JP6106631B2 - 自動取引装置及び自動取引システム - Google Patents

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Description

本発明は、自動取引装置及び自動取引システムに関する。
自動取引装置は支払、入金、残高照会等の所望の取引を行うことができる。例えば、利用者は、支払い取引の際に、所定の金額を口座に残しておきたい場合には、残高照会を行って口座の預金残高の確認後、続けて、支払い取引を行って指定した金額を支払う。
このような支払い方法では、預金残高の確認後、支払い取引時に支払い金額を誤って指定してしまい残高不足になると、再度、取引のやり直しを行わなければならない。このような煩雑な操作の発生を防止するために、残高照会後の支払い処理時に、現在の預金残高と、指定した支払金額との差額を表示する等の技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−311967号公報
ところで、1つの口座を家族で利用するような場合には、1つの口座に対して複数のカードを発行することができる。このような場合、利用者が自動取引装置でカードを用いて残高照会により預金残高を確認後、支払い取引を行う間に、同一口座のカードを利用する別の利用者が、ある金額を引き出してしまう場合、または、キャッシング会社等から引き落としされてしまう場合がある。この場合、利用者が支払い取引を行う際に、確認した預金残高と支払い取引時の預金残高とが異なってしまう。このため、利用者は、支払い取引時に預金残高が更新されたことに気づき、利用者によっては、不正により引き出されたこと等を危惧し、不安感を抱く場合があった。
本発明の一観点によれば、口座ごとに預金残高を対応付けた口座元帳を記憶する記憶部を含むホストコンピュータと通信を行う自動取引装置において、前記ホストコンピュータに残高照会要求を送信し、前記ホストコンピュータから前記残高照会要求時の預金残高である照会時預金残高を受け付ける残高照会部と、前記ホストコンピュータに取引要求と取引金額とを送信し、前記ホストコンピュータから預金残高に前記取引金額が反映された取引後預金残高を受け付ける取引要求部と、前記照会時預金残高と前記取引金額と前記取引後預金残高とに基づき、前記照会時預金残高が更新されているか否かを判定する判定部と、前記照会時預金残高が更新されている場合、前記照会時預金残高が更新されていることを通知する通知部と、を有する自動取引装置が提供される。
また、本発明の一観点によれば、口座ごとに預金残高を対応付けた口座元帳を記憶する記憶部と、残高照会要求を受け付けると、前記記憶部を参照し、前記残高照会要求時の預金残高である照会時預金残高を送信する照会処理部と、取引要求と取引金額とを受け付けると、前記記憶部を参照し、前記預金残高に基づき前記取引金額の取引可否を判定し、前記取引が可能である場合に、前記預金残高に前記取引金額を反映させた取引後預金残高を送信すると共に前記取引後預金残高により前記預金残高を更新する取引処理部と、を含むホストコンピュータと、上記自動取引装置とを備える自動取引システムが提供される。
開示の技術によれば、残高照会後から取引実行までの間に預金残高が更新されたことを利用者に通知することができる。
第1の実施の形態の自動取引システムを説明するための図である。 第2の実施の形態の自動取引システムの構成例の図である。 第2の実施の形態の自動取引装置のハードウェア構成例を示す図である。 第2の実施の形態のホストコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。 第2の実施の形態の自動取引システムが備える機能例を表す機能ブロック図である。 第2の実施の形態のホストコンピュータが備える情報の一例を示す図である。 第2の実施の形態の自動取引装置の取引処理を実行するためのフローチャート図(その1)である。 第2の実施の形態の自動取引装置の取引処理を実行するためのフローチャート図(その2)である。 第2の実施の形態の自動取引装置の取引処理を実行するためのフローチャート図(その3)である。 第2の実施の形態のホストコンピュータの取引処理を実行するためのフローチャート図(その1)である。 第2の実施の形態のホストコンピュータの取引処理を実行するためのフローチャート図(その2)である。 第2の実施の形態の取引処理で用いられる電文例を示す図である。 第2の実施の形態の自動取引装置の取引処理で用いられる画面例を示す図(その1)である。 第2の実施の形態の自動取引装置の取引処理で用いられる画面例を示す図(その2)である。 第2の実施の形態の自動取引装置の取引処理で用いられる画面例を示す図(その3)である。 第2の実施の形態の自動取引装置の取引処理で用いられる画面例を示す図(その4)である。 第2の実施の形態の自動取引装置の取引処理で用いられる画面例を示す図(その5)である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態では、利用者が自動取引装置を用いて口座の残高照会を実行した後、続けて取引を実行する際に、自動取引装置が、当該口座の残高照会時の預金残高が更新されていれば、その旨を利用者に案内するものである。
このような自動取引装置を含む自動取引システムについて図1を用いて説明する。
図1は、第1の実施の形態の自動取引システムを説明するための図である。
なお、図1(A)は、自動取引システム10の構成を、図1(B)は、自動取引システム10における情報の流れを示すシークエンス図をそれぞれ表している。
自動取引システム10は、図1(A)に示すように、ホストコンピュータ20と、ホストコンピュータ20と通信可能な複数の自動取引装置30とを有する。なお、図1(A)では、ホストコンピュータ20に対して自動取引装置30が1台のみ接続されている場合を示しているものの、自動取引装置30と同様に複数の自動取引装置30がホストコンピュータ20に対して接続されていてもよい。すなわち、ホストコンピュータ20に対して各自動取引装置30から共通する口座に対してそれぞれアクセスし、取引を実行することができる。なお、共通する口座に対するアクセスは、別の自動取引装置30に限らず、例えば、公共料金、クレジットカードの支払い、税金等の振替取引も可能である。
ホストコンピュータ20は、記憶部21と、照会処理部22と、取引処理部23とを含む。
記憶部21は、口座ごとに預金残高等を対応付けた口座元帳を記憶する。
照会処理部22は、自動取引装置30から残高照会要求を受け付けると、記憶部21を参照し、残高照会要求時の預金残高である照会時預金残高を自動取引装置30に送信する。
