JP6106910B2 - こんろ用バーナ - Google Patents

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Description

本発明は、こんろ用バーナに関するものである。
従来より、環状の混合室を有するバーナ本体上にバーナキャップが載置され、バーナ本体およびバーナキャップの周縁に多数の主炎孔が形成されるこんろ用バーナが知られている(例えば特許文献1参照)。また、バーナ本体およびバーナキャップの周縁の一部には、点火用炎孔が設けられ、この点火用炎孔の近傍に、点火スパークを発生する点火プラグを有する点火装置が設けられている。そして、バーナキャップの外周の前記点火プラグに対応する部分の上部に、外方に突出する庇部が連設されると共に、庇部の下面の点火プラグと対向する位置に点火装置を構成する点火スパークターゲットが設けられている。
このような従来のこんろ用バーナにあっては、庇部が設けられているため、点火装置で点火される際、点火用炎孔から出たガスが滞留し易く、点火装置での点火がより確実になって、点火性能が向上するものである。また、庇部が設けられているため、煮汁等が点火プラグに付着するのが防止され、点火性能が悪くなるのを防止でき、更に、庇部の下面の周縁に縁部が垂下してあるため、庇部の上面に落下した煮汁等が庇部の下面に回り込むのが防止され、煮汁等が点火プラグに付着することが一層防止されるものである。
特開2006−029723号公報
しかしながら、上記の従来例にあっては、庇部に落下する煮汁等の量が多い時には、庇部に落下した煮汁等がバーナキャップ上に流れた後に、バーナキャップ周縁から主炎孔に落下して、主炎孔における燃焼性能に悪影響を与えるおそれがある。
また、庇部に落下する煮汁等のうちバーナキャップ上に流れなかった煮汁は、庇部の周縁のいずれかの箇所から落下することになるが、煮汁が多いと点火プラグへの煮汁等の付着が防止し難いものであった。つまり、庇部は、周方向に隣接する主炎孔との距離を所定距離以上に保つ必要があり、庇部の周方向の幅を大きくできない。このため、平面視における庇部の周方向の端縁と、点火プラグとの距離を大きくできないので、庇部に落下する煮汁等の量が多い時には、庇部の周方向の端縁から落下する煮汁等が点火プラグに付着してしまうことがあり、点火性能が劣化するおそれがある。
本願発明は、上記に鑑みてなされたものであり、庇部に落下した煮汁等がバーナキャップ上に流れた後にバーナキャップ周縁から主炎孔に落下して、主炎孔における燃焼性能に悪影響を与えることが抑制され、また、庇部に落下した煮汁等によって点火プラグ等の点火装置が汚損されて点火性能が劣化してしまうことが抑制されるこんろ用バーナを提供する点を課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、環状の混合室10を有するバーナ本体1と、前記バーナ本体1上に載置され、周縁に多数の主炎孔41を形成するバーナキャップ2と、多数の前記主炎孔41のうちの一部である点火用炎孔40の近傍に設けられ、点火スパークを発生する点火プラグ27aと、前記バーナキャップ2の外周から外方に突出するように設けられ、前記点火プラグ27aの上方を覆うとともに下面に点火スパークターゲット27bを有する庇部3と、を備えたこんろ用バーナであって、前記庇部3の前記バーナキャップ2の外周から突出する方向の先端縁を、前記庇部3上面に落下した煮汁を前記庇部3から落下させる排出部31とし、前記庇部3の上面の前記バーナキャップ2周方向の端部に、該端部より前記庇部3上面に落下した煮汁が零れ落ちるのを牽制する第一の堰32を設け、前記庇部3の前記排出部31となる先端縁と前記点火プラグ27aとの距離L1が、前記庇部3の前記第一の堰32が設けられている側端縁と前記点火プラグ27aとの距離L2より大きく構成することを特徴とする。
