JP6108186B1 - ウレタン系粘着剤組成物、これを用いて得られる粘着フィルム及び表面保護用フィルム - Google Patents

ウレタン系粘着剤組成物、これを用いて得られる粘着フィルム及び表面保護用フィルム Download PDF

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Abstract

【目的】本発明は、被着体への汚染が少なく、リワーク性にも優れた帯電防止性を有する粘着剤組成物、ならびにそれを用いた粘着フィルムおよび表面保護フィルムを提供する。【解決手段】水酸基を含有するポリウレタン樹脂(A)、多官能イソシアネート化合物(B)、水酸基及びイソシアネート基を含有しない分子量250〜1000の化合物(C)並びにイオン化合物(D)を含有し、(D)成分をが(A)〜(C)成分の合計100重量部に対して0.005〜5重量部含有することを特徴とするウレタン系粘着剤組成物を用いる。【選択図】なし

Description

本発明は帯電防止性を有するウレタン系粘着剤組成物、これを用いて得られる粘着フィルム及び表面保護用フィルムに関するものである。
偏向板、位相差板、ディスプレイ用のレンズフィルム等の光学部材の表面の汚れや傷付きを防止する目的で、表面保護フィルムが広く利用されている。表面保護フィルムは、基材フィルムの片面に、微粘着力の粘着剤層を設けた構成を有する。
表面保護フィルムは不要になった段階で剥離して除去されるが、光学部材から剥離除去する際に静電気が発生する。光学部材に静電気が残ったままの状態で液晶に電圧を印加すると、液晶分子の配向が損失し、パネルの欠損が生じてしまう問題がある。また、静電気の存在は、塵埃を付着させたり、作業性を低下させたりする要因ともなり得る。
そこで、これらの静電気の発生を防止するために、粘着剤層に帯電防止機能を付与する要求が高まっており、帯電防止剤を添加した帯電防止粘着剤、帯電防止性粘着層が開発されている。例えば、特許文献1では、塩酸塩、過塩素酸塩等のイオン化合物を含有したポリウレタン系粘着剤、特許文献2では、アルカリ金属を配合したポリウレタン系粘着剤が提案されている。
しかしこれらの方法では、充分な帯電防止性を発現させるためにはイオン化合物を多く添加する必要がある。その結果、表面保護フィルムを光学部材に貼着した状態が長く続くと、ブリード現象によりイオン化合物が被着体を汚染してしまう問題を有している。また、粘着力の経時上昇性が高く、重剥離化してしまうため、リワーク性に劣るという問題があった。
特開2005−154491号公報 特開2015−91922号公報
本発明は、被着体への汚染が少なく、リワーク性にも優れた帯電防止性を有する粘着剤組成物、ならびにそれを用いた粘着フィルムおよび表面保護用フィルムを提供する。
本発明者は、前記課題を解決すべく、水酸基を含有するポリウレタン樹脂、多官能イソシアネート化合物、水酸基及びイソシアネート基を含有しない分子量250〜1000の化合物、並びにイオン化合物を組み合わせた組成物にすることにより、上記課題を解決することを見出した。
すなわち、本発明は、水酸基を含有するポリウレタン樹脂(A)、多官能イソシアネート化合物(B)、水酸基及びイソシアネート基を含有しない分子量250〜1000の化合物(C)並びにイオン化合物(D)を含有し、(D)成分を(A)〜(C)成分の合計100重量部に対して0.05〜5重量部含有するウレタン系粘着剤組成物である(本発明1)。
本発明2は、本発明1における(A)成分が、ポリエーテルポリオール及び脂肪族ジイソシアネートを含有する組成物の反応物であるウレタン系粘着剤組成物である。
本発明3は、本発明1または2のいずれかにおいて、(C)成分が(A)成分100重量部に対して10〜100重量部であるウレタン系粘着剤組成物である。
本発明4は、本発明1〜3のいずれかにおいて、(D)成分がリチウム塩であるウレタン系粘着剤組成物である。
本発明5は、本発明1〜4のいずれかにおいて、(D)成分がリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、リチウムトリス(トリフルオロメタンスルホニル)メチド、リチウムビス(フルオロスルホニル)イミド及びトリフルオロメタンスルホン酸リチウムのいずれか1種以上であるウレタン系粘着剤組成物である。
本発明6は、プラスチックフィルム基材に本発明の1〜5のいずれかに記載のウレタン系粘着剤組成物の粘着層が形成された粘着フィルムである。
本発明7は、プラスチックフィルム基材に本発明の1〜5のいずれかに記載のウレタン系粘着剤組成物の粘着層が形成された光学部材の表面保護用フィルムである。
本発明のウレタン系粘着剤組成物は、従来の帯電防止ウレタン系粘着剤よりも少ないイオン化合物の添加で帯電防止性が発現するため、イオン化合物がブリードすることによって生じる被着体への汚染が少ない。また、粘着力の経時上昇性が低く、リワーク性に優れるため、光学部材の表面を汚れや傷から保護する保護フィルム用粘着剤として好適である。
本発明のウレタン系粘着剤組成物(以下、単に、「粘着剤」という場合がある)は、水酸基を含有するウレタン樹脂(A)(以下、「(A)成分」という。)、多官能イソシアネート化合物(B)(以下、「(B)成分」という。)、水酸基及びイソシアネート基を含有しない分子量250〜1000の化合物(C)(以下、「(C)成分」という。)、ならびにイオン化合物(D)(以下、「(D)成分」という。)を含有し、(D)成分が(A)〜(C)成分の合計100重量部に対して0.05〜5重量部含有することを特徴とする。
