JP6108360B2 - 藍葉のインディゴブルーインテリア - Google Patents

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本発明は藍色が発色した葉に文字等が脱色して描かれている藍葉及びその藍葉を含む飲食料又はインテリアに関するものである。
特開2003−192934(以下、特許文献1という)に、「収穫した含藍植物から、葉のみを採取し、新鮮なうちに冷凍庫等で完全に凍結させる。凍結した該葉を解凍させると、該葉は凍結によって組織が損傷を受けているため、融解する過程において、含有されるインジカンが該葉中の酵素と水分の作用で加水分解されてインドキシルとなり、更にインドキシルは空気中の酸素と化合してインジゴが生成される。(特許文献1の第0005段落)」の記載がある。
特開2005−336632号公報
従来はインジカン含有の藍植物は、上述したように藍原料として使用されているが、贈答品用のインテリアには用いられていなかった。ところで、「藍」は「愛」と同一の響きを有するため、藍植物を贈答品用のインテリアに使用できれば、結婚式等の贈答品のインテリアに好適に用いることができる。
そこで、本発明は、前記の課題を解決するためになされたもので、贈答品用のインテリアに用いることのできる藍葉、及び藍葉を添加した飲食料又はインテリアを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するためになされた、特許請求の範囲の請求項1に記載された藍葉は、植物の生葉中に含有するインジカンから生成したインジゴによって藍色が発色した葉であって前記葉内の葉緑素が除去されていることを特徴とするものである。請求項2に記載された藍葉は、請求項1に記載されたものであって、脱色剤で脱色した文字及び/又は図形が描かれていることを特徴とする。
請求項に記載された藍葉は、請求項1又は2に記載されたものであって、前記生葉が、リュウキュウアイ、タデアイ、ナンバンコマツナギ、キアイ又はタイセイであることを特徴とする。
請求項4に記された藍葉は、請求項に記載されたものであって、前記脱色剤が、型糊に次亜塩素酸ナトリウムが20〜99%配合されたものであることを特徴とする。
請求項5に記載された藍葉の製造方法は、植物の生葉中に含有するインジカンから生成したインジゴによって葉に藍色を発色させ、前記葉内の葉緑素を除去することを特徴とする。請求項6に記載された藍葉は、請求項5に記載されたものであって、前記発色が、前記生葉を冷凍した後に、天日に当てることによってなされることを特徴とする。請求項に記載された藍葉は、請求項5又は6に記載されたものであって、前記葉緑素の除去が、アルコール又は水とアルコールとの混合液内に前記葉を浸漬して施したことを特徴とする。
請求項に記載された飲食料は、請求項1〜のいずれか一項記載の藍葉が添加されていることを特徴とするものである。請求項9に記載されたインテリアは、請求項1〜4のいずれか一項記載の藍葉が添加されていることを特徴とするものである。
本発明の藍葉は、澄んだ青色の地に、文字又は図形が描かれているものであり、且つ「藍」は「愛」と同一の響きを有する。このため、結婚式等の贈答品のインテリアに、「愛」のある文字又は図形が描かれた藍葉を好適に用いることができる。
また、本発明の藍葉の青色、文字及び/又は図形は、アルコール飲料や炭酸飲料等の飲料に浸漬しても褪せることがなく、アルコール飲料等の飲料に添加してインテリアとして用いることができる。この藍葉をインテリアとして使用したアルコール飲料等の本発明の飲料は、父の日等の贈答品に採用でき、送られた人に意外性のある面白さを与えることができる。
本発明に係る藍葉の製造工程を説明する工程チャートである。 本発明に係る藍葉を料飲又はインテリアに添加した状態を示す正面図である。 本発明に係る藍葉の製造工程に必要な材料を説明する図である。
本発明で用いる生葉はインジカンを含有するものである。この生葉としては、キツネノマゴ科のリュウキュウアイ、タデ科のタデアイ、マメ科のナンバンコマツナギ、キアイ(インドアイ)又はアブラナ科のタイセイを好適に用いることができる。このような生葉に藍色を発色させる。この発色方法は、採取した生葉を冷凍した後に、天日に当てる方法、生葉を叩いて天日に干す方法、生葉を何等加工することなく天日に干す方法がある。なかでも採取した生葉を冷凍した後に、天日に当てる方法が簡単で確実に発色でき好ましい。かかる発色方法では、生葉中のインジカンが加水分解してインドキシルに変化し、更にインドキシルが空気酸化されて二分子結合しインジゴを生成する。このようにインジゴが生成した葉はくすんだ青色を呈している。
インジゴが生成してくすんだ青色を呈する葉から葉緑素を除去する。この除去方法は、葉緑素含有の葉をエタノール又は水とエタノールとの混合液に葉緑素含有の葉を1週間から1年間浸漬する方法、葉緑素含有の葉を50℃〜70℃のエタノールで20分湯煎する方法がある。湯煎の際には、アルミ箔又は樹脂フィルムで蓋をすることにより、蒸発によるエタノールの減少を防止できる。かかる方法のうち、葉緑素含有の葉を冷蔵庫にて凍らせたのちざるに一枚ずつ広げ天日で3時間から7時間干した後エタノールの入ったガラス瓶の中に1週間から1年間浸漬する方法が簡便に葉の葉緑素を除去でき好ましい 葉緑素を除去した藍葉を乾燥する。この乾燥は、押し花のように紙にはさんでのばし乾燥させると文字が書きやすい平らな葉になる。
インジコが生成し且つ葉緑素が除去された藍葉は、澄んだ青色を呈する。この藍葉の青地に任意の文字及び/又は図形を脱色して描く。脱色は、型糊に次亜塩素酸ナトリウムが20〜99%配合された糊剤を用いて行うことが好ましい。この糊剤を藍葉上に手書き又は筒描又は型染で任意の文字及び/又は図形を描き、脱色した後、糊剤を除去する。糊剤の除去は水で洗浄し除去する。
このようにして得られた藍葉には、澄んだ青色の地色に脱色された任意の文字及び/又は図形が描かれている。かかる藍葉の地色を呈するインジゴは、水やアルコールに不溶性であり、且つ文字及び/又は藍葉の地色を白く脱色して描かれている。このため、藍葉の地色、文字及び/又は図形は耐久性に優れており、食品や飲料に添加しても藍葉の地色や文字及び/又は図形が褪せることがない。また、藍葉の地色の「藍」は「愛」と同一の響きを有するため、描かれた文字及び/又は図形と相俟って、結婚式等の贈答品のインテリアに好適に用いることができる。
更に、種々のお祝いの際に、アルコール飲料や清涼飲料が飲まれたり或いは贈答品に提供される。この際に、アルコール飲料や清涼飲料等に耐久性を有し、お祝いに相応しい文字及び/又は図形が青地に描かれた藍葉を、飲料にインテリアとして添加しておくと、意外性のある面白さを与えることができる。例えば、図2に示すように、父の日の贈答品としてのアルコール飲料が充填された透明瓶12の中に、青地に「お父さんありがとう」の文字を脱色して描いた藍葉10がインテリアとして挿入することができる。
以下、本発明の実施例を詳細に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定されるものではない。
採取した新鮮な藍草の生葉をプラスチック製容器に20まいずつならべて入れ冷凍機器に24時間以上入れパリパリに凍らせる。(凍結によって組織を損傷させる。)
パリパリに凍った藍葉を冷凍庫から出し常温でしばらくおいて解凍し、いちまいずつ平らなざるに並べ天日に3時間から7時間干して青黒く発色させる。凍結した該葉を解凍させると、該葉は凍結により組織が損傷を受けているため、融解する過程において、含有されるインジカンが該葉中の酵素と水分の作用で加水分解されてインドキシルとなり、更にインドキシルは空気中の酸素と化合して青いインジゴが生成される
エタノールを入れたガラス瓶のなかに青黒く発色させた藍葉を入れ1週間から1年つけて葉緑素をとりのぞき澄んだ青色の葉にする(長くつけることにより好みの澄んだ青にする)
青色になった藍の葉を水で洗浄した後押し花のように厚い紙にはさみ、平らなぴんとしたからからに渇いた文字が書きやすい平らな青色の葉を作る
型用糊と次亜塩素酸ナトリウムを(型糊)10対(次亜塩素酸ナトリウム)6 の割合で混ぜよく練った後、筆で藍葉に文字を書き透明な箱に並べて入れ3日から7日間天日に当てて脱色する 葉を裏からすかして見て曇りガラスのように抜けていれば脱色されている
裏から透かしてみて綺麗に脱色されていない場合は、一度きれいな水で葉についている次亜塩素酸ナトリウムの含まれるのりを洗い流し、もう一度綺麗に脱色されていないところを型用糊と亜鉛酸ナトリウムを (型糊)10対(次亜塩素酸ナトリウム)6の割合で混ぜよく練った後、筆で藍葉に前に書いた文字をなぞるように書き透明な箱に並べて入れ3日から90日間天日に当てて脱色する。
葉を裏から見て脱色されていることを確認した後、きれいな水で、葉についている次亜塩素酸ナトリウムの含まれるのりをきれいに洗い流し除去する。
藍葉を90度の熱湯に3分入れ殺菌した後アルコール飲料の中に入れ完成品とする。
別の商品として、お客様がご自分で楽しみながら自分で藍葉を脱色し藍のメッセージ付のお酒を作れるセットとして[0024]で作った藍の葉と小さな容器に入れた脱色剤と型糊と筆とお酒と脱色の説明書をセットにした商品提供も可能である [図3]
本発明に係る藍葉は、結婚式等の贈答品のインテリアとして好適に用いることができる。また、贈答用のアルコール飲料や清涼飲料 千枚付け ケーキ等の食料中に添加できるインテリアとして好適に用いることができる。
10は藍葉、12は透明瓶である。