このような構成とすることで、庇部3に落下した煮汁等は、排出部31から落下することになるが、庇部3の排出部31となる先端縁と点火プラグ27aとの距離L1が、庇部3の第一の堰32側の端縁と点火プラグ27aとの距離L2より大きくなるように構成されているので、排出部31から落下する煮汁等が大きな煮汁のしずくとなった場合にも、この大きな煮汁のしずくが点火プラグ27aにおける絶縁体と接触することが抑制できるので、煮汁のしずくが点火プラグ27aにおける絶縁体と接触して点火プラグ27aが煮汁により汚損されて、絶縁体の汚損された箇所において沿面放電してしまい、点火性能が劣化してしまうことが抑制される。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記庇部3の前記バーナキャップ2の外周から突出する基部に、前記庇部3上面に落下した煮汁の前記バーナキャップ2上面への流入を牽制する第二の堰33を設けることを特徴とする。
このような構成とすることで、庇部3に落下した煮汁等がバーナキャップ2上に流れることが抑制されるので、庇部3に落下した煮汁等がバーナキャップ2上に流れた後にバーナキャップ2周縁から主炎孔41に落下して、主炎孔41における燃焼性能に悪影響を与えることが抑制される。
また、請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において、前記バーナキャップ2の上方に、前記バーナキャップ2を覆うカバー体5が配設され、平面視における前記カバー体5の端縁51が、前記第二の堰33部と前記排出部31の間に位置することを特徴とする。
このような構成とすることで、バーナキャップ2上に落下した煮汁等が、バーナキャップ2周縁から主炎孔41に落下して、主炎孔41における燃焼性能に悪影響を与えることが抑制される。また、カバー体5に落下した煮汁等がカバー体5の端縁51から庇部3に落下する時、第二の堰33部と排出部31の間に落下することになり、排出部31から適切に排出することができ、カバー体5に落下した煮汁等がバーナキャップ2上に流れることが抑制される。これにより、庇部3に落下した煮汁等がバーナキャップ2上に流れた後にバーナキャップ2周縁から主炎孔41に落下して、主炎孔41における燃焼性能に悪影響を与えることが抑制される。
また、請求項4に係る発明は、請求項2または3に係る発明において、前記庇部3の上面に、前記第二の堰33部から前記排出部31に向かって下り勾配となる傾斜面を形成することを特徴とする。
このような構成とすることで、庇部3に落下した煮汁等の排出部31への流動が促進されて、点火プラグ27aが煮汁により汚損されて点火性能が劣化してしまうことが一層抑制される。
また、請求項5に係る発明は、請求項2乃至4のいずれか一項に係る発明において、前記第二の堰33の高さ寸法より前記第一の堰32の高さ寸法を大きく構成することを特徴とする。
このような構成とすることで、大量の煮汁等が庇部3に落下した場合にも、煮汁等が第一の堰32を越える前に第二の堰33を越えてバーナキャップ2上に流動させることができ、煮汁等が第一の堰32を越えて落下して点火プラグ27aに付着することで、点火性能が劣化することが抑制できる。
また、請求項6に係る発明は、請求項1乃至5のいずれか一項に係る発明において、前記庇部3の下面の周縁に垂下縁部34を形成することを特徴とする。
このような構成とすることで、庇部3の上面に落下した煮汁等が庇部3の下面に回り込むことがないので、煮汁等が点火装置27に付着することが一層防止される。
本発明にあっては、庇部に落下した煮汁等がバーナキャップ上に流れた後にバーナキャップ周縁から主炎孔に落下して、主炎孔における燃焼性能に悪影響を与えることが抑制され、また、庇部に落下した煮汁等によって点火プラグ等の点火装置が汚損されて点火性能が劣化してしまうことが抑制される。
本発明のこんろ用バーナの一実施形態を示し、(a)は全体斜視図であり、(b)はバーナキャップ(およびカバー体)を除いた斜視図である。 同上の実施形態を示し、(a)は全体平面図であり、(b)はバーナキャップ(およびカバー体)を除いた平面図である。 同上の実施形態におけるバーナキャップの下方より見た斜視図である。 図1(a)における要部拡大図である。 同上の実施形態の側面図である。 図2(a)における要部拡大図である。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。こんろ用バーナAは、図1、図2に示すようにバーナ本体1の環状をした混合室10の上にバーナキャップ2を着脱自在に載置して主体が構成されている。