[(A)成分]
上記(A)成分は、水酸基を含有するポリウレタン樹脂であれば特に限定されることなく使用することができ、ポリオール(a1)(以下、「(a1成分)」という)と多官能イソシアネート化合物(a2)(以下、「(a2成分)」という)とを反応させて得られるものを用いることができる。上記(a1)成分としては、例えば、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリブタジエンポリオール、ポリイソプレンポリオール等を用いることができる。これらのポリオールは単独で用いても2種類以上を併用してもよい。また、前記ポリオールの水酸基数は、1分子中に2〜4個の範囲であることが好ましい。これらの中でも、リワーク性の点から、(a1)成分は、ポリーテルポリオールのみ、又は、ポリエーテルポリオールとポリエステルポリオールとの併用が好ましく、同様の点からポリエーテルのみを用いることがより好ましい。
上記ポリエーテルポリオールとは、メチレンオキサイド鎖、エチレンオキサイド鎖、プロピレンオキサイド鎖、ブチレンオキサイド鎖等のアルキレンオキサイド鎖の繰り返し構造をそれぞれ単独で、あるいは2種類以上有するものが使用できる。これらの中でもイソシアネート基との反応性が優れる点から第1級水酸基を有するものが好ましく、具体的には、ポリエチレングリコール、末端ポリエチレングリコールキャップのポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコールなどが挙げられる。ポリエーテルポリオールの数平均分子量(ゲルパーメーションクロマトグラフ法によるポリスチレン換算値)は、特に限定されないが、合成時の反応制御がより容易になる点で数平均分子量が700〜5,000程度のものが好ましく、より好ましくは1,000〜4,000程度である。
上記(A)成分の合成に用いるポリエステルポリオールとしては、公知のポリエステルポリオールが用いられる。酸成分としてアジピン酸、アゼライン酸、セバチン酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸等が挙げられ、アルコール成分としてエチレングリコール、ジエチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、2−メチル1,3−プロパンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、ブチルエチルプロパンジオール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等が挙げられる。その他、ポリカプロラクトン、ポリ(β−メチル−γ−バレロラクトン)、ポリバレロラクトン等のラクトン類を開環重合して得られるポリエステルポリオール等も挙げられる。ポリエステルポリオールの数平均分子量は、特に限定されないが、合成時の反応制御がより容易になる点で700〜5,000程度のものが好ましく、より好ましくは1,000〜4,000程度である。
また、本発明では必要に応じて(a1)成分の一部を、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、2−メチル1,3−プロパンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、ブチルエチルプロパンジオール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ダイマージオール、ヒマシ油ポリオール等の低分子ポリオール類、エチレンジアミン、N−アミノエチルエタノールアミン、イソホロンジアミン、キシリレンジアミン等の多価アミン類に置き換えて併用することができる。
上記(A)成分の合成に用いる(a2)成分としては、公知のものを特に制限なく使用することができる。例えば、キシリレンジイソシアネート、フェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、ジイソシアナートメチルシクロヘキサン、テトラメチルキシリレンジイソシアネート等の脂肪族又は脂環式ジイソシアネートなどを用いることができる。これらの多官能イソシアネート化合物は、単独で用いても2種類以上を併用してもよい。これらの中でも、変色を抑制できる点から、脂肪族又は脂環式ジイソシアネートを用いることが好ましく、合成時の反応制御がより容易になる点で脂肪族ジイソシアネートがより好ましい。
また、(a2)成分には、上記ジイソシアネートのアダクト体、ビュウレット体、イソシアヌレート体等も併用することができる。
上記(A)成分の製造方法としては、(a2)成分が有するイソシアネート基のモルに対し、(a1)成分が有する水酸基のモルが過剰となるように両者を反応させる方法が挙げられる。なお、上記反応は、後述する有機溶媒中で行ってもよい。上記(a1)成分が有する水酸基と(a2)成分が有するイソシアネート基とのモル比(OH/NCO)としては、反応性制御の容易性及び粘着フィルムの機械的強度の点から、1.1〜2.5の範囲であることが好ましく、1.2〜1.8の範囲がより好ましい。上記(A)成分の数平均分子量としては、作業性において粘着剤の粘度が適度となる点で、8,000〜30,000の範囲であることが好ましく、10,000〜25,000の範囲がより好ましい。なお、(A)成分の数平均分子量は、上記(a1)成分の数平均分子量と同様に測定した値を示す。