取引処理部23は、自動取引装置30から取引要求と取引金額とを受け付けると、記憶部21を参照し、預金残高に基づき取引金額による取引可否を判定し、取引が可能である場合に、預金残高に取引金額を反映させた取引後預金残高を自動取引装置30に送信すると共に取引後預金残高により預金残高を更新する。
一方、自動取引装置30は、残高照会部31と、取引要求部32と、判定部33と、通知部34とを含む。
残高照会部31は、ホストコンピュータ20に残高照会要求を送信し、ホストコンピュータ20から残高照会要求時の預金残高である照会時預金残高を受け付ける。
取引要求部32は、ホストコンピュータ20に取引要求と取引金額とを送信し、ホストコンピュータ20から預金残高に取引金額が反映された取引後預金残高を受け付ける。
判定部33は、照会時預金残高と取引金額と取引後預金残高とに基づき、照会時預金残高が更新されているか否かを判定する。
通知部34は、照会時預金残高が更新されている場合、照会時預金残高が更新されていることを通知する。
次に、このような自動取引システム10で実行される取引方法について、図1(B)を用いて説明する。なお、以下では、自動取引システム10において、共通する口座に対して2台の自動取引装置30(自動取引装置(A),(B))がそれぞれ処理を行う場合を例に挙げて説明する。また、以下では、取引対象口座の預金残高が10,000円である場合から始めることを例に挙げる。
まず、自動取引装置(A)の残高照会部31は、利用者の操作入力に基づき、ホストコンピュータ20に対して残高照会要求を送信する(ステップS1)。
ホストコンピュータ20の照会処理部22は、残高照会要求を受け付けると、記憶部21から利用者の口座に対応する預金残高(図1では「10,000円」)を特定し、当該預金残高(照会時預金残高)の情報を自動取引装置(A)の残高照会部31に通知する(ステップS2)。
この後に、ホストコンピュータ20は、自動取引装置(A)の利用者とは異なる別の利用者の操作により自動取引装置(B)から取引(支払い)要求と支払い金額(図1では、「2,000円」)とを受け付ける(ステップS3)。
ホストコンピュータ20の取引処理部23は、預金残高(「10,000円」)から支払い金額(「2,000円」)を引いた値を新たな預金残高(「8,000円」)とし(ステップS4)、自動取引装置(B)に支払い許可を送信する(ステップS5)。
なお、自動取引装置(B)では、ホストコンピュータ20から支払い許可を受け付けると、支払い金額を計数し、計数した金額(「2,000円」)に対応する現金を別の利用者に出金する。
利用者は、照会時預金残高(「10,000円」)の確認後、続けて、利用者の操作入力に基づき自動取引装置(A)の取引要求部32が、取引(支払い)要求と支払い金額(「5,000円」)をホストコンピュータ20の取引処理部23に送信する(ステップS6)。
ホストコンピュータ20の取引処理部23は、自動取引装置(A)の取引要求部32から取引(支払い)要求と支払い金額とを受け付けると、預金残高(「8,000円」)から支払い金額(「5,000円」)を支払うことができることを判定し、預金残高(「8,000円」)から支払い金額(「5,000円」)を引いた値(取引後預金残高)を新たな預金残高(「3,000円」)として、取引後預金残高(「3,000円」)を含む支払い許可を、自動取引装置(A)の取引要求部32に送信する(ステップS7)。
自動取引装置(A)の判定部33は、照会時預金残高(「10,000円」)と、支払い金額(「5,000円」)と、取引後預金残高(「3,000円」)とに基づき、照会時預金残高が更新されているか否かを判定する。具体的には、判定部33は、照会時預金残高(「10,000円」)と、支払い金額及び取引後預金残高の合計金額(「5,000円+3,000円=8,000円」)とが一致していないために、照会時残預金高が更新されていることを判定する(ステップS8)。
自動取引装置(A)の通知部34は、判定部33のこのような判定結果から、利用者に、照会時預金残高が更新されていることを通知する(ステップS9)。
なお、上記ステップS6,S7において、自動取引装置(A)の取引要求部32が、取引(支払い)要求と支払い金額をホストコンピュータ20の取引処理部23に送信した際に、照会時預金残高が更新(減額)されて残高不足になっている場合について説明する。
この場合、ホストコンピュータ20の取引処理部23は、残高不足となっている預金残高から支払い金額を差し引くことはできずに、支払い金額を反映せずに当該預金残高(取引不可残高)を自動取引装置(A)の取引要求部32に送信する。
自動取引装置(A)の取引要求部32は残高不足による取引不可残高を受け付けると、自動取引装置(A)の判定部33は、照会時預金残高が更新されていることを判定して、自動取引装置(A)の通知部34は、利用者に、照会時預金残高が更新されていることを通知する。
このようにして、利用者は自動取引装置(A)からの通知により、照会時預金残高が更新されていることを把握することができるようになる。
上記自動取引システム10では、ホストコンピュータ20は、自動取引装置30からの残高照会要求に対して照会時預金残高の応答後、自動取引装置30から取引要求と取引金額とを受け付けると、取引が可能である場合に、預金残高に取引金額を反映した取引後預金残高を自動取引装置30に通知する。自動取引装置30は、照会時預金残高と、取引金額と、取引後預金残高とに基づき、照会時預金残高が更新されていることを判定し、その旨を利用者に通知するようにした。また、自動取引装置30は、ホストコンピュータ20から口座元帳の預金残高に取引金額を反映することができなかった取引不可残高を受け付けると、照会時預金残高が更新されていることを判定し、その旨を利用者に通知するようにした。これにより、利用者は、取引実行時に、照会時預金残高が更新されたことを把握することができるようになる。利用者は、照会時預金残高の更新を把握することで、不安感を解消することができるようになる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態では、第1の実施の形態の自動取引システムについてより具体的に説明する。
第2の実施の形態の自動取引システム100について図2を用いて説明する。
図2は、第2の実施の形態の自動取引システムの構成例の図である。
金融機関における自動取引システム100には、図2に示すように、複数の自動取引装置200が備えられ、各自動取引装置200はホストコンピュータ300とネットワーク400により接続されている。