バーナ本体1は、図1、図2に示すように混合管11を一体に有するものである。混合管11の基端には燃料としてのガスを吐出するガスノズルが配置され、ガスノズルからガスを吐出すると、混合管11の基端から一次空気が吸入されて混合管11内でガスと一次空気とが混合されて混合ガスが生成されるようになっている。バーナ本体1は円環状に形成されており、バーナ本体1の内周側の二次空気通流用孔12を通っても燃焼用の二次空気が供給されるようになっている。このバーナ本体1には円環状の混合室10を設けてあり、この混合室10は混合管11に連通している。バーナ本体1の上面には円環状をしたバーナベース13が設けてあると共に、このバーナベース13上には円環状をしたバーナキャップ2が載設される。
バーナキャップ2(図3参照)は、図1(a)に示すように、バーナキャップ2の下面の外周部がバーナベース13に載置され、バーナキャップ2において円環状をした形状の内端縁から下方に向けて設けたキャップ筒部21が、バーナ本体1のバーナベース13の内側に配設された円筒状をした内筒部14内に嵌入された状態となると、混合室10はバーナキャップ2の下面によって上方が閉じられる。また、キャップ筒部21の内側には、二次空気通流用孔12が形成される。
バーナキャップ2の下面の外周のバーナベース13に載置される部分には、図3に示すように、周方向に放射状に複数の主炎孔用溝22を凹設してあり、バーナキャップ2をバーナ本体1のバーナベース13の上に載置した際、主炎孔用溝22によってバーナベース13及びバーナキャップ2の当接部分の外側の大気と内側の混合室10とが連通し、混合室10の混合ガスが主炎孔用溝22を通って外側へと流れ、主炎孔用溝22の外側の開口が前記混合ガスが燃焼する主炎孔41となっている。本例では、バーナキャップ2の主炎孔用溝22間に下方に開口する凹部23が形成してあり、この凹部23内が混合ガスが溜まって減圧される溜まり空間となると共に、凹部23の内方側(バーナキャップ2の中心側)の壁部に混合室10から前記凹部23へ混合ガスを流入させる一つ又は複数の溝や開口からなる流入部23aを設けてあり、保炎孔42には、混合室10から前記流入部23a、凹部23を介して流量が絞られ且つ流速が減速された混合ガスが供給されるようになっている。混合室10から混合ガスを供給して点火すると、主炎孔41に火炎の大きな主炎が形成されると共に保炎孔42に火炎の小さな保炎が全周に亙って形成されるようになっている。
またバーナキャップ2の上面には隣り合う主炎孔41の間の位置で放射状に二次空気供給用の凹溝24を凹設してあり、バーナ本体1の内筒部14内に嵌入されたキャップ筒部21の内側に形成された二次空気通流用孔12から供給された燃焼用の二次空気が凹溝24を介して主炎孔41の両側に供給されるようになっている。これによりバーナ本体1の外周から供給される燃焼用の二次空気の量が少なくとも凹溝24を介して内周側からも二次空気が供給されることにより充分に二次空気が供給されて安定した燃焼をする。またバーナキャップ2の上面にはバーナキャップ2の上面に煮汁等が付着するのを防止するためのカバー体5が設置され、カバー体5から鋲、リベット等の固着具25aをバーナキャップ2の取り付けボス25に打入することでカバー体5が取り付けられている。本実施形態では、図5に示すように、カバー体5の端縁51が、第二の堰33部と排出部31の間に位置している。
多数の主炎孔41のうちの一部は、点火用炎孔40となる。この点火用炎孔40は点火炎を形成して保炎孔42や主炎孔41から出る混合ガスに点火できるようになっている。この点火用炎孔40を設ける部分ではバーナキャップ2の外周面に凹曲面26を設けてあり、この凹曲面26の中央部に対応する位置に点火用炎孔40を設けてある。