上記ウレタン反応に使用する有機溶剤としては、公知のものを使用できる。具体的には、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、トルエン、キシレン、アセトン等を例示できる。
[(B)成分]
本発明に用いられる(B)成分としては、上記の(A)成分の合成に使用する多官能イソシアネート化合物、及び上記多官能イソシアネート化合物のアダクト体、ビュウレット体、またはイソシアヌレート体等が挙げられる。硬化性の点から3官能以上が好ましく、中でもアダクト体、イソシアヌレート体が好ましい。(B)成分配合量は、機械的強度の点から(A)成分100重量部に対して1〜20重量部であることが好ましく、同様の点から5〜15重量部がより好ましい。
[(C)成分]
本発明の(C)成分は、水酸基及びイソシアネート基を含有しない分子量250〜1000の化合物であれば、特に限定されることなく使用することができる。(A)成分、及び(B)成分とも反応しない(C)成分を配合することで、後述のイオン化合物(D)の導電性を向上させることができ、少量の(D)成分の添加で帯電防止性を発現させることができるため、(D)成分の被着体への汚染を抑制することができる。また、(C)成分の配合により経時での粘着力の上昇を抑制できるため、リワーク性に優れた粘着剤を提供することができる。なお(C)成分の分子量は、式量または数平均分子量であり、化学式の式量で分子量を特定できる場合は式量をいう。数平均分子量は、上記同様にゲルパーミエーションクロマトグラフィによるポリスチレン換算の値である。
上記(C)成分の具体例としては、エポキシ化脂肪酸エステル化合物、ポリエーテルエステル化合物、リン酸エステル化合物、脂肪族エステル化合物、脂環式エステル化合物、芳香族エステル化合物などが挙げられ、これらの化合物は、単独で用いても2種類以上を併用してもよい。これらの中でも導電性をより向上させる点で、25℃で液状であり、かつ粘度が200mPa・s以下であるものがより好ましく、さらに(A)成分との相溶性の点からエポキシ化脂肪酸エステル化合物、ポリエーテルエステル化合物、リン酸エステル化合物が好ましい。
上記エポキシ化脂肪酸エステル化合物としては、エポキシ化菜種脂肪酸ブチル、エポキシ化菜種脂肪酸オクチル、エポキシ化大豆油、エポキシ化亜麻仁油、エポキシヘキサヒドロフタル酸オクチル、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジエポキシステアリル等を挙げることができる。具体的には、アデカサイザーD−32、D−55、O−130P、O−180A(アデカ製)、サンソサイザーE−PS、nE−PS、E−PO、E−4030、E−6000、E−2000H、E−9000H(新理本理化製)が挙げられ、(A)成分との相溶性の点からアデカサイザーD−55、サンソサイザーE−4030が好ましい。
上記ポリエーテルエステル化合物としては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリ(エチレンオキサイド・プロピレンオキサイド)ブロックおよび/又はランダム共重合体、ポリテトラメチレングリコール、ビスフェノール類のエチレンオキシド付加重合体、ビスフェノール類のプロピレンオキシド付加重合体、ビスフェノール類のテトラヒドロフラン付加重合体などのポリアルキレングリコールの末端エステル変性化合物などを挙げることができる。具体的には、モノサイザーW−260、W−262(DIC製)、アデカサイザーRS−107、RS−700、RS−735、RS−966、RS−1000(アデカ製)などが挙げられる。中でも、(A)成分との相溶性の点からモノサイザーW−262、アデカサイザーRS−700、RS−735が好ましい。
上記リン酸エステル化合物としては、リン酸トリブチル、リン酸トリオクチル、リン酸トリフェニル、リン酸オクチルジフェニルおよびリン酸トリクレシルなどを挙げることができる。具体的には、TBP、TOP、TPP、TCP、TXP、CDP(大八化学工業製)などが挙げられ、中でも、(A)成分との相溶性の点から、TOPが好ましい。
上記(C)成分の配合量は、導電性向上、およびリワーク性の点から(A)成分100重量部に対して10〜100重量部であることが好ましく、(A)成分100重量部に対して20〜50重量部がより好ましい。10重量部未満であると帯電防止性を発現しにくくなるだけでなく、リワーク性も低下してしまい、100重量部以上にすると被着体への汚染が生じやすくなる。
[(D)成分]