また、このような自動取引装置200の前面には、取引画面等を表示する表示部220aと、キャッシュカード(以下、簡単に「カード」と称する)が挿入/排出されるカード挿入/排出口230aと、通帳が挿入/排出される通帳挿入/排出口240aと、硬貨が入出金される硬貨入出金口250aと、紙幣が入出金される紙幣入出金口260aとが設けられている。
なお、カードには、磁気ストライプまたはICチップの少なくともいずれかが備えられており、それらの記憶媒体には、銀行番号、店番号、口座番号等の情報が記憶されている。
次に、自動取引システム100の自動取引装置200のハードウェア構成例について図3を用いて説明する。
図3は、第2の実施の形態の自動取引装置のハードウェア構成例を示す図である。
自動取引装置200は、自動取引装置200で実行される処理の制御を行う制御ユニット210と、利用者からの操作入力を受け付け、並びに、取引画面等を表示する表示ユニット220とを有する。また、自動取引装置200は、カードをカード挿入/排出口230aから挿入及び排出するカード処理ユニット230と、通帳を通帳挿入/排出口240aから挿入及び排出する通帳処理ユニット240、硬貨を硬貨入出金口250aから入出金する硬貨処理ユニット250、紙幣を紙幣入出金口260aから入出金する紙幣処理ユニット260を有する。
制御ユニット210は、CPU210aと、RAM(Random Access Memory)210bと、HDD(Hard Disk Drive)210cと、グラフィック処理部210dと、入出力インタフェース210eと、通信制御部210fとを備えており、これらの各部はバス210gで相互に接続されている。
CPU210aは、HDD210c等の記憶媒体に記憶された各種プログラムを実行することにより、自動取引装置200全体を制御する。
RAM210bには、CPU210aに実行させるOS(Operating System)並びにプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM210bには、CPU210aによる処理に必要な各種データが格納される。
HDD210cには、自動取引装置200上のOSやアプリケーションのプログラムが格納される。また、HDD210cには、CPU210aによる処理に必要な各種情報が格納される。
グラフィック処理部210dには、表示ユニット220の表示部220aが接続されている。グラフィック処理部210dは、CPU210aからの命令にしたがって所定の画面を表示ユニット220の表示部220aに表示させる。
入出力インタフェース210eには、表示ユニット220の入力検知部220bと、カード処理ユニット230と、通帳処理ユニット240と、硬貨処理ユニット250と、紙幣処理ユニット260とが接続されている。入出力インタフェース210eは、バス210gを介してCPU210aからの制御信号を各ユニットに通知し、各ユニットからの信号を同様にCPU210aに通知する。
通信制御部210fは、自動取引装置200の管理等を行うホストコンピュータ300とネットワーク400により通信可能に接続されており、ホストコンピュータ300と信号の送受信を行う。
続いて、各ユニットについて説明する。
表示ユニット220は、表示部220aと入力検知部220bとを備え、グラフィック処理部210dと入出力インタフェース210eにそれぞれ接続されている。
表示部220aは、例えば、モニタであって、グラフィック処理部210dからの画面情報に基づいて、受付画面、取引画面等の取引を行うために必要な画面または案内を表示する。
入力検知部220bは、表示部220aが表示する画面に対する利用者のタッチを検知する、例えば、タッチパネルである。なお、入力検知部220bが検知した画面のタッチ位置に表示されている取引内容が制御ユニット210のCPU210aで実行される。
カード処理ユニット230は、カード挿入/排出口230aから利用者により挿入されたカードに対して情報の読み出し等の処理を実行する。また、カード処理ユニット230は、取引が完了したら、カードを搬送させてカード挿入/排出口230aから排出して利用者に返却する。
通帳処理ユニット240は、通帳挿入/排出口240aから利用者により挿入された通帳を所定位置まで搬送し、利用者からの取引実行指示に応じて実行された取引の履歴等を通帳の頁に印字する。また、通帳処理ユニット240は、取引履歴等の印字が完了した通帳を搬送して、通帳挿入/排出口240aから排出して、利用者に返却する。
硬貨処理ユニット250及び紙幣処理ユニット260は、自動取引装置200で実行した取引に応じて、当該取引の形式に基づく金額に対応する硬貨及び紙幣の入金または出金を硬貨入出金口250a及び紙幣入出金口260aに対して実行する。
次に、自動取引システム100のホストコンピュータ300のハードウェア構成例について図4を用いて説明する。
図4は、第2の実施の形態のホストコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。
ホストコンピュータ300は、CPU310aと、RAM310bと、HDD310cと、モニタ等の表示部320aとが接続されたグラフィック処理部310dと、キーボード、マウス等の入力部320bが接続された入出力インタフェース310eと、通信制御部310fとをそれぞれ備えている。これらの各部はバス310gで相互に接続されている。
このようにホストコンピュータ300は、自動取引装置200の制御ユニット210の構成と同様の構成を有するために、各構成の説明は省略する。なお、通信制御部310fはネットワーク400を介してそれぞれ自動取引装置200の通信制御部210fと通信を実行する。
次に、このようなハードウェア構成例を有する自動取引システム100が備える機能例について、図5を用いて説明する。
図5は、第2の実施の形態の自動取引システムが備える機能例を表す機能ブロック図である。
また、図6は、第2の実施の形態のホストコンピュータが備える情報の一例を示す図であり、図6(A)は口座元帳の一例を、図6(B)は店番号と店舗名との対応の一例をそれぞれ表すテーブルである。
自動取引システム100の自動取引装置200は、取引画面情報記憶部211と、残高情報記憶部212とを含む。
取引画面情報記憶部211は、自動取引装置200の表示部220aに表示される取引を実行する際に用いられる画面の情報を保持する。例えば、後述する図13〜図17に示される各画面の情報を保持する。
残高情報記憶部212は、自動取引装置200がホストコンピュータ300から通知された残高照会時、支払い要求時等の預金残高の情報が記憶される。
さらに、自動取引装置200は、操作受付部213と、表示処理部214と、通信処理部215と、残高照会実行部216(残高照会部31に対応)と、取引実行部217(取引要求部32、判定部33及び通知部34に対応)とを含む。