この点火用炎孔40に対応する部分には点火スパークを発生して点火用炎孔40から出る混合ガスに点火する点火装置27を付設してある。点火装置27は点火プラグ27aと点火スパークターゲット27bとで主体が構成されている。点火プラグ27aはバーナ本体1に装着してあり、点火プラグ27aの電極が上方に突出している。バーナキャップ2の点火用炎孔40を設けた部分の上方には点火用炎孔40に煮汁等が落下して付着するのを阻止する庇部3を外方に突出するように設けてあり、庇部3の下面には点火スパークターゲット27bを設けてあり、点火プラグ27aの電極と点火スパークターゲット27bが所定のギャップを隔てて対向している。そして点火用炎孔40から混合ガスを吐出すると共に点火装置27で点火スパークを発生すると、点火用炎孔40から吐出する混合ガスに点火されて点火炎が形成されるようになっている。また点火用炎孔40と混合室10との間に滞留用空間28を設けてあり、この滞留用空間28と混合室10とを連通孔28aを介して連通させてあり、混合室10から供給される混合ガスを連通孔28aから滞留用空間28に流入させて滞留用空間28に一旦滞留させて点火用炎孔40から吐出させるようになっている。
本発明においては、庇部3の上面のバーナキャップ2周方向の端部に、この端部(側端縁)より、庇部3上面に落下した煮汁が零れ落ちるのを牽制する第一の堰32を設ける。そして、庇部3のバーナキャップ2の外周から突出する方向の先端縁を、庇部3上面に落下した煮汁を庇部3から落下させる排出部31とする。そして更に、平面視における庇部3の排出部31となる先端縁と点火プラグ27aとの距離L1が、平面視における庇部3の第一の堰32が設けられている側端縁と点火プラグ27aとの距離L2より大きく構成するものである。
庇部3に落下した煮汁等は、排出部31から落下することになるが、庇部3の排出部31となる先端縁と点火プラグ27aとの距離L1が、庇部3の第一の堰32側の端縁と点火プラグ27aとの距離L2より大きくなるように構成されているので、排出部31から落下する煮汁等が大きな煮汁のしずくとなった場合にも、この大きな煮汁のしずくが点火プラグ27aにおける絶縁体と接触することが抑制できる。これにより、煮汁のしずくが点火プラグ27aにおける絶縁体と接触して点火プラグ27aが煮汁により汚損されて、絶縁体の汚損された箇所において沿面放電してしまい、点火性能が劣化してしまうことが抑制される。
補足すると、バーナキャップ2周方向に隣接する主炎孔41と庇部3との距離を所定距離以上に保つ必要があるという理由により、庇部3の側端縁と点火装置27との距離L2を大きくできない場合であっても、庇部3の排出部31側端縁と点火装置27との距離L1を大きくできるものである。
また本実施形態では、庇部3のバーナキャップ2の外周から突出する基部に、庇部3上面に落下した煮汁のバーナキャップ2上面への流入を牽制する第二の堰33を設けるものである。
庇部3に落下した煮汁等は、第二の堰33によりバーナキャップ2上に流れることが抑制されるので、庇部3に落下した煮汁等がバーナキャップ2上に流れた後にバーナキャップ2周縁から主炎孔41に落下して、主炎孔41における燃焼性能に悪影響を与えることが抑制される。
また本実施形態では、バーナキャップ2の上方に、バーナキャップ2を覆うカバー体5が配設され、平面視におけるカバー体5の端縁51が、第二の堰33部と排出部31の間に位置している。このため、バーナキャップ2上(すなわちカバー体5上)に落下した煮汁等が、バーナキャップ2(すなわちカバー体5)周縁から主炎孔41に落下して、主炎孔41における燃焼性能に悪影響を与えることが抑制される。また、カバー体5に落下した煮汁等がカバー体5の端縁から庇部3に落下する時、第二の堰33部と排出部31の間に落下することになり、排出部31から適切に排出することができ、カバー体5に落下した煮汁等がバーナキャップ2上に流れることが抑制される。これにより、庇部3に落下した煮汁等がバーナキャップ2上に流れた後にバーナキャップ2周縁から主炎孔41に落下して、主炎孔41における燃焼性能に悪影響を与えることが抑制される。