本発明に用いられる(D)成分は、アニオンとカチオンを含む化合物であれば特に限定されず、公知の有機系のイオン化合物、及び無機系のイオン化合物も使用することができる。これらの化合物は単独で使用しても良く、また二種類以上を混合して使用しても良い。これらの中でも、導電性向上の点からアルカリ金属塩であることが好ましく、リチウム塩が特に好ましい。具体的には、塩化リチウム、臭化リチウム、ヨウ化リチウム、過塩素酸リチウム、ホウフッ化リチウム、六フッ化リン酸リチウム、リチウムチオシアナート、メタンスルホン酸リチウム、トリフルオロメタンスルホン酸リチウム、パーフルオロブチルスルホン酸リチウム、リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、リチウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、リチウムトリス(トリフルオロメタンスルホニル)メチド、リチウムビス(フルオロスルホニル)イミド等が挙げられる。これらの中でも、リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、リチウムトリス(トリフルオロメタンスルホニル)メチド、リチウムビス(フルオロスルホニル)イミド及びトリフルオロメタンスルホン酸リチウムのいずれか1種以上がより好ましい。
上記(D)成分の配合量は、帯電防止性の発現と被着体への汚染の点から(A)〜(C)成分の合計100重量部に対して0.05〜5重量部であることが好ましく、同様の点から0.1〜2重量部がより好ましい。
本発明のウレタン系粘着剤組成物は、上記(A)成分〜(D)成分を配合することによって製造することができる。上記各成分の配合方法は、特に限定されず、どの成分から混合しても良い。また、必要に応じ、希釈溶剤として、上記の有機溶剤を用いることができる。
本発明のウレタン系粘着剤組成物には必要に応じてタルク、炭酸カルシウム、酸化チタン等の充填剤、着色剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、消泡剤、光安定剤、防錆剤、レベリング剤等の添加剤を配合しても良い。
本発明の粘着フィルムは、基材フィルムに本発明のウレタン系粘着剤組成物の粘着層が形成されたものである。基材フィルムとしては、例えば、プラスチックフィルム、プラスチックシート、紙、合成紙、金属箔などが例示できる。本発明の粘着剤は、帯電防止性、汚染性、リワーク性などに優れるので、光学特性に優れる基材フィルムと組み合わせ、光学部品の表面保護のための粘着フィルムに適用することが好ましい。
上記粘着層は、上記(A)成分〜(D)成分を含む粘着剤組成物を上記基材フィルムへ塗工することによって、形成される。
本発明において塗工方法としては、従来公知の方法が使用でき、例えばロールコーター法、コンマコーター法、ダイコーター法、リバースコーター法、シルクスクリーン法、グラビアコーター法などが使用できる。
また必要に応じて、これら基材フィルムの粘着剤と接する面に、易接着処理を施してもよい。易接着処理の方法としては、例えば、コロナ放電を処理する方法やアンカーコート剤を塗布する方法などが挙げられる。
本発明において、粘着層の厚み(乾燥後の厚み)は、粘着フィルムの用途によっても異なるが、5〜50μmが好ましい。
上記ウレタン系粘着剤組成物の粘着層が形成された光学部材の表面保護用フィルムもまた本発明の1つである。該光学部材としては、例えば、偏向板、位相差板、ディスプレイ用のレンズフィルム、プリズムシート、ハードコートフィルム、透明導電性フィルム、タッチパネル、カバーシート、カラーフィルター、ウインドウフィルム等が挙げられる。本発明の粘着層は帯電防止性とリワーク性に優れるため、特に偏向板、透明導電性フィルム、タッチパネル等が好適である。
以下に実施例及び比較例をあげて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。各例中、特記しない限り、%は重量基準である。
合成例1 ポリウレタン樹脂溶液(A−1)の合成
撹拌器、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下漏斗を備え付けた4口フラスコにアデカポリエーテルAM−302(末端ポリエチレングリコーキャップの3官能ポリプロピレングリコール、数平均分子量3,000、アデカ製)150部、PTMG1000(2官能ポリテトラメチレングリコール、数平均分子量1,000、三菱化学製)50部、ヘキサメチレンジイソシアネート(東ソー製)15部加え、触媒としてジブチル錫ジラウレート0.1部、トルエン143部仕込み、80℃まで徐々に昇温し、4時間反応を行った。IRを用いてイソシアネート基の消滅を確認してから冷却し、ポリウレタン樹脂溶液(A−1)(不揮発分 60%)を得た。このポリウレタン樹脂の数平均分子量は15,000であった。
合成例2 ポリウレタン樹脂溶液(A−2)の合成
撹拌器、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下漏斗を備え付けた4口フラスコにアデカポリエーテルAM−302 150部、クラレポリオールP−1010(2官能ポリエステルポリオール、数平均分子量1,000、クラレ製)50部、ヘキサメチレンジイソシアネート14部加え、触媒としてジブチル錫ジラウレート0.1部、トルエン143部仕込み、80℃まで徐々に昇温し、4時間反応を行った。IRを用いてイソシアネート基の消滅を確認してから冷却し、ポリウレタン樹脂溶液(A−2)(不揮発分 60%)を得た。このポリウレタン樹脂の数平均分子量は14,000であった。
合成例3 ポリウレタン樹脂溶液(A−3)の合成
撹拌器、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下漏斗を備え付けたクラレポリオールF−3010(3官能脂肪族系ポリエステルポリオール、数平均分子量3,000、クラレ製)100部、クラレポリオールP−1010 50部、ヘキサメチレンジイソシアネート 14部加え、触媒としてジブチル錫ジラウレート0.1部、トルエン143部仕込み、80℃まで徐々に昇温し、4時間反応を行った。IRを用いてイソシアネート基の消滅を確認してから冷却し、ポリウレタン樹脂溶液(A−3)(不揮発分 60%)を得た。このポリウレタン樹脂の数平均分子量は14,000であった。