操作受付部213は、利用者による自動取引装置200の入力検知部220bが検知する操作入力、カード挿入/排出口230aに対するカードの挿入、通帳挿入/排出口240aに対する通帳の挿入、硬貨入出金口250a及び紙幣入出金口260aに対する硬貨及び紙幣の入金を受け付ける。
表示処理部214は、取引画面情報記憶部211を参照して、後述する残高照会実行部216及び取引実行部217から指定された取引画面を表示する。また、表示処理部214は、利用者により受け付けた金額、ホストコンピュータ300から受け付けた預金残高等を取引画面と共に表示する。
通信処理部215は、ホストコンピュータ300から受け付けた情報を残高照会実行部216または取引実行部217に通知する。また、通信処理部215は、残高照会実行部216及び取引実行部217からの情報をホストコンピュータ300に通知する。
残高照会実行部216は、操作受付部213が受け付けた操作入力により、残高照会を実行する。残高照会実行部216は、残高照会した預金残高を表示処理部214により表示部220aに表示させる。なお、残高照会実行部216が実行する処理の詳細については、後述する。
取引実行部217は、操作受付部213からの操作入力により、ホストコンピュータ300に対して預金残高が更新される支払、入金等の取引を実行する。また、取引実行部217は、取引結果等を表示処理部214により表示部220aに表示させる。なお、取引実行部217が実行する処理の詳細については、後述する。
また、残高照会実行部216及び取引実行部217は、残高照会及び取引がそれぞれ終了すると、必要に応じて、各処理ユニットを動作させて、カード、紙幣、硬貨等を利用者に返却する。
一方、自動取引システム100のホストコンピュータ300は、口座元帳記憶部311(記憶部21に対応)と、通信処理部312と、照会処理部313(照会処理部22に対応)と、取引処理部314(取引処理部23に対応)とを含む。
口座元帳記憶部311には、口座ごとに、店番号と、口座番号と、暗証番号と、預金残高と、取引履歴とを対応付けた口座元帳に関する情報が記憶されている。例えば、図6(A)に示されるように、ある口座について、店番号「001」、口座番号「012345」、暗証番号「1234」、預金残高「100000(円)」、取引履歴「26−5−20, AB支店, 支払, 30000」等の情報が記憶されている。なお、取引履歴は、「取引日」、「取引を行った店舗名」、「取引種別」、「取引金額」により構成されており、必要に応じて「備考」が含まれる。例えば、上記の取引履歴は、「26−5−20(取引日), AB支店(取引を行った店舗名), 支払(取引種別), 30000(取引金額)」であり、また、「26−5−20(取引日), CD支店(取引を行った店舗名), 振替(取引種別), 10000(取引金額), ガス(備考)」を意味する。このような取引履歴は、セミコロン(「;」)により区切られる。
また、口座元帳記憶部311は、口座元帳の情報と共に、店番号と、当該店番号の店舗名とを対応付けたテーブルを保持する。例えば、図6(B)に示されるように、店番号「001」は、店舗名「GH」に対応するものである。
通信処理部312は、自動取引装置200から受け付けた情報を照会処理部313または取引処理部314に通知する。また、通信処理部312は、照会処理部313及び取引処理部314からの情報を自動取引装置200に通知する。
照会処理部313は、自動取引装置200から残高照会要求が通知されると、口座元帳記憶部311を参照して、該当する口座の預金残高を特定し、特定した預金残高を、要求した自動取引装置200に通知する。照会処理部313が実行する処理の詳細については後述する。
取引処理部314は、自動取引装置200から取引要求が通知されると、口座元帳記憶部311を参照して、該当する口座の預金残高を特定し、特定した預金残高に応じて、取引可否を判定する。取引処理部314は、取引可能である場合には、取引金額に基づいて更新した預金残高と共に、取引許可応答を自動取引装置200に通知し、取引不可である場合には、取引金額による預金残高の更新を行わずに、預金残高と共に取引拒否応答を自動取引装置200に通知する。取引処理部314が実行する処理の詳細については後述する。
次に、自動取引装置200及びホストコンピュータ300で実行される取引処理について説明する。なお、以下の取引処理では、残高照会後に続けて支払い処理を行う。
自動取引装置200で実行される取引処理について図7〜図9、図12並びに図13〜図17を用いて説明する。
図7〜図9は、第2の実施の形態の自動取引装置の取引処理を実行するためのフローチャート図である。
図12は、第2の実施の形態の取引処理で用いられる電文例を示す図である。
図13〜図17は、第2の実施の形態の自動取引装置の取引処理で用いられる画面例を示す図である。なお、図12の各電文例並びに図13〜図17の各画面例については、図7〜図9のフローの処理の中で説明する。
自動取引装置200は、表示部220aに取引選択画面(図13(A):画面1)を初期画面として表示して利用者からの取引開始を待ち受ける。
このような自動取引装置200は、利用者から取引選択画面の「残高照会」がタッチされると、図7〜図9の処理を実行する。
[ステップS11] 残高照会実行部216は、表示処理部214に、取引画面情報記憶部211からカード受付画面(図13(B):画面2)を選択させて、カード受付画面を表示部220aに表示させる。
[ステップS12] 操作受付部213は、カードがカード挿入/排出口230aに挿入されることを待ち受けて、カードをカード挿入/排出口230aで受け付けると、ステップS13の処理が実行される。
[ステップS13] 残高照会実行部216は、表示処理部214に、取引画面情報記憶部211から暗証番号受付画面(図13(C):画面3)を選択させて、暗証番号受付画面を表示部220aに表示させる。
[ステップS14] 操作受付部213が4桁の暗証番号の入力を受け付けると、ステップS15の処理が実行される。
[ステップS15] 残高照会実行部216は、残高照会要求電文(図12(A))を生成する。
残高照会要求電文は、電文種別10に対応し、ホストコンピュータ300に残高照会を要求するものであって、ステップS12で受け付けたカードから読み取った店番号及び口座番号等と、ステップS14で受け付けた暗証番号とを含む。
[ステップS16] 残高照会実行部216は、表示処理部214に、取引画面情報記憶部211から待機画面(図14(A):画面4)を選択させて、待機画面を表示部220aに表示させる。