Claims (9)

  1. 植物の生葉中に含有するインジカンから生成したインジゴによって藍色が発色した葉であって前記葉内の葉緑素が除去されていることを特徴とする藍葉。
  2. 色剤で脱色した文字及び/又は図形が描かれていることを特徴とする請求項1記載の藍葉
  3. 前記生葉が、リュウキュウアイ、タデアイ、ナンバンコマツナギ、キアイ又はタイセイであることを特徴とする請求項1又は2記載の藍葉。
  4. 前記脱色剤が、型糊に次亜塩素酸ナトリウムが20〜99%配合された糊剤であることを特徴とする請求項記載の藍葉。
  5. 植物の生葉中に含有するインジカンから生成したインジゴによって葉に藍色を発色させ、前記葉内の葉緑素を除去することを特徴とする藍葉の製造方法。
  6. 前記発色が、前記生葉を冷凍した後に、天日に当てることによってなされることを特徴とする請求項記載の藍葉の製造方法
  7. 前記葉緑素の除去が、エタノール又は水とエタノールとの混合液内に前記葉を浸漬して施されることを特徴とする請求項5又は6記載の藍葉の製造方法
  8. 求項1〜のいずれか一項記載の藍葉が添加されていることを特徴とする飲食料
  9. 求項1〜のいずれか一項記載の藍葉が添加されていることを特徴とするインテリア。
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