<評価方法>
1、塗工方法
(実施例1)
ポリウレタン樹脂(A)として合成例1で合成したポリウレタン樹脂溶液(A−1)167重量部((A)成分として100重量部)に対して、多官能イソシアネート化合物(B)としてコロネートHX(ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート体 東ソー製)を10重量部と、(C)成分としてサンソサイザーE−4030(エポキシ化脂肪酸ブチル、分子量350、粘度20mPa・s、新日本理化製)を50重量部、(D)成分としてリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド(Li(CFSON)0.1重量部を配合し、粘着剤を得た。得られた粘着剤をポリエチレンテレフタレートフィルム(膜厚50μm)に乾燥塗膜10μmになるように塗工し、120℃で3分乾燥させ、粘着層が形成された粘着フィルムを得た。該粘着フィルムを用いて、表面抵抗率、汚染性、及び粘着力を評価し結果した。各評価試験の結果を表1に示す。
<表面抵抗率>
粘着層の表面抵抗率(Ω/□)をハイレスターUP MCP−HT450(三菱化学アナリテック製)を用い、温度23℃−50%RHの環境下で測定した。表面抵抗率が小さいほど、帯電防止性能が良好であることを意味する。
<汚染性>
粘着剤層をガラス板に貼着した後、60℃−90%RHの環境下に24時間放置した。その後、23℃−50%RHに取り出し30分間放置した後、汚染性を目視で評価した。評価基準は以下のとおりである。
○:ガラス板への粘着剤層移行の全くないもの
△:ガラス板への粘着剤層移行がわずかであるもの
×:ガラス板への粘着剤層が移行しているもの
<粘着力>
25mm×80mmの試験片を準備する。23℃−50%RHの環境下で粘着剤層をガラス板に貼着し、2kgのローラーを1往復させる方式で圧着した。24時間後に300mm/minの引張速度で180°方向に引き剥がし、粘着力(単位:N/25mm)を測定した。
(実施例2)
(D)成分としてリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドを0.4重量部とした以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得、同様に評価した。
(実施例3)
(D)成分としてリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドを0.8重量部とした以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得、同様に評価した。
(実施例4)
(D)成分としてリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドを3.2重量部とした以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得、同様に評価した。
(実施例5)
(D)成分としてリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドを8重量部とした以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得、同様に評価した。
(実施例6)
(C)成分としてサンソサイザーE−4030 10重量部、(D)成分としてリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドを0.6重量部とした以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得、同様に評価した。
(実施例7)
(C)成分としてサンソサイザーE−4030 25重量部、(D)成分としてリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドを0.7重量部とした以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得、同様に評価した。
(実施例8)
(C)成分としてサンソサイザーE−4030 100重量部、(D)成分としてリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドを1.1重量部とした以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得、同様に評価した。
(実施例9)
(C)成分としてアデカサイザーRS−700(ポリエーテルエステル化合物、分子量550、粘度30mPa・s、アデカ製)50重量部、(D)成分としてリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドを0.8重量部とした以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得、同様に評価した。
(実施例10)