[ステップS17] 残高照会実行部216は、通信処理部215を介してホストコンピュータ300と通信して、ステップS15で生成した残高照会要求電文をホストコンピュータ300に送信する。
[ステップS18] 残高照会実行部216は、通信処理部215を介してホストコンピュータ300からホストコンピュータ300で生成された残高照会要求に対する応答電文を待ち受けて、当該応答電文を受信すると、ステップS19の処理が実行される。
第2の実施の形態では、ホストコンピュータ300からの応答電文として、電文種別11(図12(B−1))または電文種別12(図12(B−2))の電文を受信する。
電文種別11は、残高照会を許可することを示す残高照会許可応答電文であって、口座の預金残高の情報を含む。
また、電文種別12は、残高照会を許可しないことを示す残高照会拒否応答電文であって、拒否理由(例えば、暗証番号違い(暗証相違)、諸事情による利用停止等)の情報を含む。
[ステップS19] 残高照会実行部216は、ステップS18で受信した応答電文が、残高照会許可応答電文(図12(B−1):電文種別11)か否かを判定する。
判定の結果が残高照会許可応答電文である場合には、ステップS20の処理が実行され、判定の結果が残高照会許可応答電文ではない(残高照会拒否応答電文(図12(B−2):電文種別12)である)場合には、ステップS51(図9)の処理が実行される。
[ステップS20] 残高照会実行部216は、表示処理部214に、取引画面情報記憶部211から残高画面(図14(B):画面5)を選択させて、残高画面を表示部220aに表示させる。
この際、残高照会実行部216は、表示処理部214に、残高画面と共に、ステップS18で受信した残高照会許可応答電文に含まれる預金残高(第2の実施の形態では「100,000円」)も表示させる。
[ステップS21] 操作受付部213は、残高画面(図14(B):画面5)の「支払」ボタンまたは「確認」ボタンのいずれかの押下を待ち受ける。
操作受付部213が「支払」ボタンの押下を受け付けると、ステップS22の処理が実行されて支払い処理が開始され、「確認」ボタンの押下を受け付けると、ステップS52(図9)の処理が実行される。
[ステップS22] 残高照会実行部216は、ステップS18で受信した残高照会許可応答電文に含まれる預金残高(「100,000円」)(照会時預金残高)を残高情報記憶部212に記憶させる。
[ステップS23] 取引実行部217は、表示処理部214に、取引画面情報記憶部211から支払い金額受付画面(図14(C):画面6)を選択させて、支払い金額受付画面を表示部220aに表示させる。
[ステップS24] 操作受付部213は、支払い金額受付画面(図14(C))のテンキーに対する操作入力により支払い金額を受け付けて、受け付けた支払い金額(第2の実施の形態では「50,000円」)は支払い金額受付画面内に表示される。
また、操作受付部213は、支払い金額受付画面の「確認」ボタンまたは「訂正」ボタンのいずれかの押下を待ち受ける。
操作受付部213が「訂正」ボタンの押下を受け付けると、ステップS25の処理が実行され、「確認」ボタンの押下を受け付けると、ステップS26の処理が実行される。
[ステップS25] 取引実行部217は、表示処理部214に、取引画面情報記憶部211から支払い金額再受付画面(図15(A):画面7)を選択させて、支払い金額再受付画面を表示部220aに表示させる。
[ステップS26] 取引実行部217は、ステップS24で受け付けた支払い金額が、ステップS22で残高情報記憶部212に記憶した照会時預金残高以下か否かを判定する。
支払い金額が、照会時預金残高以下ではない(照会時預金残高の方が少ない)場合には、ステップS27の処理が実行され、支払い金額が、照会時預金残高以下である場合には、ステップS28の処理が実行される。
第2の実施の形態の場合の現段階では、支払い金額が「50,000円」、照会時預金残高が「100,000円」であるために、ステップS28の処理が実行される。
[ステップS27] 取引実行部217は、表示処理部214に、取引画面情報記憶部211から支払い金額再受付(残高不足)画面(図15(B):画面8)を選択させて、支払い金額再受付(残高不足)画面を表示部220aに表示させて、再び、ステップS24の処理が実行される。
なお、支払い金額再受付(残高不足)画面の表示の際には、取引実行部217は、表示処理部214に、ステップS22で記憶した照会時預金残高も表示させることも可能である。なお、図15(B)に表示されている預金残高は、ステップS18の電文に含まれる照会時預金残高が「35,000円」である場合を示している。このような表示により、利用者は、残高不足にならないように、支払い金額を指定することができる。
[ステップS28] 取引実行部217は、表示処理部214に、取引画面情報記憶部211から支払い金額確認画面(図15(C):画面9)を選択させて、支払い金額確認画面を表示部220aに表示させる。
第2の実施の形態の場合では、支払い金額確認画面に、支払い金額として「50,000円」が表示される。
[ステップS29] 操作受付部213は、利用者から支払い金額確認画面(図15(C))の「確認」ボタンまたは「訂正」ボタンのいずれかの押下を待ち受ける。
操作受付部213が「確認」ボタンの押下を受け付けると、ステップS30(図8)の処理が実行され、「訂正」ボタンの押下を受け付けると、再び、ステップS23の処理が実行される。
[ステップS30] 取引実行部217は、残高照会後の支払い要求電文(図12(C))を生成する。
残高照会後の支払い要求電文は、電文種別20に対応し、ホストコンピュータ300に残高照会後に続けて支払い処理を要求するものであって、ステップS12で受け付けたカードから読み取った店番号及び口座番号と、ステップS24で受け付けた支払い金額(例えば、「50,000円」)とを含む。
[ステップS31] 取引実行部217は、表示処理部214に、取引画面情報記憶部211から待機画面(図14(A):画面4)を選択させて、待機画面を表示部220aに表示させる。
[ステップS32] 取引実行部217は、ホストコンピュータ300と通信して、ステップS30で生成した残高照会後の支払い要求電文をホストコンピュータ300に送信する。
[ステップS33] 取引実行部217は、ホストコンピュータ300からホストコンピュータ300で生成された残高照会後の支払い要求に対する応答電文を待ち受けて、当該応答電文を受信すると、ステップS34の処理を実行する。
第2の実施の形態では、ホストコンピュータ300からの応答電文として、電文種別21(図12(D−1))または電文種別22(図12(D−2))の電文を受信する。