また本実施形態では、庇部3の上面に、第二の堰33部から排出部31に向かって下り勾配となる傾斜面を形成するものである。これにより、庇部3に落下した煮汁等の排出部31への流動が促進されて、点火プラグ27aが煮汁により汚損されて点火性能が劣化してしまうことが一層抑制される。
また本実施形態では、第二の堰33の高さ寸法より第一の堰32の高さ寸法を大きく構成するものである。これにより、大量の煮汁等が庇部3に落下した場合にも、煮汁等が第一の堰32を越える前に第二の堰33を越えてバーナキャップ2上に流動させることができ、煮汁等が第一の堰32を越えて落下して点火プラグ27aに付着することで、点火性能が劣化することが抑制できる。
なお、第二の堰33を越えてバーナキャップ2上に流動した煮汁等のほとんどは、平面視でバーナ本体1の中央に設けられた二次空気通流用孔12を通って、バーナ本体1の下に落下し、燃焼性能や点火性能に悪影響を与える蓋然性は低い。
また本実施形態では、庇部3の下面の周縁に垂下縁部34を形成するものである。これにより、庇部3の上面に落下した煮汁等が庇部3の下面に回り込むことがないので、煮汁等が点火装置27に付着することが一層防止される。
1 バーナ本体
10 混合室
11 混合管
12 二次空気通流用孔
13 バーナベース
14 内筒部
2 バーナキャップ
21 キャップ筒部
22 主炎孔用溝
23 凹部
23a 流入部
24 凹溝
25 ボス
25a 固着具
26 凹曲面
27 点火装置
27a 点火プラグ
27b 点火スパークターゲット
28 滞留用空間
28a 連通口
3 庇部
31 排出部
32 第一の堰
33 第二の堰
34 垂下縁部
40 点火用炎孔
41 主炎孔
42 保炎孔
5 カバー体
A こんろ用バーナ

Claims (6)

  1. 環状の混合室を有するバーナ本体と、
    前記バーナ本体上に載置され、周縁に多数の炎孔を形成するバーナキャップと、
    多数の前記炎孔のうちの一部である点火用炎孔の近傍に設けられ、点火スパークを発生する点火プラグと、
    前記バーナキャップの外周から外方に突出するように設けられ、前記点火プラグの上方を覆うとともに下面に点火スパークターゲットを有する庇部と、
    を備えたこんろ用バーナであって、
    前記庇部の前記バーナキャップの外周から突出する方向の先端縁を、前記庇部上面に落下した煮汁を前記庇部から落下させる排出部とし、
    前記庇部の上面の前記バーナキャップ周方向の端部に、該端部より前記庇部上面に落下した煮汁が零れ落ちるのを牽制する第一の堰を設け、
    平面視における前記庇部の前記排出部となる前記先端縁と前記点火プラグとの距離が、平面視における前記庇部の前記堰が設けられている側端縁と前記点火プラグとの距離より大きく構成することを特徴とするこんろ用バーナ。
  2. 前記庇部の前記バーナキャップの外周から突出する基部に、前記庇部上面に落下した煮汁の前記バーナキャップ上面への流入を牽制する第二の堰を設けることを特徴とする請求項1記載のこんろ用バーナ。
  3. 前記バーナキャップの上方に、前記バーナキャップを覆うカバー体が配設され、平面視における前記カバー体の端縁が、前記第二の堰部と前記排出部の間に位置することを特徴とする請求項2記載のこんろ用バーナ。
  4. 前記庇部の上面に、前記第二の堰部から前記排出部に向かって下り勾配となる傾斜面を形成することを特徴とする請求項2または3記載のこんろ用バーナ。
  5. 前記第二の堰の高さ寸法より前記第一の堰の高さ寸法を大きく構成することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載のこんろ用バーナ。
  6. 前記庇部の下面の周縁に垂下縁部を形成することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のこんろ用バーナ。
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