(C)成分としてアデカサイザーRS−735(ポリエーテルエステル化合物、分子量850、粘度80mPa・s、アデカ製)(D)成分としてリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドを0.8重量部とした以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得、同様に評価した。
(実施例11)
(C)成分としてTOP(リン酸トリオクチル、分子量435、粘度30mPa・s、大八化学工業製)(D)成分としてリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドを0.8重量部とした以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得、同様に評価した。
(実施例12)
(A)成分としてポリウレタン樹脂溶液(A−2)167重量部((A)成分として100重量部)、(D)成分としてリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドを0.8重量部とした以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得、同様に評価した。
(実施例13)
(A)成分としてポリウレタン樹脂溶液(A−3)167重量部((A)成分として100重量部)、(D)成分としてリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドを0.8重量部とした以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得、同様に評価した。
(実施例14)
(D)成分としてトリフルオロメタンスルホン酸リチウム(CFSOLi)を0.8重量部とした以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得、同様に評価した。
(比較例1)
(C)成分を配合しなかった以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得、同様に評価した。
(比較例2)
(D)成分を配合しなかった以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得、同様に評価した。
(比較例3)
(D)成分としてリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドを16重量部とした以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得、同様に評価した。
(比較例4)
(C)成分としてクラレポリオールP−510(2官能ポリエステルポリオール、数平均分子量500、クラレ製)を10重量部、(D)成分としてリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドを0.6重量部とした以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得、同様に評価した。
(比較例5)
(C)成分としてポリサイザーW−1410(ポリエステル化合物、数平均分子量1,500、粘度600mPa・s、DIC製)を50重量部、(D)成分としてリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドを0.8重量部とした以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得、同様に評価した。

Claims (7)

  1. 水酸基を含有するポリウレタン樹脂(A)、多官能イソシアネート化合物(B)、水酸基及びイソシアネート基を含有しない分子量250〜1000の化合物であって、エポキシ化脂肪酸エステル化合物、ポリエーテルエステル化合物及びリン酸エステル化合物からなる群より選択される少なくとも1種の化合物(C)並びにイオン化合物(D)を含有し、(D)成分を(A)〜(C)成分の合計100重量部に対して0.05〜5重量部含有することを特徴とするウレタン系粘着剤組成物。
  2. 上記(A)成分がポリエーテルポリオール及び脂肪族ジイソシアネートを含有する組成物の反応物である請求項1記載のウレタン系粘着剤組成物。
  3. 上記(C)成分が(A)成分100重量部に対して10〜100重量部含有する請求項1または2のいずれかに記載のウレタン系粘着剤組成物。
  4. 上記(D)成分がリチウム塩である請求項1〜3のいずれかに記載のウレタン系粘着剤組成物。
  5. 上記(D)成分がリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、リチウムトリス(トリフルオロメタンスルホニル)メチド、リチウムビス(フルオロスルホニル)イミド及びトリフルオロメタンスルホン酸リチウムのいずれか1種以上である請求項1〜4いずれかに記載のウレタン系粘着剤組成物。
  6. プラスチックフィルム基材に請求項1〜5のいずれかに記載のウレタン系粘着剤組成物の粘着層が形成された粘着フィルム。
  7. プラスチックフィルム基材に請求項1〜5のいずれかに記載のウレタン系粘着剤組成物の粘着層が形成された光学部材の表面保護用フィルム。
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