電文種別21は、支払いを許可することを示す残高照会後の支払い許可応答電文であって、ホストコンピュータ300で生成され、残高照会後の支払い要求電文に含まれる支払い金額が減額された口座の預金残高の情報を含む。
また、電文種別22は、支払いを許可しないことを示す残高照会後の支払い拒否応答電文であって、ホストコンピュータ300で生成され、拒否理由(例えば、残高不足等)、拒否理由が残高不足の場合にはその時の預金残高(取引不可残高に対応)の情報を含む。
[ステップS34] 取引実行部217は、ステップS33で受信した応答電文が、残高照会後の支払い許可応答電文(図12(D−1):電文種別21)か否かを判定する。
判定の結果が残高照会後の支払い許可応答電文である場合には、ステップS35の処理が実行され、判定の結果が残高照会後の支払い許可応答電文ではない(第2の実施の形態の場合には、残高照会後の支払い拒否応答電文(図12(D−2):電文種別22)である)場合には、ステップS37の処理が実行される。
[ステップS35] 取引実行部217は、ステップS22で記憶した照会時預金残高が、ステップS24で受け付けた支払い金額と、ステップS33の電文種別21に含まれる(支払いによる減額後の)預金残高(取引後預金残高に対応)とを合わせた金額に等しいか否かを判定する。
なお、ステップS24で受け付けた支払い金額と、ステップS33の電文種別21に含まれる(支払いによる減額後の)預金残高とを合わせた金額は、自動取引装置200からホストコンピュータ300に対して支払い要求を行った時点での預金残高であり、支払い時預金残高とみなすことができる。
照会時預金残高が、支払い時預金残高に等しい(すなわち、残高照会後に、同じ口座に対して別の取引が実行されていない)場合には、ステップS49(図9)の処理が実行される。
一方、照会時預金残高が、支払い時預金残高に等しくない(すなわち、残高照会後に、同じ口座に対して別の取引が実行された)場合には、ステップS36の処理が実行される。
[ステップS36] 取引実行部217は、残高情報記憶部212に、ステップS24で受け付けた支払い金額と、ステップS33の電文種別21に含まれる(減額後の)預金残高とを合わせた金額(支払い時預金残高)を記憶する。
[ステップS37] 取引実行部217は、ステップS33で受信した残高照会後の支払い拒否応答電文の拒否理由が残高不足であるか否かを判定する。
拒否理由が残高不足である場合には、ステップS38の処理が実行され、拒否理由が残高不足以外の理由である場合には、ステップS51(図9)の処理が実行される。
[ステップS38] 取引実行部217は、残高情報記憶部212に、ステップS33で受信した残高照会後の支払い拒否電文(図12(D−2))に含まれる預金残高(支払い時預金残高)を記憶する。
なお、ステップS33の電文種別22に含まれる預金残高は、自動取引装置200からホストコンピュータ300に対して支払い要求を行った時点での預金残高であり、支払い時預金残高であるといえる。
[ステップS39] 取引実行部217は、取引履歴要求電文(図12(E−1))を生成する。
取引履歴要求電文は、電文種別90に対応し、ホストコンピュータ300に取引履歴の送信を要求するものであって、ステップS12で受け付けたカードから読み取った店番号及び口座番号を含む。
[ステップS40] 取引実行部217は、表示処理部214に、取引画面情報記憶部211から待機画面(図14(A):画面4)を選択させて、待機画面を表示部220aに表示させる。
[ステップS41] 取引実行部217は、通信処理部215を介してホストコンピュータ300と通信して、ステップS39で生成した取引履歴要求電文をホストコンピュータ300に送信する。
[ステップS42] 取引実行部217は、通信処理部215を介してホストコンピュータ300からホストコンピュータ300で生成された取引履歴要求に対する電文種別91の取引履歴応答電文(図12(E−2))を待ち受けて、当該応答電文を受信すると、ステップS43(図9)の処理が実行される。
電文種別91の取引履歴応答電文(図12(E−2))は、ホストコンピュータ300で生成され、取引履歴要求電文に含まれる口座に対して実行された取引履歴の情報を含む。
[ステップS43] 取引実行部217は、ステップS42で受信した取引履歴応答電文から取引履歴の情報を抽出する。
[ステップS44] 取引実行部217は、ステップS24で受け付けた支払い金額が、(ステップS36またはステップS38で)残高情報記憶部212に記憶されている支払い時預金残高以下であるかを判定する。
支払い金額が支払い時預金残高以下ではない(支払い金額が支払い時預金残高を上回る)場合には、ステップS45の処理が実行され、支払い金額が支払い時預金残高以下である場合には、ステップS47の処理が実行される。
[ステップS45] 取引実行部217は、表示処理部214に、取引画面情報記憶部211から取引履歴表示(残高不足)画面(図16(A):画面10)を選択させて、取引履歴表示(残高不足)画面を表示部220aに表示させる。
この際、取引実行部217は、表示処理部214に、照会時預金残高(ステップS22)と、支払い金額(ステップS24)と、支払い時預金残高(ステップS38)と、取引履歴(ステップS43)とを表示させる。
なお、図16(A)の「残高照会での預金残高」には、照会時預金残高を、「預金残高」には、支払い時預金残高を表示させる。
[ステップS46] 操作受付部213は、取引履歴表示(残高不足)画面(図16(A))の確認の押下を受け付けると、ステップS23(図7)の処理が実行される。
[ステップS47] 取引実行部217は、表示処理部214に、取引画面情報記憶部211から取引履歴表示画面(図16(B):画面11)を選択させて、取引履歴表示画面を表示部220aに表示させる。
この際、取引実行部217は、表示処理部214に、照会時預金残高(ステップS22)と、支払い金額(ステップS24)と、支払い時預金残高(ステップS36)と、取引履歴(ステップS43)とを表示させる。
なお、図16(B)の「残高照会での預金残高」には、照会時預金残高を、「預金残高」には、支払い時預金残高を表示させる。
また、図16(B)では、自動取引装置200で残高照会後、支払いを行うまでの間に、別の自動取引装置200等により別の支払いが行われて照会時預金残高が減少した場合を示している。しかし、別の支払いにより照会時預金残高が減少した場合に限らず、例えば、別の自動取引装置200等で入金等が行われて、照会時預金残高が増加した場合でも、図16(B)と同様に表示される。
[ステップS48] 操作受付部213は、取引履歴表示画面(図16(B))の確認の押下を受け付けると、ステップS49の処理が実行される。
