを特徴とする多剤式毛髪化粧料。
  2. 上記第3剤において、アミノ含有量が0.5%以上の(アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマーの配合量が0.1〜8質量%であり、ポリプロピルシルセスキオキサンの配合量が0.05〜5質量%である請求項に記載の多剤式毛髪化粧料。
  3. 上記第3剤において、水、高級アルコールおよびカチオン界面活性剤が更に配合されている請求項1または2に記載の多剤式毛髪化粧料。
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