[ステップS49] 取引実行部217は、ステップS24で受け付けた支払い金額分の現金を硬貨処理ユニット250並びに紙幣処理ユニット260で計数させる。
[ステップS50] 取引実行部217は、表示処理部214に、取引画面情報記憶部211から媒体返却画面(図16(C):画面12)を選択させて、媒体返却画面を表示部220aに表示させる。
[ステップS51] 取引実行部217は、表示処理部214に、取引画面情報記憶部211から媒体返却画面(図17(A):画面13)を選択させて、媒体返却画面を表示部220aに表示させる。
[ステップS52] 取引実行部217は、表示処理部214に、取引画面情報記憶部211から媒体返却画面(図17(B):画面14)を選択させて、媒体返却画面を表示部220aに表示させる。
[ステップS53] 取引実行部217は、自動取引装置200から利用者に媒体を返却させる。
取引実行部217は、ステップS50の処理後の場合には、カード処理ユニット230からカードを、硬貨処理ユニット250並びに紙幣処理ユニット260からステップS49で計数した現金を利用者に返却する。
ステップS51,S52の処理後の場合には、カード処理ユニット230を動作させて、カードのみを利用者に返却する。
[ステップS54] 取引実行部217は、カード処理ユニット230、硬貨処理ユニット250並びに紙幣処理ユニット260において、媒体の抜き取りが完了したことを認識すると、ステップS55の処理が実行される。
[ステップS55] 取引実行部217は、表示処理部214に、取引画面情報記憶部211から取引終了画面(図17(C):画面15)を選択させて、取引終了画面を表示部220aに表示させる。
自動取引装置200は、上記フローの処理が終了すると、再び、初期画面として表示部220aに取引選択画面(図13(A):画面1)を表示して利用者からの取引開始を待ち受ける。
次に、ホストコンピュータ300で実行される取引処理について図10及び図11並びに図12を用いて説明する。
図10及び図11は、第2の実施の形態のホストコンピュータの取引処理を実行するためのフローチャート図である。
[ステップS81] 通信処理部312は、自動取引装置200からの電文を待ち受け、電文を受信すると、ステップS82の処理が実行される。
[ステップS82] 照会処理部313は、ステップS81で受信した電文が、残高照会要求電文(図12(A))または残高照会後の支払い要求電文(図12(C))のいずれかであるか否かを判定する。
判定の結果、残高照会要求電文または残高照会後の支払い要求電文のいずれかである場合には、ステップS83の処理が実行され、残高照会要求電文または残高照会後の支払い要求電文のいずれでもない場合には、ステップS92(図11)の処理が実行される。
[ステップS83] 照会処理部313は、口座元帳記憶部311から残高照会要求電文または残高照会後の支払い要求電文に含まれる口座番号を検索する。
[ステップS84] 照会処理部313は、ステップS82で判定した電文が、残高照会要求電文であるか否かを判定する。
残高照会要求電文である場合には、ステップS85の処理が実行され、残高照会要求電文ではない場合には、ステップS88の処理が実行される。
[ステップS85] 照会処理部313は、ステップS83で検索した口座番号に対応する暗証番号と、残高照会要求電文に含まれる暗証番号との照合を行う。
暗証番号が一致する場合には、ステップS86の処理が実行され、暗証番号が不一致の場合には、ステップS87の処理が実行される。
[ステップS86] 照会処理部313は、残高照会許可応答電文(図12(B−1))を生成する。
残高照会許可応答電文は、電文種別11に対応し、自動取引装置200に残高照会を許可することを通知するものであって、ステップS83で口座元帳記憶部311から検索した口座番号に対応する預金残高を含む。
ステップS86の処理が完了すると、ステップS96(図11)の処理が実行される。
[ステップS87] 照会処理部313は、残高照会拒否応答電文(図12(B−2))を生成する。
残高照会拒否応答電文は、電文種別12に対応し、自動取引装置200に残高照会を許可しないことを通知するものであって、拒否理由(例えば、第2の実施の形態であれば暗証相違)の情報を含む。
ステップS87の処理が完了すると、ステップS96(図11)の処理が実行される。
[ステップS88] 取引処理部314は、残高照会後の支払い要求電文に含まれる支払い金額が、ステップS83で口座元帳記憶部311から検索した口座番号に対応する預金残高以下であるか否かを判定する。
支払い金額が預金残高以下である場合には、ステップS89の処理が実行され、支払い金額が預金残高以下ではない(支払い金額が預金残高よりも多い)場合には、ステップS91の処理が実行される。
[ステップS89] 取引処理部314は、ステップS83で口座元帳記憶部311から検索した口座番号に対応する預金残高から、残高照会後の支払い要求電文に含まれる支払い金額を差し引くことで、当該預金残高を更新する。
[ステップS90] 取引処理部314は、残高照会後の支払い許可応答電文(図12(D−1))を生成する。
残高照会後の支払い許可応答電文は、電文種別21に対応し、自動取引装置200に支払いを許可することを通知するものであって、ステップS89で更新した預金残高の情報を含む。
ステップS90の処理が完了すると、ステップS96(図11)の処理が実行される。
[ステップS91] 取引処理部314は、残高照会後の支払い拒否応答電文(図12(D−2))を生成する。
残高照会後の支払い拒否応答電文は、電文種別22に対応し、自動取引装置200に支払いを許可しないことを通知するものであって、支払いの拒否理由、ステップS83で口座元帳記憶部311から検索した口座番号に対応する預金残高の情報を含む。
ステップS91の処理が完了すると、ステップS96(図11)の処理が実行される。
[ステップS92] 取引処理部314は、ステップS81で受信した電文が、取引履歴要求電文(図12(E−1))であるか否かを判定する。
判定の結果、取引履歴要求電文である場合には、ステップS93の処理が実行され、取引履歴要求電文ではない場合には、ステップS95の処理が実行される。
[ステップS93] 照会処理部313は、口座元帳記憶部311から取引履歴要求電文に含まれる口座番号を検索する。
[ステップS94] 取引処理部314は、取引履歴応答電文(図12(E−2))を生成する。
取引履歴応答電文は、電文種別91に対応し、ステップS93で検索した口座番号に対応する取引履歴の情報を含むものである。
なお、取引処理部314が取得する取引履歴は、例えば、最新履歴から所定件数前の取引までの履歴の情報を取得する。
[ステップS95] 取引処理部314は、ステップS81で受信した自動取引装置200からの要求電文に対する処理を実行する。
[ステップS96] 取引処理部314は、自動取引装置200と通信して、ステップS86,S87,S90,S91,S94,S95で生成した電文を自動取引装置200に送信する。
ホストコンピュータ300は、自動取引装置200から電文を受信するごとに上記のフローを実行する。
上記自動取引装置200では、口座の残高照会後、支払いを実行する際に、当該残高照会後に別の自動取引装置200等により当該口座に対して別の取引が行われて、更新された残高照会時の預金残高並びに取引履歴を表示部220aに表示して利用者に通知するようにした。これにより、利用者は、支払い時に残高照会時の預金残高が更新されたことと更新根拠となる取引履歴とを把握できるようになる。このため、利用者は、残高照会後の支払い時に預金残高が更新され、または、残高が不足してしまっていても、不正により引き出された等の不安感が解消できるようになる。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、制御ユニット210が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記の処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(可搬型記録媒体を含む)に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等がある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ等がある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD(Compact Disk)−ROM(Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)等がある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)等がある。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムにしたがった処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムにしたがった処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムにしたがった処理を実行することもできる。
なお、上述の実施の形態は、実施の形態の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えることができる。
さらに、上述の実施の形態は、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、説明した正確な構成及び応用例に限定されるものではない。
10 自動取引システム
20 ホストコンピュータ
21 記憶部
22 照会処理部
23 取引処理部
30 自動取引装置
31 残高照会部
32 取引要求部
33 判定部
34 通知部

Claims (5)

  1. 口座ごとに預金残高を対応付けた口座元帳を記憶する記憶部を含むホストコンピュータと通信を行う自動取引装置において、
    前記ホストコンピュータに残高照会要求を送信し、前記ホストコンピュータから前記残高照会要求時の預金残高である照会時預金残高を受け付ける残高照会部と、
    前記ホストコンピュータに取引要求と取引金額とを送信し、前記ホストコンピュータから預金残高に前記取引金額が反映された取引後預金残高を受け付ける取引要求部と、
    前記照会時預金残高と前記取引金額と前記取引後預金残高とに基づき、前記照会時預金残高が更新されているか否かを判定する判定部と、
    前記照会時預金残高が更新されている場合、前記照会時預金残高が更新されていることを通知する通知部と、
    を有することを特徴とする自動取引装置。
  2. 前記取引要求部が、前記ホストコンピュータから前記口座元帳の預金残高に前記取引金額が反映することができなかった取引不可残高を受け付けると、
    前記判定部は、前記照会時預金残高が更新されていることを判定する、
    ことを特徴とする請求項1記載の自動取引装置。
  3. 前記判定部は、前記照会時預金残高と、前記取引金額及び前記取引後預金残高の合計金額とが一致しない場合に、前記照会時預金残高が更新されていることを判定する、
    ことを特徴とする請求項1記載の自動取引装置。
  4. 前記口座元帳に、口座ごとに前記口座に対する取引履歴が対応付けられており、
    前記照会時預金残高が更新されていることが判定されると、前記取引要求部は、前記ホストコンピュータに取引履歴要求を送信し、前記ホストコンピュータから前記取引履歴を受け付けて、
    前記通知部は、前記照会時預金残高が更新されていることと共に、前記取引履歴を通知する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の自動取引装置。
  5. 口座ごとに預金残高を対応付けた口座元帳を記憶する記憶部と、
    残高照会要求を受け付けると、前記記憶部を参照し、前記残高照会要求時の預金残高である照会時預金残高を送信する照会処理部と、
    取引要求と取引金額とを受け付けると、前記記憶部を参照し、前記預金残高に基づき前記取引金額の取引可否を判定し、前記取引が可能である場合に、前記預金残高に前記取引金額を反映させた取引後預金残高を送信すると共に前記取引後預金残高により前記預金残高を更新する取引処理部と、
    を含むホストコンピュータと、
    前記ホストコンピュータに前記残高照会要求を送信し、前記ホストコンピュータから前記照会時預金残高を受け付ける残高照会部と、
    前記ホストコンピュータに前記取引要求と前記取引金額とを送信し、前記ホストコンピュータから前記取引後預金残高を受け付ける取引要求部と、
    前記照会時預金残高と前記取引金額と前記取引後預金残高とに基づき、前記照会時預金残高が更新されているか否かを判定する判定部と、
    前記照会時預金残高が更新されている場合、前記照会時預金残高が更新されていることを通知する通知部と、
    を含む自動取引装置と、
    を備えることを特徴とする自動取引システム。
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